JPH0550378A - 電着砥石の修正方法 - Google Patents

電着砥石の修正方法

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Publication number
JPH0550378A
JPH0550378A JP12168991A JP12168991A JPH0550378A JP H0550378 A JPH0550378 A JP H0550378A JP 12168991 A JP12168991 A JP 12168991A JP 12168991 A JP12168991 A JP 12168991A JP H0550378 A JPH0550378 A JP H0550378A
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JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
abrasive grains
truing
roll
crushing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12168991A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kitajima
正人 北島
Hajime Fukami
肇 深見
Shinji Soma
伸司 相馬
Koji Nishi
幸二 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Publication of JPH0550378A publication Critical patent/JPH0550378A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作物を研削する時の研削抵抗を小さくで
き、工作物の仕上げ面粗さを良好にでき、しかも修正に
よる砥粒の高さ減少および割れによる剥がれが少なく、
砥石の寿命を短くしない電着砥石の修正方法を提供す
る。 【構成】 砥石コア1の外周にメッキ2を介してダイヤ
モンドなどの超硬質の砥粒3を保持させた電着砥石4を
回転させつつ、ツルーイングロール22によってツルー
イングし、砥粒3の表面の高さを揃え、砥粒3の表面を
平坦にする。その後、クラッシングロール32によって
砥粒4の表層部を破砕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、砥石コアの外周にメ
ッキを介して超硬質砥石を保持させた電着砥石の修正方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すものなど、金属性の円盤状の
砥石コア1の外周面にニッケル(Ni)メッキ2によっ
てダイヤモンドまたはCBNからなる超硬質の砥粒3を
保持させた電着砥石4があった。この電着砥石4を工作
物の仕上げ面粗さを向上させるために修正するには、電
着砥石4をツルーイングロールによってツルーイングす
ることによって、前記砥粒3表面の高さを揃え、図5に
示すように砥粒4表面を平坦にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したツル
ーイングによる修正では、電着砥石の砥粒表面が平坦化
することによって、工作物の研削時に切削抵抗が大きく
なる、という問題点が生ずる。そこで、電着砥石の砥粒
をクラッシングロールによって破砕し、砥粒の表面に細
かく鋭い凹凸を形成した後、ツルーイングロールによっ
て多数の凹凸の一部を平坦化することが提案されている
が、この修正方法では砥粒を深く破砕しなければなら
ず、修正によって砥粒の高さ減少が大きく、また砥粒の
剥がれが生じ、砥石寿命が短くなるという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、前述した問題点を解決して工
作物を研削するときの研削抵抗を小さくでき、また工作
物の仕上げ面粗さを向上させることができ、さらに砥石
の寿命を長くできる電着砥石の修正方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、砥石コアの
外周にメッキを介して超硬質の砥粒を保持させた電着砥
石を、回転させつつツルーイングロールによってツルー
イングし、電着砥石の前記砥粒表面の高さを揃え、その
後クランシングロールによって前記砥粒の表層部を破砕
する電着砥石の修正方法である。
【0006】
【作用】この発明では、まず電着砥石をツルーイングす
ることにより、電着砥石の砥粒の高さを揃え、これらの
砥粒の表面を平坦にする。この状態で、クラッシングロ
ールによって砥粒の表層部を破砕することにより、砥粒
の表層部のみの僅かの破砕によって切削抵抗を小さくす
ることができ、砥粒の表面が平坦にした後に、砥石の表
層部に細かく鋭い多数の凹凸ができるので、工作物の仕
上げ面粗さが向上して研削抵抗を小さくでき、さらに砥
粒の破砕が表層部が僅かな部分で済むので、砥粒の高さ
の減少および割れによるメッキからの剥がれが少なく、
砥石の寿命を長くできる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例につき図を参照し
て説明する。図1はこの発明の一実施例による電着砥石
の修正状態を示した概略正面図である。図1において、
11は工作機械の砥石台であり、砥石台11には電着砥
石4が回転可能に軸承してある。電着砥石4は鉄系材料
からなる円盤状の砥石コア1と、この砥石コア1の外周
に付着させたニッケルメッキ2と、ニッケルメッキ2に
保持させた多数のダイヤモンドまたはCBNの超硬質の
砥粒3とからなる。
【0008】21は工作機械に設けたツルーイング台で
あり、ツルーイング台21にはツルーイングロール22
が電着砥石4の回転軸線と平行な軸線回りに回転可能に
軸承してある。ツルーイング台21はサーボモータ23
とねじ軸24とによって電着砥石4の半径方向に前進後
退する構成にしてある。31は工作機械に設けたクラッ
シング台であり、クラッシング台31にはクラッシング
ロール32が電着砥石4の回転軸線と平行な軸線回りに
回転可能に軸承してある。ツルーイング台31は、サー
ボモータ33とねじ軸34とによって電着砥石4の半径
方向に前進後退する構成とし、前記ツルーイング台21
と電着砥石4の回転方向に離して配設してある。
【0009】また、電着砥石4とツルーイングロール2
2およびクラッシングロール32とは、モータ15とモ
ータ25およびモータ35とによってそれぞれ回転駆動
し、また独立して回転数のコントロールを可能にしてあ
り、電着砥石4の回転方向とツルーイングロール22お
よびクラッシングロール32の回転方向とが逆方向にし
てある。
【0010】なお、クランシングロール32は円盤状の
ロール全体を高硬度セラミックスにしたもの、あるいは
鉄系材料のロール本体の外周にボンドによってダイヤモ
ンド粒などの超硬度粒を保持したものである。前述した
砥石修正装置によって、電着砥石4の修正を行うには、
まず電着砥石4とツルーイングロール22とを互いに逆
方向に回転させ、ツルーイング台21をサーボモータ2
3とねじ軸24とによって前進させ、ツルーイングロー
ル22を電着砥石4の砥粒3に接触させて、これらの砥
粒3の表面の高さを揃え、表面を平坦にする(図2参
照)。
【0011】その後、クラッシング台31をサーボモー
タ33とねじ軸34とによって前進させ、クラッシング
ロール32を回転している電着砥石4の高さを揃えた砥
粒3の表面に接触させる。この場合に、電着砥石4の周
速とクラッシングロール32の周速とを等しくすること
により、クラッシングロール32が電着砥石4に作用す
る力は電着砥石4の半径方法への力が大きく、電着砥石
4の回転方向への力が小さくなる。このため、砥粒3の
ニッケルメッキ2からの脱落が少なくなり、クラッシン
グロール32を電着砥石4の半径方向へ押しつける力に
よって砥粒3の表層部のみを破砕できる(図3参照)。
【0012】また、クラッシングロール32の切り込み
を小さくすればするほど、砥粒3を細かく破砕でき、ク
ラッシングロール32を硬くすればするほど、砥粒3を
確実に破砕できる。さらに、電着砥石4とクラッシング
ロール32とをそれぞれ強制回転させることにより、電
着砥石4とクラッシングロール32とが最初に接触する
時のショックを小さくして、電着砥石4の一部の砥粒3
が深く破砕され、砥粒3が剥がれにくくなると共に、電
着砥石4の多数の砥粒3を連続して確実に破砕できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明による電
着砥石の修正方法では、砥石コアの外周にメッキを介し
て超硬質の砥粒を保持させた電着砥石を、回転させつつ
ツルーイングロールによってツルーイングし、電着砥石
の前記砥粒表面の高さを揃え、その後クランシングロー
ルによって前記砥粒の表層部を破砕するので、次の効果
が得られる。
【0014】すなわち、この発明では、まず電着砥石を
ツルーイングすることにより、電着砥石の砥粒の高さを
揃え、これらの砥粒の表面を平坦にする。この状態で、
クラッシングロールによって砥粒の表層部を破砕するこ
とにより、砥粒の表層部のみの僅かの破砕によって切削
抵抗を小さくすることができ、砥粒の表面が平坦にした
後に、砥石の表層部に細かく鋭い多数の凹凸ができるの
で、工作物の仕上げ面粗さが向上して研削抵抗を小さく
でき、さらに砥粒の破砕が表層部が僅かな部分で済むの
で、砥粒の高さの減少および割れによるメッキからの剥
がれが少なく、砥石の寿命を長くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電着砥石の修正状態
を示した概略正面図である。
【図2】この発明の一実施例によってツルーイングした
電着砥石の表層部の拡大断面図である。
【図3】この発明の一実施例によってクラッシングした
電着砥石の表層部の拡大断面図である。
【図4】修正前の電着砥石の表層部の拡大断面図であ
る。
【図5】従来例の修正方法による電着砥石の表層部の拡
大断面図である。
【符号の説明】
1 砥石コア 2 メッキ 3 超硬質砥粒 4 電着砥石 22 ツルーイングロール 32 クラッシングロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 幸二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石コアの外周にメッキを介して超硬質
    の砥粒を保持させた電着砥石を、回転させつつツルーイ
    ングロールによってツルーイングし、電着砥石の前記砥
    粒表面の高さを揃え、その後クラッシングロールによっ
    て前記砥粒の表層部を破砕することを特徴とする電着砥
    石の修正方法。
JP12168991A 1991-05-28 1991-05-28 電着砥石の修正方法 Pending JPH0550378A (ja)

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JP12168991A JPH0550378A (ja) 1991-05-28 1991-05-28 電着砥石の修正方法

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JPH0550378A true JPH0550378A (ja) 1993-03-02

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