JPH05503528A - 化粧用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 化粧用組成物 本発明はスキン及びヘアケア化粧用組成物に関する。

特に、本発明は優れた保湿性、皮膚軟化性、すりっけ（ｒｕｂ−１ｎ）及び吸収 特性と共に改善された皮膚感触及び残留特性を示す実質上無油の水性ゲルの形の 化粧用組成物に関する。

皮膚はその構造の骨格を形成するケラチン及びコラーゲン繊維タンパク質を被覆 及び保護する数層の細胞から構成されている。角質層と称されるこれら層の最外 層は８０人厚層で囲まれた２５０人タンパク質束から構成されることが知られて いる。アニオン系界面活性剤及び有機溶媒は典型的に角質層膜に浸透し、脱脂資 化（即ち、角質層からの脂質の除去）によりその完全性を破壊する。

皮膚表面形態のこの破壊は荒い感触を生じ、ついには界面活性剤及び溶媒をケラ チンと相互作用させて、刺激を起こさせる。

角質層で適正な水勾配を維持することはその機能上重要であることが現在認麿さ れている。この水のほとんどは角質層軟化剤であると時々考えられるが、体の内 部からくる。湿度が寒冷気候のように低すぎる場合には、組織を適正に軟化する 上で不十分な水が角質層の外層に留まるだけである；皮膚は鱗片化し始め、かゆ くなる。皮膚透過性は角質層で不十分な水しか存在しない場合にもやや減少する 。他方、皮膚の外側に水が多すぎると角質層にそれ自体の重量の３〜５倍の結合 水を究極的に吸収させる。これは皮膚を膨潤させてしわ縮みさせ、水及び他の極 性分子に対する皮膚の透過性を約２〜３倍増加させる。

毛は角質層と同じ多くの組成からなる。細胞の最外領域は角度と呼ばれる毛繊維 を包むやや厚い化学耐性保護コーティングを形成する。角度の表面ば上角度と呼 ばれる薄い層で覆われ、これは脂質及びタンパク質を含有すると考えられる。角 度は繊維集合の主要部分を含む皮質細胞を包んでいる。角質化は毛構造に安定性 を組込むため皮質で生じる。

このため、皮膚及び毛が洗浄、作業及び再形成に際して出会う有害な相互作用に もかかわらずバリア及び水滞留機能を最良性能に維持する上で角質層及び毛角度 を補助する組成物に関する必要性が存在している。

例えばＳａｇａｒｉｎ、Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ　５ｃｌｅｎｃｅ　ａｎｄ　Ｔｅｃ ｈｎｏｌｏｇｙ。

２ｎｄ　Ｅｄｉｔ１ｏｎ４ｏ１．１．Ｖｉｌｅｙ　Ｉｎｔｅｒｓｉｃｆｅｎｃｅ （１９７２）及びＥｎｃｙｃｌｏｐａｅｄｉａ　ｏｆ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｔｅ ｃｈｎｏｌｏｇｙ、Ｔｈ１ｒｄ　ＥｄｉｔｉｏｎＶｏｌｕ■ｅ７で記載されたよ うな慣用的化粧用クリーム及びローション組成物は様々な程度の皮膚軟化性、バ リア及び水滞留（保湿）利益を示すことが知られている。しかしながら、それら は乏しいすりっけ、吸収及び残留特性を有するだけでなく皮膚感触の面でもひど く否定的な側面を有する（即ち、それらは皮膚上でかなり油っぽく感じることが 多いン。ヘアケア組成物の場合において、それらは再汚染の否定的な側面も示す ことがある。

したがって、本発明は短期又は長期保湿有効性又は皮膚軟化性を損なわずに吸収 、残留及び皮膚感触特性に関して改善を示すスキン及びヘアケア化粧用組成物を 提供する。

このため、本発明は： （ａ）グリセリン０．５〜２０重量％ （ｂ）４０００ｃｐｓ以下の粘度［１０％水溶液、２０℃、ブルックフィールド （Ｂｒｏｏｋｆ　１ｅｌｄ）　ＲＶ　Ｔ　）を有する水溶性ポリグリセリルメタ クリレート潤滑剤０．１〜１０重量％及び （ｃ）親水性ゲル化剤０．１〜２０重量％を含む実質上無油の水性ゲルの形でス キン又はヘアケア組成物を提供する。

本発明の組成物は３種の必須成分と下記のような様々な任意成分を含有する。す べてのレベル及び比率は他に指摘のないかぎり全組成物の重量による。

第一の必須成分はグリセリン（グリセロール又はグリセリンとしても時には知ら れる）である。化学的に、グリセリンは１．２．３〜プロパントリオールであり 、市販製品である。その物質の１つの大きな供給源は石鹸の製造においである。

本組成物において、グリセリンは組成物の重量で約０．５〜約２０％、好ましく は約１〜約１０％、更に好ましくは約４〜約８％のレベルで存在する。

第二の必須成分は水溶性ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤である。これは通 常的４０００　ｃｐｓ以下、好ましくは約１０００　ｃｐｓ以下、更に好ましく は約５００ｃｐｓ以下の粘度（１０％水溶液、２０℃、ブルックフィールドＲＶ Ｔ）を有するべきである。加えて、ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤は好ま しくは約２００〜約５０００ｃｐｓ（ブルックフィールドＲＶＴ、２０℃）、更 に好ましくは約５００〜約２０００ｃｐｓ、特に約７００〜約９００　ｃｐｓの 範囲内における粘度に−ト）も有する。

本発明の組成物で使用できるポリグリセリルメタクリレート潤滑剤は２３０マー カスピルデイング、ホーベージ、二ニーヨーク１１７８７　（２３０Ｍａｒｃｕ ｓ　Ｂｌｖｄ、。

Ｈａｕｐｐａｇｅ、Ｎ、Ｙ、１１７１ｉ７）のガーディアン・ケミカル・コーポ レーション（Ｇｕａｒｄｊａｎ　Ｃｈｅｍｌｃａｌ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ） から商標名ルブラゲル（Ｌｕｂｒａｇｅｌ）　（ＲＴＭ）として入手できる。一 般に、ルブラゲルはグリセリン酸ナトリウムとメタクリル酸ポリマーとの反応で 形成される水和物又は包接化合物として記載することができる。次いで水和物又 は包接化合物は少量のプロピレングリコールで安定化され、しかる後得られた生 成物を制御的に水和する。ルブラゲルはグリセレート：ポリマー比及び粘度を変 えたいくつかのグレードで市販されている。しかしながら、約８００ｃｐｓの典 型的粘度を有するいわゆるルブラゲルオイルがここでの使用上好ましい。他の適 切なルブラゲルとしてはルブラゲルＴＷ、ルブラゲルＣＧ及びルブラゲルＭＳが ある。

本組成物において、ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤は組成物の重量で約０ ．１〜約１０％、好ましくは約０．２〜約２％、更に好ましくは約０．３〜約１ ％のレベルで配合される。

本発明の組成物は好ましくは約０，１〜約２０％、更に好ましくは約０．２〜約 ２％、特に約０．３〜約１％のレベルで親水性ゲル化剤も含有する。ゲル化剤は 好ましくは少なくとも約４０００ｃｐｓ、更に好ましくは少なくとも約１０００ ０ｃｐｓ、特に少なくとも５００００の粘度（１％水溶液、２０℃、ブルックフ ィールドＲＶＴ）を有する。

適切な親水性ゲル化剤は水溶性又はコロイド水溶性ポリマーとして通常記載でき 、セルロースエーテル（例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース）、ポリビニルピロリドン、ポリビニ ルアルコール、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム及び牛サンガムを含 む。

しかしながら、ここで好ましい親水性ゲル化剤はＢ。

Ｆ、グツドリッチ社（Ｂ、Ｆ、Ｇｏｏｄｒｉｃｈ　Ｃｏｍｐａｎｙ）からカルボ ボール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）樹脂の商標名で販売されているアクリル酸／アクリ ル酸エチルコポリマー及びカルボキシビニルポリマーである。これらの樹脂はポ リアリルスクロース及びポリアリルペンタエリトリトールから選択される架橋剤 ０．７５〜２．００％で架橋されたアクリル酸のコロイド水溶性ポリマーから本 質的になる。例としてカルボポール９３４、カルボポール９４０及びカルボポー ル９５０がある。カルボポール９３４は各スクロース分子毎に平均的５．８のア リル基を有するスクロースのポリアリルエーテル約１％で架橋されたアクリル酸 の水溶性ポリマーである。最も好ましいポリマーは約４．０００，０００の平均 分子量を有するカルボポール９５０である。

ここで親水性ゲル化剤含有酸性基を中和する上で使用に適した中和剤としては水 酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン 、ジェタノールアミン及びトリエタノールアミンがある。

本発明の組成物は水性ゲル形であり、少なくとも約４０００、好ましくは約４０ ００〜約３００，０００ｃｐｓ　、更に好ましくは約２０，０００〜約２００． ０００ｃｐｓ、特に約８０，０００−約１５０，０００ｃｐｓ（２０℃、ニート 、ブルックフィールドＲＶＴ）の範囲内の製品粘度を有するように処方されるこ とが好ましい。

組成物は視覚的に透明であることが好ましい。組成物は油を実質上歯まず、即ち 不溶性であるか又は１０℃で水性ゲルマトリックスにコロイド可溶性でない物質 を約１％以下、好ましくは約０．１％以下含有するだけである。

ここで“コロイド可溶性″とは通常のコロイドサイズ範囲、典型的には１〜１１ ０００ｎ、特に１〜５００ｒ＋ｓ＋の粒子をいう。高度に好ましい態様において 、組成物は不溶性であるか又は２０℃で蒸留水にコロイド可溶性でない物質を実 質上歯まない。このような物質としては炭化水素油及びロウ、グリセリドエステ ル、アルキルエステル、アルケニルエステル、脂肪アルコール、エトキシル化脂 肪アルコールのある脂肪アルコールエーテル及び脂肪酸エステル、ラノリンから 抽出されたステロール類、ラノリンエステル、ロウエステル、蜜ロウ誘導体、植 物ロウ、リン脂質、ステロール類並びにアミド類のような多くの慣用的皮膚軟化 物質がある。しかしながら、組成物は例えば視覚効果目的で加えられる低レベル の不溶性成分、例えばマイクロカプセル化コレステリルエステルのような熱変色 性液体結晶物質及びホールクレスト、グレンビュー、イリノイ６００２５．米国 （Ｈａｌｌｃｒｅｓｔ、ＧＩｅｎｖｉｅｖ。

１１１ｆｎｏｌｓ　８００２５．Ｕ、Ｓ、Ａ、）から入手される４−アルキル（ オキシ）安息香酸（２−メチルブチル）フェニルのようなキシルネマチック（非 ステロール）ベース化学物質を含有することができる。

本発明の組成物は非水溶性油相を乳化するために化粧用クリーム及びローション 組成物に慣用的に加えられる界面活性物質の必要性を有さす、しかもそれを実質 上歯まないことが好ましい。ここで再び“実質上歯まない″とは約１％以下、好 ましくは約０．１％以下の指示物質を意味する。このような乳化剤としてはエト キシル化脂肪酸、エトキシル化エステル、リン酸エステル、エトキシル化脂肪ア ルコール、ポリオキシエチレン脂肪エーテルホスフェート、脂肪酸アミド、アシ ルラクチレート、石鹸等がある。

しかしながら、いくつかの追加水溶性物質も本発明の組成物に加えることができ る。このような物質としてはソルビトール、プロピレングリコール、エトキシル 化グルコース及びヘキサントリオールのような他の保湿剤；サリチル酸のような 角質溶解剤；タンパク質、ポリペプチド及びそれらの誘導体：ジャマール（Ｇｅ ｒ■ａｌｌ）１１５、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチ ルエステル、ＥＤＴＡ、　ニーキシル（Ｅｕｘｙｌ）　（ＲＴＭ）　Ｋ２Ｏ２、 ブロモボール（Ｂｒｏｍｏｐｏｌ）　（２−ブロモ−２−二トロブロバンー１， ３−ジオール）及びフェノキシプロパノールのような水溶性又は可溶性保存剤； アーガサン（ｌ　ｒｇａｓａｎ）　（ＲＴＭ）及びフェノキシエタノールのよう な抗菌剤（好ましくは０，５〜約５％のレベル）；ヒアルロン酸、キチン並びに ポーラミス、ＶＡ、ＵＳＡのセラニーズ・スーパーアブシーベント・マテリアル ズ（ＣｅｌａｎｅｓｅＳｕｐｅｒａｂｓｏｒｂｅｎｔ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ）か ら入手できかつ米国特許第４，０７６．６６３号明細書で記載されたサンウエツ ）　（Ｓａｎｖｅｔ）（ＲＴＭ）　Ｉ　Ｍ　−１０００、ＩＭ−１５００及びＩ Ｍ−２５００のようなデンプングラフト化ポリアクリル酸ナトリウムのような可 溶性又はコロイド可溶性保湿剤−着色剤；香料及び香料溶解剤等がある。水もこ こでは組成物の重量で約５０〜約９９．３％、好ましくは約８０〜約９５％のレ ベルで存在する。

組成物のｐＨは好ましくは約４〜約９、更に好ましくは約４．５〜約７である。

本発明は下記限定例で実証される。

ルブラゲルオイル　０．５　０．５　２．０　０．５ルブラゲルＴＶ　１．０　 −　５．０ カルボボール９５０　０．５　０．５　１．０　１．０水酸化ナトリウム　０． ２５　０．２５　０．５　０．５メチルパラベン　０．２　０．３　０．２　０ ．３ニーキシルに４００　０．１　−　０．１　−フェノキシエタノール　−２ ，５ 脱イオン水　全量１００まで 組成物は環境温度でミックスすることにより得られる。

組成物は優れた保湿性、皮膚軟化性、すりつけ及び吸収特性と共に改善された皮 膚感触及び残留特性を示す。

要　約　書 グリセリン、４０００　ｃｐｓ以下の粘度を有する水溶性ポリグリセリルメタク リレート潤滑剤及び親水性ゲル化剤を含む実質上無油の水性ゲルの形のスキン又 はヘアケア組成物。その組成物は優れた保湿性、皮膚軟化性、すりつけ及び吸収 特性と共に改善された皮膚感触及び残留特性を示す。

国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）グリセリン０．５〜２０重量％（ｂ）４０００ｃｐｓ以下の粘度（１ ０％水溶液、２０℃、ブルックフィールドＲＶＴ）を有する水溶性ポリグリセリ ルメタクリレート潤滑剤０．１〜１０重量％及び（ｃ）親水性ゲル化剤０．１〜 ２０重量％を含む実質上無油の水性ゲルの形のスキン又はヘアケア組成物。
2. ２．１〜１０重量％、好ましくは４〜８重量％のグリセリンを含む、請求項１に 記載の組成物。
3. ３．ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤がグリセリン酸ナトリウムとメタクリ ル酸ポリマーとの反応で形成される水和物又は包接化合物である、請求項１又は ２に記載の組成物。
4. ４．ポリグリセリルメタクリレート潤滑剤が２００〜５０００ｃｐｓ（ブルック フイールドＲＶＴ、２０℃）、好ましくは５００〜２０００ｃｐｓ、更に好まし くは７００〜９００ｃｐｓの範囲内における粘度（ニート）を有する、請求項１ 〜３のいずれか一項に記載の組成物。
5. ５．０．２〜２重量％、好ましくは０．３〜１重量％のポリグリセリルメタクリ レート潤滑剤を含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の組成物。
6. ６．４０００〜３００，０００ｃｐｓの粘度（２０℃、ニート、ブルックフィー ルドＲＶＴ）を有する、請求項１〜５のいずれか一項に記載の組成物。
7. ７．ゲル化剤が少なくとも４０００ｃｐｓ、好ましくは少なくとも１０，０００ ｃｐｓの粘度（１％水溶液、２０℃、ブルックフィールドＲＶＴ）を有する、請 求項１〜６のいずれか一項に記載の組成物。
8. ８．ゲル化剤がカルボキシビニルポリマー、好ましくはポリアリルスクロース及 びポリアリルペンタエリトリトールから選択される架橋剤０．７５〜２．０％で 架橋されたアクリル酸のコロイド水溶性ポリマーである、請求項１〜７のいずれ か一項に記載の組成物。
9. ９．０．２〜２％、好ましくは０．３〜１％のゲル化剤を含む、請求項１〜８の いずれか一項に記載の組成物。