JPH05502709A - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 燃料噴射ポンプ 従来の技術 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式の内燃機関用の燃料噴射ポ ンプに関する。

例えばドイツ連邦共和国特許第３５０７８５３号又は第３４３６７６８明細書か ら公知の上記形式の燃料噴射ポンプにおいては、高回転数のばあいポンプピスト ンのいわゆる跳び離れが生ずる、即ち、ポンプピストンに回動不能に結合された カム伝動装置のカム又は行程ディスクの、カム又は突起を支持する端面が圧着ば ねによって最早十分にカム伝動装置のころ付きリングのころに圧着されなくなり 、これによってポンプピストンは駆動軸の回転位置に関連して最早正確な行程経 過を示さなくなる。従って燃料噴射ポンプの申し分のない機能はいわゆる限界回 転数の近くまで保証されるに過ぎず、この限界回転数を越えることができない。

従ってこのような燃料噴射ポンプは有利には低速回転するディーゼル機関のばあ いに使用される。

発明の利点 請求の範囲第１項に記載の特徴を有する本発明による燃料噴射ポンプの利点は、 カム伝動装置からポンプピストンを離反させることなしに、駆動軸を限界回転数 範囲内に位置する高い回転数で駆動できるということにある。吐出終了後ポンプ 作業室内で維持される、噴射圧力以下でひいては燃料噴射及び噴射される燃料量 に影響を及ぼさない残余圧力によって、ポンプピストンに対抗力が及ぼされ、こ の対抗力は行程ディスクを高い圧着力を以ってころに圧着しかつ高回転数のばあ いポンプピストンの跳び離れを確実に阻止する。

その他の請求項に記載の構成によって請求の範囲第１項に記載の燃料噴射ポンプ の有利な構成及び改良が得られる。

噴射圧力以下の残余圧力は本発明の有利な構成では種々の形式で維持される。

本発明の第Ｉの構成では、マグネット弁が吐出路ア時に行われる減磁後再び制御 電流をかけられ、この制御電流は、制御電流によって生ぜしめられる電磁的な力 がマグネット弁を完全に閉鎖することがないように設定されていて、これにより 部分的にのみ閉じられた逃がし通路を介して燃料がポンプ作業室から絞られて流 出するようになる。っまりポンプ作業室内の噴射圧力以下に下げられた圧力はゆ っくりと消滅する。

本発明の選択的な構成では、マグネット弁が、吐出路Ｔ時の減磁後ひいては噴射 圧力以下にまでポンプ作業室内の圧力が衝撃的に低下した後で再び＠流パルスで 励磁される。電流パルスの継続中マグネット弁は部分的に又は完全に閉じられ、 かつパルス中断中部分的に又は完全に開放されるので、ポンプ作業室内の平均的 な残余圧力は同様にゆっくりとのみ消滅する。

図　面 次ぎに図示の実施例につき本発明を説明する。

このばあい第１図は燃料噴射ポンプの概略的な縦断面図であり、第２ａ図は駆動 軸の回転角αに関連した第１図の燃料噴射ポンプのピストン行程りの線図であり 、第２ｂ図はマグネット弁制御の所属の線図である実施例の説明 第１図で縦断面図で概略的に図示された燃料噴射ポンプにおいてはポンプケーシ ング１１内にブシュ１２が配置されていて、このブシュ１２内では同時に分配部 材として用いられるポンプピストン１３が往復運動と同時に回転運動を行う。ポ ンプピストン１３はカム伝動装置１４を介して駆動軸１５によって駆動され、こ の駆動軸は噴射ポンプから燃料を供給される内燃機関の回転数と同期的に回転す る。ポンプピストン１３の端面及びブシュ１２によって、供給通路１７を介して ポンプケーシング１１内のポンプ内室１８に接続されているポンプ作業室１６が 制限される。ポンプ内室１８は搬送ポンプ１９を介して燃料タンク２０から燃料 を供給される。ポンプ作業室１６からはポンプピストンの適当な回動位置におい てポンプピストン１３内の分配溝２１を介して燃料が圧力導管２２に向けて分配 される。圧力導管２２はブシュ１２及びポンプケーシング１１を介して内燃機関 の噴射ノズル２３に案内されている。ポンプ作業室１６に面したポンプピストン １３の端部範囲ではポンプピストン１３に、端面ひいてはポンプ作業室１６１こ 向けて開放された縦溝２４が設けられていて、この縦溝を介してポンプピストン の吸込み行程中供給通路１７とポンプ作業室１６とが接続される。ポンプ作業室 １６からはポンプピストン１３によって影響を及ぼされない個所で逃がし通路２ ６が分岐していて、この逃がし通路はポンプピストン１３の吸込み側に案内され ていてかつ供給通路１７１こ連通している。逃がし通路２６内には電磁石２９に よって操作される弁閉鎖部材２８と協動する弁座２７が設けられている。弁座２ ７、弁閉鎖部材２８及び電磁石２９は電磁石２９の励磁に応じて逃がし通路２６ を開閉するマグネット弁３０の一部である。マグネット弁３０を制御するために 電子的な制御機械３１が用いられ、この制御機械は内燃機関の種々の運転特性値 に関連して、例えば負荷り、回転数ｎ、温度θ等に関連して制御電流を発生させ る。

マグネット弁３０及び制御機械３１は公知の形式でポンプピストン１３の吐出行 程中に燃料噴射ポンプの噴射初め及び噴射路わりを規定する。マグネット弁３０ の非励磁状態では弁閉鎖部材２８が弁座２７から持ち上げられひいては逃がし通 路２６が開放されるので、ポンプ作業室１６内では噴射ノズル２３を開放するた めに十分な噴射圧力は形成されない。マグネット弁３０の励磁によって弁閉鎖部 材２８が弁座２７に押し付けられ、これによって吐出開始ＦＢが生じ、かつポン プ作業室１６内では圧力が形成される。縦溝２４を介してポンプ作業室を充填す る代わりに、有利には吸込み行程中にマグネット弁が開放されたばあいに逃がし 通路２６を介して充填を行なう二ともできる。燃料は分配溝２１を介して噴射ノ ズル２３に搬送されがっ噴射ノズルにおいて内燃機関のそれぞれの燃焼室内に噴 射される。マグネット弁３０の減磁は吐出路７ＦＥと同義である。それというの もこれによって弁座２７が完全に開放されかつポンプ作業室１６内で圧力低下が 生ずるからである。吐出開始ＦＢ、つまりマグネット弁３ｏの励磁と吐出終了Ｆ Ｅ、つまりマグネット弁の減磁との間の時間中には噴射ノズル１３を介して燃料 量が内燃機関の燃焼室内に噴射される。この噴射される燃料量は、ポンプピスト ン１３の吐出行程中に最大搬送される燃料量の部分量を成す。第２ａ図ではポン プピストン１３の行程特性曲線りを駆動軸１５の回転角αの関数として図示して いる。吐出開始ＦＢ及び吐出路７ＦＥが示されている。第２ｂ図ではマグネット 弁３０にかけられる制御電流を示している。吐出開始ＦＢ及び吐出路７ＦＥはそ れぞれ制御電流のパルスフランクと合致する。

自体公知のカム伝動装置１４は第１図で概略的にのみ図示されている。カム伝動 装置は一方では駆動軸１５とポンプピストン１３とを回動接続的に結合する、同 時にポンプピストンの行程運動を生ぜしぬる爪クラッチを、かつ他方ではポンプ ピストン１３に不動に結合された端面カム又は行程ディスク３２を有していて、 この端面カム又は行程ディスクは圧縮ばね（図示せず）（こよってポンプケーシ ング１１内で駆動軸１５に対して同心的に保持されたころ付きリングのころ３３ に圧着される。行程ディスク３２の端面の突起又は端面カムの経過がポンプピス トン１３の軸方向行程を規定する。

駆動軸１５の最大回転数はいわゆる限界回転数によって規定される。この限界回 転数を越えたばあい又はこの限界回転数の近（で許容域位置が不十分であるばあ いにはカム伝動装置１４からのポンプピストンの跳び離れが生ずる。即ち１行程 ディスク３２は十分不動にころに圧着されず、駆動軸１５の回転位置とポンプピ ストン１３の軸方向行程との不変な関係が最早保証されなくなる。ポンプピスト ンのこのような跳び離れを阻止するために、マグネット弁３０は吐出終了後制御 機械３１によって、ポンプ作業室１６内でポンプピストンエ３の上死点近くまで 噴射圧力以下の残余圧力が維持されるように制御される。この残余圧力は軸方向 でポンプピストン１３に作用しかつころ３３に対するポンプピストン１３に不動 に結合された行程ディスク３２の圧着力を高める。この高められた圧着力によっ て確実にポンプピストンの跳び離れが阻止されかつ限界回転数が高回転数ｉこ向 けてずらされる。噴射圧力以下の残余圧力は、吐出終了後マグネット弁３０が制 御機械３１によって多数の制御パルスで制御されることによって、発生させられ る（第２ｂ図参照）。それぞれの制御パルスは制御パルス発生時間に亘ってマグ ネ７・ト弁３０を部分的に又は完全に閉鎖するので、上死点ＯＴの近（でポンプ ピストンのわずかなピストン速度の範囲で噴射圧力以下の平均的な圧力が形成さ れる。

連続的に部分的にのみ開閉するためにマグネット弁３０をパルス式に制御する代 わりにマグネット弁３０にかけられる制御電流を連続的に、弁座２７の方向で弁 閉鎖部材２８を移動させるために制御電流によって生ザしぬられる力がマグネッ ト弁３０を部分的に閉鎖するためにのみ十分であるように、設定することができ る。これによって吐出終了後桟されるピストン行程中に燃料は絞られてのみ逃が し通路２６を介して供給通路１７内に流出するので、ポンプピストン１３の残さ れたピストン行程によって噴射圧力以下の残余圧力が生せしめられる。このばあ いマグネット弁３ｏにかけられる制御電流は第２ｂ図で鎖線で図示されている国 際調査報告 国際調査報告 ＰＣＴ／ＤＥ　９０１００９０３ Ｓ＾　４１Ｂ５９

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、少なくとも１つの圧力導管に接続さ れるポンプ作業室と、ポンプ作業室を制限する、軸方向の行程運動によって少な くとも１つの圧力導管内で燃料噴射圧力を生ぜしめるポンプピストンと、カム伝 動装置を介してポンプピストンを駆動して少なくとも行程運動させる回転する駆 動軸と、ポンプ作業室に接続された逃がし通路と、逃がし通路の遮断によってポ ンプピストンの吐出開始をかつ逃がし通路の開放によってポンプピストンの吐出 終了を決める、逃がし通路を制御するマグネット弁とマグネット弁を制御する制 御機械とが設けられている形式のものにおいて、マグネット弁（３０）が吐出終 了後、ポンプ作業室（１６）内で噴射圧力以下の残余圧力が維持されるように、 制御されることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射ポンプ。
2. ２．吐出終了後マグネット弁（３０）に再び制御電流がかけられ、この制御電流 が、制御電流によって生ぜしめられる電磁的な力がマグネット弁（３０）を部分 的に閉鎖するためにのみ十分であるように、設定されている、請求項１記載の燃 料噴射ポンプ。
3. ３．吐出終了後マグネット弁（３０）が多数の制御パルスによって制御され、こ の制御パルスの発生時間に亘ってそれぞれ個々の制御パルスがマグネット弁（３ ０）の部分的な又は完全な閉鎖を生ぜしめる、請求項１記載の燃料噴射ポンプ。
4. ４．吐出終了後マグネット弁（３０）の制御がポンプピストン（１３）の上死点 （ＯＴ）近くまで行われる請求項１から３までのいずれか１項記載の燃料噴射ポ ンプ。