JPH0550238A - アーク溶接におけるアーク起動制御方法 - Google Patents

アーク溶接におけるアーク起動制御方法

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JPH0550238A
JPH0550238A JP22973291A JP22973291A JPH0550238A JP H0550238 A JPH0550238 A JP H0550238A JP 22973291 A JP22973291 A JP 22973291A JP 22973291 A JP22973291 A JP 22973291A JP H0550238 A JPH0550238 A JP H0550238A
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JP
Japan
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welding
arc
torch
extinction
wire
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JP22973291A
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Saburo Ono
三郎 小野
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーン・オフ消滅のようなアークの瞬間的な
消滅の繰返しによる溶接不良の発生を防止する。 【構成】 溶接電流Iを監視することによりアーク15
の瞬間的な消滅の有無を検出し、このアーク15の瞬間
的な消滅が所定回数に達した時に、アーク15を発生さ
せる溶接起動信号S1 をオフにし、溶接作業を停止させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接におけるア
ーク起動制御に関し、とくにアークの瞬間的な消滅の繰
返しに起因する溶接不良を防止するようにした制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からアーク溶接における溶接不良を
防止する技術として、たとえば特開昭58−86979
号公報、特開昭59−206160号公報が知られてい
る。前者は、溶接電圧が低下した際に外部特性を溶接電
圧に反映させるものであり、後者は溶接電流が設定値以
下になった際に、定電流制御に切換えるものである。
【0003】CO2 溶接は、シールドノズルからCO2
ガスを流出させ、アークや溶接金属を空気から遮へいし
ながら行なう溶接であり、溶接ワイヤは当接トーチを通
って自動的に送り出される。CO2 自動溶接では、溶接
トーチがロボット等の機械によって自動的に移動される
ようになっており、溶接条件によって溶接トーチの移動
速度が可変されるようになっている。
【0004】CO2 溶接における溶接ワイヤの先端溶滴
の母材への移行は、通常溶融池との接触時に行なわれる
短絡移行型となっている。この短絡移行型のアーク溶接
は、アーク長を短く保ち、短絡とアークの状態を周期的
に繰り返す方法であり、溶接ワイヤの溶融はアーク発生
時に進行し、その溶滴は短絡時に母材側へ移行する。C
2 溶接では、アーク入熱は溶接ワイヤ先端付近に集中
するため、深い溶込みが得られやすく、また短絡時には
大電流が流れるため、溶接ワイヤが抵抗発熱によって予
熱され、溶着量の能率が向上する。
【0005】図5は、CO2 溶接のアークスタート時に
おけるタイムチャートを示している。図5に示すよう
に、溶接起動信号S0 がオンになると、溶接ワイヤ51
の送給が開始され、溶接ワイヤ51は被溶接物52に向
って送り出される。同時に給電チップを介して接触され
る溶接ワイヤ51と、被溶接物52との間にアークスタ
ート用の電圧が印加される。被溶接物52に溶接ワイヤ
が51接触すると、接触面からアーク53が発生し、こ
のアーク53の熱によって溶接ワイヤ51の先端が溶融
される。
【0006】CO2 溶接では、上述したように、被溶接
物に溶接ワイヤが接触するとアークを発生するが、図5
に示すように、まれに溶接ワイヤ51の途中が発熱、溶
融し、爆発的にワイヤが分断されることがある。この場
合、分断された溶接ワイヤ間に瞬間的にアーク53aが
発生するが、すぐに消滅してしまう。このようなアーク
の消滅を、ここではアークのバーン・オフ消滅と呼ぶこ
とにする。
【0007】一般のCO2 溶接装置は、自動溶接におけ
る溶接不良を防止するために、アークの発生を溶接電流
によって確認するアーク発生確認リレー(溶接電流確認
リレー)を有しており、図5に示すように、溶接電流が
流れるとアーク発生確認リレーは瞬時にオンとなる。こ
のアーク発生確認リレーは、図6に示すように、溶接電
流が流れなくなっても、たとえば約0.2秒間はオンを
維持し、その後オフとなる特性を有している。このよう
に、アーク発生確認リレーを遅延動作させるのは、溶接
中に外乱によってアークが瞬時的に消滅しても、アーク
が再度発生すれば、溶接を継続して実行させるためであ
る。すなわち、0.2秒以内というアークの瞬間的な消
滅は溶接品質への悪影響が少ないので、溶接を中断させ
ることはせず、作業者の負担等を軽減している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CO2 溶接では、バーン・オフ消滅のようなアークの瞬
間的な消滅が繰返し発生した場合は、図5に示す1回当
りの消滅時間T1 、T2 が0.2秒以内であれば、溶接
品質への悪影響はないと判断されてしまう。そのため、
図5に示すように、アークが正常に発生していないのに
もかかわらず、溶接トーチ54の移動による溶接作業が
続行され、溶接不良が生じるという問題がある。
【0009】本発明は、上記の問題に着目し、バーン・
オフ消滅のようなアークの瞬間的な消滅の繰返しによる
溶接不良の発生を防止することが可能なアーク溶接にお
けるアーク起動制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係るアーク溶接におけるアーク起動制御方法は、溶接ワ
イヤと被溶接物との間にアークを生じさせ、前記溶接ワ
イヤを送給する溶接トーチを移動させることにより被溶
接物の溶接を行なうようにしたアーク溶接方法におい
て、溶接電流を監視することによりアークの消滅の有無
を検出し、該アークの消滅回数が所定回数に達した時
に、アークを発生させる溶接起動信号をオフにし溶接作
業を停止させる方法から成る。
【0011】
【作用】このように構成されたアーク溶接におけるアー
ク起動制御方法においては、溶接電流の監視によってア
ークの消滅が検出される。ここで、アークの消滅が連続
的に発生し、その消滅回数が所定回数に達した場合は、
溶接不良が発生していると判断し、溶接起動信号のオフ
によってアークの発生が停止され、溶接作業が停止され
る。したがって、アークが正常に発生していない状態で
は、溶接作業は行なわれず、溶接不良の発生は確実に防
止される。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係るアーク溶接におけるア
ーク起動制御方法の望ましい実施例を、図面を参照して
説明する。図1ないし図4は、本発明の一実施例を示し
ている。このうち、図1はバーン・オフ消滅が発生しや
すいアークスタート時の溶接動作を示しており、図2は
本発明を実施するためのCO2 自動溶接装置の一例を示
している。図2において、1は溶接電源部を示してお
り、溶接電源部1は溶接トランス2および溶接電流制御
回路3を有している。溶接トランスの2次側の正極(プ
ラス極)は、パワーケーブル4を介して溶接トーチ5と
接続されている。溶接トーチ5には、溶接ワイヤ6が挿
通されており、溶接ワイヤ6は送給ローラ7によって送
給されるようになっている。溶接ワイヤ6への給電は、
溶接トーチ5内に設けられた給電チップ(図示略)を介
して行なわれる。溶接トランス2の2次側の負極(マイ
ナス極)は、パワーケーブル4を介して被溶接物(母
材)8と接続されている。
【0013】溶接トーチ5は、移動手段としてのロボッ
ト10のアームに取付けられている。ロボット10に接
続されるロボット制御回路部11には、予め溶接作業内
容が教示されており、溶接条件によって溶接トーチ5の
移動速度が可変されるようになっている。溶接電源部1
の溶接トランス2の2次側には、溶接電流に基づいてア
ーク15の発生を確認するアーク発生確認リレー12が
設けられている。アーク発生確認リレー12は、従来の
ように遅延機能を有しておらず、溶接電流Iのオン、オ
フに即応して動作するようになっている。
【0014】アーク発生確認リレー12からのアーク発
生確認信号S2 は、トーチ移動制御回路部13に入力さ
れるようになっている。トーチ移動制御回路部13に
は、ロボット制御回路部11が接続されている。トーチ
移動制御回路部13とロボット制御回路部11との間で
は、信号の授受が可能となっている。トーチ移動制御回
路部13からは、溶接起動信号S1 が溶接電源部1の溶
接電流制御回路3に入力されるようになっている。
【0015】トーチ移動制御回路部13は、アーク発生
確認リレー12による溶接電流Iを監視することによ
り、所定時間内におけるアーク15の消滅の有無を検出
する機能を有している。そして、トーチ移動制御回路部
13は、所定時間内におけるアーク15の消滅回数が所
定回数(たとえば3回)に達した時に、溶接電流制御回
路部3への溶接起動信号S1 の出力をオフにするととも
に、必要に応じてロボット制御回路部11にロボット1
0による溶接トーチ5の移動を停止させる指令を出力す
る機能を有している。
【0016】つぎに、図2の溶接装置を用いたアーク溶
接におけるアーク起動制御方法について説明する。図3
および図4は、アークの消滅に起因する溶接不良を防止
するための制御の処理手順を示している。図3のステッ
プ100において制御処理が開始され、ステップ101
に進んで溶接起動信号S1 がオンとされる。溶接起動信
号S1 がオンとされると、図2に示すように、送給ロー
ラ7の回転による溶接ワイヤ6の送給が開始され、溶接
ワイヤ6は被溶接物8に向って送り出される。これと同
時に溶接トーチ5内の給電チップ(図示略)と被溶接物
8との間には、アークスタート用の電圧が印加される。
【0017】被溶接物8に溶接ワイヤ6の先端が接触す
ると、接触面からアーク15が発生し、このアーク熱に
よって溶接ワイヤ6の先端が溶融され、溶接が開始され
る。アーク15が発生した状態では、パワーケーブル4
に溶接電流Iが流れ、この溶接電流Iによってアーク発
生確認リレー12がオンとされる。ステップ102で
は、溶接起動信号S1 のオンによってアーク発生確認リ
レー12がオンとなっているか否かが判断される。ここ
で、アーク発生確認リレー12がオンとなっていないと
判断された場合は、後述するステップ109に進む。ア
ーク発生確認リレー12がオンとなっていると判断され
た場合は、ステップ103に進む。
【0018】ステップ103では、アーク発生確認リレ
ー12が0.2秒以上オンとなっているか否かが判断さ
れる。ここで、アーク発生確認リレー12のオン時間が
0.2秒以下であると判断された場合は、ステップ10
2に戻り、再度上述の処理が繰返される。図1のタイム
チャートは、バーン・オフ消滅が発生しやすいアークス
タート時における溶接作業状況を示したものであり、ア
ークスタートの際にバーン・オフ消滅が連続して発生し
ている状態では、溶接トーチ5の移動は開始されない。
【0019】ステップ103でアーク発生確認リレー1
2のオン時間が0.2秒以上であると判断された場合
は、ステップ104に進み、溶接トーチ5の移動が開始
される。つまり、この状態ではアーク発生確認リレー1
2からのアーク発生確認信号S2 は、トーチ移動制御回
路13に入力され、トーチ移動制御回路部13からはロ
ボット制御回路部11に移動開始指令信号S3 が出力さ
れる。ロボット制御回路部11に移動開始指令信号S3
が出力されると、ロボット10は予め教示された方向に
溶接トーチ5を移動させ、被溶接物8の溶接が行なわれ
る。
【0020】溶接トーチ5の移動により被溶接物8の溶
接が開始されると、図4のステップ105において再び
アーク発生確認リレー12がオン状態であるか否かが判
断され、オン状態であると判断された場合はステップ1
06に進んで、ロボット10による溶接トーチ5の移動
は続行される。ステップ107では、溶接トーチ5が溶
接終了位置に到達したか否かが判断される。ここで、溶
接終了位置に到達していないと判断された場合は、ステ
ップ105に戻り、アーク発生を確認しつつ溶接トーチ
5の移動による溶接作業がさらに続行される。
【0021】ステップ107で溶接トーチ5が溶接終了
位置に到達したと判断された場合は、ステップ108に
進みアーク15の発生が停止されるとともに、溶接トー
チ5の移動が停止される。すなわち、ロボット10によ
って溶接トーチ5が溶接終了位置まで移動されると、ロ
ボット制御回路部11からトーチ移動制御回路部13に
アーク発生終了信号S4 が出力される。アーク発生終了
信号S4 が出力されると、溶接起動信号S1 がオフとさ
れ、アーク15の発生が停止される。ステップ108で
アークの発生が停止されると、ステップ116に進み、
処理は終了する。
【0022】図3のステップ102において、アーク発
生確認リレー12がオンでないと判断された場合は、ス
テップ109に進み、アーク15がバーン・オフ消滅し
たか否かが判断される。すなわち、溶接ワイヤ6が先端
で溶融せず、先端からはなれた位置で発熱、溶融した場
合は、爆発的に溶接ワイヤ6が分断され、アークが消滅
してしまう。ステップ109では、アーク発生確認リレ
ー12からの信号に基づきバーン・オフ消滅によるアー
ク15の瞬間的な消滅の有無が判断される。
【0023】従来では、1回当りのアーク15の消滅時
間がたとえば0.2秒以内であれば、溶接品質への悪影
響は少ないと判断されることから、これを無視して溶接
を続行していた。しかしながら、アークの瞬間的な消滅
が繰返し発生した場合は、アークが正常に発生していな
いにもかかわらず、溶接作業が続行され、溶接不良が生
じる。本実施例では、これを防止するために、バーン・
オフ消滅のようにアーク15の瞬間的な消滅が繰返し行
なわれた場合は、後述するようにアーク15の発生が停
止される。
【0024】ステップ109で0.2秒内での瞬間的な
アーク15の消滅が発生したと判断された場合は、ステ
ップ110に進み、一定時間内におけるアーク15の消
滅がたとえば3回以上であるか否かが判断される。ここ
で、アーク15の瞬間的な消滅が3回以上であると判断
された場合は、ステップ111に進みトーチ移動制御回
路部13からの溶接起動信号S1 がオフとされ、アーク
15の発生が中止される。アーク15の発生が停止され
ると、リトラクト操作により溶接ワイヤ6は若干巻上げ
られ、溶接ワイヤ6の先端が被溶接物8から離される。
このリトラクト操作は、再スタート時に溶接ワイヤ6を
被溶接物8に突当てることにより、溶接ワイヤ6の先端
部の絶縁被膜を破損しアークの発生を容易にするための
ものであり、とくに行なわなくともよい操作である。
【0025】リトラクト操作により溶接ワイヤ6が引上
げられると、溶接起動信号S1 がトーチ移動制御回路部
13から自動的に出力され、溶接の再起動(再アークス
タート)が行われるが、その前に図4のステップ112
で再起動が3回目であるか否かが判断される。ここで、
再起動が3回目に達していない場合は、ステップ101
に戻り、溶接起動信号S1 によりアーク15の発生が行
なわれる。再アークスタートの場合も、図1に示すよう
に、ワイヤ送り速度はスローダウンされるので、アーク
15の発生は容易となる。
【0026】ステップ112において、再起動の回数が
3回目であると判断された場合は、何らかの原因でアー
ク15が正常に発生しないと判断され、ステップ113
に進んで溶接装置による溶接作業が全面的に中止され
る。この処理が終了すると、ステップ116に進み処理
が完了する。
【0027】ステップ105において、アーク発生確認
リレー12がオンとなっていないと判断された場合は、
ステップ114に進み、アーク発生確認リレー12が
0.2秒以上オフであるか否かが判断される。すなわ
ち、ここではアーク15が正常に発生しているか否かが
判断される。ここで、アーク発生確認リレー12が0.
2秒以上オフの状態であると判断された場合は、溶接途
中でのアーク切れであるとみなし、ステップ115に進
んで、溶接装置の溶接作業が停止される。つぎに、ステ
ップ116に進み、処理が完了する。
【0028】このように、アークスタート時にバーン・
オフ消滅のような瞬間的なアークの消滅が存在すると判
断され、その消滅回数が一定時間内に所定回数発生した
場合は、溶接起動信号S1 がオフとされ、アーク15の
発生が停止される。この状態では溶接トーチ5の移動は
開始されない。その後、再起動により自動的にアーク1
5が発生され、アーク15が正常に発生した場合は、溶
接トーチ5の移動が開始され溶接が行なわれる。再起動
を3回行なっても正常にアークが発生しない場合は、溶
接装置による溶接作業が全面的に停止される。したがっ
て、本実施例のようにロボット10による全自動CO2
溶接の場合でも、アーク15の爆飛消滅の繰返しによる
溶接不良の発生は確実に防止される。
【0029】図1はアークスタート時における溶接動作
を示したが、溶接トーチ5の移動による溶接作業中に、
アーク15の瞬間的な消滅が繰返し発生した場合でも、
上述したステップ109〜113と同様の処理によっ
て、アーク15の発生を停止させ、さらに溶接トーチ5
の移動を停止させることは可能である。
【0030】上記実施例ではCO2 自動溶接に適用した
例を示したが、他のアーク溶接、たとえばMIG溶接に
適用することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアー
ク溶接におけるアーク起動制御方法によれば、溶接電流
を監視することにより瞬間的なアークの消滅の有無を検
出し、この瞬間的なアークの消滅回数が所定回数に達し
た時に、アークを発生させる溶接起動信号をオフにし溶
接作業を停止させるようにしたので、溶接ワイヤが途中
で発熱溶融し、爆発的に溶接ワイヤが分断されることに
よって生じるバーン・オフ消滅のような瞬間的なアーク
の消滅が繰返し発生される場合は、溶接作業が不可能と
なり、溶接不良の発生を確実に防止することができる。
【0032】したがって、ロボット等による無人アーク
溶接の場合でも、アークの瞬間的な消滅の繰返し起因す
る溶接不良の発生は確実に防止される。これにより、無
人アーク溶接装置の信頼性が著しく向上し、アーク溶接
作業の自動化をさらに促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための溶接装置における各機
能部の動きを示すタイムチャートである。
【図2】本発明を実施するための溶接装置の概略構成図
である。
【図3】本発明を実施するための溶接装置における制御
の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】従来のアーク溶接装置における各機能部の動き
を示すタイムチャートである。
【図6】従来のアーク溶接装置におけるアーク発生確認
リレーの遅延制御を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 溶接電源部 5 溶接トーチ 6 溶接ワイヤ 8 被溶接物 10 移動手段としてのロボット 11 ロボット制御回路部 12 アーク発生確認リレー 13 トーチ移動制御回路部 15 アーク S1 溶接起動信号 I 溶接電流

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ワイヤと被溶接物との間にアークを
    生じさせ、前記溶接ワイヤを送給する溶接トーチを移動
    させることにより被溶接物の溶接を行なうようにしたア
    ーク溶接方法において、溶接電流を監視することにより
    アークの瞬間的な消滅の有無を検出し、該アークの瞬間
    的な消滅回数が所定回数に達した時に、アークを発生さ
    せる溶接起動信号をオフにし溶接作業を停止させること
    を特徴とするアーク溶接におけるアーク起動制御方法。
JP22973291A 1991-08-16 1991-08-16 アーク溶接におけるアーク起動制御方法 Pending JPH0550238A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011036872A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Daihen Corp アーク溶接方法およびアーク溶接システム
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