JPH05501899A - 電気機械の覆い - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 電気機械の覆い 背景技術 電気機械、特に自動車の苛酷な運転で汚れ及び湿りに晒される、内燃機関の始動 装置は公知形式で浸漬塗装によってシールされて腐食に対して保護される。これ の欠点とするところは、多くの場合、塗装がラッカによる浸漬法によっておこな われるが、ラッカはそれ自体爆発の危険があるばかりでなく、有害な拡散物を生 じるためその作業には環境保護のための費用が少なからず必要であることにある 。さらに欠点とするところは、始動装置におけるモータケーシング、駆動装置軸 受は及び整流器軸受けをまとめて保持する締付はボルト又は抗張棒が若干の弾性 を有することにある。この弾性は例えば自動車の運転時に生じる振動の影響を抑 制するために必要である。しかし、ラブ力は経時的に脆くなり、モータケーシン グの端面のところの継目から剥げ落ちてしまう。これにより、モータ内部のシー ル性が失われ、汚れ及び湿りが侵入し、モータの故障の原因となる。その上、ラ ッカが剥げ落ちた継目部分が腐食により損傷する。

同様のことが、相応のシール性を有する同様構造の電気機械、例えば自動車にお いては例えばワイパーのような装置のための小型モータ及びダイナモ、また電動 工具においてはその駆動モータのためにもあてはまる。

モータケーシングにゴムスリーブを被せた、始動装置のためのモータはすでに公 知である。しかしこのゴムスリーブは、駆動装置軸受は若しくは整流器軸受けを 装備した方の、モータケーシングの端面を水密に覆うに過ぎない。この場合の欠 点とするところは、ゴムスリーブが複雑かつ高価な成形品であることにある。

さらに、このゴムスリーブはその一端に半径方向内向きに突出した受容部と孔を 備えており、この孔をリッツ線が貫通している。さらにこのゴムスリーブはその 全長にわたり分配された環状の内肩を備えており、この内肩がモータケーシング とその自費に接着された永久磁石とのための衝撃緩衝部として役立っている。

本発明の課題、解決手段及び利点 本発明の課題は、経済的な大量生産に適すると共に環境を汚染しない簡単な手段 により、電気機械の防湿性及び耐食性を改善することにある。

前記課題を解決した本発明の要旨は請求項の特徴概念に記載した通りである。

収縮されたシートは電気機械の良好な耐食性と永続的なシール性とを可能にする 。さらに、シートから成るシール性を有するこの覆いのための費用は著しくわず かである。その場合特に、ラッカによる環境汚染の原因がわずかな費用でほぼ回 避される。環境汚染の原因となる残余の物質は捕集されて回収プロセスに供給さ れる。

請求項２以下に記載の構成によれば、請求項１に記載の覆いの有利な構成が可能 である。収縮ホースの安価な１部又は袋状の部分を電気機械に押し又は引き被せ て収縮すると特に有利である。覆いとして役立つシートに、電気機械の外形に相 応する予備スタンピングを施すことができる。シートを被せた後、これを収縮す る前に、シートの縁が互いに固定される。始動モータケーシングの側方に組付け られた電磁的なスイッチと、このスイッチと始動モータとの間の電流供給ケーブ ルとを備えた、内燃機関用の始動装置のためには、始動装置全体を包むことので きる予備スタンピンクされた両方のシート半部が適しており、このシート半部の 縁を互いに結合し、ついで収縮させれば、電流供給ケーブルを始動モータケーシ ングから導出するさいにこの電流供給ケーブルのために特別なシールを必要とし ないので特に有利である。収縮したシートが、覆うべき部分に固定的に接着され るため、この電気機械は覆いの損傷時でも保護されたままとなる。それというの は、シートが剥離せずかつ引破られないからである。さらにこの覆いの弾性は自 動車の苛酷な運転時に始動装置に晒される振動の緩衝に対する要求を十分に満た すことができる。

図面 本発明の実施例が図面に示されており、以下の記載において詳細に説明される。

第１図は始動モータに組み込まれた電磁的なスイッチを備えた始動装置と本発明 の袋状のシートの第１実施例を示す図。第２図は収縮ホースのスリーブ状部分と してのシートの第２実施例を示す図、第３図は袋状の２つの部分から成るシート の第３実施例を示す図、第４図は始動装置と２つの成形品からなるシートの第４ 実施例とを示す図である。始動装置とシートのすべての実施例は始動装置にシー トを被せる前の斜視図で示されている。

実施例 本発明の１実施例として、始動装置のシール性を有する覆いを説明する。それと いうのは、この覆いが特に複雑な外形を備えているからである。

始動装置はポールケーシング２を備えた始動モータを有している。ポールケーシ ングの端面に駆動装置軸受け３と整流器軸受け４とが固定されている。電磁的な スイッチ５がポールケーシング２の側部に配置されていて駆動装置軸受けに固定 されている。電流供給ケーブル６がスイッチ５から始動モータ１へ通じている。

収縮するのに適した袋状のシート７は卵形の周囲と底部８とを有していて、矢印 ９で示す方向で整流器軸受は側から始動装置に押し又は引き被される。この結果 、このシートは、駆動装置軸受け３の、始動ピニオンを取囲んでいる口状の突出 部を除いて、始動装置を包む。次いで袋状のシート７が始動装置上に収縮される 。これにより、袋状のシートはポールケーシング２と駆動装置軸受け３との継目 １２及びポールケーシング２と整流器軸受け４との継目１３並びに駆動装置軸受 け３と電磁的なスイッチ５との継目１４を確実に覆う。すでに始動モータ１及び 電磁的なスイッチ５に取付けられた電流供給ケーブル６と、スイッチ５へのその 接続部と、特にポールケーシング２からのその導出開口がケラト状のシートの底 部８によって確実に保護される。

シートが接着性であれば、シートは収縮した後、被された始動装置上に固定的に 座着し、これにより、例えば運送中に破損した箇所の剥離又は引裂かれが回避さ れる。

第２図に示す実施例では、シートが収縮ホースのスリーブ状の部分１５から成り 、かつ第１図の実施例と同様に整流器軸受け４の側から矢印９で示す方向で始動 装置に押し又は引き被されれる。これにより、シートは駆動装置軸受け３、整流 器軸受け４並びに電磁的なスイッチ５を含む始動モータ全体を包み、しかる後に 収縮によって始動装置を確実に保護するように覆う第３実施例のシート１６は袋 状の２つのシート部分１７．１８から成り、このシート部分１７．１８は円形横 断面を有しており、ポールケーシング２若しくはスイッチ５の直径に相応する直 径を有しており、始動モータ１及びスイッチ５の長さに相応する長さを有してお り、かつ予めほぼ８０字形に互いに一体に結合されている。袋状のシート部分１ ８は袋状のシート部分１７の開いた縁から引っ込んでこのシート部分１７の外周 面に固定されており、この結果、始動装置上に完全に引き被された状態では、シ ート部分１８がスイッチ５を、シート部分１７が始動モータ１を覆うことになる 。８の字形のシート１６は次いで同様に始動装置上で収縮される。その場合シー ト１６は同様に始動装置に固定的に接着されてもよい。

始動モータ１と電磁的なスイッチ５との間で案内された電流供給ケーブル６（第 １図）は、８の字形の７−ト１６を引き被した又は収縮した後にはじめて、スイ ッチに接続されてもよい。シートを引き被せ又は収縮させる前に、図示されてい ないが、袋状のシート１７の底部１９に１つの開口又はスリットが形成されても よく、この開口若しくはスリットを通して、スイッチ５に通じた電流供給ケーブ ル６の端部が突出する。

この電流供給ケーブルの他方の端部はすでに始動モータ１に接続されている。

袋状のシート部分１７．１８は分離されていてもよく、その場合には、相前後し て別個に引き被せ又は押し被せられる。

８の字形のシート１６は１実施態様ではスリーブ状の２つのシート部分から成る ことができ、この場合も、両方のシート部分は同様に互いに固定される。スリー ブ状の各シート部分を互いに前後して又は同時に始動モータ１若しくは電磁的な スイッチ５上に引き若しくは押し被せ、次いで縮収させることもできる。

第４図に第４実施例が示されている。始動装置は第１図の実施例と同様のもので あり、同一部分には同一符号が付されている。

始動装置を覆うためのシート２１は、予備成形された２つの半部２２．２３から 成る。両方の半部は鏡面対称的に同形に形成されている。両方の半部の分割平面 は、始動モータ１の縦軸線２４と電磁的なスイッチ５の縦軸線２５とを含む平面 内にある。各半部２２゜２３は第１の半円筒形部分２６を６備えており、その一 方の端面に半リング板状の内肩２７が一体に形成されている。半円筒形部分２６ は始動モータ１の外周に適合しており、かつ始動モータ１のボールケーシング２ の端面を越えて延びる長さを有している。少なくとも一方の半部２２又は２３の 下方の長手縁２８には接着縁２９が形成されている。各半部２２．２３の上方の 長手縁３０には第２の半円筒形部分３１がストリップ状のウェブを介して一体に 形成されている。この第２の半円筒形部分３１は電磁的なスイッチ５の直径及び 長さに適合している。半部２２又は２３の第２の半円筒形部分３１の少な（とも 一方の長手縁３３は同様に接着ストリップ３４を備えているか又は接着ストリッ プとして形成されている。第２の半部円筒形部分３１はその端面に内肩３５若し くは３６を備えている。内肩３５の内縁３７は、電磁的なスイッチ５を固定した 領域３８内で駆動装置軸受け３の外形に適合しており、かつ、端面に垂直に外向 きに突起したフランジ３９を備えている。環状の内肩３６は同様に垂直に外向き に突起した縁部分４０を備えており、この縁部分４０は、電流供給ケーブルが到 来するスイッチ５の端面に設けた突起４１の外形に適合している。第１の半円筒 形部分２６の上方の長手縁３０には、ボールケーシング２と駆動装置軸受け３と の間の分割継目１２を越えた終端部のところで、この箇所での駆動装置軸受け３ の外形に相応して切欠きが形成されている。さらに、第１の半円筒形部分２６の 他方の端面には、電流供給ケーブル６の貫通案内部４３の適合した切欠き４４が 上方の長手縁３０に形成されている。

両方の部分２２．２３は矢印４５．４６で示す方向で始動装置に装着されてこれ を覆う。接着縁２９，３４は対向して位置する半部の縁に接着されるか又は符号 ３０．３３のところで縁部分に接着される。このように始動装置を覆ったシート ２１は次いで始動装置上で収縮される。

切欠き４４を形成する代わりに、第１の半円筒形部分２６の上方の長手縁３０を 省いてもよ（、他面において、他方の第１の半円筒形部分２６の切欠きを形成す る代わりに、接着縁を備えた舌片が形成されてもよい。この舌片は両方の半部２ ２，２３を合わせた際に切欠き４４を備えない上方の長手縁３０に重ねられて接 着され、かつその際、電流供給ケーブル６とボールケーシング２からのその導出 口とを確実に覆う。

第４図に示す第４実施例の変化実施例では、シート　−が予備スタンピングされ た展開体として一体に形成されて部分２．３，４．５を覆い、対向して位置する 下方の長手縁に設けた接着縁に接着され、かつ覆うべき部分２，３．４．５上で 収縮される。

この実施例でも、これまで説明した実施例と同様に、シートが収縮に先立って、 覆うべき部分に接着されてもよい。このようにすれば、万一シートが破損しても 、シートは覆うべき部分から引裂かれない。それゆえ、このシートは覆うべき部 分を、汚れ、湿り及び腐食から保護する。

＼ツ 国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．電気機械のシール性を有する覆いにおいて、少なくとも１つのシート（５， １５，１６，２１）がポールケーシング（２）の周り及びこのポールケーシング
2. （２）に固定された部分（３，４，５）の周りに装着されて、覆うべき部分（２ ，３，４，５）上で収縮されていることを特徴とする電気機械のためのシール性 を有する覆い。 ２．少なくとも１つのシート（７，１６）が袋として形成されて電気機械に押し 被されて固定的に収縮されている請求項１記載の覆い。
3. ３．少なくとも１つのシート（１５）がスリーブ状の収縮ホースの部分として電 気機械に引き被されて固定的に収縮されている請求項１記載の覆い。
4. ４．シート（２１）が、覆うべき部分（２，３，４，５）に相応して予備スタン ピングされた展開体として形成されてこれら部分（２，３，４，５）を覆ってで おり、シートの重なった縁（２８，２９）が互いに固定されており、かつ展開体 が、覆うべき部分（２，３，４，５）上で収縮されている請求項１記載の覆い。