JPH05501819A - 人工補綴物の製造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人工補綴物の製造 本発明は、整形外科、外傷外科で骨折した骨をビン止めするのに用いるような人 工補Ｉ？物のｆ２遣に関する。

従来、このような人工補綴物は、標準の寸法、形状の予め穿孔したねじ孔を有す るプレートまたはストリップのセットまたはキットから外科医が選ぶ。これらの 人工補綴物では、成る限られた範囲で曲がったり、撓ったりして、任意特定の骨 折の状況により！接に合わせて成る特定の寸法または形状のストリップを採用す ることができる。しかしながら、一般的に言って、これら従来の人工補綴物を用 いることのできるタイプのビン止めでは、外科的および機械的な強度上の観点か ら満足できないことが多い二次元形態のために使用範囲は限られる。

曲げの際の困難を克服すべ（１手術中に機械的な曲げ補助具、いわゆる骨接合プ レートが提案された。たとえば、　ＤＥ−ＯＳ−３７２４４７９およびＤＥ−Ｏ Ｓ−２９２０２２３に記載されている。しかしながら、これらの補助具では、あ らゆる人工補綴物形状に対処することはできず、なおかなりの種類の形状、寸法 の骨接合プレートが必要である。

広範囲の人工補綴物形状により、種々のより良好なビン止め技術が開発されたが 、完全な範囲の人工補綴物を予め作成することはほとんど不可能であり、あらゆ る状況をカバーするようにあらゆる種類の人工補綴物を維持するには膨大な費用 がかかる。結局、膨大な可能性から形状、寸法を選択するという難しさは何も解 決されていないのである。

成る特定の骨折に精密に合わせて人工補綴物を注文製作することは、普通の製作 技術によって人工補綴物を製作するのに時間がかかるし、手術室の知覚に加工設 備がないということから、今日まで、はとんど問題外であった。

本発明は、医学的に管理された注文製作人工補綴物を現場で迅速に製造するのを 可能とする人工補Ｍｉ物製造方法右よび装置を提供する。

本発明は、人工補綴物を製造する方法であって、ａ）必要な人工補綴物の三次元 形状を予め決定する段階と。

ｂ）人工補綴物を形成することのできる素材を選ぶ段階と、Ｃ）この素材を削っ て所定形状の人工補綴物あるいは曲げることによって所定の形状の人工補綴物を 作り出すことのできる加工済み素材を得る段階とからなる方法を包含する。

通常は、材料は１８／８タイプのステンレス鋼であるが、他の医学的に適した材 料、たとえば、チタンまたはプラスチックも考えられる。

素材は折り線を付けて製作することができる。これらの折り線は、エツチングに よっても形成できるし、電気化学的加工（ＥＣＭ）によってより迅速に形成する こともできる。折り線以外の特徴、たとえば、ねじやビンのための孔や人工補綴 物の必要な外周もエツチング加工できる。

素材は、レジスト層を除去することによってエツチングまたはＥＣＭ用に作成す ることができる。これは通常の写真法で行うことができるが、現在実施されてい るままでは時間がかかりすぎる。＊レジスト層（ワックス、コロイド状ゲルまた はプラスチックあるいはゴムの接着剤膜コーティングを含み得る）は、機械的に 、ブレード、回転工具、超音波工具または電気放電またはレーザのような蒸発法 によって除去できる。レジスト層は、エアブラシまたはジェットプリンタによっ て化学試液あるいは溶剤を選択的に塗布することによっても除去できる。もちろ ん、レジストは、全体的に塗布してから選択的に除去することなく、選択的に塗 布してもよい。

素材は、特にねじ孔、ビン孔および外周の製作のために、両面を同時にエツチン グ処理してもよいが、これは互いに反対方向に湾曲した領域を製作するのに行っ てもよい、これらの造作のエツチング処理は尖った隆起やばつを残す可能性があ るが２これらは電解研磨法によって除去できる。ねじ孔およびビン孔は、ドリル 、ポンチその他の純粋に機械的な手段の便利なもので形成してもよい。

素材は、数値制御式１具手段、たと久ば、ブレード、回転工具、レーザあるいは 試液または溶剤を塗布するエアブラシまたはジェットプリンタを用いて処理する ことができるし、所望の人工補綴物の形状を指定するデータを供給されるプログ ラムされたコンビエータからの命令に従って、たとえば、Ｘ−Ｙテーブル式ある いはＣＡＤ式ブロブロック成することができる。コンビエータは、素材作成を制 御することができ、ＣＡＤ設備を含むことができる。このＣＡＤ設備では、補綴 現場のＸ線写真を使用してもよい。

表面から金属を除去するために予形成した三次元工具を通常必要とする普通のＥ ＣＭ技術について種々の改良を行い得る。したがって、通常のエツチング技術で 加工片にレジスト層を塗布することにより、露出した金属部分のみを除去するこ とができる。しかしながら、加工片にレジストを塗布する代わりに、レジストを 工具に塗布し、所望のパターンに従って除去してもよい、加工片は、たとえレジ ストを持っていても多少とも腐蝕することになるが、もはやＥＣＭ作業後に加工 片からレジストを除去する必要はなく、これはかなり製作時間を短縮できる。

別の技術としては、電極と加工片の間にたとえば、プラスチック・シートの穿孔 した非導電性層を介在させる方法がある。孔は１回転工具、レーザ、超音波カッ タあるいは他の任意の便利な手段で加工することができる。ここで、再び、ＥＣ Ｍ後に除去すべきレジスト層を接合する必要がない。

本発明は、また、予め形成した素材から人工補綴物を製作する装置であり、必要 な人工補綴物の形状を予め決定し、素材から材料を削り取って所定の形状の人工 補綴物かあるいは曲げることによって所定形状の人工補綴物を作ることのできる 加工済み素材を残す素材処理手段を包含する装置を包含する。

本発明は、その−特徴によれば、塑性変形によって所定の形状へ作成するよりに なっているシート材料プレート作成手段を包含する人工補綴物製作装置も包含す る。この作成手段は、折れ線を作ってもよいし、エツチングまたは電気化学的加 工手段と電解研磨手段とを包含し、これらすべての手段を医学的オンサイト研究 室条件に適った一体型製作設備に含ませることができる。

本発明による人工補綴物製作装置および方法の実施例を、以下に、添付図面を参 照しながら説明する。図面において。

第１図は、代表的な湾曲した三次元人工補綴物の斜視図である。

第２図は、第１図の人工補綴物へ塑性変形によって作成したシート材料プレート の展開平面図である。

第３図は、第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図であり、エツチング加工し た溝および直角孔領域を示す図である。

第４図は、第３図と同様の図であり、必要な形状へ変形した後の状態を示す図で ある。

第５Ａ図は、第２，３図の展開プレートを作るのにエツチングで作成したシート 金属プレートからなり、予め穿孔した基準点からマーク付けした素材の片面を示 す図である。

第５Ｂ図は、同じ基準点からマーク付けした。第５Ａ図のシート金属プレートの 反対面を示す図である。

第６図は、エツチングまたはＥＣＭ後の、第５Ａ図のＶＩ−ＶＴＭＡに沿った断 面図である。

第７図は、電解研磨後の、第６図の断面図である。

第８図は、エツチングまたはＥＣＭのための準備の整った作成済みの素材を製造 するためのＣＡＤ／ＣＡＭシステムの概略図である。

第９図は、作成済みの素材から、移植の準備を整えた人工補綴物を、第１Ｏ図に 示す方法を用いてエツチングまたはＥＣＭによって製造する方法を説明するフロ ーチャートである。

第１０．１１．１２図は、電気化学的加工技術を説明する概略図である。

第１３図は、第１１．１２図の電気化学的加工技術を用いて作成済みの素材から 、移植の準備の整った人工補綴物を製造する方法を説明するフローチャートであ る。

第１図から第１３図は、骨折した骨をビン化めするために外科手術で用いるよう な人工補綴物１１の製造を説明している０人工補綴物は、移植しようとしている 目的に従って、種々の形状、寸法、厚さを採り得る。

現在利用できる予穿孔ストリップ人工補綴物が一般に非常に満足をもって使用で きる腕および脚の主骨の普通の造作に加えて、多くの他のタイプの骨のりペアが あり、注文製作された三次元湾曲プレート人工補綴物と同様の利点を持つ。

（１）を椎−多くの小さな生命維持に必要な椎骨が細かくて特別な支えを必要と する。

（２）骨盤−自動車事故で普通に障害を受ける。骨の複雑な形状および骨折緩結 の放射状の性質は、現実に有効なのはいくつかのストリップよりもむしろ大きな プレートである。

（３）関節−隣接した骨のいくつかあるいはすべてが主関節窩に近くで骨折した 場合、アクセスしにくいところなので、しばしば普通のスポーツ障害では特別（ ４）＃ｌｔ的骨−謹瘍、癌または不正骨成長のために骨の大部分を外科的に除去 しなければならない。新しい骨成長が分離した置端を相互につなぐまで、骨をブ リッジ結合しておく必要がある。

（５）内部仮固定−たとえば、関心術後に胸骨を再結合し、ビン化めするのに、 個別の特に作成した長いプレートを必要とする。

（６）Ｈ面の骨−顎骨、頬骨あるいは類骨構造が骨折し、陥没する。普通は、自 動車事故で、ステアリング・ホイールと顔面が衝突したときに生じる。当初の顔 面輪郭を回復するためのこの湾曲プレートは整容手術の助けとなろう。

（７）多発性骨折−爆風や銃弾によって生じ１種々の骨片を支えるために被覆プ レートを必要とする。これにより、四肢を正しく接合し、真の向きを確保するこ とができる。

主要手術領域のこれらいくつかの例において、人工補綴物を必要とする前に非常 に短い時間で必要な移植構成配置を予め決定することは難しいか不可能であるこ とが多く、シばしば、必要な形状を決定することができることは実際に手術が進 行するまでない、外科医が現実に必要とするものは、手術直前あるいは実際に手 術中に指定した形、寸法に病院内で短時間で製作された注文製作のプレートであ る。

折れ線その他の造作をエツチングすることによってステンレス鋼プレートから異 形物品を製作することは既に知られているが、現在実施されているままでは、迅 速に注文製作することは難しい、普通に使用されているレジストは写真であり、 エツチング・パターンは、マスター図面の焼き付け（通常は縮尺が行われる）に よって高精度で作成される。ワンオフ式に物品を製作するのにこの方法を使用す るのは不経済であり、たとえ製作を優先的に集中して行うにしても、５時間以内 で最終状態まで＋５Ｘ５ｃｍの構成要素を完成するのはいずれにしても難しい、 通常は、作業を任意の注文式の商業生産スケジュール内で行うことにしても。

少なくとも２．３日は必要である。

もちろん、将来、時間短縮、コスト低減を行う写真技術が開発され得る。しかし ながら、一方、現在の写真技術の欠点のない他の方法によってエツチングしたあ るいは電気化学的に加工した（ＥＣＭ）プレートを作ることはできる。

第１図は、ここに記載しているように容易に製作することのできる代表的なプレ ート１１を示している。このプレートは、骨の骨折部に部分的に嵌合し、加工し た孔１２に通してねじまたはビンで固着するようになっている。

骨を結合する普通の技術では、傾斜ねじを用いて扁平なプレートによって骨を連 結し、傾斜ねじを締め付けたときに、骨折した置端を引っ張って緊密に係合する ようになっている。現在、置端を少し、たとえば、１ミリメートルまたはそれ以 下分離しておくと良いと言われており、最終的には、新しい骨成長によって架橋 されることになる。これは、普通の扁平なプレートまたはストリップを用いては ほとんど不可能であるが、骨構造を支えるのに充分な機械的強度を有する図示の 三次元人工補綴物を用いると容易に達成される。

第１図の人工補綴物１１は、第２．３図に示すような扁平なプレートからなる素 材２１の塑性変形によって作られる。この素材には、エツチングまたは電気化学 的加工で折り線２２が形成しである。このような折り線を適当に位置させると、 ステンレス鋼プレートを変形させることによって非常に複雑な形状を作ることが できる。これは、手でも行久るし、単純な曲げ治具の助けによっても行える。

折り線は、金属を曲げることのできる程度を決め、高精度で最終形状を決めるこ とができる。

ＩＪ４図は、折り線に沿って曲げた後の素地２１を断面で示している。第３図の 断面図かられかるように、折り線は傾斜した側面を持つＵ字形溝であり　溝の角 隅が相互に係合してそれ以上動けなくなるまで溝の線に沿ってプレートを容易に 折り曲げることができる０曲がりの鈍角は、エツチングまたはＥＣＭに先立って 正確に作成された溝の幅によって決まる。たとえば、材料の厚さに等しい溝幅は 、はぼ９０度をなす角度の曲がりを生じる。したがって、平行なあるいは発散す る溝の数および幅によってほぼ円形または楕円の曲面に近い多面体を得られると 実用的である。もちろん、折り線の精密な形態およびプレートを作る材料に応じ て、外科医が最終形状に対して小ＩＩ整を行うこともできる。

第５Ａ、５Ｂ図は、第２．３図の素材２１の製作のために前面（第５Ａ図）およ び背面（第５Ｂ図）についてマークを付けたシート材料プレート５１を示してい る。このプレート５１は、手術時、ひとたび人工補綴物の全体的な寸法を決定し たならば、目的に合わせてセットまたはキットとして供給される成る範囲の寸法 から選ぶことができる。

前面（第５Ａ図）は、作成されたシートに予め穿孔した基準孔５０に対して周囲 線５２およびねじ孔部またはアウトライン５３をマーク付けしである。背面もま た、同じ基準孔５０を用いて周囲ａ５２に正確に合わせて周囲＠５４が鏡偉の形 でマーク付けしである。ねじ孔領域またはアウトライン５５は、ねじ孔領域また はアウトライン５３よりも小さい直径となっており、端ぐり孔となるようにしで ある。傾斜ねじの場合、ねじ孔領域またはアウトライン５５は、ねじ孔領域また はアウトライン５３からオフセットしていてもよい、背面には、折り線２２もマ ーク付けしである。互いに反対向きの湾曲を必要とする場合（片面の一部が凸面 となり、他の部分が凹面となるなど）、もちろん、折り線は両面に形成すること になる。

ここで「マーク付け」なる用語は、もちろん、レジストの除去または修正を意味 している。レジストは、金属面に接着してあり、マーク付は部位で金属にエツチ ング剤またはＥＣＭ電解液がアクセスすることができるワックス・コーティング あるいはゴムまたはプラスチック膜であり得る。

エツチングまたはＥＣＭの後、素材２１は、第６図に示す横断面形状となるが、 トリム６１はまだ所定位置に示しである。実際には、これらのトリムは切り落と されることになる。エツチングまたはＥＣＭ過程では、尖ったバリ６２が残るが 、これは除去しなければならない、これは、電解研磨によって便利に達成される 。この場合、素材に電位が印加されると共に、エツチング剤が平坦なところより も尖った部分を迅速に腐蝕させ、第７図に示すような横断面の素材となる。

孔は、エツチングまたはＥＣＭ法を両面に行わないならば、ドリルでもポンチで も行える。これで作業速度が向上する。

第８〜１３図は、第１図の人工補綴物を製作する成る方法における作業シーケン スを概略的に示している。

第８図は、ＣＡＤ／ＣＡＭ装置を示しており、必要な人工補綴物が適当なＣＡＤ 技術を用いてスクリーン８２上に画像８】として設計される。このＣＡＤ技術は 、たとえば、光ペン、磁気ペンあるいは誘導ペン８３を用いてスクリーン表示の メニュー８４から部品を選び、概要図８１を描き、決定するようになっている、 市販の画像処理ソフトウェアがＩｉＩ像８１についての作業、たとえば、回転、 平行移動、拡大、反転、縮小などを行うことができる。光ボックス８５が設けて あり、Ｘ線写真８６を表示するようになっており、Ｘ線写真はＣＣＤカメラ８７ で読み取ってスクリーン８２上に画像として表示できる。この画像のまわりに光 ペン、ＦｉＩｉ気ペン、誘導ペン８３を用いて人工補綴物をスケッチすることが できる。

しかしながら、ｘ！Ｉ画像を種々の角度から分析して、骨折部位の三次元像を演 算したり、必要な人工補綴物形状をアルゴリズムに従って加工したりするのに必 要な情報を得てもよい、このようなアルゴリズムは、たとえば、最初に専門シス テムを用いて調整しておいてもよい。

また　必要な素材の寸法を演算したり、必要な形状に変形するようにエツチング またはＥＣＭによつて素材を作成すべくマークけけする必要のある折り線その他 の造作を特定したりするのにソフトウェアを用いてもよい。

コンピュータは１次に、プレート５１にマーク付けを行って素材２１を製作する ための工具８９を備えたＸ−Ｙプロッタ８８の動作を制御できる。

工具８９は、ブレードや回転工具であってもよく、たとえば、小型空気駆動るう た。レーザ、レジストを融解させたり、蒸発させたりする放電装置、試液または 溶剤を塗布するためのペン、ジェットプリンタ、エアブラシなどを使用し得るマ ーク付けした素材は、第９図に示す作業シーケンスに通される。すなわち、まず エツチングまたは電気化学的加工を行い、次に洗浄し、残っているレジストを除 去し５次いで、再エツチングまたは電解研磨して残っていた尖ったパリを除去し 、その後、再び洗浄する。こうして作成した素材は、折り線に沿って手または曲 げ工具によって折り線によって定められた最終形状へ塑性変形させ、次いで、高 圧釜に入れて滅菌し、使用に備＾る。

第１Ｏ図は、成る電気化学的加工（ＥＣＭ）法を概略的に示している。扁平な金 属電極９１　（陰極）を金属素材９３（陽極）に対向して配置する。金属素材９ ３は９５のところに示すように一部除去したレジスト・コーティング９４を有す る。

金属素材９３および電極９１を直流電源に接続する。電解液９６（たとえば、水 酸化塩またはイオン化塩あるいは硝酸、硫酸のような導電性の酸を電極間で循環 させることによってアーク発生は阻止する。金属イオンがレジスト層が除去され たところで素材から電解液内に取り込まれ、必要な寸法のエツチング９８を生じ させる。

その後、金属素材９３を洗浄し、残っているレジスト・コーティング９４を除去 してから、第９図に示す電解研磨その他の工程を行い、完全な人工補綴物を得る 。

異なった方法が第１１．１２図に示しである。第１１図では、金属素材９３（陽 極〕はレジスト・コーティングをなんら持っていない。実際には、マーク付けし たエツチング・パターン９５を有するレジスト・コーティング９４が中実の金属 電極９ｉ陰極）に設けである。第１Ｏ図に関連して説明したように、２つの電極 の間を電解液８６が流れると、電流が電極間を流れ、金属素材９３にエツチング ９８を創り出す。

第１２［］は、また別の方法を示しており、この方法では、素材９３と電極９１ の間で、素材に近い方に非導電性プラスチック・シート９２が帰投される。シー ト９２には、ルーティング、レーザその他の手段によってレジストでなるように 穿孔されている。

この技術を用いると、電解液を循環させることが絶対必要となることはない。

第１１．１２図に関連して説明した改良方法の利点は、第１３図でわかるように 、さらなる時間の短縮である。これは、金属素材がレジストで被覆されていない ので、エツチングの後にレジストを除去するという時間のかかる作業が不要とな るということである。

骨に対して骨接合プレートを点状あるいはスポット状に取り付けるのは、可能な かざる最大の表面積にわたって接触を行うという点から避けるべきであるという ことが文献（ＤＥ−ＯＳ−２９２０２２３参照）に示唆されているが、本発明の 人工補綴物で骨を完全にあるいは部分的に取り囲んだ場合、骨を大きな表面積に わたって接触させず、むしろ線接触させると望ましいことがわかった。これは、 骨を完全に塞がないように本発明の方法で製作した人工補綴物の多角形横断面か られかる本発明のコンテキスト内で種々の代替作業を説明してきたが、本発明の 全体的な概念内に留まるさらに別の変更、修正も行い得る。たとえば、エツチン グまたはＥＣＭは、作成方法である必要はない。すなわち、プレートを、たとえ ば、機械的、研ｊｕ１１．レーザその他の切削工具のよりなＸ−Ｙテーブルに基 づ（ＣＡｌｖｌＡｌ上用いて普通の金属処理法によって加工し、折り線その他の 造作を作ることができる。

出発素材は、曲げを必要としない場合、上述のような金属除去技術によって処理 することができ、プレート素材を使用する必要はない、たとえば、異形ロッドま たはチューブを円筒形または管状の金属素材からＣＡＤ／ＣＡＭシステムによっ て現場で設計、製作することができる。この場合、材料は、たとえば、ＥＣＭ技 術によって除去されて最終的な骨接合人工補綴物を作ることができる。

他の材料、たとえば、プラスチック材料を用いる場合、それはエツチングあるは カッティングを行わずに、ＵＶａ明低明方動力レーザ音波ホーンまたはアイソト ープ照射などによって選択的に改質され、必要な変形を行うことになっている面 で線に沿って収縮を生じさせるようにしてもよい。

本発明を外科用人工補綴物について説明してきたが、本発明が急速、ワンオフま たは小パッチ製作と呼ばれる他の目的の、たとえば、プロトタイプ開発の異形物 品を製作することができることは明らかである。エツチングまたはＥＣＭ法は、 特に、普通の機械加工あるいはプレス加工を受けることのできないシート材料、 たとえば、急速加工硬化する金属、薄いスプリングとして用いられる完全硬化金 属、超急冷によって作られた光沢非晶質合金、ＮｉＴｉ類の記憶金属を取り扱う ときに特に有用である。

１−ｍ＋１ｗｍ１　Ａ１１１ｃｍ１１ｍＮ５　Ｐ（Ｔ／ＧＢ　９０１０１６２２ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．異形物品を製作する方法であって、（ａ）必要な物品の形状を予め決める段 階と、（ｂ）物品を形成することのできる素材を選ぶ段階と、（ｃ）この素材を 削って所定形状の物品あるいは曲げることによって所定の形状の物品を作り出す ことのできる加工済み素材を得る段階とを包含することを特徴とする方法。 ２．異形物品を製作する方法であって、ａ）必要な物品の形状を予め決める段階 と、ｂ）所定の形状に塑性変形できるシート材料プレートからなる素材を作成す る段階と、 ｃ）前記プレートを前記形状へ塑性変形させる段階とを包含することを特徴とす る方法。 ３．請求の範囲第１項および第２項記載の方法において、素材が折り線を備えて いることを特徴とする方法。 ４．請求の範囲第１項から第３項のうちいずれか１つに記載の方法において、素 材が孔を備えていることを特徴とする方法。 ５．請求の範囲第１項から第４項のうちいずれか１つの記載の方法において、素 材がエッチングによって作成されることを特徴とする方法。 ６．請求の範囲第１項から第５項のうちいずれか１つの記載の方法において、素 材が電気化学的加工によって作成されることを特徴とする方法。 ７．請求の範囲第１項から第６項のうちいずれか１つの記載の方法において．素 材が数値制御式工具手段を用いて作成されることを特徴とする方法。 ８．請求の範囲第１項から第８項のうちいずれか１つの記載の方法において、素 材が必要な物品の形状を指定するデータを供給されるプログラムされたコンピュ ータからの命令に従って作成されることを特徴とする方法。 ９．請求の範囲第８項記載の方法において、コンピュータが素材の作成を制御す ることを特徴とする方法。 １０．請求の範囲第８項または第９項記載の方法において、コンピュータがＣＡ Ｄ設備を包含することを特徴とする方法。 １１．請求の範囲第１項から第１０項のうちいずれか１つの記載の方法において 、異形物品が人工補綴物であることを特徴とする方法。 １２．請求の範囲第９項記載の方法において、人工補綴物を製作するのに用いら れ、人工補綴物のＸ線写真をＣＡＤ設備で用いることを特徴とする方法。 １３．予め形成した素材から異形物品を製作する装置であり、必要な物品の形状 を予め決定し、素材から材料を削り取って所定の形状の異形物品かあるいは曲げ ることによって所定形状の異形物品を作ることのできる加工済み素材を残す素材 処理手段を包含することを特徴とする装置。 １４．請求の範囲第１３項記載の装置において、材料を除去して素材に折り線を 残す素材材料除去手段を包含することを特徴とする装置。 １５．請求の範囲第１３項記載の装置において、材料を除去して素材に孔を残す 素材材料除去手段を包含することを特徴とする装置。 １６．請求の範囲第１４項または第１５項に記載の装置において、前記素材材料 除去手段がエッチング手段を包含することを特徴とする装置。 １７．請求の範囲第１３項から第１６項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、前記素材材料除去手段が電気化学的加工（ＥＣＭ）手段を包含することを特 徴とする装置。 １８．請求の範囲第１７項記載の装置において、前記ＥＣＭ手段が陰極と電解液 を入れた浴とを包含することを特徴とする装置。 ２０．請求の範囲第１８項または第１９項記載の装置において、素材がレジスト 被覆され、材料を除去するためのマーク付けがしてあることを特徴とする装置。 ２１．請求の範囲第１８項または第１９項記載の装置において、陰極がレジスト 被覆してあり、素材から金属を除去するためのマーク付けがしてあることを特徴 とする装置。 ２２．請求の範囲第１８項または第１９項記載の装置において、陽極と陰極の間 に、いずれかにレジスト層を形成する代わりに．孔のあいた非導電性層を挿設し てあることを特徴とする装置。 ２３．請求の範囲第１８項から第２２項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、電解液が水酸化物、イオン化塩溶液あるいは酸であることを特徴とする装置 。 ２４．請求の範囲第１６項から第２３項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、エッチングまたはＥＣＭ作業後に素材からレジストを除去するレジストコー ティング除去手段を包含することを特徴とする装置。 ２５．請求の範囲第１６項から第２４項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、尖った縁を除去し、処理済みの素材を研磨する電解研磨手段を包含すること を特徴とする装置。 ２６．請求の範囲第１３項から第２５項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、レジストまたは非導電性層にマーク付けを行うか、あるいは、機械的な手段 によって素材から材料を除去する数値制御工具手段を包含することを特徴とする 装置。 ２７．請求の範囲第１３項から第２５項のうちいずれか１つに記載の装置におい て、必要な物品の形状を指定するデータを処理するようにプログラムされたコン ピュータを包含することを特徴とする装置。 ２８．請求の範囲第２７項記載の方法において、コンピュータが素材作成を制御 することを特徴とする装置。 ２９．請求の範囲第２７項または第２８項記載の装置において、コンピュータが ＣＡＤ設備を包含することを特徴とする装置。 ３０．請求の範囲第２９項記載の装置であって、人工補綴物を製造する装置にお いて、人工補綴物のＸ線写真をＣＡＤ設備で用いることを特徴とする装置。