JPH05501416A - エンドトキシンの毒性作用の治療のためのラクトフェリンの使用 - Google Patents

エンドトキシンの毒性作用の治療のためのラクトフェリンの使用

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JPH05501416A JP3505159A JP50515991A JPH05501416A JP H05501416 A JPH05501416 A JP H05501416A JP 3505159 A JP3505159 A JP 3505159A JP 50515991 A JP50515991 A JP 50515991A JP H05501416 A JPH05501416 A JP H05501416A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エンドトキシンの毒性作用の治療のためのラクトフェリンの使用 この発明は、エンドトキシンの毒性作用の予防的処置ならびに治療的処置のため の薬剤としてのラクトフェリンの使用に関係する。
ラクトフェリンは、平均分子量77.000ダルトンの糖蛋白質である。これは 、2分子の鉄と可逆的に結合することができる。それはまた、鉄の代わりに綱、 マグネシウム、亜鉛、マンガンまたはコバルトのような、2価または3価の金属 イオンとも結合することができる。
ラクトフェリンは、1960年に初めて、牛乳から分離された。ヒト乳汁のラク トフェリン含量は、約1■/dQである。
ラクトフェリンは、また血液、好中性顆粒球、涙液、胃液または腸管分泌物中で も見い出されている。血中に見い出されるラクトフェリン濃度は、40〜200 μg/aである。
主に好中性顆粒球の顆粒によって放出される血中のラクトフェリンは、特に感染 症や炎症性経過の期間中において、細胞内皮系の細胞への鉄輸送のいくつかの局 面に寄与する[Van 5nick JL、 Masson L、 Herem ans JF、r急性炎症の低鉄血症におけるラクトフェリンの関与J J E xp Med 1974;140: 1068−1084]。動物実験では、顆 粒球からの急速なラクトフェリンの放出のために、エンドトキシンないしは細菌 の投与とほぼ同時に血漿ラクトフェリン値が上昇するのが見られた。このために 、血漿ラクトフェリン濃度の上昇は、エンドトキシン血症や敗血症についての早 期1見であるとみなされる(Gutteberg TJ、、 Rokke O, 、Josrgensen T、: AndsrsenO,、: r豚における敗 血症およびエンドトキシン血症の指標としてのラクトフェリンJ 5cand  J Infect Dis (1988)、 20:659−666)。
もう1つのラクトフェリンの本質的な機能は、特に新生児期においては、腸管に おける鉄吸収の調節である[Brock JH。
「ヒト乳汁中のラクトフェリン:新生児における鉄吸収および腸感染症に対する 保護におけるその役割J Arch DisChild (1980) 55:  417−4221というのは、ヒト乳汁中ラクトフェリンは、結合している鉄 を、腸粘膜に対して放出することができるからである。
しかし、ラクトフェリンの最も重要な生物学的機能は、その静菌作用に由来する [Arnold RR,Braver M、 Gauthier JJ。
「ヒト・ラクトフェリンの殺菌活性J Infection and Imm− unity (1980) 28: 893−898; Arnold RR, Ru5sel JE、 Champ−ion VJ、 Gauthier JJ 、rヒト・ラクトフェリンの殺菌活性:物理的条件と標的生物の代謝状態の影響 J Infection andImmunity (1980) 32: 6 55−660; Gutteberg T、J、、Rokke O,。
Andersen O,、Joergensen T、; r敗血症およびエン ドトキシン血症における循環鉄の早期低下とラクトフェリンの急激な増加:早期 防御機序J 5cand J、 Infect Dis、 (1989) 2] 、ニア09−715]。その静菌作用のために、ヒト乳汁中ラクトフェリンは、 それが腸感染症から新生児を保護する防御機序として1重要な役割を果たす。こ の静菌作用は、ラクトフェリンの高い鉄結合能から生じる。鉄は、細菌にとって 必須の増殖因子である。鉄とラクトフェリンの結合は、細菌を取り巻く遊離鉄濃 度を、細菌の増殖を助成するレベル以下に保つ。これが、細菌の増殖の阻止をも たらす、鉄含量が高ければ高いほど、ラクトフェリンの静菌作用は小さくなる。
鉄フリーのラクトフェリン アポフオーム は、苗土症およびエンドトキシン血 症の初期と同程度の早期に放出されるので、Gutte−bergらは、鉄フリ ーラクトフェリンはその静菌作用に鑑みて、員11漿に対する早期防御機序であ ろうと仮定した[Gutte−berg Tj、、 Rokke O,、And ersen O,、Joergensen T、; r敗血症とエンドトキシン 血症における循環鉄の早期低下とラクトフェリンの急激な増加:早期防御機序J  5cand J、 InfectDis、 (1989) 21: 709− 715] 、上述の公表文献は、顆粒球から放出されるラクトフェリンの厳ユ沃 ニアポフォームが、細菌に対する防御機序としてのその機能に加えて、エンドト キシンに対する防御機序の役割を演じるという証拠を含んではいない。
ラクトフェリンは、また、顆粒球造成において何らかの機能を果たすらしいが、 関与する機序は、未だ十分には理解されていない。マクロファージからのコロニ ー促進因子(C5F)の放出が、ラクトフェリンによって阻止され得るというこ とが、観察されている。この因子は、顆粒球造成に必須である。CSF放出阻止 は、ラクトフェリンの鉄負荷に依存する[Broxmeyer HE et a l、rコロニー促進活性産生の顆粒球誘発性阻害物質としてのラクトフェリンの 同定J J Exp Med1978; 148: 1052−1068]。
エンドトキシンは、グラム陰性菌の細胞壁の構成成分であり、細菌の崩壊によっ てのみ放出される。それは、lXl0@ダルトンまでの分子量を有する高分子で 、主として糖化合物と脂肪酸から成る。それはまた、細菌の細胞壁からの複合蛋 白質残基も含有する。エンドトキシン分子は、構造的ならびに免疫生物学的に異 なる3つのサブ領域から成る:サブ領域1.各々が最大5個の中性糖から作られ ているいくつかの反復性のオリゴ糖類ユニットから成る〇−特異鎖、存在するオ リゴ糖類の数は、細菌の株に依存する;例えば我々の実験に用いられたS、 a bortus equiのエンドトキシンは、この領域に8個のオリゴ糖類を有 する。
mよ、他のものに混じって、n−アセチルグルコサミン、ブドウ糖、ガラクロー ス、7単糖または2−ケト−3−デスオキシオフトン酸から成る核オリゴ糖類類 。
m、いくつか−およそ7個−の長鎖脂肪酸がアミドまたはエステルとして結合し ているリン酸化D−dルコサミン2糖類から成る脂質A(分子量2,000ダル トン)、毒性蛋白質の担体が脂質Aであり、そのために、毒性作用がこの領域の いくつかの脂肪酸残基に由来する。
エンドトキシン分子の大きさと、その電荷の特徴が、その毒性に影響を及ぼすこ となしにエンドトキシン構造中の3つのサブ領域の基あるいは側鎖と様々な化合 物または蛋白質との複合を可能にする。普通は、脂質Aに結合した蛋白質、いわ ゆる脂質A関連蛋白質がある。たいていの場合に、エンドトキシンからのこの蛋 白質成分の分離は、毒性作用に何の変化もひき起こさない。しかし、多くのエン ドトキシンへの蛋白質の結合は、それらの毒性の顕著な増加を生じ得ることが見 い出された(Rietschel E、 TH,et al、 (1982)  r細菌のエンドトキシン:化学構造、生物学的活性ならびに敗血症における役割 J 5cand J、 Infect Dis、 5upp1.31: 8−2 1; p。
17)。
健常者には、腸から血中へのエンドトキシンの生理学的転移もある。門脈血から のエンドトキシンの排泄は、主として肝臓で起こると思われる1m器を損傷から 保護するために。
健常者の血漿は、腸から持続的に運ばれるエンドトキシンを不活化することがで きるが1機序はまだ説明されていない。
腸の透過性障害が、腸から血流中へのエンドトキシンの転移増加をもたらすかも しれない、そのような障害は、例えば、ショックや炎症性腸疾患のために、ある いは、サイクロスポリンAによる免疫制御療法下で、続いて微小循環の障害をひ き起こす。血中への腸からのエンドトキシンの転移増加も、腸でのエンドトキシ ン放出増加をもたらす経腸抗生物質療法に続いて認められる(Nitsche  D、 5tehle M、 Hamelmann H。
「腸性エンドトキシン血症に対するサイクロスポリンによる免疫制御の影響:動 物実験による研究J Langanbecks Arch−iv fLir C hirurgia、 1990.5upp1.) 、大量のエンドトキシンの放 出と、それ故の数置病巣から血流中へのエンドトキシンの転移の増加も、腹膜炎 のような広範なダラム陰性菌性感染症の場合に起こり得る。そのような大量のエ ンドトキシンの流入は、これらのエンドトキシンを十分にすみやかに不活化させ る血漿の能力を消耗し、生物学的に活性なエンドトキシンの血漿レベルをより高 くし、最終的に臨床的エンドトキシン血漿を生じる。一方でエンドトキシンは、 毒性メゾイエイタ−の放出をひき起こす:他方では、それはまた細胞のエネルギ ー代謝を障害し、細胞の崩壊と、−エンドトキシンの量がより高い場合、および /または、エンドトキシン血症の期間がもっと長い場合には一臓器不全も生じる 。このために。
腸または数置病巣から血中へのエンドトキシン転移を増加させる可能性のある疾 患全て、あるいは、肝臓によるエンドトキシンの生理的排泄の障害を巻き込む疾 患の全てが、血中エンドトキシン活性を低下させることができる付加治療処置を 必要とする。
エンドトキシン血症の治療における重要な付加治療処置は。
生理的状態の下でも持続する腸からのエンドトキシンの流入の軽減である。
エンドトキシンを吸収することができる物質の経口投与が、腸から血中へのエン ドトキシンの流入を減らすための治療処置として提案されている[Ditter  B、 Urbaschek R,Urbasc−hakB、r様々な吸収剤の in vitro (イン・ビトロ)でのエンドトキシン結合能およびマウスで の経口誘発エンドトキシン血症防御能J Gastroenterology  1983; 84: 1547−1552]。
これらの物質を使用する上で巻き込まれる主要な問題は、それらは腸においてエ ンドトキシンと結合することには成功するが、それらの毒性を不活化させること はなく、従って、エンドトキシンは、周囲の環境の化学的変化の結果として、も う一度放出されるかもしれない、ということである。
臨床試験によって証明されたように、モノクローナル脂質A抗体を投与すること によって血漿エンドトキシン活性を低下させることが可能である[Ziegle r EJ at al; r HA−IAヒトモノクローナル抗エンドトキシン 抗体によるグラム陰性菌血症および敗血症シミツクの治療J N Eng J  Mad、 1991:429−436] 、血漿エンドトキシン活性は、多価免 疫グロブリン製剤を投与することによっても、ある程度まで低下させられる。と いうのは、それらはいくぶんかの脂質A抗体を含有すると予想され得るからであ る。しかし、モノクローナル脂質A抗体を含有する製剤を除いて、今日利用可能 な治療法の全てが、血中に入るエンドトキシンのいくぶんかの割合でしか不活化 しないという欠点を持っている。このため、それらは、より大量のエンドトキシ ンが血流に入る場合には、無効となる。
大量のエンドトキシンを急速に中和する能力によって、エンドトキシンの毒性作 用を管理する方法として適する治療薬を供与することが、この発明の目的である 。それは、また、腸で放出されたエンドトキシンを、まだ腸管内にあるうちに不 活化することによって、腸管から血流中への生理的流入を減少させることも可能 なはずである。このためには、この薬剤を経口的にないしは胃管から投与するこ とが可能でなければならない。
この発明は、それ故に、金属イオンと結合しているラクトフェリンの使用につい て規定する。そのようなラクトフェリンは、非経口的ないしは経腸的のどちらで も投与され得る。
用いられるラクトフェリンは、鉄か別の金属イオンのどちらかと結合していなけ ればならない、ラクトフェリンとIgGだけ、ないしは、IgG、IgMおよび IgAの3つ全ての組み合わされたもののいずれかを含有する免疫グロブリンと の併用は、非常に効果的であることが証明されている。ラクトフェリンを血漿誘 導体中に見い出される蛋白質と結合させるために、血漿誘導体中での非経口投与 用ラクトフェリンを強化することも可能である。非経口投与に用いられるラクト フェリンは、ヒト・ラクトフェリンと等価でなければならない、動物からのラク トフェリンは、経腸投与に用いられ得る。
以下の実験が、ラクトフェリンと免疫グロブリンの併用のみならず、ラクトフェ リン単独によるエンドトキシンの不活化を調べるために実施された:金属イオン の影響が、鉄と亜鉛を用いて調べられた。鉄フリーアポフオームでのヒトとつシ のラクトフェリンと、鉄または亜鉛と結合しているラクトフェリンが、in v itroとin vivoにおいて、免疫グロブリンとの併用のみならず単独で も、エンドトキシンの生物学的活性を低下させる能力を決定するために、試験さ れた。
的]遺μL夫隨 A)生 学 に ぼす の ・ 免疫グロブリンと併用されたヒト・ラクトフェリンとウシ・ラクトフェリンが、 漸増されたエンドトキシンとともに、37℃で60分間インキュベーションされ た。インキュベーションに続いて、色素生成物質を用いるリムラス試験の変法に より、上澄液中の生物学的エンドトキシン活性の定量的測定が実施された(Nj 、tsche et al、 In: Vatson Sl、 Levin J 。
Novitsky TJ (eds、) rリムラス・アメーバ株細胞溶解質試 験による細菌エンドトキシンの検出J pp、 417−429 (1987) ) 。
このリムラス試験の変法の検出の下限は、IEU/dQ [IEU/a= 10 0μg/dQ Ec −51テあルウリムラス試験によッテ測定されたエンドト キシン活性は、エンドトキシンの生物学的活性に相当する(Nj、tsche  D、 Flad HD and Blum B、rリムラス試験によるエンドト キシンの測定と、エンドトキシンの生物学的活性、相関関係は存在するか?」− 投稿準備中)。
実験に用いられたヒトおよびウシ・ラクトフェリンは、はとんど鉄フリーだった (Lcf、 −0) 、 MegrawとBoudaによって記述された鉄分析 法(Megraw RE、 Hritz AM、 Babson ALand  Carroll JJ (1973) Cl1n、 Biochem、6: 2 66; Bouda J(1968) C11n、 Chew、 Acta 2 1: 159)は、検出の最下限(0゜3μg / a )に至るまで、アポラ クトフェリン(Lcf、 −0)の5%溶液中での鉄の含有を何も示さなかった 。このアポラクトフェリン(Lcf、 −0)中では、原子吸光分析法によって は、亜鉛は全く検出されなかった。
普通の生理食塩水に溶解した後、アポラクトフェリンは。
最初に濾過によって滅菌された。次に、様々な量の塩化第一鉄(FeC1,)が 、様々な鉄含有量のラクトフェリン溶液を得るために、それに添加された。
実験では、ラクトフェリン1g当たり鉄28μgの鉄含量のラクトフェリン(L cf、−Fe(A)) 、同じく296μgの鉄含量のラクトフェリン(Lcf 、−Fe(B)) 、同じ<1,058μgの鉄含量のラクトフェリン(Lcf 、−Fa(C))の各々の溶液が用いられた。
アポラクトフェリンのさらなる試料は、アポラクトフェリ21g当たり590μ gの亜鉛含量を有するアポラクトフェリン溶液(Lcf、−Zn)を得るために 、アポラクトフェリン(Lcf、 −0)に亜鉛ZnC1,を添加することによ って作られた。
以下の免疫グロブリン製剤が用いられたニアSIgG(Intraglobin ll、 Sandoglobin”) 、 12% IgM強化7SI g G  (I g G / A/ M=Pentaglobin”) 。
以下の菌株からのエンドトキシンが用いられた:Sa1monella abo rtus equi (NOVOPYREXAL”) 、 Pseudomon as aeruginosa Fisher Type 7. E、coli  0113: HIO: KOからのFDAエンドトキシン標準品。
“ ヒの −%″の 不活化されたエンドトキシンの量の%は、初めのエンドトキシン濃度と、蛋白質 とのインキュベーション後に測定されたエンドトキシン活性との差異から計算さ れた。調べられたエンドトキシン濃度の全範囲(10EU/di!−1,000 EU/dll)についての、各蛋白質濃度に関する“不活化の平均%”は、異な るエンドトキシン濃度についてこの方法で測定された値に基づいて計算された。
エンドトキシン 化 の測 エンドトキシンの不活化についてのラクトフェリンおよび、ラクトフェリンと免 疫グロブリンとの併用の能力を定量するために、′不活化能“が測定された。測 定精度を改善するために、このパラメータは、等量では測定されず、むしろ、1 0EU/dll および100 EU/dQという過剰のエンドトキシン濃度で 測定された。
このパラメータは、蛋白質製剤とのインキュベーション(60分、37℃)後の 上澄液中での遊離エンドトキシンの濃度が10ないし100 EU/dQ に達 するように、各蛋白質試料に添加されなければならないエンドトキシンの量(E U/da)に基づいて計算された。このエンドトキシン濃度は、添加されたエン ドトキシンの量と、インキュベーション後の上澄液中で測定されるエンドトキシ ン濃度との関係に基づいて、各試料(ラクトフェリン、免疫グロブリンおよびラ クトフェリンと免疫グロブリンの併用)について計算された。この関係は、エン ドトキシンを、その濃度を漸増させながら(10EU/准、25 Eυ/a、5 0 Ell/dQ、100 EU#Q、200 EU/du。
300 EU/dll、500 EU/dll、750 EU/dll、および 1,000 EU/a)、様々な蛋白質試料とともに60分間インキュベーショ ンした一連の測定によって決定された。反応液中のラクトフェリンの濃度は31 2 、5mg/dQだった。
ラクトフェリンと免疫グロブリンの併用によって実施された測定は、各蛋白質成 分の濃度が312騰g/aであることを明らかにした。一定条件下で各蛋白質試 料[+sg/dQ]によって不活化され得る平均エンドトキシン濃度は、この方 法によって測定されたエンドトキシンの量から一定の過剰エンドトキシン量(1 0EU/aないし100 EU/dQ)を差し引いた量である。100mg/4 の蛋白質濃度に関して、このエンドトキシンの量が各ラクトフェリン試料ないし はラクトフェリンと免疫グロブリンとの併用のL三片l 化 (EU/ 100 mg) ’のゲージである。
エンドトキシンが鉄フリー・アポラクトフェリン−〇旦ム:−肚とインキュベー ションされると、35.4−41.2%のエンドトキシン活性の玉曳久王が記録 され、エンドトキシンのタイプと濃度に依存する。
エンドトキシンがラクトフェリン1g当たり28μgの鉄含量を有するラクトフ ェリン−C匹エトニジα人υ−とインキュベーションされると、62−67.7 %のエンドトキシン活性の平均低下が記録され、エンドトキシンのタイプに依存 する。
エンドトキシンがラクトフェリン1g当たり296μgの鉄含量を有するラクト フェリン−Ω、cf、−F+α旦υ−とインキュベーションされると、79.1 −86.4%のエンドトキシン活性の玉曳墓上が記録され、エンドトキシンのタ イプに依存する。
エンドトキシンがラクトフェリン1g当たり1,058μgの鉄含量を有するラ クトフェリン−Q6工と二五α旦υ−とインキュベーションされると、89.2 −96.7%のエンドトキシン活性の王m王が記録され、エンドトキシンのタイ プに依存する。
エンドトキシンがアポラクトフェリン1g当たり590μgの亜鉛含量を有する アポラクトフェリン溶液−Ω6エ、 −ZtΩ−とインキュベーションされると 、85.2−92.7%のエンドトキシン活性の玉曳監玉が記録され、エンドト キシンのタイプに依存する。
a ) 10 EU/ dQ の゛ エンドトキシンを基礎とする玉1似腹は: 1 、 ) Lcf、 −0: S、 abortus equiに対しては5 .8Eυ/100■、E、coliに対しては5.2 EU/100[、Pse udomonasaeruginosaに対しては4.7Eυ/100*。
Il、 ) d : S、 abortus equiに対しては48.9 E U/100x、E、coliに対しては57.8 EU/100m、Pseud om−onas aeruginosaに対しては17.5 Eυ/100.。
IIl、) 9 : S、 abortus equiに対しては62.1 E U/10k、E、coliに対しては72.3 EU/100+sg、 Pse udoit−onas aeruginosaに対しては67.7 EU/10 0*。
IV、) Lcf、−Fe C: S、 abortus equiに対しては 97.I EU/100+sg、 E、coliに対しては126.4 El/ 100g、Pseudo−monas aeruginosaに対しては152 .7 EU/Loow@。
V、) Lcf、 −Zn : S、 abortus equiに対しては8 5.6 EU/100Q、 E、coliに対しては109.6 El/100 m1+、Pseudomonasaeruginosaに対しては126.8  EU/100q。
I 、) Lcf、 −0: S、 abortus equiに対しては20 .3 EU/100■、 E、coliに対しては18,8 EU/100+1 g、Pseudomonasaeruginosaに対しては32.7 EU/ 100*。
Il、) Lcf、 −Fe A : S、 abortus equiに対し ては167.9 EU/100g、 E、coliに対しては309 EU/1 00+ig、 Pseudo+*o−nas aeruginosaに対しては 155.4 EU/ 100mg。
IIl、) Lcf、−Fe B : S、 abortus equi しこ 対して番1233 EU/100■、 E、coliに対しては493.2 E IJ/100mg、Pseudomo−nas aeruginosaに対して は392.4 EU/100■。
■v、) Lcf、−Fe C: S、 abortus equiに対しては 376.5 EU/100mg、E、coliに対しては598Eυ/ 100 @g、Pseudorrro−nas aeruginosaに対しては627  EU/100■。
V、) Lcf、−Zn : S、 abortus equiに対しては31 2.6 EU/1100n1.E、coliに対しては527 EU/100+ ++g、Pseudornonasaeruginosaに対しては558.8  EU/100mg。
2、乏り」≦7Z隻−> k、 ’7ヨ辷」−口l上ラクトフェリンと75 r gGとの併用は、エンドトキシンの不活化を増進する。7SIgG単独(312 ■/dll)とエンドトキシンとのインキュベーションにより、エンドトキシン 活性を21.5−33.7%低下させる。 200 E[I/准以下の濃度のエ ンドトキシンを、ラクトフェリン(312■/a)と7S I gG (312 ■/dQ)との組み合わせとともにインキュベーションすると、鉄フリー・アポ ラクトフェリン1匡ムiを用いる場合には、エンドトキシン活性は58.7−6 4.1%低下する。より高いエンドトキシン濃度に対しては、この併用は、エン ドトキシン活性を44.3−51.8%しか低下させない。ラクトフェリン1g 当たりFe” 28μgの鉄含量を有するラクトフェリン−Ω匹エピニジα人ロ ーを代わりに用いると、72−78.4%のエンドトキシン活性の低下が記録さ れ、用いられるエンドトキシンのタイプと濃度に依存する。
ラクトフェリン1g当たり950μgの鉄含量を有するラクトフェリン−Ωf」 よ<−が75 IgGとの併用で用いられると、エンドトキシン活性は87.3 −92.2%低下し、エンドトキシンのタイプと濃度に依存する。
a’ ) 10 EU/ dQの過剰エンドトキシンを基礎とするEL±丘は: 1、)7S IgGの単独使用: S、 abortus equiに対しては 1.8 EU/100■、E、coliに対しては0,9 EU/100a+g 、Pseudomonas aeruginosaに対しては1,3 EU/1 00w。
Il、 ) Lcf、 −0と7 S I g G : S、 abortus  aquiに対しては9.I EU/Loo■、E、coliに対しては12. 6 EU/ Loo■。
Pseudomonas aeruginosaに対しては10.4 EU/1 00q。
IIL) Lcf、 −Fe A と7 S I g G : S、 abor tus equiに対しては57.6 EU/100■、E、coliに対して は65.7 EU/100■、Pseudomonas asruginosa に対しては36.2 EU/100IV、) Lcf、 −Fs B と7 S  I g G : S、 abortus equiに対しては77.4 EU /100■、E、coliに対しては86.4 EU/100■、Pseudo rionas aeruginosaに対しては82.7 EU/100b )  Ioo EU/dllの過剰エンドトキシンを基礎とする王五上莞−は: 1、)TS IgGの単独使用: S、 abortus 5quiに対しては 19,3 EU/100■、 E、coliに対しては9.4 EU/100■ 。
Pseudomonas aeruginosaに対しては16.7 Eυ/1 009゜Il、) Lcf、 −0と7 S I g G : S、 abor tus equiに対しては47.6 EU/100q、E、coliに対して は51.9207100mg。
Pseudomonas aeruginosaに対しては57.320710 0mg。
IIl、) し江tニジ伏幻−と7 S I g G : S、 abortu s equiに対しては202 EU/100+ag、E、coliに対しては 359 EU/100■、Pseudoa+onas aeruginosaに 対しては282.5 EU/100nH0IV−)し41.ム工幻−と7 S  I g G : S、 abortus equiに対しては289.7 EU /100+ag、E、coliに対しては545.2 EU/100q、 Ps eudomonas aeruginosaに対しては447.I Ell/1 2% IgMを強化されたIgG試料へのラクトフェリンの添加は、不活化能を さらに増進させる。エンドトキシン活性は、I gG/A/M (12% I  gM) (312g/dll)の単独使用によって、約45−48%低下する。
エンドトキシンがI gG/A/M (12% IgM)(312■/dll) およびラクトフェリン(同じ<312■/dll)と−緒にインキュベーション されると、ラクトフェリン1g当たり28μgの鉄含量を有するラクトフェリン −Cftと1均1人υ−が用いられた場合、エンドトキシン活性は、75.9− 81.2%低下し、エンドトキシンのタイプに依存する。
ラクトフェリン1g当たり296μgの鉄を含有するラクトフェリンA崩り二f fl旺りとI gG/A/Mが併用されると、エンドトキシン活性は91.8− 95.4%低下し、エンドトキシンのタイプと濃度に依存する。
a ) 10 EU/ a の過剰エンドトキシンを基礎とする玉孟止血は: I 、) I g G/A/M (12% IgM)の単独使用:S。
abortus equiに対しては5.I 207100mg、 E、col iに対しては3.8207100mg、Pseudomonas aerugi nosaに対しては5,7 EU/10k。
Il、) し4エニヱ1θユとI g G/A/M : S、abortus  equi に対しては6g、6207100mg、E、coliに対しては74 .4207100mg、 Pseudomonas aeruginosaに対 しては51.2 EU/100■。
IIl、) Lcf、 ニヱXと工g G / A / M : S、abor tus equi に対しては87.4 EU/100■、E、coliに対し ては97.8 EU/100q、 Pseudomonas aerugino saに対しては96.7 EU/100■。
b ) 100 EU/dQの過剰エンドトキシンを基礎とする王皿±丘は: 1、)I gG/A/M (12% IgM)の単独使用:S。
abortus equiに対しては48.9 EU/100■、E、coli に対しては35.7 EU/100+g、Pssudomonas aerug inosaに対しては67.7 EU/100■。
Il、) しJエニヱ10Jと工g G / A / M : S、abort us equi に対しては268.4 EU/100■、E、coliに対し ては419.1EU/100■、Pseudomonas aeruginos aに対しては349.5EU/1.00■。
IIl、) LSI艷、二:j−9xJ1Σと I g G / A / M  : S、abortus equi しこ対しては383.7 EU/100■ 、E、coliに対しては629.4EU/ 100■、 Pseudomon as aeruginosa 4こ対して(ま586.7ELI/100■。
単球からのIL 1とIL6の放出が、試験化合物によるエンドトキシンの不活 化の程度の付加)(ラメータとして用し1られた。エンドトキシンがラクトフェ リンと、なしN L、 itラクトフェリンと免疫グロブリンの組み合わせとと もしこ、インキュベーションされた。上澄液が次いで単球とともにインキュベー ションされ、単球によって放出されるインターロイキン1とインターロイキン6 の濃度が、上澄液で測定された。ラフ1−ツエリン1g当たりの鉄含量が28μ gのラクトフェリン萱立と、296μgのラクトフエリンユ匡ムニシα隻ローと が用いられた。
以下の免疫グロブリンが用いられた812% IgM強化7 S I gG ( I gG/A/M=Pantaglobin”) 。
以下の菌株からのエンドトキシンが用いられた: Sal+5one−11a  abortus equi (NOVOPYREXAL”)とE、coli 0 113: HIO: KO。
からのエンドトキシン標準品EC−5゜ラクトフェリン、免疫グロブリンおよび 免疫グロブ1ノンと組み合わされたラクトフェリンが、エンドトキシンとともに 37℃で60分間インキュベーションされた。試料中の蛋白質の濃度は、各々6 25■/di!、 312■/dI2,156■/dflであった。インキュベ ーションは、50から1,500 EU/dilのエンドトキシン濃度で実施さ れた。
蛋白質とのインキュベーションに続いて、各エンドトキシン溶液が、健常者から の単核細胞とともにインキュベーションされた(37℃、16時間)。次に、放 出されたメゾイエイタ−ILLとIL6の濃度が、測定された。IL 1は、繊 維芽細胞増殖試験(Loppnow、 H,; Flad、 H,−D、; U lmer、 A。
−J、 at al、rヒト皮膚線維芽細胞によるインターロイキン1の検出J  I++nunbio1.、1989.179.283−291)によって、E L4−6.1胸腺腫細胞系列を用いて測定された。IL6の濃度も、IL6−依 存性マウスハイブリドーマ(7TD1)を用いる増殖試験によって測定された( Van Damns J、 CayphasS、 at al、 (1987)  Eur、 J、 Biocham、 168: 543−550; VanO ers MHJ、 Van dsr Heyden A、 and Aarde n La、 (198g) Cl1n。
exp、I+smuno1. 71: 314−419) 。
エンドトキシンとラクトフェリンとのインキュベーションは、単核細胞からのメ ゾイエイタ−のエンドトキシン誘発性放出の急激な低下をひき起こした。この効 果は、ラクトフェリンの鉄含量に依存するーそれは、鉄負荷を増すことによって 増進され得る。ラクトフェリンと免疫グロブリンとの併用は、メゾイエイタ−の 放出に及ぼす抑制効果をさらに強め、従って、ラクトフェリンのより高い鉄含量 もラクトフェリンと免疫グロブリンとの併用の抑制効果を増進する。
a)zノドトキシン500 EU/a をLcf、 −Fe A とインキュベ ーションした場合、IL 1の平均放出は、S、 abortusequiで3 87 U/mQ 、 E、coliで229U/+sQであった。工L 6の放 出は、 S、 abortus equiで1,269 U/*Q 、 E、c o−11で1.971 U/mQであった。
b)エンドトキシン(soo EU/dQ)とLcf 、 −Fe (B)との インキュベーション後、IL lの平均放出は、S、 abortusequi で145 U/mA 、 E、coliで136U/m12であった。工L 6 の平均放出は、S、 abortus equiで765 U/mu 、 E、 co−1iで831 U/muであった。
Il、ラクトフェリンとI G/A/M (12% 工 M)A)xノドトキシ ン500 EU/dQ トI gG/A/M (12%IgM)単独とのインキ ュベーションでのIL 1の平均放出は、S、 abortus equiで9 86 U/+mQ 、 E、coliで912U/mQであった。IL6の放出 は、 S、 abortus equiで1,802 U / m Q 、 E 、coliで3,387 U/muであった。
B)12% IgM強化7S IgG (IgG/A/M)へのラクトフェリン の添加は、総免疫グロブリン濃度312■%。
ラクトフェリン濃度も312■%においては、500 EU#Qのエンドトキシ ンとのインキュベーション後に、以下の結果をもたらした。: a)用いられたラクトフェリンがLcf、二力収uであった場合には、IL 1 の平均放出は、S、 abortus equiで251U/ m Q 、 E 、coliで167U/inであった。IL6の放出は、S、abortus  equi で 920 U/mR、E、coli で 1,268 U/mQで あった。
b)レボ渣二」連工り−とI gG/A/M (12%)との併用は、S、 a bortus equiで69 U/mQ、E、coliで47U/mAの平均 IL 1放出を生じた。これらの条件下での平均IL6放出は、S、 abor tus equiで407U/mu、E、coliで518U/−gであった。
IIl、アルブミン エンドトキシン500 EU/dll と標準品としてのアルブミンとのインキ ュベーション後は、ILlの平均放出は、S。
abortus equiからのエンドトキシンで2,975 U/mΩ、E。
coliで2.676 U / w* Qであった。IL 6の放出は、S、  ab−ortus equiで3,018 U/mA、E、coliで6,23 3 U/mQで健常者からのヒト血漿が1=10に希釈され、加熱[80℃]に よって不活化された。ラクトフェリンが次に、250■/di!血漿ラクトフ工 リン濃度を得るように添加された。同量のアルブミンが対照血漿試料に添加され た。次に、エンドトキシンが、血漿試料中テ1,000 EU#Q ト300  EU#Q ノニントドキシン活性を得るために、血漿/ラクトフェリンおよび血 漿/アルブミン混合物に添加され、それから37°Cで60分間インキュベーシ ョンされた。これに続いて、試料中のエンドトキシン活性が測定された。
血漿エンドトキシン活性は、アルブミンだけを含む試料に比へて、ラクトフェリ ンを添加した試料中では有意に低下するように見えた。
a)血漿へのLcf、−Fe1mの添加は、1,000 El/diエンドトキ シンでは 62.1%± 4.8%(n =18) 、 300 EIJ/di  エンドトキシンでは67.4%± 5.4%(n=16)のエンドトキシン活 性低下を生じさせた。
b)血漿へのにム:士区吋の添加は、1,000 EU/准エンドトキシンでは  78.5% ± 6.9%(n =18) 、 300 EU/dffiエン ドトキシンでは84.1%± 5.1%(n=20)のエンドトキシン活性低下 を生じさせた。
糀見座i見至1貞: 1、鉄のような3価の金属イオン、あるいは、例えば亜鉛のような2価の金属イ オンと結合しているラクトフェリンは。
エンドトキシンの生物学的活性を低下させることが可能であり、そのために、効 果のレベルは、用いられたラクトフェリン濃度に依存する。
2、ラクトフェリンがエンドトキシンの毒性作用を減少させる程度は、ラクトフ ェリンと結合している鉄の量とともに増大する。用いられたラクトフェリンの鉄 含量は、ラクトフェリ21g当たり少なくとも0.1μgでなければならないが 、1g当たり100μg以上が望ましい。
3、ラクトフェリンを他の血漿蛋白質、特に、IgGとIgM分画からの免疫グ ロブリンと併用することによって起こるエンドトキシンの生物学的活性の低下は 、これらの蛋白質が互いに別に用いられる場合よりも有意に大きい。ラクトフェ リンと免疫グロブリンとの併用は、両蛋白質のエンドトキシン不活化作用を可能 にする相乗効果を有する。
4、この相乗作用は、ラクトフェリン/免疫グロブリン併用のエンドトキシン不 活化能の有意な増加を特徴とする。これによって、治療上明らかなエンドトキシ ンの不活化は、細菌に鉄を与え過ぎることなしに達成される。
5、鉄フリー・ラクトフェリンと免疫グロブリンとを併用して、エンドトキシン 活性の低下を達成することも可能であるが、ラグトフェリン1g当たり少なくと も0.1μgの鉄含量を有するラクトフェリンと免疫グロブリンとの併用が、よ り有利であることが証明されている。しかし、ラクトフェリ21g当たり100 μg以上の鉄含量が好ましい。
6、エンドトキシンの生物学的活性を低下させる能力のために、ラクトフェリン は、エンドトキシンの排泄が低下している症例や、腸管や数置病巣から血流中へ のエンド1−キシンの通過の増加を巻き込む病的経過の全タイプにおいて、エン ドトキシンの毒性作用の治療に適する。
7、ラクトフェリンは、胃腸管へ直接投与することもできるので、それは腸管か ら血流中へのエンドトキシンの通過の治療に特に十分適する。この目的のために は、それは単独物質として、あるいは、特に経腸栄養補給用に用いられるような 、他の物質と併用して、経口的に、ないしは管を用いて、投与され得る。
8、より大きいその不活化能のために、ラクトフェリンと免疫グロブリンとの併 用は、より長期に亘る腸管や数置病巣から血中へのより大量のエンドトキシンの 通過をひき起こす病的経過の全てについて、エンドトキシンの毒性作用の治療に 適する治療薬である。従って、ラクトフェリンやラクトフェリンと免疫グロブリ ンとの併用療法は、何が原因であろうとも、エンドトキシン血症の臨床経過に好 ましい影響を及ぼすと予想されるだろう。
9、ラクトフェリンは、顆粒球造成のために重要なコロニー促進因子(C3F) のマクロファージからの放出の阻止をもたらすかもしれないので、必要とされる ようなCSFは、組み換え型と自然形のいずれでも、ラクトフェリンのi、v、 投与に含有されなければならない。
10、鉄の代わりに、亜鉛、銅、コバルト、マンガンあるいはマグネシウムのイ オンのような他の金属イオンと結合しているラクトフェリンも、エンドトキシン の毒性作用を治療するために用いられるかもしれない。
本 [の様々な か、以下の によってさらに記゛\される:肛 以下の実験は、血漿中のエンドトキシンの不活化に関するラクトフェリンの鉄負 荷の有意性の客観的尺度を得るために実施ぎわた:健常者からのヒト血漿が0. 9%N a C1で1:10に希釈され、次に加熱(90℃、5分間)によって 不活化された。様々な量の鉄と複合されたラクトフェリンが、次に、血漿へ添加 された。これらの反応試料中のラクトフェリン濃度は、300■/dQであった 。ラクトフェリンの鉄負荷は、様々な量のFeCl3を添加することによって調 整され、ラクトフェリン封蓋のモル比を22:1,1:1.1:2.5訃よび1 :3.9とされた。
ラクトフェリンの添加後、Pseudomonas aaruginosaから のエンドトキシンも様々な濃度で血漿試料に添加され、反応試料中のエンドトキ シン濃度を50.100,200.300.500,750.1 、000、お よび1,500 EU/aトされた。試料は、エンドトキシンの添加後直ちに、 37℃で60分間インキュベーションされた0次に、試料中の残余エンドトキシ ン活性が測定された。それから、10 EU/dQの過剰エンドトキシンに対す る様々なラクトフェリン溶液の不活化能が、得られた値に基づいて計算された。
一不活化能を計算するために用いられる方法の詳細は。
”in vitro試験″の節に詳細に記述されている。−ラクトフェリンの1 00■/d1 についての不活化能は、ラクトフェリン対鉄のモル比の関数とし て計算された二計算は。
10 EU#Q の過剰エンドトキシンで達成するように行なわれた二以下の値 が得られた: a)22:1 : ラクトフェリン100mg当たり 17.2 EUb)1: 1 : ラクトフェリン100■当たり 68.2 EUc)1:2.5 :  ラクトフェリン100■当たり179.4 EUd)1:3.9 : ラクトフ ェリン100■当たり405.7 EU不不活能能、ラクトフェリンの鉄の割合 を増すことによって、増大され得る。例えば、ラクトフェリン試料中のラクトフ ェリン対鉄のモル比を22=1から1:3.9になるように鉄の値を増すと、不 活化能は23.5という係数で高まる。
1:3.9のモル比では、ラクトフェリン分子の大多数が各々、鉄2分子と結合 していると予想される。
五主 上昇する血漿エンドトキシン活性値が、び漫性腹膜炎の女性患者で測定された0 反応試料中の免疫グロブリン濃度を312■/aとして、この患者からの血漿試 料をIgM強化免疫グロブリン試料とインキュベーション(37℃、30分間) することによって、16.5%のエンドトキシン活性低下が達せられた。同じ血 漿が312■/dの濃度でラクトフェリン(粘ムニ力」柱)とインキュベーショ ンされると、エンドトキシンの41%が不活化された。この患者の血漿中でのエ ンドトキシン不活化のレベルは、それぞれ312■/aの濃度で、レコ旦ユ」及 ぷり−と免疫グロブリンとを併用することによって、64%まで高められた。
患者の血漿へ相当する濃度で、より高い鉄含量を有するラクトフェリンLcfユ ニ」)遵Ω−の同量を添加すると、エンドトキシンの63%を不活化した。この ラクトフェリンLcf、 −ム頂狂をIgM強化免疫グロブリン試料(エエ旦Z 人Z及)と併用すると、患者血漿中のより一層多くのエンドトキシンの不活化を 起こした一87%。鉄を含有するラクトフェリンによるエンドトキシン活性の効 果的な低下、および鉄を含有するラクトフェリンを免疫グロブリンと併用するこ とによる、この効果の促進は、ヒト・ラクトフェリンを静脈内に適用することに よる、どの原因のエンドトキシン血症でも治療する方法を与える。
コロニー促進因子(C5F)の放出は、ラクトフェリンによって阻害されるかも しれないので、付加C8Fが−j、V*ラクトフェリン適用と一緒に、必要とさ れるだけ代用されなければならない。
盤且(図1) 抗生物質によるグラム陰性菌感染症の治療において発生する状態をまねるために 、血中でのエンドトキシン増加が、最初に腹腔内に細菌を接種し、次に殺菌性抗 生物質を静脈内投与し、これによって急速な細菌崩壊をひき起こすことにより、 動物実験において誘発された。血液採取カテーテルが、麻辞されたウィスターラ ット(250−300g)の右頚静脈へ挿入された。3つの異なる菌種の一定数 が、次に、その動物の腹腔内へ接種された(E、 coli、 Klebsie lla 5peciesおよびPseudomonas aeruginosa 、それぞれ体重1kg当たりO+75X10sCFUの濃度で)、細菌が腹腔内 へ接種されてから30分後に、研究中の試料(ラクトフェリン、ラクトフェリン と免疫グロブリン)が、250■/kgb、w、の投与量で。
潅流器によって静脈カテーテルを通してi、v、投与された。
対照群の動物は、相当する投与量のアルブミンi、v、を受けた。エンドトキシ ン血症を誘発するために、殺菌性抗生物質(IMIPENEM = Ziena ♂)が、細菌接種から1時間後にi、v。
投与された。血中のエンドトキシン活性と細菌数を調べるための血液検体が、細 菌接種前と、その後30分間隔で5時間に亘り採取された。以下の試料がi、v 、投与された:12%IgM強化7 S I gG (I gG/A/M=Pe ntaglobln ) ;Fe”28μg/gの鉄含量のラクトフェリン(し 江トー1仔υ−)と、Fe” 296μg/gの鉄含量のラクトフェリン(Lc f、 −ム頂狂) ;ラクトフェリンとIgM(12%)強化免疫グロブリン( IgG/A/M)併用。
蟇果土(図1) a)アルブミンを投与した場合、血漿エンドトキシン活性は、抗生物質投与後に かなり増大した。 192 EU/dilの平均エンドトキシン活性が抗生物質 投与後1時間という早期に達せられた。4時間後、平均血漿エンドトキシン活性 は、 210 EU/dに達していた。
b)IgM(12%)強化75 I gG (I gG/A/M)のi、v、投 与は、血漿エンドトキシン活性の低下をもたらした。血漿エンドトキシン活性は 、アルブミン対照群に比較して、抗生物質投与の1時間後に46%、4時間後に 53%であった。
C)ラクトフェリン(kL二力別[)がi、v、投与された場合、血漿エンドト キシン活性の初期増加−抗生物質投与1時間後−は、アルブミン対照群に比較し て約58.5%低下した。抗生物質投与の4時間後には、し4工=mυ一群の動 物でのエンドトキシン活性は、アルブミン対照群よりもまだ44%低かった。
d)ラクトフェリン(い工亘:均伏恒−)が1.v、投与された場合、血漿中の エンドトキシン活性の初期増加−抗生物質投与の1時間後−は、アルブミン対照 群に比較して約75.3%低下した。抗生物質投与の4時間後には、Lcf−− d−を投与された群でエンドトキシン活性は、アルブミン群よりもまだ約60. 5%低かった。
e)ラクトフェリン(鮎」と=W恒−)が12%IgM強化免疫グロブリンとと もにi、v、投与された場合、血漿エンドトキシン活性の初期増加−抗生物質投 与の1時間後−は、アルブミン対照群に比較して約73%低下した。抗生物質投 与の4時間後には、この併用投与群でのエンドトキシン活性は、アルブミン群よ りも約85%低かった。
ラクトフェリンと免疫グロブリンとの併用によって得られる、不活化能の促進は 、エンドトキシンが長期間に亘って血流中へ入り続ける症例においてさえも、身 体への鉄の過負荷なしに、血漿エンドトキシン活性の激烈な増大をコントロール することを可能にする。鉄負荷ラクトフェリン(■f、−Fe−Oυ−)だけの 適用は、鉄含量がもっと低い場合の初期段階(図1)に、ラクトフェリン/免疫 グロブリン併用で体験されたものと類似の低下を生じさせる。もしも投与量か鉄 負荷のいずれかが増されなければ、低鉄ラクトフェリンのみの不活化能は、次に は血漿エンドトキシン活性の再起をもたらすであろう。血中への持続的エンドト キシン通過の症例においては、遅かれ早かれ不十分となるだろう。ラクトフェリ ンと免疫グロブリンの併用は、たとえラクトフェリン1g当たり500Pg以下 の鉄含量のラクトフェリンが用いられる場合でも、非常に効果的な代用療法の一 例である。
刺」−(図2) 動物実験は、腸から血中への高分子の軽装通過が、サイクロスポリンによる免疫 抑制下では20倍増加するだろう、と証明している。免疫抑制は、腸から血中へ のエンドトキシンの通過もかなり増加させる[N1tsche D、 5teh le L Ha+ael−鳳annH,r腸性エンドトキシン血症に対するサイ クロスポリンによる免疫抑制の影響:動物実験による研究J Langenbe −cks Archiv fiir Chirurgie 1990 (Sup pl、)] 、従って、この動物モデルが腸管から血流へのエンドトキシンの通 過が、経腸ラクトフェリン投与によって、どの程度影響されるかを決定するため に用いられた。
ウィスターラットがサイグロスポリン(12■/ kg / day ;i、m 、)で4日間前処理された。12時間の絶食後、抱水クロラール麻酔下で、開腹 術が実施された。次に、胃管が食道を通って十二指腸まで挿入された。この管を 通って、次に、動物は、E、 coliの懸濁液(2、5X 10” CFU/  kg of b。
瞥、)を受けた。次いで、抗生物質が管から投与された(ネオマイシン16,2 50 IU/ kg of b、w、とバシトラシン1 、250丁U/ kg  of b8w、との混合物)。抗生物質の投与に続き、対照群(n=14)は 、管を通して2.5%アルブミン溶液300+ag/ kg of b、w、を 受けた。治療群(n=16)は、抗生物質投与直後に2.5%ラクトフェリン溶 液(ウシ・ラクトフェリン)300■/ kg of blw、を受けた。鉄含 量は、ラクトフェリン1g当たりFe1845μgであった。
血漿エンドトキシン濃度を測定するために、Q、2m12の血液検体が、十二指 腸管が置かれてすぐに、合計5時間にわたって60分間隔で採取された。ゼロ点 を決定するための血液試料は、開腹術と細菌の投与に先立って採取された。エン ドトキシン濃度は、色素産生物質を併用するリムラス試験の変法を用いて測定さ れた。螢光分析が、血中サイクロスポリン濃度を測定するために用いられた。
監果 動物での平均血漿サイグロスポリン濃度は、実験開始時点で、1,181■/I IQだった。サイクロスポリンによる前処理を受けていた動物全て、すなわち、 両群の動物においては、血漿エンドトキシン活性についてのゼロ点値は、3.2 ±27EU/diで、わずかに上昇した。これは、サイクロスポリンによる前処 理の直接の結果である。管からの抗生物質の投与は、ラクトフェリンを受けた動 物におけると同様に、アルブミン対照群の動物で血漿エンドトキシン活性の増加 を生じさせた。この効果は、わずか30分後に記録された。抗生物質投与の1時 間後、2群での血漿エンドトキシン濃度間には有意差は無かった。しかし、抗生 物質投与後2時間という早期に、アルブミンを受けた動物での平均血漿エンドト キシン濃度は、管を通してラクトフェリンを受けた群での値(この場合、この時 点での値は、11.27±5.76EU/diであった)よりも有意(P=0. 041)に高かった(18.7±3、95ELl/dtl) 、平均血漿エンド トキシン濃度は、アルブミン群では上昇し続けて、観察期間の終わりには34. 5±8.52EU/dQに達するのに対し、血漿エンドトキシン活性の有意な増 加は、同じ期間中、ラクトフェリン群では見られなかった。観察期間の終わりの 時点、すなわち抗生物質投与の5時間後では、ラクトフェリン群での血漿エンド トキシン濃度は、9.48±3.64EU/dllであった。この群とアルブミ ン群との差異は、この時点では非常に有意であった(P<0.001)。
抗生物質投与後2時間間がらwt察期間の終わりまで、アルブミン群の場合より も有意に低いままであったラクトフェリンを管から受けた動物での平均血漿エン ドトキシン濃度は、腸における治療上明らかなエンドトキシンの不活化が、ラク トフェリンの経腸投与によって達成され得る、ということを証明している。エン ドトキシン血症の腸性源のこの減弱は、同時に、エンドトキシンを中和するため の血漿の固有の機序における負荷を減じる。従って、ラクトフェリンの経腸投与 は、経口であっても管を通してであっても、エンドトキシン血症の治療における 補助療法として適当である:1 a)敗血症患者で、エンドトキシン血症の腸性 成分は、経腸適用法の使用に影響され得るので、それはエンドトキシン不活化剤 による全身療法に加えて実施されなければならない。
b)新生児で起こるような、また、サイクロスポリンによる免疫抑制療法中に予 想すべき、腸管での透過性障害から起こる腸性エンドトキシン血症患者で。
C)例えば潰瘍性大腸炎やクローン病のような炎症性の腸の状態、および、他の 炎症性腸炎の型で起こるような、腸から血中へのエンドトキシンの通過増大から 起こる腸性エンドトキシン血症患者で。
d)殺菌性抗生物質による治療下で起こるような、細菌崩壊の増加によってひき 起こされる腸からのエンドトキシンの流入増加から起こる腸性エンドトキシン血 症患者で。
e)新生児における肝熟成障害や、閉塞性黄痘やRES機能低下のような、肝臓 への実質障害から起こるような、エンドトキシンの肝排泄障害を有する患者で。
第1図 エンドトキシン活性に及ぼすi、V、ラクトフェリンとi、v、免疫グロブリン の影響(動物実験) エンドトキシン[EU/市コ 細菌(i、p、) 第2図 ラクトフェリンの経腸投与による腸由来エンドトキシン血症の治療エンドトキシ ン[EU/dil] 抗生物質(経口) 要約書 エンドトキシン血症の場合のエンドトキシンの毒性作用を減少させる治療のため の、鉄イオンと結合しているラクトフェリンの使用。
国際調査報告 In1e″′lle″” A″’−”” ”’KT/DE 911002141 emw1mnml A9Nea−Iv 、、、/DE91100214国際調査 報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.エンドトキシンの毒性作用の予防的処置ならびに治療的処置のための薬剤と しての、金属イオンと結合しているラクトフェリンの使用。
  2. 2.鉄、亜鉛、銅、コバルト、マンガンまたはマグネシウムといった金属イオン を使用することを特徴とする請求の範囲第1項の使用。
  3. 3.鉄由来の金属イオンを使用することを特徴とする、請求の範囲第1項または 第2項の使用。
  4. 4.ラクトフェリンの鉄含量が、ラクトフェリン1g当たり0.1μgないしそ れ以上であることを特徴とする請求の範囲第1項の使用。
  5. 5.ラクトフェリンと免疫グロブリンとを併用することを特徴とする、請求の範 囲第1項ないし第4項のいずれかの使用。
  6. 6.IgG単独を含有するか、またはIgGとIgMおよびIgAとを含有する 免疫グロブリン溶液を使用することを特徴とする請求の範囲第5項の使用。
  7. 7.血漿蛋白質溶液または保存血清中においてラクトフェリンを強化することを 特徴とする、上記請求の範囲のいずれかの項、特に第5項または第6項の使用。
  8. 8.ラクトフェリンとコロニー促進因子(CSF)とを併用することを特徴とす る、請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかの使用。
  9. 9.ラクトフェリンの剤型が経口投与のためのものであることを特徴とする、請 求の範囲第1項ないし第6項のいずれかの使用。
  10. 10.ラクトフェリンの剤型が腸管への管を通しての直接投与のためのものであ ることを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかの使用。
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