JPH05507504A - 内毒素の毒性処理のための、亜鉛または銅イオンを束縛したアポ・トランスフェリンの利用 - Google Patents

内毒素の毒性処理のための、亜鉛または銅イオンを束縛したアポ・トランスフェリンの利用

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JPH05507504A JP92506475A JP50647592A JPH05507504A JP H05507504 A JPH05507504 A JP H05507504A JP 92506475 A JP92506475 A JP 92506475A JP 50647592 A JP50647592 A JP 50647592A JP H05507504 A JPH05507504 A JP H05507504A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 内毒素の毒性処理のための、亜鉛または銅イオンを束縛したアポ・トランスフェ リンの利用 この発明は、内毒素の毒性を予防し、処置的治療を行なう薬剤として、二価の亜 鉛または銅イオンを束縛したアポ・トランスフェリンの利用に関する。
″1アポ・トランスフェリン“とは、平均分子量80,000ドルトンの糖タン パク質であり、主に三価の鉄イオンを可逆的に束縛できる。また、金属鉄以外に Cu(II)やMn(III)、Co(m)、Zn(II)なども束縛できる6 人体や動物の組織内で1通常、アポ・トランスフェリンは、三価鉄とのタンパク 質−金属錯体である、トランスフェリンとして生じる。
アポ・トランスフェリンの主要な機能は、特定の三価鉄イオンと結合し移送する 能力があり、それによって可逆的に1または2個の鉄分子を束縛移送できること であると考えられる。このように、鉄は小腸内での吸収の後に、造血組織内の網 赤血球と共に、肝臓及びnll内の鉄貯蔵所に移送される。
プラスマのアポ・トランスフェリン・イオン錯体くトランスフェリン)濃度の正 常な範囲は、200■/准から400■/准までである。
トランスフェリンが″#自由状態”にある場合のさらに重要な機能は、その静菌 作用であると考えられる(Nartin CM。
Jandl JH,Finland M、 J Ir+fedt Dis 19 63; 112: 158−163;Fleteher J、 Immunol ogy 1871; 20: 493−500) 、鉄は、細菌にとって重要な 増殖因子である。トランスフェリンにより鉄のキレート環が生成されることで、 プラスマ中の自由鉄濃度は、細菌増殖に必要な最小限度に保たれている。ベルガ ー・アンド・ベルガー(Berger and Beger)は、鉄自由状態に あるトランスフェリンが、従来の抗生物質治療法を補足すると考え、広範囲のグ ラム陰性感染における付加的抗菌活性剤の機能を満足するのではないかと、トラ ンスフェリンの静菌作用を結論付けた(Barger D、 Beger HG 、 C11n Chi+m Acta 1987; 163: 289−299 : Arznein−Forsch/Drug Res 1988; 38:  817−820; and Prog C11n Biol Ras 1988 ; 272: 115−124) 。
三価の鉄を束縛したアポ・トランスフェリン、すなわちそれがトランスフェリン の形態にあるときも、内毒素の生物学的活動を減じさせる機能がある。内毒素を 中和するトランスフェリンの能力は、 DH3842143及びDE 3844 667に詳細が記されているように、鉄の荷重が増加するに従って増していくウ アポ・トランスフェリンは束縛鉄イオンを備えており、その鉄の量に依存して、 内毒素を中和する機能の多少が決まると言う事実は、他の金属イオンが束縛され ているときには、同じ効果が出ないだろうということを、必ずしも意味DE 3 842143及びDE 3844667中に記された結論に反して、ベルガーら は以下のように報告している。すなわち。
“・・・内毒素の束縛機能は、アポ・トランスフェリンに限られている。” ( Bergar D、 Winter M、 Berger HG、 C11n  Chin Acta 1990; 189: 1 (Summary))また、 アポ・トランスフェリンの束縛を行ない内毒素を中和する能力は、鉄が束縛され ていると減少するとも報告している(Berger D、 Beger HG、  C11n Chin Acta 1987; 163: 289−299;  Arzneim−Forsch/Drug Res 19811; 817−8 20; and Prog C11n Biol Res 1988; 272 : 115−124; Langenbecks Archiv fur Ch irurgie 1990; 5upp1. 1−6; Bergsr D、  Winter M、 Bsger HG、 C11n Chin Acta 1 990;189: p、1−6)。この著者らは、゛″トランスフエリン内毒素 作用を増強する働きを見せる”とさえ述べている(Berger D。
Winter M、 Begsr HG、 C11n Chi+w Acta  1990; 189: p、4)。
ベルガーらは、PHのみならず、′反応培養基中の”二価陽イオン(Ca” 、  Kg” 、 Nn” )の存在が、アポ・トランスフェリンによる内毒素の束 縛では、決定的に重要であるとも報告している(Berger D、 Berg ar HG、 Arzneira−Forsch/Drug Re51988;  38: 817−820: Prog C11n Biol Ras 198 8; 272: 115−124; Bergar D、 Winter M、  Beger HG、 C11n ChiIIActa 1990゜189:  p+1−6 and Berger D、 Kitterer VR,Bege r HG、 Eur JClin Invest 1990; 20: 66− 71) aこの著者らは、単に、2■鳳01/Qまたは311mol/Q (呵 g” )の濃度で、二価陽イオンが反応混合物中に存在しなければならないと述 べているだけであり、内毒素の束縛にイオン濃度が与える潜在的影響を記しては いない。同著者らは、溶液中のイオン濃度の増加、及び、アポ・トランスフェリ ン−陽イオン錯体の非直接的に関連した増加が、アポ・トランスフェリンによる 内毒素束縛の改善に導くとは結論していない、よって、これらの公表文献では。
アポ°トランスフェリンへの内毒素の束縛のためには、アポ・トランスフェリン に陽イオンが先ず束縛されることが、前提条件の一つでありえるとは、示されて いない。
内毒素は、グラム陰性細菌の細胞壁の構成因子であり、細菌の減衰によってのみ 放出される。内毒素は、lXl0’ドルトンまでの分子量の高分子であり、また 、細菌の細胞壁からの複合タンパク質残留物を含む場合もある。内毒素分子は、 構造的及び免疫生物学的に異なる3つの副領域からできている。すなわち、 副領域1、〇−固有鐵、複数の反復したオリゴ糖類の単位からなり、それぞれが 最大5個の中性糖からできている。存在するオリゴ糖類の数は、細菌の菌株に依 存する。例として、我々の実験で用いたウマ流産菌の内毒素は、この部位に8つ のオリゴ糖類を持っている。
W、核オリゴ糖類、他の物質と共にD−アセチル−グルコサミン、グルコース、 ガラクトース、ヘプトース、2−ケト−3−デオキシオフトン酸から成東!笠主 、脂質A(分子量2,000ドルトン)は、加すン酸反応り−グルコサミンー二 糖類から成り、それに約7alの長lIi脂肪酸がアミドとエステルとして連な っている。毒性のキャリアーは脂質Aであり、そのため、この部位の複数の脂肪 准残留物から毒性が由来している。
内毒素分子の大きさ及びその電荷特性により、内毒素の構造内の3つの副領域の 基や側鎖は、さまざまな化合物やタンパク質と結合できるが、これによってその 毒性には何等の影響も与えられない。通常、いわゆる脂質へ会合タンパク(]、 jpid A−associated protein)と呼ばれる。脂質Aと のタンバグ質結合がある。はとんどの場合では、このタンパク質成分の脂質Aか らの分離は、ある種の内毒素の毒性に何等の影響も与えない。しかし、多数の内 毒素へのタンパク質の結合が、その毒性の大幅な増加を導くことが有り得るとい うことも発見されていた(Rietschel E、 T)1. et al、  (1982)) :“細菌性内毒素:化学構造、生物学的活性、及び敗血症に おける役割’ 、 5cand、 J、 Infect、 Dis、 5upp 1.31: 8−21) 。
例えば、ある量のタンパク質と結合したある種の内毒素が、同じタンパク質を分 離した内毒素の毒性よりも、100倍も強い毒性を持ち得ることが観察されてい た(Morrison DC+ 0udes ZG、 Betz J (198 0) : ”細胞脱顆粒メカニズムにおける脂質AとA会合タンパク質との役割 ′″、 Eaker D、 ljadstromT (Eds)、 NATUR AL TOXINS、 pp 287−294. Pergamon Pres s。
New York)。また、動物実験でも、タンパク質を分離した場合には、毒 性の減少が観測されていた(Hitchcock PJ、 Morrison  DC,(1984) : “細菌性内毒素のタンパク質成分”E、T。
Rietschel (editor) HANDBOOにof ENDOTO XINS、Vol 1: Che@1stry of Endotoxinr  pp 33g−375,Elsevier 5cience Put+]1sh ers B、V、3 。
自由内毒素、すなわち生物学的に活性の内毒素は1通常、健康な人の血液中では 検知されない、しかし、生物学的に活性の内毒素量が増加した以下のような病理 学的状態が、血液中で生じることがある。
a)腸壁内への浸透性障害による、腸管から血液中への内毒素移動の増加。例え ば、過度の全腸炎やショック、あるいは腸内抗生物質療法中の放出増加。
b)例えば、肝機能障害部分肝臓削除などの、肝臓による内毒素排除の減少。
C)抗生物質を用いた腹膜炎の処置中に見ることもあるような、大きなグラム陰 性病巣から放出された内毒素の増加。
損傷から生体器官を保護するために、健康な人のプラスマは、腸管から連続的に 移送されている内毒素を不活性にすることができる。血液への過度の内毒素の移 送は、プラスマの内毒素不活性化容量の急激な窮乏を引き起こすため、より大量 の生物学的に活性の内毒素がプラスマ中で見つかった場合、内毒素血液状態の臨 床的兆候とされる。この状態が続く場合、内毒素は細胞の減退を引き起こし、最 終的には器官の異常を引き起こす、これらの理由から、血液中への内毒素の流入 が増加したり、肝臓の内毒素除去が減少したりすることが予測されるときに、常 に血液内毒素を減少させるために、臨床尺度を追加する必要がある。
ある程度まで、プラスマ内毒素の活性は、おそらく多価7S−IgG II剤が 含む脂質A抗体のために、多価7S−IgGTA剤を投薬することで減らすこと ができる。内毒素中和のさらに進んだ改善は、IgG留分の免疫グロブリンを高 めたIgGにより成し遂げられており、その中では、脂質A抗体力価が高いレベ ルにある(Appslmelk BJ et al、、 Microbiol  Pathogenesis 1987;2: 391−393)。
内毒素の脂質A部分または核にモノクロナール抗生物質を投薬する場合、プラス マ内毒素の活性が減じられると、敗血症の致死率を下げ得ることが、臨床的研究 により示されている(BauBartner JD、 at al、:内毒素核 種脂質への抗体による、外科患者のグラム陰性ショックと死亡。Lancet  1985;ii: 59−63; Dunn DL、 Pr1est BP、  Condie RM、:試験的敗血症中の内毒素に対するモノクロナール抗体と ポリクロナール抗体の防御機能容量。Arch Surg 1988; 1.2 3: 1389−1393;Ziegler EJ、 et al、内毒素に対 する1(A−IA人モノクロナール抗体を用いたグラム陰性菌血症と敗血症ショ ックの治療6N Engl J Med 1.991.324: 429−43 6) 。
モノクロナール抗体による内毒素の中和には、その他に。
トランスフェリンによる内毒素の毒性中和がある(DE 3844667) 、 多価免疫グロブリンg!4剤をトランスフェリンに組み合わせると、 DE 3 842143に記されているような共働薬効果が得られる。
DE 3844667に記されているように、アポ・トランスフェリンが内毒素 を中和する容量は、三価鉄イオンの成分が増加するに従い増大する。しかし、生 体内では、Fe2“に還元されることで、トランスフェリンから鉄が抜は落ちる 。酸素結合反応の酸素活性化、すなわち、好中球顆粒菌による酸素基の形成を、 Fe”“イオンの増加が、刺激し得るため、トランスフェリン療法が有害な酸素 基を生体中に不幸にも形成する可能性がある。しかし、酸素活性化と、それが必 然的に伴う損傷酸素基を導く非酵素性プロセス、いわゆるハーベルーヴアイス( )Iaber−リeiss)反応(Haber F、、 Weiss J、 P roc RoyalSoc [A] 1934: 147: 332−351) が、トランスフェリンから分離した還元二価鉄により触媒化されることがある( CarlinG、、 Djursatsr R,FEBS Lett 1984 ; 177: 27−30) 、敗血症中のプラスマ・プロテアーゼ活性の増加 は、トランスフェリン分子を分割させるもう一つの因子である(Esparza  1.+Brock JH,BLochem Biophys Acta 19 80; 622: 297−304;Daring GM、 at al、 I nfect Immun 1988; 56: 291−293) 、このよう にして放出され、錯鉄を備えたトランスフェリンの部分は、好中球顆粒菌により 酸素基の形成も触媒化することができる(Bradlsy EB、、 Edek er BL、 J C11n Invest 1991; 88:1092−1 102)。一方、酸素基は細胞膜に直接的な損傷を引き起こすことができ、他方 で、プロスタグランジンの合成を増加させて、間接的に生体に損傷を与える。
内毒素の大部分を中和し、内毒素の生物学的効果を適当な程度まで制御する手段 として、適切な臨床薬剤であり、よって、内毒素の毒性を予防的かつ治療的に処 置する有効な薬剤として使用するのに適当な臨床薬剤を与えることが本研究の主 題である。この薬剤は、また、内毒素血液状態に有害な酸素基の好ましくない構 成を最小にする能力も備えなければならない。
したがって、この発明は、二価の亜鉛または銅イオンを備えたアポ・トランスフ ェリンを使用する。このようなアポ・トランスフェリン−金属錯体は、免疫グロ ブリン調剤との組合せやプラスマ・タンパク質溶液や血清保存液への添加にも適 当である。
インヴイトロ及びインヴイヴオ実験を行ない、二価の亜鉛または綱を備えたアポ ・トランスフェリン錯体の容量を試験し、また、不活性の内毒素に対し、これら の錯体を免疫グロブリンと組み合わせた試験を行なった。
インヴイトロ実験: A)生物学的活性に対するトランスフェリン−金属錯体の影響の定量的研究 アポ・トランスフェリン−亜鉛とアポ・トランスフェリン−銅及び、これらそれ ぞれに免疫グロブリンを組み合わせて培養を行ない、37℃で60分間内毒素の 量的増加をさせた。
培養の後に1表面層中の内毒素の生物学的活性の定量的決定を1色素産生バクテ リアの膚を用いた改良リムルス試験により行なった(Nitsche at a L、 :Itatson SW、 Levin 、LNovitsky TJ  (eds、)リムルス遊走細胞溶解物試験による細菌性内毒素の検@、pρ、  417−429 (1987))。
この改良リムルス試験の検知下限は、IEU/dllである。リムルス試験によ り計測した内毒素活性度は、内毒素の生物学的活性度に対応している(Nits che D、 Ulmer A、、 Flad HD:リムルス試験による内毒 素の決定と内毒素の生物学的活性度。
関連性が存在するか?−準備中)。内毒素計測に先立ち行なった実験では、z  u 2?やcu2+イオンによってリムルス反応に何等の影響も見られなかった 。
実験に用いたアポ・トランスフェリンには、はぼ金属イオンがなかった(Atf 、−0) 、原始吸光スペクトロスコピーによって、このアポ・トランスフェリ ン(Atf、−(1)には、亜鉛が検知されなかった。また、同様に銅も検知さ れながった。
メグロウ(Megraw)とボウダ(Bouda )により説明されている鉄分 析法(Megraw RE、 Hritz AM、 Babson AL an dCarroll JJ (1973) clin、 Bioche@、 6:  266; Bouda J (196g)CIin、 Chew、 Acta  21: 159)により、アポ・トランスフェリンの5%溶液に鉄が含まれて いないことが明らかとなった。
この方法の検知下限は、0.3μg/dlである。
さまざまな量の塩化亜鉛(ZnC1□)をアポ・トランスフェリン(Atf、− 0)に加え、アポ・トランスフェリンに対し亜鉛を4.8μg/g含むアポ・ト ランスフェリン−亜鉛溶液(Atf、−Zn(A) )及び、アポ・トランスフ ェリンに対し亜鉛を598μg/g含むアポ・トランスフェリン−亜鉛溶液(A tf。
−Zn(B))を得た。
さまざまな量の塩化網(II) (CuC1□)をアポ・トランスフェリン(A tf、−0)に加え、アポ・トランスフェリンに対し銅を57μg7g含むアポ ・トランスフェリン−銅溶液(Atf、−Cu(A))及び、アポ・トランスフ ェリンに対し銅を740μg7g含むアポ・トランスフェリン−銅溶液(Atf 、−Cu(B) )を得た。
アポ・トランスフェリン−鉄を参照基準として用いた。塩化鉄(m ) (Fe C1,)をアポ・トランスフェリン(Atf、−0)に加え、1グラムのトラン スフェリン当り598μgの鉄を含むアポ・トランスフェリン−鉄溶液を作った 。
以下のような免疫グロブリン溶液を用いた。すなわち、12%IgGN (Ig G/A/M=ペンタグロブリン)に75−IgG(Sandoglobin ) 及び75−IgGを添加した。
以下の細菌菌株からの内毒素を用いた。すなわち、プソイドモナス緑l1lI菌 フィシャー・タイプ7、サルモネラウマ流産N (Salmonella ab ortus equi) (NOVOPYREXAL) 、 FDA内毒素標準 VOn エシェリキア・コリ 0113: Hl、O: KOを使用した。
“不活性パーセンテージ″の決定 各場合の内毒素不活性のパーセンテージは、最初に加えた内毒素濃度とタンパク 質と共に培養した後で測定した内毒素活性との差から計算した。試験を行なった 内毒素濃度の全領域(10EU/a 〜1 、 OOOEU/a)ニツイテの各 タンパク質濃度に対する“不活性度のパーセンテージ″は、試験を行なった異な った内毒素濃度に対して、このようにして決定した値に基づき計算した。
内毒素不活性度容量の決定 アポ・トランスフェリン−綱の容量を定量化するために、アポ・1〜ランスフェ リン−亜鉛とアポ・トランスフェリン−鉄、及びアポ・トランスフェリン−亜鉛 とアポ・トランスフェリン−銅が免疫グロブリンと共にある時の不活性内毒素に 対して“不活性度容量”を決定した。計測精度を改善するために、このパラメー ターは同じに決めず、10EU/、iQと100EU/di!の内毒素過剰濃度 で決定した。このパラメーターは、タンパク質試料と共に(60分間で37℃で )培養した後に表面層中に工OEU/Jまたは10 or:uidlの自由内毒 素濃度に達するように、各タンパク質試料に添加した内毒素の量に対して(EU #Q)計算した。この内毒素濃度は、添加した内毒素の量と培養後の表面層で計 測した内毒素濃度間の関係に基づき、各試料(アポ・トランスフェリン−亜鉛、 アポ・トランスフェリン−綱、免疫グロブリン、さらに、アポ・トランスフェリ ン−亜鉛とアポ・トランスフェリン−銅それぞれと免疫グロブリンを加えた各試 料)に対して計算した。内毒素の濃度を増した(I OEU/a、 25EU/ di、 50EU/a、 100EU/dll、 200EU/dll、 30 0EU/dim、 500EU/dll、 750EU/dll、 1 、 O OOEU/dg)さまざまなタンパク質試料と共に60分間培養を行なった一連 の計測で、不活性度容量を決定した。
反応試料中のアポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−鋼 の濃度は、312.5■/dllであった。
アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−鋼を免疫グロブ リンと組み合わせて行なった計測では。
反応混合液中の各タンパク質部分の濃度は312■Iaであった。
所与の条件下で各タンパク質試料(■/dll)が不活性にできた平均内毒素濃 度は、この方法で決められた内毒素量から、過剰の内毒素の所与の量(10ευ /aまたは100Eυ/dll)を差し引いた値である。100EU/aのタン パク質濃度に関しては、この量の内毒素が、各アポ・トランスフェリン−金属錯 体またはアポ・トランスフェリン−金属と免疫グロブリンの組合せの“平均不活 性度容量(EU/100■)″のゲージである。
結果: 1)アポ・トランスフニリン−金属錯体:金属イオン自由状態のアポ・トランス フェリン(Atf、−0)で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存 して。
32.2%から43.6%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
亜鉛濃度4.8μg/gのアポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(A ) )で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存して、72.5%か ら82.4%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
亜鉛濃度598μg/gのアポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B ) )で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存して、91.4%か ら97.8%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
銅濃度57μgigのアポ・トランスフェリン−銅(Atf、−Cu(A))で 内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存して、84%から89.3% の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
銅濃度740μg/gのアポ・トランスフェリン−鋼(Atf。
−Cu (B) )で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存して、 90.8%から96.7%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
鉄濃度598μg/gのアポ・トランスフェリン−鉄(丁rf。
−Fe)で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存して、92.2% から97.6%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。 a) 10EU/ dQを越えた内毒素について。
不活性容量は以下のようである。
r ) Atf、−0:ウマ流産菌に対して1.8Eυ/100■、エシェリキ ア・コリに対して2.3EU/100■、緑Il菌に対して2、7EU/100 ■であった。
■) Atf、−Zn(A) :ウマ流産菌に対して11 、 IEU/1.0 0mg、エシェリキア・コリに対して16 、3EU/100mg、緑膿菌に対 して14 、9EU/100■であった。
m ) Atf、−Zn(B) :ウマ流産菌に対して66 、8EU/100 ■、エシェリキア・コリに対して87 、02Etl/100■、緑膿菌に対し て72 、49ELl/100■であった。
IV ) Atf、−Cu(A) :ウマ流産菌に対して34.6EU/100 mg、エシェリキア・コリに対して43 、8Etl/1.00■、緑l1Mに 対して39 、7EU/100■であった。
V) Atf、−Cu(B) :ウマ流産菌に対して70 、 I El/10 0mg。
エシェリキア・コリに対して79 、4EU/100■、緑膿菌に対して64  、6EU/100■であった。
VI) Trf、−Fs :ウマ流産菌に対して76 、7EU/100.、エ シェリキア・コリに対して78 、2EU/100■、緑膿菌に対して73 、 8EU/100qであった。
b ) 100EU/dllを越えた内!l素について、不活性容量は以下のよ うである。
r 、) Atf、−0:ウマ流産菌に対して17.8EU/100mg、 x シェリキア・コリに対して19 、4EU/LOO■、緑膿菌に対して20 、 6EU/100■であった。
ff 、) Atf、−Zn(A) :ウマ流産菌に対してl O9、7EU/ 100■、エシェリキア・コリに対して137 、4EU/100mg、緑膿菌 に対して145 、5EU/100■であった。
Dl、) Atf、−Zn(B) :ウマ流産菌に対して507 、6EU/1 00■、エシェリキア・コリに対して578 、5Etl/100■、緑膿菌に 対して647 、3EU/100■であった。
IV、) Atf、−Cu(A) ニウマ流産菌に対して362EU/100m g、エシェリキア・コリに対して387 、4EU/100mg、緑膿菌に対し て409 EU/100■であった。
V、) Atf、−Cu(B) :ウマ流産菌に対して522 、4EU/10 0■、エシェリキア・コリに対して527EU/100■、緑膿菌に対して58 5 、1 EU/100■であった。
Vl、) Trf、−Fe :ウマ流産菌に対して418.7εIJ/100m g、エシェリキア・コリに対して571 、 I EU/100■、緑膿菌に対 して643 、9 EU/100■であった。
2)アポ・トランスフェリン−金属錯体と7S IgG :アポ・トランスフェ リン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−銅と73 IgG試料との組合せで 、内毒素の不活性度が改善される。アポ・トランスフェリン(312*/dQ) と7S IgGと共に内毒素を培養すると、亜鉛、銅、鉄のないアポ・トランス フェリン(Atf、−0)を用いたときの100EU/dQでの内毒素濃度で、 最大61%から68%の内毒素活性度が減少する。
100EU/dilを越える範囲の内毒素濃度では、この組合せで。
内毒素活性度はわずかではあるが、47.1%から54.9%減少する。
75 rgG試料と共に亜鉛濃度4.8μg/gのアポ・トランスフェリン−亜 鉛(Atf、−Zn(A))で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依 存して、83.1%から89.1%の内毒素活性度の平均減少度が記録された。
7S IgG試料と共に亜鉛濃度598μg/gのアポ・トランスフェリン−亜 鉛(Atf、−Zn(B) )で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに 依存して、94,4%から97.8%の内毒素活性度の平均減少度が記録された 。
7S IgG試料と共に銅濃度57μg/gのアポ・トランスフェリン−鋼(A tf、−Cu(A) )で内毒素を培養すると、内毒素の濃度とタイプに依存し て、87.2%から93.1%の内毒素活性度の平均減少度が記録さ九た。
a)IOEU/aを越えた内毒素について、不活性容量は現下のようである。
1 、) Atf、−0ドアS IgG : ラフ流産菌に対し、テロ、 IE LI/100■、エシェリキア・コリに対して10 、6EU/100■、緑膿 菌に対して11 、4EU/100wであった。
U、) Atf、−Zn(A)と75℃gG:”77流産菌に対し1:24.2 EU/1.00q、X−シx ’J キ7 ・:I IJ ニ対しテ30. I ELI/100■、緑膿菌に対して27 、5EU/100mgであった。
m、) Atf、−Zn(B)と75℃gG:ウマ流産菌に対して74.IEυ /100■、エシェリキア・コリに対して98 、9EU/100■、緑膿菌に 対して86.8ευ7100■であった。
IV、) Atf、−Cu(A)と75℃gG:ウマ流産菌に対して40.1E U/100■、エシェリキア・コリに対して50 、6EU/100■、緑膿菌 に対して46 、3ELI/1100I1であった。
b ”) 100EU/daを越えた内毒素について、不活性容量は以下のよう である。
1 、) Atf、−0と7SIgG:ウマ流産菌に対して28.65EU/1 .00■、エシェリキア・コリに対して30 、7ELl/100■、緑膿菌に 対して39 、 IEU/100■であった。
U 、) Atf、−Zn(A)と73 IgG :ウマ流産菌に対して151 ゜5 EU/100■、エシェリキア・コリに対して177.9Etl/100 ■、緑膿菌に対して195 、5EU/100■であった。
[、) Atf、−Zn(8)と7SIgG:ウマ流産菌に対して538゜4E υ/100■、エシェリキア・コリに対して602.7EU/1100Il1、 緑膿菌に対して675 、1Etl/100■であった。
IV、) Atf、−Cu(A)と7SIgG:ウマ流産菌に対して554゜7  EU/100■、エシェリキア・コリに対して547.3ELl/100mg 、緑膿菌に対しテロ 08 、1 EU/LOOw:であった。
3)アポ・トランスフェリン−亜鉛とIgG/A/M (12%IgG) :  l 2%IgMとIgAを添加したIgG試料(IgG/A/M)にアポ・トラ ンスフェリン−亜鉛を加えると、不活性化容量にさらに改善をもたらす。IgG /A/M (12%IgM )(312■/di)と亜鉛濃度4.8μg/gの アポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(A)) (312g/dQ) を組み合わせ、内毒素を培養したとき、内毒素の濃度とタイプに依存して、内毒 素活性度は84.7%から92.6%減少している。
IgG/A/M (12%IgM) (312g/dQ)と亜鉛濃度5981! J g/gのアポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B)) (31 2■/(ill)を組み合わせ、内毒素を培養したとき、内毒素の濃度とタイプ に依存して、内毒素活性度は94.8%から98.1%減少している。
a)IOEU/d1を越えた内毒素について、不活性容量は以下のようである。
I 、) Atf、−Zn(A)とIgG/A/M :ウマ流産菌に対して26 .9EU/1.00■、エシェリキア・コリに対して31 、5EU/100■ 、緑膿菌に対して24 、9Etl/100■であった。
IT 、) Atf、−Zn(B)とIgG/A/M :ウマ流産菌に対して9 3.8EIJ/10(lq、 エシェリキア・コリに対して108.5ELl/ 100■、緑膿菌に対して97 、8EU/100mgであった。
b ) 100EU/dllを越えた内毒素について、不活性容量は以下のよう である。
1 、> Atf、−Zn(A)とIgに/A/M :ウマ流産苗に対して14 1゜IELI/100@g、エシェリキア・コリに対して173.2ELl/1 00■、緑膿菌に対して192 、5EU/100■であった。
■、) Atf、−Zn(B)とIgG/A/M :ウマ流産菌に対して688 EU/100■、エシェリキア・コリに対して828EU/100■、緑膿菌に 対して796 、9 EU/100■であった。
B)媒介物質ILLとIn2の放出の影響アポ・トランスフェリンと二価亜鉛イ オンの錯体による内毒素の生物学的活性度の不活性化度に対するパラメーターと して、単核細胞からのILLとIn2の放出をさらに用いた。
アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−亜鉛と免疫グロ ブリンの組合せで、内毒素を培養した(60分間、37℃)、その後、単核細胞 で表面層を培養し、単核m胞により放出された媒介物質インタロイキン1とイン タロイキン6の濃度を、その表面層で計測した。アポ・トランスフェリン1g当 り4.8μgの亜鉛濃度のアポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(A ) )及び、アポ・トランスフェリン1g当り598μgの亜鉛濃度のアポ・ト ランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B))を使用した。
12%IgG (Pentaglobin)を添加した7S IgG (IgG /A/M)を免疫グロブリンとして用いた。
以下のような細菌株からの内毒素を用いた。すなわち、サルモネラウマ流産菌( Sal+++onella abortus equi) (NOVOPYRE XALl)とエシェリキア・コリ0113: HIO: KOからのFDA内毒 素標準規格EC−5 免疫グロブリンと組み合わせたアポ・トランスフェリン−亜鉛及び、アポ・トラ ンスフェリン−亜鉛を37℃で60分間内毒素と共に培養した。参照基準タンパ ク質として、各ケースについて個々の亜鉛容量に加熱変性処理した7S IgG  (80℃、10分間)を用いた(7S rgGのグラム当り亜鉛4.6μgま たは598μg)。試料内のタンパク質濃度は、それぞれ312mg/clll t’あった。 50EU/dllカら500EU/di!ノ内毒素濃度で、培養 を行なった。
培養の後で、健康なドナーから得た単核細胞で培養した(16時間、37℃)、 その後、放出された媒介物質ILLとIn2の濃度を決めた。ILLは、EI、 4〜6.1胸腺腫細胞系を用いた繊維芽細胞増殖試験の方法により計測した(L oppnow、H,;Flad、H,−D;U1鵬er、A、J、 at al 、’人体皮膚繊維非細胞を用いたインタロイキン1の検知″Immunbio1 ./1989,179,283−291) 、 I L 6濃度も、マウス・ハ イブリドーマ(7TD1)へのIL6依存性を利用した増殖試験を用いて決定し た(Van Damns J、 Cayphas S、 et al、 (19 87) Eur、 j、 Biocheya、168: 543:Van 0e rs M)IJ> Van der Heyden A、and Aarden LA、(198g)C1in、 8XP、 Immunol、 71: 314 −419) 。
結果: アポ・トランスフェリン−亜鉛と共に内毒素を培養した結果は、単核細胞からの 内毒素起因媒介物質の放出の減少があった。この効果は、アポ・トランスフェリ ンの亜鉛荷重に依存し、亜鉛濃度を上げると改善できる。免疫グロブリンとアポ ・トランスフェリンを組み合わせると、アポ・トランスフェリン錯体の媒介物質 放出に与える抑制効果が、さらに強化される。
1、)参照基準タンパク質 (加熱処理7SIgG)既に亜鉛を添加した加熱不 活性化7SIgGで内毒素(500EU/a)を培養したものを、参照基準タン パク質として用いたが、その処理の後、4.6μg/gの亜鉛濃度(Zn(A) )の参照基準タンパク質と598μg/gの亜鉛濃度(Zn(B))の参照基準 タンパク質の間には−g介物質の放出量に何等の違いも見られなかった。
TL−1ウマ流産菌からの内毒素を用いた参照基準タンパク質の培養の後、IL −1の平均放出量は、2,685U/IIQであり、エシェリキア・コリからの 内毒素を用いた培養後のIL−1の放出量は2,968U/meであった。
IL−6:ウマ流産前からの内毒素を用いた参照基準タンパク質の培養の後、I L−6の平均放出量は、3,6211J/■aであり、エシェリキア・コリから の内毒素を用いた培養後のIL−6の放出量は5 、974U/raQであった 。
工1.) アポ・トランスフェリン−亜鉛a ) Atf、−Zn(A)で50 0EU/di!の内毒素を培養した後の工L1の平均放出量は、ウマ流産前では 321U/muであり。
エシェリキア・コリでは、412U/IInであった。
アポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、4n(^))で培養した後のIL6の 平均放出量は、ウマ流産前では1,132U/llQであり、エシェリキア・コ リでは、1,825U/muであった・ b) Atf、−Zn(B)の内毒素を培養した後のILLの平均放出量は、ウ マ流産前では102U/anでありエシェリキア・コリでは、47U/璽Qであ った。
のIL6の平均放出量は、ウマ流産前では526U/mQであり、エシェリキア ・コリでは、316U/mllであった。
III、) アポ・トランスフェリン−亜鉛とIgG/A/M (12%IgM ) IgAと12%IgMを添加した75℃gM試料(IgG/A/M)とアポ・ト ランスフェリン−亜鉛の組合せにより、500EU/dRの内毒素を培養した後 、312mg1aの免疫グロブリン濃度、及び312mg/aのアポ・トランス フェリン濃度で以下のような結果を得た。
a) Atf、−Zn(A)とI g G/A/Hの組合せで、ILIの平均放 出量は、ウマ流産前からの内毒素で227[1/1lIQであり、エシェリキア ・コリからの内毒素で2670/mQであった。
培養後のIL6の放出量は、ウマ流産前からの内毒素で872U/IIQであり 、エシェリキア・コリからの内毒素で6311J/IIQであった8 b) Atf、−Zn(B)とIgG/A/M (12%)の組合せで、ILL の平均放出量は、ウマ流産前からの内毒素で310/muであり、エシェリキア ・コリからの内毒素で17U/mQであった。
培養後のIL6の放出量は、ウマ流産前からの内毒素で1860/m12であり 、エシェリキア・コリからの内毒素で1370/muであった。
C) プラスマ内毒素活性に与える。亜鉛または銅とのアポ・トランスフェリン 錯体の影響 健康なドナーからの人プラスマを1=10に希釈し、加熱によって(80℃、1 0分間)不活性化した。その後、アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・ト ランスフェリン−銅を添加した。ブラスマ中のアポ・トランスフェリン−亜鉛濃 度は280g+g7Mであり、アポ・トランスフェリン−鰐の濃度は284mg /allであった。同じ亜鉛または銅濃度にそれぞれの場合で成るように、アル ブミン亜鉛またはアルブミン鋼を参照基準プラスマ試料に添加した。(緑膿菌内 毒素とエシェリキア・コリ内毒素の)内毒素を、その後、既にアポ・トランスフ ェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−綱、および、アルブミン−亜鉛ま たはアルブミン−銅を添加したプラスマに添加し、プラスマ試料中で300EU /dllまたは1゜000EU/Jの内毒素活性レベルにし、60分間37℃で 培養した。培養に続き、試料中の内毒素の活性をリムルス試験で計測した。
プラスマの内毒素活性度は、アルブミンのみ(アルブミン−銅)を添加した試料 に比較して、アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−銅 を添加した試料では、顕著な減少がみられた。
a)4.8μg/gのアルブミンを含む亜鉛(Zn(A))の場合も、598μ g/gのアルブミンを含む亜鉛(Zn (B) )の場合でも、アルブミン−亜 鉛を加えた内毒素の培養後の、ブラスマ内毒素の活性は、添加した内毒素の活性 レベルに比較し最大約4%低かった。1グラムのアルブミン当り740ggの綱 を含むアルブミン−銅で培養しても、約4%というほぼ同じ値の内毒素活性度の 減少が記録された。
b)プラスマにAtf、−Zn(A)を添加した結果、300EU/dQの内毒 素濃度の添加で83.4%±4.2%(n=20)までのブラスマ中内毒素活性 の減少があり、1 、 OOOEU/dI2の内毒素濃度の添加で69.1%± 6.8で(n = 18)までの減少があった6 C)アポ・トランスフェリン1グラム当り598ggの亜鉛含有量のアポ・トラ ンスフェリン−亜鉛Atf 、 −Zn (B)をプラスマに添加した結果、5 00EU/aの内毒素濃度の添加で93.9%±2.9%(n=20)までの培 養後プラスマ中内毒素活性の減少があり、1,0OOEU/dQの内毒素濃度の 添加で94.8%±2.7%(n=20)までの減少があった。
d) アポ・トランスフェリン1グラム当り740μgの銅含有量のアポ・トラ ンスフェリン−亜鉛A tf 、 −Cu (B)をプラスマに添加した結果、  500EU/dnの内毒素濃度の添加で92゜7%±4.1%(n=1.6) までの培養後プラスマ中内毒素活性の減少があり、1,0OOEU/dllの内 毒素濃度の添加で90.8%±3.4%(n=16)までの減少があった。
結果の総括評価: 1、)二価亜鉛または綱イオンとのアポ・トランスフェリン錯体は、内毒素の生 物学的活性度を減じる機能があり、その有効性の度合いは、用いたアポ・トラン スフェリン濃度に依存し、したがって、生体中の内毒素毒性の予防的処置と治療 的処置に対する薬剤として優れて適合するや2、)金属イオンの無いアポ・トラ ンスフェリンは、内毒素活性度にわずかな効果を備えるだけである。
3、)アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−綱が内毒 素の毒性を減じる度合いは、アポ・トランスフェリンにより束縛された亜鉛また は鯛の量が増すと増加する。使用したアポ・トランスフェリンの亜鉛または銅の 濃度は、アポ・トランスフェリン1グラム当り少なくともO0lμgなければな らない。
4、)生体中の内毒素の毒性処置のための薬剤として、三価鉄イオンの代わりに 二価亜鉛または銅イオンと錯結合したアポ・トランスフェリンを用いることは、 トランスフェリンとほぼ同様の内lI素中和容量となり、かつ、これらのアポ・ トランスフェリン−金属錯体の投薬が生体内で毒性酸素基の構成を刺激しないと いう大きな利点を提供する。
5、)アポ・トランスフェリン−亜鉛と共に亜鉛イオンを添加することや、アポ ・トランスフェリン−銅と共に綱イオンを添加することで、一群のペルオキシダ ーゼと共に、″スーパーオキシドジスムターゼ酵素を活性化することができる。
したがって、アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−胴 の投薬は、生体中の内毒素の毒性のその他の予防的処置や治療的処置に比べて重 要な利点を備えており、内毒素の中和に加えて、内毒素血液状態にある大量に生 み出される毒性酸素基の除去の改善をも行なう。
6、)また、内毒素中和にアポ・トランスフェリン−亜鉛を用いると、内毒素の 中和を達成できるという利点があるばかりでなく、タンパク質の合成を刺激する という利点もあり。
その結果、亜鉛イオンがDNAとRNAの合成を促進するため、潜在的に、創傷 治癒過程にも利点がある。
7、)アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−銅錯体は 、プラスマタンパク質と結びつくことができ、よって、免疫グロブリン溶液にI gG単体またはその他のプラスマタンパク質、特にIgMと丁gAを含むことも できる。
8、)その他のプラスマタンパク質とのアポ・トランスフェリン−亜鉛とアポ・ トランスフェリン−鋼の組合せは、IgGおよびIgMを含む免疫グロブリンの 場合には特に、個々の成分単体よりも、はるかに大きな内毒素の生物学的活性度 の減少が達成される。
9、)内毒素を中和する共同薬効果により、内毒素の血流への移送が長引き増加 するようなすへての疾病の内毒素の毒性減少について、アポ・トランスフェリン −亜鉛とアポ・トランスフェリン−綱が特に最適な治療手段となる。
以下の例により、発明のさまざまな面をさらに詳細に説明する。
例 l 以下の実験は、プラスマ中の内毒素を不活性化するアポ・トランスフェリンの二 価亜鉛または銅荷重の重要さを客観的に計量するために、アポ・トランスフェリ ン−亜鉛を用いて10に希釈し、加熱によって不活性化した(80℃、5分間) 後、亜鉛の量を変化させたアポ・トランスフェリンをこのプラスマに添加した。
この反応試料のアポ・トランスフェリン濃度は、300w/aであった。アポ・ トランスフェリンの亜鉛荷重は、In(A2の量を変えて添加しtllWJシた 結果、アポ・トランスフェリンの亜鉛に対するモル比として、28:1.1:L l:3を得た。
不活性化したプラスマにアポ・トランスフェリン−亜鉛を加えた後、さまざまの 濃度のエシェリキア・コリからの内毒素を、このプラスマ試料に加え、反応試料 中の内毒素濃度を50.100,200.300.500.750.1,000 .1 、500EU/d1とした。内毒素の添加直後に、この試料を60分間3 7℃で培養した。その後、試料中の残留内毒素活性度を計測した。l0EU/d llを越える内毒素について。
さまざまのアポ・トランスフェリン−亜鉛溶液の不活性化容量を、この方法で得 られた値に基づき計算した。
アポ・トランスフェリン−亜鉛の100 、/aに対する不活性容量の値を、ア ポ・トランスフェリンの亜鉛に対するモル比の関数として計算した。10EU/ dllを越える内毒素に到達するように、この計算を行なった。
a)28:l: アポ・トランスフェリン−亜鉛100■当り19.2EU b)1:1: アポ・トランスフェリン−亜鉛100■当り87.IEU c)1:3: アポ・トランスフェリン−亜鉛100■当り279.8EU アポ・トランスフェリン溶液中の亜鉛の割合を上げることで、不活性容量を増す ことができる。例えば、アポ・トランスフニリン試料中のアポ・トランスフェリ ンと亜鉛のモル比を28:1から1=3にして、亜鉛の割合を増せば、不活性容 量は14.5倍になる0モル比1:3では、アポ・トランスフェリン分子の大部 分がそれぞれ2分子の亜鉛と結合していると予想される。
例 2 抗生物質を用いたグラム陰性感染療法で起きている状態を模擬するために、先ず 腹腔中に細菌を植えつけ1次に殺菌抗生物質を静脈に投薬して急激に細菌を減少 させて、血液中での内毒素の増加を動物実験で起こさせた。麻酔をかけたウィス ター(す1star)ラット(250〜300g)の布置動脈に血液捕集カテー テルを挿入した。ラットの腹腔中に違った種の細菌を定まった数だけ植えつけた にシャリキア・コリ、クレブシラ(Klebsilla)種、プソイドモナス緑 膿菌、それぞれをす、w、 1 kg当り7.5X10’の濃度、すなわち、b 、w。
1kg当り全体で2.3X10’)、腹腔に細菌を植えつけてから30分後、実 験を行なう試料(アポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B))また は免疫グロブリンと組み合わせたアポ・トランスフェリン−亜鉛) 250 a g/kg b、w、の投薬量でバーとユーザーを用いて静脈カテーテルから静脈 投薬した。
対照群のラットにも同濃度のアルブミン−亜鉛と同じ亜鉛含有量を対応した投薬 量だけ静脈から与えた。内毒素血液状態を引き起こすために、殺菌抗生物質(I MIPENEM=Zienam*)を、細菌誘発試験の1時間後に静脈投薬した 。内毒素活性度を決定する目的で血液を採取し、Iii菌の植えつけ前とM菌誘 発試験後6時間おいてから60分間隔でその血液中の細菌を計数した。
以下の試料を静脈に投薬した。
Zn”j/ gを598μg含む亜鉛濃度のアポ・トランスフェリン(Atf、 −Zn(B)) 、 7S IgGを添加したIgG (12%) (IgG/ A/M)と組み合わせたアポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B) ) 、。
結果 a)アルブミン−亜鉛を静脈に投薬した場合、抗生物質の投薬後、プラスマ内毒 素の活性が大端に増加した。早くも、抗生物質の投薬後1時間で、234EU/ dliの平均内毒素活性度に達した。抗生物質投薬後5時間で、平均プラスマ内 毒素活性度は278±31EU#Qに達した。
b)アポ・トランスフェリン−亜鉛(Atf、−Zn(B) )を静脈に投薬し た場合、抗生物質投薬後1時間の、プラスマ内毒素活性度の初期増加量は、アル ブミン対照群に比較して、はぼ68.3%±7.2%だけ減少した。実験終了時 、すなわち、抗生物質投薬の5時間後でも、Atf、−Zn(B)群のラットの 内毒素活性度は、アルブミン対照群よりも、なお、63.5%±6.5%低かっ た。
c)12%rgMを加えた免疫グロブリン(IgG/A/M)と組み合わせて、 アポ・トランスフェリン(Atf、−Zr+(A))を静脈に投薬する場合、抗 生物質投薬後1時間の、プラスマ内毒素活性度の初期増加量は、アルブミン対照 群に比較して、はぼ73%だけ減少した。実験終了時、すなわち、抗生物質投薬 の5時間後でも、この組合せを投薬したラットの内毒素活性度は、アルブミン対 照群よりも、なお、83.2%±7.9%低かった・ アポ・トランスフェリンを免疫グロブリンと組み合わせて得られた不活性度容量 の増大により、内毒素が長時間に渡って血流に入り続ける場合でさえ、プラスマ 内毒素活性度の劇的な増加の制御が可能となる。アポ・トランスフェリン−亜鉛 (Atf、−Zn(B))のみを適用すると、初期の段階でのみ、アポ・トラン スフェリン−亜鉛と免疫グロブリンを組み合わせた場合と同様の、内毒素活性度 の減少が起きる。投薬量か亜鉛荷重を増さない限り、アポ・トランスフェリン− 亜鉛単体の不活性容量は、内1g−素が血液中に入り続ける場合には、不十分と なろうし、プラスマ内毒素活性を再び増すことにもなろう。アポ・トランスフェ リン−亜鉛と免疫グロブリンの組合せは、亜鉛成分がアポ・トランスフェリンに 対して500μg/gのアポ・トランスフェリンを用いる場合でさえ、非常に効 果的な治療手段となる。
要釣書 内毒素の毒性機能を減少させるための、二価の金属陽イオンを蓄積したアポ・ト ランスフェリンの利用。
国際調査報告 に@評−−−^帥軸−−階 PCT/DE92100230

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.内毒素の毒性を予防処置または治療処置するために,二価亜鉛または銅陽イ オンを含んだアポ・トランスフェリンを使用すること。
  2. 2.アポ・トランスフェリン分子が亜鉛または銅の陽イオンを1または2個束縛 することを特徴とする請求の範囲第1項記載の使用方法。
  3. 3.アポ・トランスフェリン−金属中の上記遷移金属の1つの成分が,アポ・ト ランスフェリン1グラム当り0.1μg以上であることを特徴とする請求の範囲 第1項記載の使用方法。
  4. 4.アポ・トランスフェリン−亜鉛錯体またはアポ・トランスフェリン−銅錯体 とタンパク質との組合せを特徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか に記載の使用方法。
  5. 5.タンパク質としてプラスマ・タンパク質を用いることを特徴とする請求の範 囲第4項記載の使用方法。
  6. 6.プラスマ・タンパク質としてトランスフェリンを用いることを特徴とする請 求の範囲第5項記載の使用方法。
  7. 7.プラスマ・タンパク質として免疫グロブリンを用いることを特徴とする請求 の範囲第5項記載の使用方法。
  8. 8.免疫グロブリンとしてIgGまたは、IgGとIgMとIgAとを用いるこ とを特徴とする請求の範囲第7項記載の使用方法。
  9. 9.アポ・トランスフェリン−亜鉛またはアポ・トランスフェリン−銅を免疫グ ロブリン溶液に添加することを特徴とする請求の範囲第7項または第8項に記載 の使用方法。
  10. 10.プラスマ・タンパク質溶液中に、アポ・トランスフェリン−亜鉛またはア ポ・トランスフェリン−銅を濃縮することを特徴とする請求の範囲第1項ないし 第9項のいずれかに記載の使用方法。
  11. 11.プラスマ・タンパク質溶液が血清保存液の形態であることを特徴とする請 求の範囲第10項記載の使用方法。
JP92506475A 1991-03-21 1992-03-17 内毒素の毒性処理のための、亜鉛または銅イオンを束縛したアポ・トランスフェリンの利用 Pending JPH05507504A (ja)

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