JPH0550124B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0550124B2
JPH0550124B2 JP2465084A JP2465084A JPH0550124B2 JP H0550124 B2 JPH0550124 B2 JP H0550124B2 JP 2465084 A JP2465084 A JP 2465084A JP 2465084 A JP2465084 A JP 2465084A JP H0550124 B2 JPH0550124 B2 JP H0550124B2
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JP
Japan
Prior art keywords
core
cut
resin
wound
cutting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2465084A
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English (en)
Other versions
JPS60169120A (ja
Inventor
Masao Shigeta
Tsutomu Cho
Masatatsu Sugaya
Kazuhiko Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Priority to JP2465084A priority Critical patent/JPS60169120A/ja
Publication of JPS60169120A publication Critical patent/JPS60169120A/ja
Publication of JPH0550124B2 publication Critical patent/JPH0550124B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0206Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
    • H01F41/0213Manufacturing of magnetic circuits made from strip(s) or ribbon(s)

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、磁性合金薄板を巻回して中間部を切
断してなるカツトコアの製造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、極薄珪素鋼板や高速急冷法により製造さ
れる非晶質磁性合金や、高珪素鉄合金(組成が
65Wt%Si−Feのものが中心である)等の磁性合
金薄板を、円形状、楕円状或いは短形状になるよ
うに巻回して固着したものをほぼ中間部で切断し
た後に、コイル又はコイルを巻回したボビンを挿
入し、しかる後に切断面(カツト面ともいう)同
志を突き合せて固着したトランスあるいはチヨー
クコイルが知られている。このように巻回した磁
心をわざわざ切断するのは、後でコイルを装着す
る際の便宜を図るためである。そして、このよう
な形態を有する磁心を一般的にカツトコアと称さ
れている。
ところで、上記のようなカツトコアは、従来以
下に示す方法により製造されていた。
すなわち、第1図に示すように、磁性合金薄板
1aを所定形状(例えば円形状)に巻回して巻鉄
心1を作る。次に、この巻鉄心1に熱処理を施し
(例えば、非晶質合金の場合400℃×2時間、空気
中或いはN2、Ar、H2中)、エポキシ樹脂或いは
ワニス等(以下、エポキシ樹脂等をいう)を巻回
された磁性合金薄板1aの相互間に含浸させる。
この際に、一般的にはエポキシ樹脂等は全く希釈
化されていないものが使用されているか、あるい
は取扱い上、粘性が高いと不便であるので、幾分
希釈して用いる場合もあつた。しかしながら、樹
脂硬化させた巻鉄心を切断するとき、切断砥石に
よる応力により、切断部にて薄体がバレないよう
に強固に、薄体相互間を固着しておく必要がある
ため、一定以上に希釈することはなかつた。換言
すれば、該エポキシ樹脂等の樹脂濃度が約80〜
100%であるものを使用していた。
次いで、巻回された磁性合金薄板1aの相互間
にエポキシ樹脂体が含浸した巻鉄心1を100℃〜
150℃の温度にて乾燥することによつて樹脂硬化
させる。その後に、この巻鉄心1を第1図図示矢
印A−A線面で切断(カツト)し、分割された磁
心部材を得る。しかる後に、第2図に示すよう
に、磁心部材1A(1B)のカツト面2を研磨、
ラツピングを施す。さらには必要に応じて化学的
処理手段によるポリツシングを施す。これは、巻
鉄心1を切断する際に生ずるカツト面のバリを取
り除き、カツト面における突き合せ部の密着状態
を保ち得るようにすると共に鉄損を減少させるた
めである。
このようにして得られた磁心部材1Aのカツト
面にコイル(又はコイルを巻回したボビン)を挿
通し、同様にカツト面2を研磨した他の磁心部材
1Bに突き合せせ、両磁心部材1A,1Bを接着
することによつて、カツトコア10とコイル(図
示せず)とからなる例えばトランス11を得る。
このようにしてカツト面2を相互に突き合わせ固
着してなるカツトコア10が得られる。
しかしながら、本願発明者が実験したところに
よると、前記した従来の製造方法により得られる
カツトコアを使用した場合には鉄損が大きくな
り、例えばそれを使用したトランス自体の特性に
悪影響を与えるという結果が生じた。
[発明の目的] 本発明は前記事情に基づいてなされたものであ
り、鉄損を少なくして良好な特性を得ることがで
きるカツトコアの製造方法を提供することを目的
とする。
[発明の概要] 上記目的を達成するための本発明の概要は、磁
性合金薄板を複数枚巻回してなる巻鉄心を切断す
ることによつて得られるカツトコアの製造方法に
おいて、前記巻鉄心を樹脂濃度が5%〜40%の樹
脂にて含浸硬化させた後に前記切断する工程を含
むことを特徴とする。
[発明の実施例] 以下、本発明に係るカツトコアの製造方法の実
施例を説明する。
本発明の実施例が従来の製造方法と相違すると
ころは、磁性合金薄板を巻回してなる巻鉄心を含
浸硬化させるためのエポキシ樹脂(あるいはワニ
ス等)を希釈化し、従来の場合に比し樹脂濃度が
遥かに小さいエポキシ樹脂(あるいはワニス等)
を使用した点にある。すなわち、エポキシ樹脂
(或いはワニス等)の樹脂濃度を5%〜40%にし
たものを使用して、巻鉄心に含浸させ樹脂硬化さ
せたものである。その他の製造工程は、前記した
従来の製造工程と同じである。
次に、本発明の効果を明確にするための実験デ
ータを説明する。
実験データは以下に示す条件の下におけるもの
である。すなわち、使用する磁性合金薄板は、組
成Fe78B13Si9、幅8mm、厚さ24μmよりなるアモ
ルフアスを用い、巻鉄心形状をトロイダル外径31
mm、内径19mm、高さ8mmとする。熱処理は400℃
×2時間行つて、樹脂硬化をさせるための樹脂
(エポキシ樹脂又はワニス)濃度を、100%、80
%、60%、50%、40%、30%、20%、10%、巻鉄
心のまま(つまり0%)というように、その濃度
を変えて各々のカツトコアを製造した。尚、各巻
鉄心の切断にはレジノイド砥石を用い、カツト面
には鏡面研磨(研磨、ラツピング、エツチング)
を施した。
以上の条件の下に得られた各カツトコアにおい
て、周波数f=50KHzにて励磁磁束Bm=2KGを
発生させる場合における鉄損のデータは、第4図
に示すようになる。第4図において、白丸で示す
データはエポキシ樹脂を使用したものであり、黒
丸で示すデータはワニスを使用したのであり、さ
らに、二重丸で示すのは巻鉄心のまま(つまり樹
脂濃度が0%)のものである。同図に明らかなよ
うに、樹脂濃度が大きくなるのに伴なつてカツト
コアにおける鉄損が大きくなり、従来の場合にお
ける樹脂濃度100%では巻鉄心のままの場合に比
し約4倍も大きくなつている。ところが、樹脂濃
度が10%〜40%の間では、樹脂濃度100%の場合
に比して鉄損が極端に小さく、巻鉄心のままの場
合と遜色がないことが判る。又、エポキシ樹脂と
ワニスを比較すると、ワニスを用いた場合、より
鉄損の少ない良好なカツトコアを作れることが判
る。
一方、第5図は周波数f=1KHz、励磁磁界
Hm=10Oeの測定条件での磁心としての特性
(B−Hループ)を示すものである。第5図から
明らかなように、樹脂濃度10%〜40%の間では、
Br特性及びB10の特性劣化がほとんどないことが
判る。尚、第5図において、白丸、黒丸、二重丸
は第4図と同様に、エポキシ樹脂、ワニス、巻鉄
心のままのものを各々示している。尚、エポキシ
樹脂等の樹脂濃度が5%未満になると、切断面が
大幅に乱れてしまい、カツトコア同志の良好な接
合を得ることができなかつた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、鉄損を少
なくして良好な特性を得ることができるカツトコ
アの製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の製造方法を説明するための磁心
材料の一例を示す概略斜視図、第2図は磁心材料
を切断した状態を示す斜視図、第3図は完成した
カツトコアの一例を示す概略正面図、第4図は本
発明の効果を説明するための鉄損特性図、第5図
は同じく本発明の効果を示すための磁心特性図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁性合金薄板を複数枚巻回してなる巻鉄心を
    切断することによつて得られるカツトコアの製造
    方法において、前記巻鉄心を樹脂濃度が5%〜40
    %の樹脂にて含浸硬化させた後に前記切断する工
    程を含むことを特徴とするカツトコアの製造方
    法。 2 前記樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のカツトコアの
    製造方法。 3 前記樹脂は、ワニスであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のカツトコアの製造方
    法。
JP2465084A 1984-02-10 1984-02-10 カツトコアの製造方法 Granted JPS60169120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2465084A JPS60169120A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 カツトコアの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2465084A JPS60169120A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 カツトコアの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60169120A JPS60169120A (ja) 1985-09-02
JPH0550124B2 true JPH0550124B2 (ja) 1993-07-28

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ID=12144013

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JP2465084A Granted JPS60169120A (ja) 1984-02-10 1984-02-10 カツトコアの製造方法

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FR2856552B1 (fr) 2003-06-23 2005-10-21 Imphy Ugine Precision Procede de fabrication de pieces pour composants electroniques passifs et pieces obtenues

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JPS60169120A (ja) 1985-09-02

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