JPH05501222A - ピペット装置 - Google Patents
ピペット装置Info
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- JPH05501222A JPH05501222A JP51457790A JP51457790A JPH05501222A JP H05501222 A JPH05501222 A JP H05501222A JP 51457790 A JP51457790 A JP 51457790A JP 51457790 A JP51457790 A JP 51457790A JP H05501222 A JPH05501222 A JP H05501222A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/02—Burettes; Pipettes
- B01L3/021—Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids
- B01L3/0217—Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids of the plunger pump type
- B01L3/0224—Pipettes, i.e. with only one conduit for withdrawing and redistributing liquids of the plunger pump type having mechanical means to set stroke length, e.g. movable stops
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ピペット装置
庄−一輪
本発明は、液体を別の場所へ移すために使用するピペット装置に関し、より詳し
くは、本発明は、新規にして改良を加えた、手動操作式の手持式ビペ・シト装置
から成るものである。
現在市販されているピペット装置としては、様々な種類の単管式のビベ・シトが
ある。それらは、病院や研究室等で、極めて少量の液体を別の場所へ移すために
広範に使用されており、具体的には例えば、大量の液体が入っている大きな保存
用容器から、試験や実験を行なうための非常に容量の小さい容器の中やプレート
の上へ、液体を移すために使用されている。
本発明の主たる目的は、コストの高い、特殊な機械加工を必要とする金属製部品
を使用せず、組立て及び分解が容易でその製造コストを低減でき、しかも、洗浄
やオートクレーブ(高圧滅菌器)による滅菌を行なう際に、ユーザがそれを容易
に分解及び組立てられるピペット装置を案出することにある。
本発明の更なる重要な目的は、片手で容易に、しかも操作し易く把持することが
でき、更に、それを把持したその手で調節、ロック、及び操作を行なうことがで
きるピペット装置を提供することにある。
本発明の更なる重要な目的は、任意に定める所定体積量の液体を反復して供給す
るためのロックを、容易に且つ便利に施すことができ、しかも、一度ロツクし起
ならば、不意にそのロックが外れてその供給体積量が変化してしまうことのない
(即ち偏頭性の高い反復計量性能を備えた)、可変体積量ピペット装置を提供す
ることにある。
本発明の更なる重要な目的は、使用し易く、読取りが容易で、しかもピペット装
置の使用を妨げない、体積量調節機構におけるバーニア目盛りを提供することに
ある。
以上の目的並びにその他の目的を達成するために、本発明のピペット装置は、先
ず、掌と指とで握り片手で把持できるようにした細長形状のボディを含んでいる
。このボディの中には調節用ネジ杆を装着してあり、この調節用ネジ杆は、ボデ
ィの全長の大部分に亙って延在しており、またオネジ部を備えている。ボディに
は更にチップ・ホルダを取り付けてあり、このチップ・ホルダは調節用ネジ杆に
対して位置を揃えてあり、それらチップ・ホルダと調節用ネジ杆とは、夫々内部
流路を有する。それら内部流路はボディ内を軸方向に延在しており、それら内部
流路によって連続した1つの流路が形成されている。調節用ネジ杆の中には。
ピペット・ピストンを装着してあり、このピペット・ピストンは、チップ・ホル
ダの中にまで延入している。ピペット・ピストンに結合した親指操作部材がボデ
ィの上方まで延在しており、この親指操作部材は、掌と、人差し指から小指まで
の4本の指とでボディを把持したときに、その把持した手の親指で操作できる位
置にある。調節用ネジ杆に装着した、この調節用ネジ杆に対して回転自在なスピ
ンドルに、ピペット装置の計量動作を制御するストッパ機構を設けである。スピ
ンドルを回転させることによって、ストッパ機構を移動させ、それによってピペ
ット・ピストンの移動ストロークの長さを変化させて、ピペット装置に吸い込ま
れる液体の量を調節する。スピンドルには、バーニア目盛りを刻設してあり、こ
の目盛りは、ボディに形成した窓部を通して読み取れるようにしである。また、
この窓部を通してスピンドルに接することによって、スピンドルを回転させられ
るようにしている。ボディにはロック用スライド部材を取り付けてあり、このロ
ック用スライド部材は、ボディの下端よりやや上方において外部に露出したフィ
ンガ・グリップ部を操作することによって制御する。このロック用スライド部材
は、その作動位置にあるときに、スピンドルと係合してスピンドルを固定し、ス
ピンドルが回転するのを阻止する。更に、チップ・ホルダを抜脱部材が囲繞して
おり、この抜脱部材は、略々チップ・ホルダの下端まで延在している。この抜脱
部材を作動させるための操作部材をボディに装着してあり、これら抜脱部材と操
作部材とは、ボディの下端のすぐ下の位置で互いに連結しである。この操作部材
の上端には親指操作ボタンを取り付けてあり、除去自在なチップをチップ・ホル
ダから抜脱するときには、ユーザがこの親指操作ボタンを選択的に操作すれば良
いようにしている。
本発明の以上の目的及び特徴、並びにその他の目的及び特徴は、以下に示す、本
発明の一実施例の詳細な説明から、更に明瞭に理解することができる。この実施
例は、あくまでも説明のための1つの具体例として提示するものであり、この実
施例を図示した添付図面は以下のとおりである。
図1は、本発明に従って構成したピペット装置の斜視図であり、ユーザがそれを
片手で把持した状態を示した図、
図2は、図1に示したとベット装置の拡大正面図、図3は、ピペット装置の上面
図、
図4は、図3の4−4!iに沿ったとベット装置の縦断面図、図5は、図4の5
−5線に沿ったピペット装置の拡大断面部分図、図6は、図4の6−6線に沿っ
たピペット装置の断面図であり、ピペット装置のスピンドルがロック位置にある
状態を示した図、図7は、図6の7−7線に沿ったピペット装置の断面図であり
、とベット装置のスピンドルがロック解除位置にある状態を示した図、図8は、
図4の8−8線に沿ったピペット装置の断面図であって、ピペット装。
置を組立てた状態を示した図、
図9は、図8と同様の断面図であって、ただし、とベット装置を部分的に分解し
た状態を示した図、
図10及び図11は、図5と同様の断面部分図であり、ただし、とベット装置の
ピストンが、夫々、半ばまで押下された位置にある状態と、完全に押下された状
態とを示した図、
図12は、ピペット装置の分解図であって、ピペット装置の主要構成部品を示す
と共に、それら部品の組立て方を表わした図、そして、区13〜図17は、計量
した分量の液体を供給した後に、チップ・ホルダからチップを抜脱する場合の、
とベット装置の操作における一連のステップを示した説明図である。
踵担望説亜
本発明に係るピペット装置は、略々チューブ形状の゛(中空形状の)ボディ20
を備えている。このボディ20は、その上端部24に、キャップ22を取り付け
てあり、また、その下端部に、チップ・ホルダ26を取り付けである(図1及び
図2参照)。このボディ20は、その中に、ピペットとしての機能を果たすため
の機構を内蔵していると共に、更に、チップ・ホルダ26から使い捨てチップT
を取外すためのチップ抜脱機構を併せて内蔵している。尚、本明細書の説明にお
いて、このピペット装置の各部品の位置ないし方向に言及するときには、このビ
ベッ1装置が、その使用時の通常姿勢である略々垂直な姿勢にあるものとして、
その位置や方向を述べることにする。
キャップ22は、超音波溶接等の手段によって、ボディ20に永久的に固着しで
ある。このキャップ22には、ユーザの人差し指に掛かるようにした、カーブを
伺けたフラッジ部28を設けである。即ち、ユーザがこのピペット装置を、使用
姿勢にして片手で把持し、その手の親指を、このピペット・装置の2つのピスト
ンのうちのいずれかを操作する位置においたときに、その手の人差し指に、この
フラッジ部28が掛かるようにしである。また、それら2つのピストンについて
は、後に更に詳しく説明する。このピペット装置の通常の握り方は、図1に示し
たとおりである。キャップ22をボディ20へ容易に取り付けられるように、キ
ャップ22には、ボディ20の」二端部24へ位置合せができるように形成した
カラ一部30を設けである(図4参照)。
図4及び図5に示したように、チップ・ホルダ26は、その上端部34を大径部
とし7てあり、この上端部34の頂部には、外方へ延出したフランジ部36を形
成しである。このフランジ部36には、ロックナツト32の下端に形成したリッ
プ部38が係合する。チップ・ホルダ26の上端部34の内側に形成し7た円筒
形のチャンバ40には、0リング42を装着してあり、そしてこの0リング42
を、同じくこの大径部とした上端部34の中に配設されているOリング・リテー
ナ44が、所定位置に保持している。Oリング・リテーナ44は、その上端部に
外方へ延出するフランジ部46を備えており、このフランジ部46は、チップ・
ボルダ26のフランジ部36と重なり合う。ロックナツト32は、Oリング・リ
テーナ44どチップ・ホルダ26とから成るサブアセンブリを、計量アセンブリ
の一部を成しでいる調節用ネジ杆48に止着している。′尚、この計量アセンブ
リについては後に詳述する。
ピストン50とガイド・ロッド52と(以下の説明では、これら2つをまとめて
ピペット・ピストン53と呼ぶことがある)は、54で結合している。これら部
材は、一体となって、ボディ20及びチップ・ホルダ26の中を往復動する。
ガイド・ロッド52は、その上端部にステム56を備えており、このステム56
に、プランジャ・ボタン58を取り付けである(図4及び図12参照)。プラン
ジャ・ボタン58は、図1に示したように、ピペット装置を持った手の親指で押
下するのに適した位置にあり、これを押下することによって、ピペット・ピスト
ン53が、ボディ20及びチップ・ホルダ26の中を軸方向下方へ移動する。こ
のプランジャ・ボタン58は、チップ・ホルダ26の内部の円筒形の流路60、
ないしは使い捨てチップTの内部の軸方向の流路61の中から液体を排出すると
きに押下するボタンである。
ボディ20の中に備えた2つのストッパ機構によって、ピペット・ピストン53
が垂直移動する移動ストロークの大きさを制御するようにしている。即ち、ピペ
ット・ピストン53の移動ストロークの上限位置は、調節自在なストッパ機構7
0によって規定しており、このストッパ機構70は、スピンドル76に取り付け
たスピンドル・キャップ74のフランジ部72によって画成しである。図4及び
図5から明らかなように、スピンドル76は調節用ネジ杆48のに螺合しており
、このスピンドル76を回転させることによって、このスピンドル76それ自体
が軸方向へ移動するようにしである。もう1つのストッパ機構80は、ピストン
・アセンブリであるとベット・ピストン53の、その肩部112と係合するワッ
シャ82によって画成しである。
本発明のこの図示の実施例では、スピンドル・キャップ74とスピンドル76と
は別体の部品として製作したものである。スピンドル76は、その上端部84に
、内側カラ一部86と外側カラーff188とを形成してあり、こわら2つのカ
ラ一部によって、それらの間に管状の空間90が画成されている。そして、この
空間90の中へ、スピンドル・キャップ74の下端に形成したカラ一部92を挿
入しである(図5参照)、スピンドル・キャップ74とスピンドル76とは、互
いに永久的に固着してあり、それによって、これらが一体となって、調節用ネジ
杆48の上を移動するようにしである。尚、これら両部材を互いに固着するには
、例えば超音波溶接等の手段を用いれば良い。スピンドル・キャップ74のフラ
ンジ部72は、ガイド・ロッド52の肩部94の上方に位置しており、また、こ
のフランジ部72は、その中央に小径の孔96が形成されており、この孔96を
、ステム部56が貫通している〔図4参照)。従って、ピペット・ピストン53
の上方への移動は、ガイド・ロッド52の肩部94がフランジ部72に係合する
ことによって制限される。このフランジ部72の位置を変化させるには、スピン
ドル76を、調節用ネジ杆48上で回転させれば良い。
後に更に詳しく説明するように、スピンドル76は、このピペット装置のボディ
20の中に収容されてはいるが、窓部100(図2参照)を通して、このボディ
20の外から視認することができる。また、このスピンドル76にはバーニア目
盛りを刻んだリング部102を設けてあり、このリング部102のバーニア目盛
りが、窓部100の中に設けた目盛り104と協働するようにしである。これら
の目盛りを刻設しであるのは、一度押下されたピペット・ピストン53が元の位
置へ戻る際に、チップTの内部の流路61の中へ吸い込まれる液体の体積を、こ
れらの目盛りで表わすためである。尚、このときのピペット・ピストン53の移
動に関しては、後にこのピペット袋1の操作法を説明する際に、更に詳しく説明
する。
下方ストッパ機構80は、調節用ネジ杆48の中に形成した軸方向に延在するチ
ャンバ110の内部に設けてあり、このストッパ機構80は、ガイド・ロッド5
2に形成した肩部112と協働する機構である。肩部112は、このピペット装
置のボディ20の中にあって、下向きの面を持つように形成しである。ストッパ
機構80は、ワッシャ82を含んでおり、このワッシャ82は、吹払い操作用ス
プリング114の弾発力によって、所定位置に保持されている。ガイド・ロッド
54は、この肩部112から下方の部分を、即ち、この肩部112から、このガ
イド・ロッドの下端とピストン50との結合部54までの部分を、小径部116
として形成してあり、吹払い操作用スプリング114は、ガイド・ロッド54の
この小径部116の周囲に嵌装しである。吹払い操作用スプリング114は、調
節用ネジ杆48のチャンバ110の中に装着しであるスプリング・リテーナ12
0の上面に当接している。従って、以上の下方ストッパ機構80は、強い力で押
されると移動するようにしたストッパ機構であり、何故ならば、このストッパ機
構80のワッシャ82は、ショルダ部112がそれに係合したときにスプリング
114が圧縮されれば、このスプリング114の付勢力に抗して下方へ移動する
ことができるからである。尚、スプリング・リテーナ120については、後に、
このピペット装置の組立て及び分解の説明をする際に、更に詳しく説明する。
ピストン50の周囲には、第2のスプリングであるコイル・スプリング122を
嵌装してあり、このコイル−スプリング122は、ガイド・ロッド52とピスト
ン50との結合部54と、0リング・リテーナ44の下端に形成したスプリング
・シート126との間に介装しである(図5参照)。このスプリング122は、
メイン・スプリングとしての機能を果たすものであり、即ち、ピペット・ピスト
ン53が下方へ押下される際に、その押下刃に抗しつつ圧縮されるように機能す
る。ピペット・ピストン53を下方へ移動させるときには、常にこのコイル・ス
プリング122が圧縮される。そして、プランジャ・ボタンである操作ボタン5
8に加えた押下刃を緩めたならば、ピペット・ピストン53が、図2に示したそ
の上方位置へ復帰する。ピペット・ピストン53がこの上方位置から下方へ移動
し始めた初期の段階では、スプリング122だけが圧縮されるため、このときの
どベット・ピストン53の押下操作に対する抵抗力は、ストッパ機構70.80
と肩部94.112とで定められている、移動ストロークの主要部分の、その全
体を通して略々一様な大きさの抵抗力として感じられる。そして、強い力で押さ
れると移動するように構成したストッパ機構80に、肩部112が(図10に示
したように)当接したならば、ここから更にピペット・ピストン53を下方へ移
動させるためには、スプリング122を圧縮し続けることに加えて、更に吹払い
操作用スプリング114も併せて圧縮する必要がある(図11参照)。従って、
このとベット装置の吹払い操作を行なうときには、その操作に対して一段と大き
な抵抗力が作用するため、ユーザは、ピペット・ピストン53の移動ストローク
の主要部分が終了した時点で、それが終了したことを極めて明瞭な「感覚」をも
って感知することができる。
抜脱機構150は、その一部分がボディ20の中に収容されており、また残りの
部分が、ボディ20の下方にあって、チップ・ホルダ26を囲繞している。抜あ
るボディ20の中に、とベット・ピストし53の細心に対して平行な通路に沿っ
て往復動自在に支持されている(図4参照)。このステム、即ちロッド152は
、その上端部156に操作ボタン154を取り付けてあり、この操作ボタン15
4は、図1から明らかなように、ボディ20を把持した手の親指で容易に操作で
きるようにしである。ロッド152は、ボディ20に一体的に形成したフランジ
部160に設けた孔158で支持されている。このロッド152の上側部分の周
囲には、フランジ部160から操作ボタン154の下端部164までの間に亙っ
て、圧縮スプリング162を嵌装してあり、この圧縮スプリング162は、ボデ
ィ20の中にあってロッド152を上方へ付勢している。ロッド152にはフラ
ンジ部160と係合する肩部166を形成してあり、この肩部166によって、
ロッド152の上方移動限界が定められている。また、このロッド152の下方
移動限界は、操作ボタン154のフランジ部170と、ボディ20の縁部172
とが係合することによって定められている。
ロッド152は、その下端部176にステム部178を形成してあり、このステ
ム部178は、径を小さくし、ネジを切っである。また、このステム部178は
、中空形状の抜脱部材181に形成したフランジ部179を貫通している。これ
ら双方、即ち、ロッド152のステム部178と、抜脱部材181のフランジ部
179とは、組付はナフト180によって、互いを接続して組立てた状態にする
ようにしている。
抜脱部材181は、下方へ行くにつれて次第に先細りになる形状とし、また、そ
の下端部182の内径寸法を、チップ・ホルダ26の外形寸法と殆ど同じで僅か
にそれより大きい寸法としである。この抜脱部材181の内径寸法は、上方へ行
くに従って次第に大きくなり、更に、その上端部184において急に大きくなっ
て、その部分でロックナツト32を囲繞している。抜脱部材181の、この上端
部184は、リブ188によって補強してあり、このリブ188は、ロッド15
2のネジ付きのステム部178がフランジ部179を貫通している近傍で、この
フランジ部179に接続している。
以上の構成から明らかなように、操作ボタン154を押下するとロッド152が
下方へ移動して抜脱部材181を一体的に下方へ移動させる。抜脱部材181の
この移動は、この抜脱部材181がその下端部で囲繞しているチップ・ホルダ2
6によって案内される。抜脱部材181がチップ・ホルダ26に沿って下方へ移
動したならば、チップ・ホルダ26の先端に取外し可能に取付けてあったチップ
Tが、この抜脱部材181に押されてチップ・ホルダ26から抜脱され、とベッ
ト装置から外れて落下する。
更に、以上の説明から明らかなように、調節用ネジ杆48に螺合しているスピン
ドル76をこの調節用ネジ杆48上において回転させることによって、上方スト
ッパ機構70の位置を変更することができ、この上方ストッパ機構70は、既述
の如く、ピペット・ピストン53がボディ20の中へ引っ込む際の移動限界を定
めているストッパ機構である。ピペット装置の反復計量性能を高精度のものとす
るためには、ピペット装置で複数回に亙って液体の移送を行なっている間、スト
ッパ機構70を任意の設定位置に固定しておけるということが重要である。そこ
で、本発明では、調節用ネジ杆48に対してスピンドル76が回転しないように
、スピンドル76をロックすることができるようにしてあり、このロックは、ロ
ック用スライド部材200(図4、図6、及び図7参照)を操作することによっ
て行なうようにしている。このロック用スライド部材200は、ボディ20に取
り付けてあり、このボディ20の壁部206に形成した溝部204の中に挿通さ
れている、そのフィンガ・グリップ部202を操作することによって、このロッ
ク用スライド部材200をボディ20の中で平行移動させることができるように
しである。フィンガ・グリップ部202には、上方へ延出したアーム部208が
連結している。このアーム部208は、調節用ネジ杆48の外面に沿って延在し
ており、円筒形のスピンドル76の下端部の内側へ入り込んでいる。このスピン
ドル76と、アーム部208の上端部との間には、図4に示したようにスピンド
ル76がその最も高い位置にあるときにも、重なりが残るようにしである。
図7から明らかなように、調節用ネジ杆48の外面には傾斜面212を形成して
あり、この傾斜面212と、アーム部208の上端部210の内側の面に形成し
たカム面214とが、協働するようにしである。即ち、フィンガ・グリップ部2
02を操作してロック用スライド部材200を上方へ移動させると、カム面21
4が傾斜面212の上に乗り上げ、そのため、アーム部の上端部210が。
スピンドル76の内面へ押し付けられて、それに対して固定されるようになる。
この、アーム部208とスピンドル76の内面との間の摩擦接触によって、スピ
ンドル76の回転が阻止さね、ひいては、ストッパ機構70が固定した一定の位
置に保持されることになるため、液体の反復計量を確実に高精度で行なうことが
可能になる。スピンドル76は、ロック用スライド部材200を靜めるまで(i
固定されたままであり、それを緩めることによって再び回転可能になる。
図4、図8、図9、及び図]2に示したように、調節用ネジ杆48は、その下端
部に切れ目を入れて先割ね形状とL2であり、それによって、2つのフィンガ形
状部分219が形成されでいる。各々のノインガ形状部分は、その外面に突起部
220を備えており、この突起部220の大きさは、ボディの壁部206に形成
した開口222の大きさに揃えである。調節用ネジ杆48をその所定の位置に装
着するためには、図9に示すように、2つのフィンガ形状部分219を互いに近
付けるように撓ませて、それらフィンガ形状部分219の突起部220が、ボデ
ィ20の下端の縁部223を超えてボディ20の中へ入るようにし、そして、そ
れら突起部220がボディ10の中へ入ったならば、それら突起部220が開[
コ222の中に嵌り込むようにする。こうして調節用ネジ杆48をボディ20の
中に)着したならば、スプリング・リテーナ120を、この調節用ネジ杆48の
中へ挿入する、こねによって、2つのフィンガ形状部分219が互いに近付く方
向へ撓んで突起部2ユ、:0が開口222から抜けてしまうということがなくな
る。
図12について更に詳しく説明すると、リテー+120の下端部には、僅かな裾
広がりのテーバ交付けであり、そのためこのリテーナ120は、調節用ネジ杆4
8の中の所定位置に楔のように飯合し、そして5調節用ネジ杆48をしっかりと
支持し7で、この調節用ネジ杆48の円筒状の形状を保つよ−)に機能する。こ
のビベツ1−装置のこの部分を分解する際には、先ず最初に調節用ネジ杆の中か
らこのリテーナ120を引き抜き、その後に、調節用ネジ杆をボディ20から抜
き取るようにすれば良い。既述の如く、このりi−す120は、ピストン53を
この装窟内で上方へ付勢し、ている吹払い操作用スプリング114にも係合して
いる。
このリテーナ120には、その上端部に、調節用ネジ杆の溝部に位置を合わせて
突起120゛を設け′1″おくようにしても良い(図4及び図12参照)。即ち
、その突起120“と、調節用ネジ杆の溝部とが、バヨネット式に結合するよう
にしておけば、リテーナ120が、この装置から不意に落下するのを防止するこ
とができる。
先に簡単に述べたように、ボディ20に形成した窓部100を通して、スピンド
ル76の一部分を明瞭に視認することができるようにしである。この、窓部10
0を通して視認可能な部分102には、バーニア目盛りを刻設してあり、このバ
ーニア目盛りは、窓部104に設←ブた直線状の目盛り104と協働し、この目
盛り104の1目盛りを、更に10等分に細分するものである。これら双方の目
盛りの1目盛りの大きさは、言うまでもなく、調節用ネジ杆48及びスピンドル
76のネジのピッチ、とベット・ピストン53の直径、等々の要因の関数として
定まるものである。
本発明に係るピペット装置が、その使用時にどのように動作するかについて、以
下に説明する。
先ず、そこから液体を移送する1つの移送元の貯留容器と、それらへ液体を移送
する複数の移送先の小容器とが存在しており、その貯留容器からそれら小容器へ
移送すべき液体の体積は、いずれの小容器についても同一の、既知の所定体積で
あるものどする。操作者は、スピンドルの、窓部から露出している部分を回転さ
せて、この窓部を通して視認可能な目盛りの所定位置に、スピンドルを設定する
。尚、ここでは更に、複数本の使い捨てとベット・チップTを装填した、チップ
装填箱が用意されているものとし、その装填箱は、使い捨てチップの差込み側の
端部にチップ・ホルダ26を挿入することができ、そして、摩擦力によってその
使い捨てチップを、チップ・ホルダ26に装置することができるようにしたもの
であるとする。こうしてチップをチップ・ホルダ26に装着すると共に、スピン
ドルを設定してストッパ機構70を然るべき位置に合わせたならば、操作者はフ
ィンガ・グリップ部202を操作して、ロック用スライド部材200を上方へ移
動させる。これによって、アーム部206の上端部210がスピンドルの内面に
係合して、そのスピンドルを、これ以後は回転しないように、しっかりと固定す
る。続いて操作者は、このスピンドル側のピストン53に取り付けである操作ボ
タン58を、このピストン53の肩部112がストッパ機構80に係合するまで
押−T:する。この時点の状態を示したのが図1:3である。ストッパ機構80
と肩部112とが係合したことは容易に感知することができ、なぜならば、吹払
い操作用スプリング114の弾発力のソ、二めに、ここまで移動させたときに、
押下操作に対する抵抗力が大幅に上昇するからである。更に、ピペット・ピスト
ン53をこの位1としたままで、チップTを貯留容器の中へ入れ、このチップT
の下端を液面下へ沈ませ、そこで操作ボタン58に加えていた押下刃を緩め、ス
プリング11.4の弾発力で、ピペット・ピストン53を上昇させる。このとき
ピペット・ピストン53は、その肩部94がフランジ部γ2に係合するまで上昇
する。そこまで上昇した状態を示したのが図14である。ピペット装置がこの動
作を行なうと、バーニア目盛りで先に設定した所定体積の液体が、チップTの中
へ吸い込まれる。続いて、操作者は、吸い込んだ液体の移送先の小容器Wの口元
へチップTを持って行き、再び操作ボタン58を押下して、とベット・ピストン
を下方へ移動させる。これによって、チップ・ホルダの内部の流路60並びにチ
ップTの内部の流路61の中の圧力が上昇するため、チップTの中にあった液体
は、その小容器の中へ排出される。こうして肩部112が再びストッパ機構80
に係合したときには、それまでチップTの中にあった液体の略々全てが排出され
ており、この状態を示したのが図15である。ただし、とベット装置の中に吸い
込まれていた液体の全てを、確実に排出し尽くすためには、操作者は、操作ボタ
ン58を、この位置を超えて更に下方へ押下するようにする。これによってピス
トンは更に下方へ移動し、それと共にリング形部材82も下方へ移動して、吹払
い操作用スプリング114を圧縮する。この状態を示したのが図16である。ピ
ペット装置のこの動作によって、このどベット装置から全ての液体が確実に排出
し尽(される。続いて操作者は、ピペット・チップTを小容器の口元から抜き出
し、操作ボタン58に加えていた押下刃を緩める。こうするだけで、計量アセン
ブリのメイン・スプリング122と吹払い操作用スプリング114とによって、
とベット・ピストンは、図2に示した、完全に引っ込んだ状態へ復帰する。もし
、別の小容器へも、こうして移送した液体と同量の液体を移送するのであれば、
以上の操作手順を反復して実行すれば良い。また、このピペット装置からチップ
Tを取外す際には、操作者は、もう1つの操作ボタン154を押下して、その操
作ボタン154のフランジ部170がボディ20の上縁部172に係合するまで
、スプリング162の付勢力に抗してロッド152を押し下げるようにすれば良
い。ビペッ!・装置のこの動作により、抜脱部材]81がチップ・ホルダに沿っ
て下方へ移動して、この抜脱部材181の下端182がチップTに係合し、そし
てそのチップTを押圧して、そのチップTをチップ・ホルダ26から抜脱する。
こうしてチ・ンブTが外れた状態を示したのが図】7である。
以上の説明から、本発明の有する利点のうちの多くが明らかである。例えば、本
発明に係るピペット装置は、操作ボタン58を操作したときにピペット装置の中
へ吸い込まれる液体の体積を変更するための調節を、極めて迅速且つ容易に行な
うことができる。この調節を行なうには、窓部100から露出しているスピンド
ル76を回転させるだけ良い。即ち、スピンドル76を回転させるだけで、上方
ストッパ機構70の位置を、このピペット装置の操作ボタンを押下して元に戻す
際にこのピペット装置に吸い込まれる液体の体積が所望の体積となる位置に、設
定することできる。また、窓部100の中には見易いバーニア目盛りを備えてい
るため、ユーザは、このストッパ機構70の位置を、所望体積の計量が行なえる
位置に迅速に設定することができる。スピンドル76は、非常に容易に回転させ
ることができる一方で、任意の設定位1に素早くしっかりとロックすることもで
き、このロックを行なうには、ロック用スライド部材200を操作するだけで良
い。即ち、ロック用スライド部材200を、ボディ20の外壁部に形成した溝部
の中で、上方へ、即ちボディ20の上端部の方へ移動させることによって、その
アーム部208が、スピンドル76の下端の内側へ楔のように入り込み、それに
よって、スピンドル76が回転してストッパ機構70の位置が変化するのを防止
することができる。征って、このピペット装置では、同一体積の液体を何度も反
復して移送する際の反復計量を、高精度で行なうことができる。このロックは非
常に効果的であり、またロック操作が容易なものであるばかりか、更に、ロック
の解除も容易であって、即ち、フィンガ・グリップ部202を操作して、ロック
用スライド部材200を下方へスライドさせ、スピンドルに対するアーム部20
8の係合力を緩めるだけで、ロック解除することができる。
面、スピンドルに設けたストッパ機構70が、ピペット・ピストンの上端に形成
した肩部94と接触していると、回転するスピンドルに対して、ある程度の大き
さの摩擦による引き摺り力が作用することになる。この摩擦による引き摺り力は
、スピンドルが調節用ネジ杆の上で軽く回転することを妨げる程の大きさの力で
ある。それゆえ、もし、ストッパ機構70の設定位置を大幅に変更する必要があ
り、そのためにスピンドルを調節用ネジ杆の上で何回転もさせねばならないとき
には、操作者は、操作ボタン58を僅かに押下して、ピペット・ピストンとスト
ッパ機構70とを引き離すようにすれば良く、そうすれば、この引き摺り力をな
くすことができる。これによってスピンドルが軽く回転するようになるため、ス
ピンドルを一度に何回転も高速で回転させることが可能となり、調節幅の大きな
調節操作を容易に行なえるようになる。
本発明の更に別の利点として、このピペット装置では、機械切削によりネジ切り
加工しなければならない部品を使用せずに済むということがある。即ち、このピ
ペット装置は、僅かな部品を除き、その殆どの部品を、適当なプラスチック材料
を使用して、射出成形によって製作することができる。このように、殆どの部品
を射出成形品とすることのできる構造であるため、ピペット装置の製造コストを
低減することができる。また更に、超音波溶接を施す部品の点数が僅かであるこ
とによっても、製造コストの低減が可能となっている。即ち、以上に説明したピ
ペット装置の構造に8いては超音波溶接を施した箇所は僅かに2箇所であり、即
ち、操作ボタン58をピペット・シャフト53に取り付けるための取付は部材と
、ストッパ機構70をスピンドル76に取り付けている結合部との2箇所だけで
ある。
本発明の更に別の利点として、洗浄ないし滅菌処理をする際に、とベット装置を
容易に分解できるということがある。即ち、ロッド152の一端を抜脱部材18
1に結合している組付はナツト180を取り外すだけで、抜脱部材181を残り
の部分から取り外して、チップ・ホルダ26の全体と、このチップ・ホルダ26
を調節用ネジ杆48及びボディ20に結合している結合部とを露出させることが
できる。更に詳しく説明すると、抜脱部材181を取り外すとロックナツト32
が露出するので、このロックナツト32を回転させて緩めることによって、チッ
プ・ホルダ26のフランジ部36の締付状態を解除する。続いてチップ・ホルダ
26を除去したならば、リテーナ・ナツト44を取り外すことができ、それを取
り外したならば、ピストン50を抜き取ることができる。このようにピストン5
0を抜き取り可能にしであるため、例えば、チップTの内部の流路6エからのス
テム部56からプランジャ・ボタン58を取り外したならば、吹払い操作用スプ
リング114と、ワッシャ82と、ガイド・ロッド52とを、ボディ20の下端
から抜き取ることができる。また、先割れ形状の調節用ネジ杆48の2本のフィ
ンガ形状部分219を互いに近付けるように撓ませて、それらフィンガ形状部分
219の夫々の突起部220を開口222から抜き取ることによって、このピペ
ット装置を更に分解することができる。
以上、本発明の実施例を詳細に説明したが、当業者であれば容易に理解するよう
に、この実施例に対しては、本発明の概念から逸脱することなく、多くの変更を
加えることができる。従って本発明の範囲は、図面に示し、以上に説明した、た
だ1つだけの実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲ないしその均
等物によって定められるものである。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成 4年令月J日
特許庁長官 深 沢 亘 殿 1
1、特許出願の表示
PCT/US90105800
2、発明の名称
ピペット装置
3、特許出願人
名 称 コスタ−・コーポレーション
5、補正書の提出日
請求の範囲
1、排出体積量を規定するシリンダを備え、軸心を有する、細長中空形状のボデ
ィと、
前記ボディ内に同軸的に配設され、該ボディに固定状態で取り付けられた、そネ
ジ杆に対して相対的に軸方向に調節移動可能となっている。中空形状のスピン排
出ストロークにおいては前記調節用ネジ杆へ向かって軸方向に移動するようにし
たピストンと、
吸入ストロークにおける前記ピストンの軸方向移動の限界を定めるための、前記
スピンドルに連結したストッパ機構と、前記スピンドルの調節移動を、再現性を
もって可能としていることを特徴とする請求項l記載のピペット装置。
3、前記ボディに窓部を形成し、それによって前記軸方向目盛りと前記環状目手
動で回転させることができるようにしであることを特徴とする請求項3記載のピ
ペット装置。
材を含んでおり、該キャップ部材は貫通孔を有し、前記ピストンは該貫通孔を貫
通して延在しており、吸入ストロークにおいて前記肩部が前記キャップ部材と当
接することによって、前記ピストンの移動限界が定められるようにしであること
を特徴とする請求項l記載のピペット装置。
6、更に、前記ピストンの周囲に嵌装され該ピストンと前記調節用ネジ杆との間
に位置する、圧縮コイル・スプリングを備え、該スプリングによって、該ピスト
ンを該スピンドルへ向けて付勢していることを特徴とする請求項1記載のビペ・
ント装置。
7 前記ボディ内の前記ピペット・ピストンの通路に、該ピストンが所定位置を
超えて下方へ移動する際にその移動に対して抵抗力を与える第2のストッパ機構
を備え、更に、該ボディ内に、該第2ストッパ機構と係合する第2スプリングを
備え、該第2スプリングは、該第2ストッパ機構を、強い力が作用したときには
移動を許容する状態で前記所定位置に保持することにより、前記ピストンが前記
所定位置を超えて下方へ移動できるようにしていることを特徴とする請求項6記
載のピペット装置。
8、前記調節用ネジ杆を、前記ボディに形成した複数の開口に嵌合する複数の可
撓性突起を介して、該ボディに取外し自在に取り付けであることを特徴とする請
求項1記戴のピペット装置。
9、前記ボディが上端部と下端部とを有し、前記ピペット装置が更に、該ボディ
の前記軸心に対して同軸的な位置関係にある貫通開口を有し、取外し自在なチッ
プを嵌装して装着できるようにした下端部を備えた、前記ボディの前記下端部に
取り付けられたチップ・ホルダと、前記チップ・ホルダの一部分を囲繞しており
、該チップ・ホルダ上を軸方向に移動自在としてあり、この軸方向の移動によっ
て、該チップ・ホルダの前記下端部に装着されているチップを取り外す、細長形
状の抜脱部材と、前記ボディ内に装着され、前記抜脱部材に連結されており、該
抜脱部材を該ボディの前記軸心に平行に移動させることによって、該抜脱部材に
その動作をさせる、操作ロッドと、
を備えていることを特徴とする請求項l記載のピペット装置。
10、前記操作ロッドな、前記ボディの外側において、前記抜脱部材に取外し可
能に結合しであることを特徴とする請求項9記載のピペット装置。
11、前記チップ・ホルダを前記調節用ネジ杆に、取外し可能な結合構造で結合
してあり、且つ、前記抜脱部材が、該結合構造を囲繞していることを特徴とする
請求項9記載のピペット’AM。
12 前記ボディ内に、前記スピンドルに対して係合解除自在に係合することに
よって該スピンドルの回転を阻止する手動操作可能なスピンドル係合手段を備え
たことを特徴とする請求項1記載のピペット装置。
13 前記スピンドル係合手段は、前記スピンドルと摩擦係合して該スピンドル
の回転を阻止するスライド部材であることを特徴とする請求項12記載のピペッ
ト装置。
14、前記調節用ネジ杆を、径方向に圧縮することによって前記ボディ内に挿入
可能であるように構成してあり、更に、該調節用ネジ杆を該ボディ内に挿入した
後に該調節用ネジ杆が径方向に圧縮されることを防止する手段を、該調節用ネジ
杆の中に取外し自在に装着しであることを特徴とする請求項1記載のピペット装
置。
国際調査報告
Claims (18)
- 1.ユーザが掌と指とで握り、片手で好適に把持できるようにした、上端部と下 端部とを有し内部にチャンバを有する細長形状のボディと、前記チャンバの中に 装着され、オネジ部を有し、軸方向に貫通した開口を有する調節用ネジ杵と、 前記ボディの前記下端部に取り付けられ、前記調節用ネジ杆の前記開口に対して 同軸的な貫通した開口有し、下端部を有し、該下端部には取外し自在なチッブを 結合して装着できるようにしたチッブ・ホルダと、上端部と下端部とを有し、前 記調節用ネジ杆の前記開口の中に軸方向移動自在に装着され、前記ボディの下端 部から延出して前記チッブ・ホルダの前記開口の中へ延大しているピペット・ピ ストンと、前記チャンバの中に装着され、前記調節用ネジ杆の前記オネジ部に螺 合しているスビンドルと、 前記スビンドル上に設けた、前記調節用ネジ杆上を該スビンドルと一体に移動自 在な、前記2つの開口の中での前記ピペット・ピストンの上方移動の移動限界を 定めるための第1ストッパ機構と、 前記ボディの中の前記ピペット・ピストンの経路中に設けた、前記ピペット・ピ ストンが所定位置を超えて下方移動する際にその移動に対して抵抗力を与えるた めの第2ストッパ機構と、 前記ボディの上方において前記ピペット・ピストンの前記上端部に取り付けられ 、該ボディを把持した手の親指で操作し得る位置にあり、これを操作することに よって該ピペット・ピストンを作動させる、親指操作ボタンと、細長形状であり 、前記チッブ・ホルダの一部を囲繞しており、該チッブ・ホルダ上を軸方向に移 動自在であり、移動することによって、該チッブ・ホルダの前記下端部に装着さ れているチッブを抜脱する抜脱部材と、前記ボディの中に装着され、前記抜脱部 材に結合され、該抜脱部材を前記ピペット・ピストンの軸心に対して平行に軸方 向に移動させることによって、該抜脱部材を作動させる、操作ロッドと、 前記ボディの前記上端部の上方において前記操作ロッドに取り付けられた、該ボ ディを把持した手の親指で操作するための、親指操作ボタンと、を備えたことを 特徴とするピペット装置。
- 2.前記ハウジング内に第1スブリングを装着してあり、該第1スブリングが、 前記ピペット・ピストンに係合して、該ピペット・ピストンを前記第1ストッパ 機構へ向けて付勢しており、 前記ボディ内に第2スブリングを装着してあり、該第2スブリングが、前記第2 ストッパ機構に係合して、該第2ストッパ機構を、強く押されれば移動可能な状 態で所定位置に保持しており、それによって、前記ピペット・ピストンが、該所 定位置を超えて移動できるようにしてある、ことを特徴とする請求項1記載のピ ペット装置。
- 3.前記操作ロッドを、前記ハウジングの外側において、前記抜脱部材に取外し 可能に結合してあることを特徴とする請求項1記載のピペット装置。
- 4.前記チッブ・ホルダを前記調節用ネジ杆に、取外し可能な結合構造で結合し てあり、且つ、前記抜脱部材が、該結合構造を囲繞していることを特徴とする請 求項1記載のピペット装置。
- 5.前記操作ロッドを、前記ハウジングの外側において、前記抜脱部材に取外し 可能に結合してあることを特徴とする請求項4記載のピペット装置。
- 6.前記スビンドルに対して係合解除可能に係合して該スビンドルの回転を阻止 する手動操作自在な手段を前記ボディの中に備えたことを特徴とする請求項1記 載のピペット装置。
- 7.前記スビンドルに対して係合解除可能に係合して該スビンドルの回転を阻止 する手動操作自在な手段を前記ボディの中に備えたことを特徴とする請求項2記 載のピペット装置。
- 8.前記ボディに窓部を設け、該窓部は、そこを通して前記スビンドルの一部分 が視認可能であるように形成してあり、該スビンドルの、この視認可能な部分に 、前記第1ストッパ機構の位置を示す目盛りを刻設してあることを特徴とする請 求項1記載のピペット装置。
- 9.前記ボディに窓部を設け、該窓部は、そこを通して前記スビンドルに接して 、該スビンドルを前記調節用ネジ杆上で回転させることができるように形成して あることを特徴とする請求項1記載のピペット装置。
- 10.ユーザが片手の掌と指とで握ることができ且つその手で好適に把持できる ようにした、上端部と下端部とを有し内部にチャンバを有する細長形状のボディ と、 前記ボディの中に装着され、オネジ部を有し、軸方向に貫通した開口を有する調 節用ネジ杆と、 前記ボディの前記下端部に取り付けられ、前記調節用ネジ杆の前記開口に対して 同軸的な貫通した開口を有するチッブ・ホルダと、前記調節用ネジ杆の前記開口 の中に軸方向移動自在に装着され、前記ボディの下端部から延出して前記チッブ ・ホルダの前記開口の中へ延入しているピペット・ピストンと、 前記ボディの中に装着され、前記調節用ネジ杆の前記オネジ部に螺合しているス ビンドルと、 前記スビンドル上に設けた、前記調節用ネジ杆上を該スビンドルと一体に移動自 在な、前記2つの開口の中での前記ピペット・ピストンの上方移動の移動限界を 定めるための第1ストッパ機構と、 前記ボディ上に設けた、前記スビンドルと係合して該スビンドルをロック解除自 在にロックしてその回転を阻止するための手段と、を備えたことを特徴とするピ ペット装置。
- 11.前記手段が、前記スビンドルに摩擦係合して該スビンドルの回転を阻止す るスライド部材であることを特徴とする請求項10記載のピペット装置。
- 12.前記調節用ネジ杆は、それを径方向に圧縮することによって前記ボディに 挿入できるように形成してあり、 該調節用ネジ杆を該ボディに挿入した後に該調節用ネジ杵が径方向に圧縮される ことを阻止する手段を、該調節用ネジ杆に、取外し自在に装着してあることを特 徴とする請求項1記載のピペット装置。
- 13.前記調節用ネジ杵は、それを径方向に圧縮することによって前記ボディに 挿入できるように形成してあり、 該調節用ネジ杆を該ボディに挿入した後に該調節用ネジ杵が径方向に圧縮される ことを阻止する手段を、該調節用ネジ杆に、取外し自在に装着してあることを特 徴とする請求項2記載のピペット装置。
- 14.前記調節用ネジ杵に取外し自在に装着してある前記手段が、前記第2スブ リングを前記ボディ内の所定位置に保持していることを特徴とする請求項13記 載のピペット装置。
- 15.前記ボディに一対の開口を形成してあり、前記調節用ネジ杆に一対の突起 部を設けてあり、該調節用ネジ杆が圧縮されていないときに、前記一対の突起部 が前記一対の開口に係合することによって、該調節用ネジ杵が該ボディ内の所定 位置に装着されるようにしてあることを特徴とする請求項12記載のピペット装 置。
- 16.上端部と下端部とを有し、内部を長手方向に延在し前記下端部に開口した チャンバを有する、細長形状のボディと、前記チャンバの中に装着され、軸方向 に貫通した開口を有し、前記チャンバの前記下端部の開放端から該チャンバの中 に挿入自在な、調節用ネジ杆と、前記調節用ネジ杵の前記開口の中に軸方向移動 自在に装着されたピペット・ビストンと、 前記調節用ネジ杆の前記開口内における前記ピペット・ピストンの上方移動の移 動限界を定める第1ストッパ機構を備えた、該調節用ネジ杵の外周に回転自在に 装着されたスビンドルと、 前記調節用ネジ杆の下端側の端部に形成された、該調節用ネジ杆の該下端部を圧 縮して該調節用ネジ杆を前記ボディに挿入できるようにする、切れ回部と、前記 調節用ネジ杆の前記開口に装着された、前記ピペット・ピストンを囲繞し該ピペ ット・ピストンを前記第1ストッパ機構へ向けて付勢する、第1スブリングと、 前記調節用ネジ杵の前記開口の中に設けられた、該開口内における前記ピペット ・ピストンの下方移動に対して、強い力が作用したときには突破される移動限界 を定める、第2ストッパ機構と、 前記開口の中に装着された、前記第2ストッパ機構と係合して、該第2ストッパ 機構を所定の位置に、ただし強い力が作用したときには屈服する状態で、保持す る、吹払い操作用スブリングと、 前記調節用ネジ杆の前記下端部に配設された、該調節用ネジ杆が圧縮されるのを 防止すると共に、前記ボディ内において前記吹き払い操作用スブリングを保持す る、リテーナと、 を備えたことを特徴とするピペット装置。
- 17.前記ボディの前記下端部にはチッブ・ホルダが取り付けられており、該チ ッブ・ホルダには、該チッブ・ホルダに装着されているチッブを取外すための抜 脱部材が取り付けられており、更に、前記ボディには、該抜脱部材に結合した、 該抜脱部材を動作させるための操作部材が取り付けられている、ことを特徴とす る請求項16記載のピペット装置。
- 18.前記ボディの上端部には、前記抜脱部材を動作させるための前記操作部材 に取り付けられた指先操作式ボタンと、前記ピペット・ピストンに取り付けられ た指先操作式ボタンとが備えられており、これによってユーザが、前記ピペット ・ピストンと前記抜脱部材とを選択的に移動し得るようにしてあることを特徴と する請求項17記載のピペット装置。
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