JPH05500958A - 神経保護剤用イミノメタノジベンゾ(a,d)シクロヘプテン誘導体 - Google Patents
神経保護剤用イミノメタノジベンゾ(a,d)シクロヘプテン誘導体Info
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- JPH05500958A JPH05500958A JP2515001A JP51500190A JPH05500958A JP H05500958 A JPH05500958 A JP H05500958A JP 2515001 A JP2515001 A JP 2515001A JP 51500190 A JP51500190 A JP 51500190A JP H05500958 A JPH05500958 A JP H05500958A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
神経保護剤用イミノメタノジベンゾ(a、d)シクロヘプテン誘導体
中枢系に作用する興奮性アミノ酸(EAA)の、特にN−メチル−D−アスパル
テー) (NMDA)−特異的受容体複合体での拮抗作用が、老人性痴呆症、ア
ルツハイマー病、ハンティングトン舞踏病、発作、低血糖症、脳性麻痺、脳性虚
血、振温およびオリーブ橋小脳萎縮を包含する数種のCNS疾患を治療する有用
な解決手段を提供すると考えられている。近年、NMDA−拮抗作用についての
2つの解決手段、すなわち、NMDA受容体の競合的拮抗作用およびNMDA−
関連イオン溝の非競合的遮断が研究されている。現在までのところ、非競合的拮
抗剤が、イン・ビボにおけるNMDA−誘発応答を遮断するにおいて、および誘
発脳性虚血に付随する細胞死に対する保護において、その競合的対照剤よりもよ
り強力であり、より経口的に活性であることが証明されている。
データは、フェンシフリジン(pcp)および他の関連する“分離麻酔剤”が、
NMDA−関連イオン溝に結合し、イオン透過性を遮断することにより、非競合
的にNMDA−誘発応答に拮抗することを示唆している。しかしながら、残念な
ことに、PCPは望ましくない精神異常発現性副作用を有し、数種の動物モデル
において運動失調を引き起こす。事実、化合物のNMDA−拮抗剤活性と運動失
調活性の間の仕切り(しばしば、これら2つの活性のED、。の“効能比”とし
て示される)が、その治療有用性VS、その不利な点を評価するのに広く用いら
れている。本発明者らの研究において、約1.4の効能比(ED、。/TD、。
)(後記の表1)を示す牽引反射欠乏実験によって測定されるように、PCPは
、マウスにおけるNMDA−誘発致死に拮抗し、運動失調を発現する能力にてほ
ぼ同等の効力を有している。
データに報告されている最も強力な非競プロNMDA−拮抗剤はMK−801で
ある。PCPと同様、MK−801はNMDA−誘える。しかしながら、MK−
801はNMDA−関連イオン溝における高親和性PCP結合部位を競合する。
さらに、PCPと同様、MK−801のNMDA−誘発致死の拮抗能と運動失調
発現能の間には仕切りがない(効能比=09、後記の表1)。事実、薬剤識別実
験は、MK−801はPCPを一般化し、PCP一様精神異常発現性副作用を有
するかもしれないことを示唆している。
医師の処方不要の鎮咳薬であるデキストロメトルファン(dextrometh
orphan)もまた、非競合的にNMDA−誘発応答を拮抗する(後記、表1
)。その提案されているイオン溝中の結合部位は、PCPおよびMK−801に
よって共有される部位と異なるかもしれない。NMDA−誘発致死を拮抗するこ
とにおいて、PCPおよびMK−801程の効力はないが、デキストロメトルフ
ァンは優れた拮抗作用/運動失調効能比(2,1)を示す。しかしながら、デキ
ストロメトルファンは体内にてデ牛ストロルファン(de++:trorph
an) ニ代謝する。デキストロルファンの効能比は、実質的にデキストロメト
ルファンの効能比と同一であるが、データはデキストロルファンがNMDA−関
連イオン溝の高親和性PCP結合部位との相互作用によりその効果を発揮するか
もしれないと示唆している。これにより、また、PCP一様精神異常発現性副作
用の問題が提起される。
発明の記載
本発明によれば、そのCNS活性のため、アルツハイマー病、ハンティングトン
舞踏病、老人性痴呆症、パーキンソン症候群およびオリーブ橋小脳萎縮のような
神経変性疾患、ならびに振温、発作、低血糖症および脳性虚血の治療において有
用であると考えられる一群の新規化合物が得られる。
本発明は、式:
[式中、R1およびR3は、独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数
1〜6のアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、)1口、トリフルオロメチ
ル、アミノ、炭素数1〜6のアルキルアミノまたは炭素数2〜12のジアルキル
アミノ;R1は炭素数1〜6のアルキル;
R4は炭素数1〜6のアルキル、フェニルまたはベンジル;nはOまたは1:
mは0,1.2.3.4.5または6のうちの1の整数;および
Xは炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6のアルカノイル、およびmとnの合
計がO以外の場合、Xはまた、炭素数1〜6のアルキルアミノ、各アルキル基が
1〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノ、または置換もしくは非置換フェ
ニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、キノリル、モルホリニル、フリ
ル、チェニル、ピロリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチェニル、ピロリ
ジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはパーヒドロピリミジニルであって、
その置換基は炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、ハロ、トリ
フルオロメチル、シア/、ニトロまたはヒドロキシを意味する]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
製造における経済性および活性の見地から好ましい神経保護剤は、式:
[式中、R2は炭素数1〜3のアルキル:mは0,1.2.3または4のうちの
1の整数:および
Xは炭素数1〜4のアルキル、炭素数2〜4のアルカノイル、およびmとnの合
計がO以外の場合、Xはまた、炭素数1〜4のアルキルアミ/、炭素数2〜8の
ジアルキルアミノ、フェニル、ピリジニル、2−ピリミジニル、2−ピラジニル
、2−キノリニル、2−フリル、2−チェニルまたは2−ピロリルを意味する]
で示される化合物またはその医薬上許容される塩である。
本発明の化合物の医薬上許容される塩は、酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酒、コノ
、1り酸、マレイン酸、マロン酸、グルコン酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝
酸、硫酸、メタンスルホン酸および類似する公知の許容される酸のような有機ま
たは無機酸から常法にて製造される。
本発明の化合物は、常法および商業上入手しうる出発物質を用いる種々の経路を
介して製造することができる。したがって、望ましい置換または非置換の10.
11−ジヒドロ−5−アルキル−10゜5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ
[a、d] シクロヘプテンは、適当に置換したハロゲン化プロパルギルを用い
、アール・ディー・ワイプ(R,D、 Waigh)ら、ジャーナル・オブ・ケ
ミカル・ソサイエティー、パーキ7I (J、 Chet Soc、 、Per
kinI)(1973)、2588およびエッチ・タカヤ? (H,Takay
ama)ら、ケム・レット(Chew、Lett、)(1978)、865の方
法に従って、適宜置換した1、2−ジフェニルエチルアミンから製造することが
できる。これらの非置換アミンは、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在
下、適宜置換したハロゲン化アルキルで処理するか、または適当なカルボニル化
合物とギ酸のような適当な酸を用いるLeukhart−Wallach反応を
介するかのいずれかで、順次、N−アルキル化、N−アラルキル化およびN−ジ
アルキルアミノアルキル化類似体に変えることができる。また、非置換アミンは
、トリエチルアミンのような適当な塩基の存在下、適当な酸ハロゲン化物で処理
することにより所望のアミンに変えることができる。
所望のアルキル複素環式類似体は、非置換アミンを、トリエチルアミンのような
適当な塩基の存在下、適宜置換したハロゲン化アルキルで処理するか、または酢
酸のような適当な酸の存在下、非置換アミンを適当なビニルへテロ芳香族試薬と
反応させるかのいずれかにより得ることができる。
以下の実施例は、本発明の代表的化合物の製造を説明するものであるが、何ら限
定するものではない。
実施例1
10.11−ジヒドロ−5,12−ジメチル−10+5〜イミノメタノ)−5H
−ジベンゾ a、d]シクロヘプテン10.11−ジヒドロ−5−メチル−10
,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、dコシクロヘプテン(0,5g
、 2. 13XIO”モル)および37%水性ホルムアルデヒド(3,0ml
。
4.0×10−2モル)の撹拌混合物に、96%ギ酸(3,0ml、8.0XI
O−”モル)を加えた。得られた溶液を100’Cにて2時間撹拌した。ついで
、冷却した溶液をロータリーエバポレーターヲ用いて濃縮した。得られた黄色固
体を3×10m1部のジエチルエーテルでトリチュレートし、ホルムアルデヒド
ポリマーを除去した。
ついで、残渣を2.5N水性水酸化ナトリウム50m1に溶かし、該塩基性混合
物を3×25m1部のジクロロメタンで抽出した。合した有機層を無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮し、さらに精製を
要しない油として標記化合物を得た(ジクロロメタン/メタノール1:1の溶媒
系を用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0.68)。該アミンをインプロパツ
ール性塩酸で塩酸塩に変えた(0. 48 g、収率91%)。融点248〜2
49℃。
元素分析 :C,sH,、N−HCl・1/16H,○として計算値(%> :
C,’7!5. 34.H,7,07;N、4. as測定値(%) :C,7
4,95;H,7,09,N、4. 66メタノール15m1中、10.11−
ジヒドロ−5−メチル−IO,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、d
] シクロヘプテン(0,5g、2.13X10−1モル)、2−ビニルピリジ
ン(0,26g、2.5XIO−3モル)および氷酢酸(0,35m1)の撹拌
溶液を、乾燥窒素雰囲気下にて48時間還流した。ついで、還流を停止し、冷却
した混合物をロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。残渣を飽和水性炭酸
水素ナトリウム50m1で処理し、pHを固形炭酸水素ナトリウムを加えること
で8.5に調整した。
ついで、該水性混合物をクロロホルム3X100m1部で抽出した。
合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレータ
ーを用いて濃縮した。所望の生成物(ジクロロメタン/メタノール1:1の溶媒
系を用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0. 7)を、20%酢酸二チル/ジ
クロロメタン〜20%メタノール/酢酸エチルの勾配を用いるシリカゲル上の分
取用HPLCにより単離して標記化合物を得、それをジ塩酸塩に変えた(0.3
1g、収率35%)。融点193〜195℃。
元素分析 :Cz4H−Nt・2HCIとして計算値(%) :C,69,73
,H,6,34;N、+3. ’7s測定値(%) :C,69,62;H,6
,22;N、6. 68(4−ピリジニル)エチル]lo、5−(イミノメタノ
)−5H−ジベンゾ[a、d] シクロヘプテンメタノール15m1中、10.
11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[
a、d] シクロヘプテン(0,5g、2.13X10−’モル)、4−ビニル
ピリジン(0゜26g、2.5X10−’モル)および氷酢酸(0,36m1)
の撹拌溶液を、乾燥窒素雰囲気下にて72時間還流した。ついで、還流を停止し
、冷却した混合物をロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。残渣を飽和水
性炭酸水素ナトリウム50m1で処理し、pHを固形炭酸水素ナトリウムを加え
ることで8.5に調整した。
ついで、水性混合物をクロロホルム3X100m1部で抽出した。
合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレータ
ーを用いて濃縮した。標記化合物(5%メタノール/ジクロロメタン溶媒系を用
いるシリカゲル上のTLC,Rf=0゜57)を、20%メタノール/ジクロロ
メタン〜100%メタノールの勾配を用いるシリカゲル上の分取用HPLCによ
り単離し、インプロパツール性塩酸でジ塩酸塩に変えた(0. 28 g、収率
33%)。融点335〜337°C0
元素分析 :C,、H,、N、・2HCI・3/4H,Oとして計算値(%)
:(:、67、 52.H,6,49,N、6. 56測定値(%) :C,6
7、52,H,6,80;N、6. 27実施例4
10.11〜ジヒドロ−5−メチル−12−[2−10,11−ジヒドロ−5−
メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、d] シクロヘプ
テン(0,75g、3.2XIO”モル)、2−ビニルピラジン(2−ビニルピ
ラジン3.4g (3,2xlO−1モル)を含有するプロピレングリコールの
1゜%w/wfI液を34g)および氷酢酸(0,5m1)の撹拌混合物を、乾
燥窒素雰囲気下、120℃にて72時間加熱した。ついで、加熱を停止し、冷却
した混合物を、高真空下、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。残渣を
5%水性炭酸水素ナトリウム1゜Omlで処理し、混合物のpHを固形炭酸水素
ナトリウムを加えることで8.5に調整した。ついで、該水性混合物をりoaホ
ルム3X150m1部で抽出した。合した有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で
乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。暗褐色残渣を、溶出液
としてメタノール/ジクロロメタン1:1を用いるシリカゲルカラム(200g
のシリカゲル)を通して部分的に精製した。標記化合物(5%メタノール/ジク
ロロメタン溶媒系を用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0.6)を、得られた
残渣がら酢酸エチル/ヘキサント1〜20%メタノール/酢酸エチルの勾配を用
いる分取用HPLCにより単離し、インプロパツール性塩酸でジ塩酸塩に変えた
(0.31g、収率25%)。融点134〜元素分析 :C,、H,N、・2H
CIとして計算値(%) :C,66、67、H,6,08;N、10. 14
測定値(%):C,66,46;H,8,14;N、10.33実施例5
10、11−シヒI’o−N、N、 5− hリメチ/1z−10,5−(イミ
ノメタノ)−58−ジベンゾ[a、dコシクロへブテン−12−プロパンアミン
乾燥ジメチルホルムアミド20m1中、10111−ジヒドロ−5−メチル−1
0,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、dつシクロヘプテン(0,5
g、2.13810−3モル)、3−クロロ−N、 N−ジメチルアミノプロパ
ン塩酸塩(0,51g、3.2X10−3モル)およびトリエチルアミン(0,
88g、8.5xlO−’モル)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰囲気下、75°C
にて18時間加熱した。ついで、該混合物を、高真空下、ロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮し、残渣をジクロロメタン100m1と5%水性炭酸水素ナト
リウムLOOmlの間に分配した。水層をさらにジクロロメタン50m1部で抽
出し、合した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレー
ターを用いて濃縮した。所望の生成物(1%濃度の水性アンモニアを含むメタノ
ール/ジクロロメタン1:1を用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0.50)
を、1%濃度の水性アンモニアを含むメタノール/ジクロロメタン1:1を用い
るシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して単離し、イソプロパツール性塩酸
でジ塩酸塩に変えた(0.33g1収率43%)。融点251〜252°C0
元素分析 :C□HzsNt・2HCIとして計算値(%’) :C,67、1
6;H,7,64;N、7. 1210.11−ジヒドロ−5−メチル−12−
(2−ピリジニルメチル)−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンV’
[a、d] シクロヘプテン乾燥ジメチルホルムアミド35m1中、10.11
−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、
d]シクロヘプ+7 (0,75g、3.2xlO−@モル) 、塩化2−ピ
コリル塩酸塩(0,52g、3.2X10−”モル)およびジインプロピルエチ
ルアミン(1,62g、1.62X10−”モル)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰
囲気下、80°Cにて18時間加熱した。ついで、該混合物を、高真空下、ロー
タリーエバポレーターを用いて濃縮し、残渣をジクロロメタン150m1と5%
水性炭酸水素ナトリウム100m1の間に分配した。水層をさらにジクロロメタ
ン50m1部で抽出し、合した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロー
タリーエバポレーターを用いて濃縮した。所望の生成物(3%メタノール/ジク
ロロメタンを用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0.41)を、3%メタノー
ル/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して単離し
、インプロパツール性塩酸でジ塩酸塩に変えた(0.37g、収率3o%)。融
点214〜217℃。
元素分析 :C!、HltN、−28CIとシテ計算値(%) :C,69,1
7:H,6,06;N、7. 01測定値(%):C,88,13;H,6,1
8:N、e、40実施例7
10.11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−無水メタノール30m1中、
10.11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベ
ンゾ[a、dコシクロヘプテン(0,75g、3.2XIO−’モル)、2−ビ
ニルキノリン(0,68g、4. 4X 10−3モル)および氷酢酸(0,2
5m1)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰囲気下、80°Cにて48時間還流した。
ついで、該混合物をロータリーエバポレーターを用いて濃縮し、ジクロロメタン
150m1と5%水性炭酸水素ナトリウム150m1の間に分配した。有機層を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した
。所望の生成物(5%メタノール/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のTL
C,Rf=0゜32)を、5%メタ/−ル/ジクロロメタンを用いるシリカゲル
上のクロマトグラフィーに付して単離し、インプロパツール性塩酸でジ塩酸塩に
変えた(0.66g、収率45%)。融点210〜212℃。
元素分析 :C2,H,、N、−2HCI ・0.5H,Oとして計算値(%”
) :C,69,84;H,6,07,N、5. 81測定値(%) :C,7
0,21;H,6,28;N、5. 63叉施然1
無水メタ/−ル30m1中、10.11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(
イミハタノ)−5H−ジベンゾ[a、d] シクロヘプテン(0,75g、3.
2XIOリモル)、プラサドおよびラバー (P rasadおよびRaper
) 、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティー(J、Chem、Soc、
) (1958) 217〜19の方法に従って製造した6−メチル−2−ビニ
ルピリジン(0,57g、4゜8X10−3モル)および氷酢酸(0,27m1
)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰囲気下、85°Cにて36時間還流した。ついで
、該混合物をロータリーエバポレーターを用いて濃縮し、残渣をジクロロメタン
150m1と5%水性炭酸水素ナトリウム150m1の間ニ分配した。有機層を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した
。所望の生成物(3%メタノール/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のTL
C,Rf=0.37)を、3%メタノール/ジクロロメタンを用いるシリカゲル
上のクロマトグラフィーに付して単離し、インプロパツール性塩酸でジ塩酸塩に
変えた(0.57g、収率4o%)。融点173〜175°c0元素分析 :C
2,H,、N、’2HCI”1.5H,OとL7計算値(%) :C,6s、0
7:H,6,87;N、6. 15測定値(%) :C,66,03,H,6,
99;N、s、51大皇搭旦
10.11−ジヒドロ−5−メチル−12〜(2−フェニルエチル)−10,5
−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテン
乾燥ジメチルホルムアミド35m1中、10.11−ジヒドロ−5−メチル−1
0,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、 dlシクロヘプテン(0,
85g、3.6xlO−’モル)、2−クロロエチルベンゼン(0,51g、3
.6X10−’モル)およびトリエチルアミン(1,83g、1.83X10−
”モル)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰囲気下、80°Cにて18時間加熱した。
ついで、さらに2〜クロロエチルベンゼン(0,51g、3.6X10−’モル
)部を加え、さらに24時間加熱を続けた。ついで、該混合物を、高真空下、ロ
ータリーエバポレーターを用いて濃縮し、残虐をジクロロメタン150m1と5
%水性炭酸水素ナトリウム100m1の間に分配した。水層をさらにジクロロメ
タン50m1部で抽出し、合した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロ
ータリーエバポレーターを用いて濃縮した。所望の生成物(1%メタノール/ジ
クロロメタンを用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0.51)を、1%メタ/
−ル/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のクロマトグラフィーに付して単離
し、イソプロパツール性塩酸で塩酸塩に変えた(0.21g、収率16%)。融
点228〜230’C。
元素分析 : C,、Hl、N −HCl −0,5H,○として計算値(%”
) :C,77、99,H,7,07:N、3. 6’4測定値(%):C,7
7,83:H,6,83;N、3.73実施例1゜
10.11−ジヒドロ−5−メチル−12−(2−プロビルンー乾燥ジメチルホ
ルムアミド35m1中、io、1t−ジヒドロ−5−メチル−io、5−(イミ
ノメタノ)−5H−ジベンゾ[a、d]シクロヘプテン(0,98g、4.2X
10−’モル)、2−ブロモプロパン(1,17m1.1.25XIO−’モル
)および無水炭酸カリウム(2,91g、2.1XIO−”モル)の撹拌混合物
を、乾燥窒素雰囲気下、50’Cにて24時間加熱した。ついで、さらに2−ブ
ロモプロパン(1,17m1,1.25X10−”モル)部を加え、加熱を48
時間続けた。ついで、該混合物を、高真空下、ロータリーエバポレーターを用い
て濃縮し、残渣をジクロロメタン200m1と5%水性炭酸水素ナトリウム10
0m1の間に分配した。
水層をさらにジクロロメタン50m1部で抽出し、合した有機層を無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。所望の生成
物(5%メタノール/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のTLC,Rf=0
.41)を、5%メタノール/ジクロロメタンを用いるシリカゲル上のクロマト
グラフィーに付して単離し、インプロパツール性塩酸で塩酸塩に変えた(048
g、収率37%)。融点218〜219℃。
元素分析 : C−OH13N ” HClとして計算値(%) :C,76、
53;H,7,71、N、4. 46測定値(%’) :C,76、67;H,
7,61、N、4. 55実施例11
10、11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベ
ンゾ[a、d] シクロへブテン−12−アセトアミド無水ジエチルエーテル中
、10.11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジ
ベンゾ[a、d] シクロヘプテン(0,5g、2.13xlO−’モル)、ト
リエチルアミン(0゜3g、3.0XIO−’モル)および無水酢酸(0,3g
、3.0X10−’モル)の撹拌混合物を、乾燥窒素雰囲気下、室温にて1時間
撹拌した。ついで、該混合物を、水、2N水性塩酸、飽和水性炭酸水素ナトリウ
ム、および水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、ロータリー
エバポレーターを用いて濃縮した。所望の生成物(酢酸エチルを用いるシリカゲ
ル上のTLC,Rf=0゜80)を、冷メタノールからの結晶化により単離した
(0.45g、収率76%)。融点174〜175°C0元素分析 : C、、
H,6No トLr計算値(%) :C,82,28;H,6,90;N、5.
05測定値(%) :C,82,28;H,7,20;N、4. 81これら
の化合物の特性は、観察チャンバーに30分間慣らした、食物奪取の18時間後
で体重が18〜22gである雄のスイス−アルピノ(Swiss−albino
)マウス(チャールス・リバー(CharlesRiver) 、 CD −1
系)において、代表的化合物のNMDA拮抗特性を立証することにより直接的に
確立した。該マウスを代表的な試験化合物で予め処理し、つづいて30分後にN
M D Aで処理した(195mg/kg、腹腔内、全身性ミオクローヌスで
のED、。用jl)。ついで、該マウスを、30分間、全身性ミオクローヌスの
罹患(立直り反射を欠く、制御不能な後脚の引っ掻きまたは手足および/または
胴の筋肉の痙*)の潜在期および死亡を注意して観察した。死亡から生き残るた
めのEDsoを測定した。この標準実験的試験操作において、個々の化合物を試
験し、その活性を以下の表1に示すコ
化合物の NMDA〜誘発致死の TD、。ト 効能比実施例 抑制E D s
o* (m87kg) 牽引反射欠乏 (ED、O/TDsO)番号 t、p+
p、o、= IP/PO比 1. P、 (m87kg)1 3.1 13
4.2
2 9.8 0.57 67 6.113 18 83 4.6
4 12 30 2.5
5 1(1(1mg/kgで66%#
” 6 20a+g/kgt’66%#J′7 >20mg/kg
J8 13 ’68 5.1
(920mg/kgで17%#
10 10mg/kgで100%#
11 10mg/kgで10%か
PCPl、9 2.7 1・4
MK−8010,190,320,580,170,9テキストロルー
ファン 13 29 2.2
* マウスにおいて測定。50%の生存率を得るに要する用量と定義
@ マウスにおいて測定。試験動物の50%にて欠乏をもたらす用量と定義
+ 腹腔内注射
≠ 経口投与
# 指示用量で生き残った動物のパーセント加えて、本発明に包含される化合物
は、以下の標準試験操作にて、抑制剤100μMの濃度でNMDA−誘発のノル
エピネフリン放出を減少させることを証明することで、NMDA−誘発の神経性
ノルエピネフリン放出の抑制剤であることが確立された。
ラットの海鳥スライス(0,5mm厚)を、酸素処理(95%0215%CO,
を泡立たせた)した、生理学的培地(117mMの塩化ナトリウム、4.7mM
の塩化カリウム、11.5mMのグルコース、1.2mMの塩化マグネシウム、
10μMのパルギリン、1mMのアスコルベート、1.2mMのNaH2PO2
および25mMのNaHCO,を含有し、pH7,4に調整した)にて30分間
インキュベート(37°C)シた。ついで、該スライスを0.9%塩化ナトリウ
ムで洗浄し、0.1μMの[’H] /ルエビネフリンを含む生理学的培地にて
インキュベートした(30分間、37℃)。該スライスを0.9%塩化ナトリウ
ムで再洗浄し、ついでノルエピネフリン再摂取を最小限にするために加えられた
コルチコステロンおよびデシプラミンを含む、Mg″を一不含の生理学的培地0
.5mlを含む試験管(ホウ珪酸塩ガラス、12X75mm)に入れた。試料を
5分間隔にて[3H]含量について分析した。75分後、抑制剤を加えた。15
分後、NMDAを150μMの濃度まで加えた。放出された「3H]の量を液体
シンテレ−212分光器を使用して測定した。抑制剤の存在下、NMDA−誘発
の[3H]放出の量を、抑制剤不在下におけるNMDA−誘発の[’H]放出の
量と比較し、抑制%を算定する比較データを得た。
すなわち、本発明の化合物は、マウスにおけるイン・ビボでのNMDA−誘発致
死に対して拮抗能を示す(表1)。該化合物は、う。
トの前頭皮質ホモジネートにてその結合部位での公知の競合的NMDA−FtJ
Iである3−(2−カルボキシピペラジニル−4−イル)−プロピル−1−ホス
ホン酸(cpp)と競合しなかった。本発明ノ化合物は、NMDA−誘発のラッ
トの海馬スライスからのノルエピネフリン放出を拮抗した。したがって、本発明
の化合物は、非競合性NMDA拮抗剤である。
本発明の化合物は、PCP、MK−801、デキストロメトルファンおよびテキ
ストロルファンで見られる効能よりも優れた、運動失調に対するNMDA−誘発
の致死に拮抗する効能比を示した(表1)。
加えて、該化合物は、NMDA−誘発の致死を拮抗することにおいて、デキスト
ロメトルファンおよびデキストロルファンよりも強力であった。
本発明の化合物は、NMDA−誘発の致死に対して経口的に活性である。経口活
性である、デキストロメトルファンおよびデキストロルファンに関するよりも大
きな効能がある、およびPCP、MK−801、デキストロメトルファンおよび
デキストロルファンを包含する標準NMDA拮抗剤に関するよりも優れた効能比
である、この組合せにより、本発明の化合物は、現在入手可能な非競プロNMD
A拮抗剤よりも優れているものとなる。このような特性を有する化合物は、老人
性痴呆症、アルツハイマー病、ハンティングトン舞踏病、発作、低血糖症、脳性
麻痺、脳性虚血症、癲痴およびオI7−ブ橋小脳萎縮のようなCNS疾患の治療
に有用である。
したがって、本発明は、前記の新規化合物に加えて、式:[式中、R1およびR
3は、独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、
ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、ハロ、トリフルオロメチル、アミノ、炭素数1〜
6のアルキルアミ/または炭素数2〜12のジアルキルアミノ;R2は炭素数1
〜6のアルキル;
R4は炭素数1〜6のアルキル、フェニルまたはベンジル:nはOまたは1;
mはo、i、2.3.4.5または6のうちの1の整数;および
Xは炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6のアルカノイル、およびmとnの合
計がO以外の場合、Xはまた、炭素数1〜6のアルキルアミノ、各アルキル基が
1〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノ、または置換もしくは非置換フェ
ニル、?リジニル、ピリミジニル、ピラジニル、キノリル、モルホリニル、フリ
ル、チェニル、ピロリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチェニル、ピロリ
ジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはパーヒドロピリミジニルであって、
その置換基は炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、ハロ、トリ
フルオロメチル、シアン、ニトロまたはヒドロキシを意味する]
で示されるNMDA拮抗剤またはその医薬上許容される塩を、神経変性疾患を患
っている哺乳動物に投与することからなる、脳およびを髄における興奮性アミノ
酸受容体の過剰刺激によって誘発される神経変性疾患を予防する方法を提供する
。
このように、本発明の化合物は、単独でまたは医薬担体と一緒にそれを必要とす
る患者に投与してもよい。該医薬担体は固体または液体であってもよい。
固体担体は、フレーバー剤、滑剤、可溶化剤、沈澱防止剤、充填剤、潤滑剤、圧
縮助剤、結合剤または錠剤−崩壊剤として作用しうる1以上の物質を包含し、さ
らにはカプセル化物質とすることもできる。粉末の場合、担体は、微細化した活
性成分との混合物中にある微細化固体である。錠剤の場合、活性成分を適当な割
合にて必須の圧縮特性を有する担体と混合し、所望の形状および大きさに圧縮す
る。粉末および錠剤は、好ましくは、99%までの活性成分を含有する。適当な
固体担体は、例えば、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、
ショ糖、乳糖、デキストリン、澱粉、ゼラチン、セルロース、メチルセルロース
、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン、低融点ワッ
クスおよびイオン交換樹脂を包含する。
液体担体は、溶液、懸濁液、エマルジョン、シロップ、エリキシルおよび加圧組
成物の製造に用いられる。活性成分は水、有機溶媒、その混合物または医薬上許
容される油脂のような医薬上許容される液体担体に溶解させるかまたは懸濁させ
ることができる。液体担体は、可溶化剤、乳化剤、緩衝剤、防腐剤、甘味剤、フ
レーバー剤、沈澱防止剤、増粘剤、着色剤、粘度調節剤、安定化剤または浸透度
調節剤のような他の適当な医薬添加剤を含有することができる。経口および非経
口投与用の液体担体の適当な例は、水(前記添加剤、例エバ、セルロース誘導体
、好ましくは、カルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を一部に含有する)
、アルコール(−価アルコールおよび多価アルコール、例えば、グリコールを含
む)およびその誘導体、および油類(例えば、分別コフナノツ油および落花生油
)を包含する。非経口投与の場合、該担体はまたオレイン酸エチルおよびミリス
チン酸イソプロピルのような油状エステルとすることができる。滅菌液体担体は
、非経口投与用の滅菌液体形組成物にて有用である。加圧組成物用の液体担体は
、ハロゲン化炭化水素または他の医薬上許容される噴射剤とすることができる。
滅菌溶液または$&濁液である液体医薬組成物は、例えば、筋肉内、腹腔内また
は皮下内注射を介して利用することができる。滅菌溶液はまた、静脈内に投与す
ることもできる。該化合物は、液体または固体組成物形のいずれにおいても経口
投与することができる。
好ましくは、医薬組成物は、例えば、錠剤またはカプセルのような単位投与形で
ある。かかる形態において、組成物を適量の活性成分を含有する単位用量に細分
割し、単位投与形は、パッケージ組成物、例えば、包装した粉末、バイアル、ア
ンプル、予め充填したシリンジまたは液体含有サシニー剤とすることができる。
単位投与形は、例えば、カプセルまたは錠剤そのものであってもよく、あるいは
パッケージ形における適当数のかかるいずれの組成物であってもよい。
CNS変性機能障害を緩和するのに投与すべき化合物の有効量を決定するのに医
者が要することは、所望の症状軽減レベルに達するまで、経口投与量を約1mg
/kgから約20mg/kgまで増加させることにより、患者において得られた
NMDA拮抗剤の効果を評価することだけである。ついで、約1〜100mg/
日の範囲で持続的投与方法を修飾し、所望の結果を得てもよい。静脈内または筋
肉内投与における有効量を決定するにも、同様の方法を行なう。
アルツハイマー痴呆症におけるような認識機能の減退を阻止するのに本発明の化
合物を予防的に用いる場合、薬剤用量を、改善された記憶応答にまたは興奮性ア
ミノ酸受容体の過剰刺激の軽減に関連させることのできる類似の所望の応答に関
連させることによるような、さらに主観的な方法が取られる。
国際調査報告
国際調査報告
US 9005747
S^ 41322
Claims (13)
- 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1およびR3は、独立して、水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数 1〜6のアルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、ハロ、トリフルオロメチル 、アミノ、炭素数1〜6のアルキルアミノまたは炭素数2〜12のジアルキルア ミノ;R2は炭素数1〜6のアルキル; R4は炭素数1〜6のアルキル、フェニルまたはベンジル;nは0または1; mは0、1、2、3、4、5または6のうちの1の整数;および Xは炭素数1〜6のアルキル、炭素数2〜6のアルカノイル、およびmとnの合 計が0以外の場合、Xはまた、炭素数1〜6のアルキルアミノ、各アルキル基が 1〜6個の炭素原子を有するジアルキルアミノ、または置換もしくは非置換フェ ニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、キノリル、モルホリニル、フリ ル、チェニル、ピロリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチェニル、ピロリ ジニル、ピペリジニル、ピペラジニルまたはパーヒドロピリミジニルであって、 その際の置換基は炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、ハロ、 トリフルオロメチル、シアノ、ニトロまたはヒドロキシを意味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
- 2.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R2は炭素数1〜3のアルキル;mは0、1、2、3または4のうちの 1の整数;および Xは炭素数1〜4のアルキル、炭素数2〜4のアルカノイル、およびmとnの合 計が0以外の場合、Xはまた、炭素数1〜4のアルキルアミノ、炭素数2〜8の ジアルキルアミノ、フェニル、ピリジニル、2−ピリミジニル、2−ピラジニル 、2−キノリニル、2−フリル、2−チェニルまたは2−ピロリルを意味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 3.10,11−ジヒドロ−5,12−ジメチル−10,5−(イミノメタノ) −5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンまたはその医薬上許容される塩であ る請求項1記載の化合物。
- 4.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−(2−ピリジニル)エチ ル]10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンま たはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 5.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−(4−ピリジニル)エチ ル]10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンま たはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 6.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−(2−ピラジニル)エチ ル]−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾーシクロヘプテンまたはそ の医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 7.10,11−ジヒドロ−N,N,5−トリメチル−10,5−(イミノメタ ノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−12−プロパンアミンまたは その医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 8.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−(2−ピリジニルメチル)−1 0,5−(イミノメタノ)−5H−ジペンゾ[a,d]シクロヘプテンまたはそ の医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 9.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−(2−キノリニル)エチ ル]−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン またはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 10.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−[2−(6−メチル−2−ピ リジニル)エチル]−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d] シクロヘプテンまたはその医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 11.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−(2−フェニルエチル)−1 0,5−(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンまたはそ の医薬上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 12.10,11−ジヒドロ−5−メチル−12−(2−プロピル)−10,5 −(イミノメタノ)−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテンまたはその医薬 上許容される塩である請求項1記載の化合物。
- 13. 10,11−ジヒドロ−5−メチル−10,5−(イミノメタノ)−5H−ジベ ンゾ[a,d]シクロヘプテン−12−アセトアミドまたはその医薬上許容され る塩である請求項1記載の化合物。
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