JPH0550010A - 制流剤の自動塗布方法および装置 - Google Patents

制流剤の自動塗布方法および装置

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JPH0550010A
JPH0550010A JP22241991A JP22241991A JPH0550010A JP H0550010 A JPH0550010 A JP H0550010A JP 22241991 A JP22241991 A JP 22241991A JP 22241991 A JP22241991 A JP 22241991A JP H0550010 A JPH0550010 A JP H0550010A
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JP
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control agent
flow control
parallel
flow
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Application number
JP22241991A
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English (en)
Inventor
Takaaki Minami
孝明 南
Toshihiro Maruyama
敏弘 丸山
Hirofumi Kawamura
洋文 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制流剤塗布に際しワ−クへの自動連続塗布を
可能にして、作業中における制流剤の撹拌、濃度調整等
の煩雑な作業を排除し、作業環境の改善を図り、熟練を
必要とせず、高能率でしかも安全確実に制流剤を塗布で
きる塗布方法及び装置を提供する。 【構成】 加工部品のストック及び供給部と、搬送およ
び塗布部とから構成されストック及び供給部はパ−ツフ
ィ−ダと電磁フィ−ダとを有し、搬送および塗布部は被
加工部品であるワ−クを制流剤塗布部までと塗布済みの
ワ−クを排出部までとの間を搬送する搬送装置と、制流
剤塗布装置とに分けられ、搬送装置は2組の平行チャッ
クとそれらを進行方向に対し前進、後退可能に駆動する
LMスライダ、上下に駆動するシリンダと、プッシャ
爪、排出シュ−トなどを有し、制流剤塗布装置はタ−ン
テ−ブル、制流剤を入れるバレル、制流剤を吐出すニ−
ドル、吐出された制流剤を塗り延ばすフエルトチップな
どを含んで成る制流剤塗布ヘッド部などを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般にろう接に関し、
より具体的には金属部材どうしを銅ろう接する際の前処
理工程として、溶融した銅ろうがワ−クのろう接に不必
要な個所へ流動したり拡がることを局限する目的で制流
剤を塗布するにあたり、制流剤を自動的に塗布する方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ろう接作業では、還元性雰囲気などの加
熱炉で溶融温度以上に加熱して溶融させ、接合さるべき
被加工部品(以下ワ−クと称する)のろう付け部分に、
銅などのろう材を取付け、還元性雰囲気などの加熱炉で
溶融温度以上に加熱して銅などのろう材を流動させ凝固
させて、ろう材を媒介としてワ−クを接合する。特に銅
ろう接作業では溶融ろうは流動しやすく、ろう接に不必
要な個所まで流動したり広がる傾向があるため、この様
な不必要な流動や拡がりを局限するために制流剤を塗布
することが一般化している。図12、13を参照して、
ろう接作業の前処理としてワ−クの表面に制流剤を塗布
する従来の方法について説明する。図12に示すよう
に、第1の部品1の底部の孔1aの内部に第2の部品2
の側壁外周2aをろう接するにあたり、銅ろうとしての
銅リング6をろう接部の上に巻き付け加熱して溶融さ
せ、ろう接部8を形成して銅ろう接をする場合、ろう接
作業の前処理としてワ−クの表面に制流剤を塗布する。
従来は、図13に示すように、部品1をベース3の上で
回転する回転台4に取り付け、一方、図示しない制流剤
容器内にある制流剤を塗布筆5に付着させ、作業者が一
方の手で回転台4を回転しながら他方の手で塗布筆5を
操作し部品1の適所7に適量を塗布する。このようにし
て、制流剤を塗布し終わったワ−クを還元性雰囲気など
の加熱炉で溶融温度以上に加熱してワ−クのろう付けを
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このろう付けに使用す
る制流剤は、主剤を溶媒に溶解させて使用するが、主剤
の溶媒中での沈降性が高く、また被塗布面への付着性を
良くするためと速乾性とを得るため、一般的に溶媒とし
て有機溶剤を使用している。 (1)このために確実な制流効果を得るためには、塗布
作業中に作業者が適度な撹拌と、希釈剤を入れて濃度調
整とを行う必要があるため、作業能率が悪く、(2)ま
た良好な制流効果を得るためには必要部分に均一に、薄
く塗布する必要があるなど手作業による熟練した塗布作
業が不可欠であり、(3)さらに制流剤中の有機溶剤に
より作業環境が悪化し連続作業に無理がある等の問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、制流剤を均
一に塗り延ばすため、従来の筆の代わりに硬質フエルト
製のチップを使用し、手作業による塗布作業を自動化
し、ワ−クをストックして供給、搬送、制流剤塗布、制
流剤塗布済みのワ−クの排出等の作業も自動化すること
により、作業中における制流剤の撹拌、濃度調整などの
煩雑な作業を排除して高能率を上げ、熟練作業者を必要
とせず、更に作業能率の改善を図る方法を確立し、さら
にこの方法を実施するために必要な装置とし、大別し
て、 1)ワ−クをストックして供給するストック及び供給部
と、 1)ワ−クを制流剤塗布位置まで搬送し、さらに制流剤
塗布済のワ−クを排出位置へ移動させるワ−クの搬送お
よび塗布部との2部分で構成される制流剤塗布装置を提
供して課題を解決した。
【0005】
【作用】前記のストックおよび供給部は、ワ−クが投入
されるボウルを有しワ−クを整列させるパ−ツフィ−ダ
と、整列されたワ−クを搬送および塗布部の入り口であ
る受台に供給する電磁フィ−ダと、ガイドストッパとそ
のことを確認する確認センサとを有する。ワ−クの前進
方向の最先端のプッシュ爪は制流剤を塗布するのに不可
欠のものではないが、プッシュ爪が設けられる場合に
は、それが押出し可能の位置まで下降した状態で、後述
する巾広型の第1と第2の平行チャックが一体にされた
2対の平行チャックが、下降→チャック爪閉止→上昇→
前進→チャック爪開き→上昇→後退→下降、の動作を反
復して行うことにより、制流剤塗布部の入り口としての
受台に供給されたワ−クを、第1の平行チャックがワン
ピッチ分だけ前進させて制流剤塗布位置のタ−ンテ−ブ
ルへ送り、同時に第2の平行チャックが前工程で制流剤
の塗布が済んで、そのまま制流剤塗布位置上に置かれて
ままになっているワ−クを、ワンピッチ分だけ前進させ
て排出シュ−トまで移動させて下ろして置く。このよう
に第1と第2の平行チャックが共に前進位置にある状態
では、受台の位置には平行チャックは存在せず、電磁フ
ィ−ダにより受台には次のワ−クが供給可能にされてい
る。
【0006】前記のプッシャ爪が上昇した後に2対の平
行チャックが同時に後退し、搬送関係部材分は原位置に
復帰する。一方、制流剤塗布動作については、制流剤を
貯留するバレル内に設けられた撹拌羽根が撹拌モータに
より常時回転されて制流剤の沈降を防止した状態を保っ
て貯留し、バレル全体がシリンダによって下降されて、
回転するタ−ンテ−ブル上のワ−クに近接する。この
際、塗布ヘッド部の先端のニ−ドル滴下口から、適量の
制流剤をワ−ク表面に滴下し、滴下された制流剤を均等
に塗り延ばす硬質フェルト製のフェルトチップがワ−ク
の塗布面に軽く接触するように調整される。
【0007】一方、タ−ンテ−ブルに等分角度に設けら
れた4個のドッグとセンサとによりタ−ンテ−ブルの回
転角度が検出され、ディスペンサコントロ−ラに制流剤
滴下駆動信号が送られ、タイマにより制流剤が一定時
間、従って定量がニ−ドルから滴下され、この滴下直後
にフェルトチップが制流剤を均一に薄く、リング状に塗
り延ばす。このフェルトチップの塗り延ばし作用は制流
剤の滴下停止後タ−ンテ−ブルがさらに丁度1回転する
間行われ、シリンダの上昇作動でフェルトがワ−クの塗
布面から離れた直後にタ−ンテ−ブルは停止する。この
シリンダの上昇運動が上昇端であることをセンサにより
確認した後、2組の平行チャックのそれぞれとプッシヤ
爪とにより、ワ−クが順次送り出されることは前述の通
りであり、排出シュ−ト上のワ−クはプッシヤ爪により
順次先送りして移動され、シュ−ト端部から受パレット
に落下するが、排出シュ−トは数個のワ−クが滞留する
に十分なだけの長さを有し、この滞留の間に制流剤が乾
燥するようになっている。
【0008】
【実施例】本発明による制流剤塗布装置の一実施例の正
面図、平面図、側面図をそれぞれ図1,図2,図3に示
すが、図2と図3に特によく示されるように、ワ−クの
ストックおよび供給部10と搬送および塗布部20とに
大別され、両部は独立した架台により床面上に据付けら
れ、ねじ11により各々の位置関係が保持される。前記
のストックおよび供給部10は、ワ−クをストックし整
列、供給するためのパ−ツフィ−ダ12と、搬送および
塗布部20のワ−クの受台23までの間を移送する電磁
フィ−ダ13とにより構成される。前記の搬送及び塗布
部20の正面図、平面図、側面図をそれぞれ図4,図
5,図6に示すが、搬送および塗布部20は、ワ−ク搬
送、排出装置21と制流剤塗布装置22とから構成され
る。
【0009】ワ−ク搬送、排出装置21は下記の部材を
含んで構成される。前記のストックおよび供給部10の
電磁フィ−ダ13(図5参照)から連続的に搬送される
ワ−クWを受取り、ガイドストッパ23aでセンタリン
グして、センサ24でワ−クWを確認する機能を有する
受台23と、それぞれが、互いに対向して接近しまたは
離れるようにシリンダ55に作動されワ−クを掴んだり
離したりする1対のチャックを有し、受台23からのワ
−クWを受取り、制流剤塗布位置まで送る第1の平行チ
ャック25と、制流剤塗布を終わったワ−クWを排出位
置まで送る第2の平行チャック25aとの2対の平行チ
ャックと、これら2組の平行チャック25を、ステ−シ
ョンピッチP(図5参照)に合わせた間隔で固定するチ
ャック取付板29と、前記2対の平行チャック25と2
5aを一体として、それぞれを、受台23から制流剤塗
布位置までと、制流剤塗布位置からワ−ク排出側までを
1ステ−ションピッチPだけ水平方向に往復動可能に駆
動するため、空圧または油圧によるリニアアクチュエ−
タと摺動面または転動面による直線状ガイドとを含んで
成るリニアモ−ションスライダ(以後、LMスライダと
略称する)26と、このLMスライダ26の可動部に取
り付けられたLMガイド28を介しLMガイド取付板2
7に取り付けられて前、後進と上下動が可能なチャック
取付板29と、前記のLMガイド取付板27に固定さ
れ、チャック取付板29を介して、前記2組の平行チャ
ック25と25aを一体に上下に駆動するシリンダ30
と、前記LMガイド取付板27にプッシャア−ム31を
介して固定されたシリンダ32のロッドに固定され、シ
リンダ32により上下に可動のプッシャ爪33と、LM
ガイド取付板27の前、後進動作とシリンダ32により
2組の平行チャック25と25aとが独立して上下動可
能に駆動されるプッシャ爪33とにより制流剤が塗布済
みのワ−クを順次排出するための排出シュ−ト34と、
それぞれの部材の作動を検出し制御する装置とを含んで
構成されている。
【0010】一方、制流剤塗布装置22は、ワ−クをセ
ンタリングし、回転させるためのタ−ンテ−ブル35
と、タ−ンテ−ブル35を回転駆動させるモ−タ36、
タ−ンテ−ブル35の回転角を検出するためのドッグ3
7およびセンサ38と、ベ−スプレ−トBSに固定され
たバレル取付アングル39と、バレル取付アングル39
に固定されて、制流剤が収容されているバレル40を微
調整装置41を介して撹拌装置42と一体に上下させる
ためのシリンダ44と、バレル40の下端部に固定され
たニ−ドル45に近接してニ−ドル45から滴下された
制流剤を均一に延ばす様に板ばねを介して位置決めされ
たフェルトチップ46と、バレル40内の制流剤の吐出
を制御するディスペンサコントロ−ラ47(図2参
照)、などを含んでいる。
【0011】次に本装置の作動について説明すると、ス
トックおよび供給部10のスパイラル型パ−ツフィ−ダ
12のくぼみ部に投入されたワ−クWは、パ−ツフィ−
ダ12により整列され、更にパ−ツフィ−ダ12の出口
外周に接線状に配置された電磁フィ−ダ13により搬送
および塗布部20の受台23に供給される。そこで、ガ
イドストッパ23aによりセンタリングされ、センサ2
4がセンタリングされたことを確認する。次に、図4、
5で左側のワ−ク排出シュ−トに近いプッシャ爪33が
下降した状態で、2対の平行チャック25、25aが一
体に、シリンダ30の上下動、LMスライダ26の前後
進作動により同時に、下降→チャック閉→上昇→前進
(図4で左方へ)→下降→チャック開→上昇→後退→下
降の動作を反復して行う。このようにして、受台23に
あるワ−クWをタ−ンテ−ブル35へ、タ−ンテ−ブル
35にあるワ−クを排出シュ−ト34へ、排出シュ−ト
34上のワ−クをワンピッチPだけ前進させ、また空に
なった受台23には電磁フィ−ダ13により次のワ−ク
Wが送り込まれ、このようにして、ワ−クが順次各ステ
−ションに供給される。次にプッシャ爪33がシリンダ
32により上昇された後で、平行チャック25と25a
が後退(図4で右方へ)し、次いでプッシャ爪33が下
降して搬送関連部材は原位置に復帰する。
【0012】次に制流剤を塗布する作動について説明す
ると、バレル40内に設けられた撹拌羽根42aは、そ
の上部にあるモ−タ42b(図6参照)により常時回転
されて制流剤の主剤の沈降を防止し、バレル40全体が
下部の塗布ヘッド部40aを伴ってシリンダ44によっ
て下降し、モ−タ36により回転されるタ−ンテ−ブル
35上のワ−クに近接する。この際、塗布ヘッド部40
aのフェルトチップ46はワ−クに軽く接触するように
位置調整がされている。一方、タ−ンテ−ブル35の下
面に等分角度に設けられた4個のドッグ37とセンサ3
8とによりタ−ンテ−ブル35の回転角度が検出され、
ディスペンサコントロ−ラ47(図2参照)に制流剤吐
出駆動信号が送られ、タイマによりニ−ドル45(ディ
スペンサとも称す)から制流剤が一定時間、従って図7
に示すように定量だけ滴下される。次にフェルトチップ
46が滴下された制流剤を均一に薄くリング状に塗り延
ばす。このフェルトチップ46の作用は滴下停止後タ−
ンテ−ブル35が丁度次の1回転をする間に行われ、シ
リンダ44の上昇でフェルト46がワ−クの塗布面から
離れた直後にタ−ンテ−ブル35は停止する。シリンダ
44の上昇運動が上昇端であることをセンサが確認後、
2対の平行チャック25と25aおよびプッシャ爪33
とによりワ−クが順次送り出されることは前述の通りで
あり、排出シュ−ト34上のワ−クはプッシャ爪33に
より順次図4で左方へ(図1で右方へ)移動し、シュー
ト端部から受パレット48(図1参照)に落下するが、
落下まで排出シュート34の上にある間に塗布された制
流剤は乾燥する。
【0013】上記の自動連続運転はパ−ツフィ−ダ制御
盤49、リニアフィ−ダ制御盤(図示せず)、撹拌装置
コントロ−ラ50、ディスペンサコントロ−ラ47、塗
布装置制御盤51、塗布装置操作箱52により全自動運
転、部分自動運転、又は単独運転が可能になっている。
上記の段落0013から0016までの作動の説明は、
主として、それぞれの関連部材の運動とワ−クとの関連
について説明したが、特定のワ−クW1が搬送および塗
布部20の受台23に始めて供給された状態から出発し
て、制流剤が塗布され、排出シュ−トに排出されるまで
の、主として搬送、排出の流れを、図7〜9を参照し各
工程に分解して説明する。図7〜9において符号STは
工程を示し、符号STの後に付した数字は工程番号を示
し、ST1、ST2、ST3、、、の順に、それぞれ第
1、第2、第3などの工程を示す。また符号W1は特定
の第1のワ−クを、W2、W3、W4などは後続するワ
−クを示している。25、25a、27、29など引出
し線で示される符号は関連部材を示し、各工程で1点鎖
線の下の括弧( )で囲まれた符号は、その上にワ−ク
が置かれる部材であり、従って、(23)は受台、(3
5)はタ−ンテ−ブルを、(34)は搬出シュ−トを示
す。上記の引出し線で示される符号と括弧および( )
で囲まれた符号は、それぞれ、図1から図6に示されて
いる符号に対応する。図7は工程1から工程8までを、
図8は工程9から工程15までを、図9は工程16から
工程22までを示し、制流剤塗布の工程だけは該当する
搬送工程に付加して括弧を付しワ−クの上に回転を示す
矢印のマ−クで示した。
【0014】図7において、 1)ST1: 受台23に特定のワ−クW1が供給さ
れ、この時1対の平行チャック25、25aは共に開い
た状態で上昇位置にあにあり、プッシャ爪33も上昇位
置にある。 2)ST2: 1対の平行チャック25、25aは下降
して閉じ、平行チャック25は受台23上の特定のワ−
クW1を掴む、平行チャック25aに掴まれるワ−クは
無く、プッシャ爪33は依然上昇位置にある。 3)ST3: 1対の平行チャック25、25aは上昇
位置に保たれ平行チャック25は特定のワ−クW1を掴
んだままにされ、プッシャ爪33は下降する。 4)ST4: 1対の平行チャック25、25aは上昇
位置に保たれたまま、1ステ−ションピッチ(以下単に
ピッチと略称する)だけ図で左方へ前進する。平行チャ
ック25は特定のワ−クW1を掴んだままで、平行チャ
ック25aは排出シュ−ト34の入り口位置まで前進
し、プッシャ爪33は下降位置のまま前記の平行チャッ
クと一体に排出シュ−ト34の出口端位置まで前進す
る。 5、6)ST5および(ST6): 1対の平行チャッ
ク25、25aは共に下降して開きワ−クW1は平行チ
ャック25から解放されてタ−ンテ−ブル35上に置か
れ、それに続いてST6の制流剤塗布が行われる。 7)ST7: 1対の平行チャック25、25aは開い
たまま、プッシャ爪33とともに上昇し、制流剤塗布済
のワ−クW1(図でハッチングで示す)はタ−ンテ−ブ
ル35上に残される。 8)ST8: 1対の平行チャック25、25aは開い
た上昇位置のまま、プッシャ爪33とともに1ピッチだ
け後退し、制流剤塗布済のワ−クW1(図でハッチング
で示す)はタ−ンテ−ブル35上に残されている。受台
23には第2のワ−クW2が供給され、ST1と同じ状
態になっている。図8において、 9)ST9: 1対の平行チャック25、25aは下降
してともに閉じ平行チャック25は、受台23上にある
ワ−クW2を掴み、25aはタ−ンテ−ブル35上に残
されていたワ−クW1を掴む。 10)ST10: 1対の平行チャック25、25a
は、それぞれ、ワ−クW1とW2を掴んだまま上昇しプ
ッシャ爪33は下降する、この作動自体はST3と同一
である。 11)ST11: 1対の平行チャック25、25a
は、それぞれ、ワ−クW1とW2を掴んだまま、下降し
ているプッシャ爪33と共に1ピッチだけ前進する、制
流剤塗布済のワ−クW1は排出シュ−ト34の入り口位
置まで前進し、第2のワ−クW2はタ−ンテ−ブル35
の上方の位置まで前進する、この作動自体はST4と同
一である。 12、13)ST12と13: 1対の平行チャック2
5と25aとは、それぞれ、ワ−クW1とW2を掴んだ
まま、下降して開き、制流剤塗布済のワ−クW1は排出
シュ−ト34の入り口位置に置かれ、第2のワ−クW2
はタ−ンテ−ブル35上に置かれ、続いて第2のワ−ク
W2への制流剤塗布が行われる。この作動自体はST5
および6と同一である。 14)ST14: 1対の平行チャック25、25aは
開いたままプッシャ爪33とともに上昇し、制流剤塗布
済のワ−クW2(図でハッチングで示す)はタ−ンテ−
ブル35上に、制流剤塗布済のワ−クW1は排出シュ−
ト34の入り口に残される。この作動自体はST7と同
一である。 15)ST15: 1対の平行チャック25、25aは
開いたままプッシャ爪33とともに、制流剤塗布済のワ
−クW2をタ−ンテ−ブル35上に、制流剤塗布済のワ
−クW1を排出シュ−ト34の入り口に残したままであ
るが、平行チャック25、25aはすでに上昇している
ので1ピッチだけ後退でき受台23には第3のワ−クW
3が供給される。作動自体はST1、8と同一である。
図9において、 16)ST16: 1対の平行チャック25、25aは
下降してともに閉じ、平行チャック25は、受台23上
にあるワ−クW3を掴み、25aはタ−ンテ−ブル35
上に残されていたワ−クW2を掴む。 17)ST17: 1対の平行チャック25、25aは
それぞれワ−クW2とW3を掴んだまま上昇し、プッシ
ャ爪33は排出シュ−ト34の入り口に残された制流剤
塗布済のワ−クW1の手前まで降下する。 18)ST18: 1対の平行チャック25、25aは
それぞれワ−クW2とW3を掴んだ上昇位置のまま1ピ
ッチ前進し、プッシャ爪33は排出シュ−ト34の入り
口の制流剤塗布済のワ−クW1を、排出シュ−ト34の
出口まで押し出し、その後ワ−クW1は、次のワ−クW
2が排出シュ−ト34の出口まで押される工程でさらに
押されコンベアなどに乗せられで搬送される。 この後、ST5、12、19等に示した前進行程ごと
に、制流剤塗布済のワ−クが次々に排出されシュ−トに
送られ、後続するワ−クが制流剤塗布位置に置かれる。
【0015】
【発明の効果】
1)制流剤塗布の手作業を排し、自動的にかつ連続塗布
を可能にし、作業中における制流剤の撹拌や濃度調整を
不要にし、作業能率の向上、量産化、省力化を実現でき
る。 2)制流剤の適量を定位置に自動供給し定位置に自動供
給された制流剤を機械的に位置決めされたフェルトチッ
プで塗り延ばすことにより、塗布の位置、厚さ、巾など
塗布状態が一定、安定した制流効果が得られ熟練者を必
要としない。 3)作業者が常時制流剤に接する必要がないので、作業
者は制流剤に含まれる有機溶剤による悪環境から開放さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制流剤自動塗布装置の一実施例を
示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII 矢視側面図である。
【図4】図1の制流剤塗布部の正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4のVI矢視側面図である。
【図7】本発明による制流剤塗布の工程1から8までを
示す工程図である。
【図8】図7に続き工程9から15までを示す工程図で
ある。
【図9】図8に続き工程16から22までを示す工程図
である。
【図10】ワ−ク表面に制流剤が一定量吐出された状態
を示す説明図である。
【図11】図10の状態の制流剤を均一に塗り延ばした
状態を示す説明図である。
【図12】銅ろう接されるワ−クの半体切断側面図であ
る。
【図13】従来の手作業による制流剤自動塗布方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
1、2 ろう接されるワ−ク 6 銅リング 10 ストックおよび供給部 12 パ−ツフィ−ダ 13 電磁フィ−ダ 20 搬送および塗布部 21 ワ−ク搬送排出装置 23 受台 25、25a 平行チャック 26 LMスライダ 27 LMガイド取り付け板 28 LMガイド 30、32 シリンダ 33 プッシャ爪 34 排出シュ−ト 35 タ−ンテ−ブル 40 バレル 42 攪拌装置 44 シリンダ 45 ニ−ドル 46 フェルトチップ W1〜4 第1から第4までのワ−ク ST1〜22 第1から第22までの工程

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材同志を銅ろう接する際の前処理
    工程として、溶融ろうが不必要な個所へ流動したり拡が
    るのを局限する目的で制流剤を塗布するための制流剤の
    自動塗布方法において、 前記ろう接の対象となるワ−クをストックして順次連続
    的に供給し、供給位置から制流剤を塗布する位置まで搬
    送し、 前記塗布する位置においては制流剤をその主剤が沈降す
    るのを防止するために攪拌を自動的に行いつつ貯留し、 前記の制流剤を塗布する位置まで搬送された前記ワ−ク
    を、所定の速度で回転させつつ、前記により貯留されて
    いる前記制流剤の所定量を前記ワ−クの上の所定の円軌
    道上の所定の位置に滴下させ、その直後、前記ワ−クが
    丁度次の1回転をされる時間で塗り延ばして均一な円周
    状に塗布し、 制流剤が塗布ずみのワ−クを排出する諸工程を含んで成
    ることを特徴とする制流剤の自動塗布方法。
  2. 【請求項2】 金属部材同志を銅ろう接する際の前処理
    工程として、溶融ろうが不必要な個所への流動や拡がり
    を局限する目的で制流剤を塗布する制流剤の自動塗布装
    置において:前記自動塗布装置は;ワ−クをストックし
    て供給するストックおよび供給部と、ワ−クを搬送して
    制流剤を塗布する搬送および塗布部との2部分から構成
    され;前記ストックおよび供給部は、前記ワ−クをスト
    ックし整列するパ−ツフィ−ダと、整列された前記ワ−
    クを前記搬送および塗布部まで供給する電磁フィ−ダと
    を含み;前記搬送および塗布部はワ−ク搬送、排出装置
    と制流剤塗布装置とから成り;前記ワ−ク搬送、排出装
    置は、 前記ストック、供給部から連続的に搬送されるワ−クを
    受取り、センタリングしてワ−クを確認する機能を有す
    る受台と、 それぞれが、互いに対向して接近、または離去するよう
    流体圧等で作動されワ−クを掴み、または離すチャック
    爪を有しワ−クの進行方向に整列して連結された2対の
    平行チャックであって、前記受台からワ−クを受取り制
    流剤塗布位置まで送る第1の平行チャックと、前記第1
    の平行チャックに対しワ−クの進行方向に1ステ−ショ
    ンピッチだけ前進した位置に配置され制流剤の塗布が済
    んだワ−クを排出位置まで送るための第2の平行チャッ
    クとを含み、前記第1の平行チャックと第2の平行チャ
    ックとは連結されて一体としてワ−クの進行方向に所定
    の1ステ−ションピッチだけ前進、後退が可能にされる
    とともに、所定の高さでの上下動が可能にされた2対の
    平行チャックと、 前記2対の平行チャックのそれぞれを、一体として受台
    から制流剤塗布位置までと、制流剤塗布位置からワ−ク
    排出側までとの間を、前記所定のステ−ションピッチだ
    け水平方向に往復動可能に駆動するための直線駆動機構
    と、を含み;前記制流剤塗布装置は;モ−タなどにより
    回転角の検出、制御が可能に回転駆動され、ワ−クをセ
    ンタリングし回転させるタ−ンテ−ブルと、 ベ−スプレ−トなどの固定部材に取付部材を介して固定
    され制流剤を撹拌可能に収容するバレルと、 前記のバレルを制御可能に上下動させるシリンダと、 前記バレルの下端部に固定され制流剤を制御可能に滴下
    するニ−ドルと、 このニ−ドルに近接して配置され滴下された制流剤を所
    定の軌跡に沿って均一に塗り延ばすようにされた硬質フ
    ェルトなどのチップと、を含んでいる;ことを特徴とす
    る制流剤の自動塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送および塗布部の2対の平行チャ
    ックを直線駆動する機構は、ベ−スなどに固定され空圧
    または油圧によるリニアアクチュエ−タと摺動面または
    転動面を有する直線ガイド部とを含むLMスライダと、
    このLMスライダの可動部に取り付けられ前進、後退す
    るLMガイド取付板にLMガイドを介して取り付けられ
    上、下動が可動にされたチャック取付板とから成り、 前記2対の平行チャックを所定の高さまで上下動させる
    装置は、前記LMガイド取付板に固定され前記2対の平
    行チャックを一体として上下に駆動するためのシリンダ
    であり、 前記2組の平行チャックの、それぞれに設けられた1対
    のチャック爪は、前記各平行チャックの、それぞれに設
    けられた流体圧耐駆動体によって開閉される、ことを特
    徴とする請求項2記載の制流剤の自動塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送および塗布部の前記2組の平行
    チャック中の第2の平行チャックは、その前進工程のピ
    ッチの終点よりやや手前に、前記LMガイド取付板に固
    定された流体圧シリンダ32により、独立して制御可能
    に上下可動にされたプッシャ爪を有し、前記第2の平行
    チャック自体が、その前工程において搬送して排出シュ
    −トの手前側端部に置いた制流剤塗布済みのワ−クを、
    後続する搬送工程を利用し、前記プッシャ爪により排出
    シュ−トのさらに前方に順次押送するようにされている
    ことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の
    制流剤の自動塗布装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108838030A (zh) * 2018-08-30 2018-11-20 苏州通瑞智能系统有限公司 一种八轴侧立式全自动点胶机
CN109604108A (zh) * 2018-11-22 2019-04-12 滁州市云米工业设计有限公司 一种电子元件用自动化点胶设备

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