JPH0549963A - 古紙の粗砕装置 - Google Patents

古紙の粗砕装置

Info

Publication number
JPH0549963A
JPH0549963A JP21344991A JP21344991A JPH0549963A JP H0549963 A JPH0549963 A JP H0549963A JP 21344991 A JP21344991 A JP 21344991A JP 21344991 A JP21344991 A JP 21344991A JP H0549963 A JPH0549963 A JP H0549963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw feeder
paper
waste paper
outer cylinder
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21344991A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Takahashi
旬 高橋
Mitsushi Asano
充士 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIDEN PLANT KK
Original Assignee
MEIDEN PLANT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIDEN PLANT KK filed Critical MEIDEN PLANT KK
Priority to JP21344991A priority Critical patent/JPH0549963A/ja
Publication of JPH0549963A publication Critical patent/JPH0549963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 古紙を再生して再生紙にしたときの再生紙の
強度が小さくならないように紙の繊維を切断することな
く粗砕でき、かつ過負荷とならないように定量して送り
ながら古紙を粗砕する古紙の粗砕装置を提供する。 【構成】 円筒形の外筒2の中にらせん状のスクリュー
フィーダ5を設けるとともにスクリューフィーダ5をモ
ータ9に連動連結し、端板4とスクリューフィーダ5の
外周部に鋸歯状の刃15,14を設ける一方、スクリュ
ーフィーダ5の一端側の端部と外筒2の内周面とにピン
17,19を設ける。そして、古紙を投入する投入容器
20と粗砕された古紙を外筒2内から排出する排出孔4
aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生あるいは廃却に適
するように古紙を粗砕するための古紙の粗砕装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オフィス等で用いられて使用済みの古紙
は、一般のゴミと共通の回収ルートで廃却したり、ある
いは機密保持が必要な書類であれば各企業等で個別にシ
ュレッダー等で裁断している。
【0003】裁断した古紙は製紙会社等によって再生さ
れる場合もあるが、大半は自治体により回収されて焼却
されたり、又はそのまま埋め立て用に利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シュレッダ
ーは古紙を細く切断するために紙の繊維が切れ、再生紙
として利用する場合には繊維どうしの結合強度が不足す
ることとなり、強度を大きくするためには紙の厚さを大
きくせざるを得ず再生紙としては好ましくないものにな
る。また、シュレッダーは紙を少しずつ送り込みながら
順に切断することになるため作業者が逐次古紙を投入し
続けねばならない。従って、多くの処理時間を要するだ
けでなく処理中も古紙投入用の作業者が必要になり、し
かも処理後の古紙の容積が処理前よりも増大する。ま
た、シュレッダーは剪断力によって古紙を切断するた
め、一度に多くの古紙を送り込むと剪断できずにつまっ
てしまい、そのために紙づまりによる故障の回数が多
い。
【0005】一方、古紙を再生すると設備費が膨大にな
り官公庁,ビル,工場で独自に処理するのは不可能であ
る。また、秘密書類の場合には古紙の集荷に問題が生じ
る。そこで本発明は、斯かる課題を解決した古紙の粗砕
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するた
め、本発明は円筒形の外筒の内部に回転駆動可能なスク
リューフィーダを設けるとともにスクリューフィーダの
一端側に端板を設け、端板のみか又は、端板とスクリュ
ーフィーダの端部及び外周部と外筒の内周面とに古紙を
引っ掛ける引掛部材を設ける。
【0007】
【作用】スクリューフィーダの他端側から外筒内へ古紙
を投入すると、古紙はスクリューフィーダの回転によっ
て外筒の一端側へ順に送り込まれる。そしてスクリュー
フィーダの一端側の端部と端板の引掛部材間で粗砕され
る。
【0008】スクリューフィーダの一端側の端部及び外
周面と外筒の内周面にも引掛部材を設けたものにおいて
は、古紙がスクリューフィーダの一端側へ移動する間に
おいても、外筒の内周面とスクリューフィーダの外周部
との間で古紙の粗砕が行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。本発明による古紙の粗砕装置の構成
を、図1〜図4に示す。図1に示すように、フレーム1
上に外筒2が取り付けられる。外筒2は上下に2分割で
きる円筒形であり、その軸心が水平方向へ伸びる状態に
設置される。外筒2の両端には端板3,4が結合され、
端板3,4間にはらせん状のスクリューフィーダ5が支
持される。即ち、端板3,4には軸受6,7を介して回
転自在に回転軸8が支持され、回転軸8にスクリューフ
ィーダ5が一体的に形成される。
【0010】この回転軸8には駆動手段としてのモータ
9が連動連結される。即ち、モータ9の出力軸が減速機
10の入力軸と連結されて減速機10の出力軸にスプロ
ケット11が固着される一方、回転軸8の端部にスプロ
ケット12が固着され、スプロケット11とスプロケッ
ト12とにわたってチエン13が巻き掛けられる。
【0011】スクリューフィーダ5に対する一端側の端
板4とスクリューフィーダ5の外周部とには、引掛部材
として鋸歯状の刃が設けられる。スクリューフィーダ5
の外周部の刃14は図4に示すようにスクリューフィー
ダ5の外周面に形成した溝21に嵌め込んでリベット2
2を介して固定される。一方、端板4の刃15は、図2
に示すように円板形の基板16に形成されるとともに回
転軸8の中心を中心とし半径寸法の異なる複数の円に沿
って形成されたスリットに嵌め込まれ、図示しないビス
等により固定される。ここで、半径方向での刃15どう
しの間隔は一定に設定される。
【0012】また、スクリューフィーダ5の一端側の端
部と外筒2の内周面とには、引掛部材としてのピンが設
けられる。スクリューフィーダ5の一端側の端部のピン
17は、図1に示すように同心円を形成する刃15のう
ちの隣合うものどうしの間にはいり込むように配置され
る。これらのピン17は、図3に示すように六角穴付ボ
ルトの先端を斜めに切断してスクリューフィーダ5のタ
ップ孔18に螺合することで形成される。ピン17が摩
耗して古紙が引っ掛かりにくくなった場合のピンの交換
に便利だからである。外筒2の内周面のピン19も図3
に示す構成のものが用いられる。ピン19は外筒2の内
周面の全体に亘って形成してもよいが、一般的には外筒
2の下半分に古紙を入れて粗砕することになるため、ピ
ン19も下半分にのみ略等間隔に設けられる。このピン
19はスクリューフィーダ5の外周部の刃14の先端と
約5mmの隙間が生じる状態に設定される。なお、本実
施例に限らず端板4,スクリューフィーダ5の外周部に
ピンを設け、スクリューフィーダ5の端部,外筒2の内
周面に鋸歯状の刃を設けるようにしてもよい。
【0013】スクリューフィーダ5の他端側の端板3の
上部には開口部3aが形成され、この部分に古紙を投入
するための投入容器20が取り付けられる。一方、図2
に示すように端板4の下部には、粗砕した古紙を外筒2
の外へ排出するための排出孔4aが形成される。
【0014】次に、斯かる古紙の粗砕装置の作用を説明
する。投入容器20内へ古紙を投入すると、古紙は落下
して外筒2の下部に溜まり、スクリューフィーダ5が矢
印の方向へ回転することによって図中の右方へ移動す
る。このとき、古紙の一部はピン19とスクリューフィ
ーダ5の外周部の刃14とによって引き裂かれ粗砕され
ることになる。このとき引き裂かれなかった古紙は外筒
2の右端へ移動するが、スクリューフィーダ5の右端の
回転によって古紙は端板4に押圧され、このときピン1
7と刃15とにより引き裂かれ粗砕される。
【0015】このように、古紙は右方へ移動しながらピ
ン19と刃14とにより予備的にその一部が粗砕され、
その後にピン17と刃15とにより残りの古紙が粗砕さ
れることになる。しかも古紙を剪断するのではなく引き
裂くのであるから、紙の繊維が切断されることはなく再
生紙を作るとその強度が大きい。粗砕された古紙は外筒
2内の下に溜まり、スクリューフィーダ5からの押圧力
を受けて排出孔4aより排出される。
【0016】本実施例では外筒2の軸心が水平となるよ
うに配置しているため、スクリューフィーダ5の作用の
みによって古紙は図1中の右方へ一定量ずつ移動し、ピ
ン17と刃15との間へ送り込まれる古紙の量が過大に
なることはない。つまり、過負荷によってスクリューフ
ィーダ5の回転が停止する虞れがない。
【0017】粗枠装置の他の実施例を図5に示す。この
実施例は、スクリューフィーダ5と回転軸8とにわたっ
て掻戻板24を設けたものである。スクリューフィーダ
5によって他端側から一端側へ移送される間に古紙が粗
砕されないで端板4へ到着するのを少しでも減らすため
に設けられる。スクリューフィーダ5は図5中の矢印の
方向へ回転するため、外筒2の下部におけるL1の範囲
の古紙が掻戻板24によって掻き上げられ、180°回
転して図示する位置までくると古紙は落下してL2で示
す範囲に分散することになる。つまり、スクリューフィ
ーダによって図5中の右方へ移送される古紙の一部が掻
戻板24によって約1/2ピッチ分だけ左方へ戻され、
刃14とピン19とによって反復して粗砕される。な
お、掻戻板は1枚に限らず複数形成してもよい。掻戻板
を設けることにより、外筒及びスクリューフィーダをよ
り長くしたのと同等の効果が得られることになる。
【0018】古紙の排出孔としては、このほか図6に示
す構成にすることもできる。即ち、外筒2の一端側の下
部に排出孔2aを形成し、円筒形の蓋23をスライド自
在に外筒2に挿通するようにしてもよい。このような構
成にすると排出孔2aの大きさを調整できるため、以下
のようにして使用できる。例えば排出孔2aを閉じると
古紙は出口がなく粗砕されてかき回されるだけとなり、
投入される古紙の量が多い場合には過負荷防止のために
排出孔2aを全開にする。古紙の投入量が少ない場合に
排出孔2aを全開にすると主として移送機構としてのみ
作用し、古紙はスクリューフィーダ5と端板4との間に
挟まれて粗砕される前に排出される。
【0019】なお、外筒2の内周面及びスクリューフィ
ーダ5の外周部には引掛部材を設けないで、端板4及び
スクリューフィーダ5の一端側の端部にのみ引掛部材を
設けるようにしてもよく、あるいは更にスクリューフィ
ーダ5の一端側の端部に引掛部材を設けず端板4にのみ
引掛部材を設けるようにしてもよい。また、外筒2の軸
心が鉛直となるようにしてもよいが、古紙に加わる重力
とスクリューフィーダによる送りとの双方が古紙に加わ
るため、スクリューフィーダの下端部と端板との間へ過
大な量の古紙が送り込まれて過負荷となるおそれがあ
る。
【0020】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる古紙の粗砕装置によれば、スクリューフィーダの一
端側の端部と端板に設けた引掛部材とにより古紙を引き
裂くようにして粗砕するため、従来のように紙の繊維を
短く切断していたのに比べ、再生紙として使用した場合
にその強度が大きく用途について制限が生じない。そし
て、主として外筒とスクリューフィーダ等とで構成され
るため構造が簡単で小形化でき、そのために設置スペー
スが小さくてすむ。また、外筒の軸心を水平にすればス
クリューフィーダの回転による送りのみによって水平方
向へ送り込むため古紙の送り込み量が一定である。この
ため、外筒の中へ一度に多くの古紙を投入しておいても
古紙は一定の量ずつ送り込まれて処理されることにな
り、シュレッダーのように処理中に古紙投入用の作業者
が必要となることはない。
【0021】このほか、引掛部材を端板だけでなくスク
リューフィーダの一端側の端部及び外周部と外筒の内周
面とに設けた場合には、外筒の内周面とスクリューフィ
ーダの外周部との間で予備的に古紙を粗砕し、その後に
スクリューフィーダの一端側の端部と端板との間で本格
的に古紙を粗砕するので、より均等かつ確実に古紙を粗
砕することができる。
【0022】また、スクリューフィーダに掻戻板を設け
た場合には古紙が外筒の一端側から他端側へ戻されるた
めスクリューフィーダの外周部と外筒の内周面との引掛
部材によって反復して粗砕されることになり、古紙の粗
砕効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る古紙の粗砕装置の断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】ピンの取付状態を示す断面図。
【図4】鋸歯状の刃に係り、図4(a)は正面図、図4
(b)は図4(a)のB−B矢視図。
【図5】粗砕装置の他の実施例を示す構成図。
【図6】本発明に係り、排出孔の他の実施例を示す構成
図。
【符号の説明】
2…外筒 3,4…端板 5…スクリューフィーダ 9…モータ 14,15…鋸歯状の刃 17,19…ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形を有する外筒の内部に当該外筒の
    軸心を中心として回転駆動されるらせん状のスクリュー
    フィーダを設け、スクリューフィーダの一端側に端板を
    設けるとともに端板におけるスクリューフィーダと対向
    する面には古紙を引っ掛けるための引掛部材を取り付け
    たことを特徴とする古紙の粗砕装置。
  2. 【請求項2】 スクリューフィーダにおける一端側の端
    部及び外周部と、外筒の内周面とにも引掛部材を取り付
    けた請求項1に記載の古紙の粗砕装置。
  3. 【請求項3】 スクリューフィーダにより一端側へ送ら
    れる外筒内の古紙を掻き上げて他端側へ戻す掻戻板をス
    クリューフィーダに取り付けた請求項1又は2に記載の
    粗枠装置。
JP21344991A 1991-08-26 1991-08-26 古紙の粗砕装置 Pending JPH0549963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21344991A JPH0549963A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 古紙の粗砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21344991A JPH0549963A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 古紙の粗砕装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549963A true JPH0549963A (ja) 1993-03-02

Family

ID=16639412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21344991A Pending JPH0549963A (ja) 1991-08-26 1991-08-26 古紙の粗砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0549963A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5984218A (en) * 1996-04-10 1999-11-16 Heyco, Inc. Portable mixer with roughagecutting auger
JP2012052254A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd ニーディングパルパー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5984218A (en) * 1996-04-10 1999-11-16 Heyco, Inc. Portable mixer with roughagecutting auger
JP2012052254A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd ニーディングパルパー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0339993B1 (en) Shredder
US20100102155A1 (en) Fixed Quantity Supply Apparatus for Breaking Open Waste Envelope
KR101787666B1 (ko) 폐기물 파쇄장치
KR20150143098A (ko) 쓰레기용 함마형 파쇄 분리기
US6164572A (en) Apparatus and method for recycling gypsum wallboard
EP0357669B1 (en) Shredder
WO2008126086A2 (en) Shredder
JP2001009434A (ja) 廃棄石膏ボードの処理方法及び装置
JPH05505558A (ja) 物体を破砕する装置
JP3509714B2 (ja) 生ごみ破砕分別装置および生ごみ処理装置
US4824028A (en) Shredding process and apparatus for carrying out said process
JPH0549963A (ja) 古紙の粗砕装置
JP2008093524A (ja) 剪断式破砕装置
JP7345862B2 (ja) 破砕装置
KR100416322B1 (ko) 음식물쓰레기 선별파쇄기
JP3295688B2 (ja) 木片チップの回収方式とその装置
JPH0957138A (ja) 一軸破砕機
JP4578306B2 (ja) 剪断式破砕装置
KR200228785Y1 (ko) 음식물쓰레기 선별파쇄기
GB2027362A (en) Document Comminuting Apparatus
KR100577583B1 (ko) 폐오일 필터 파쇄장치
CN218834594U (zh) 一种固体废物破碎机
JP3126091B2 (ja) ボードの粉砕処理装置
JP2002102734A (ja) 破砕機
JP2678134B2 (ja) ごみ供給装置およびごみ供給方法