JPH0549922U - 薄肉alcパネル - Google Patents

薄肉alcパネル

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Publication number
JPH0549922U
JPH0549922U JP10921791U JP10921791U JPH0549922U JP H0549922 U JPH0549922 U JP H0549922U JP 10921791 U JP10921791 U JP 10921791U JP 10921791 U JP10921791 U JP 10921791U JP H0549922 U JPH0549922 U JP H0549922U
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JP
Japan
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mesh
thin
panel
wire mesh
welded wire
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Pending
Application number
JP10921791U
Other languages
English (en)
Inventor
定男 高木
隆一 望田
Original Assignee
日本イトン工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本イトン工業株式会社 filed Critical 日本イトン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接金網のコスト及び重量の増加を極力抑
え、しかも該パネルの一部に切断,或いは釘打ち等の作
業を施した場合においても、割れ、欠け等が生じにくい
薄肉ALCパネルを提供すること。 【構成】 内部に補強部材として溶接金網2を埋設して
なる薄肉ALCパネル1において、上記溶接金網2の網
目を、一部分、他の部分の網目より細かくした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄肉ALCパネル、特に建築材料として使用される薄肉ALCパネ ルに関する。
【0002】
【従来の技術】
高温・高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート(以下、ALC)のうち、薄 肉ALCパネルは、20〜50mmの肉厚をもち、必要に応じ建築現場で鋸など により切断し、釘で打ちつけることにより断熱性及び遮音性を有する壁面として 使用されている。
【0003】 この薄肉ALCパネルには、その内部に補強部材として実開昭58−6962 4号に示されているように、その切断加工性を考慮してメタルラスを一般的に使 用していた。
【0004】 しかし、メタルラスは、その構造上パネル内部に一定の深さで埋設することが 難しく、また防錆処理もしにくい欠点を有していることから、本件出願人は、先 に線径1.0〜1.5mm、網目寸法25〜100mmの溶接金網を補強部材と して使用することを、実願昭62−166644号として提案した。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した提案にかかる溶接金網は、一枚の薄肉ALCパネルに おいて、その網目寸法がコスト,重量及び強度等を勘案して算出した、最大限の 網目寸法で全て同一に形成されているため、該薄肉ALCパネルの一部に作業、 例えば切断,或いは釘打ち等を施す場合、補強のために設けた上記溶接金網が機 能せず、割れ、欠け等が生じる憂いがあった。
【0006】 本考案は、上述した従来の薄肉ALCパネルが有する課題に鑑みなされたもの であって、その目的は、溶接金網のコスト及び重量の増加を極力抑え、しかも該 パネルの一部に切断,或いは釘打ち等の作業を施した場合においても、割れ、欠 け等が生じにくい薄肉ALCパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した課題を解決するため、内部に補強部材として溶接金網を埋 設してなる薄肉ALCパネルにおいて、上記溶接金網の網目を、一部分、他の部 分の網目より細かくした。
【0008】
【作用】
本考案にかかる薄肉ALCパネルによれば、補強のために設けた溶接金網の網 目の一部を、他の部分の網目より細かくしたため、その細かい網目部分で切断, 或いは釘打ち等の作業を施こすことにより、該パネルの割れ、欠け等を防止でき る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0010】 ここで、図1は本考案にかかる薄肉ALCパネルの一部を切り欠いて示した斜 視図、図2〜図5は、本考案において使用する溶接金網の種々の実施例を示した 平面図である。
【0011】 図において、1は薄肉ALCパネル全体を示し、該薄肉ALCパネル1の肉厚 方向のほぼ中央には、溶接金網2が埋設されている。この溶接金網2は、断面丸 形の線材を格子状に配置し、その接点を溶接して形成したものであり、その表面 には、セメント系及び樹脂系の防錆剤が塗布されている。
【0012】 この薄肉ALCパネル1は、予め型枠内に多数枚の溶接金網2を所定の間隔を おいて互いに平行に配置しておき、該型枠内に珪酸質原料と石灰質原料を主体と したスラリーに発泡剤を添加したものを注入し、凝固した成型体を所定の寸法・ 形状のものに切断加工し、最終工程であるオートクレーブ養生により硬化させ製 造したものである。
【0013】 ここで、上記溶接金網2は、マットとして十分な剛性を有しているので、メタ ルラスを型枠内に配置する場合に比べて、その取付けが極めて容易であると共に 、この溶接金網2は、断面形状が丸形の線材により構成されているので、スラリ ー発泡時に該線材にかかるスラリーの膨脹圧が少なく、型枠内の所定位置から外 れてしまうことがない。
【0014】 埋設する溶接金網2としては、例えば図2〜図5に示した構造のものを使用す る。
【0015】 ここで、図2に示したものは、線径1.3mmの断面丸形の線材よりなり、網 目が基本的には25×50mmに画成され、その一部である両端2a,2b及び 内部の二箇所2c,2dにおいて、幅方向に線材が追加され、その部分の網目が 25×10mmとされたものである。
【0016】 また、図3及び図4に示した溶接金網2は、基本的構造は図2に示したものと 同一で、その右半分2e或いは下半分2fの大部分に線材が追加され、その部分 の網目が25×10mmとされたものである。
【0017】 更に、図5に示した溶接金網2は、線径1.3mmの断面丸形の線材を、高さ 25mm,幅50mmの菱形形状の網目が画成されるように組合せ、その接点を 溶接することにより形成した金網で、その一部である両端2g,2h及び内部の 二箇所2i,2jにおいて、幅方向に線材を追加し、その部分の網目を底辺25 mm,高さ25mmの三角形状としたものである。
【0018】 上記のように構成された溶接金網2を埋設した薄肉ALCパネル1によれば、 その溶接金網2の細かい網目部分2a〜2j部分で、切断,或いは釘打ち等の作 業を施こせば、その部分は補強のための線材が密集していることから、該パネル に割れ、欠け等が発生しにくい。特に、図3或いは図4に示した溶接金網2によ れば、その切断,或いは釘打ち等の作業を施こす部分が予め予測できない場合、 又は斜めに切断,或いは釘打ち等の作業を施こす場合に都合がよいものとなる。
【0019】 追加する線材の径は、基本となる網目寸法を画成する線材と同一としても良い が、切断,或いは釘打ち等の作業性、及び経済性を考慮し、0.4〜1.2mm とすることが望ましい。
【0020】 また、追加する線材により画成する網目寸法は、細かければ細かい程パネルの 割れ、欠け等の発生を防止できるが、あまり網目寸法を細かくすると、経済性の 面で不利となり、またスラリーの膨張圧を多く受け、溶接金網の外れが多くなる ことから、最小10×10mm程度とする。
【0021】 なお、線材を追加する位置は、できるだけ多いほうがパネルに釘を打つ位置、 或いは切断する位置の変更に幅広く対応できるが、経済性を考慮し、必要最小限 にとどめることが重要となる。
【0022】 以上、本考案の実施例につき説明したが、本考案は既述の実施例に限定されるも のではなく、本考案の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可能であるこ とは当然である。
【0023】
【考案の効果】
本考案にかかる薄肉ALCパネルによれば、補強のために設けた溶接金網の網 目の一部を、他の部分の網目より細かくしたため、その細かい網目部分で切断, 或いは釘打ち等の作業を施こすことにより、該パネルの割れ、欠け等を防止でき る。
【0024】 また、網目を細かくした部分は、パネル全体の一部分の溶接金網であるため、 経済性及びパネルの形成作業性にさほど影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる薄肉ALCパネルの一部を切り
欠いて示した斜視図である。
【図2】本考案において使用する溶接金網の実施例を示
した平面図である。
【図3】本考案において使用する溶接金網の他の実施例
を示した平面図である。
【図4】本考案において使用する溶接金網の更に他の実
施例を示した平面図である。
【図5】本考案において使用する溶接金網の更に他の実
施例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 薄肉ALCパネル 2 溶接金網 2a〜2j 網目寸法を細かくした部分

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に補強部材として溶接金網を埋設し
    てなる薄肉ALCパネルにおいて、上記溶接金網の網目
    を、一部分、他の部分の網目より細かくしたことを特徴
    とする薄肉ALCパネル。
  2. 【請求項2】 上記網目を細かくする溶接金網部分が、
    釘打ち或いは切断が予想されるパネル部分に使用する溶
    接金網であることを特徴とする請求項1に記載の薄肉A
    LCパネル。
JP10921791U 1991-12-09 1991-12-09 薄肉alcパネル Pending JPH0549922U (ja)

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JP10921791U JPH0549922U (ja) 1991-12-09 1991-12-09 薄肉alcパネル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132750A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Tomonori Akiyama 耐震・防水・透湿シート(耐震ネット)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63172610A (ja) * 1987-01-09 1988-07-16 旭化成株式会社 係止部付鉄筋マツト
JPS63207611A (ja) * 1987-02-24 1988-08-29 松下電工株式会社 セメント系ボ−ドの製法

Patent Citations (2)

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