JPH054989A - ピリジン化合物および骨粗鬆症治療薬 - Google Patents

ピリジン化合物および骨粗鬆症治療薬

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JPH054989A
JPH054989A JP22522991A JP22522991A JPH054989A JP H054989 A JPH054989 A JP H054989A JP 22522991 A JP22522991 A JP 22522991A JP 22522991 A JP22522991 A JP 22522991A JP H054989 A JPH054989 A JP H054989A
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健治 千葉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式 〔式中、 はピリジン環を示し、X,Xは同一または異なって
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
水酸基、シアノ基、ハロアルキル基、カルボキシル基、
アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基ま
たは置換基を有してもよいフェニル基を示すか、または
およびXは互いに結合してベンゼン環を形成する
基を、Yは硫黄原子または酸素原子を、Z′は単結合、
アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンを、R
は水素原子またはアシル基を、Rは水素原子、アルキ
ル基、置換基を有してもよいアラルキル基、置換基を有
してもよい芳香環または複素芳香環を示す。〕により表
されるチエノ(またはフロ)ピリジン化合物。 【効果】 この化合物は、すぐれた骨吸収抑制作用を有
し、骨粗鬆症治療薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた骨吸収抑制作用を
有し、骨粗鬆症治療薬として有用な新規なピリジン化合
物またはその医薬上許容される塩、および骨粗鬆症治療
薬に関する。
【0002】
【従来の技術】骨粗鬆症とは骨質そのものの化学的組成
(有機質と無機質の割合)に変化をきたすことなく、単
位体積当りの骨量が異常に減少した病態を指すひとつの
症候群であり、骨中のタンパク、カルシウムおよびリン
の減少がその生理的な特徴である。この病態としての骨
量減少には生理的老化による骨量の減少も加わっている
ので、定義としては「骨量減少が生理的老化による減少
よりも著明なもので、腰背痛、病的骨折、椎体変形など
の臨床症状を呈したもの」ということができる。骨粗鬆
症は加齢とともに増加し、通常脊髄を侵し、腰背痛およ
び身長の短縮を起こす。特に進行した例では長管骨も侵
されるので、ときに骨折を起こす場合もある。老年者に
みられる大腿骨骨折の原因のほとんどは老人性骨粗鬆症
によるものであるといわれている。この骨粗鬆症の原因
としては、閉経も含めた内分泌の異常、栄養障害等多種
多様であるが、これまで骨粗鬆症の治療剤として使用さ
れているビタミンD製剤、カルシウム製剤、カルシトニ
ン製剤、ビスホスホネイト製剤は対象が限定されたり、
その効果が確実とはいえない。また女性ホルモン製剤に
ついては、効果は期待できるものの重篤な副作用(長期
使用による性器癌など)が問題である。したがって、よ
り効果が確実で安全性の高い骨粗鬆症治療薬の開発が強
く望まれている。近年、上記製剤とは化学構造を全く異
にするチオナフテン−2−カルボン酸誘導体あるいは3
−フェニル−4H−1−ベンゾピラン−4−オン誘導体
(イソフラボン誘導体)が骨吸収抑制作用を有し、骨粗
鬆症の治療剤として有用であることが報告されている
〔A.J.Johannesson ら、エンドクリノロジー (Endocrin
ology)117 巻、1508頁、特開昭60−48924号、特
開昭60−54379号、特開昭60−132917
号、特開昭60−132976号〕。さらに、骨吸収抑
制作用を有する誘導体として、(シクロアルキルアミ
ノ)メチレンビス(ホスホン酸)誘導体(特開平1−3
08290号)、ヘテロ環ビスホスホン酸誘導体(特開
平2−138288号)、ベンゾフロキノリン誘導体
(特開平2−62878号)などが報告されている。一
方、本発明のようなピリジン化合物としては、3−ヒド
ロキシフロ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボン酸エ
チルおよび3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ン−2−カルボン酸エチルがジャーナル・オブ・ヘテロ
サイクリック・ケミストリー(J.Heterocyclic Chem.)2
3巻、1465〜1469頁、1986年、同24巻、
85〜89頁、1987年に報告されている。しかし、
これらはいずれも合成上の興味あるいは化学的反応性の
確認のために合成されたものであり、薬理活性に関して
は全く記載されていない。また、特開平3−34976
号公報には生体内寄生虫を防除するための3−ヒドロキ
シベンゾチオフェンまたはチエノピリジン化合物が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記文献にて報告され
ているチオナフテン−2−カルボン酸誘導体あるいは3
−フェニル−4H−1−ベンゾピラン誘導体(イソフラ
ボン誘導体)の骨吸収抑制作用は弱く、骨粗鬆症の治療
薬としては決して満足できるものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より優れ
た骨粗鬆症治療薬を開発することを目的に種々のピリジ
ン誘導体を合成し、その薬理作用について鋭意探索した
結果、優れた骨吸収抑制作用を有するピリジン化合物を
見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】本発明は、一般式
【化5】 (式中、
【化6】 はピリジン環を示し、X1 ,X2 は同一または異なって
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
水酸基、シアノ基、ハロアルキル基、カルボキシル基、
アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基ま
たは置換基を有してもよいフェニル基を示すか、または
1 およびX2 は互いに結合してベンゼン環を形成する
基を、Yは硫黄原子または酸素原子を、Z’は単結合、
アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンを、R1
は水素原子またはアシル基を、R2 は水素原子、アルキ
ル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基
を有してもよい芳香環または複素環を示す。)により表
わされるピリジン化合物〔以下、化合物(I’)とい
う〕またはその医薬上許容される塩、および一般式
【0006】
【化7】 (式中、
【化8】 はピリジン環を示し、X1 ,X2 は同一または異なって
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
水酸基、シアノ基、ハロアルキル基、カルボキシル基、
アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基ま
たは置換基を有してもよいフェニル基を示すか、または
1 およびX2 は互いに結合してベンゼン環を形成する
基を、Yは硫黄原子または酸素原子を、Zは単結合、ア
ルキレン、アルケニレン、アルキニレンまたはNR
3 (R3 は水素原子、アルキル基、アシル基または置換
基を有してもよいアラルキル基を示す。)を、R1 は水
素原子またはアシル基を、R2 は水素原子、アルキル
基、置換基を有してもよいアラルキル基、置換基を有し
てもよい芳香環または複素芳香環を示す。)により表わ
されるピリジン化合物〔以下、化合物(I)という〕ま
たはその医薬上許容される塩を有効成分とすることを特
徴とする骨粗鬆症治療薬に関する。
【0007】本明細書において、ハロゲン原子とはフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素を、アルキル基とはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
第2級ブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシル、オ
クチルなどを、アルコキシ基とはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、第2級ブトキシ、第3級ブトキシ、ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシ、オクチルオキシなどを、ハロアル
キル基とはフルオロメチル、ジフルオロメチル、ブロモ
メチル、クロロメチル、トリフルオロメチルなどを、ア
ルコキシカルボニル基とはメトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボ
ニル、第3級ブトキシカルボニルなどを、アルキレンと
はメチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テ
トラメチレンなどを、アルケニレンとはビニレン、プロ
ぺニレン、ブテニレンなどを、アルキニレンとはエチニ
レン、プロピニレン、ブチニレンなどを、アシル基とは
アセチル、プロピオニル、ブチリル、ベンゾイル、フロ
イル、テノイル、ニコチノイル、イソニコチノイルなど
を、アミノ基とはアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、ピロリジノ、ピペ
リジノなどを、カルバモイル基とはカルバモイル、メチ
ルカルバモイル、ジメチルカルバイルなどを、置換基を
有してもよいアラルキル基および置換基を有してもよい
芳香環または複素芳香環とは、フッ素、塩素、臭素など
のハロゲン原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチルなどの低級ア
ルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシなど
の低級アルコキシ基、水酸基、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イ
ソブチルチオ、第3級ブチルチオなどのアルキルチオ
基、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピ
ルスルフィニルなどのアルキルスルフィニル基、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニルな
どのアルキルスルホニル基、トリフルオロメチル基、シ
アノ基、ニトロ基、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、ベンゾイルなどのアシル基、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロ
ポキシカルボニル、ブトキシカルボニルなどの低級アル
コキシカルボニル基、カルボキシル基、メチルアミノ、
エチルアミノ、ピロリジノ、ピペリジノなどのアミノ
基、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルなどのカ
ルバモイル基、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
どのアルキレンジオキシ基、カルボキシメチル、1−カ
ルボキシエチル、2−カルボキシエチルなどのカルボキ
シアルキル基、カルバモイルメチル、1−カルバモイル
エチル、2−カルバモイルエチルなどのカルバモイルア
ルキル基などから選ばれる置換基を複数個有してもよい
ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニ
ル、ナフチル、インデニル、チエニル、フリル、ピロリ
ル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾ
リル、インドリル、ピリジル、ピラジル、ピリミジニ
ル、キノリル、イソキノリル、チオナフテン−2 または
3 −イルなどである。
【0008】本発明化合物は必要により医薬上許容され
うる塩とされる。その塩としては、塩酸、臭化水素酸、
硫酸、リン酸などの無機酸塩、、マレイン酸、フマル
酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン酸な
どの有機酸塩またはナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、アンモニウムなどのアルカリ塩があ
げられる。また、水和物も本発明に包含される。本発明
化合物で不斉炭素を有する場合には、光学活性体および
それらの混合物も本発明の範囲に含まれる。本発明にお
いて、化合物(I)および(I’)の製造法は次の通り
である。
【0009】方法11 が水素原子である化合物(I)および(I’)は、
一般式
【化9】 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
る化合物〔以下、化合物(II)という〕をポリリン
酸、五酸化リンなどの脱水剤の存在下、脱水閉環反応を
行うことにより製造できる。反応条件としては特に限定
されるものではなく、必要によりベンゼン、トルエン、
キシレンなどの溶媒の存在下、50〜150℃、10分
〜5時間反応を行う。あるいは、一般式
【化10】 (式中、R4 はメチル、エチルなどの低級アルキル基を
示し、他の各記号は前記と同義である。)により表わさ
れる化合物〔以下、化合物(III)という〕をメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノールなどのアルコール溶媒中、塩基(ナト
リウムメトキサイド、カリウム第3級ブトキサイド、水
素化ナトリウム、トリエチルアミンなど)の存在下、0
〜100℃、5分〜5時間反応を行なうことによっても
製造できる。
【0010】方法2 ZがNR3 である化合物(I)は、一般式
【化11】 (式中、R5 は水素原子またはメチル、エチルなどの低
級アルキル基を示し、他の各記号は前記と同義であ
る。)により表わされる化合物と一般式
【化12】 (式中、R2 およびR3 は前記と同義である。)により
表わされる化合物とを反応させることにより製造でき
る。R5 が低級アルキル基の場合、反応は適当な溶媒
(反応を阻害しない限りいかなるものでもよく、たとえ
ばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムな
どのハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロピルアルコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールなどのアルコール類およ
びこれらの任意の混合溶媒)中または溶媒の非存在下、
塩基(トリエチルアミン、水素化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキサイド、カリウム第3級ブトキサイド、炭酸カ
リウムなど)の存在下または非存在下において行なわれ
る。反応温度も特に限定されるものでもなく、通常室温
から200℃で5分〜10時間で反応は進行する。R5
が水素原子の場合、反応はジシクロヘキシルカルボジイ
ミドなどの脱水剤の存在下に行なうか、またはチオニル
クロライド、p−トルエンスルホニルクロライド、メタ
ンスルホニルクロライド、クロロ炭酸エステルなどと一
旦活性エステルとした後、行われる。
【0011】R1 がアシルである化合物(I)および
(I’)は、R1 が水素原子である化合物(I)および
(I’)を酸無水物または酸ハライドと反応させること
により製造できる。
【0012】このようにして得られた本発明の一般式
(I)および(I’)により表わされるピリジン化合物
は再結晶法、クロマトグラフ法、蒸留などの常法を単独
または組み合わせることにより単離精製することができ
る。ラセミ化合物は所望により、たとえば光学活性な酸
(酒石酸、ジアセチル酒石酸、タルトニル酸、ジベンゾ
イル酒石酸、マンデル酸など)を作用させて光学活性体
に分割することができる。あるいは光学活性なクロマト
グラフ法を用いることにより光学活性体に分割すること
ができる。また、光学活性原料化合物を用いて所望する
立体配置を有する化合物を立体選択的に得ることもでき
る。本発明の前記一般式(I)および(I’)により表
わされるピリジン化合物は必要により塩酸、臭化水素
酸、硫酸、リン酸などの無機酸塩またはマレイン酸、フ
マル酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、メタンスルホン
酸、などの有機酸塩およびナトリウム、カリウム、カル
シウム、マグネシウム、アンモニウムなどのアルカリ塩
など医薬上許容されうる塩とすることができる。
【0013】本発明において原料として用いられる化合
物(II)は、一般式
【化13】 (式中、R6 は水素原子またはメチル、エチルなどの低
級アルキル基を示し、他の各記号は前記と同義であ
る。)により表わされる化合物を炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの水
溶液中またはテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホ
ルムアミドなどの溶媒中、ナトリウムメトキサイド、カ
リウム第3級ブトキサイド、トリエチルアミン、水素化
ナトリウムなどの塩基の存在下、一般式
【化14】 (式中、Aはハロゲン原子(前記と同義)またはメタン
スルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ
基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基などのスル
ホン酸残基を示し、他の各記号は前記と同義である。)
により表わされる化合物と0〜100℃、5分〜20時
間反応させることにより製造することができる。また、
原料化合物である化合物(III)は、化合物(II)
を通常の方法を用いてエステル化して製造することがで
きる。
【0014】
【作用および発明の効果】本発明化合物(I)および
(I’)は、マウスあるいはラットの大腿骨あるいは頭
頂骨を用いたin vitroの骨吸収活性測定系において、強
い骨吸収抑制作用を示し、また細胞毒性は弱く、かつ、
担癌マウスあるいは担癌ラットに誘発される高カルシウ
ム血症(血清中のカルシウム濃度の上昇)を抑制する作
用を有し、安全性の高い骨粗鬆症治療薬として有用であ
る。
【0015】次に、本発明化合物の骨吸収抑制作用の測
定法および結果を示す。骨吸収抑制作用(in vitro) マウス大腿骨を用いたin vitroにおける骨吸収抑制作用
は以下の方法に従い測定した。3〜6週齢の雄性ICR
マウスの大腿骨を無菌的に摘出し、10%熱不活化牛胎
仔血清、ぺニシリンGカリウム100単位/ml、硫酸
カナマイシン60μg/mlおよび0.15%炭酸水素
ナトリウムを含むハムF12培地(以下、培養液と称す
る)にて、骨髄腔を洗浄した後、骨に付着する柔組織を
よく取り除いて培養に用いた。試験化合物は、一旦ジメ
チルスルホキサイドに溶解し、10mg/mlの溶液を調
製し、これを培養液で1000倍に希釈し、10μg/
mlの溶液を得た。試験化合物を添加した培養液1.2
mlを用いて、ICRマウス大腿骨を24穴プレートに
て6日間5%炭酸ガス、95%空気の条件下にて培養を
行ない、培養終了後に培養上清を回収し、培養上清中に
遊離したカルシウム量を、オルトクレゾールフタレイン
を用いるキレート法により定量した。試験化合物の骨吸
収抑制作用は、試験化合物未添加の場合の大腿骨の培養
を対照として、以下の式により求めた。
【式1】 なお、本実験は各群4例で実施した。また、対照群に
は、試験化合物を添加した場合と同量のジメチルスルホ
キサイドのみを加えて培養を行なった。結果を第1表に
示す。 本発明の一般式(I)および(I’)の化合物およびそ
の医薬上許容されうる塩は、そのままもしくは薬学的に
許容されうる担体、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、
増量剤、希釈剤、溶解補助剤などと混合し、常法に従い
調剤することにより、錠剤、散剤、顆粒剤、丸剤、カプ
セル剤、シロップ剤、注射剤、軟膏剤、坐剤などの種々
の製剤として患者に投与できる。投与量は投与対象、投
与ルート、症状などにより異なるが、通常成人一日当た
り経口投与で1〜1000mg、また経鼻、静脈、直腸
投与で0.1〜100mgが適当であり、これを1回ま
たは数回に分けて投与することができる。
【0017】製剤処方例 本発明の化合物5mgを含有する錠剤は、次の処方によ
り調製することができる。 実施例1の化合物 5mg 結晶セルロース 65mg コーンスターチ 25mg タルク 4mg ステアリン酸マグネシウム 1mg 全 量 100mg 上記組成を十分に混合し、造粒後、乾燥し打錠機にて1
錠100mgの錠剤とする。
【0018】
【実施例】本発明をさらに詳述するために以下に参考例
および実施例ならびに製造例をあげるが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0019】参考例1 2−メルカプトニコチン酸10gおよび炭酸カリウム1
7.8gを水100mlに溶解し、0℃でフェナシルク
ロライド13.9gをテトラヒドロフラン50mlに溶解
し、滴下した。0℃で5時間撹拌後、反応液をトルエン
で2度洗浄し、水層を酢酸酸性にした。析出した結晶を
濾取後、エタノールで再結晶し、黄色結晶の2−フェナ
シルチオニコチン酸11.4gを得た。融点168〜1
73℃
【0020】参考例2 2−フェナシルチオニコチン酸 11.4gをピリジン60
mlに溶解し、0℃でp−トルエンスルホニルクロライ
ド9.5gを加え、2時間撹拌した。メタノール1.6
gをピリジン5mlに溶解し、0℃で1時間かけて滴下
した。0℃で2時間撹拌した後、反応液に水200ml
を加えた。析出した結晶をエタノールで再結晶し、白色
結晶のメチル 2−フェナシルチオニコチネート4.7
gを得た。融点91〜92℃
【0021】参考例3 メチル 2−ヒドロキシ−6−イソプロピルニコチネー
ト2.0gをN,N−ジメチルホルムアミド40mlに
溶解し、0℃でカリウム第3級ブトキサイド1.4gを
加えた。室温で1時間撹拌後、フェナシルクロライドを
加え、2時間撹拌した。反応液に水100mlを加え、
トルエン50mlで3回抽出した。トルエン層を飽和食
塩水で洗浄後、乾燥し濃縮した。得られた結晶をイソプ
ロピルエーテルで再結晶し、白色結晶のメチル 6−イ
ソプロピル−2−フェナシルオキシニコチネート1.2
gを得た。融点93〜94℃
【0022】実施例1 2−フェナシルチオニコチン酸6.7gをポリリン酸6
7gに加え、100℃で30分間撹拌した。反応液を水
に注ぎ、析出した結晶を濾取後、メタノールから再結晶
し、黄色結晶の2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ
〔2,3−b〕ピリジン2.9gを得た。融点115〜
116℃
【0023】実施例2 2−フェナシルチオニコチン酸を用いる代わりに2−
(4−ヒドロキシフェナシルチオ)ニコチン酸を用いる
以外は、実施例1と同様にして3−ヒドロキシ−2−
(4−ヒドロキシベンゾイル)チエノ〔2,3−b〕ピ
リジンを得た。融点290℃(分解)
【0024】実施例3 2−フェナシルチオニコチン酸を用いる代わりに6−イ
ソプロピル−2−フェナシルチオニコチン酸を用いる以
外は、実施例1と同様にして2−ベンゾイル−3−ヒド
ロキシ−6−イソプロピルチエノ〔2,3−b〕ピリジ
ンを得た。融点69〜71℃
【0025】実施例42−フェナシルニコチン酸を用い
る代わりに2−(4−(1−カルバモイルエ チル)フェナシル)チオニコチン酸を用いる以外は、実
施例1と同様にして2−メチル−4' −(3−ヒドロキ
シチエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボニル)フ
ェニルアセトアミドを得た。融点180〜182℃
【0026】実施例5 2−フェナシルチオニコチン酸を用いる代わりに2−
(2,4−ジフルオロフェナシルチオ)ニコチン酸を用
いる以外は、実施例1と同様にして2−(2,4−ジフ
ルオロベンゾイル)−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−
b〕ピリジンを得た。融点194〜196℃
【0027】実施例6 2−フェナシルチオニコチン酸を用いる代わりに2−
(4−(1−カルボキシエチル)フェナシルチオ)ニコ
チン酸を用いる以外は、実施例1と同様にして2−(4
−(3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン−2
−カルボニル)フェニル)プロピオン酸を得た。融点1
64〜165℃
【0028】実施例7 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
3.0gをメタノール30mlに溶解し、2規定ナトリ
ウムメトキサイドのメタノール溶液6.0mlを加え、
室温で1時間撹拌した。反応液に水30mlを加え、酢
酸酸性にした。析出した結晶を濾取後、エタノールで再
結晶し、黄色結晶の2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−
6−メチルチエノ〔2,3−b〕ピリジン1.9gを得
た。融点103〜105℃
【0029】実施例8 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(3,5−ジ第3級ブチル
−4−ヒドロキシフェナシルチオ)ニコチネートを用い
る以外は、実施例7と同様にして2−(3,5−ジ第3
級ブチル−4−ヒドロキシベンゾイル)−3−ヒドロキ
シチエノ〔2,3−b〕ピリジンを得た。融点212〜
214℃
【0030】実施例9 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(4−イソプロポキシフェ
ナシルチオ)ニコチネートを用いる以外は、実施例7と
同様にして3−ヒドロキシ−2−(4−イソプロポキシ
ベンゾイル)チエノ〔2,3−b〕ピリジンを得た。融
点96〜98℃
【0031】実施例10 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル6−イソプロピル−2−フェナ
シルオキシニコチネートを用いる以外は、実施例7と同
様にして2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−6−イソプ
ロピルフロ〔2,3−b〕ピリジンを得た。融点83〜
85℃
【0032】実施例11 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕
ピリジン0.9gおよびピリジン0.3gをメチレンク
ロライド50mlに溶解し、氷冷下アセチルクロライド
0.3gを滴下し、氷冷下3時間攪拌した。反応終了
後、反応液を水洗し、乾燥して、溶媒を留去した。残留
した結晶をエタノールにて精製すると、3−アセトキシ
−2−ベンゾイルチエノ〔2,3−b〕ピリジンを得
た。融点124〜125℃
【0033】以下、同様にして次の化合物を合成するこ
とができる。 (12) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ〔3,2
−c〕ピリジン (13) 2−ベンゾイル−3,5−ジヒドロキシチエノ
〔2,3−b〕ピリジン (14) 2−ベンゾイル−3,6−ジヒドロキシチエノ
〔2,3−b〕ピリジン (15) 2−ベンゾイル−5−クロロ−3−ヒドロキシチ
エノ〔2,3−b〕ピリジン (16) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−5−メトキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン (17) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−6−メトキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン (18) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−6−フェニル
チエノ〔2,3−b〕ピリジン (19) 2−ベンゾイル−5−シアノ−3−ヒドロキシチ
エノ〔2,3−b〕ピリジン (20) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3
−b〕ピリジン−5−カルボン酸
【0034】(21) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシ−
4,6−ジメチルチエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点
139℃ (22) メチル 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ
〔2,3−b〕ピリジン−5−カルボキシレート (23) 2−ベンゾイル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3
−b〕キノリン、融点193〜194℃ (24) 3−ヒドロキシ−2−(3−フェニルプロピオニ
ル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン (25) 2−シンナモイル−3−ヒドロキシチエノ〔2,
3−b〕ピリジン (26) 3−ヒドロキシ−2−(3−フェニルプロピオロ
イル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン (27) 2−アセチル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−
b〕ピリジン (28) 2−(4−クロロベンゾイル)−3−ヒドロキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点172〜174℃ (29) 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルチオベンゾイ
ル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン (30) 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルスルフィニル
ベンゾイル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン
【0035】(31) 3−ヒドロキシ−2−(4−メチル
スルホニルベンゾイル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン (32) 3−ヒドロキシ−2−(4−ニトロベンゾイル)
チエノ〔2,3−b〕ピリジン・1/2水和物、融点2
07〜209℃ (33) 3−ヒドロキシ−2−(2−ナフトイル)チエノ
〔2,3−b〕ピリジン、融点147〜148℃ (34) 3−ヒドロキシ−2−(3−テノイル)チエノ
〔2,3−b〕ピリジン、融点182〜184℃ (35) 3−ヒドロキシ−2−(2−フロイル)チエノ
〔2,3−b〕ピリジン、融点161〜162℃ (36) 3−ヒドロキシ−2−ニコチノイルチエノ〔2,
3−b〕ピリジン (37) 3−ヒドロキシ−2−(2−チアゾリルカルボニ
ル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン (38) 2−(4−シアノベンゾイル)−3−ヒドロキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点205〜207℃ (39) 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルベンゾイル)
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点155〜157℃ (40) 2−(4−ブロモベンゾイル)−3−ヒドロキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点165〜167℃
【0036】(41) 2−(3−クロロベンゾイル)−3
−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点11
8〜121℃ (42) 2−(4−フルオロベンゾイル)−3−ヒドロキ
シチエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点149〜151
℃ (43) 2−(2−クロロベンゾイル)−3−ヒドロキシ
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点155〜158℃ (44) 3−アセトキシ−2−(4−フルオロベンゾイ
ル)チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点106〜10
7℃ (45) 3−アセトキシ−2−(4−メチルベンゾイル)
チエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点105〜106℃ (46) 3−アセトキシ−2−ベンゾイル−6−メチルチ
エノ〔2,3−b〕ピリジン、融点95〜97℃ (47) 3−アセトキシ−2−ベンゾイル−6−ブロモメ
チルチエノ〔2,3−b〕ピリジン、融点136〜13
9℃
【0037】製造例1 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(フェニルカルバモイルメ
チルチオ)ニコチネートを用いる以外は、実施例7と同
様にしてN−フェニル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3
−b〕ピリジン−2−カルボキサミドを得た。融点23
6〜239℃
【0038】製造例2 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(2,4−ジフルオロフェ
ニルカルバモイルメチルチオ)ニコチネートを用いる以
外は、実施例7と同様にしてN−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリ
ジン−2−カルボキサミドを得た。融点251〜254
【0039】製造例3 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(2,4−ジフルオロフェ
ニルカルバモイルメチルチオ)−6−イソプロピルニコ
チネートを用いる以外は、実施例7と同様にしてN−
(2,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−6
−イソプロピルチエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カ
ルボキサミドを得た。融点224〜229℃
【0040】製造例4 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(2,4−ジフルオロフェ
ニルカルバモイルメチルチオ)−6−メチルニコチネー
トを用いる以外は、実施例7と同様にしてN−(2,4
−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−6−メチル
チエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボキサミドを
得た。融点274〜278℃
【0041】製造例5 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(2,6−ジメチルフェニ
ルカルバモイルメチルチオ)ニコチネートを用いる以外
は、実施例7と同様にしてN−(2,6−ジメチルフェ
ニル)−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン
−2−カルボキサミドを得た。融点210〜212℃
【0042】製造例6 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(3−クロロフェニルカル
バモイルメチルチオ)ニコチネートを用いる以外は、実
施例7と同様にしてN−(3−クロロフェニル)−3−
ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン−2−カルボ
キサミドを得た。融点249℃(分解)
【0043】製造例7 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(3−トリフルオロメチル
フェニルカルバモイルメチルチオ)ニコチネートを用い
る以外は、実施例7と同様にしてN−(3−トリフルオ
ロメチルフェニル)−3−ヒドロキシチエノ〔2,3−
b〕ピリジン−2−カルボキサミドを得た。融点223
〜224℃
【0044】製造例8 メチル 6−メチル−2−フェナシルチオニコチネート
を用いる代わりにメチル2−(ヘキシルカルバモイルメ
チルチオ)ニコチネートを用いる以外は、実施例7と同
様にしてN−ヘキシル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3
−b〕ピリジン−2−カルボキサミドを得た。融点11
6〜118℃
【0045】製造例9 メチル 3−ヒドロキシチエノ〔2,3−b〕ピリジン
−2−カルボキシレート4.2gをエチレングリコール
20mlに溶解し、ベンジルアミン4.4gを加え、1
30℃で2時間撹拌した。反応液に水酸化ナトリウム水
溶液を加え、トルエンで洗浄した。水層を酢酸酸性に
し、析出した結晶を濾取後、メタノールで再結晶し、黄
色結晶のN−ベンジル−3−ヒドロキシチエノ〔2,3
−b〕ピリジン−2−カルボキサミド1.2gを得た。
融点164〜165℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 雄策 埼玉県入間市小谷田3丁目7番25号 吉富 製薬株式会社東京研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、 【化2】 はピリジン環を示し、X1 ,X2 は同一または異なって
    水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
    水酸基、シアノ基、ハロアルキル基、カルボキシル基、
    アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基ま
    たは置換基を有してもよいフェニル基を示すか、または
    1 およびX2 は互いに結合してベンゼン環を形成する
    基を、Yは硫黄原子または酸素原子を、Z’は単結合、
    アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン)を、R
    1 は水素原子またはアシル基を、R2 は水素原子、アル
    キル基、置換基を有してもよいアラルキル基、置換基を
    有してもよい芳香環または複素芳香環を示す。)により
    表わされるピリジン化合物またはその医薬上許容される
    塩。
  2. 【請求項2】 一般式 【化3】 (式中、 【化4】 はピリジン環を示し、X1 ,X2 は同一または異なって
    水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
    水酸基、シアノ基、ハロアルキル基、カルボキシル基、
    アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基ま
    たは置換基を有してもよいフェニル基を示すか、または
    1 およびX2 は互いに結合してベンゼン環を形成する
    基を、Yは硫黄原子または酸素原子を、Zは単結合、ア
    ルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンまたはNR
    3 (R3 は水素原子、アルキル基、アシル基または置換
    基を有していてもよいアラルキル基を示す。)を、R1
    は水素原子またはアシル基を、R2 は水素原子、アルキ
    ル基、置換基を有してもよいアラルキル基、置換基を有
    してもよい芳香環または複素芳香環を示す。)により表
    わされるピリジン化合物またはその医薬上許容される塩
    を有効成分とすることを特徴とする骨粗鬆症治療薬。
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