JPH0549722U - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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JPH0549722U
JPH0549722U JP10912291U JP10912291U JPH0549722U JP H0549722 U JPH0549722 U JP H0549722U JP 10912291 U JP10912291 U JP 10912291U JP 10912291 U JP10912291 U JP 10912291U JP H0549722 U JPH0549722 U JP H0549722U
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JP
Japan
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conveyor belt
protrusions
protrusion
belt
longitudinal direction
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Pending
Application number
JP10912291U
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Inventor
隆 池野
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物を確実に搬送でき、しかも搬送方向と直
交する方向に確実に荷降ろしでき、例えば郵便小包の仕
分け作業に好適な、コンベヤベルトを提供する。 【構成】 コンベヤベルト1の搬送面側に、長手方向に
連続する複数の突起条3がベルト1の幅方向に間隔をあ
けて形成され、各突起条3に対しベルト1の幅方向のス
リット4が、突起条3の長手方向に一定の間隔で入れら
れ、多数の突起部5に分割されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、郵便物や郵便小包などの主として小荷物を搬送するとともに、搬 送途中で搬送方向と直交する方向に移動させて荷降ろしするためのベルトコンベ ヤ用のコンベヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記した用途には、従来、表面(搬送面)全体が平坦なコンベヤベルトが一般 に使用されている。
【0003】 そのほか、特開昭59−178238号公報に記載のコンベヤベルトがある。 このコンベヤベルトは、その搬送面側に多数のピン状突起を形成した構造からな る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したコンベヤベルトのうち前者は、搬送面全体が平坦なため、ベルト表面 をゴムなどの摩擦係数の高い材料で形成すると、搬送方向と直交する方向に移動 させる際に荷物が滑りにくくなり、思うように荷物を降ろすことができない。一 方、ベルト表面をナイロン繊維布材などの摩擦係数の低い材料で形成すると、荷 降ろしは容易であるが、搬送時に荷物が滑り易く、確実に搬送することができな い。とくにその搬送速度を上げた場合に、そうした欠点が生じる。
【0005】 また、後者(上記公報に記載のもの)は、多数のピン状突起で荷物を支えるの で、搬送速度を上げても確実に搬送できるが、搬送方向と直交する方向に荷物を 移動させる際に多数のピン状突起で荷物の移動が阻止されるので、荷降ろしがで きなくなるおそれがある。
【0006】 この考案は上述の点に鑑みなされたもので、荷物を確実に搬送でき、しかも搬 送方向と直交する方向に確実に荷降ろしでき、例えば郵便小包の仕分け作業に好 適な、コンベヤベルトを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するためにこの考案のコンベヤベルトは、a)コンベヤベル トの搬送面側に、長手方向に連続する複数の突起条をベルトの幅方向に間隔をあ けて形成し、b)各突起条に対しベルトの幅方向のスリットを、突起条の長手方向 に一定の間隔で入れて多数の突起部に分割している。
【0008】 請求項2に記載のように、c)前記各突起条の根元部の両側に、長手方向に連続 する凹状の切り欠き溝を設けることが好ましい。
【0009】 請求項3に記載のように、d)前記各突起条の頂面の両側隅角部を、面取りして もよい。
【0010】 請求項4に記載のように、e)前記各突起条を形成するゴム部材内に、多数の短 繊維を突起条の高さ方向又は長手方向に配向すれば、より一層好ましい。
【0011】
【作用】
上記の構成を有するこの考案のコンベヤベルトによれば、被搬送物は多数の突 起部上に載置され、突起部で支持された状態で搬送される。このため、搬送速度 を速くしても、被搬送物がコンベヤベルト(突起部)上を滑ったりするようなこ とがない。一方、ベルトの突起部上の被搬送物に対し、プッシャー等で搬送方向 に直交する方向の押圧力を与えると、被搬送物を支持している突起部がプッシャ ー等の押圧力の方向に傾倒し、突起部の一方の角部付近が被搬送物の下面に当た るので、被搬送物に対する突起部の摩擦力が減少し、被搬送物がスムーズに移動 してコンベヤベルトの側方に降ろされる。また、コンベヤベルトの突起条には、 スリットが入れられ長手方向に一定の間隔で分割されているので、コンベヤベル トはプーリーや搬送ローラの径が小さくても、プーリーやローラに沿って屈曲し 搬送方向が確実に変更される。
【0012】 請求項2記載のコンベヤベルトでは、各突起条の根元部付近に凹状の切り欠き 溝が設けられているので、プッシャー等からの横向きの押圧力を受けた際に、被 搬送物下の突起部が押圧力の作用した方向にほとんど湾曲せず、全体的に確実に 傾倒する。
【0013】 請求項3記載のコンベヤベルトでは、被搬送物下の突起部が傾倒した際に、被 搬送物の下面に突起部の平坦な面取り部がほぼ平行に当たるので、被搬送物がス ムーズに横方向に移動する。
【0014】 請求項4記載のコンベヤベルトでは、被搬送物がプッシャー等により横向きの 押圧力を受けた際に、傾倒した突起部の面取り部から露呈する、ゴムよりも摩擦 係数の低い短繊維の端又は短繊維の側部に被搬送物の下面が当たるので、被搬送 物が一層スムーズに横方向に移動する。また被搬送物の重量が大きい場合にも、 これを支持する突起部が短繊維で補強されているので、突起部の圧縮変形が起こ りにくい。
【0015】
【実施例】
以下、この考案のコンベヤベルトの実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】 図1は本考案の第1実施例にかかるコンベヤベルトを備えたベルトコンベヤの 一部を省略した斜視図、図2(a)は図1のベルトコンベヤの荷降ろし位置を示す 断面図、図2(b)は荷降ろし状態を示す断面図である。
【0017】 図1に示すように、ベルトコンベヤAは、無端のコンベヤベルト1を一方のロ ーラ11と他方の駆動ローラ(図示せず)とに掛け渡し、駆動ローラの回転でコ ンベヤベルト1を走行させる構造からなる。
【0018】 コンベヤベルト1はゴム製で、平坦なベース部分2には、長手方向に連続する 多数本のコード2aがベルト1の幅方向に一定の間隔をあけて埋設されている。 ベース部分2の表面(搬送面)に、長手方向に連続する複数本(例えば6本)の 突起条3をベルト1の幅方向に間隔をあけて形成している。各突起条3には、ベ ルト1の幅方向(横方向)のスリット4を、突起条3の長手方向に一定の間隔で 入れて多数の突起部5に分割している。具体的な数値を挙げると、ベルト1の幅 が約1mの場合に、高さ80mm・幅65mmの6本の突起条3が、80mm程 度の間隔で形成される。前記各突起条3は、エンボス加工や研削加工などにより 形成される。なお、各突起条3にスリット4を入れて多数の突起部5に分割する 代わりに、最初から独立した突起部5を長手方向にスリット4の幅程度の間隔を あけて形成することも可能である。
【0019】 ベルトコンベヤAの所定位置(搬送終端)には、図2(a)のように、側方にプ ッシャーBが設置され、搬送されてくる荷物Cを搬送方向と直交する方向(横方 向)に押し出すように構成されている。そして、ベルト1の突起部5上に載置さ れている荷物Cを、プッシャーBで押すと、図2(b)のように荷物Cを支持して いる複数の突起部5がプッシャーBの押圧方向に傾倒し、荷物Cは突起部5上を 摺動してコンベヤベルト1の一側方(図の左側)に押し出される。
【0020】 図3は本考案の第2実施例にかかるコンベヤベルトの一部を断面で表した部分 斜視図である。本実施例のコンベヤベルト1Aは、各突起条3(すなわち各突起 部5)の、ベルト1Aの搬送面と交差する位置、つまり各突起条3の根元部の両 側に、凹状の切り欠き溝6を長手方向に連続して設けている。また、各突起部5 の頂面には、他の部位のゴム質に比べて摩擦係数の高い、軟質の板状のゴム層7 を貼着している。さらに、各突起部5の頂面の両側角部5aを面取りしている。 その他の構造については、上記実施例のコンベヤベルト1と共通している。
【0021】 本実施例のコンベヤベルト1Aによれば、図4(a)のように荷物Cは、突起部 5の頂面のゴム層7上に載置された状態で、コンベヤベルト1Aの走行に伴って 安定して搬送される。一方、突起部5上の荷物CがプッシャーBで押されると、 図4(b)のように、各突起部5のプッシャーB側の切り欠き溝6の凹状部が伸長 し、反対側の切り欠き溝6の凹状部がくっついて突起部5が確実に傾倒する。そ して、突起部5が傾倒すると、荷物Cの下面に面取り部5aが当接し、荷物Cの 下面と平行もしくはほぼ平行になるとともに、面取り部5aの摩擦係数は低いの で、荷物Cは面取り部5a上を滑るようにスムーズに移動して、コンベヤベルト 1Aの一側方へ荷降ろしされる。
【0022】 図5は本考案の第3実施例にかかるコンベヤベルトの一部を断面で表した部分 斜視図である。本実施例のコンベヤベルト1Bが、前記第2実施例のコンベヤベ ルト1Aと相違する点は、各突起条3(すなわち突起部5)内に、綿やナイロン などの多数の短繊維8を高さ方向に配向するとともに、突起部5の面取り部5a に短繊維8の端を露呈させたことである。その他の構成については、コンベヤベ ルト1Aと共通しているので、共通する部材には図3で用いた符号を付して説明 を省略する。
【0023】 そして本実施例のコンベヤベルト1Bによれば、突起部5内の短繊維8がその 上に載置される荷物Cの負荷方向に配向されているので、重い荷物Cが載置され ても突起部5の変形が小さく、また荷物CがプッシャーB(図4(b))で押され たときに、前記凹状の切り欠き溝6と相俟って、突起部5が全体的に、いいかえ れば突起部5がほとんど湾曲せずに傾倒する。さらに、突起部5が傾倒した状態 で、荷物Cの下面に面取り部5aから露呈する短繊維8の端が当接するので、荷 物CがプッシャーBの押圧方向に移動する際の、摩擦抵抗が一層低くなる。
【0024】 図6は本考案の第4実施例にかかるコンベヤベルトの一部を断面で表した部分 斜視図である。本実施例のコンベヤベルト1Cは、突起部5内に配向する短繊維 8の方向をベルト1Cの長手方向にした点だけが、第3実施例のコンベヤベルト 1Bと相違している。その他の構成については、コンベヤベルト1Bと共通して いるので、共通する部材には図5で用いた符号を付して説明を省略する。また、 作用効果も、重い荷物Cが載置されたときにも突起部5の圧縮変形が小さく、プ ッシャーBで荷物Cが押されて突起部5が傾倒した状態で、荷物Cの下面に面取 り部5aから露呈する短繊維8の側部が当接し、摩擦抵抗が一層低くなるなど、 コンベヤベルト1Bと概ね共通している。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したことから明らかなように、この考案のコンベヤベルトには次のよ うな効果がある。
【0026】 (1) 荷物を確実に搬送でき、しかも搬送方向と直交する方向に確実に荷降ろし でき、例えば郵便小包の仕分け作業に好適である。また構造が簡単で、製造が容 易であり、製造コストも比較的安い。
【0027】 (2) 請求項2記載のコンベヤベルトでは、プッシャー等で被搬送物を横向きに 押した際に、被搬送物下の突起部が押圧力の作用した方向に、ほとんど湾曲する ことなく全体的に確実に傾倒する。
【0028】 (3) 請求項3記載のコンベヤベルトでは、突起部が傾倒した際に、被搬送物の 下面に突起部の平坦な面取り部がほぼ平行に当接するので、被搬送物を横方向に 移動して、スムーズに荷降ろしできる。
【0029】 (4) 請求項4記載のコンベヤベルトでは、被搬送物が傾倒した際に、面取り部 から露呈する短繊維の端又は短繊維の側部に被搬送物の下面が当たるので、被搬 送物が一層スムーズに横方向に移動するとともに、被搬送物の重量が大きい場合 にも、これを支持する突起部が短繊維で補強されているので、突起部の圧縮変形 が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかるコンベヤベルトを
備えたベルトコンベヤの一部を省略した斜視図である。
【図2】図2(a)は図1のベルトコンベヤの荷降ろし位
置を示す断面図、図2(b)は荷降ろし状態を示す断面図
である。
【図3】本考案の第2実施例にかかるコンベヤベルトの
一部を断面で表した部分斜視図である。
【図4】図4(a)は図3のベルトコンベヤの荷降ろし位
置を示す断面図、図4(b)は荷降ろし状態を示す断面図
である。
【図5】本考案の第3実施例にかかるコンベヤベルトの
一部を断面で表した部分斜視図である。
【図6】図6は本考案の第4実施例にかかるコンベヤベ
ルトの一部を断面で表した部分斜視図である。
【符号の説明】
1・1A・1B・1C コンベヤベルト 2 ベース部分 2a コード 3 突起条 4 スリット 5 突起部 5a 面取り部 6 凹状の切り欠き溝 7 ゴム層 8 短繊維 A ベルトコンベヤ B プッシャー C 荷物(被搬送物)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤベルトの搬送面側に、長手方向
    に連続する複数の突起条をベルトの幅方向に間隔をあけ
    て形成し、 各突起条に対しベルトの幅方向のスリットを、突起条の
    長手方向に一定の間隔で入れて多数の突起部に分割した
    ことを特徴とするコンベヤベルト。
  2. 【請求項2】 前記各突起条の根元部の両側に、長手方
    向に連続する凹状の切り欠き溝を設けた請求項1記載の
    コンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 前記各突起条の頂面の両側角部を、面取
    りした請求項1又は2記載のコンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 前記各突起条を形成するゴム部材内に、
    多数の短繊維を突起条の高さ方向又は長手方向に配向し
    た請求項3記載のコンベヤベルト。
JP10912291U 1991-12-09 1991-12-09 コンベヤベルト Pending JPH0549722U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000007120A (ja) * 1998-06-12 2000-01-11 Cml Handling Technol Spa 分別機械用のベルト

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