JPH0549544A - 自動製パン機 - Google Patents

自動製パン機

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JPH0549544A
JPH0549544A JP21835391A JP21835391A JPH0549544A JP H0549544 A JPH0549544 A JP H0549544A JP 21835391 A JP21835391 A JP 21835391A JP 21835391 A JP21835391 A JP 21835391A JP H0549544 A JPH0549544 A JP H0549544A
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JP
Japan
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temperature
baking
fuzzy inference
control
time
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JP21835391A
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JP2976607B2 (ja
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Akihisa Nakano
昭久 仲野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファジー推論により不連続だったプロセスの
間を補間し、わずかな温度変化で出来上がりに差が生じ
ないようにすることを目的とする。 【構成】 パン焼き型3の外面に当接してその温度を検
知する第1の温度検知部7と、室温を検知するための第
2の温度検知部12と、これらの温度検知部により温度
を検知してパン焼き制御を行なう制御装置11とを備
え、前記制御装置11は調理開始後の一定の時点の第1
及び第2の温度検知部の温度を検知して、これらの温度
をファジー推論の前件部としてファジー推論を行い、ね
かし時間、練り時間等の制御値を決定するファジー推論
部30を有することを特徴とする自動製パン機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用する自動
製パン機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来例の自動製パン機について説
明する。まず、本体構成に付いては本発明の図1と同一
であるので本発明実施例の図1について説明する。
【0003】1は焼成室、2はヒーター、3は着脱自在
に装着されたパン焼き型、4はモーター、5はモーター
4の動力を伝達するベルト、6はモーター4により駆動
される練り羽根、7はパン焼き型3の外面に当接してプ
ロセス判定や温度制御のためパン焼き型3の温度を検知
する第1の温度検知部、8は蓋、9はイーストを投入す
るイースト投入口、10はイースト投入口9の弁に連動
してイーストを落下させるソレノイド、11はパン焼き
の全ての制御を行う制御装置、12は制御装置11上に
あってプロセス判定のための室温検知のため制御装置1
1内に設けられた第2の温度検知部である。
【0004】このような構成の自動製パン機において、
従来の調理工程は図8に示すように室温とパン焼き型の
温度とに依って高温プロセス、中温プロセス、低温プロ
セス、低低温プロセスというように複数のプロセスに分
かれていた。
【0005】これは特に微妙な温度調節を必要とするフ
ランスパン等に於いて必要であり、スタート20後の一
定時間後のプロセス判定21の時点でパン焼き型の温度
を検知する第1の温度検知部7と室温を検知する第2の
温度検知部12との組み合わせにより図9に示す表のよ
うに検知温度に従ってプロセスが決定された。
【0006】即ち、パン焼き型の温度を検知する第1の
温度検知部7の温度を例えば30℃以上の場合、30℃
未満かつ24℃以上の場合、24℃未満の場合の3通り
に分け、室温を検知する第2の温度検知部12の温度を
30℃以上の場合、30℃未満かつ28℃以上の場合、
28℃未満の場合の3通りに分け、これらの温度の組み
合わせで図6のように9通りの場合に依って高温プロセ
ス、中温プロセス、低温プロセス、低低温プロセスの4
つのプロセスに分かれるように設定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように複
数のプロセスに分かれていると、例えば中温プロセスと
低温プロセスでのねかし時間が各々60分と20分とな
りプロセス間で制御値が不連続となっている。
【0008】このために、各プロセスの境界付近では、
温度のわずかな差によって出来上がりに差が出来る場合
があるという不都合があった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、ファジー推論により不連続だったプロセスの間を補
間し、わずかな温度変化で出来上がりに差が生じないよ
うにすることを第1の目的とする。
【0010】また、第1の温度検知部を焼成室の外面に
固定することによって構造を極めて簡単にした上で、検
知温度をファジー推論により処理することにより、パン
焼き型の温度を直接検知した場合と同様の効果を得るこ
とを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、ヒーターを有する焼成室と、
前記焼成室内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前
記パン焼き型の内底部に設けられ、モーターにより駆動
される練り羽根と、前記パン焼き型の外面に当接してそ
の温度を検知する第1の温度検知部と、室温を検知する
ための第2の温度検知部と、これらの温度検知部により
温度を検知してパン焼き制御を行なう制御装置とを備
え、前記制御装置は調理開始後の一定の時点の第1及び
第2の温度検知部の温度を検知して、これらの温度をフ
ァジー推論の前件部としてファジー推論を行い、ねかし
時間、練り時間、発酵時間、ガス抜き時間、焼成時間、
制御温度等を決定するファジー推論部を有することを特
徴とする自動製パン機によるものである。
【0012】第2の手段は、前記第1の温度検知部が焼
成室の外面に当接してなる前記自動製パン機によるもの
である。
【0013】
【作用】上記の構成により、2個の温度検知部からの温
度によりファジー推論を行い、工程制御の制御値を全て
の温度に対して連続的に決定することにより、わずかな
温度変化によって出来上がりに差が生じることなく、あ
らゆる温度条件で良質なパンが調理可能となる。
【0014】また、第2の手段によって第1の温度検知
部の取付構造が極めて簡単になる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0016】図1の構造の説明は従来の技術の項で説明
したので省略する。図2は本発明実施例のブロック図で
あり、制御装置11は第1の温度検知部7と第2の温度
検知部12との温度を入力し、ファジー推論部30に於
てファジー推論により図5に示す4つの各プロセスに対
する適合度を出力し、制御値演算部31に於て各プロセ
スの適合度によってねかし時間、練り時間、各発酵時
間、焼成時間、ガス抜きのオンオフパターン、各工程で
の制御温度等の制御値を決定し、アクチュエーター制御
部32に於てここで決定された制御値に従ってヒーター
2、モーター4、ソレノイド10を制御して調理を進行
する。
【0017】図3の(1)(2)はそれぞれ第1の温度
検知部7及び第2の温度検知部12より入力される温度
Tp及びTrのメンバーシップ関数であり、 L=温度が低い M=温度が中程度 H=温度が高い の3種類のラベルを設定する。
【0018】図4はファジールールを示すもので if(Tp=H and Tr=H) then(HP) 等、9つの場合の各プロセスへの適合度が計算される。
【0019】なお、後件部のラベルは HP=高温プロセスへの適合度 MP=中温プロセスへの適合度 LP=低温プロセスへの適合度 LLP=低低温プロセスへの適合度 の意味である。
【0020】各プロセスへの適合度が計算され、0を含
まない4つのルールから例えば次の様な結果が得られた
とすると ルール1より、HP=0.8 ルール2より、MP=0.2 ルール3より、MP=0.2 ルール4より、LP=0.2 これより HP=0.8 MP=0.2+0.2=0.4 LP=0.2 となり、これを正規化して HP=0.8/(0.8+0.4+0.2)=0.5714 MP=0.4/(0.8+0.4+0.2)=0.2857 LP=0.2/(0.8+0.4+0.2)=0.1429 これが各プロセスへの適合度であり、これを制御値演算
部31に渡して、図8のプロセス図に示す各プロセスの
制御値をこれによって加重平均することにより制御値を
決定する。
【0021】制御値には、ねかし時間、練り時間、発酵
時間等の時間の要素と、発酵工程での温度調整温度等の
温度の要素とがあるが、適合度に従って次のような計算
を行なう。
【0022】例えば、ねかし時間については HP=70分、MP=60分、LP=20分 とすると制御値Pは P=70×0.5714+60×0.2857+20×0.1429=60 となり制御値P=60分が決定される。
【0023】この様に他の制御値についても同様の計算
を行い、全ての制御値が決定される。 決定された制御
値に従ってアクチュエーター制御部32により全てのア
クチュエーターが制御され、調理が進行する。
【0024】図5は以上のようにTp及びTrによって
決定されるプロセスを表すプロセス図であり、上下方向
にパン焼き型温度Tp、前後方向に室温Tr、左右方向
に出来上りまでの時間を模式的に表わしたものである。
【0025】ここで、制御値演算部32より計算された
全ての工程の合計の時間、即ち調理開始から調理終了ま
での時間は検知温度T1、T2に関わらず常に一定とな
る。
【0026】次に図6及び図7は第1の温度検知部7を
焼成室1の外面に当接して取り付けられた第2の実施例
を示した図であり、このような構造にした場合、焼成室
1の温度からパン焼き型の温度を予測しながら工程制御
をする必要があるが、この第1の温度検知部7からの温
度入力を上記同様にファジー推論の前件部とし、Tp及
びTrのメンバーシップ関数とファジールールと4つの
プロセスの制御値を実験によって適当に決めることによ
り、第1の温度検知部7がパン焼き型3に当接して直接
温度検知する場合とほぼ同一の制御を行なわせることが
可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、2個の温度検知部からの温度によりファジー推論を
行うことにより、工程制御の制御値を全ての温度に対し
て連続的に決定するため、わずかな温度変化によって出
来上がりに差が生じることなく、また、人の勘や経験を
ファジー推論に盛り込み、あらゆる温度条件で最適な工
程制御を行い、室温に関わり無く常に良質なパンを調理
可能とするものである。
【0028】また、第1の温度検知部を焼成室の外面に
固定する構造にすることにより、取り付け構造が簡単に
なり、この温度をファジー推論で処理することにより、
パン焼き型に取り付けた場合と同様の工程制御が可能と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図
【図2】本発明の第1の実施例のブロック図
【図3】本発明の実施例の検知温度のメンバーシップ関
数を示す図
【図4】本発明の実施例のファジー推論ルールを示す説
明図
【図5】実施例の調理工程を表わすプロセス図
【図6】本発明の第2の実施例の全体構成図
【図7】本発明の第2の実施例のブロック図
【図8】従来例の調理工程を表わすプロセス図
【図9】従来例の検知温度によりプロセスを決定するこ
とを示す説明図
【符号の説明】
1 焼成室 2 ヒーター 3 パン焼き型 4 モーター 6 練り羽根 7 第1の温度検知部 11 制御装置 12 第2の温度検知部 30 ファジー推論部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーターを有する焼成室と、前記焼成室内
    に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型
    の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽
    根と、前記パン焼き型の外面に当接してその温度を検知
    する第1の温度検知部と、室温を検知するための第2の
    温度検知部と、これらの温度検知部により温度を検知し
    てパン焼き制御を行なう制御装置とを備え、前記制御装
    置は調理開始後の一定の時点の第1及び第2の温度検知
    部の温度を検知して、これらの温度をファジー推論の前
    件部としてファジー推論を行い、ねかし時間、練り時
    間、発酵時間、ガス抜き時間、焼成時間、制御温度等を
    決定するファジー推論部を有することを特徴とする自動
    製パン機。
  2. 【請求項2】第1の温度検知部が前記焼成室の外面に当
    接してなる請求項1記載の自動製パン機。
JP3218353A 1991-08-29 1991-08-29 自動製パン機 Expired - Fee Related JP2976607B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111839243A (zh) * 2020-05-11 2020-10-30 宁波方太厨具有限公司 一种食物烹饪控制方法

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