JP2976606B2 - 自動製パン機 - Google Patents

自動製パン機

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JP2976606B2
JP2976606B2 JP3213476A JP21347691A JP2976606B2 JP 2976606 B2 JP2976606 B2 JP 2976606B2 JP 3213476 A JP3213476 A JP 3213476A JP 21347691 A JP21347691 A JP 21347691A JP 2976606 B2 JP2976606 B2 JP 2976606B2
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昭久 仲野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭で使用する自動
製パン機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来例の自動製パン機について説
明する。図8に於いて、1は焼成室、2はヒーター、3
は着脱自在に装着されたパン焼き型、4はモーター、5
はモーター4の動力を伝達するベルト、6はモーター4
により駆動される練り羽根、7はパン焼き型3の外面に
当接してプロセス判定や温度調節のためパン焼き型3の
温度を検知する第1の温度検知部、8は蓋、9はイース
トを投入するイースト投入口、10はイースト投入口9
の弁に連動してイーストを落下させるソレノイド、11
はパン焼きの全ての制御を行う制御装置、12は制御装
置11上にあってパン焼き型3の温度に関係無く制御装
置11の周囲の温度を検知する第2の温度検知部であ
る。
【0003】このような構成の自動製パン機において、
従来の調理工程は図9に示すように室温とパン焼き型の
温度とに依って高温プロセス、中温プロセス、低温プロ
セス、低低温プロセスというように複数のプロセスに分
かれていた。
【0004】これは特に微妙な温度調節を必要とするフ
ランスパン等に於いて必要であり、スタート20後の一
定時間後のプロセス判定21の時点でパン焼き型の温度
を検知する第1の温度検知部7と、室温を検知する第2
の温度検知部12との組み合わせにより図10に示す表
のように検知温度に従ってプロセスが決定された。
【0005】即ち、パン焼き型の温度を検知する第1の
温度検知部7の温度を例えば30℃以上の場合、30℃
未満かつ24℃以上の場合、24℃未満の場合の3通り
に分け、室温を検知する第2の温度検知部12の温度を
30℃以上の場合、30℃未満かつ28℃以上の場合、
28℃未満の場合の3通りに分け、これらの温度の組み
合わせで図10のように9通りの場合に依って高温プロ
セス、中温プロセス、低温プロセス、低低温プロセスの
4つのプロセスに分かれるように設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように複
数のプロセスに分かれていると、例えば中温プロセスと
低温プロセスでのねかし時間が各々60分と20分とな
りプロセス間で制御値が不連続となっている。
【0007】このために、各プロセスの境界付近では、
温度のわずかな差によって出来上がりに差が出来る場合
があるという不都合があった。
【0008】また、温度検知はパン焼き型の温度と室温
を検知するために2つの温度検知部が必要であった。
【0009】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、1つの温度検知部からの複数の時点の温度を入力と
して、ファジー推論により不連続だったプロセスの間を
補間し、室温変化に対して連続的なプロセス変化とし、
わずかな温度変化で出来上がりに差が生じないようにす
ることを第1の目的とする。
【0010】また、第2の目的は、温度検知部を着脱可
能なパン焼き型に当接するようにした場合、バネ性を持
たせる等構造が複雑であったものを、焼成室の外面に当
接させて固定することにより構造を簡単にすることであ
り、このような構造でもファジー推論により処理するこ
とでパン焼き型に当接する場合とほぼ同様の工程制御が
可能となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ヒーターを有する焼成室と、前記焼成室
内に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き
型の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り
羽根と、前記パン焼き型の外面に当接してその温度を検
知する温度検知部と、前記温度検知部の温度を記憶する
記憶部と、前記温度検知部からの温度及び前記記憶部に
記憶された温度によりパン焼き制御を行なう制御装置と
を有し、前記制御装置は調理開始後の複数の時点の温度
を前記記憶部より入力して、入力された複数の温度をフ
ァジー推論の前件部としてファジー推論を行い、ねかし
時間、練り時間、発酵時間、ガス抜き時間、焼成時間、
制御温度等を決定するファジー推論部とを有し、前記温
度検知部は前記パン焼き型の外面に代えて前記焼成室の
外面に当接して温度を検知する自動製パン機とする。
【0012】
【作用】上記の構成により、1個の温度検知部からの複
数の時点の温度入力によりファジー推論を行い、工程制
御の制御値を全ての温度に対して連続的に決定すること
により、わずかな温度変化によって出来上がりに差が生
じることなく、あらゆる温度条件で良質なパンが調理可
能となる。
【0013】また、温度検知部を焼成室の外面に固定
し、ファジー推論により処理することで、温度検知部の
取付構造が極めて簡単になり、同様の調理が可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0015】図1に於いて、1は焼成室、2はヒータ
ー、3は着脱自在に装着されたパン焼き型、4はモータ
ー、5はモーター4の動力を伝達するベルト、6はモー
ター4により駆動される練り羽根、7はパン焼き型3の
外面に当接してその温度を検知する温度検知部、8は
蓋、9はイーストを投入するイースト投入口、10はイ
ースト投入口9の弁に連動してイーストを落下させるソ
レノイド、11はパン焼きの全ての制御を行う制御装置
である。
【0016】図2は本発明実施例のブロック図であり、
制御装置11は記憶部30、ファジー推論部31、制御
値演算部32、アクチュエーター制御部32からなり、
着脱自在のパン焼き型3を本体にセットした時点で温度
検知部7の温度を記憶部30に記憶し、これをT1とす
る。
【0017】練りが終了した後のプロセス判定の時点
で、再び温度検知部7の温度を検知し、これをT2とす
る。
【0018】T1はパン焼き型3を本体にセットした時
点であるので室温に近い温度となり、T2は練り終了後
であるのでパン焼き型に入れられた水や粉の温度を反映
する。
【0019】T1とT2とを共にファジー推論部31に
入力して、T1とT2をファジー推論の前件部とし、フ
ァジー推論を行い、各プロセスに対する適合度を出力
し、制御値演算部32に於て各プロセスの適合度によっ
てねかし時間、練り時間、各発酵時間、焼成時間、ガス
抜きのオンオフパターン、各工程での制御温度等の制御
値を決定し、アクチュエーター制御部32に於てここで
決定された制御値に従ってヒーター2、モーター4、ソ
レノイド10を制御して調理を進行する。
【0020】図3の(1)(2)はそれぞれ温度T2及
びT1のメンバーシップ関数であり、 L=温度が低い M=温度が中程度 H=温度が高い の3種類のラベルを設定する。
【0021】図4はファジールールを示すもので if(T1=H and T2=H) then(HP) 等、9つの場合の各プロセスへの適合度が計算される。
【0022】なお、後件部のラベルは HP=高温プロセスへの適合度 MP=中温プロセスへの適合度 LP=低温プロセスへの適合度 LLP=低低温プロセスへの適合度 の意味である。
【0023】各プロセスへの適合度が計算され、0を含
まない4つのルールから例えば次の様な結果が得られた
とする ルール1より、HP=0.8 ルール2より、MP=0.2 ルール3より、MP=0.2 ルール4より、LP=0.2 これより HP=0.8 MP=0.2+0.2=0.4 LP=0.2 となり、これを正規化して HP=0.8/(0.8+0.4+0.2)=0.5714 MP=0.4/(0.8+0.4+0.2)=0.2857 LP=0.2/(0.8+0.4+0.2)=0.1429 これが各プロセスへの適合度であり、これを制御値演算
部31に渡して、図9のプロセス図に示す各プロセスの
制御値をこれによって加重平均することにより制御値を
決定する。
【0024】制御値には、ねかし時間、練り時間、発酵
時間等の時間の要素と、発酵工程での温度調整温度等の
温度の要素とがあるが、適合度に従って次のような計算
を行なう。
【0025】例えば、ねかし時間については HP=70分、MP=60分、LP=20分 とすると制御値Pは P=70×0.5714+60×0.2857+20×0.1429=60 となり制御値P=60分が決定される。
【0026】この様に他の制御値についても同様の計算
を行い、全ての制御値が決定される。 決定された制御
値に従ってアクチュエーター制御部33により全てのア
クチュエーターが制御され、調理が進行する。
【0027】図5は以上のようにT1及びT2によって
決定されるプロセスを表すプロセス図であり、上下方向
にパン焼き型温度T2、前後方向に室温T1r、左右方
向に出来上りまでの時間を表わしたものである。
【0028】ここで、制御値演算部32より計算された
全ての工程の合計の時間、即ち調理開始から調理終了ま
での時間は検知温度T1、T2に関わらず常に一定とな
る。
【0029】次に、図6及び図7は温度検知部7が焼成
室1の外面に当接して取り付けられた第2の実施例を示
すもので、このような構造にした場合、焼成室1の温度
からパン焼き型の温度を予測しながら工程制御をする必
要があるが、T1、T2のメンバーシップ関数とファジ
ールールと4つのプロセスの制御値を実験により適当に
決めることにより、第1の実施例とほぼ同一の工程制御
が可能となる。
【0030】また、この第2の実施例ではT1の温度検
知を調理開始直後にしてもほぼ室温を検知することがで
きる。
【0031】また、これらの実施例では、検知温度をT
1、T2の2つとしたが、このT1、T2に調理開始直
後やプロセス判定の数秒前の温度をファジー推論の前件
部として追加することで更に精度の良いファジー推論が
可能となる。
【0032】さらに、T1、T2に加えてT1とT2の
差を用いる方法も考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、1個の温度検知部より検知したの複数の時点の温度
によりファジー推論を行うことにより、工程制御の制御
値を全ての温度に対して連続的に決定するため、わずか
な温度変化によって出来上がりに差が生じることなく、
また、人の勘や経験をファジー推論に盛り込み、あらゆ
る温度条件で最適な工程制御を行い、室温に関わり無く
常に良質なパンを調理可能とするものである。
【0034】また、温度検知部を焼成室の外面に固定す
る構造にすることにより、取り付け構造が簡単になり、
この温度をファジー推論で処理することにより、パン焼
き型に取り付けた場合と同様の工程制御が可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図
【図2】本発明の第1の実施例のブロック図
【図3】本発明の実施例の検知温度のメンバーシップ関
数を示す図
【図4】本発明の実施例のファジー推論ルールを示す説
明図
【図5】実施例の調理工程を表わすプロセス図
【図6】本発明の第2の実施例の全体構成図
【図7】本発明の第2の実施例のブロック図
【図8】従来例の全体構成図
【図9】従来例の調理工程を表わすプロセス図
【図10】従来例の検知温度によりプロセスを決定する
ことを示す説明図
【符号の説明】
1 焼成室 2 ヒーター 3 パン焼き型 4 モーター 6 練り羽根 7 温度検知部 11 制御装置 30 記憶部 31 ファジー推論部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒーターを有する焼成室と、前記焼成室内
    に着脱自在に装着しうるパン焼き型と、前記パン焼き型
    の内底部に設けられ、モーターにより駆動される練り羽
    根と、前記パン焼き型の外面に当接してその温度を検知
    する温度検知部と、前記温度検知部の温度を記憶する記
    憶部と、前記温度検知部からの温度及び前記記憶部に記
    憶された温度によりパン焼き制御を行なう制御装置と
    有し、前記制御装置は調理開始後の複数の時点の温度を
    前記記憶部より入力して、入力された複数の温度をファ
    ジー推論の前件部としてファジー推論を行い、ねかし時
    間、練り時間、発酵時間、ガス抜き時間、焼成時間、制
    御温度等を決定するファジー推論部とを有し、前記温度
    検知部は前記パン焼き型の外面に代えて前記焼成室の外
    面に当接して温度を検知する自動製パン機。
JP3213476A 1991-08-26 1991-08-26 自動製パン機 Expired - Fee Related JP2976606B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110154214A (zh) * 2019-05-16 2019-08-23 中国电建集团铁路建设有限公司 管片生产智能蒸养控制系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110154214A (zh) * 2019-05-16 2019-08-23 中国电建集团铁路建设有限公司 管片生产智能蒸养控制系统

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