JPH0549432A - 食品添加剤 - Google Patents
食品添加剤Info
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- JPH0549432A JPH0549432A JP3237292A JP23729291A JPH0549432A JP H0549432 A JPH0549432 A JP H0549432A JP 3237292 A JP3237292 A JP 3237292A JP 23729291 A JP23729291 A JP 23729291A JP H0549432 A JPH0549432 A JP H0549432A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 体内に存在するアンジオテイシン１に作用し
て血圧上昇機能を有するアンジオテイシン２に変換する
酵素であるアンジオテンシン変換酵素の機能を安定して
阻害することのできる食品添加剤を提供する。 【構成】 粉末状の豆又はハーブから水によって抽出し
て得られた抽出液が用いられていることを特徴とする。
て血圧上昇機能を有するアンジオテイシン２に変換する
酵素であるアンジオテンシン変換酵素の機能を安定して
阻害することのできる食品添加剤を提供する。 【構成】 粉末状の豆又はハーブから水によって抽出し
て得られた抽出液が用いられていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は食品添加剤に関し、更に
詳細には血圧降下機能を有する食品添加剤に関する。
詳細には血圧降下機能を有する食品添加剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】人間の体内内には、アンジオテイシン１
(Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe-His-Leu）なる物質
が存在していることが知られている。この物質は、この
ままでは不活性であるが、アンジオテンシン変換酵素
（ＡＣＥ；Angiotensin Converting Enzyme ) によって
末端のHis-Leu が切断されてアンジオテイシン２(Asp-A
rg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe) となる。かかるアンジオ
テイシン２は、血管収縮やアルドステロンの分泌等を促
して血圧上昇をもたらす。従って、アンジオテイシン１
を活性化する酵素であるＡＣＥの活性を阻害することが
できれば、血圧降下を図ることができる。
(Asp-Arg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe-His-Leu）なる物質
が存在していることが知られている。この物質は、この
ままでは不活性であるが、アンジオテンシン変換酵素
（ＡＣＥ；Angiotensin Converting Enzyme ) によって
末端のHis-Leu が切断されてアンジオテイシン２(Asp-A
rg-Val-Tyr-Ile-His-Pro-Phe) となる。かかるアンジオ
テイシン２は、血管収縮やアルドステロンの分泌等を促
して血圧上昇をもたらす。従って、アンジオテイシン１
を活性化する酵素であるＡＣＥの活性を阻害することが
できれば、血圧降下を図ることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トウモロコ
シ中に含有されている蛋白質を基にして化学合成された
物質には、ＡＣＥ活性阻害機能を有することが判明して
いる。しかし、化学合成した物質は食品添加剤としては
使用できないため、トウモロコシ等に含有されている蛋
白質を出発原料として酵素分解等によって同様な機能を
有する物質を形成することが研究されている。唯、酵素
分解反応は、反応を行う温度やｐＨ等の条件によって大
きく影響されるため、最終的に得られる物質のＡＣＥ活
性阻害機能のバラツキが大きい。そこで、本発明の目的
は、体内に存在するアンジオテイシン１に作用して血圧
上昇機能を有するアンジオテイシン２に変換する酵素で
あるＡＣＥの機能を安定して阻害することのできる食品
添加剤を提供することにある。
シ中に含有されている蛋白質を基にして化学合成された
物質には、ＡＣＥ活性阻害機能を有することが判明して
いる。しかし、化学合成した物質は食品添加剤としては
使用できないため、トウモロコシ等に含有されている蛋
白質を出発原料として酵素分解等によって同様な機能を
有する物質を形成することが研究されている。唯、酵素
分解反応は、反応を行う温度やｐＨ等の条件によって大
きく影響されるため、最終的に得られる物質のＡＣＥ活
性阻害機能のバラツキが大きい。そこで、本発明の目的
は、体内に存在するアンジオテイシン１に作用して血圧
上昇機能を有するアンジオテイシン２に変換する酵素で
あるＡＣＥの機能を安定して阻害することのできる食品
添加剤を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記目的
を達成すべく検討を重ねた結果、乾燥させて粉末状とし
たベニバナインゲンの種子を水抽出して得られた抽出液
が高度のＡＣＥ活性阻害機能を奏することを見い出し、
本発明に到達した。即ち、本発明は、粉末状の豆又はハ
ーブから水によって抽出して得られた抽出液が用いられ
ていることを特徴とする食品添加剤にある。かかる構成
の本発明において、豆又はハーブ１重量部（乾燥重量）
に対して加える抽出水量が５０重量部以下であること、
或いは豆又はハーブがベニバナインゲンの種子、アップ
ルゼラニウムの葉、又はナスタチウムの花であること
が、得られる抽出液が高度のＡＣＥ活性阻害機能を呈す
ることができる。
を達成すべく検討を重ねた結果、乾燥させて粉末状とし
たベニバナインゲンの種子を水抽出して得られた抽出液
が高度のＡＣＥ活性阻害機能を奏することを見い出し、
本発明に到達した。即ち、本発明は、粉末状の豆又はハ
ーブから水によって抽出して得られた抽出液が用いられ
ていることを特徴とする食品添加剤にある。かかる構成
の本発明において、豆又はハーブ１重量部（乾燥重量）
に対して加える抽出水量が５０重量部以下であること、
或いは豆又はハーブがベニバナインゲンの種子、アップ
ルゼラニウムの葉、又はナスタチウムの花であること
が、得られる抽出液が高度のＡＣＥ活性阻害機能を呈す
ることができる。
【０００５】
【作用】本発明において使用される抽出液は、酵素分解
反応等を何等施しておらず、温度やｐＨ等の影響を受け
難いため、抽出液は安定したＡＣＥ活性阻害機能を呈す
ることができる。また、かかる抽出液は、粉末状の豆又
はハーブの水抽出溶液であって、合成等によって生成し
たものではなく、そのまま食品添加剤として使用するこ
とができる。このため、ＡＣＥ活性阻害機能を有する食
品添加剤が添加された食品を継続して摂取することがで
き、体内に存在するアンジオテイシン１のアンジオテイ
シン２への変換を継続して阻害することができる。
反応等を何等施しておらず、温度やｐＨ等の影響を受け
難いため、抽出液は安定したＡＣＥ活性阻害機能を呈す
ることができる。また、かかる抽出液は、粉末状の豆又
はハーブの水抽出溶液であって、合成等によって生成し
たものではなく、そのまま食品添加剤として使用するこ
とができる。このため、ＡＣＥ活性阻害機能を有する食
品添加剤が添加された食品を継続して摂取することがで
き、体内に存在するアンジオテイシン１のアンジオテイ
シン２への変換を継続して阻害することができる。
【０００６】
【発明の概要】本発明の食品添加剤には、粉末状の豆又
はハーブから水によって抽出して得られた抽出液が用い
られていることが大切である。本発明において、抽出に
用いる豆としてベニバナインゲンの種子を用いることに
よって、或いはハーブとしてアップルゼラニウムの葉又
はナスタチウムの花を用いることによって、得られる抽
出液が高度のＡＣＥ活性阻害機能を呈することができ
る。これら豆又はハーブは、乾燥した後に粉末にして抽
出に供することが好ましい。
はハーブから水によって抽出して得られた抽出液が用い
られていることが大切である。本発明において、抽出に
用いる豆としてベニバナインゲンの種子を用いることに
よって、或いはハーブとしてアップルゼラニウムの葉又
はナスタチウムの花を用いることによって、得られる抽
出液が高度のＡＣＥ活性阻害機能を呈することができ
る。これら豆又はハーブは、乾燥した後に粉末にして抽
出に供することが好ましい。
【０００７】また、抽出用の溶媒としては、水を用いる
ことが必要である。かかる水は、蒸留水であってもよ
く、冷水又は熱水であってもよい。ここで、抽出を水以
外の他の溶媒、例えばエタノールで行うと、得られる抽
出溶液は充分なＡＣＥ活性阻害機能を呈することができ
ない。この様な豆又はハーブと水との比率は、豆又はハ
ーブ１重量部（乾燥重量）に対して水を５０重量部以
下、特に３０〜５０重量部とすることが、高度のＡＣＥ
活性阻害機能を呈する抽出液を得るために好ましい。
ことが必要である。かかる水は、蒸留水であってもよ
く、冷水又は熱水であってもよい。ここで、抽出を水以
外の他の溶媒、例えばエタノールで行うと、得られる抽
出溶液は充分なＡＣＥ活性阻害機能を呈することができ
ない。この様な豆又はハーブと水との比率は、豆又はハ
ーブ１重量部（乾燥重量）に対して水を５０重量部以
下、特に３０〜５０重量部とすることが、高度のＡＣＥ
活性阻害機能を呈する抽出液を得るために好ましい。
【０００８】粉末状の豆又はハーブの水抽出は、任意の
方法で行うことができ、例えば攪拌機付きの容器に粉末
状の豆又はハーブと所定量の水とを投入した後、攪拌し
て両者を接触させることによって抽出することができ
る。また、粉末状の豆又はハーブを充填したカラムを立
設し、カラムの上端から所定量の水を滴下してもよい。
この場合、カラムの下端から流出した抽出液を再度カラ
ムの上端から滴下することが好ましい。この様に粉末状
の豆又はハーブと水とを接触させて抽出する抽出時間
は、約１時間程度で充分である。
方法で行うことができ、例えば攪拌機付きの容器に粉末
状の豆又はハーブと所定量の水とを投入した後、攪拌し
て両者を接触させることによって抽出することができ
る。また、粉末状の豆又はハーブを充填したカラムを立
設し、カラムの上端から所定量の水を滴下してもよい。
この場合、カラムの下端から流出した抽出液を再度カラ
ムの上端から滴下することが好ましい。この様に粉末状
の豆又はハーブと水とを接触させて抽出する抽出時間
は、約１時間程度で充分である。
【０００９】抽出が完了した水と粉末状の豆又はハーブ
との混合液は、ロ過等によって固・液分離し得られた溶
液を必要に応じて濃縮等を施す。濃縮した抽出溶液を更
に減圧濃縮して固形物としてもよい。得られた抽出溶液
又は固形物は、原料が豆又はハーブと水だけであり且つ
触媒等の添加物を加えることなく抽出したものであるた
め、そのまま食品添加剤として使用することができる。
尚、かかる食品添加剤中には、食品添加剤として許容さ
れている他の添加剤が含有されていてもよい。
との混合液は、ロ過等によって固・液分離し得られた溶
液を必要に応じて濃縮等を施す。濃縮した抽出溶液を更
に減圧濃縮して固形物としてもよい。得られた抽出溶液
又は固形物は、原料が豆又はハーブと水だけであり且つ
触媒等の添加物を加えることなく抽出したものであるた
め、そのまま食品添加剤として使用することができる。
尚、かかる食品添加剤中には、食品添加剤として許容さ
れている他の添加剤が含有されていてもよい。
【００１０】
【実施例】本発明を実施例によって更に詳細に説明する
が、先ず本実施例において使用したＡＣＥ酵素液、ＡＣ
Ｅ活性阻害機能試験、及びＡＣＥ活性阻害率（ACT)の計
算について説明する。 （１）ＡＣＥ酵素液 ウサギ肺のアセトンパウダー１ｇ当たり５０mmolリン酸
緩衝液(pH8.36)１０mml で抽出し（４℃、２４時間）、
遠心分離して上澄み液を用いた。
が、先ず本実施例において使用したＡＣＥ酵素液、ＡＣ
Ｅ活性阻害機能試験、及びＡＣＥ活性阻害率（ACT)の計
算について説明する。 （１）ＡＣＥ酵素液 ウサギ肺のアセトンパウダー１ｇ当たり５０mmolリン酸
緩衝液(pH8.36)１０mml で抽出し（４℃、２４時間）、
遠心分離して上澄み液を用いた。
【００１１】（２）ＡＣＥ活性阻害機能試験 基質として、Hippury-His-Leu(C6H5CONHCH2CO-His-Leu)
を用い、ブランク及び被試験物質を溶かした反応液を調
整した。調整したブランク及び反応液の組成を下記に示
す。 被試験溶液 ブランク 100mM リン酸カリウム緩衝液(pH8.36) 250 μl 250 μl ３Ｍ塩化ナトリウム水溶液 50 50 50mM Hippury-His-Leu50％MeOH溶液 50 50 蒸留水 50 100 被試験物質水溶液 50 被試験溶液及びブランクの各々にＡＣＥ酵素液５０μｌ
を加えて反応させ（37℃、45分) 、１Ｎ HCl溶液５００
μｌを加えＡＣＥを失活させた後、３ｍｌの酢酸エチル
を加えてHippury-His-Leu の分解生成物である馬尿酸(C
6H5CONHCH2CO2H) を抽出する。次いで、遠心分離機で分
離した後、酢酸エチル層１ｍｌを採取して減圧濃縮し、
残液を蒸留水３ｍｌに溶解して測定液とした。
を用い、ブランク及び被試験物質を溶かした反応液を調
整した。調整したブランク及び反応液の組成を下記に示
す。 被試験溶液 ブランク 100mM リン酸カリウム緩衝液(pH8.36) 250 μl 250 μl ３Ｍ塩化ナトリウム水溶液 50 50 50mM Hippury-His-Leu50％MeOH溶液 50 50 蒸留水 50 100 被試験物質水溶液 50 被試験溶液及びブランクの各々にＡＣＥ酵素液５０μｌ
を加えて反応させ（37℃、45分) 、１Ｎ HCl溶液５００
μｌを加えＡＣＥを失活させた後、３ｍｌの酢酸エチル
を加えてHippury-His-Leu の分解生成物である馬尿酸(C
6H5CONHCH2CO2H) を抽出する。次いで、遠心分離機で分
離した後、酢酸エチル層１ｍｌを採取して減圧濃縮し、
残液を蒸留水３ｍｌに溶解して測定液とした。
【００１２】（３）ＡＣＥ活性阻害率（ACT) ＡＣＥ活性阻害率（ACT)の計算は、測定溶液の２２８ｎ
ｍの紫外線吸収値を求め、下記式から計算した。 ACT（％）＝〔｛(BR2-BR1)-(SM2-SM1) ｝／(BR2-BR1) 〕×１００ 但し、SM1;酵素反応前の被試験溶液の紫外吸収値 BR1;酵素反応前のブランク溶液の紫外吸収値 SM2;酵素反応後の被試験溶液の紫外吸収値 BR2;酵素反応後のブランク溶液の紫外吸収値 ＡＣＥ活性阻害率（ACT)が４０％以上のものを合格とし
た。
ｍの紫外線吸収値を求め、下記式から計算した。 ACT（％）＝〔｛(BR2-BR1)-(SM2-SM1) ｝／(BR2-BR1) 〕×１００ 但し、SM1;酵素反応前の被試験溶液の紫外吸収値 BR1;酵素反応前のブランク溶液の紫外吸収値 SM2;酵素反応後の被試験溶液の紫外吸収値 BR2;酵素反応後のブランク溶液の紫外吸収値 ＡＣＥ活性阻害率（ACT)が４０％以上のものを合格とし
た。
【００１３】実施例１ 乾燥したベニバナインゲンの種子を粉砕して得られた粉
末１ｇと室温（２５℃）の所定量の蒸留水とを攪拌機付
きビーカーに投入し、１ｈｒ攪拌してからロ過した。得
られた抽出液のＡＣＥ活性阻害機能試験を行なって、下
記に示す結果を得た。 蒸留水量（ml） ＡＣＥ活性阻害率（ACT) ３０ ７０．６％ ５０ ４１．６％ いずれの抽出液も良好なＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
特に、蒸留水量が３０mlの水準が優れたＡＣＥ活性阻害
機能を呈することができる。
末１ｇと室温（２５℃）の所定量の蒸留水とを攪拌機付
きビーカーに投入し、１ｈｒ攪拌してからロ過した。得
られた抽出液のＡＣＥ活性阻害機能試験を行なって、下
記に示す結果を得た。 蒸留水量（ml） ＡＣＥ活性阻害率（ACT) ３０ ７０．６％ ５０ ４１．６％ いずれの抽出液も良好なＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
特に、蒸留水量が３０mlの水準が優れたＡＣＥ活性阻害
機能を呈することができる。
【００１４】実施例２ 実施例１において、蒸留水の温度を下記の如く変更し且
つ蒸留水量を３０mlとした他は実施例１と同様にして抽
出液を得た。得られた抽出液のＡＣＥ活性阻害機能試験
の結果を下記に示す。 蒸留水温度（℃） ＡＣＥ活性阻害率（ACT) ３０ ６７．６％ ５０ ５３．３％ １００ ６６．４％ 蒸留水の温度を変更しても得られた抽出液は優れたＡＣ
Ｅ活性阻害機能を呈する。この様に本実施例において
は、抽出温度が変化しても優れたＡＣＥ活性阻害率（AC
T)を呈する抽出液を得ることができる。
つ蒸留水量を３０mlとした他は実施例１と同様にして抽
出液を得た。得られた抽出液のＡＣＥ活性阻害機能試験
の結果を下記に示す。 蒸留水温度（℃） ＡＣＥ活性阻害率（ACT) ３０ ６７．６％ ５０ ５３．３％ １００ ６６．４％ 蒸留水の温度を変更しても得られた抽出液は優れたＡＣ
Ｅ活性阻害機能を呈する。この様に本実施例において
は、抽出温度が変化しても優れたＡＣＥ活性阻害率（AC
T)を呈する抽出液を得ることができる。
【００１５】実施例３ 実施例１において、攪拌時間を２４ｈｒとし且つ蒸留水
量を３０mlとした他は実施例１と同様にして抽出液を得
た。得られた抽出液は、ＡＣＥ活性阻害率（ACT)が６８
％であって、優れたＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
量を３０mlとした他は実施例１と同様にして抽出液を得
た。得られた抽出液は、ＡＣＥ活性阻害率（ACT)が６８
％であって、優れたＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
【００１６】実施例４ 実施例１において、ベニバナインゲンの種子に変えて下
記のハーブを用い且つ蒸留水量を３０mlとした他は実施
例１と同様にして抽出液を得た。得られた抽出液のＡＣ
Ｅ活性阻害機能試験の結果を下記に示す。 ハーブの種類 ＡＣＥ活性阻害率（ACT) アップルゼラニウムの葉 ７１％ ナスタチウムの赤花 ５９％ ナスタチウムの黄花 ６１％ ペパーミントの葉 ４４％ いずれの抽出液も良好なＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
特に、アップルゼラニウムの葉及びナスタチウムの花か
ら抽出した抽出液は、優れたＡＣＥ活性阻害機能を呈す
る。
記のハーブを用い且つ蒸留水量を３０mlとした他は実施
例１と同様にして抽出液を得た。得られた抽出液のＡＣ
Ｅ活性阻害機能試験の結果を下記に示す。 ハーブの種類 ＡＣＥ活性阻害率（ACT) アップルゼラニウムの葉 ７１％ ナスタチウムの赤花 ５９％ ナスタチウムの黄花 ６１％ ペパーミントの葉 ４４％ いずれの抽出液も良好なＡＣＥ活性阻害機能を呈する。
特に、アップルゼラニウムの葉及びナスタチウムの花か
ら抽出した抽出液は、優れたＡＣＥ活性阻害機能を呈す
る。
【００１７】比較例 市販されているハーブ精油の一種である、ペパーミント
（全草）の精油を用いてＡＣＥ活性阻害機能試験を行っ
た。この際、被試験サンプルは、精油５０μlをメター
ノール５ml、蒸留水４５mlに懸濁し、これを蒸留水で１
０００倍希釈して調整した。ペパーミント（全草）の精
油のＡＣＥ活性阻害率（ACT)は５％に過ぎず、実施例４
におけるペパーミント（葉）の抽出液に比較して、ペパ
ーミント（全草）の精油が呈するＡＣＥ活性阻害機能は
不充分なものである。
（全草）の精油を用いてＡＣＥ活性阻害機能試験を行っ
た。この際、被試験サンプルは、精油５０μlをメター
ノール５ml、蒸留水４５mlに懸濁し、これを蒸留水で１
０００倍希釈して調整した。ペパーミント（全草）の精
油のＡＣＥ活性阻害率（ACT)は５％に過ぎず、実施例４
におけるペパーミント（葉）の抽出液に比較して、ペパ
ーミント（全草）の精油が呈するＡＣＥ活性阻害機能は
不充分なものである。
【００１８】
【発明の効果】本発明において含有される抽出液は、豆
又はハーブから水によって抽出されたものであり、何等
の合成もなされておらず食品添加剤として使用すること
ができる。また、かかる抽出液は良好なＡＣＥ活性阻害
機能を呈するため、本発明の食品添加剤は血圧降下機能
を呈することができる。このため、本発明の食品添加剤
が添加された食品を継続して摂取することによって、成
人病である高血圧症の治療に役立つことが期待される。
又はハーブから水によって抽出されたものであり、何等
の合成もなされておらず食品添加剤として使用すること
ができる。また、かかる抽出液は良好なＡＣＥ活性阻害
機能を呈するため、本発明の食品添加剤は血圧降下機能
を呈することができる。このため、本発明の食品添加剤
が添加された食品を継続して摂取することによって、成
人病である高血圧症の治療に役立つことが期待される。
Claims (3)
- 【請求項１】 粉末状の豆又はハーブから水によって抽
出して得られた抽出液が用いられていることを特徴とす
る食品添加剤。 - 【請求項２】 豆又はハーブ１重量部（乾燥重量）に対
して加える抽出水量が５０重量部以下である請求項１記
載の食品添加剤。 - 【請求項３】 豆又はハーブが、ベニバナインゲンの種
子、アップルゼラニウムの葉、又はナスタチウムの花で
ある請求項１又は請求項２記載の食品添加剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237292A JP2505330B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 食品添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237292A JP2505330B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 食品添加剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549432A true JPH0549432A (ja) | 1993-03-02 |
| JP2505330B2 JP2505330B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=17013213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3237292A Expired - Fee Related JP2505330B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 食品添加剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2505330B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2806623A1 (fr) * | 2000-03-23 | 2001-09-28 | Silab Sa | Procede d'extraction d'un principe actif a partir de capucines, notamment pour le traitement de la pigmentation, principe actif obtenu, compositions cosmetiques obtenues |
| KR20020036981A (ko) * | 2002-03-19 | 2002-05-17 | 송경빈 | 산국 꽃잎의 열수 추출물로부터 저분자량엔지오텐신전환효소 저해제의 제조방법 |
| WO2005082391A1 (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Kaneka Corporation | ヒトβ３アドレナリン受容体アゴニスト剤 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62107753A (ja) * | 1985-11-06 | 1987-05-19 | Eitetsu Ishiyama | モロヘイヤの有効成分を添加した食料品 |
| JPS62257344A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 | Tetsuyoshi Fukuoka | ハ−ブ混合緑茶 |
| JPH01175941A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-12 | Nonogawa Shoji:Kk | 機能性食品 |
| JPH04261122A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-17 | Wakamoto Pharmaceut Co Ltd | 豆科植物種子中に含まれるアンジオテンシン変換酵素活性阻害物 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP3237292A patent/JP2505330B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| FR2806623A1 (fr) * | 2000-03-23 | 2001-09-28 | Silab Sa | Procede d'extraction d'un principe actif a partir de capucines, notamment pour le traitement de la pigmentation, principe actif obtenu, compositions cosmetiques obtenues |
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| WO2005082391A1 (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-09 | Kaneka Corporation | ヒトβ３アドレナリン受容体アゴニスト剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2505330B2 (ja) | 1996-06-05 |
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