JPH0549376B2 - - Google Patents
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- JPH0549376B2 JPH0549376B2 JP62253722A JP25372287A JPH0549376B2 JP H0549376 B2 JPH0549376 B2 JP H0549376B2 JP 62253722 A JP62253722 A JP 62253722A JP 25372287 A JP25372287 A JP 25372287A JP H0549376 B2 JPH0549376 B2 JP H0549376B2
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- Japan
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- roll
- ring
- bearing arm
- mandrel
- pressure roll
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 19
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 16
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 11
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はリング状製品の成形装置に関するも
ので、更に詳細には、互いに対峙する一対のロー
ル間に介在されて延伸成形されるトラツク、バス
あるいは乗用車等のように幅が広くかつ傾斜面を
持つ車両用ホイールリム等のリング状製品の成形
装置に関するものである。
ので、更に詳細には、互いに対峙する一対のロー
ル間に介在されて延伸成形されるトラツク、バス
あるいは乗用車等のように幅が広くかつ傾斜面を
持つ車両用ホイールリム等のリング状製品の成形
装置に関するものである。
[従来の技術]
一般に、この種のリング状製品はプレス加工、
スピニング加工あるいはリングロール加工と称せ
られる方法にて成形されている。この内、上記リ
ングロール加工は、一般に互いに対峙する駆動ロ
ールと加圧ロールとの間にリング状素材を介在さ
せ、リング状素材をこの素材の内側の駆動ロール
にて回転させた状態で、加圧ロールを漸近して素
材の外周面に当接させながら延伸成形する方法と
して知られている。この種のリングロール加工を
行う成形装置は、第8図aに示すように、基盤a
上に立設する一対のフレームb,c間にマンドレ
ルロールdを回転自在に支持すると共に、一方の
フレームbの上部に加圧ロールeを漸近移動可能
に支持する構造のもので、第8図bに示すよう
に、圧延時の圧下力の反力を両フレームb,cに
て支えるいわゆる下支えの剛性の小さい構造であ
る。
スピニング加工あるいはリングロール加工と称せ
られる方法にて成形されている。この内、上記リ
ングロール加工は、一般に互いに対峙する駆動ロ
ールと加圧ロールとの間にリング状素材を介在さ
せ、リング状素材をこの素材の内側の駆動ロール
にて回転させた状態で、加圧ロールを漸近して素
材の外周面に当接させながら延伸成形する方法と
して知られている。この種のリングロール加工を
行う成形装置は、第8図aに示すように、基盤a
上に立設する一対のフレームb,c間にマンドレ
ルロールdを回転自在に支持すると共に、一方の
フレームbの上部に加圧ロールeを漸近移動可能
に支持する構造のもので、第8図bに示すよう
に、圧延時の圧下力の反力を両フレームb,cに
て支えるいわゆる下支えの剛性の小さい構造であ
る。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来の成形装置においては、圧
延時の圧下力の反力をコの字形のフレームb,c
にて支える構造であるため、ロールスパンが増大
したり圧下力が増加すると、フレームb,cの撓
みが大きくなり、第8図bに想像線で示すよう
に、フレームbの上部が変形して、ロールd,e
間の平行度が悪化し、リング状素材の肉厚が不均
一になるという問題があつた。
延時の圧下力の反力をコの字形のフレームb,c
にて支える構造であるため、ロールスパンが増大
したり圧下力が増加すると、フレームb,cの撓
みが大きくなり、第8図bに想像線で示すよう
に、フレームbの上部が変形して、ロールd,e
間の平行度が悪化し、リング状素材の肉厚が不均
一になるという問題があつた。
また、特に、車両用ホイールのような左右に幅
広い大型のものになると、成形用圧下荷重が数十
トンにもなるので、圧下荷重が大きくなると、機
械本体を強固にすると共に、ロール軸及び軸受等
もそれに耐えられるように太いものにしなければ
ならない。しかも、機構的に加圧ロールeとマン
ドレルロールdとの間隔は軸受ケースが干渉する
ため一定以下にならず、そのためには通常加圧ロ
ールeの直径を大きく(数十cm)する必要があ
る。したがつて、この加圧ロールeをロール平行
度の微調整に使用すると、加圧ロールeの調整量
が小さくても加圧ロールeの直径が大きいので、
ロール端部の移動量は大きくなり、ロールd,e
間の端部に延伸されない部分が生じたり、製品形
状によつては過度の延伸がなされる場合があり、
調整が困難であるという問題もある。
広い大型のものになると、成形用圧下荷重が数十
トンにもなるので、圧下荷重が大きくなると、機
械本体を強固にすると共に、ロール軸及び軸受等
もそれに耐えられるように太いものにしなければ
ならない。しかも、機構的に加圧ロールeとマン
ドレルロールdとの間隔は軸受ケースが干渉する
ため一定以下にならず、そのためには通常加圧ロ
ールeの直径を大きく(数十cm)する必要があ
る。したがつて、この加圧ロールeをロール平行
度の微調整に使用すると、加圧ロールeの調整量
が小さくても加圧ロールeの直径が大きいので、
ロール端部の移動量は大きくなり、ロールd,e
間の端部に延伸されない部分が生じたり、製品形
状によつては過度の延伸がなされる場合があり、
調整が困難であるという問題もある。
[問題点を解決するための手段]
この発明は上記問題を解決することを企図して
なされたもので、上記技術的課題を解決するため
に、フレーム撓みが生じないロール支持構造にす
ると共に、加圧ロールに比較して小径のマンドレ
ルロールを位置調整可能に形成して、リング状素
材の延伸成形を均一に行えるようにしたことを特
徴とするリング状製品の成形装置を提供しようと
するものである。
なされたもので、上記技術的課題を解決するため
に、フレーム撓みが生じないロール支持構造にす
ると共に、加圧ロールに比較して小径のマンドレ
ルロールを位置調整可能に形成して、リング状素
材の延伸成形を均一に行えるようにしたことを特
徴とするリング状製品の成形装置を提供しようと
するものである。
すなわち、この発明は、互いに対峙すると共
に、一方のロールが他方のロールに向つて漸近移
動する2つのロール間にリング状素材を介在させ
てリング状素材を延伸成形するリング状製品の成
形装置において、基盤上に立設されるフレームの
上部又は側部から垂直方向に回転可能に配設され
る軸受アームを開閉自在に保持する軸受アーム開
閉手段と、上記フレームと軸受アームとの間にて
延伸方向に回転自在にかつ垂直又は水平方向に変
位可能に支持されるマンドレルロールと、このマ
ンドレルロールと共働して圧延する加圧ロール
と、上記リング状素材の外径寸法変位を検出する
検出手段と、この検出手段により検出されたデー
タを比較する制御手段と、この制御手段からの信
号により上記軸受アームを介して上記マンドレル
ロールの一側を上記加圧ロールに対して接離方向
に位置調整する位置調整操作部とで構成して成る
ことを特徴とするリング状製品の成形装置を提供
しようとするものである。
に、一方のロールが他方のロールに向つて漸近移
動する2つのロール間にリング状素材を介在させ
てリング状素材を延伸成形するリング状製品の成
形装置において、基盤上に立設されるフレームの
上部又は側部から垂直方向に回転可能に配設され
る軸受アームを開閉自在に保持する軸受アーム開
閉手段と、上記フレームと軸受アームとの間にて
延伸方向に回転自在にかつ垂直又は水平方向に変
位可能に支持されるマンドレルロールと、このマ
ンドレルロールと共働して圧延する加圧ロール
と、上記リング状素材の外径寸法変位を検出する
検出手段と、この検出手段により検出されたデー
タを比較する制御手段と、この制御手段からの信
号により上記軸受アームを介して上記マンドレル
ロールの一側を上記加圧ロールに対して接離方向
に位置調整する位置調整操作部とで構成して成る
ことを特徴とするリング状製品の成形装置を提供
しようとするものである。
この発明において、位置調整操作部は軸受アー
ムを介してマンドレルロールの一側を加圧ロール
に対して接離方向に位置調整可能移動するもので
あれば任意のものであつてもよいが、好ましくは
軸受アームの支点軸上の偏心位置から突設された
リフトアームと、フレーム上に垂直方向に回転可
能に枢支されると共にそのピストンロツドがリフ
トアームに枢着されるパワーシリンダとで構成す
る方がよい。
ムを介してマンドレルロールの一側を加圧ロール
に対して接離方向に位置調整可能移動するもので
あれば任意のものであつてもよいが、好ましくは
軸受アームの支点軸上の偏心位置から突設された
リフトアームと、フレーム上に垂直方向に回転可
能に枢支されると共にそのピストンロツドがリフ
トアームに枢着されるパワーシリンダとで構成す
る方がよい。
また、上記軸受アーム開閉手段は軸受アームが
マンドレルロールを支持する位置と、リング状素
材を取付け・取外し位置に待機させる開閉機能を
有するものであれば任意の機構であつてもよい
が、好ましくはフレーム上に垂直又は水平方向に
回転可能に枢支されると共にそのピストンロツド
が軸受アームの上部又は側部に枢着される移動軸
受用シリンダにて構成する方がよい。
マンドレルロールを支持する位置と、リング状素
材を取付け・取外し位置に待機させる開閉機能を
有するものであれば任意の機構であつてもよい
が、好ましくはフレーム上に垂直又は水平方向に
回転可能に枢支されると共にそのピストンロツド
が軸受アームの上部又は側部に枢着される移動軸
受用シリンダにて構成する方がよい。
上記加圧ロールとマンドレルロールの回転駆動
は一方のロールを駆動源にて回転駆動するもので
あつてもよいが、好ましくは加圧ロールに、この
加圧ロールの漸近移動に追従する伝達機構を介し
て駆動源を連結した駆動機構とする方がよい。こ
の場合、伝達機構としてはユニバーサルジヨイン
ト機構やチエーン、ベルトあるいは歯車伝動機構
等がある。
は一方のロールを駆動源にて回転駆動するもので
あつてもよいが、好ましくは加圧ロールに、この
加圧ロールの漸近移動に追従する伝達機構を介し
て駆動源を連結した駆動機構とする方がよい。こ
の場合、伝達機構としてはユニバーサルジヨイン
ト機構やチエーン、ベルトあるいは歯車伝動機構
等がある。
また、上記マンドレルロールは加圧ロールの回
転にリング状素材を介して追従して回転するの
で、駆動部は不要であるが始動時の回転性を考慮
した場合には、マンドレルロールに始動時にのみ
回転駆動を伝達するマンドレル駆動源を連結する
方が好ましい。
転にリング状素材を介して追従して回転するの
で、駆動部は不要であるが始動時の回転性を考慮
した場合には、マンドレルロールに始動時にのみ
回転駆動を伝達するマンドレル駆動源を連結する
方が好ましい。
加えて、加圧ロールとマンドレルロールとが水
平方向に漸近移動する形式のものにおいては、加
圧ロールとマンドレルロールとの共働によつてリ
ング状素材を水平状態に保持することもできる
が、好ましくはリング状素材の水平保持を司る支
持手段を設ける方がよい。
平方向に漸近移動する形式のものにおいては、加
圧ロールとマンドレルロールとの共働によつてリ
ング状素材を水平状態に保持することもできる
が、好ましくはリング状素材の水平保持を司る支
持手段を設ける方がよい。
[作用]
上記技術的手段は次のように作用する。
互いに対峙する一対のロール間に介在されるリ
ング状素材を延伸成形しつつ回転させた状態にお
いて、検出手段にてリング状素材の外径寸法が検
出されると共に比較され、両者の値の差が許容範
囲外になつた時に制御部から位置調整操作部に信
号が送られて、マンドレルロールの一側が加圧ロ
ールに対して接離方向に位置調整されると共に、
両ロールの平行度が調整され、リング状素材の幅
方向の肉厚が均一に成形される。
ング状素材を延伸成形しつつ回転させた状態にお
いて、検出手段にてリング状素材の外径寸法が検
出されると共に比較され、両者の値の差が許容範
囲外になつた時に制御部から位置調整操作部に信
号が送られて、マンドレルロールの一側が加圧ロ
ールに対して接離方向に位置調整されると共に、
両ロールの平行度が調整され、リング状素材の幅
方向の肉厚が均一に成形される。
[実施例]
以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
説明する。
◎ 第一実施例
第1図はこの発明のリング状製品の成形装置を
示す正面図、第2図はその側面図を示すもので、
垂直方向に加圧ロールとマンドレルロールを対峙
させた場合である。
示す正面図、第2図はその側面図を示すもので、
垂直方向に加圧ロールとマンドレルロールを対峙
させた場合である。
この発明の成形装置は、基盤10上に立設され
るフレーム12の上部から側方に向つて突設され
たシリンダブラケツト14に装着される加圧ロー
ル昇降シリンダ16にて昇降可能に支持される回
転可能な加圧ロール18と、シリンダブラケツト
14に枢支される軸受アーム20の下端部とフレ
ーム12との間に軸受部22,22を介して回転
自在に支持されると共に軸受アーム20により位
置調整可能に支持されるマンドレルロール24
と、垂直方向において対峙する上記加圧ロール1
8とマドレルロール24との間に介在されるリン
グ状素材Aの外径寸法を検出すべく素材Aの左右
の下端部に追従当接する2つの外径検出装置2
6,26から成る検出手段28と、検出手段28
からのデータを比較演算する制御部30と、この
制御部30からの信号を受けて上記マンドレルロ
ール24の位置調整を司る位置調整操作部32
と、上記軸受アーム20の開閉移動を司る軸受ア
ーム開閉手段39と、上記加圧ロール18に回転
駆動を伝達する駆動モータ34とで主要部が構成
されている。
るフレーム12の上部から側方に向つて突設され
たシリンダブラケツト14に装着される加圧ロー
ル昇降シリンダ16にて昇降可能に支持される回
転可能な加圧ロール18と、シリンダブラケツト
14に枢支される軸受アーム20の下端部とフレ
ーム12との間に軸受部22,22を介して回転
自在に支持されると共に軸受アーム20により位
置調整可能に支持されるマンドレルロール24
と、垂直方向において対峙する上記加圧ロール1
8とマドレルロール24との間に介在されるリン
グ状素材Aの外径寸法を検出すべく素材Aの左右
の下端部に追従当接する2つの外径検出装置2
6,26から成る検出手段28と、検出手段28
からのデータを比較演算する制御部30と、この
制御部30からの信号を受けて上記マンドレルロ
ール24の位置調整を司る位置調整操作部32
と、上記軸受アーム20の開閉移動を司る軸受ア
ーム開閉手段39と、上記加圧ロール18に回転
駆動を伝達する駆動モータ34とで主要部が構成
されている。
上記加圧ロール18は、フレーム12の垂直面
に設けられたガイド11に沿つて摺動する加圧ロ
ールケース13内に配設されており、そして、こ
の加圧ロール18の回転を司る加圧ロール軸15
にユニバーサルジヨイント17及び減速機19を
介して駆動モータ34の出力側が連結されてい
る。
に設けられたガイド11に沿つて摺動する加圧ロ
ールケース13内に配設されており、そして、こ
の加圧ロール18の回転を司る加圧ロール軸15
にユニバーサルジヨイント17及び減速機19を
介して駆動モータ34の出力側が連結されてい
る。
一方、上記マンドレルロール24は、第3図及
び第4図に示すように、フレーム12及び軸受ア
ーム20に対して回転可能に枢着される軸受部2
2,22にて支持されるマンドレルロール軸24
aに装着されている。この場合、軸受部22は、
ピン21をもつてフレーム12又は軸受アーム2
0に枢支される軸受ケーシング23内にベアリン
グ25を介して回転自在に内在されるテーパスリ
ーブ27を有しており、このテーパスリーブ27
内にマンドレルロール軸24aの端部に形成され
たテーパ部24bが嵌挿されている。また、マン
ドレルロール軸24aはフレーム12側において
押え板29と固定ボルト29a及び29bによつ
てテーパスリーブ27と連結され、また、軸受ア
ーム20側においてテーパスリーブ27とは係脱
可能に嵌合されている。
び第4図に示すように、フレーム12及び軸受ア
ーム20に対して回転可能に枢着される軸受部2
2,22にて支持されるマンドレルロール軸24
aに装着されている。この場合、軸受部22は、
ピン21をもつてフレーム12又は軸受アーム2
0に枢支される軸受ケーシング23内にベアリン
グ25を介して回転自在に内在されるテーパスリ
ーブ27を有しており、このテーパスリーブ27
内にマンドレルロール軸24aの端部に形成され
たテーパ部24bが嵌挿されている。また、マン
ドレルロール軸24aはフレーム12側において
押え板29と固定ボルト29a及び29bによつ
てテーパスリーブ27と連結され、また、軸受ア
ーム20側においてテーパスリーブ27とは係脱
可能に嵌合されている。
上記軸受アーム20は、シリンダブラケツト1
4に枢着される支点軸36によつて垂直方向に回
転可能に軸支されており、その上端部には上記フ
レーム12の上端面に配設された軸受アーム開閉
手段39が連結されている。この軸受アーム開閉
手段39は、フレーム12の上端面に立設された
移動軸受シリンダ用ブラケツト31にピン33を
もつて揺動可能に支持される油圧式の移動軸受用
シリンダ38のピストンロツド38aをジヨイン
トピン38bを介して軸受アーム20の上部に枢
着した構造となつており、移動軸受用シリンダ3
8の伸縮動作によつて軸受アーム20が成形時の
使用位置とリング状素材Aの取付け・取外し時の
不使用位置とに開閉されるようになつている。ま
た、軸受アーム20の下端部には、マンドレルロ
ール軸24aに係脱可能に連結するマンドレルロ
ール軸駆動用モータ35がラチエツト機構37を
介して装着されている。
4に枢着される支点軸36によつて垂直方向に回
転可能に軸支されており、その上端部には上記フ
レーム12の上端面に配設された軸受アーム開閉
手段39が連結されている。この軸受アーム開閉
手段39は、フレーム12の上端面に立設された
移動軸受シリンダ用ブラケツト31にピン33を
もつて揺動可能に支持される油圧式の移動軸受用
シリンダ38のピストンロツド38aをジヨイン
トピン38bを介して軸受アーム20の上部に枢
着した構造となつており、移動軸受用シリンダ3
8の伸縮動作によつて軸受アーム20が成形時の
使用位置とリング状素材Aの取付け・取外し時の
不使用位置とに開閉されるようになつている。ま
た、軸受アーム20の下端部には、マンドレルロ
ール軸24aに係脱可能に連結するマンドレルロ
ール軸駆動用モータ35がラチエツト機構37を
介して装着されている。
一方、上記位置調整操作部32は、上記支点軸
36の同軸上に形成される偏心部(図示せず)か
ら上方に向つて突設されるリフトアーム40と、
このリフトアーム40の回転を司る油圧式のパワ
ーシリンダ42とで構成されている。この場合、
パワーシリンダ42は、上記フレーム12の上端
面に立設されたパワーシリンダ用ブラケツト41
にピン43をもつて揺動可能に支持され、ピスト
ンロツド42aがジヨイントピン42bを介して
リフトアーム40の上端部に連結されている。し
たがつて、パワーシリンダ42の伸縮動作によつ
てリフトアーム40が回転すると、リフトアーム
40と偏心部とにおける「てこの原理」によつて
軸受アーム20が垂直方向に移動し得るようにな
つている。ここで、リフトアーム40の支点軸3
6とパワーシリンダ42の枢支部との距離を50mm
とし、偏心部の偏心量を1mmとすると、パワーシ
リンダ42のピストンロツド42aが50mm移動す
るのに対し、軸受アーム20が1mm移動して、マ
ンドレルロール24の位置調整が行えるようにな
つている。なお、パワーシリンダ42はモータ4
4の回転を直線運動に変える機構(図示せず)を
有すると共に、その伸縮移動量を正確にすべく台
形ねじ(図示せず)を使用している。
36の同軸上に形成される偏心部(図示せず)か
ら上方に向つて突設されるリフトアーム40と、
このリフトアーム40の回転を司る油圧式のパワ
ーシリンダ42とで構成されている。この場合、
パワーシリンダ42は、上記フレーム12の上端
面に立設されたパワーシリンダ用ブラケツト41
にピン43をもつて揺動可能に支持され、ピスト
ンロツド42aがジヨイントピン42bを介して
リフトアーム40の上端部に連結されている。し
たがつて、パワーシリンダ42の伸縮動作によつ
てリフトアーム40が回転すると、リフトアーム
40と偏心部とにおける「てこの原理」によつて
軸受アーム20が垂直方向に移動し得るようにな
つている。ここで、リフトアーム40の支点軸3
6とパワーシリンダ42の枢支部との距離を50mm
とし、偏心部の偏心量を1mmとすると、パワーシ
リンダ42のピストンロツド42aが50mm移動す
るのに対し、軸受アーム20が1mm移動して、マ
ンドレルロール24の位置調整が行えるようにな
つている。なお、パワーシリンダ42はモータ4
4の回転を直線運動に変える機構(図示せず)を
有すると共に、その伸縮移動量を正確にすべく台
形ねじ(図示せず)を使用している。
したがつて、この発明の成形装置は、第7図a
に示すように、フレーム12の上部とフレーム1
2及び軸受アーム20とでそれぞれ加圧ロール1
8とマンドレルロール24を支持する構造で、概
略的には第7図bに示すようなフレーム12、軸
受アーム20及びマンドレルロール24とで作ら
れる枠の中で加工を行う構造すなわち荷重を付与
する側で支持する剛性の大きい構造とすることが
できる。
に示すように、フレーム12の上部とフレーム1
2及び軸受アーム20とでそれぞれ加圧ロール1
8とマンドレルロール24を支持する構造で、概
略的には第7図bに示すようなフレーム12、軸
受アーム20及びマンドレルロール24とで作ら
れる枠の中で加工を行う構造すなわち荷重を付与
する側で支持する剛性の大きい構造とすることが
できる。
なお、上記マンドレルロール24の両側方のフ
レーム12の側部にはリング状素材Aの水平及び
垂直方向の振れを防止する一対の側方支持ロール
50,50が径の変化に追従可能に配設されてい
る。
レーム12の側部にはリング状素材Aの水平及び
垂直方向の振れを防止する一対の側方支持ロール
50,50が径の変化に追従可能に配設されてい
る。
一方、上記検出手段28は、上記加圧ロール1
8とマンドレルロール24との間に介在されて延
伸成形されるリング状素材Aの下端両側の検出位
置に当接される検出ロール26aと、この検出ロ
ール26aを回転可能に支承する一対のブラケツ
ト26b,26bとを立設する支持板26cと、
この支持板26cを垂直方向に移動可能に支持す
る垂直移動シリンダ26dとから成る2つの検出
装置26,26とで構成されており、上記垂直移
動シリンダ26dに所定の空気圧を付与すること
により、検出ロール26aがリング状素材Aの延
伸加工による垂直変位に追従できるようになつて
いる。このように構成される検出手段28のデー
タは制御手段である制御部30にて比較演算さ
れ、その信号が上記パワーシリンダ42のモータ
44に電気的に伝達されるようになつている。
8とマンドレルロール24との間に介在されて延
伸成形されるリング状素材Aの下端両側の検出位
置に当接される検出ロール26aと、この検出ロ
ール26aを回転可能に支承する一対のブラケツ
ト26b,26bとを立設する支持板26cと、
この支持板26cを垂直方向に移動可能に支持す
る垂直移動シリンダ26dとから成る2つの検出
装置26,26とで構成されており、上記垂直移
動シリンダ26dに所定の空気圧を付与すること
により、検出ロール26aがリング状素材Aの延
伸加工による垂直変位に追従できるようになつて
いる。このように構成される検出手段28のデー
タは制御手段である制御部30にて比較演算さ
れ、その信号が上記パワーシリンダ42のモータ
44に電気的に伝達されるようになつている。
上記のように構成されるこの発明の成形装置に
よつて、リング状製品を成形するには、まず、軸
受アーム開閉手段39の移動軸受用シリンダ38
を収縮して軸受アーム20を開放してマンドレル
ロール24にリング状素材Aを挿入した後、移動
軸受用シリンダ38を伸長して軸受アーム20を
閉じる。次に、駆動モータ34を駆動して加圧ロ
ール18を駆動すると同時に、昇降シリンダ16
を伸長して加圧ロール18を下降してマンドレル
ロール24との間でリング状素材Aの回転延伸を
行う。この際、駆動開始時にマンドレルロール軸
駆動用モータ35を駆動してラチエツト機構37
を介してマンドレルロール24を補助的に駆動す
ることにより、始動時の運転がスムースになる。
この場合、加圧ロール18の回転によるマンドレ
ルロール24の回転速度がマンドレル軸駆動用モ
ータ35による回転速度より早くなるとラチエツ
ト機構37によりモータ35からの動力は伝達せ
ずに空回りする。また、マンドレルロール軸駆動
用モータ35も図示しないタイマによつて一定時
間後停止するようになつている。
よつて、リング状製品を成形するには、まず、軸
受アーム開閉手段39の移動軸受用シリンダ38
を収縮して軸受アーム20を開放してマンドレル
ロール24にリング状素材Aを挿入した後、移動
軸受用シリンダ38を伸長して軸受アーム20を
閉じる。次に、駆動モータ34を駆動して加圧ロ
ール18を駆動すると同時に、昇降シリンダ16
を伸長して加圧ロール18を下降してマンドレル
ロール24との間でリング状素材Aの回転延伸を
行う。この際、駆動開始時にマンドレルロール軸
駆動用モータ35を駆動してラチエツト機構37
を介してマンドレルロール24を補助的に駆動す
ることにより、始動時の運転がスムースになる。
この場合、加圧ロール18の回転によるマンドレ
ルロール24の回転速度がマンドレル軸駆動用モ
ータ35による回転速度より早くなるとラチエツ
ト機構37によりモータ35からの動力は伝達せ
ずに空回りする。また、マンドレルロール軸駆動
用モータ35も図示しないタイマによつて一定時
間後停止するようになつている。
加圧ロール18とマンドレルロール24の回転
により素材Aが延伸成形される状態において、検
出手段28によつて素材Aの左右の外径寸法が検
出され、制御手段30にて比較演算されて、その
データが左右において許容差以上の変位差がある
と、その信号がパワーシリンダ42のモータ44
に伝達され、パワーシリンダ42の作動により軸
受アーム20を介してマンドレルロール24の一
側が加圧ロール18に対して接離方向に位置調整
される。例えば、第2図において、左側の外径が
大きい場合には、左側が多く圧下されているの
で、左側の加圧ロール18とマンドレルロール2
4間の寸法を広くする信号すなわち軸受アーム2
0を下げる作動が指令されて、パワーシリンダ4
2は収縮動作する。また、逆に左側の外径が小さ
い場合には、左側の加圧ロール18とマンドレル
ロール24間の寸法を狭くする信号すなわち軸受
アーム20を上げる作動が指令されて、パワーシ
リンダ42は伸長する。この場合、移動軸受アー
ム20が下へ移動した場合は、油圧力により移動
軸受用シリンダ38のピストンロツド38aが軸
受アーム20側に押圧される。また、逆に軸受ア
ーム20が上に移動した場合には、軸受アーム2
0からの圧力が移動軸受用シリンダの油圧に勝る
ので、移動軸受用シリンダ38内にピストンロツ
ド38aが引込むことになり、結局、油圧系統全
体の中で加圧力は吸収される。したがつて、軸受
アーム20及びマンドレルロール24の位置の移
動は、移動軸受用シリンダ38のピストンロツド
38aの移動と移動軸受用シリンダ38がピン3
3によつて枢着されていることによる回転角によ
つて吸収されることになる。
により素材Aが延伸成形される状態において、検
出手段28によつて素材Aの左右の外径寸法が検
出され、制御手段30にて比較演算されて、その
データが左右において許容差以上の変位差がある
と、その信号がパワーシリンダ42のモータ44
に伝達され、パワーシリンダ42の作動により軸
受アーム20を介してマンドレルロール24の一
側が加圧ロール18に対して接離方向に位置調整
される。例えば、第2図において、左側の外径が
大きい場合には、左側が多く圧下されているの
で、左側の加圧ロール18とマンドレルロール2
4間の寸法を広くする信号すなわち軸受アーム2
0を下げる作動が指令されて、パワーシリンダ4
2は収縮動作する。また、逆に左側の外径が小さ
い場合には、左側の加圧ロール18とマンドレル
ロール24間の寸法を狭くする信号すなわち軸受
アーム20を上げる作動が指令されて、パワーシ
リンダ42は伸長する。この場合、移動軸受アー
ム20が下へ移動した場合は、油圧力により移動
軸受用シリンダ38のピストンロツド38aが軸
受アーム20側に押圧される。また、逆に軸受ア
ーム20が上に移動した場合には、軸受アーム2
0からの圧力が移動軸受用シリンダの油圧に勝る
ので、移動軸受用シリンダ38内にピストンロツ
ド38aが引込むことになり、結局、油圧系統全
体の中で加圧力は吸収される。したがつて、軸受
アーム20及びマンドレルロール24の位置の移
動は、移動軸受用シリンダ38のピストンロツド
38aの移動と移動軸受用シリンダ38がピン3
3によつて枢着されていることによる回転角によ
つて吸収されることになる。
◎ 第二実施例
第5図及び第6図はこの発明の成形装置の第二
実施例を示す平面図及びその正面図で、加圧ロー
ルとマンドレルロールとを水平方向に対峙させた
場合である。すなわち、基盤10上に立設される
フレーム12の側部から上方に向つて突設された
シリンダブラケツト14に装着される加圧ロール
作動シリンダ16′にて伸縮可能に支持される加
圧ロール18を回転可能に形成し、シリンダブラ
ケツト14に枢支される軸受アーム20の自由端
部とフレーム12との間に軸受部22,22を介
してマンドレルロール24を回転自在に支持する
と共に、軸受アーム20により位置調整可能に支
持して、水平方向において対峙する上記加圧ロー
ル18とマンドレルロール24との間にリング状
素材Aを介在させて、延伸加工するようにした場
合である。この場合、リング状素材Aを水平状態
に支持する必要があるので、フレーム12の検出
手段28側下部に素材Aの下端を支持する一対の
支持ロール52,52を配設すると共に、マンド
レルロール24に関して支持ロール52,52と
直交する方向の対称位置に側方支持ロール50,
50を配設する。なおこの場合、支持ロール52
と側方支持ロール50はリング状素材Aの形状、
寸法に対応して移動調整可能に形成されている。
実施例を示す平面図及びその正面図で、加圧ロー
ルとマンドレルロールとを水平方向に対峙させた
場合である。すなわち、基盤10上に立設される
フレーム12の側部から上方に向つて突設された
シリンダブラケツト14に装着される加圧ロール
作動シリンダ16′にて伸縮可能に支持される加
圧ロール18を回転可能に形成し、シリンダブラ
ケツト14に枢支される軸受アーム20の自由端
部とフレーム12との間に軸受部22,22を介
してマンドレルロール24を回転自在に支持する
と共に、軸受アーム20により位置調整可能に支
持して、水平方向において対峙する上記加圧ロー
ル18とマンドレルロール24との間にリング状
素材Aを介在させて、延伸加工するようにした場
合である。この場合、リング状素材Aを水平状態
に支持する必要があるので、フレーム12の検出
手段28側下部に素材Aの下端を支持する一対の
支持ロール52,52を配設すると共に、マンド
レルロール24に関して支持ロール52,52と
直交する方向の対称位置に側方支持ロール50,
50を配設する。なおこの場合、支持ロール52
と側方支持ロール50はリング状素材Aの形状、
寸法に対応して移動調整可能に形成されている。
なお、第二実施例においてその他の部分は基本
的には上記第一実施例と同様であるので、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。
的には上記第一実施例と同様であるので、同一部
分には同一符号を付してその説明は省略する。
上記のようにしてリング状素材Aを成形するに
は素材Aを複数段階に分けてリング状製品を成形
するのである。例えば、外径=192mm、肉厚=
11.5mm、長さ=254mmのリング状素材Aを、呼び
径=406.4mm、幅=203.2mmの製品に仕上げるに
は、以下のようにして成形する。
は素材Aを複数段階に分けてリング状製品を成形
するのである。例えば、外径=192mm、肉厚=
11.5mm、長さ=254mmのリング状素材Aを、呼び
径=406.4mm、幅=203.2mmの製品に仕上げるに
は、以下のようにして成形する。
第1段階:外径を約300mmに成形する。
第2段階:外径を約380mmに成形する。
第3段階(最終段階):外径=406.4mmに仕上げ
る。
る。
この場合、加圧ロール18の作動圧100Kgf/
cm2で成形したところ、左側の径が大きくなる傾向
にあり、左側の径が右側より0.2mm以上大きくな
つた状態で、加圧ロール18の圧下を停止しつつ
軸受アーム20を0.05mm下げて加圧ロール18と
マンドレルロール24との左側のギヤツプを広
げ、両者の差が0.2mm以下になつた時点で加圧ロ
ール18の圧下を継続して成形を行つた。
cm2で成形したところ、左側の径が大きくなる傾向
にあり、左側の径が右側より0.2mm以上大きくな
つた状態で、加圧ロール18の圧下を停止しつつ
軸受アーム20を0.05mm下げて加圧ロール18と
マンドレルロール24との左側のギヤツプを広
げ、両者の差が0.2mm以下になつた時点で加圧ロ
ール18の圧下を継続して成形を行つた。
[発明の効果]
以上に説明したように、この発明の成形装置に
よれば、基盤上に立設されるフレームの上部又は
側部から垂直又は水平方向に回転可能に配設され
る軸受アームを開閉自在に保持する軸受アーム開
閉手段と、フレームと軸受アームとの間にて延伸
方向に回転自在にかつ垂直又は水平方向に変位可
能に支持されるマンドレルロールと、このマンド
レルロールの上方において漸近移動する加圧ロー
ルと、リング状素材の外径寸法変位を検出する検
出手段と、この検出手段により検出されたデータ
を比較する制御手段と、この制御手段からの信号
により上記軸受アームを介してマンドレルロール
の一側を加圧ロールに対して接離方向に位置調整
する位置調整操作部とで構成して成るため、以下
のような効果が得られる。
よれば、基盤上に立設されるフレームの上部又は
側部から垂直又は水平方向に回転可能に配設され
る軸受アームを開閉自在に保持する軸受アーム開
閉手段と、フレームと軸受アームとの間にて延伸
方向に回転自在にかつ垂直又は水平方向に変位可
能に支持されるマンドレルロールと、このマンド
レルロールの上方において漸近移動する加圧ロー
ルと、リング状素材の外径寸法変位を検出する検
出手段と、この検出手段により検出されたデータ
を比較する制御手段と、この制御手段からの信号
により上記軸受アームを介してマンドレルロール
の一側を加圧ロールに対して接離方向に位置調整
する位置調整操作部とで構成して成るため、以下
のような効果が得られる。
1 フレームの上部と軸受アームとで両ロールを
支持する上支えの剛性が大きい構造であるの
で、圧延荷重によつてフレームが撓むことがな
く、両ロール間の平行度を正確に調整すること
ができる。
支持する上支えの剛性が大きい構造であるの
で、圧延荷重によつてフレームが撓むことがな
く、両ロール間の平行度を正確に調整すること
ができる。
2 加圧ロールとマンドレルロールのセツテイン
グに精密な調整が不要であるため、作業性能の
向上を図ることができる。
グに精密な調整が不要であるため、作業性能の
向上を図ることができる。
3 従来のような対峙するフレーム間にてロール
を支持する下支えの剛性が小さい構造でないた
め、設備の簡略化が図れると共に、スペースの
有効利用が図れる。
を支持する下支えの剛性が小さい構造でないた
め、設備の簡略化が図れると共に、スペースの
有効利用が図れる。
第1図はこの発明に係るリング状製品の成形装
置の第一実施例を示す正面図、第2図はその側面
図、第3図は第一実施例におけるマンドレルロー
ルの取付け状態を示す要部断面図、第4図はマン
ドレルロールの要部を示す斜視図、第5図はこの
発明の第二実施例を示す平面図、第6図は第二実
施例の正面図、第7図a,bはそれぞれこの発明
の成形装置のロール支持剛性の大きい構造を示す
側面図及びその概略図、第8図a,bはそれぞれ
従来の成形装置のロール支持剛性の小さい構造を
示す側面図及びその概略図である。 符号説明、16……加圧ロール昇降シリンダ、
16′……加圧ロール作動シリンダ、18……加
圧ロール、20……軸受アーム、21……ピン、
22……軸受部、24……マンドレルロール、2
6……外径検出装置、28……検出手段、30…
…制御部、32……位置調整操作部、38……移
動軸受用シリンダ、39……軸受アーム開閉手
段、40……リフトアーム、42……パワーシリ
ンダ。
置の第一実施例を示す正面図、第2図はその側面
図、第3図は第一実施例におけるマンドレルロー
ルの取付け状態を示す要部断面図、第4図はマン
ドレルロールの要部を示す斜視図、第5図はこの
発明の第二実施例を示す平面図、第6図は第二実
施例の正面図、第7図a,bはそれぞれこの発明
の成形装置のロール支持剛性の大きい構造を示す
側面図及びその概略図、第8図a,bはそれぞれ
従来の成形装置のロール支持剛性の小さい構造を
示す側面図及びその概略図である。 符号説明、16……加圧ロール昇降シリンダ、
16′……加圧ロール作動シリンダ、18……加
圧ロール、20……軸受アーム、21……ピン、
22……軸受部、24……マンドレルロール、2
6……外径検出装置、28……検出手段、30…
…制御部、32……位置調整操作部、38……移
動軸受用シリンダ、39……軸受アーム開閉手
段、40……リフトアーム、42……パワーシリ
ンダ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互いに対峙すると共に、一方のロールが他方
のロールに向つて漸近移動する2つのロール間に
リング状素材を介在させてリング状素材を延伸成
形するリング状製品の成形装置において、基盤上
に立設されるフレームの上部又は側部から垂直又
は水平方向に回転可能に配設される軸受アームを
開閉自在に保持する軸受アーム開閉手段と、上記
フレームと軸受アームとの間にて延伸方向に回転
自在にかつ垂直又は水平方向に変位可能に支持さ
れるマンドレルロールと、このマンドレルロール
と共働して圧延する加圧ロールと、上記リング状
素材の外径寸法変位を検出する検出手段と、この
検出手段により検出されたデータを比較する制御
手段と、この制御手段からの信号により上記軸受
アームを介して上記マンドレルロールの一側を上
記加圧ロールに対して接離方向に位置調整する位
置調整操作部とで構成して成ることを特徴とする
リング状製品の成形装置。 2 位置調整操作部が、軸受アームの支点軸上の
偏心位置から突設されたリフトアームと、フレー
ム上に垂直方向に回転可能に枢支されると共にそ
のピストンロツドがリフトアームに枢着されるパ
ワーシリンダとで構成される特許請求の範囲第1
項記載のリング状製品の成形装置。 3 軸受アーム開閉手段が、フレーム上に垂直又
は水平方向に回転可能に枢支されると共にそのピ
ストンロツドが軸受アームの上部又は側部に枢着
される移動軸受シリンダにて構成される特許請求
の範囲第1項記載のリング状製品の成形装置。 4 加圧ロールが、この加圧ロールの漸近移動に
追従する伝達機構を介して駆動源に連結される特
許請求の範囲第1項記載のリング状製品の成形装
置。 5 マンドレルロールが、始動時にのみ回転駆動
を伝達するマンドレル駆動源に連結される特許請
求の範囲第1項記載のリング状製品の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372287A JPH0195836A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | リング状製品の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372287A JPH0195836A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | リング状製品の成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0195836A JPH0195836A (ja) | 1989-04-13 |
JPH0549376B2 true JPH0549376B2 (ja) | 1993-07-26 |
Family
ID=17255233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25372287A Granted JPH0195836A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | リング状製品の成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0195836A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6408664B1 (en) * | 1999-08-03 | 2002-06-25 | Anvil International | Hydraulic positioning assembly for cold rolling tubes |
KR101640221B1 (ko) * | 2014-04-21 | 2016-07-29 | 칼텍(주) | 링 압연 장치용 공작물 외경 측정 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177812A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-01 | Kawasaki Steel Corp | Manufacture of large sized seamless pipe and its device |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP25372287A patent/JPH0195836A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57177812A (en) * | 1981-04-24 | 1982-11-01 | Kawasaki Steel Corp | Manufacture of large sized seamless pipe and its device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0195836A (ja) | 1989-04-13 |
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