JPH0549357B2 - - Google Patents
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- JPH0549357B2 JPH0549357B2 JP2055926A JP5592690A JPH0549357B2 JP H0549357 B2 JPH0549357 B2 JP H0549357B2 JP 2055926 A JP2055926 A JP 2055926A JP 5592690 A JP5592690 A JP 5592690A JP H0549357 B2 JPH0549357 B2 JP H0549357B2
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- solvent
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G5/00—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents
- C23G5/02—Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents using organic solvents
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は洗浄機構の溶剤回収装置に係るもので
あつて、機械部品、電子部品、医療用具その他、
種々の被洗浄物の洗浄装置に於いて、溶剤ガスを
外部に拡散する事なく、確実に処理する事を目的
としたものである。
あつて、機械部品、電子部品、医療用具その他、
種々の被洗浄物の洗浄装置に於いて、溶剤ガスを
外部に拡散する事なく、確実に処理する事を目的
としたものである。
従来の技術
従来、洗浄作業の完了した被洗浄物は、洗浄槽
から外部に持ち出された後に、被洗浄物に付着し
た溶剤を、自然乾燥または強制乾燥処理すること
が行われ、溶剤ガスは大気中に排出されている。
そのため、溶剤がトリクロルエチレン、トリクロ
ロトリフルオロエタン等の大気中への拡散が好ま
しくないものである場合には、健康被害、大気汚
染等を生じるものとなる。
から外部に持ち出された後に、被洗浄物に付着し
た溶剤を、自然乾燥または強制乾燥処理すること
が行われ、溶剤ガスは大気中に排出されている。
そのため、溶剤がトリクロルエチレン、トリクロ
ロトリフルオロエタン等の大気中への拡散が好ま
しくないものである場合には、健康被害、大気汚
染等を生じるものとなる。
また、上述のごとき溶剤ガスを処理する処理装
置には、溶剤を吸着し得る吸着物質、冷却凝縮機
構等を備えたものが存在する。しかし、この従来
方法は、上述のごとき有害物質を吸着除去するの
に、有害物質を含んだ気体を処理装置に一回だけ
通過させ、後は大気中に放出してしまうものであ
るため、確実な有害物質除去は困難なものであつ
た。
置には、溶剤を吸着し得る吸着物質、冷却凝縮機
構等を備えたものが存在する。しかし、この従来
方法は、上述のごとき有害物質を吸着除去するの
に、有害物質を含んだ気体を処理装置に一回だけ
通過させ、後は大気中に放出してしまうものであ
るため、確実な有害物質除去は困難なものであつ
た。
また、実開昭59−110003号公報記載の考案のご
とく、溶剤ガスを冷却凝縮する凝縮装置に処理室
を接続し、この凝縮装置と処理室との間を、循環
して溶剤ガスを除去しようとするものが存在す
る。また、この考案は処理室を洗浄槽の上部に形
成せず、洗浄槽の上部に設けた被洗浄物の出入室
の両側に形成している。
とく、溶剤ガスを冷却凝縮する凝縮装置に処理室
を接続し、この凝縮装置と処理室との間を、循環
して溶剤ガスを除去しようとするものが存在す
る。また、この考案は処理室を洗浄槽の上部に形
成せず、洗浄槽の上部に設けた被洗浄物の出入室
の両側に形成している。
また、特開昭63−248486号公報記載の発明、実
開昭63−185493号公報記載の考案の如く、溶剤の
付着した被洗浄物の搬送路全体を被覆する大きな
部屋に、HEPAフイルターを接続し、この部屋
内の塵埃を除去し洗浄の完了した被洗浄物の再汚
染を防止しようとしたものが存在する。
開昭63−185493号公報記載の考案の如く、溶剤の
付着した被洗浄物の搬送路全体を被覆する大きな
部屋に、HEPAフイルターを接続し、この部屋
内の塵埃を除去し洗浄の完了した被洗浄物の再汚
染を防止しようとしたものが存在する。
また、特開昭49−7164号公報記載の発明の如
く、溶剤ガスの使用装置に活性炭素吸着装置を、
遮蔽体を介することなく直接接続し、この系を循
環させながら溶剤ガスを吸着除去する装置が知ら
れている。
く、溶剤ガスの使用装置に活性炭素吸着装置を、
遮蔽体を介することなく直接接続し、この系を循
環させながら溶剤ガスを吸着除去する装置が知ら
れている。
発明が解決しようとする問題点
しかし、実開昭59−110003号公報記載の考案
は、溶剤ガスを冷却凝縮する凝縮装置に被洗浄物
の収納室を接続している。そして、この凝縮装置
と収納室との間を、循環して溶剤ガスを除去する
ものであるが、溶剤ガスの凝縮による除去に限界
が有るため、多量の溶剤ガスを未処理状態で外部
に放出させてしまうものとなつていた。
は、溶剤ガスを冷却凝縮する凝縮装置に被洗浄物
の収納室を接続している。そして、この凝縮装置
と収納室との間を、循環して溶剤ガスを除去する
ものであるが、溶剤ガスの凝縮による除去に限界
が有るため、多量の溶剤ガスを未処理状態で外部
に放出させてしまうものとなつていた。
即ち、上記方法は溶剤ガスを冷却し凝縮させる
ことによつて除去するものである。そして、通常
の冷却凝縮温度の0〜20℃程度では一定の蒸気圧
を保つものとなる。そのため、例えば沸点が47.6
℃のフロンを10℃に冷却した場合、蒸気圧は0.25
Kgf/cm2・absと成り、250.000ppmの濃度を保
つものとなる。従つて、10℃に冷却凝縮した場合
の上記フロン濃度は、250.000ppm以下に下げる
ことはできない。
ことによつて除去するものである。そして、通常
の冷却凝縮温度の0〜20℃程度では一定の蒸気圧
を保つものとなる。そのため、例えば沸点が47.6
℃のフロンを10℃に冷却した場合、蒸気圧は0.25
Kgf/cm2・absと成り、250.000ppmの濃度を保
つものとなる。従つて、10℃に冷却凝縮した場合
の上記フロン濃度は、250.000ppm以下に下げる
ことはできない。
そのため、冷却凝縮装置を循環流通し得る循環
路の中に位置し、溶剤ガスを複数回循環してもそ
の濃度を低下できず、被洗浄物の出入のために収
納室を開放すれば、上記の例では250.000ppmの
溶剤ガスが外部に放出されるものとなる。
路の中に位置し、溶剤ガスを複数回循環してもそ
の濃度を低下できず、被洗浄物の出入のために収
納室を開放すれば、上記の例では250.000ppmの
溶剤ガスが外部に放出されるものとなる。
また、上記の公知例では、凝縮装置を接続する
処理室を洗浄槽の上部に形成せず、洗浄槽の上部
に設けた被洗浄物の出入室の両側に形成してい
る。そのため、洗浄槽から流出する溶剤ガスの拡
散範囲が極めて大きなものとなる。即ち、洗浄槽
の上部の出入室には遮蔽体がなく、高濃度の溶剤
ガスのが直接流入するとともにこの出入室の両側
に処理室を設けている。そのため、装置を大型化
するばかりでなく、溶剤ガスの滞留空間が大きく
なり、外部への溶剤ガスの拡散の可能性を大きく
する。また、凝縮装置の処理すべき処理空間も大
きくなり、大型の凝縮装置を必要とするものとな
る。
処理室を洗浄槽の上部に形成せず、洗浄槽の上部
に設けた被洗浄物の出入室の両側に形成してい
る。そのため、洗浄槽から流出する溶剤ガスの拡
散範囲が極めて大きなものとなる。即ち、洗浄槽
の上部の出入室には遮蔽体がなく、高濃度の溶剤
ガスのが直接流入するとともにこの出入室の両側
に処理室を設けている。そのため、装置を大型化
するばかりでなく、溶剤ガスの滞留空間が大きく
なり、外部への溶剤ガスの拡散の可能性を大きく
する。また、凝縮装置の処理すべき処理空間も大
きくなり、大型の凝縮装置を必要とするものとな
る。
また、特開昭63−248486号公報記載の発明、実
開昭63−185493号公報記載の考案の如く、溶剤の
付着した被洗浄物の搬送路全体を被覆する大きな
部屋に、HEPAフイルターを接続したものは、
空気中に浮遊する塵埃を除去するには有効なもの
である。しかし、HEPAフイルターには溶剤ガ
スの吸着能力は無い。そのため、被洗浄物に付着
した溶剤から生じる溶剤ガスは、全く処理される
事なく外部に排出されてしまうものとなる。
開昭63−185493号公報記載の考案の如く、溶剤の
付着した被洗浄物の搬送路全体を被覆する大きな
部屋に、HEPAフイルターを接続したものは、
空気中に浮遊する塵埃を除去するには有効なもの
である。しかし、HEPAフイルターには溶剤ガ
スの吸着能力は無い。そのため、被洗浄物に付着
した溶剤から生じる溶剤ガスは、全く処理される
事なく外部に排出されてしまうものとなる。
また、特開昭49−7164号公報記載の発明は、溶
剤ガスの使用装置に、活性炭素吸着装置から成る
溶剤ガスの処理装置を直接接続し、溶剤ガスの供
給源との間に遮蔽体を設けていない。そのため、
溶剤ガスの使用装置からは、極めて高濃度の溶剤
ガスが、溶剤ガスの処理装置に大量に供給される
ものとなり、溶剤ガスを循環させながら処理装置
を通すものとしても、処理時間を長時間必要とす
る欠点を有している。また、この高濃度で大量の
溶剤ガスを処理するため、大型の活性炭素吸着装
置等を必要とするし、活性炭素の交換を頻繁に行
わねば成らず、極めて効率の悪い処理となる欠点
を有している。
剤ガスの使用装置に、活性炭素吸着装置から成る
溶剤ガスの処理装置を直接接続し、溶剤ガスの供
給源との間に遮蔽体を設けていない。そのため、
溶剤ガスの使用装置からは、極めて高濃度の溶剤
ガスが、溶剤ガスの処理装置に大量に供給される
ものとなり、溶剤ガスを循環させながら処理装置
を通すものとしても、処理時間を長時間必要とす
る欠点を有している。また、この高濃度で大量の
溶剤ガスを処理するため、大型の活性炭素吸着装
置等を必要とするし、活性炭素の交換を頻繁に行
わねば成らず、極めて効率の悪い処理となる欠点
を有している。
本発明は上述のごとき問題点を解決しようとす
るものであつて、機械部品、電子部品、医療用具
その他種々の被洗浄物を溶剤により液洗浄または
蒸気洗浄した後の、被洗浄物に付着した溶剤を簡
易小型の機構で除去し、外部に有害な物質を拡散
しないように処理するものである。
るものであつて、機械部品、電子部品、医療用具
その他種々の被洗浄物を溶剤により液洗浄または
蒸気洗浄した後の、被洗浄物に付着した溶剤を簡
易小型の機構で除去し、外部に有害な物質を拡散
しないように処理するものである。
問題点を解決するための手段
本発明は上述のごとき問題点を解決するため、
被洗浄物を載置する洗浄台を、移動機構に接続し
て位置移動自在に形成することにより、洗浄台に
載置した被洗浄物を、洗浄槽の上部に接続して設
けた処理室と洗浄槽の間で往復移動可能とし、こ
の処理室と洗浄槽とを、遮蔽体により遮蔽し処理
室を密封可能とするとともに、被洗浄物に付着し
た溶剤を吸着可能な活性炭により構成した処理機
構と処理室とを、気体が循環流通し得る循環路に
て接続して成るものである。
被洗浄物を載置する洗浄台を、移動機構に接続し
て位置移動自在に形成することにより、洗浄台に
載置した被洗浄物を、洗浄槽の上部に接続して設
けた処理室と洗浄槽の間で往復移動可能とし、こ
の処理室と洗浄槽とを、遮蔽体により遮蔽し処理
室を密封可能とするとともに、被洗浄物に付着し
た溶剤を吸着可能な活性炭により構成した処理機
構と処理室とを、気体が循環流通し得る循環路に
て接続して成るものである。
また、第2の発明は、洗浄機構を備えた洗浄槽
に、溶剤の供給および抜き取り手段を介して溶剤
のプールタンクを接続するとともに溶剤抜き取り
後に、洗浄槽内の処理室に位置した被洗浄物の付
着溶剤を処理するための、溶剤ガスを吸着可能な
活性炭により構成した処理機構を、気体が循環流
通し得る循環路にて洗浄槽に接続して成るもので
ある。
に、溶剤の供給および抜き取り手段を介して溶剤
のプールタンクを接続するとともに溶剤抜き取り
後に、洗浄槽内の処理室に位置した被洗浄物の付
着溶剤を処理するための、溶剤ガスを吸着可能な
活性炭により構成した処理機構を、気体が循環流
通し得る循環路にて洗浄槽に接続して成るもので
ある。
また、遮蔽体は、洗浄台の下面両側に支持軸で
開閉自在に軸支するとともにこの支持軸の外方に
係合部を突出し、この係合部を、洗浄台の移動に
伴う被洗浄物の処理室収納時に、処理室と洗浄槽
の連通口外周に係合して、支持軸を支点に回動し
遮蔽体を密閉することにより、処理室と洗浄槽と
を遮蔽するものであつても良い。
開閉自在に軸支するとともにこの支持軸の外方に
係合部を突出し、この係合部を、洗浄台の移動に
伴う被洗浄物の処理室収納時に、処理室と洗浄槽
の連通口外周に係合して、支持軸を支点に回動し
遮蔽体を密閉することにより、処理室と洗浄槽と
を遮蔽するものであつても良い。
また、遮蔽体は、外部操作により処理室と洗浄
槽との連通口を開放または遮蔽するものであつて
も良い。
槽との連通口を開放または遮蔽するものであつて
も良い。
作 用
本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、機械部品、電子部品、医療用具その他種々の
被洗浄物の洗浄作業によつて被洗浄物に付着した
溶剤を除去する場合は、溶剤付着の被洗浄物を収
納した処理室に、溶剤を除去するための処理機構
を接続して作動する。
ら、機械部品、電子部品、医療用具その他種々の
被洗浄物の洗浄作業によつて被洗浄物に付着した
溶剤を除去する場合は、溶剤付着の被洗浄物を収
納した処理室に、溶剤を除去するための処理機構
を接続して作動する。
また、溶剤ガスを吸着可能な活性炭により構成
した処理機構は、気体が循環流通し得る循環路を
介して処理室に接続して成るものである。そのた
め、処理室内の溶剤ガスは反復して連続的に処理
機構で処理する事が可能となり、活性炭を通過す
る度に溶剤ガスは吸着され分離して放出されるこ
とが無い。そして、被洗浄物に付着した有機溶剤
等を確実に除去するまで溶剤の除去作業を行うこ
とが出来る。
した処理機構は、気体が循環流通し得る循環路を
介して処理室に接続して成るものである。そのた
め、処理室内の溶剤ガスは反復して連続的に処理
機構で処理する事が可能となり、活性炭を通過す
る度に溶剤ガスは吸着され分離して放出されるこ
とが無い。そして、被洗浄物に付着した有機溶剤
等を確実に除去するまで溶剤の除去作業を行うこ
とが出来る。
この処理後に、被洗浄物を収納室から取り出せ
ば、有害な気体を大気中に拡散したり、作業者が
吸引することも無く、安全な洗浄作業を可能とす
る。
ば、有害な気体を大気中に拡散したり、作業者が
吸引することも無く、安全な洗浄作業を可能とす
る。
また、この処理は、溶剤ガスが循環流通し得る
循環路を介して、繰り返し行うものであるから、
処理機構の出力を小さなものとしても、高度の溶
剤ガスの処理能力を有するものとなる。そのた
め、小型で廉価な処理機構を得ることが可能とな
る。
循環路を介して、繰り返し行うものであるから、
処理機構の出力を小さなものとしても、高度の溶
剤ガスの処理能力を有するものとなる。そのた
め、小型で廉価な処理機構を得ることが可能とな
る。
また、上記の溶剤拡散の防止は、被洗浄物を洗
浄台に載置し、洗浄槽に接続して設けた処理室と
洗浄槽の間で移動機構により往復移動可能とした
装置に於いて行うものである。そして、処理室と
洗浄槽とを、遮蔽体により遮蔽可能とするととも
に被洗浄物に付着した溶剤を除去するための処理
機構と処理室とを接続する。
浄台に載置し、洗浄槽に接続して設けた処理室と
洗浄槽の間で移動機構により往復移動可能とした
装置に於いて行うものである。そして、処理室と
洗浄槽とを、遮蔽体により遮蔽可能とするととも
に被洗浄物に付着した溶剤を除去するための処理
機構と処理室とを接続する。
そして、洗浄の完了後は被洗浄物を、洗浄槽の
上部に接続して設けた処理室に収納する。この収
納後、または収納と同時に、処理室と洗浄槽とを
遮蔽体により遮蔽し、被洗浄物に付着した溶剤を
除去するための処理機構を作動する。
上部に接続して設けた処理室に収納する。この収
納後、または収納と同時に、処理室と洗浄槽とを
遮蔽体により遮蔽し、被洗浄物に付着した溶剤を
除去するための処理機構を作動する。
そのため、この溶剤の除去作業は、処理室と洗
浄槽とを遮蔽体により遮蔽した状態で行うものと
なり、溶剤ガスが洗浄槽から供給されることは無
く、被洗浄物に付着した溶剤を処理するのみでよ
い。従つて、溶剤ガスの処理量は少なく低濃度の
溶剤ガスの処理が可能となる。
浄槽とを遮蔽体により遮蔽した状態で行うものと
なり、溶剤ガスが洗浄槽から供給されることは無
く、被洗浄物に付着した溶剤を処理するのみでよ
い。従つて、溶剤ガスの処理量は少なく低濃度の
溶剤ガスの処理が可能となる。
また、処理室は洗浄槽の上部に接続して設けた
ものであるから、洗浄槽の上部両側に処理室を設
けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞留容積を
小さくすることができる。そのため、溶剤ガスの
外部への拡散の危険を防止すると共に処理機構も
能力の小さいもので、溶剤ガスの確実な処理を可
能とする。
ものであるから、洗浄槽の上部両側に処理室を設
けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞留容積を
小さくすることができる。そのため、溶剤ガスの
外部への拡散の危険を防止すると共に処理機構も
能力の小さいもので、溶剤ガスの確実な処理を可
能とする。
また、第2の発明に於いては、洗浄機構を備え
た洗浄槽に、溶剤の供給および抜き取り手段を介
して溶剤のプールタンクを接続した装置に於いて
行うものである。そしてプールタンクへの溶剤抜
き取り後に、洗浄槽内の処理室の被洗浄物に付着
した溶剤を処理するための処理機構を作動する。
そして、この処理機構と洗浄槽との間を、循環路
にて気体の循環流通を繰り返せば、洗浄槽内の処
理室の溶剤は、処理機構により確実に除去するこ
とができる。この溶剤の除去後に洗浄槽内部の被
洗浄物を取り出せば、溶剤ガスの拡散を生じるこ
とがないものである。
た洗浄槽に、溶剤の供給および抜き取り手段を介
して溶剤のプールタンクを接続した装置に於いて
行うものである。そしてプールタンクへの溶剤抜
き取り後に、洗浄槽内の処理室の被洗浄物に付着
した溶剤を処理するための処理機構を作動する。
そして、この処理機構と洗浄槽との間を、循環路
にて気体の循環流通を繰り返せば、洗浄槽内の処
理室の溶剤は、処理機構により確実に除去するこ
とができる。この溶剤の除去後に洗浄槽内部の被
洗浄物を取り出せば、溶剤ガスの拡散を生じるこ
とがないものである。
実施例
以下本発明の一実施例を第1図、第2図に於い
て説明すれば、1は洗浄台で、被洗浄物2を上面
に載置するとともにエアシリンダー、オイルシリ
ンダー、チエーン装置等の適宜の移動機構3に接
続して、上下方向に位置移動自在に形成してい
る。
て説明すれば、1は洗浄台で、被洗浄物2を上面
に載置するとともにエアシリンダー、オイルシリ
ンダー、チエーン装置等の適宜の移動機構3に接
続して、上下方向に位置移動自在に形成してい
る。
この洗浄台1は、移動機構3を作動させること
により、上面に載置した被洗浄物2を、洗浄槽4
およびこの洗浄槽4の上部に設けた処理室5との
間で、往復移動可能にするとともにこの処理室5
と洗浄槽4とを、遮蔽体6により遮蔽可能として
いる。
により、上面に載置した被洗浄物2を、洗浄槽4
およびこの洗浄槽4の上部に設けた処理室5との
間で、往復移動可能にするとともにこの処理室5
と洗浄槽4とを、遮蔽体6により遮蔽可能として
いる。
この遮蔽は、一対の平板状の遮蔽体6を、洗浄
台1の下面両側に支持軸8で開閉自在に軸支す
る。また、支持軸8の外方に、係合部10を突出
する。そして、この係合部10を、洗浄台1の移
動に伴う被洗浄物2の処理室5への収納時に、処
理室5と洗浄槽4の連通口11外周に係合して、
支持軸8を支点に回動し、遮蔽体6を密閉する。
この密閉により、処理室5と洗浄槽4とを遮蔽す
るものである。
台1の下面両側に支持軸8で開閉自在に軸支す
る。また、支持軸8の外方に、係合部10を突出
する。そして、この係合部10を、洗浄台1の移
動に伴う被洗浄物2の処理室5への収納時に、処
理室5と洗浄槽4の連通口11外周に係合して、
支持軸8を支点に回動し、遮蔽体6を密閉する。
この密閉により、処理室5と洗浄槽4とを遮蔽す
るものである。
また、遮蔽体6は、外部操作により処理室5と
洗浄槽4との連通口11を、シヤツター等の任意
の方法で開放または遮蔽するものであつても良
い。
洗浄槽4との連通口11を、シヤツター等の任意
の方法で開放または遮蔽するものであつても良
い。
また、洗浄槽4と処理室5との連通口11は、
特別の固定手段を持たない蓋体12を処理室5側
に位置する。この蓋体12により、被洗浄物2が
洗浄槽4内に位置する時は連通口11を閉止す
る。また、洗浄台1の上昇時に、洗浄台1の上面
に突出した支持棒13によつて、第2図に示すご
とく蓋体12を持ち上げ連通口11を開放するも
のである。
特別の固定手段を持たない蓋体12を処理室5側
に位置する。この蓋体12により、被洗浄物2が
洗浄槽4内に位置する時は連通口11を閉止す
る。また、洗浄台1の上昇時に、洗浄台1の上面
に突出した支持棒13によつて、第2図に示すご
とく蓋体12を持ち上げ連通口11を開放するも
のである。
また、上記の処理室5には、被洗浄物2に付着
した溶剤14を除去するための、処理機構15
を、気体が循環流通し得る循環路16にて接続し
ている。
した溶剤14を除去するための、処理機構15
を、気体が循環流通し得る循環路16にて接続し
ている。
この処理機構15は、溶剤を吸着し得る活性炭
により構成している。
により構成している。
上述のごとく構成したものに於いて、機械部
品、電子部品、医療用具その他の種々の被洗浄物
2を、液洗浄または蒸気洗浄するには、次のごと
く行う。
品、電子部品、医療用具その他の種々の被洗浄物
2を、液洗浄または蒸気洗浄するには、次のごと
く行う。
まず、移動機構3を作動して、被洗浄物2を載
置した洗浄台1、洗浄槽4中に下降挿入し、液洗
浄または蒸気洗浄若しくはその双方の洗浄を行
う。この液洗浄、蒸気洗浄の完了後は、移動機構
3を洗浄台1の上昇方向に作動する。そして、洗
浄台1に載置した被洗浄物2を、洗浄槽4の上部
に設けた処理室5に収納し、洗浄槽4と処理室5
とを遮蔽する。
置した洗浄台1、洗浄槽4中に下降挿入し、液洗
浄または蒸気洗浄若しくはその双方の洗浄を行
う。この液洗浄、蒸気洗浄の完了後は、移動機構
3を洗浄台1の上昇方向に作動する。そして、洗
浄台1に載置した被洗浄物2を、洗浄槽4の上部
に設けた処理室5に収納し、洗浄槽4と処理室5
とを遮蔽する。
この遮蔽は、洗浄台1の上昇に伴い、遮蔽体6
の側面に突出した係合部10を、連通口11の洗
浄槽4側の外周に突出した係合枠17に係合す
る。そして、支持軸8を支点にして、遮蔽体6を
回動密閉することにより、処理室5と洗浄槽4と
を遮蔽するものである。
の側面に突出した係合部10を、連通口11の洗
浄槽4側の外周に突出した係合枠17に係合す
る。そして、支持軸8を支点にして、遮蔽体6を
回動密閉することにより、処理室5と洗浄槽4と
を遮蔽するものである。
また、この遮蔽は、必ずしも上記方法による必
要はなく、任意の方法を選択することが可能であ
る。例えば、遮蔽体6は、外部操作により処理室
5と洗浄槽4との連通口11を、シヤツター等の
任意の方法で開放または遮蔽する。また、他の実
施例では、被洗浄物2の処理室5への収納を、適
宜のセンサーで感知し、シヤツター等の遮蔽体6
で処理室5と洗浄槽4とを遮蔽するもので有つて
も良い。
要はなく、任意の方法を選択することが可能であ
る。例えば、遮蔽体6は、外部操作により処理室
5と洗浄槽4との連通口11を、シヤツター等の
任意の方法で開放または遮蔽する。また、他の実
施例では、被洗浄物2の処理室5への収納を、適
宜のセンサーで感知し、シヤツター等の遮蔽体6
で処理室5と洗浄槽4とを遮蔽するもので有つて
も良い。
そして、処理機構15は、気体が循環流通し得
る循環路16を介して処理室5に接続して成るも
のである。そのため、処理室5内の溶剤ガスは反
復して連続的に処理機構15で処理する事が可能
となり、活性炭を通過する度に溶剤ガスは吸着さ
れ分離して放出されることが無い。そして、被洗
浄物2に付着した有機溶剤等を確実に除去するま
で溶剤の除去作業を行うことが出来る。
る循環路16を介して処理室5に接続して成るも
のである。そのため、処理室5内の溶剤ガスは反
復して連続的に処理機構15で処理する事が可能
となり、活性炭を通過する度に溶剤ガスは吸着さ
れ分離して放出されることが無い。そして、被洗
浄物2に付着した有機溶剤等を確実に除去するま
で溶剤の除去作業を行うことが出来る。
この処理後に、被洗浄物2を処理室5から取り
出せば、有害な気体を大気中に拡散したり、作業
者が吸引することも無く、安全な洗浄作業を可能
とする。
出せば、有害な気体を大気中に拡散したり、作業
者が吸引することも無く、安全な洗浄作業を可能
とする。
また、この処理は、溶剤ガスが循環流通し得る
循環路16を介して、繰り返し行うものであるか
ら、処理機構15の出力を小さなものとしても、
高度の溶剤ガスの処理能力を有するものとなる。
そのため、小型で廉価な処理機構15を得ること
が可能となる。
循環路16を介して、繰り返し行うものであるか
ら、処理機構15の出力を小さなものとしても、
高度の溶剤ガスの処理能力を有するものとなる。
そのため、小型で廉価な処理機構15を得ること
が可能となる。
また、溶剤14の付着した被洗浄物2は、洗浄
装置から外部に出る事なく処理室5に収納され、
付着した溶剤14の除去処理を行うものであるか
ら、従来のごとく処理機構15への被洗浄物2の
移送手数を要しないばかりでなく、溶剤を拡散し
たりすることも無いものである。
装置から外部に出る事なく処理室5に収納され、
付着した溶剤14の除去処理を行うものであるか
ら、従来のごとく処理機構15への被洗浄物2の
移送手数を要しないばかりでなく、溶剤を拡散し
たりすることも無いものである。
また、処理室5は洗浄槽4の上部に接続して設
けたものであるから、洗浄槽4の上部両側に処理
室5を設けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞
留容積を小さくすることができる。そのため、溶
剤ガスの外部への拡散の危険を防止すると共に処
理機構15も能力の小さいもので、溶剤ガスの確
実な処理を可能とする。
けたものであるから、洗浄槽4の上部両側に処理
室5を設けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞
留容積を小さくすることができる。そのため、溶
剤ガスの外部への拡散の危険を防止すると共に処
理機構15も能力の小さいもので、溶剤ガスの確
実な処理を可能とする。
また、他の異なる実施例では、第3図に示すご
とく洗浄機構を備えた洗浄槽4に、溶剤の抜き取
り手段であるドレン18を介して溶剤のプールタ
ンク20を接続する。そして、このプールタンク
20に、溶剤14の供給手段であるポンプ21を
介して洗浄槽4を接続する。そして、洗浄作業の
完了後は、洗浄槽4内の溶剤14をプールタンク
に抜き取つた後に、洗浄槽4に残留する溶剤ガス
を処理するための処理機構15を作動する。
とく洗浄機構を備えた洗浄槽4に、溶剤の抜き取
り手段であるドレン18を介して溶剤のプールタ
ンク20を接続する。そして、このプールタンク
20に、溶剤14の供給手段であるポンプ21を
介して洗浄槽4を接続する。そして、洗浄作業の
完了後は、洗浄槽4内の溶剤14をプールタンク
に抜き取つた後に、洗浄槽4に残留する溶剤ガス
を処理するための処理機構15を作動する。
この処理機構15の作動により、この処理機構
15と洗浄槽4との間を、循環路16にて気体の
循環流通を繰り返せば、洗浄槽4内の被洗浄物に
付着した溶剤は、処理機構15により確実に除去
することができる。この溶剤の除去後に、洗浄槽
4内部の被洗浄物2を取り出せば、必要に応じた
修理等を行う場合に、溶剤ガスの拡散を生じるこ
とがないものである。
15と洗浄槽4との間を、循環路16にて気体の
循環流通を繰り返せば、洗浄槽4内の被洗浄物に
付着した溶剤は、処理機構15により確実に除去
することができる。この溶剤の除去後に、洗浄槽
4内部の被洗浄物2を取り出せば、必要に応じた
修理等を行う場合に、溶剤ガスの拡散を生じるこ
とがないものである。
発明の効果
本発明は、上述のごとく構成したものであるか
ら、処理機構を1回通過させただけでは処理を行
う事のできない溶剤ガスも、循環路を介して繰り
返し処理機構を通過させることにより、溶剤ガス
の確実な処理を可能とすることができる。
ら、処理機構を1回通過させただけでは処理を行
う事のできない溶剤ガスも、循環路を介して繰り
返し処理機構を通過させることにより、溶剤ガス
の確実な処理を可能とすることができる。
また、この溶剤の処理作業は、処理室と洗浄槽
とを遮蔽体により遮蔽した状態で行うものであ
り、溶剤ガスが洗浄槽から供給されることは無
く、被洗浄物に付着した溶剤を処理するのみでよ
い。従つて、溶剤ガスの処理量は少なく低濃度の
溶剤ガスの処理が可能となる。
とを遮蔽体により遮蔽した状態で行うものであ
り、溶剤ガスが洗浄槽から供給されることは無
く、被洗浄物に付着した溶剤を処理するのみでよ
い。従つて、溶剤ガスの処理量は少なく低濃度の
溶剤ガスの処理が可能となる。
また、溶剤ガスを吸着可能な活性炭により構成
した処理機構は、気体が循環流通し得る循環路を
介して処理室に接続して成るものである。そのた
め、処理室内の溶剤ガスは反復して連続的に処理
機構で処理する事が可能となり、活性炭を通過す
る度に溶剤ガスは吸着され分離して放出されるこ
とが無い。そして、被洗浄物に付着した有機溶剤
等を確実に除去するまで溶剤の除去作業を行うこ
とが出来る。
した処理機構は、気体が循環流通し得る循環路を
介して処理室に接続して成るものである。そのた
め、処理室内の溶剤ガスは反復して連続的に処理
機構で処理する事が可能となり、活性炭を通過す
る度に溶剤ガスは吸着され分離して放出されるこ
とが無い。そして、被洗浄物に付着した有機溶剤
等を確実に除去するまで溶剤の除去作業を行うこ
とが出来る。
また、溶剤ガスの処理機構と被洗浄物の洗浄を
行う洗浄装置に設けた処理室とを、気体が循環流
通し得る循環路にて接続すれば、処理機構の溶剤
ガスの処理能力が低いものであつても、この処理
能力の低い処理機構に溶剤ガスを繰り返し通過さ
せることにより、溶剤ガスの高度の浄化を可能と
することができ、廉価な装置により高度の溶剤ガ
スの浄化を可能とする。
行う洗浄装置に設けた処理室とを、気体が循環流
通し得る循環路にて接続すれば、処理機構の溶剤
ガスの処理能力が低いものであつても、この処理
能力の低い処理機構に溶剤ガスを繰り返し通過さ
せることにより、溶剤ガスの高度の浄化を可能と
することができ、廉価な装置により高度の溶剤ガ
スの浄化を可能とする。
また、処理室は洗浄槽の上部に接続して設けた
ものであるから、洗浄槽の上部両側に処理室を設
けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞留容積を
小さくすることができる。そのため、溶剤ガスの
外部への拡散の危険を防止すると共に処理機構も
能力の小さいもので、溶剤ガスの確実な処理を可
能とする。
ものであるから、洗浄槽の上部両側に処理室を設
けた従来例に比較し、溶剤ガスの拡散滞留容積を
小さくすることができる。そのため、溶剤ガスの
外部への拡散の危険を防止すると共に処理機構も
能力の小さいもので、溶剤ガスの確実な処理を可
能とする。
また、溶剤ガスは、循環路を介して処理室と処
理機構の間を循環するもので、外部への排気を行
わないから排気ダクトの形成が不要となり、廉価
で場所を取らない設置が可能となる。
理機構の間を循環するもので、外部への排気を行
わないから排気ダクトの形成が不要となり、廉価
で場所を取らない設置が可能となる。
また、外部への排気を行わないとともに外気の
導入が無いから、空気中に存在する水分の混入が
極めて少なく、処理機構で回収した溶剤の純度を
高めることができるものである。
導入が無いから、空気中に存在する水分の混入が
極めて少なく、処理機構で回収した溶剤の純度を
高めることができるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
洗浄作業状態を示す断面図、第2図は被洗浄物の
溶剤除去の作業状態を示す断面図、第3図は異な
る実施例の断面図である。 1……洗浄台、2……被洗浄物、3……移動機
構、4……洗浄槽、5……処理室、6……遮蔽
体、7……洗浄装置、8……支持軸、10……係
合部、11……連通口、14……溶剤、15……
処理機構、16……循環路、18……ドレン、2
0……プールタンク、21……ポンプ。
洗浄作業状態を示す断面図、第2図は被洗浄物の
溶剤除去の作業状態を示す断面図、第3図は異な
る実施例の断面図である。 1……洗浄台、2……被洗浄物、3……移動機
構、4……洗浄槽、5……処理室、6……遮蔽
体、7……洗浄装置、8……支持軸、10……係
合部、11……連通口、14……溶剤、15……
処理機構、16……循環路、18……ドレン、2
0……プールタンク、21……ポンプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被洗浄物を載置する洗浄台を、移動機構に接
続して位置移動自在に形成することにより、洗浄
台に載置した被洗浄物を、洗浄槽の上部に接続し
て設けた処理室と洗浄槽の間で往復移動可能と
し、この処理室と洗浄槽とを、遮蔽体により遮蔽
し処理室を密封可能とするとともに、被洗浄物に
付着した溶剤のガスを吸着可能な活性炭により構
成した処理機構と処理室とを、気体が循環流通し
得る循環路にて接続した事を特徴とする洗浄機構
の溶剤回収装置。 2 洗浄機構を備えた洗浄槽に、溶剤の供給およ
び抜き取り手段を介して溶剤のプールタンクを接
続するとともに溶剤抜き取り後に、洗浄槽内の処
理室に位置した被洗浄物の付着溶剤を処理するた
めの、溶剤ガスを吸着可能な活性炭により構成し
た処理機構を、気体が循環流通し得る循環路にて
洗浄槽に接続した事を特徴とする洗浄機構の溶剤
回収装置。 3 遮蔽体は、洗浄台の下面両側に支持軸で開閉
自在に軸支するとともにこの支持軸の外方に係合
部を突出し、この係合部を、洗浄台の移動に伴う
被洗浄物の処理室収納時に、処理室と洗浄槽の連
通口外周に係合して、支持軸を支点に回動し遮蔽
体を密閉することにより、処理室と洗浄槽とを遮
蔽するものであることを特徴とする請求項2記載
の洗浄機構の溶剤回収装置。 4 遮蔽体は、外部操作により処理室と洗浄槽と
の連通口を開放または遮蔽するものであることを
特徴とする請求項2記載の洗浄機構の溶剤回収装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2055926A JPH0372984A (ja) | 1989-04-11 | 1990-03-07 | 洗浄機構の溶剤回収装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9114089 | 1989-04-11 | ||
JP1-91140 | 1989-04-11 | ||
JP2055926A JPH0372984A (ja) | 1989-04-11 | 1990-03-07 | 洗浄機構の溶剤回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0372984A JPH0372984A (ja) | 1991-03-28 |
JPH0549357B2 true JPH0549357B2 (ja) | 1993-07-26 |
Family
ID=14018221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2055926A Granted JPH0372984A (ja) | 1989-04-11 | 1990-03-07 | 洗浄機構の溶剤回収装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0392758B1 (ja) |
JP (1) | JPH0372984A (ja) |
CN (1) | CN1035804C (ja) |
DE (1) | DE69020412T2 (ja) |
HK (1) | HK17196A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2670405B1 (fr) * | 1990-12-18 | 1995-06-30 | Annemasse Ultrasons | Installation de nettoyage par solvant a consommation reduite et a recyclage, et procede de nettoyage correspondant. |
NZ240876A (en) * | 1991-09-23 | 1993-09-27 | Wooltech Ltd | Wool scouring bowl with conveyor which rises above solvent at exit end |
IT1260831B (it) * | 1992-07-17 | 1996-04-22 | Procedimento di sgrassatura di pezzi meccanici ed impianto per effettuare il procedimento | |
JPH0634782U (ja) * | 1992-10-14 | 1994-05-10 | 木村化工機株式会社 | 洗浄装置 |
CN105607487A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-05-25 | 湖北新阳特种纤维股份有限公司 | 溶剂回收成本排放控制装置及方法 |
JP6351195B1 (ja) * | 2017-10-30 | 2018-07-04 | ジャパン・フィールド株式会社 | 被洗浄物の洗浄装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE8004031U1 (de) * | 1980-02-15 | 1980-05-22 | Veld, Gerhardus Lambertus In Het, Losser (Niederlande) | Behaelter fuer loesungsmittel |
US4264299A (en) * | 1980-03-12 | 1981-04-28 | Bell Telephone Laboratories, Incorporated | Process and apparatus for controlling losses in volatile working fluid systems |
EP0235744A1 (en) * | 1986-02-28 | 1987-09-09 | Japan Field Company, Ltd. | Apparatus for vapour cleaning |
NL8700037A (nl) * | 1987-01-09 | 1988-08-01 | Nl Middenstandsbank N V Zrb Ju | Nieuw dampontvettingsproces. |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP2055926A patent/JPH0372984A/ja active Granted
- 1990-04-06 DE DE1990620412 patent/DE69020412T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-04-06 EP EP19900303739 patent/EP0392758B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-04-07 CN CN 90102020 patent/CN1035804C/zh not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-01 HK HK17196A patent/HK17196A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372984A (ja) | 1991-03-28 |
HK17196A (en) | 1996-02-09 |
EP0392758A1 (en) | 1990-10-17 |
DE69020412T2 (de) | 1996-01-04 |
EP0392758B1 (en) | 1995-06-28 |
CN1035804C (zh) | 1997-09-10 |
CN1055491A (zh) | 1991-10-23 |
DE69020412D1 (de) | 1995-08-03 |
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---|---|---|---|
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