JPH0549270U - 締付工具のクラッチ機構 - Google Patents

締付工具のクラッチ機構

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JPH0549270U
JPH0549270U JP9926591U JP9926591U JPH0549270U JP H0549270 U JPH0549270 U JP H0549270U JP 9926591 U JP9926591 U JP 9926591U JP 9926591 U JP9926591 U JP 9926591U JP H0549270 U JPH0549270 U JP H0549270U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
slide ring
steel ball
fixed
tightening
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Withdrawn
Application number
JP9926591U
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English (en)
Inventor
隆彦 島田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ機構を有する締付工具において、締
付トルクの繰り返し精度の向上を実現する。 【構成】 スライドリング12の底面に穴27を設けた
ため、スライドリング12が前方へ移動した時、スライ
ドリング12とギヤカバー13との間のグリスはスライ
ドリング12の穴27を通って固定クラッチ8側へスム
ーズに流れるため、グリスによるスライドリング12の
摺動抵抗の影響がほとんどなくなり、締付トルク精度の
向上が実現できた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電動ドライバのように設定したトルクに達すると可動クラッチが移動 する機構を有する締付工具のクラッチ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の締付工具においては、本出願人が先に出願した実願平2−79832号 の第2図に示したように、締付トルクが設定トルクに達した時にビット側に移動 するスライドリング12は図4に示すような形状であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の締付工具のクラッチ機構において、前記スライドリング12と該スライ ドリング12を摺動可能に保持するギヤカバー13との間にグリスが入り込むと スライドリングの摺動抵抗が変化することがあった。該摺動抵抗の変化はスライ ドリング12をクラッチ側に押圧するスプリング18の押付力の変化と同等であ るため、締付トルクのばらつきの原因となるという問題があった。 本考案の目的は、スライドリングの摺動抵抗の変化を極力小さくし、締付トル クの精度を向上させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的はスライドリングの底面のスチールボールの軌跡と外周との間に穴を 設けることにより達成される。
【0005】
【作用】
上記のようにスライドリング底面に穴を設けたため、設定トルクに達して、ス ライドリングが移動すると、スライドリングとギヤカバーの間のグリスはスライ ドリング底の穴から固定クラッチ側へスムースに移動するようになり、従って、 グリスによるスライドリングの摺動抵抗の影響を極力小さくすることができた。
【0006】
【実施例】
図1に本考案締付工具のクラッチ機構の一実施例の要部縦断面図を示す。以下 図1により説明する。 モータ1で発生した回転トルクはモータ1先端のファストサンピニオン2から 減速機構3内のファストアイドルギヤ4、ギヤホルダ5、セカンドサンピニオン 6、セカンドアイドルギヤ7の順に伝達され、固定クラッチ8を回転させる。固 定クラッチ8の表面には溝があり、この溝の中にはコロ9が横向きに組込まれて いる。固定クラッチ8の脇には穴のあいたクラッチ10があり、クラッチ10の 穴にはスチールボール11が組込まれている。また、クラッチ10とスチールボ ール11を覆うようにスライドリング12が配置され、スライドリング12はギ ヤカバー13内を軸方向に摺動可能である。
【0007】 すなわち、固定クラッチ8、コロ9、クラッチ10、スチールボール11、ス ライドリング12でクラッチ機構14を構成している。モータ1と減速機構3と クラッチ機構14を内蔵するギヤカバー13はハウジング15とトップカバー1 6内に収納されている。トップカバー16の先端はねじ状になっており、アジャ ストリング17が嵌合している。トップカバー16の内部には弾性体であるスプ リング18が内蔵され、アジャストリング17でスプリング18の圧縮力が調整 可能である。また、スプリング18の圧縮力はスライダ19、ニードル20を介 した、スライドリング12の固定クラッチ8側へ押付力となる。固定クラッチ8 から伝達されたトルクはコロ9、スチールボール11を介してクラッチ10に伝 達され、クラッチ10からニードル21、シャフト22、ロールピン23、ソケ ット24に伝達される。ソケット24の先端ではねじ締めに使用する図示しない ビット等が取付可能な構造になっている。
【0008】 ねじの締付をする場合は、図示しない起動スイッチを入れると、モータ1が回 転し、クラッチ機構14のコロ9とスチールボール11が噛み合い、トルクを伝 達して締付を開始する。この時スチールボール11はスライドリング12、ニー ドル20、スライダ19を介してスプリング18によってソケット24側に抜け 出ないようになっている。締付を開始して、伝達トルクが大きくなると、スチー ルボール11はスプリング18の押付力に打勝ち、コロ9を乗上がろうとする。 スチールボール11がコロ9を乗上げると、スライドリング12、ニードル20 、スライダ19がスプリング18側に移動する。この時、リミットスイッチ25 からスライダ19が離れるため、該リミットスイッチ25がオンして図示しない 発電制動回路を形成してモータ1を瞬時に停止する。すなわち、締付トルクはス チールボール11がコロ9を乗上げた時のトルクであるため、アジャストリング 17を回してスプリング18のセット長を変更することにより自由に締付トルク を調整することができるだけでなく、繰り返し精度の良いねじの締付が可能とな る。
【0009】 本考案では、図2、図3に示す如く、スライドリング12の底面のスチールボ ール11の軌跡26と外周との間に穴27を設けたため、スチールボール11が コロ9を乗り越え、スライドリング12が先端側に移動した時、スライドリング 12とギヤカバー13との間のグリスはスライドリング12の穴27を通って固 定クラッチ8側へ流れるため、グリスによるスライドリング12の摺動抵抗への 影響はほとんどなくなる。 従って、小さな締付トルク(スプリング18の圧縮力が小さい)時でも、繰り 返し精度の良いねじの締付が実現できる。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、スライドリングの底に穴を設け、スライドリングの摺動抵抗 の変化を極力小さくしたので、締付トルクの精度向上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案締付工具のクラッチ機構の一実施例を
示す要部縦断側面図。
【図2】 図1のスライドリングを示す縦断側面図。
【図3】 図2の正面図。
【図4】 従来のスライドリングの一例を示す縦断側面
図。
【符号の説明】
8は固定クラッチ、9はコロ、10はクラッチ、11は
スチールボール、12はスライドリング、13はギヤカ
バー、14はクラッチ機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転トルクを発生する動力源に減速機と
    固定クラッチが連結され、また固定クラッチに隣接して
    前後に摺動可能な可動クラッチを有し、該可動クラッチ
    は通常は弾性体により固定クラッチ側に押圧され、また
    可動クラッチは固定クラッチに接するスチールボール、
    該スチールボールを支持するクラッチ、該クラッチと弾
    性体との間に位置し、スチールボールの移動と共に前後
    に摺動するスライドリングからなり、また、可動クラッ
    チに連結したシャフト及び該シャフト先端に固定された
    ねじ締めに使用するビット等が取付可能なソケットから
    なる締付工具において、 前記スライドリングの底面にスチールボールの軌跡とス
    ライドリング外周との間に穴を設けたことを特徴とする
    締付工具のクラッチ機構。
JP9926591U 1991-12-02 1991-12-02 締付工具のクラッチ機構 Withdrawn JPH0549270U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9926591U JPH0549270U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 締付工具のクラッチ機構

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JP9926591U JPH0549270U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 締付工具のクラッチ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0549270U true JPH0549270U (ja) 1993-06-29

Family

ID=14242869

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9926591U Withdrawn JPH0549270U (ja) 1991-12-02 1991-12-02 締付工具のクラッチ機構

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404