JPH0549153A - 配電線の再閉路装置 - Google Patents

配電線の再閉路装置

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Publication number
JPH0549153A
JPH0549153A JP3222432A JP22243291A JPH0549153A JP H0549153 A JPH0549153 A JP H0549153A JP 3222432 A JP3222432 A JP 3222432A JP 22243291 A JP22243291 A JP 22243291A JP H0549153 A JPH0549153 A JP H0549153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
fault
closing
power
distribution line
Prior art date
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Pending
Application number
JP3222432A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamashita
晃 山下
Yasushi Ito
裕史 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0549153A publication Critical patent/JPH0549153A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電線の故障後における再閉路時間、つま
り、故障復旧時間を短縮することを目的とする。 【構成】 配電線11aの故障様相を検出する機能と、
この検出した故障様相に応じて再閉路時間を決定する機
能とを有する保護リレー12を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配電線の再閉路装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば(株)オーム社、昭和4
5年4月25日第2版第2刷発行「保護継電器ハンドブ
ック」P392〜394に示された従来の再閉路装置を
適用した配電線系統図を示すもので、図5において、1
1は配電線11aを接続した母線、CB1は配電線しゃ
断器、CTは変流器、ZCTは零相変流器、RYは配電
線保護リレー、RECは再閉路リレー、SS1〜SS4
は区分開閉器、C1〜C4は区分開閉器の制御器、13
は制御器用電源トランスである。図6はCB投入後の区
分開閉器SS1〜SS4の動作時間を示した時限展開図
である。
【0003】次に動作について説明する。配電線11a
に発生した故障は、保護リレーRYの動作によりしゃ断
器CB1を開くことにより一旦除去される。この後、再
閉路リレーRECにより一定時間後にしゃ断器CB1が
再投入され、しゃ断器CB1から区分開閉器SS1間が
充電される。制御器C1は受電後、X秒継続受電すれば
区分開閉器SS1を投入する。投入後Y秒以上送電を継
続すれば、自己の投入回路は平常の状態(無電圧で引外
し、受電後X秒後に投入できる状態)を維持するが、投
入後Y秒以内に再度停電すれば、次に受電した時、投入
機構をロックし次区間の送電は行わない。
【0004】以下、区分開閉器SS2,SS3,SS4
も同様の動作を行うので、故障区間まで順次区分開閉器
は1回目の投入が行われ、故障区間を充電した時2回目
の故障が発生し、保護リレーRYによりしゃ断器CB1
を開放し、再閉路リレーRECにより一定時間後しゃ断
器CB1が投入される。この後、2回目の区分開閉器の
投入が順次行われ、故障区間の手前の区分開閉器以降は
投入がロックされているため投入されない。このように
して送電可能区間のみを自動復旧することが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の配電線の再閉路
装置は以上のように構成されているので、健全区間への
送電まで2回の再閉路を行う必要がある。また、再閉路
時間が最大故障電流を想定したしゃ断器CBの動作責務
より、1回目投入時間T1 =60秒、2回目投入時間T
2 は区間数により変化するが60秒〜120秒程度とな
っている。故に、健全区間への送電再開には、60秒+
60秒〜120秒=2〜3分必要であり、迅速な復旧が
できないという課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、故障発生時点の故障状況により、
再閉路時間を短縮できる配電線の再閉路装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配電線の
再閉路装置は、故障電流または故障種別等の故障様相に
応じて再閉路時間を決定する保護リレーを備えたもので
ある。
【0008】
【作用】この発明における保護リレーは、検出した故障
様相に応じて再閉路時間を決定することにより、故障復
旧時間を短縮できる。
【0009】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、11は配電線11aを
接続した母線、CB1は配電線しゃ断器、CTは変流
器、ZCTは零相変流器、12は過電流検出要素OC、
地絡方向検出要素DG、再閉路要素RECとを有する配
電線保護リレー、SS1〜SS4は区分開閉器、C1〜
C4は区分開閉器の制御器、13は制御器用電源トラン
スである。
【0010】図2は故障発生時におけるしゃ断器CB1
の開閉状態14と配電線故障電流15の時間的な変化を
示したものである。
【0011】図3は配電線故障電流15としゃ断器の投
入時間との関係を折線グラフ16で示したもので、この
折線グラフ16が得られるデータを例えば保護リレー1
2内のメモリ(図示せず)に記憶しておき、検出された
故障電流に応じた投入時間を再閉路要素RECに設定す
るものである。
【0012】次に上記実施例の動作について説明する。
配電線に発生した故障は、この故障を検出した配電線保
護リレー12でしゃ断器CB1を開くことにより一旦除
去される。このとき、故障検出要素OCにより故障電流
値を計測し、図3に示す故障電流一投入時間との関係を
示す折線グラフ16により決定された投入時間を再閉路
リレー要素RECに設定する。しかる後、上記再閉路リ
レー要素RECに設定された投入時間によりしゃ断器C
B1を投入し、このしゃ断器CB1と区分開閉器SS1
との間を充電する。
【0013】制御器C1は受電後X秒継続受電すれば、
自己の投入回路は平常の状態(無電圧で引外し、受電後
X秒後に投入できる状態)を維持するが、投入後Y秒以
内に再度停電すれば、次に受電したとき、投入機構をロ
ックし次区間の送電は行わない。
【0014】次に、区分開閉器SS2,SS3,SS4
も同様の動作を行うので、故障区間まで順次区分開閉器
は1回目投入が行われ、故障区間を充電した時、2回目
の故障が発生する。この故障を1回目の故障と同様、配
電線保護リレー12により検出し、しゃ断器CB1を開
放し、故障電流の大きさにより再閉路の投入時間を設定
する。
【0015】これにより、2回目のしゃ断器CB1を投
入し、区分開閉器SS1〜SS4の投入が上記設定され
た投入時間により順次行われ、故障区間の手前の区分開
閉器以降は投入がロックされているため投入されない。
この結果、送電区間のみを自動復旧することが可能とな
る。
【0016】実施例2.上記実施例では故障電流の大き
さにより再閉路時の投入時間を設定したが、図4のフロ
ーチャートに示すように、故障種別に応じて設定するよ
うにしてもよい。まず、配電線11aに故障が発生した
かを判断し(ステップST4−1)、YES、つまり故
障発生時の場合は、故障が短絡/地絡のいずれであるか
の故障種別を判断する(ステップST4−2)。この判
断結果がNOの場合は地絡故障であるかを判断し(ステ
ップST4−3)、YESの場合は投入時間T1とする
(ステップST4−4)。また、上記ステップST4−
2における判断結果がYESの場合は投入時間T2とす
る(ステップST4−5)。
【0017】一般に配電線11aは非接地系統であり、
地絡故障時の電流は最大でも30A程度しかなく、しゃ
断器の動作責務により決定している再閉路時間を短縮す
ることが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、配電
線の故障電流または故障種別により、再閉路のための投
入時間を決定するので、故障復旧時間を短縮できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における配電系統図であ
る。
【図2】しゃ断器の開閉状態と配電線故障電流の時間的
な変化を示す図である。
【図3】配電線故障電流としゃ断器の投入時間との関係
図である。
【図4】この発明の実施例動作を説明するフローチャー
ト図である。
【図5】従来の配電系統図である。
【図6】区分開閉器の動作時間を示した時限展開図であ
る。
【符号の説明】
CB1 しゃ断器 CT 変流器 ZCT 零相変流器 SS1〜SS4 区分開閉器 OC 過電流検出要素 DG 地絡方向検出要素 REC 再閉路要素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の故障様相を検出する機能と、こ
    の検出した故障様相に応じて再閉路時間を決定する機能
    とを有する保護リレーを備えた配電線の再閉路装置。
JP3222432A 1991-08-08 1991-08-08 配電線の再閉路装置 Pending JPH0549153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3222432A JPH0549153A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 配電線の再閉路装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3222432A JPH0549153A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 配電線の再閉路装置

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JPH0549153A true JPH0549153A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16782307

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JP3222432A Pending JPH0549153A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 配電線の再閉路装置

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JP (1) JPH0549153A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006156071A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Tempearl Ind Co Ltd 再閉路機能付回路遮断器
KR100956712B1 (ko) * 2009-07-29 2010-05-06 (주)정인시스템 송전·배전선로의 고장구간 자동개폐장치

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JP2006156071A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Tempearl Ind Co Ltd 再閉路機能付回路遮断器
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