JPH0549129B2 - - Google Patents

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JPH0549129B2
JPH0549129B2 JP15266287A JP15266287A JPH0549129B2 JP H0549129 B2 JPH0549129 B2 JP H0549129B2 JP 15266287 A JP15266287 A JP 15266287A JP 15266287 A JP15266287 A JP 15266287A JP H0549129 B2 JPH0549129 B2 JP H0549129B2
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JP
Japan
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diode
snubber
circuit
voltage
capacitor
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Toshio Shigekane
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は電力用高速スイツチンク半導体装置に
加わるスパイク電圧を吸収するためのスナバ回路
(サージアブリーバ)に関するもので、特に高速
用スナバダイオードの順方向回復時間が遅いこと
に基づく第1のスパイク電圧を容易に低減するた
めのスナバ回路に関する。 なお以下各図において同一の符号は同一もしく
は相当部分を示す。
【従来の技術】
第4図はこの種のスイツチング用半導体装置の
要部構成例を示す回路図である。同図において
Vdは直流電源およびその電圧、Q1はスイツチ
ング用主トランジスタ、Lは負荷、Doは負荷L
の両端に接続された転流ダイオード、lsは主トラ
ンジスタQ1の主回路配線に生じた浮遊インダク
タンス、Cs、Rs、Dsはスナバ回路の主体となる
スナバコンデンサ、スナバ抵抗、スナバダイオー
ドである。 スナバダイオードDsは主トランジスタQ1が
ターンオフする際、浮遊インダクタンスlsによつ
て維持されようとする主回路電流(この例ではコ
レクタ電流)IcをスナバコンデンサCs側へ導くた
めのもので、これにより主トランジスタQ1のコ
レクタ・エミツタ間へ過電圧が加わることを抑制
しようとするものである。 第5図は主トランジスタQ1がターンオフする
際における、Q1のコレクタ・エミツタ電圧VCE
と、このトランジスタQ1のコレクタ電流Icの推
移を示す波形図である。この電圧VCEには2つの
スパイク電圧、即ち第1のスパイク電圧Vp1と第
2のスパイク電圧Vp2が表われる。ここで第2の
スパイク電圧Vp2は、 Vp2=Vd+Ic√ …(1) で示されるため、Vp2を低くするためにはスナバ
コンデンサCsの値を大きくすれば良いが、第1
のスパイク電圧Vp1は主トランジスタQ1のター
ンオフの初期、即ちスナバダイオードDsの電流
立上り時点に発する電圧であり、前記浮遊インダ
クタンスlsとスナバダイオードDsの順方向回復時
間で決まる。 例えば第6図に示される順方向特性を有する2
つのダイオードD1,D2を想定する。なおここ
でVFは順方向電圧降下、IFは順方向電流である。
D1は普通用ダイオードであり、D2はライフタ
イムコントロールされた高速用ダイオードである
とすると、高速用ダイオードD2は第7図のダイ
オード電流の転流特性における実線の逆回復電流
IR2のように逆回復時間が短く、普通用ダイオー
ドD1は破線の逆回復電流IR1のように逆回復時
間が長い。 今、普通用ダイオードD1を第4図の回路に適
用すると、長い逆回復時間のため、第8図のよう
に第2のスパイク電圧Vp2が現れた後、このコレ
クタ・エミツタ電圧VCEに立ち下り発振波形が現
れ、ひいては主トランジスタQ1のドライブ回路
の誤動作などを引き起こしやすい。従つて従来、
スナバダイオードDsとしては高速用ダイオード
D2が使用されている。
【発明が解決しようとする問題点】
第9図は第5図と同様な波形図、第10図は主
トランジスタQ1のベース・エミツタ間を逆バイ
アスすることによりQ1が誘導負荷をしや断する
際のコレクタ電流Icとコレクタ・エミツタ電圧
VCEXの推移をIc、VCEXをそれぞれ縦軸、横軸にと
つて示した特性およびこのような動作条件下にお
ける安全動作領域としての逆バイアス安全動作領
域RBSOAを示す図である。 ところでスナバダイオードDsとして逆回復特
性の速い高速用ダイオードD2を用いた場合、こ
のD2の遅い順回復特性のため(一般に逆回復の
速い高速用ダイオードは順回復が遅く、逆回復の
遅い普通用ダイオードは順回復が速い)、第9図
で示されるような高い第1のスパイク電圧Vp1
発生し、トランジスタ動作点が第10図のように
逆バイアス安全動作領域RBSOAをはみ出し、ひ
いては素子が破壊しやすい。このため従来は主ト
ランジスタQ1の逆バイアス安全動作領域
RBSOAの大きい素子を選択する必要があり、ト
ランジスタ素子がコスト高となるという問題点が
ある。 本発明の目的は、高速用ダイオードD2を用い
たスナバダイオードDsの並列路に前記ダイオー
ドD2と同極性の普通用ダイオードD1を設ける
ことにより、第1のスパイク電圧Vp1が低く、か
つ第2のスパイク電圧Vp2が表れた後の電圧振動
立ち下り現象を防止し、主トランジスタの逆バイ
アス安全動作領域を小にできるスナバ回路を提供
することにある。
【問題点を解決するための手段】
前記の目的を達成するために本発明のスナバ回
路は、『スイツチング用半導体装置(主トランジ
スタQ1など)に加わる過電圧を吸収するための
スナバ回路であつて、 少なくともコンデンサ(スナバコンデンサCs
など)と、 前記スイツチング用半導体装置のターンオフの
際、該装置を流れていた電流(コレクタ電流Icな
ど)に基づく、前記半導体装置と直列の浮遊イン
ダクタンス(lsなど)のエネルギを前記コンデン
サへ導く第1のダイオード(高速用ダイオードD
2など)と、を備えたスナバ回路において、 前記第1のダイオードに並列回路を設け、この
並列回路に少なくとも前記第1のダイオードと同
極性で、かつ前記第1のダイオードより順方向回
復時間が短い第2のダイオード(普通用ダイオー
ドD1など)を設けた』ものとする。
【作用】
第1のダイオードは高速用であつて逆回復時間
が短く第2のスパイク電圧Vp2以後の電圧振動は
発生しないが、他方順回復時間が長く、第1のス
パイク電圧Vp1が大となりスイツチング用半導体
装置の耐圧破壊を招きやすい。 第2のダイオードは順回復時間の短い普通用で
あつて第1のダイオードの電流が立ち上る初期に
のみ動作し、第1のスパイク電圧Vp1を低減す
る。
【実施例】
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の異なる
実施例を示す要部回路図で第4図に対応するもの
である。この第1図〜第3図においてDS1は第
4図のスナバダイオードDsに相当する回路(ス
ナバダイオード相当回路という)で、主トランジ
スタQ1おターンオフ時、主回路配線浮遊インダ
クタンスlsのエネルギをスナバコンデンサCs側へ
導くためのものである。 第1図、第2図においてはこのスナバダイオー
ド相当回路DS1を順回復時間が遅く、逆回復時
間が速い従来使用の高速用ダイオードD2と順回
復時間が速く、逆回復時間が遅い普通用ダイオー
ドD1との並列回路で構成している。この第1
図、第2図では普通用ダイオードD1の容量は高
速用ダイオードD2よりも小容量のものを選択す
る。これにより主トランジスタQ1がターンオフ
を開始するとコレクタ電流Icはスナバダイオード
相当回路DS1内の普通用ダイオードD1を介し
てスナバコンデンサCs側に直ちに早い立上り速
度で分流を開始し、これにより第1のスパイク電
圧Vp1は低減される。ここで時間の経過と共に高
速用ダイオードD2が全導通可能となり、一方普
通用ダイオードD1は小容量でその順方向電圧降
下VFが大となることから、前記分流電流は大部
分高速用ダイオードD2に移行するようになる。
なおこのようにするためには必要に応じ例えば普
通用ダイオードD1と直列に図外の無誘導抵抗を
挿入してもよい。 この様に小容量の普通様ダイオードD1を新た
に付加することにより、このダイオードD1内の
蓄積キヤリアは少ないため、結果としてD1の逆
回復電流、従つて逆回復時間は相対的に大きくな
く、第2のスパイク電圧Vp2以後の主トランジス
タQ1のコレクタ・エミツタ電圧VCEの振動の発
生を防止することができる。 また第3図においてはスナバダイオード相当回
路Ds1において、普通用ダイオードD1と直列
に新たなコンデンサC1を、また該ダイオードD
1と並列に新たな抵抗R1を設けている。この第
3図では普通用ダイオードD1に対する容量上の
制約はない。コンデンサC1は主トランジスタQ
1のターンオフの開始時点から、高速用ダイオー
ドD2の全導通に至る迄の間、普通用ダイオード
D1の通電を行わせ、以後D1の通電を断つため
のものであり、抵抗R1はコンデンサC1の放電
用抵抗である。 この回路では主トランジスタQ1のターンオフ
終了時点では、普通用ダイオードD1の通電々流
は消滅しているので、D1の逆回復電流は無く、
従つて第2のスパイク電圧Vp2以後のVCEの振動
は発生しない。 以上の実施例ではQ1はトランジスタとして説
明したが、このスイツチング用半導体素子Q1に
相当するものとしてPNPトランジスタ、FET,
IGBT,SCR,GTO等の他の半導体素子であつ
てもかまわない。また新たに付加されたダイオー
ドD1は従来使用のダイオードD2より逆回復時
間が速くてもかまわない。要は新設のダイオード
D1の順回復特性が従来使用のダイオードD2の
順回復特性より速いことが重要である。
【発明の効果】
本発明によればスイツチング用半導体装置のス
ナバダイオードに並列回路を設け、この並列回路
内に少なくとも従来のスナバダイオードDS(=D
2)と同極性で、かつスナバダイオードD2より
順回復特性の速い普通用ダイオードD1を設ける
こととしたので、次のような効果を得ることがで
きる。 スイツチング用半導体素子のターンオフ時の
両端電圧中に第2のスパイク電圧Vp2以後の電
圧振動を生ずることなく、第1のスパイク電圧
Vp1、従つてこの素子の耐圧を低減し、この素
子を安価なものとすることができる。 ダイオードD1はダイオードD2の順回復時
間中のみ働けば良いので、ダイオードD2より
小形で安価なものでよく、ダイオードD1を新
設したスナバ回路自体を安価に構成できる。 スナバ回路設計の際、スナバダイオードD2
として逆回復特性のみに注目して選定すれば良
いので、選定対象範囲が拡がり、ひいては設計
時間の短縮につながる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の異なる
実施例としての要部回路図、第4図は第1図ない
し第3図に対応する従来の要部回路図、第5図な
いし第10図は第4図の動作説明用の特性図また
は波形図である。 Vd:主直流電源、Q1:主トランジスタ、
ls:浮遊インダクタンス、L:負荷、Do:転流
ダイオード、DS1:スナバダイオード相当回路、
D2:高速用ダイオード、D1:普通用ダイオー
ド、Cs:スナバコンデンサ、RS:スナバ抵抗、
C1:コンデンサ、R1:抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スイツチング用半導体装置に加わる過電圧を
    吸収するためのスナバ回路であつて、 少なくともコンデンサと、 前記スイツチング用半導体装置のターンオフの
    際、該装置を流れていた電流に基づく、前記半導
    体装置と直列の浮遊インダクタンスのエネルギを
    前記コンデンサへ導く第1のダイオードと、を備
    えたスナバ回路において、 前記第1のダイオードに並列回路を設け、この
    並列回路に少なくとも前記第1のダイオードと同
    極性で、かつ前記第1のダイオードより順方向回
    復時間が短い第2のダイオードを設けたことを特
    徴とするスイツチング用半導体装置のスナバ回
    路。
JP62152662A 1987-06-19 1987-06-19 スイッチング用半導体装置のスナバ回路 Granted JPS63316919A (ja)

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IL148862A0 (en) * 1999-10-01 2002-09-12 Online Power Supply Inc Non-saturating magnetic element(s) power converters and surge protection
US6272025B1 (en) 1999-10-01 2001-08-07 Online Power Supply, Inc. Individual for distributed non-saturated magnetic element(s) (referenced herein as NSME) power converters
US6952355B2 (en) 2002-07-22 2005-10-04 Ops Power Llc Two-stage converter using low permeability magnetics

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