JPH0549039A - 映像信号のy/c分離回路 - Google Patents

映像信号のy/c分離回路

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JPH0549039A
JPH0549039A JP3188808A JP18880891A JPH0549039A JP H0549039 A JPH0549039 A JP H0549039A JP 3188808 A JP3188808 A JP 3188808A JP 18880891 A JP18880891 A JP 18880891A JP H0549039 A JPH0549039 A JP H0549039A
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Takashi Koga
隆史 古賀
Masahiko Motai
正彦 馬渡
Seiichi Tanaka
誠一 田中
Naoki Matsuda
直樹 松田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1つの分離回路で輝度信号出力、色信号出力が
得られ高価なフレームメモリの使用を低減でき、また家
庭用VTRにもそのまま利用できる変調色信号を得るよ
うにする。 【構成】動画色分離部3はラインメモリを用いた動画色
信号の分離を行い、静画色分離部30は、色信号につい
て復調を行い、フレームメモリを用いた不要成分の除
去、フィルタリング補償のためのノンリニアエンハン
ス、変調を行い静画色信号の分離を行う。静画色信号、
動画色信号は、それぞれ減算器8、9において元の映像
信号から引算される。これにより減算器8、9からは静
画輝度信号、動画輝度信号が得られる。この後は、動画
系と静画系の信号が動き検出信号に応じて混合され、輝
度信号Y、変調色信号Cの分離出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受像
機、ビデオテープレコーダ等に使用される映像信号のY
/C分離回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号処理回路には、輝度信号と色信
号とを分離するY/C分離回路が設けられている。図6
は、従来のY/C分離回路である。この回路は、映像信
号の水平方向、垂直方向、時間方向の3つの軸の成分を
用いてY/C分離を行う、3次元Y/C分離回路であ
る。入力端子800には映像信号が導入され、輝度信号
を分離する回路(以下Y処理部と略記する)801と色
信号を分離する回路(以下C処理部と略記する)802
とに供給される。Y処理部801は、静止画に適した輝
度分離を行うY静画部811と、動画に適した輝度分離
を行うY動画部812と、Y静画部811とY動画部8
12の出力を選択切換えする切換え部813を有する。
【0003】Y動画部812のラインメモリ821に
は、入力端子800からの映像信号が導入されここで1
水平走査期間の遅延が行われ、さらにラインメモリ82
1の出力はラインメモリ822に供給されて1水平走査
期間遅延される。入力端子800からの信号及びライン
メモリ821と822の出力信号は、相関器823に供
給される。相関器823からは、相関の無い信号成分が
抽出され、帯域通過フィルタ(BPF)(色副搬送波帯
の通過特性)824に供給される。この帯域通過フィル
タ824から抽出された信号は、主として色信号成分で
あり、切換え部813の一方に供給される。次にY静画
処理部811を説明する。先のラインメモリ821の出
力信号は、フレームメモリ825(1フレーム期間の遅
延量を持つ)と減算器826に供給される。減算器82
6では、ラインメモリ821の出力信号からフレームメ
モリ825の出力信号が減算される。減算器826から
の出力信号は、色副搬送波帯の通過特性を持った帯域通
過フィルタ827に供給される。この帯域通過フィルタ
827で抽出された信号は、切換え部813の他方に入
力される。切換え部813は、後述する動き検出部80
5からの動き検出信号が静画を示すときはY静画部81
1の出力を選択導出し、動画を示すときはY動画部81
2の出力を選択導出する。
【0004】この切換え部813の出力信号(色信号成
分)は、減算器814に入力される。減算器814で
は、先のラインメモリ821の出力信号(映像信号)か
ら切換え部813の出力信号(色信号成分)を減算し、
出力端子に輝度信号成分として導出する。次にC処理部
802を説明する。
【0005】入力端子800の信号は、色復調器831
に供給される。ここで映像信号は、色ベースバンド信号
であるI信号とQ信号とに復調される。このI信号とQ
信号とは輝度の高域成分を含んでいる。I信号とQ信号
とは、時分割多重回路832において多重され、動画に
適した色分離を行う回路(ここではC動画部と称する)
833に供給される。C動画部833は、ラインメモリ
834、835、相関器836により構成され、ライン
メモリ834の入力信号及び出力信号、さらにラインメ
モリ835の出力信号は、相関器836に供給されてい
る。相関器836では相関のある信号が取り出される。
この信号は、主としてI、Q信号成分であり、切換え回
路837の一方に供給される。ラインメモリ834の出
力信号は、静画に適した色分離を行う回路(ここではC
静画部と称する)838のフレームメモリ839、加算
器840に入力される。加算器840は、ラインメモリ
834の出力信号とフレームメモリ839の出力信号と
を加算し、和信号を得る。この信号は、I、Q信号成分
であり、切換え部837の他方に供給される。切換え部
837は、後述する動き検出部805からの動き検出信
号が静画を示すときはC静画部838の出力を選択導出
し、動画を示すときはC動画部833の出力を選択導出
する。この導出信号が、色ベースバンド(IQ)信号と
して出力端子に出力される。
【0006】動き検出部805は、Y動画部812のラ
インメモリ821の出力、C動画部833のラインメモ
リ834の出力を用いて、フレーム間の差をとり、差分
信号があるレベル以上であれば動画と判定し、例えば論
理レベル“1”を出力し、それ以外は静画と判定し論理
レベル“0”を出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したY/C分離回
路において、Y処理部、C処理部の共通の概念は、フレ
ームメモリを用いたフレーム間相関を利用して静画部の
処理を行い、またラインメモリを用いたライン相関を利
用して動画部の処理を行い、さらに静画、動画の判定処
理を行うことである。従って、輝度信号出力用と色信号
出力用とのそれぞれに独立して分離回路を備えており、
高価なフレームメモリを多く使用している。また色信号
出力は、色ベースバンド(IQ)信号であるために、V
HS方式、8ミリビデオなどの家庭用VTRにそのまま
利用できないという不具合がある。
【0008】そこでこの発明は、1つの分離回路で輝度
信号出力、色信号出力が得られ高価なフレームメモリの
使用を低減でき、また家庭用VTRにもそのまま利用で
きる変調色信号を得ることができる映像信号のY/C分
離回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、映像信号の
輝度信号成分を含む色副搬送波帯域の信号を抽出し、こ
の抽出信号を直交する2つの軸のキャリアで色復調し、
復調出力のフレーム間の和信号を得、この和信号を前記
2つの軸のキャリアで直交変調して色信号を再生するこ
とにより、前記映像信号から色信号を分離する第1の色
分離手段と、前記映像信号のライン間の相関性を利用し
て色信号成分分離する第2の色分離手段と、前記映像信
号のnフレーム間の差分値(nは1以上の整数)から前
記映像信号の動画の度合いを示す動き検出信号を得る動
き検出手段と、前記映像信号から前記第1の色分離手段
の出力信号を減算して輝度信号成分を得る第1の減算手
段と、前記映像信号から前記第2の色分離手段の出力信
号を減算して輝度信号成分を得る第2の減算手段と、前
記第1の色分離手段の出力信号と第2の色分離手段の出
力信号とを入力とし前記動き検出手段の出力信号に応じ
て混合比を制御する第1の混合手段と、前記第1の減算
手段の出力信号と第2の減算手段の出力信号とを入力と
し前記動き検出部の出力信号に応じて混合比を制御する
第2の混合手段と、前記第1の混合手段の出力信号を色
信号出力端子に出力し、前記第2の混合手段の出力信号
を輝度信号出力端子に出力する手段とを具備して構成さ
れている。
【0010】
【作用】上記の手段により、従来の静画輝度分離部(フ
レームメモリを使用している)が不要となり、第1の色
分離部のみでフレームメモリを使用すればよい、また、
色信号に関しては第1の色分離部で色信号復調した後、
変調して出力するために、内部でフレームメモリを用い
て不要な成分を除去する場合に、クロックレートは低く
てよく、フレームメモリの容量、使用数も少なくてよ
い。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例である。入力端
子1には複合映像信号が導入され、アナログデジタル
(A/D)変換器2に供給される。A/D変換器2は、
複合映像信号をデジタル信号に変換して動画色分離部
3、1水平走査期間の遅延を行うラインメモリ4に供給
する。ラインメモリ4からの出力信号は、動画色分離部
3、ラインメモリ5、後述する減算器8、9、静画色分
離部30の帯域通過フィルタ(BPF)31に供給され
る。ラインメモリ5の出力信号も動画色分離部3に供給
されている。
【0013】動画色分離部3は、3ラインの信号の垂直
相関を利用した演算を行い垂直高域成分を抽出して帯域
通過フィルタ(BPF)6に供給する。帯域通過フィル
タ6は、色副搬送波帯域の成分を取出すが、この信号は
動画時の色信号(ここでは動画C信号と言う)である。
動画C信号は、減算器9及び混合器10に供給される。
減算器9は、ラインメモリ4の出力から、動画C信号を
引き算し、動画時の輝度信号(ここでは動画Y信号と言
う)を出力し、混合器11に供給する。次に静画色分離
部30について説明する。
【0014】ラインメモリ4の出力信号は、静画色分離
部30の帯域通過フィルタ(BPF)31に入力され
る。帯域通過フィルタ31は色副搬送波帯域の成分を抽
出し、復調器32に供給する。復調器32は、色副搬送
波に同期した信号で直交する2つの色差軸(I、Q軸)
のキャリアで、入力信号を復調する。これにより復調器
32からは、I、Q信号が得られるがこれには輝度信号
の高域成分が含まれていることがある。復調されたI、
Q信号は、それぞれ間引き回路33、34に入力され
る。つまり、復調前のデジタルビデオ信号は、サンプリ
ングレートが4Fsc(Fsc:色副搬送波周波数)のクロ
ックでサンプルされたレートである。しかし復調後は、
このような高いレートまでは必要ではない。これは、I
信号はもともと1.5MHz、Q信号は0.5MHzの
帯域内に規格化されているからである。従って、間引き
回路において間引きしても、情報が失われることがない
からである。間引き率としては、I信号が例えばFsc、
Q信号がFsc/3のレートになる程度である。なお、
I、Q信号の復調は色差信号(R−Y)、(B−Y)ま
たは色副搬送波に同期した任意の直交する2信号の復調
に置き換えてもよい。
【0015】間引き回路33の出力は、フレームメモリ
35及び加算器37に供給され、間引き回路34の出力
は、フレームメモリ36及び加算器38に供給される。
加算器37は、フレームメモリ35の出力と間引き回路
33の出力とを加算、つまりフレーム間信号を加算し相
関のある信号(I信号)を取出し、補間フィルタ39に
供給する。また加算器38も同様にフレームメモリ36
の出力と間引き回路34の出力との加算(フレーム間信
号の加算)を行い、相関のある信号(Q信号)を取出
し、補間フィルタ40に供給する。補間フィルタ39
は、間引かれたデ−タを補間し、元のサンプリングクロ
ック周波数に戻し、ノンリニアエンハンサ41に供給す
る。補間フィルタ41も同様に、間引かれたデ−タを補
間して元のサンプリングクロック周波数に戻し、ノンリ
ニアエンハンサ42に供給する。ノンリニアエンハンサ
41、42は、帯域通過フィルタ31、及び後で通過す
る帯域通過フィルタ44の帯域制限による波形劣化を補
償(これについては後述する)し、各々の出力を変調器
43に供給する。
【0016】変調器43は、入力された2つの色差信号
を色副搬送波に同期した直交する2つの変調軸のキャリ
アによりそれぞれ変調して合成し、搬送色信号に戻し、
その出力を帯域通過フィルタ44に供給する。帯域通過
フィルタ44は、入力された搬送色信号を帯域制限し、
静画時の色信号(ここでは静画C信号と言う)を取出
し、混合器10及び減算器8に供給する。減算器8は、
ラインメモリ4の出力信号から静画C信号を減算処理
し、これにより静画時の輝度信号(ここでは静画Y信号
と言う)を出力し、混合器11に供給する。
【0017】上記の信号経路により、混合器10には、
静画C信号と動画C信号が入力され、混合器11には静
画Y信号と動画Y信号が入力されることになる。混合器
10と、11とは、動き検出部7からの動き検出信号に
応じてそれぞれ2入力の混合割合を制御さる。混合器1
1は、動画Y信号及び静画Y信号を動き検出信号Kに応
じてそれぞれK倍と(1−K)倍の比率で混合する。ま
た混合器10は、動画C信号と静画C信号とを動き検出
信号に応じてそれぞれK倍と(1−K)倍の比率で混合
する。これら混合器10、11の出力はそれぞれデジタ
ルアナログ(D/A)変換器12、13に供給される。
これにD/A変換器12の出力端子14には分離された
アナログ色信号、D/A変換器13の出力端子15には
分離されたアナログ輝度信号が得られる。動き検出部7
は、ラインメモリ4からの信号を受けて、その1フレー
ム間の差分信号を得て、1フレーム間の差分信号の大き
さにより0以上1以下の動き検出信号Kを得ている。次
に、ノンリニアエンハンサの動作について説明する。
【0018】図2は図1の回路の各部の信号波形を示し
ている。同図(A)はラインメモリ4の出力信号の中の
色信号成分の波形である。同図(B)は帯域通過フィル
タ31の出力信号波形であり、帯域制限の結果エンベロ
ープになまりが生じている。同図(C1)及び(C2)
はノンリニアエンハンサ41、42の入力信号波形であ
り、同図(B)の信号が色復調されてフレーム和分をと
ったものである。同図(D1)、(D2)はノンリニア
エンハンサ41、42の出力波形であり、主に帯域通過
フィルタ31及び44に起因するエンベロープのなまり
を復調波形で補償したものである。同図(E)は変調器
43の出力波形であり、同図(F)は帯域通過フィルタ
44の出力波形である。
【0019】ノンリニアエンハンサの特性は、図2の
(A)と(F)の波形のエンベロープが略一致するよう
に選ばれている。これにより減算器8でのラインメモリ
4の出力信号から静画C信号の減算が正確に行え、静画
Y信号中の残留色成分を極めて小さくできる。図3から
図6にはノンリニアエンハンサの構成例及び特性例を示
している。
【0020】入力端子41に導入された信号S−1は、
遅延器42に供給され遅延され、信号S0として出力さ
れこの信号S0はさらに遅延器43に入力され遅延さ
れ、信号S+1として出力される。また入力端子41に
供給された信号S−1は、係数器44に入力され−1/
4倍され、遅延器42の出力信号S0は係数器45に入
力されて1/2倍され、遅延器43の出力信号は係数器
46に入力されて−1/4倍されている。係数器44、
45、46の出力信号は、共通の加算器47に入力され
加算され、その加算出力はコアリング回路48に入力さ
れている。
【0021】遅延器42、43、係数器44、45、4
6、加算器47はFIRフィルタを構成しており、遅延
器42、43の遅延時間を280nsecとすると、そ
の特性は図4(A)の如くなる。加算器47の出力での
周波数応答は、図4(A)に示すように1.79MHz
でピークをもちゲイン1となり、この出力信号は、コア
リング回路48を介して加算器51に入力され信号S0
と加算されることになる。加算器51には、信号S0及
びコアリング回路48の出力が供給されている。この結
果、入力端子41からの信号は、直流と3.58MHz
でゲイン1、1.79MHzでゲイン2となるようにエ
ンハンスされることになる。このエンハンスされた信号
S0´は、中央値回路52に供給される。
【0022】ここで、コアリング回路48は、その入出
力特性が図4(C)に示すように、ある入力レベル以下
でゲイン0、それ以上でゲイン1となる回路であり、加
算器51においてノイズ成分を加算しないために用いら
れている。
【0023】また、先の信号S−1、S0、S+1は組
みとなって、最大値回路49と最小値回路50にも入力
されている。最大値回路49は、入力信号のうち最大の
もの(S´−1)を判定して取出し、中央値回路52に
供給し、最小値回路50は入力信号のうち最小値のもの
(S´+1)を取出し、中央値回路52に供給してい
る。中央値回路52は、入力信号(S´−1)、(S´
+1)、S0´のうち中央の値のものを判定して取出
し、出力端子53へ導出している。
【0024】今、図4(B)の(a)〜(c)に上記の
回路の各部の信号波形例を示して説明する。(a)、
(b)に示すようにステップ応答ではS−1とS´−1
及びS+1とS´+1の波形はそれぞれ等しく、S0´
はS0を中心周波数1.79MHzでエンハンスしたも
のである。従って中央値回路52の出力は、(c)に示
すように入力波形のなまりが補償された信号波形とな
る。図5はこの発明の他の実施例である。
【0025】先の実施例と共通する部分には、図1と同
一符号を付している。図1の実施例と異なる部分は、復
調回路32の2つの色差信号を多重回路45で時分割多
重して1系統にしている点である。多重回路45の出力
は、間引き回路33に入力されている。また、ノンリニ
アエンハンサ41の出力が、分割回路46に入力されて
2つの色差信号に分離され、この分離された2つの色差
信号が変調器43に入力されている。つまり2つの色差
信号を多重する手段と、分割する手段とを設けることに
より、図1には2系統あった間引き回路からノンリニア
エンハンサまで系統を1系統にしている。この実施例で
は、多重回路から分割回路部のクロックレートは図1に
比べて2倍になるが、フレームメモリは1つになってい
るので全体としてフレームメモリに必要なビット数は、
図1の実施例と変りはない。
【0026】上記したY/C分離回路では、静画用及び
動画用の色信号のみの分離を行い、輝度信号の分離は映
像部分から分離した色信号を減算するようにしている。
従って、静画部及び動画部の分離回路が色信号について
だけでよく、回路規模を大幅に削減できる。特にフレー
ムメモリ、ラインメモリを削減できる効果はコスト的に
みて極めて大きい。最もコスト効果ががコスト大きいフ
レームメモリについて比較してみる。
【0027】条件として輝度信号のサンプル周波数を4
Fsc(約14.3MHz)、色ベースバンドのサンプル
周波数をFsc(約3.58MHz)、量子化ビット数を
8ビットとする。また水平走査期間の輝度信号のサンプ
ル数は910、色信号のサンプル数は227.5、ライ
ン数525である。
【0028】従来のY/C分離回路でのフレームメモリ
に必要なビット数は、 Y処理部:8×910×525 =3.822(Mビ
ット) C処理部:8×227.5×525=1.911(Mビ
ット) となり、合計5.733(Mビット)が必要である。こ
れを1Mビットのメモリで構成しようとすると、最低6
個必要となる。
【0029】これに対して、この実施例では、C処理部
のみでよいので8×227.5×525=1.911
(Mビット)となる。これを1Mビットのメモリで構成
すると最低2個でよい。さらにこの実施例からわかるよ
うに、変調された色信号を取り出しているので家庭用V
TRのY/C分離用としてそのまま用いることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
1つの分離回路で輝度信号出力、色信号出力が得られ高
価なフレームメモリの使用を低減でき、また家庭用VT
Rにもそのまま利用できる変調色信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図。
【図2】図1の色分離回路の各部信号波形を示す図。
【図3】図1のノンリニアエンハンサの構成例を示す回
路図。
【図4】図3の回路の動作を説明するために示した特性
図、及び信号波形図、特性図。
【図5】この発明の他の実施例を示す回路図。
【図6】従来のY/C分離回路を示す図。
【符号の説明】
2…A/D変換器、3…動画色分離部、4、5…ライン
メモリ、6、31、44…帯域通過フィルタ、7…動き
検出部、8、9…減算器、10、11…混合器、12、
13…D/A変換器、32…復調器、33、34…間引
き回路、37、38…加算器、39、40…補間フィル
タ、41、42…ノンリニアエンハンサ、43…変調
器、45…多重回路、46…分割回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 直樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メデイア技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の輝度信号成分を含む色副搬送
    波帯域の信号を抽出し、この抽出信号を直交する2つの
    軸のキャリアで色復調し、復調出力のフレーム間の和信
    号を得、この和信号を前記2つの軸のキャリアで直交変
    調して色信号を再生することにより、前記映像信号から
    色信号を分離する第1の色分離手段と、 前記映像信号のライン間の相関性を利用して色信号成分
    を分離する第2の色分離手段と、 前記映像信号のnフレーム間の差分値(nは1以上の整
    数)から前記映像信号の動画の度合いを示す動き検出信
    号を得る動き検出手段と、 前記映像信号から前記第1の色分離手段の出力信号を減
    算して輝度信号成分を得る第1の減算手段と、 前記映像信号から前記第2の色分離手段の出力信号を減
    算して輝度信号成分を得る第2の減算手段と、 前記第1の色分離手段の出力信号と第2の色分離手段の
    出力信号とを入力とし前記動き検出手段の出力信号に応
    じて混合比を制御する第1の混合手段と、 前記第1の減算手段の出力信号と第2の減算手段の出力
    信号とを入力とし前記動き検出部の出力信号に応じて混
    合比を制御する第2の混合手段と、 前記第1の混合手段の出力信号を色信号出力端子に出力
    し、前記第2の混合手段の出力信号を輝度信号出力端子
    に出力する手段とを具備したしたことを特徴とする映像
    信号のY/C分離回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の色分離手段は、前記映像信号
    を受け付け、順に帯域通過フィルタ、色復調回路、間引
    き回路、フレーム和の演算回路、補間フィルタ、ノンリ
    ニアエンハンサ、色変調回路及び帯域通過フィルタを通
    過する構成としたことを特徴とする請求項1記載の映像
    信号のY/C分離回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の色分離手段は、前記映像信号
    を受け付け、順に帯域通過フィルタ、色復調回路、多重
    回路、間引き回路、フレーム和の演算回路、補間フィル
    タ、ノンリニアエンハンサ、分割回路、色変調回路及び
    帯域通過フィルタを通過する構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の映像信号のY/C分離回路。
JP3188808A 1990-11-05 1991-07-29 映像信号のy/c分離回路 Pending JPH0549039A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3188808A JPH0549039A (ja) 1991-07-29 1991-07-29 映像信号のy/c分離回路
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100447169B1 (ko) * 2001-10-31 2004-09-04 엘지전자 주식회사 색/휘도 신호 분리회로 및 분리방법

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