JPH0548857A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0548857A
JPH0548857A JP3202894A JP20289491A JPH0548857A JP H0548857 A JPH0548857 A JP H0548857A JP 3202894 A JP3202894 A JP 3202894A JP 20289491 A JP20289491 A JP 20289491A JP H0548857 A JPH0548857 A JP H0548857A
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Japan
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image
recorded
circuit
density data
signal
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JP3202894A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ichihara
美幸 市原
Satoru Haneda
哲 羽根田
Noboru Koizumi
昇 小泉
Takashi Hasebe
孝 長谷部
Tetsuya Niitsuma
徹也 新妻
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキャナ,C.Gやフォントデータ等から作ら
れる画像の鮮鋭度を向上する画像形成装置の提供。 【構成】 画像濃度データを参照波信号で変調した変調
信号により記録を行う画像形成装置において、複数の参
照波を有し、前記記録すべき画像濃度データもしくはそ
の周囲の画像濃度データからの演算結果に基づいて前記
画像濃度データと前記複数の参照波を組み合わせて比較
することにより得られる複数の変調した画像信号のうち
の1つを選択して画像形成を行うことを特徴とする画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、参照波信号により変
調した変調信号によりドット記録して中間調再現を行う
画像形成装置に関し、特に画像濃度データを変調する画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法による画像形成装置の分野に
おいて、原稿画像をスキャナで画像信号として読み取
り、当該画像信号に階調補正、A/D変換し、シェーデ
ィング補正を施した画像濃度データを参照波信号で変調
して中間調再現されたディジタル画像を得ている。
【0003】原稿画像をスキャナで読み取る画像信号
は、スキャナに組み込まれた固体撮像素子のアパーチャ
ーに起因して画像のエッジ部は中間調濃度として読み込
まれることになる。この画像信号から得られる画像濃度
データを一定の周期の参照波信号により変調したパルス
幅変調信号で感光体上に潜像形成を行う場合において
は、当該潜像のエッジ部に対応する記録画素は中間的な
濃度として記録画素中に一定のピッチでパルス幅変調記
録することになるのでドットの切れが生じ、結果として
画像の鮮鋭度が低下して記録されることになる。この様
子を図14で説明する。図14(b)は一定周期の参照波と画
像データを比較してパルス幅変調信号を生成するブロッ
ク図である。変調信号はレーザー駆動回路に送られて後
に説明する図4の431レーザーを光変調する。レーザー
光はポリゴンによりラスター走査され、レンズ系を通し
て感光体上に投影され感光体上に潜像を形成する。
【0004】図14(a)は図14(b)のブロック毎の動作を
示すタイミング図で、(1)は画像データで、(2)は
基準クロック、(3)は画像データが基準クロックの立
上りエッジでラッチされてD/A変換されたアナログ出
力、(4)は参照波、(5)は比較器出力である。
【0005】この図の画像データは、線などを読み取っ
た画像のエッジ部に相当する画像であるがエッジの中間
濃度はイ,エ部になるがイ,エ部はウ部から離れて印字さ
れていることがわかる。このことは画像のエッジ部には
白いヌケが生じた印字となり、見かけ上の解像力を低下
させる原因となっている。
【0006】一方C.Gやフォントデータから補間文字
や図形を作っても同様の問題がある。つまり、補間デー
タでエッジ部を中間濃度によりなめらかに補間した場合
エッジ部に対応する記録画素は、画素中に平均濃度とし
て記録されるため、記録されれば前記と同様に解像力が
低下する。このような図14の場合には、画像濃度の一番
高い″ウ″の画素に″イ″,″エ″を近接させて像形成
が出来れば、ドットの切れが見た目に少ない鮮鋭度の高
い画像が形成できることになる。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、ス
キャナ,C.Gやフォントデータ等から作られる画像の
鮮鋭度を向上する画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するこ
の発明は、画像濃度データを参照波信号で変調した変調
信号により記録を行う画像形成装置において、複数の参
照波を有し、前記記録すべき画像濃度データもしくはそ
の周囲の画像濃度データからの演算結果に基づいて前記
画像濃度データと前記複数の参照波を組み合わせて比較
することにより得られる複数の変調した画像信号のうち
の1つを選択して画像形成を行うことを特徴とする画像
形成装置を提供するものである。
【0009】なお好ましい実施態様は、前記複数の画像
信号は記録すべき画像濃度データをパルス幅変調した画
像信号であり、かつ、前記パルス幅変調により形成され
るドットが記録すべき画素位置の中央から広がるように
変調された第1の画像信号と、記録すべき画素位置の直
前に記録された画素側エッジから広がるように変調され
た第2の画像信号と、記録すべき画素位置の直後に記録
される画素側エッジから広がるように変調された第3の
画像信号であることを特徴とする画像形成装置である。
【0010】また、前記複数の参照波は画像記録を行う
基準クロックの1クロックを1周期とする第1の三角波
と、前記第1の三角波の2倍の周期をもつ第2の三角波
と、前記第2の三角波と同周期でかつ第2の三角波に対
し位相が180°ずれた第3の三角波とから成ることを特
徴とする画像形成装置である。
【0011】
【実施例】本実施例の画像形成装置400の構成について
説明する。
【0012】図4は本実施例の画像形成装置の概略構成
を示す斜視図である。
【0013】カラー画像形成装置400は、感光体を一様
帯電した後にコンピュータ又はスキャナからのディジタ
ル画像濃度データをD/A変換して得られたアナログ画
像濃度信号と参照波信号とを比較して二値化するか、若
しくは差動増幅して得られた変調信号に基づいてパルス
幅変調若しくは強度変調したスポット光によりドット状
の静電潜像を形成し、これをトナーにより反転現像して
ドット状のトナー画像を形成し、前記帯電,露光及び現
像工程を繰り返して感光体401上にカラートナー像を形
成し、該カラートナー像を転写し、分離、定着してカラ
ー画像を得る。
【0014】画像形成装置400は、矢印方向に回動する
ドラム状の感光体(以下、単に感光体という。)401と、該
感光体401上に一様な電荷を付与するスコロトロン帯電
器402と、走査光学系430、イエロー、マゼンタ、シアン
及び黒トナーを装填した現像器441〜444、転写前帯電器
461、スコロトロン転写器462、分離器463、定着ローラ4
64、クリーニグ装置470、除電器474とからなる。
【0015】図3は高γ感光体の具体的構成例を示す断
面図である。
【0016】以下に本実施例の主な構成について説明す
る。
【0017】感光体401は、図3に示すように導電性支
持体401A、中間層401B、感光層401Cからなる。感光
層401Cの厚さは、5〜100μm程度であり、好ましくは10
〜50μmである。感光体401は直径150mmのアルミニウム
製のドラム状導電性支持体401Aを用い、該支持体401A
上にエチレン-酢酸ビニル共重合体からなる厚さ0.1μm
の中間層401Bを形成し、この中間層401B上に膜厚35μ
mの感光層401Cを設けて構成される。
【0018】導電性支持体401Aとしては、アルミニウ
ム、スチール、銅等の直径150mm程度のドラムが用いら
れるが、そのほか、紙、プラスッチクフィルム上に金属
層をラミネートまたは蒸着したベルト状のもの、あるい
は電ちゅう法によって作られるニッケルベルト等の金属
ベルトであってもよい。また、中間層401Bは、感光体
として±500〜±2000Vの高帯電に耐え、例えば正帯電
の場合はエレクトロンの導電性支持体401Aから注入を
阻止し、なだれ現象による優れた光減衰特性が得られる
よう、ホール移動性を有するのが望ましく、そのため中
間層401Bに例えば本出願人が先に提案した特願昭61-18
8975号明細書に記載された正帯電型の電荷輸送物質を10
重量%以下添付するのが好ましい。中間層401Bとして
は、通常、電子写真用の感光層に使用される例えば下記
樹脂を用いることができる。
【0019】(1)ポリビニルアルコール(ポバール)、
ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル
等のビニル系ポリマー (2)ポリビニルアミン、ポリ-N-ビニルイミダゾー
ル、ポリビニルピリジン(四級塩)、ポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー等の含
窒素ビニルポリマー (3)ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル系ポリ
マー (4)ポリアクリル酸およびその塩、ポリアクリルアミ
ド、ポリ-β-ヒドロキシエチルアクリレート等のアクリ
ル酸系ポリマー (5)ポリメタアクリル酸およびその塩、ポリメタアク
リルアミド、ポリヒドロキシプロピルメタアクリレート
等のメタアクリル酸系ポリマー (6)メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース等のエーテル繊維素
系ポリマー (7)ポリエチレンイミン等のポリエチレンイミン系ポ
リマー (8)ポリアラニン、ポリセリン、ポリ-L-グルタミン
酸、ポリ-(ヒドロキシエチル)-L-グルタミン、ポリ-
δ-カルボキシメチル-L-システイン、ポリプロリン、
リジン-チロシンコポリマー、グルタミン酸-リジン-ア
ラニンコポリマー、絹フィブロイン、カゼイン等のポリ
アミノ酸類 (9)スターチアセテート、ヒドロキシンエチルスター
チ、スターチアセテート、ヒドロキシエチルスターチ、
アミンスターチ、フォスフェートスターチ等のでんぷん
およびその誘導体 (10)ポリアミドである可溶性ナイロン、メトキシメチ
ルナイロン(8タイプナイロン)等の水とアルコールとの
混合溶剤に可溶なポリマー 感光層401Cは基本的には電荷輸送物質を併用せずに光
導電性顔料よりなる0.1〜1μm径のフタロシアニン微
粒子と、酸化防止剤とをバインダー樹脂とをバインダ樹
脂の溶剤を用いてある0.1〜1μm径のフタロシアニン
微粒子に混合分散して塗布液を調整し、この塗布液を中
間層に塗布し、乾燥し、必要により熱処理して形成され
る。
【0020】また、光導電性材料と電荷輸送物質とを併
用する場合には、光導電性顔料と当該光導電性顔料の1
/5以下、好ましくは1/1000〜1/10(重量比)の少量
の電荷電荷輸送物質とよりなり光導電性材料と、酸化防
止剤とバインダー樹脂中に分散させて感光層を構成す
る。
【0021】本実施例ではカラートナー像を感光体に重
ね合わせるので走査光学系からのビームがカラートナー
像を遮蔽しないように長波長側に分光感度を有する感光
体が必要である。
【0022】以下に本実施例の高γ感光体の光減衰特性
について説明する。
【0023】図2は高γ感光体の特性を示す概略図であ
る。
【0024】図において、V1は帯電電位(V)、V0
露光前の初期電位(V)、L1は初期電位V0が4/5に減
衰するのに要するレーザビームの照射光量(μJ/cm2)、
2は初期電位V0が1/5に減衰するのに要するレーザ
ビームの照射光量(μJ/cm2)を表す。
【0025】L2/L1の好ましい範囲は 1.0≦L2/L1≦1.5 である。
【0026】本実施例ではV1=1000(V)、V0=950
(V)、L2/L1=1.2である。又露光部の感光体電位は1
0Vである。
【0027】光減衰曲線が初期電位(V0)を1/2にま
で減衰させた露光中期に相当する位置での光感度をE
1/2とし、初期電位(V0)を9/10まで減衰させた露光初
期に相当する位置での光感度をE9/10としたとき、 (E1/2)/(E9/10)≧2 好ましくは (E1/2)/(E9/10)≧5 の関係を与える光導電性半導体が選ばれる。なお、ここ
では、光感度は微少露光量に対する電位低下量の絶対値
で定義される。
【0028】当該感光体401の光減衰曲線は、図2に示
すような光感度である電位特性の微分係数の絶対値が少
光量時に小さく、光量の増大と共に急峻に減衰する。具
体的には光減衰曲線が図2に示すように露光初期におい
ては、若干の期間L1、感度特性が悪くてほぼ横這いの
光減衰特性を示すが、露光の中期L1からL2にかけて
は、一転して超高感度となってほぼ直線的に下降する超
高γ特性となる。感光体401は具体的には+500〜+2000
Vの高帯電下におけるなだれ現象を利用して高γ特性を
得るものと考えられる。つまり、露光初期において光導
電性顔料の表面に発生したキャリアは当該顔料と被覆樹
脂との界面層に有効にトラップされて光減衰が確実に抑
制され、その結果、露光の中期においてきわめて急激な
なだれ現象が生じると解される。
【0029】図1は本発明の画像形成装置に採用される
画像処理回路の一実施例を示すブロック図である。
【0030】本実施例の画像処理回路1000は、走査光学
系の駆動回路を構成する回路であり、画像データ処理回
路100、変調信号生成回路200、ラスター走査回路300か
らなる。
【0031】画像データ処理回路100は、フォントデー
タのエッジ部を補間して出力する回路であり、コンピュ
ータからなる入力回路110、フォントデータ発生回路12
0、フォントデータ記憶回路130、補間データ生成回路14
0からなり、入力回路110からのキャラクタコード信号、
サイズコード信号、ポジションコード信号及びカラーコ
ード信号をフォントデータ発生回路120に送出する。フ
ォンドデータ発生回路120は、4種の入力信号からアド
レス信号を選択してフォントデータ記憶回路130に送出
する。フォントデータ記録回路130はアドレス信号に対
応する1文字に対応するフォントデータをフォントデー
タ発生回路120に送出する。フォントデータ発生回路120
はフォントデータを補間データ生成回路140に送出す
る。補間データ生成回路140は、フォントデータのエッ
ジ部に生じる画像濃度データのギザギザや飛びを中間濃
度を用いて補間してフレームメモリからなる画像濃度デ
ータ記憶回路210へ送出する。又、発生色についてはカ
ラーコードに応じて、対応色を各Y,M,C,BKの濃度
データに変換する。この様にして各色が同一形状で濃度
の割合が異なった状態でフォントが各フレームメモリ中
にビットマップ展開が行われる。
【0032】変調信号生成回路200は、1走査ライン単
位の画像濃度データを画像濃度データ記憶回路210から
読み出し、当該連続する1走査ライン単位の画像濃度デ
ータ中から記録すべき画像データとその周囲の画像濃度
データを演算回路240で演算し、その結果に応じて、第
1の三角波による変調回路260Aの出力を遅延回路B271
で遅延した第1の画像信号と、第2の三角波による変調
回路260Bの出力と第3の三角波による変調回路260Cの
出力を半周期で交互に入れかえる入れかえ回路270を通
して得られる第2の画像信号と、第3の画像信号をセレ
クト回路250で切替えて連続する1走査ライン単位の変
調信号をラスター走査回路300に送出する。
【0033】変調信号生成回路200は、画像濃度データ
記憶回路210、読出回路220、遅延回路A230、演算回路2
40、セレクト回路250、第1〜第3の三角波による変調
回路260A〜260C、入れ替え回路270、遅延回路B271、
基準クロック発生回路280、反転器281,282、分周器1 28
3から構成される。
【0034】画像濃度データ記憶回路210は、通常ペー
ジメモリ(以降、単にページメモリ210という。)であ
り、ページ単位で記憶するRAM(ランダムアクセスメモ
リ)であり、少なくとも1ページ(1画面分)に相当する
多値の画像濃度データを記憶する容量を有する。また、
カラープリンタに採用される装置であるならば、複数
色、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の色成分に
対応する画像濃度信号を記憶するだけのページメモリを
備えていることになる。
【0035】読出回路220は、ラスター走査の先頭タイ
ミングを決めるインデックス信号をトリガとして基準ク
ロックDCKに同期して連続する1走査ライン単位の画像
濃度データを読み出し、遅延回路A230及び演算回路240
に送出する。
【0036】演算回路240は、連続して入力する1走査
ライン単位の画像濃度データを立上りクロック同期で取
込みその記録すべき画像データをはさむ直前、直後の画
素のデータ間で逐次差分演算を行う。この差分演算は記
録すべき画素データの直後に続く画素のデータから直前
に記録した画素データを引く形で行われる。さらに演算
回路240は、この差分値に応じて切替信号S0,S1を決
定してセレクト回路250に送出する。S0,S1の決定は
この差分値が特定値αとした時α以上である場合S0
に″1″を出力し、−α未満である場合はS1に″1″
を出力する。差分値が特定値α未満で−α以上のときに
はS0,S1ともに″0″を出力するようにする。すな
わちS0が1であれば記録すべき画素の両側の画素のう
ち直後に記録される画素の方が濃度が高く、S1が1で
あれば直前に記録された画素の方が濃度が高いことを示
している。上記演算とS0,S1の決定は差分をとるべ
き2系統の画像濃度データをアドレスとしたROMを設
け、ROMのデータ部に2系統のデータの組合わせに応じ
て生成するS0,S1の値を書き込んでおいてそのデー
タをS0,S1として用いるように構成すればよい。
【0037】遅延回路A230は、前述の演算回路240の処
理を実行している時間だけ、画像濃度データを遅延する
回路で具体的には立上りクロック同期のシフトレジスタ
で構成される。
【0038】セレクト回路250は、具体的にはデータセ
レクターであり切替信号S0,S1に応じてクロックと
は非同期に第1の画像信号と第2の画像信号と、第3の
画像信号を1画素毎に切替えて、ラスター走査回路300
に出力する。
【0039】具体的にはS0,S1ともに0のときには
第1の画像信号を選択して出力し、S0が0、S1が1
のときには第2の画像信号を選択して出力し、S0が
1、S1が0のときには第3の画像信号を選択して出力
する。
【0040】第1の画像信号とは以下に述べるが、記録
すべき画素位置の中央から広がるようにパルス幅変調さ
れた画像信号であり、第2の画像信号とは記録すべき画
素位置の直前に記録された画素側エッジから広がるよう
にパルス幅変調された画像信号であり、第3の画像信号
とは記録すべき画素位置の直後に記録される画素側エッ
ジから広がるようにパルス幅変調された画像信号であ
る。
【0041】記録すべき画素の画像データから、これら
第1〜第3の画像信号を生成する手段は変調回路260A
〜260C、入れかえ回路270、遅延回路B271、分周器1 2
83、基準クロックDCK、基準クロックを反転する反転器2
81,282により得られるDCKを用いた回路による。
【0042】変調回路260A-260Cは基本的な回路構成
は同じで、高速のコンパレータ261A〜Cと画像データ
をアナログ信号に変換するD/A変換器262A-262C、
与えられるクロック信号に応じて第1〜第3の三角波を
生成する三角波発生回路263A-263Cから成る。
【0043】D/A変換器262A-262Cは図9(a)に示
すようなD/A変換器であり、画像データ(ここでは8
bit)をDCKのクロック立上り点でサンプリングしアナロ
グ出力を出力するもので図9(b)にタイミングチャート
を示す。
【0044】D/A変換器は入力された8bitのデータ
の0〜255までのフルレンジで画像データの大きさに対
応して線型にアナログデータを出力する。
【0045】ここでは実回路構成でのアナログ信号の引
回しによるノイズやクロストークを考慮して3系統のD
/A変換器を使用したが、同一のアナログデータ処理で
あるためD/A変換器は1系統を共用するように構成す
ることは可能である。
【0046】三角波発生回路263A-Cは図10(a)に示す
ようなオペアンプとC,R,基板電源Eから成る積分回路
で構成されている。
【0047】図の回路で与えられたクロックは、電圧振
幅、周期及びC-R1の時定数で積分された結果、図10
(b)の如く三角波を生成する。
【0048】三角波の電圧振幅は、C-R1の時定数を
かえることにより適宜調整可能で、ここではCを固定、
R1を可変にして調整可能にしてある。R2は回路の動
作安定化のために設けたもので、本発明に直接関係はな
い。三角波の電圧振幅は前述のD/A変換器が画像デー
タのフルレンジで振幅する際の全振幅と等しくなるよう
にR1を調整し、さらに三角波の電圧レベルがD/A変
換器の電圧レベルと一致するように基準電源Eを調整し
てオフセット電圧を与える。
【0049】一方、三角波発生回路に入力されるクロッ
クは図1のようにそれぞれ異なるクロックで構成されて
いる。第1の三角波発生回路263AにはDCKが、第2の三
角波発生回路263BにはDCKをD-フリップフロップ分周
器283で2分周したQ出力φ1が、第3の三角波発生回
路263Cには同分周器283で分周したQ出力φ2が入力さ
れるように構成されている。
【0050】すなわち、DCKによって263Aで生成される
三角波φT1は基準クロックDCKを1周期とする第1の
三角波であり、φ1によって263Bで生成される三角波
φT2はφT1の2倍の周期をもつ第2の三角波であ
り、φ2によって263Bで生成される三角波φT3はφ
T2と同じ周期で位相が180°ずれた第3の三角波とな
っている。この様子を図11のタイミングチャートに示し
た。
【0051】第1〜第3の三角波と比較される画像デー
タはD/A変換器262A〜262Cで同一のデータが与えら
れている。その様子を図11の三角波巾に点線で示した。
【0052】それらを比較器で比較した結果の260A〜
Cのパルス幅変調出力は図11のように出力されている。
【0053】図11でわかるように、パルス幅変調された
画像信号出力は、基準クロックDCKのフェーズ1でみる
と、260A出力は記録すべき画素位置の中央から広がる
ように変調されたパルス幅変調になっており、260Bの
出力は、記録すべき画素位置の直後の記録される画素側
エッジから広がるようなパルス幅変調であり、260Cの
出力は記録すべき画素位置の直前に記録された画素側エ
ッジから広がるようなパルス幅変調になっている。
【0054】260B出力と260C出力はDCKの1周期毎に
パルス幅変調出力が広がる方向が入れかわるため、260
Bと260Cの出力は基準クロック1周期毎に入れかえて
用いるようにする。そのための回路が入れかえ回路270
である。
【0055】入れかえ回路270は図12(a)に示すand回路
とOR回路の組合わせで実現される。270の動作は図12
(b)のタイミングチャートを見ればDCK1周期毎に260C
と260Bの変調信号が入れかわって、記録すべき画素位
置の直前に記録された画素側エッジより広がるように変
調された第2の画像信号列と記録すべき画素位置の直後
に記録される画素側エッジより広がるように変調された
第3の画素列信号が得られることが理解できよう。
【0056】このような三角波を組合せて行う回路構成
としたのはあらかじめ参照波をノコギリ波状に作ると高
速な回路構成が必要となるため回路が複雑で、かつ、機
械セットとして組立てたときの放射ノイズが増えるとい
う問題を避けるためである。この回路を用いることによ
り容易に目的の機能が達成できる。
【0057】図1の260A出力の後了に設けられた遅延
回路Bは入れかえ回路によって遅れる時間を一致させる
ように設けられた遅延回路であり、これによって入れか
え回路出力と260A出力のタイミングを一致させるよう
に設けたものである。
【0058】以上の回路により作り出された画像信号列
は後段のラスター走査回路300にてラスター走査記録信
号として処理され、感光体への画像記録が行われる。
【0059】ラスター走査回路300は、LD駆動回路、イ
ンデック検出回路、ポリゴンドライバを備える。いずれ
も図示していない。
【0060】LD駆動回路は入れかえ回路270からの変
調信号で半導体レーザ431を発振させるものであり、半
導体レーザ431からのビーム光量に相当する信号がフィ
ードバックされ、その光量が一定となるように駆動す
る。
【0061】インデック検出回路は、インデックスセン
サ439からのインデックス信号により所定速度で回転す
るポリゴンミラー436の面位置を検知し、主走査方向の
周期によって、ラスタ走査方式で後に記す変調されたデ
ィジタル画像濃度信号による光走査を行っている。走査
周波数2204.72Hzであり、有効印字幅297mm以上であり、
有効露光幅306mm以上である。
【0062】ポリゴンドライバは、直流モータを所定速
度で回転させ、ポリゴンミラー36を16535.4rpmで回転さ
せるものである。
【0063】上述の画像処理回路1000は、レーザプリン
タとして説明したが、これに限定されるものでなく、画
像データ処理回路100に代わりカラースキャナ151、A/
D変換回路152、濃度変換回路153、マスキングUCR回路1
54等から構成する画像データ処理回路150として、スキ
ャナからの画像濃度データの入力及び画像処理を施す回
路とすれば、複写装置等の他の画像形成装置に適用する
ことができる。
【0064】図5はこれまでに述べた本実施例の画像処
理装置からの変調信号を作り出すまでの主要な画像デー
タの処理部分のタイミングチャートをまとめて表したも
ので、図6は潜像形成した際の模式図である。
【0065】本実施例の画像形成装置400は、ドットの
面積を変えることにより、階調表現している。また、上
述のようにコンピュータで作成されたあるいはスキャナ
で読み込まれる画像信号は、濃い画像濃度のエッジ部が
読取り画素にかかった場合相当した画素における信号は
均一画像における中間濃度と同様になる。本方式を採用
しないで一定周波数の参照波を用いた場合、図6(1)に
示すような線のエッジに相当する画像データの記録は図
で示すように画素中央部に孤立して形成されてしまうが
図6(2)の本方式による処理を施した場合、中央部の画
像濃度の高い画素に左右の中間濃度のデータが近接して
印字されるパターンとなり、従来方式に比べて濃度の切
れとなる白ヌケが少なく、画像の見掛け上の鮮鋭度が向
上する様子が理解できる。
【0066】図13は2次元的に記録される画像での本方
式の効果を示した図で点線で表されるのが従来方式によ
る記録画像、斜線で表したのが本方式により得られる記
録画像である。
【0067】以上により比較的簡単で、高周波回路を使
わずに1画素の中でパルス幅変調による記録位置を動か
すことが可能となり、かつ得られる画像の鮮鋭度も向上
することができた。
【0068】なお、ここで示した実施例では演算回路24
0は記録すべき画素の左右の画素濃度データを演算して
S0,S1を得ているが、この演算は記録すべき画素デ
ータとその直前に記録した画素データの間の差分演算で
も、記録すべき画素データとその直後に記録すべき画素
データの間の差分演算でもほぼ同様な効果が得られる。
【0069】図7に記録すべき画像とその直後に記録す
べき画像の濃度データ間で演算した場合のタイミングチ
ャートを示し、記録される画素パターンの例を図8に示
した。図6(2)とほぼ同様に画像濃度の高い画素に左右
の画素が近接して印字されている様子がわかる。
【0070】また、実施例では高γ感光体の記録を主に
記述したが高γ感光体でなくとも同様な効果は十分に期
待できる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように本発明による画像形成
装置、すなわち画像濃度データを参照波信号で変調した
変調信号により記録を行う画像形成装置において、複数
の参照波を有し、前記記録すべき画像濃度データもしく
はその周囲の画像濃度データからの演算結果に基づいて
前記画像濃度データと前記複数の参照波を組み合わせて
比較することにより得られる複数の変調した画像信号の
うちの1つを選択して画像形成を行うことを特徴とする
画像形成装置を用いることによりスキャナやCG、フォ
ントデータから作られる画像の鮮鋭度を向上する画像形
成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理回路の一実施例を示すブロック図。
【図2】高γ感光体の特性図。
【図3】高γ感光体の構成を示す断面図。
【図4】本実施例の画像形成装置の概略構成を示す斜視
図。
【図5】画像データ処理部分のタイミングチャート図。
【図6】図5の変調信号で潜像形成した模式図。
【図7】記録すべき画像と次の画像の濃度データで演算
した場合のタイミングチャート図。
【図8】図7のタイミングチャートにより得られる画素
パターン。
【図9】D/A変換器とそのタイムチャート図。
【図10】三角波発生回路と出力図。
【図11】3つの三角波と比較してのパルス幅変調を行
った画像信号出力。
【図12】入れかえ回路とタイミングチャート図。
【図13】本方式により得られる2次元的記録画像。
【図14】(b)は一定周期の参照波と画像データを比
較してパルス幅変調信号を発生するブロック図、(a)
は(b)のブロック毎の動作を示すタイミング図。
【符号の説明】
100 画像データ処理回路 200 変調信号生成回路 300 ラスター走査回路 1000 画像処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷部 孝 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 新妻 徹也 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像濃度データを参照波信号で変調した
    変調信号により記録を行う画像形成装置において、複数
    の参照波を有し、前記記録すべき画像濃度データもしく
    はその周囲の画像濃度データからの演算結果に基づいて
    前記画像濃度データと前記複数の参照波を組み合わせて
    比較することにより得られる複数の変調した画像信号の
    うちの1つを選択して画像形成を行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の画像信号は記録すべき画像濃
    度データをパルス幅変調した画像信号であり、かつ、前
    記パルス幅変調により形成されるドットが記録すべき画
    素位置の中央から広がるように変調された第1の画像信
    号と、記録すべき画素位置の直前に記録された画素側エ
    ッジから広がるように変調された第2の画像信号と、記
    録すべき画素位置の直後に記録される画素側エッジから
    広がるように変調された第3の画像信号であることを特
    徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の参照波は画像記録を行う基準
    クロックの1クロックを1周期とする第1の三角波と、
    前記第1の三角波の2倍の周期をもつ第2の三角波と、
    前記第2の三角波と同周期でかつ第2の三角波に対し位
    相が180°ずれた第3の三角波とから成ることを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
JP3202894A 1991-08-13 1991-08-13 画像形成装置 Pending JPH0548857A (ja)

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JP3202894A JPH0548857A (ja) 1991-08-13 1991-08-13 画像形成装置
US07/920,852 US5467422A (en) 1991-08-13 1992-07-28 Image forming apparatus with neighboring pixel processing
EP92306901A EP0527574B1 (en) 1991-08-13 1992-07-29 Image forming apparatus
DE69223296T DE69223296T2 (de) 1991-08-13 1992-07-29 Bilderzeugungsgerät

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