JPH054881Y2 - - Google Patents

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JPH054881Y2
JPH054881Y2 JP8431187U JP8431187U JPH054881Y2 JP H054881 Y2 JPH054881 Y2 JP H054881Y2 JP 8431187 U JP8431187 U JP 8431187U JP 8431187 U JP8431187 U JP 8431187U JP H054881 Y2 JPH054881 Y2 JP H054881Y2
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JP
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seal
seal body
circumferential groove
ring
roll
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JP8431187U
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、圧延機のロールネツク部分に備える
接触形のシールに関するものである。
<従来の技術> 従来のこの種の圧延機ロールネツク用シールの
1例を第3図および第4図に示して説明する。
第3図に圧延機のロールおよびその周辺を示し
ている。図において、符号1はロール、このロー
ル1は、その軸端1a,1bが複列の軸受2,3
および軸箱4,5を介してロールスタンド(図示
省略)に支持されている。
このロール1の圧延面1cと軸端1a,1bと
の境の段差部分をロールネツクと称し、符号1d
を付してある。
このロールネツク1dの周辺の詳細を第4図に
示す。
第4図において、符号6はロールネツク1dに
外嵌固定されたフイレツトリング、符号7は軸箱
4,5のロールネツク1d側の端面に取り付けら
れた環体をそれぞれ示している。
フイレツトリング6および環体7は、それぞれ
非接触状態で軸方向に隣合わせに配されており、
それぞれ同心状に対向する円筒フランジ部6a,
7aを備えている。環体7の円筒フランジ部7a
の外周には凹状の周溝7bが形成されている。
前記フイレツトリング6と環体7との間には用
途別に3つのシールつまりウオーターシール8、
スケールシール9およびオイルシール10が設け
られており、これらシールのうちウオーターシー
ル8だけは芯金を備えていない構造である。
このウオーターシール8は、円筒形状のシール
本体8aと、このシール本体8aと一体に形成さ
れて径方向外方に斜めに突出する2つのリツプ部
8bとからなり、リツプ部8bがフイレツトリン
グ6の円筒フランジ部6aの内周面に摺接する状
態で、シール本体8aが環体7の円筒フランジ部
7aの周溝7bに嵌合されている。そして、前記
シール本体8aの前記2つのリツプ部8b間には
スプリングリング8cが取り付けられており、ス
プリングリング8cによりシール本体8aを径方
向内方に締めつけている。
スケールシール9およびオイルシール10は、
それぞれの芯金が環体7に対して圧入などにより
取り付けられている。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、このような構成を有する従来例
の場合には、次のような問題点がある。
特にウオーターシール8に関して、その環体7
に対する装着がスプリングリング8cのみの締め
付けによりなされているので、ロール1に対する
軸受2,3および軸箱4,5の着脱時において、
フイレツトリング6の円筒フランジ部6aの内周
面に摺接するリツプ部8bがめくれるとともに、
このリツプ部8bにかかる力によりスプリングリ
ング8cがシール本体8aから外れて、ひいては
シール本体8aが周溝7bから抜け出てウオータ
ーシール8が環体7から脱落してしまうことがあ
つた。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたも
ので、ロールに対する軸受などの着脱時において
シール外れを防止することを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 本考案はこのような目的を達成するために、次
のような構成をとる。
即ち、本考案にかかる圧延機ロールネツク用シ
ールは、 ロール軸端の軸箱に設けられる円筒部外周の周
溝に嵌合されるシール本体と、シール本体と一体
に形成されかつロールネツクに備えるフイレツト
リングに形成の円筒部内周面に摺接する複数のリ
ツプ部と、このリツプ部間に取り付けられて前記
シール本体を径方向内方へ締めつける弾性リング
とを備えた構成のものであつて、 前記シール本体の軸方向幅を前記周溝に嵌合可
能な範囲で幅広にするとともに、このシール本体
の前記軸箱側に受け座を形成し、このシール本体
を前記周溝内に圧入嵌合した状態にて前記受け座
に前記弾性リングとは別の弾性リングを取り付け
ていることに特徴を有するものである。
<作用> 本考案の構成による作用は次のとおりである。
周溝よりも軸方向に幅広なシール本体を周溝に
圧入嵌合しているとともに、2つの弾性リングに
よりシール本体を径方向内方に締めつけているの
で、シール本体が周溝内に従来よりも強固に拘束
されることとなる。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第1図および第2図に本考案の一実施例を示し
ている。これらの図において、第3図および第4
図に付してある符号と同一の符号は同一部品もし
くは対応する部分を指す。
本実施例において従来例と異なる構成は次のと
おりである。
環体7の周溝7bの径方向深さHおよび溝幅
W1を従来のそれよりも大きく設定しているとと
もに、ウオーターシール8についてもそのシール
本体8aの軸方向W2および肉厚も従来のものよ
りも大きく設定した上で、ウオーターシール8の
前記軸方向幅W2を前記周溝7bの溝幅W1よりも
大きく設定している。
しかも、ウオーターシール8のシール本体8a
の内径を周溝7bの底部の外径よりも弾性限度範
囲内で小さく設定している。
さらに、シール本体8aの軸箱4,5側には、
受け座8dが形成されており、この受け座8dに
リツプ部8b間に取り付けてあるスプリングリン
グ8cとは別のスプリングリング8eを取り付け
ている。
つまり、本実施例の場合、シール本体8aはそ
の軸方向に所定間隔離れた2箇所に取り付けた2
つのスプリングリング8c,8eにより径方向内
方に締めつけられている。
その他の構成は従来と同様であるので、その説
明を省略する。
周溝7bに対してウオーターシール8のシール
本体8aを装着した状態においては、ウオーター
シール8のシール本体8aが径方向に弾性的に伸
びているとともに、シール本体8aが軸方向で弾
性的に縮んでいるので、それぞれの反力によりシ
ール本体8aを周溝7b内から抜け出にくくさせ
ている。
しかも、2つのスプリングリング8c,8eに
よりシール本体8aを径方向内方に締めつけてい
るので、この点からも、シール本体8aを周溝7
b内から抜け出にくくさせている。
このようにして、シール本体8aを周溝7b内
に強固に拘束しているから、ロール1に対する軸
受2,3などの着脱時においてリツプ部8bがめ
くれてもシール本体8aが周溝7b内から抜け出
るのを阻止することができる。
<考案の効果> 本考案によれば、次の効果が発揮される。
周溝に対してそれよりも軸方向幅の大きいシー
ル本体を圧入嵌合させるとともに、2つの弾性リ
ングでシール本体を径方向内方に締めつけている
ので、シール本体を周溝内に従来よりも強固に拘
束することができる。
このために、ロールに対する軸受などの着脱時
において周溝内からシール本体が抜け出るのを阻
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例にかか
り、第1図は圧延機のロールネツク部分を拡大し
た断面図、第2図はウオーターシールのシール本
体および環体の周溝の寸法関係を説明するための
説明図である。また、第3図および第4図は従来
例にかかり、第3図は圧延機のロールの構成概略
図、第4図はロールネツク周辺の詳細を示す断面
図である。 1……ロール、1a,1b……ロール軸端、1
d……ロールネツク、4,5……軸箱、6……フ
イレツトリング、6a……円筒フランジ部(円筒
部)、7a……円筒フランジ部(円筒部)、7b…
…周溝、8……ウオーターシール、8a……シー
ル本体、8b……リツプ部、8c,8e……スプ
リングリング、8d……受け座。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロール軸端の軸箱に設けられる円筒部外周の周
    溝に嵌合されるシール本体と、シール本体と一体
    に形成されかつロールネツクに備えるフイレツト
    リングに形成の円筒部内周面に摺接する複数のリ
    ツプ部と、このリツプ部間に取り付けられて前記
    シール本体を径方向内方へ締めつける弾性リング
    とを備えた構成の圧延機ロールネツク用シールに
    おいて、 前記シール本体の軸方向幅を前記周溝に嵌合可
    能な範囲で幅広にするとともに、このシール本体
    の前記軸箱側に受け座を形成し、このシール本体
    を前記周溝内に圧入嵌合した状態にて前記受け座
    に前記弾性リングとは別の弾性リングを取り付け
    ていることを特徴とする圧延機ロールネツク用シ
    ール。
JP8431187U 1987-05-30 1987-05-30 Expired - Lifetime JPH054881Y2 (ja)

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JP8431187U JPH054881Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JP8431187U JPH054881Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JPS63196302U JPS63196302U (ja) 1988-12-16
JPH054881Y2 true JPH054881Y2 (ja) 1993-02-08

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