JPS6030965Y2 - 竪型ロ−ルにおけるロ−ルの軸受箱構造 - Google Patents

竪型ロ−ルにおけるロ−ルの軸受箱構造

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Publication number
JPS6030965Y2
JPS6030965Y2 JP1979156916U JP15691679U JPS6030965Y2 JP S6030965 Y2 JPS6030965 Y2 JP S6030965Y2 JP 1979156916 U JP1979156916 U JP 1979156916U JP 15691679 U JP15691679 U JP 15691679U JP S6030965 Y2 JPS6030965 Y2 JP S6030965Y2
Authority
JP
Japan
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bearing box
roll
adjusting ring
ring body
end cover
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979156916U
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JPS56152104U (ja
Inventor
興冀 小田
篤明 松岡
常広 塚本
清 江上
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、竪型ロールにおけるロール軸受箱構造の改
良に関する。
第1図は、この種のたて型軸受箱の従来例を示したもの
である。
図において、1は竪型ロール(以下、ロールと略記する
)、2は軸受箱でロール軸1aに嵌められている。
3は軸受箱2の内側に固定された外レース、4は軸受箱
端面カバー、5は内レースである。
6はスラストクランプでロール軸1aの軸受箱端面側に
形成された環状溝7に嵌合固着されてる。
8はアジャストリング9とそのリングキャリヤ10から
なるアジャストリング体でロール軸1aのロールネック
即ち軸受箱2とスラストクランプ6の間に嵌着されてい
る。
11はシール部材で外レース3の内周面とリングキャリ
ヤ10の外周面との間に嵌挿されている。
熱間ストリップ圧延設備においては、その粗圧延工程に
おいて、圧延機の巾寸法を所要の製品(成品)巾に整え
るための竪型圧延機、あるいは、バーチカルスケールブ
レーカ−(VSB)が配設されている。
そして、この竪型圧延機あるいはVSBには、圧延機の
表面に主伐するスケールを除去するために高圧水ジェッ
トによるスケールブレーカ−が近接して配置されるため
、その使用環境は極めて劣悪な条件下に曝されている。
即ち、デスケーリング時において、圧延材と衝突して飛
散するスケールの混入した水がロールに冠水することに
より、スケール、水が軸受内に侵入する。
しかるに、従来のものは、第1図に示すように、シール
方向がシール部材11によるロール軸スラスト方向だけ
である為、アジャストリング体8等軸受回転部材と外レ
ース3等軸受固定部材のロール軸方向のずれに対しては
良好なシール効果を発揮するがロール軸ラジアル方向の
ガタが生じると図示矢印の径路を通って水やスケールが
内し−ス5に浸入する。
水やスケールが入り込むと潤滑油が劣化し内レース5を
傷めその破損を招く恐れがあるので、上記従来のシール
方法では、軸受部材の寿命が短く1、シール部材の交換
頻度が多くなるという欠点があった。
軸受箱は、一般的に共用するものであるため、ロール交
換に際して、該軸受箱に対する新旧ロール交換を迅速に
為し得るためには、固定側部分、即ち、軸受箱2、外レ
ース3、軸受箱端面カバー4、回転側部分、即ち、スラ
ストクランプ、アジャストリング9、キャリヤ10を、
水密構造にすることは、その作業性を阻害することにな
るため、また、回転部と固定部とが併存するが故に構造
上極めて困難なものである。
この考案は、上記した従来の欠点を除去する為になされ
たもで、アジャストリング体に環状板を固着、該環状板
と軸受箱端面カバーの上面との間にシール部材を設けて
シール方向をロール軸ラジアル方向と従来のロール軸ス
ラスト方の2方向とすることにより、従来に比して著る
しく高いシール効果が得られ、軸受部材の寿命や軸受箱
分解整備作業の周期を従来に比して大巾に長くすること
ができる竪型ロールにおけるロールの軸受箱構造を提供
することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第2図において12は外周部が屈曲した環状板でアジャ
ストリング9の大径部9aより大きい外径を有し、屈曲
部12aの端面を軸受箱端面カバー4の外面に対向させ
てアジャストリング9に嵌着されている。
13は環状のシール部材で軸受箱端面カバー4と同心に
して軸受箱端面カバー4の、環状板12の屈曲部12a
近傍に対向する部分に固着されることにより、環状板1
2と軸受箱端面カバー4の間を密封している。
この構成においては、シール方向が、シール部材11に
よるロール軸スラスト方向とシール部材13にるロール
軸ラジアル方向の2方向となっているから、アジャスト
リング体8の回転軸受部材と外レース3等の軸受固定部
材との間のロール軸ラジアル方向のガタが生じてもシー
ル部材13によって水やスケールの軸受箱2内への浸入
が防止され、ロール軸スラスト方向のずれに対してはシ
ール部材11がシール効果を発揮する為シール部材13
を超えて流入した水やスケールに内レース5に流入する
恐れがない。
その上に環状板12の屈曲部12aが軸受箱端面カバー
4の外面に向って伸びシール部材13が軸受箱端面カバ
ー4の上記外面に固接されている為、水やスケールの勢
いが減すいしかつ浸入径路がせまく、従って、ロール軸
ラジアル方向のガタとロール軸スラスト方向のずれが同
時に生じても水やスケールの浸入が小量におさえられる
更に、屈曲部12aは、デスケーリング水の水平方向か
らの侵入に対し、シール部材13と環状板12との接触
部を直接的な水の衝撃から保護し得ることになり、その
シール効果を向上する効果がある。
以上の如く、この考案によれば、アジャストリング体に
、軸受箱端面カバーの外面と対向する環状板を嵌着して
両者間にシール部材を設けると共に、アジャストリング
体の外周面と外レースの内周間に他のシール部材を嵌挿
してシール方向を2方向とし、さらに、環状板の外周部
に軸受箱端面カバーの外面に向う屈曲部を形成したから
1、従来に比してシール効果が著るしく向上し、軸受部
材の寿命及び軸受箱分解整備の周期を大巾に長くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の竪型ロールのロール軸受箱の部分断面図
、第2図はこの考案の一実施例を示す部分断面図である
。 図において、1a・・・・・・ロール軸、2・・・・・
・軸受箱、3・・・・・・外レース、4・・・・・・軸
受箱端面カバー、6・・・・・・スラストクランプ、8
・・・・・・アジャストリング体、11.13・・・・
・・シール部材、12・・・・・・環状板、12a・・
・・・・屈曲部。 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロール軸端に嵌着された軸受箱と、軸受箱の外スラスト
    クランプと、前記軸受箱とスラストクランプ間のロール
    ネック上に嵌着されたアジャストリングとを有し、アジ
    ャストリング体の軸方向の伸長により軸受箱ロールネッ
    クに固定するようにした竪型ロールにおけるロールの軸
    受箱構造において、外周部が端板状の軸受箱端面カバー
    の外面に向かって屈曲する屈曲部となっている環状板を
    上記アジャストリング体に嵌着し、上記軸受箱端面カバ
    ーと上記環状板との間、及び上記アジャストリング体外
    周面と上記軸受箱に固定された外レース内周面との間を
    夫々シール部材で密封したことを特徴とする竪型ロール
    におけるロールの軸受箱構造。
JP1979156916U 1979-11-14 1979-11-14 竪型ロ−ルにおけるロ−ルの軸受箱構造 Expired JPS6030965Y2 (ja)

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JPS56152104U JPS56152104U (ja) 1981-11-14
JPS6030965Y2 true JPS6030965Y2 (ja) 1985-09-17

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