JPH0548735B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0548735B2
JPH0548735B2 JP60299004A JP29900485A JPH0548735B2 JP H0548735 B2 JPH0548735 B2 JP H0548735B2 JP 60299004 A JP60299004 A JP 60299004A JP 29900485 A JP29900485 A JP 29900485A JP H0548735 B2 JPH0548735 B2 JP H0548735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
pressure
thermoplastic material
command
glass transition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60299004A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62156920A (ja
Inventor
Tadayoshi Uehara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP29900485A priority Critical patent/JPS62156920A/ja
Publication of JPS62156920A publication Critical patent/JPS62156920A/ja
Publication of JPH0548735B2 publication Critical patent/JPH0548735B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は射出圧縮成形方法及び当該射出成形方
法に使用する射出圧縮成形装置に関し、特に非球
面光学レンズの様に組成的均一性が高度に要求さ
れ、しかも研削成形工程に適さない成形品を工業
的量産程で成形することができる様にした射出圧
縮成形方法及び当該方法に使用する射出圧縮成形
装置に関する。
【従来の技術】
例えば、非球面レンズの様に研削成形工程に適
さない製品を量産化する手法として射出圧縮成形
工法が近年特に注目されている。 精密成形品を射出圧縮成形により得る場合、従
来は成形収縮率の低減を主眼として、熱可塑性樹
脂その他の熱可塑性材料の自然放熱に追従してキ
ヤビテイ内圧を制御する様に成形プロセスをコン
トロールしている。 より具体的には、従来の成形プロセスのコント
ロールは、可塑化した熱可塑性材料を製品取り出
し温度に保持されたキヤビテイ内に射出した後
に、当該熱可塑性材料の自然放熱による温度低下
に伴つてキヤビテイ内圧を低下させることにより
熱可塑性材料の比容積を当該熱可塑性材料の常温
常圧時における比容積に維持する様にしたもので
あり、換言すればキヤビテイ内圧の制御により成
形収縮率の低減を図るものである。
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、メルト状態にある熱可塑性材料は、
線状高分子が異方性を有し、冷却に伴つて分子間
隔が狭まり、分子間結合力が強くなるとともに、
ガラス転位点を通過する時の加圧力によつて分子
間隔に相違が生じることは周知の通りである。 そして、組成的に均質な成形品を得る為には成
形品各部の分子間結合力が均一であることが必要
とされるが、上記従来のプロセスコントロールは
成形収縮率を低減することを意図し、冷却に伴う
熱可塑性材料の収縮に追従してキヤビテイ内圧を
低下させることにより、単純に比容積を維持する
ものであり、(1)ガラス転位点を通過する時に成形
品各部が均一な温度になる様に冷却されること、
(2)ガラス転位点を通過する時の動的剛性率の変動
に対応した適正な加圧力を加えること、など分子
間結合力の均一性を維持するためには特別の配慮
をはらつていないために、組成的均一性の維持が
高度に要求される製品を成形するためのプロセス
としては必ずしも適切なものとはいい難いという
問題がある。
【問題点を解決するための手段】
本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたもの
であり、成形品各部の組成的な均質性が特に高度
に要求される成形品を得るのに適切な射出圧縮成
形方法及び当該方法に使用する射出圧縮成形装置
を提供することを目的とするものである。 要約すれば、本発明の射出圧縮成形方法は:キ
ヤビテイ内に溶融されて射出された熱可塑性材料
が該熱可塑性材料固有のガラス転位点に至る以前
の溶融した領域において、該熱可塑性材料を保圧
状態を維持して該熱可塑性材料固有のガラス転位
点の近傍に至る以前の温度まで冷却する第1のプ
ロセスと、:前記熱可塑性材料が該熱可塑性材料
固有のガラス転位点の近傍のその動的剛性率が特
異的に変動する領域において、該熱可塑性材料
を、少なくとも該熱可塑性材料の自然放熱時間よ
りも十分に長い時間をかけて冷却するとともに、
その冷却による該熱可塑性材料の動的剛性率の増
加を相殺して該熱可塑性材料が一定の動的剛性率
を維持する様に減圧する第2のプロセスと、:前
記熱可塑性材料が該熱可塑性材料固有のガラス転
位点を通過した領域において、該熱可塑性材料を
保圧状態を維持して取り出し温度まで冷却する第
3のプロセスとを有しており、熱可塑性材料の動
的剛性率が特異的に変動するガラス転位点を含む
温度領域において、成形品各部を均一に冷却する
(尚、ここにおいて及び以下において、成形品各
部を均一に冷却するとは成形品各部の温度差が少
なくなる様に冷却することを意味する。)ととも
に、その動的剛性率の変動に対応して適切な圧力
を加えるプロセスコントロールを可能としてい
る。 更に、要約すれば、本発明の射出圧縮成形装置
は:指令温度が設定されると、キヤビテイ内温度
を前記指令温度に追従させる様に制御する温度制
御手段と:指令圧力が設定されると、キヤビテイ
内圧力を前記指令圧力に追従させる様に制御する
圧力制御手段と:前記キヤビテイ内に溶融されて
射出された熱可塑性材料固有のガラス転位点に至
る以前の温度領域に属する少なくとも1以上の第
1の指令温度列を発生する第1の指令温度列発生
手段と:該第1の指令温度列発生手段と連動し、
前記キヤビテイ内に射出された熱可塑性材料の比
容積が当該熱可塑性材料の常温且つ常圧時におけ
る比容積と一致する様な少なくとも1以上の第1
の指令圧力列を発生する第1の指令圧力列発生手
段と:前記熱可塑性材料固有のガラス転位点の近
傍のその動的剛性率が特異的に変動する温度領域
に属する第2の指令温度列を、少なくとも該熱可
塑性材料の自然放熱時間よりも十分に長い時間間
隔で順次発生する第2の指令温度列発生手段と:
該第2の指令温度列発生手段と連動し、前記熱可
塑性材料の冷却による該熱可塑性材料の動的剛性
率の増加を相殺して該熱可塑性材料が一定の動的
剛性率を維持する前記第2の指令温度列の各々と
対応する第2の指令圧力列を発生する第2の指令
圧力列発生手段と:前記熱可塑性材料固有のガラ
ス転位点を通過した以後の温度領域に属する最終
的には当該熱可塑性材料の取り出し温度に相当す
る少なくとも1以上の第3の指令温度列を発生す
る第3の指令温度列発生手段と:該第3の指令温
度列発生手段と連動し、最終的には当該熱可塑性
材料の保圧圧力に相当する少なくとも1以上の第
3の指令圧力列を発生する第3の指令圧力列発生
手段とを有することにより、成形品各部を均一に
冷却するとともに、動的剛性率の変動に対応して
適切な圧力を加えることを可能ならしめている。
【作用】
メルト状態にある熱可塑性材料は、冷却に伴つ
て分子間隔が狭まり、分子間結合力が強くなると
ともに、ガラス転位点を通過する時の加圧力によ
つて分子間結合力に相違が生じ、成形品各部の分
子間結合力を均一にするためには(1)ガラス転位点
を通過する時に成形品各部が均一に冷却され、
又、(2)ガラス転位点を通過する時の動的剛性率の
変動に対応して加圧力を制御することが要求され
ることは上記の通りであるが、本発明の射出圧縮
成形方法によれば、メルト状態にある熱可塑性の
材料がガラス転位点を通過する時に前記熱可塑性
材料の自然放熱時間よりも十分に長い時間をかけ
て前記熱可塑性材料を冷却する様になされている
ので、成形品の各部を概ねに均一に冷却すること
が可能になり、又、冷却に伴う熱可塑性材料の動
的剛性率の増加を相殺して熱可塑性材料が一定の
動的剛性率を維持する様に加圧力を減じていくの
で、分子間結合力の不均一や塑性変形を防止する
ことが可能になる。 又、メルト状態にある熱可塑性の材料は、一般
的にガラス転位点を通過する時にその動的剛性率
が大幅に上昇するが、本発明の射出圧縮成形装置
は、キヤビテイ内温度を制御する温度制御手段
と、キヤビテイ内圧力を制御する圧力制御手段と
を独立して備えているので、メルト状態にある熱
可塑性材料がガラス転位点を通過する時に該熱可
塑性材料の自然放熱時間よりも十分に長い時間を
費やすことが可能となり、成形品各部を概ね均一
に冷却することが可能となるとともに、この様に
ガラス転位点の通過時間を十分に大きくすること
が可能となるため加圧力制御用のサーボ系が十分
に追従することが可能となるので、常時変動する
動的剛性率に適合した加圧力を加えることがで
き、均質な成形品を得るプロセスコントロールが
可能となる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の1実施例を詳細
に説明する。 尚、以下においては熱可塑性樹脂を熱可塑性材
料の代表として説明する。 先ず、第1図は樹脂の温度(単位はC)と動的
剛性率〔単位はlogG(dyn/cm2)〕の関係をカーブ
aに示すとともに、樹脂の温度と適切な加圧力
(bar)の関係をカーブbに示しており、第1図
を参照して本発明の基本原理を説明する。 尚、第1図において、領域は熱可塑性樹脂が
溶融状態の温度領域を、領域は上記熱可塑性樹
脂のガラス転位点の近傍の温度変化に対応してそ
の動的剛性率が特異的に変化する温度領域を、領
域は熱可塑性樹脂がガラス転位点を通過して樹
脂が固化する温度領域を各々示しており、これら
の領域の内領域′は動的剛性率が特に著しく変
化する温度領域を示している。 先ず、領域において、樹脂は完全に溶融され
た状態にあり、この状態にある樹脂はキヤビテイ
内に射出することが可能であるとともに、キヤビ
テイに外部より圧力を加えることにより、キヤビ
テイ内の樹脂の圧力分布を均一にすることができ
る。 従つて、この温度領域において、キヤビテイ内
の樹脂に適当な加圧力を加えることにより所謂ヒ
ケやソリを防止することが可能となる。 又、この温度領域において、樹脂は十分な弾性
を保つているので、急速に冷却しても分子間密度
にムラが発生することはない。 次に、領域において、樹脂はその放熱状態や
熱伝導特性等に応じて、溶融状態と固化状態とが
混在しており、固化に伴つてその動的剛性率が大
幅に向上する。 この状態において、成形品各部が均一に冷却固
化され、又、冷却に伴う動的剛性率の増大に反比
例して(尚、本明細書で、反比例とはカーブbが
カーブbを裏返した形状になることを意味し、加
圧力の具体的な数値は樹脂により異なる。)加圧
力を減少しない場合には、以下に説明する様に成
形品各部の不均質を招来する。 第1に、成形品中の冷却が進んだ箇所は動的剛
性率が高くなるので、加圧力を加えても分子間隔
が詰ることは極めて少ないが、冷却の未だ進んで
いない箇所は加圧により分子間隔が詰まり、成形
品各部の密度に大幅な変動を生じる。 第2に、成形品中の冷却が進んで動的剛性率が
高くなつている箇所は、物理的な自由度が低いた
めに大きな加圧力を加え続けた場合に塑性変形を
生じる。 そこで、本発明では領域において、前記樹脂
の自然放熱時間よりも十分に長い時間をかけて前
記樹脂を冷却することにより、成形品各部を概ね
に均一に冷却して、成形品各部の密度のムラを防
止するとともに、樹脂に対する加圧力を当該樹脂
の冷却固化に伴う動的剛性率の増加を相殺して一
定の動的剛性率を維持する様に加圧力を制御する
ことにより、成形品の塑性変形を防止する様にし
ている。 この領域は成形品の組成的均一性を決定する
重要な成形ポイントであり、(1).キヤビテイ形状
や樹脂の温度伝導率により異なるが、温度降下速
度を最大でも毎分1.5℃〜2℃前後にすることが
望まれ、(2).樹脂の温度差をキヤビテイ全域で最
大0.5℃以内(温度サーボを使用する場合は通常
温度センサを3チヤンネル以上必要とするであろ
う。)にすることが望まれる。 次に、領域において、樹脂は全域において冷
却固化が進行し、その動的剛性率が高いので、塑
性変形を生じる様な大きな圧力を加えない限り、
物性的に極めて安定しており、この領域において
は急速に冷却しても成形品各部の密度にムラが生
じることはない。 次に、上記の様な制御動作を行うための装置例
を第2図を参照して説明しよう。 第2図は本発明の1実施例にかかる射出圧縮成
形装置を示したものであり、図中1は射出装置を
示し、射出装置1の構造自体は従来より周知のも
のである。 即ち、射出装置1はホツパ1aから供給された
熱可塑性の材料樹脂を射出シリンダ1bにより加
熱溶融し、溶融された樹脂を図示せぬスクリユー
により射出シリンダ1bの先端の射出孔1cから
射出するものである。 又、2は型締装置を示し、型締装置2は固定側
ダイプレート2a、可動ダイプレート2b、シリ
ンダ側ダイプレート2c、型締シリンダ2d、ピ
ストン2e、タイロツド2f,2f、雄型2g、
雌型2h、ランナ取出板2iを有している。 先ず、固定側ダイプレート2aとシリンダ側ダ
イプレート2cとはタイロツド2f・2fにより
平行状態を保つて固定されており、固定側ダイプ
レート2aには射出シリンダ1bの射出孔1cが
結合され、又、シリンダ側ダイプレート2cには
型締シリンダ2dが搭載されている。 又、可動ダイプレート2bは上記タイロツド2
f,2fに沿つて固定側ダイプレート2aとシリ
ンダ側ダイプレート2cの間を移動可能とされて
おり、可動ダイプレート2bにはピストン2eが
固定されている。従つて、ピストン2eを型締シ
リンダ2d内で前進・後退させることにより可動
ダイプレート2bはタイロツド2f,2fに沿つ
て移動する。 この可動ダイプレート2bには雄型2gが取り
付けられるとともに、この雄型2gと嵌合する雌
型2hは固定側ダイプレート2aに固定されたラ
ンナ取出板2iと連結されている。従つて、雄型
2gと雌型2hにより形成されるキヤビテイ2j
内に樹脂を射出した状態において、ピストン2e
の圧力を制御することによりキヤビテイ内圧力を
制御することができる。 そして、雄型2g内にはキヤビテイ2j内圧力
を検出する圧力センサPSが設けられ、圧力セン
サPSの検出出力は圧力制御装置31にフイード
バツクされ、圧力制御装置31はフイードバツク
圧が後述する指令圧力に追従する様に圧力制御弁
41を制御する。 又、雄型2g内にはキヤビテイ2j内温度を検
出する温度センサTSが設けられ、温度センサTS
の検出出力は温度制御装置32にフイードバツク
され、温度制御装置32はフイードバツク温度が
後述する指令温度に追従する様に雌型2hの周囲
に設けられたヒータ4を制御する。 尚、第2図では温度センサTSは1個のみ示す
が、温度センサTSは3チヤンネル以上設けられ
ることが望ましいことは前述の通りである。 又、雌型2hと雄型2gの外周端面が接触した
時に、キヤビテイ内に射出されたメルト状態の樹
脂の比容積が当該樹脂の常温・常圧時の比容積と
一致する様になされている。 更に、33は系全体の制御をする主制御装置、
34は例えば紙テープリーダやフロツピイドライ
バやその他の補助記憶装置、43は方向切り換え
弁、OTはオイルタンクを、Pはオイルポンプを
各々示す。 次ぎに、第3図は本実施例の制御システムのブ
ロツク図であり、31,32,33・34は第2
図においても示した圧力制御装置31・温度制御
装置32・主制御装置33・補助記憶装置34を
各々示している。尚、第3図では射出装置1や方
向切り換え弁43を制御する為の系は省略してい
る。 本実施例では、圧力制御装置31及び温度制御
装置32は各々指令値追従式のフイードバツク制
御をするものを想定しており、この指令値は主制
御装置33によつてソフトウエアで設定される様
になされている。 即ち、主制御装置33はCPU33a・メモリ
33bの他に温度設定器33c・温度入力部33
d・圧力設定器33e・圧力入力部33f及びカ
ウンタ33gを(又は、これらの機能手段を)有
している。 先ず、温度設定器33c及び温度入力部33d
は共にレジスタ機能を有し、温度設定器33cに
は指令温度がCPU33aにより書き込まれ、又、
温度入力部33dには温度の現在値が温度制御装
置32から書き込まれ、CPU33aにフイード
バツクされる。 又、圧力設定器33e及び圧力入力部33fも
共にレジスタ機能を有し、圧力設定器33eには
指令圧力がCPU33aにより書き込まれ、又、
圧力入力部33fには圧力の現在値が圧力制御装
置31から書き込まれ、CPU33aにフイード
バツクされる。 そして、CPU33aは温度入力部33dから
フイードバツクされた温度の現在値及び圧力入力
部33fからフイードバツクされた圧力の現在値
を監視しながら、指令値列(指令温度列及び指令
圧力列)を時間順次に更新し、更新された指令値
列を温度設定器33c及び圧力設定器33eに対
して設定していく。 次ぎに、圧力制御装置31はデジタル−アナロ
グ変換器31a・差動アンプ31b・ドライバ3
1c・アナログ−デジタル変換器31dを有して
おり、又、41は第1図において示した圧力制御
弁41(詳細には圧力制御弁のソレノイド)を、
PSも第1図において示した圧力センサを各々示
す。 尚、図中ではドライバ31cのバイアス電源は
省略している。 先ず、デジタル−アナログ変換器31aは主制
御装置33の圧力設定器33eに設定された指令
圧力をアナログ電圧に変換するものであり、アナ
ログ電圧に変換された指令圧力は差動アンプ31
bの正相入力に加えらている。そして、この差動
アンプ31bの逆相入力には圧力センサPSから
フイードバツクされる現在圧力が加えられてい
る。 従つて、差動アンプ31bの出力電圧は指令圧
力と現在圧力の差に対応したレベルになり、この
差動アンプ31bの出力電圧に対応してドライバ
31cとソレノイド41に流れる駆動電流が制御
される。 又、圧力センサPSが検出した現在圧力はアナ
ログ−デジタル変換器31dで符号化されて主制
御装置33の圧力入力部33fに入力される様に
なされている。 次ぎに、温度制御装置32はデジタル−アナロ
グ変換器31a・差動アンプ32b・ドライバ3
2c・アナログ−デジタル変換器32dを有して
おり、又、4は第1図において示したヒータを、
TSも第1図において示した温度センサを各々示
す。 尚、図中ではドライバ32cのバイアス電源は
省略している。 先ず、デジタル−アナログ変換器32aは主制
御装置33の温度設定器33eに設定された指令
温度をアナログ電圧に変換するものであり、アナ
ログ電圧に変換された指令温度は差動アンプ32
bの正相入力に加えられている。そして、この差
動アンプ32bの逆相入力には温度センサTSか
らフイードバツクされる現在温度が加えられてい
る。 従つて、差動アンプ32bの出力電圧は指令温
度と現在温度の差に対応したレベルになり、この
差動アンプ32bの出力電圧に対応してドライバ
32cとヒータ4に流れる駆動電流が制御され
る。 又、温度センサTSが検出した現在温度はアナ
ログ−デジタル変換器32dで符号化されて主制
御装置33の温度入力部33dに入力される様に
なされている。 それでは、上記事項及び第4図に示すフローチ
ヤートを参照して本実施例の動作を説明しよう。 尚、以下に述べる動作例は、そのガラス転位点
の近傍の動的剛性率が特異的に変動する温度領域
〔〕が130℃〜110℃の範囲にある樹脂を材料と
して使用した例を示しており、溶融状態にある樹
脂を温度領域〔〕の直前温度である140℃迄は
約100秒間で急速冷却し、130℃〜110℃の動的剛
性率が特異的に変動する領域では約500秒を費や
して、20段階のステツプで冷却するとともに、冷
却に伴う動的剛性率の増加を相殺して一定の動的
剛性率を維持する様に加圧力を制御し、しかる後
に取り出し温度まで急速に冷却する様にした例を
示している。 先ず、システム起動後ホツパ1aから投入され
た材料樹脂は、射出シリンダ1b内において加熱
溶融される。 又、CPU33aは140℃という温度を温度設定
器33cに設定し、温度入力部33dからフイー
ドバツクされる現在温度を監視する。 温度設定器33cにセツトされた140℃という
温度はデジタル−アナログ変換器32aでアナロ
グ電圧に変換されて差動アンプ32bに加えら
れ、差動アンプ32bはこの指令温度と現在温度
の差に対応する電圧をドライバ32cに加えて、
ヒータ4の駆動電流を制御する。 そして、キヤビテイ2j内の温度は温度センサ
TSによつて差動アンプ32bの逆相入力にフイ
ードバツクされて、差動アンプ32bの出力電圧
としてヒータ4の駆動電流に反映されるので、温
度センサTSが検出する現在温度は指令温度に追
従する。 又、この温度センサTSが検出した現在温度は
アナログ−デジタル変換器32dによつて符合化
されて主制御装置33の温度入力部33dに加え
られる。 そして、CPU33aは、温度入力部33dに
加えられた現在温度が指令温度である140℃にな
ると射出装置1に起動をかけ、溶融された樹脂を
射出孔1cからキヤビテイ2j内に射出させる。
そしてこの時点では圧力設定器33eの指令圧力
は0であるので、射出された樹脂圧によりピスト
ン2eは後退する。そして、この射出処理が完了
すると、射出装置1側の図示せぬ制御装置によつ
て射出孔1cは遮蔽される。 引き続いて、CPU33aは圧力設定器33e
に1750Kgf/cm2という圧力を設定するとともに、
圧力保持時間の計時を開始する。尚、この計時動
作は主制御装置33内にタイマを設けても良い
し、又、CPU33aのタイマ機能を使用しても
よい。 さて、この様にして圧力設定器33eにセツト
された1750Kgf/cm2という圧力はデジタル−アナ
ログ変換器31aでアナログ電圧に変換されて差
動アンプ31bに加えられ、差動アンプ31bは
この指令圧力と現在圧力の差に対応する電圧をド
ライバ31cに加えて、圧力制御弁41の励磁電
流を制御する。 そして、この時点では方向切り換え弁43は型
締シリンダ2dの前進方向に切り換えられてお
り、ポンプPにより組み上げた作動油によつてピ
ストン2eは、そのアドバンスエンドまで前進し
て雌型2h雄型2gとの外周の端面が接触し、キ
ヤビテイ2j内圧力は1750Kgf/cm2に上昇する。 又、射出シリンダ1bからキヤビテイ2j内に
溶融された樹脂が射出されることにより、キヤビ
テイ2j内の温度は上昇するが、キヤビテイ2j
内の温度は温度センサTSによつて差動アンプ3
2bの逆相入力にフイードバツクされて、差動ア
ンプ32bの出力電圧としてヒータ4の駆動電流
に反映されるので、温度センサTSが検出する現
在温度は指令温度である140℃に追従し、キヤビ
テイ2j内の樹脂は冷却される。この樹脂の冷却
に伴つてキヤビテイ2j内の圧力は減少するが、
この時点では雄型2gと雌型2hの端面は接触し
ているので、キヤビテイ2j内の容積はシリンダ
2dの圧力にかかわりなく一定であり、キヤビテ
イ2j内の樹脂は0.839という一定の比容積を保
つて冷却される。 又、温度センサPSによつて検出された現在温
度はアナログ−デジタル変換器32dによつて符
号化されて、主制御装置33の温度入力部33d
に記憶される。 一方、CPU33aは温度入力部33dにフイ
ードバツクされた現在温度を監視しており、樹脂
の射出後の現在温度が140℃になると、計時開始
後100秒の保持時間が経過した後にガラス転位点
の直前の温度である130℃という温度を温度設定
器33cに設定するとともに、圧力保持時間の計
時を再度開始し、引続き温度入力部33dからフ
イードバツクされる現在温度を監視する。 温度設定器33cに130℃という温度が新たな
指令値として設定されることにより、差動アンプ
32dの出力はマイナスになり、ヒータ32cの
駆動電流を減少させるので、キヤビテイ2j内温
度は低下し、温度センサTSが検出した現在温度
は新たな指令値に追従する。即ち、温度制御装置
32は全体として、温度設定器33cに設定され
ている最新の指令値に追従する様に作動し、現在
温度を主制御装置33の温度入力部33dに遂次
書き込む。 そして、CPU33aは温度入力部33eに書
き込まれた現在温度が130℃になると、樹脂温度
が130℃の時の動的剛性率に対応した860Kgf/cm2
という指令圧力を圧力設定器33eに設定する。
従つて、圧力制御装置31はキヤビテイ2j内の
圧力が新たな指令圧力である860Kgf/cm2になる
様に作動し、圧力センサPSが検出した現在圧力
を圧力入力部33fに書き込む。 そして、CPU33aは圧力入力部33fに書
き込まれた現在圧力が860Kgf/cm2になると、計
時開始から25秒経過した後に、以下に詳述する様
にして、材料樹脂の動的剛性率が特異的に変動す
る110℃迄の温度領域を500秒という長時間を費や
して、材料樹脂の冷却をするとともに、冷却に伴
う動的剛性率の変化に対応してキヤビテイ2j内
の圧力を制御する。 より詳細には、CPU33aはカウンタ33g
(初期状態においてカウンタ33gの計数値は0
になつている。)を1加算する。 尚、このカウンタ33gはガラス転位点の近傍
の動的剛性率が特異的に変化する130℃〜110℃の
温度領域を細分化した、冷却・減圧ステツプの回
数をカウントするためのものであり、従つて、現
在の動作例(即ち、ガラス転位点の近傍を20ステ
ツプで冷却する場合)ではカウンタ33gは最終
的に20カウントすることになる。尚、以下におい
てカウンタ33gの計数値をN(Nは1〜20の自
然数)と表示する。 さて、この様にしてカウンタ33gを1加算し
た後に、CPU33aは温度設定器33cの指令
値を更新し、(130−1×N)℃という温度をセツ
トし、新たな計時動作を開始する。 尚、(130−1×N)℃という温度は130℃〜110
℃に至る20℃の間を20ステツプで冷却させるため
に(即ち、1ステツプにつき1℃冷却するため
に)算出されたものであり、細分化されたステツ
プ数やガラス転位点の範囲によつてこの減算する
値が変動することはいうまでもない。 そして、この様にして温度設定器33cの指令
温度が更新されると、温度制御装置32は、全体
として温度センサTSによつて検出される樹脂の
現在温度がこの新たに更新された指令温度に追従
する様に作動し、やがて温度センサTSが検出す
る現在温度は(130−1×N)℃という値を示し、
この値がアナログ−デジタル変換器32dを介し
て、主制御装置33の温度入力部33dに与えら
れる。 そして、CPU33aは温度入力部33dに書
き込まれた現在温度が(130−1×N)℃を示す
と、温度が(130−1×N)℃の時の樹脂の動的
剛性率に対応した圧力である(860−38N)Kg
f/cm2という値を圧力設定器33eに設定し、圧
力制御装置31は全体として圧力センサPSによ
つて検出される現在圧力が新たに設定された指令
圧力に追従する様に作動し、やがて圧力センサ
PSが検出する現在圧力は(860−38N)Kgf/cm2
という値を示し、この値がアナログ−デジタル変
換器31dを介して、主制御装置33の圧力入力
部33fに書き込まれる。 尚、ここで(860−38×N)Kgf/cm2という圧
力は樹脂が130℃の時の動的剛性率に対応した860
Kgf/cm2という圧力から樹脂が110の時の動的剛
性率に対応した100Kgf/cm2という圧力までの760
Kgf/cm2の間を20ステツプで減圧するために(即
ち、1ステツプで38Kgf/cm2減圧するために)算
出されたものであり、細分化されたステツプ数や
ガラス転位点の周囲によつてこの減算する値が変
動することはいうまでもない。 CPU33aは圧力入力部33fに書き込まれ
た現在圧力が(860−38×N)Kgf/cm2という値
を示すと、上記新たな計時動作の開始後25秒が経
過した後に次のステツプに進み、以後カウンタ3
3gの計数値が20を示す迄、上記動作を繰り返
す。 尚、この25秒という保持時間はガラス転位点の
近傍を通過する500秒の時間を20ステツプに分割
することにより算出される時間であり、ガラス転
位点を通過するのに要する時間やその間のステツ
プ数が変更すれば、これに伴つて変更されること
はいうまでもない。 更に、本動作例では指令温度を−1℃の等差数
列的に更新するとともに、指令圧力に関しても−
38Kgf/cm2の等差数列的に更新する様にした例を
示しているが、これはガラス転位点の近傍の温度
領域において、温度を等差数列的に変化させた時
に、冷却に伴う動的剛性率に反比例した圧力制御
をするためには圧力も等差数列的に変化させるこ
とが要求される様な樹脂を使用した場合を想定し
たものであり、樹脂の性質によつては温度の変化
率に対する圧力の変化率の関数が変動することも
十分に考えられ。 この様に本実施例では材料樹脂固有のガラス転
位点の近傍の動的剛性率が特異的に変動する温度
領域を、1ステツプにつき25秒の20ステツプ(即
ち、合計500秒)という長時間をかけて、しかも
少なくとも3チヤネル以上の温度フイードバツク
系を使用して冷却しているので、キヤビテイ2j
内の材料樹脂各部の温度差を極めて少ないものと
することができる。 従つて、成形品はその各部が概ね均一な動的剛
性率を維持しながら冷却固化されることになり、
その間の加圧力分布の差による分子間密度の差を
極小ならしめることが可能となる。 更に、本実施例ではこの温度領域において、加
圧力を冷却に伴う動的剛性率に略反比例する様に
制御するので、加圧に伴う塑性変形も有効に防止
され、しかも、上記の様にこの温度領域を十分な
時間をかけて冷却しているので、加圧力制御用の
サーボ系(即ち、圧力制御装置31)も十分に追
従することができる。 そして、上記20段階の冷却・減圧ステツプが終
了して、カウンタ33gの計数値が20に達する
と、CPU33aは次ぎに説明する様に、樹脂を
取出温度で100秒間保圧する。 即ち、CPU33aは温度設定器33cに取出
温度である100℃という値をセツトするとともに、
圧力設定器33eに40Kgf/cm2という値をセツト
し、新たな計時動作を開始する。 そして、上述の様に温度制御装置32は温度セ
ンサTSが検出する現在温度が新たな指令温度で
ある100℃に追従する様に、又、圧力制御装置3
1は圧力センサPSが検出する現在圧力が新たな
指令圧力である40Kgf/cm2に追従する様に作動す
る。 そして、現在温度は温度入力部33dを介し
て、又、現在圧力は圧力入力部33fを介して、
各々CPU33aにフイードバツクされ、CPU3
3aは温度入力部33dが示す現在温度が100℃
になり、圧力入力部33fが示す現在圧力が40Kg
f/cm2になると新たな計時動作開始後100秒が経
過した時に、方向切り換え弁43を作動させてピ
ストン2eを型締シリンダ2d内に後退させ、成
形品を取り出す。 そして、製品取り出しに伴い、製品は加圧力の
減少により一時的に緊張するが、その後冷却に伴
つて常温・常圧時において比容積に戻る。 そして、所望される個数の製品を成形するまで
上記動作を繰り返す。 尚、本発明の射出圧縮成形方法は、熱可塑性材
料固有のガラス転位点の近傍の動的剛性率が特異
的に変動する温度領域において、成形品各部の温
度ムラが生じない様に、自然放熱時間よりも十分
に長い時間をかけて前記熱可塑性材料を冷却する
とともに、その冷却により増加する熱可塑性材料
の動的剛性率に略反比例した加圧力を加えること
を本質とするものであり、又、本発明の射出圧縮
成形装置はキヤビテイ内温度を指令温度に追従さ
せる温度制御手段と、キヤビテイ内圧力を指令圧
力に追従させる圧力制御手段とを各々独立して備
えるとともに、ガラス転位点の近傍の動的剛性率
が特異的に変動する温度領域において、少なくと
も該熱可塑性材料の自然放熱時間よりも十分に長
い時間間隔で指令温度列を上記温度制御手段に順
次与える指令温度列発生手段と、該指令温度列発
生手段と連動し、前記熱可塑性材料の冷却に伴い
増加する該熱可塑性材料の動的剛性率に略反比例
した前記指令温度列の各々と対応する指令圧力列
を前記圧力制御手段に順次与える指令圧力列発生
手段とを備えることを本質とするものであり、ガ
ラス転位点の範囲や通過速度、ガラス転位点の通
過ステツプ等は適宜変更することができ、又、使
用する熱可塑性材料も限定されるものではない。 又、上記ではガラス転位点の近傍の温度領域を
通過する時に等差数列的な演算により指令温度列
と指令圧力列を順次発生する様にした例を示した
が、指令温度列のデータテーブルと指令圧力列の
データテーブル(この指令圧力のデータテーブル
は使用材料毎に異なる第1図のカーブb上の数値
であることはいうまでもない。)をメモリ33b
内に予め用意し、ガラス転位点の温度領域を通過
する時に熱可塑性材料の自然放熱時間よりも十分
に長い時間間隔で上記の指令温度列を読みだして
温度制御装置32に与えるとともに、現在温度が
指令温度に追従したことを確認してから対応する
指令圧力列を読み出して圧力制御装置31に与え
られる様にしてもよい。 又、上記では熱可塑性材料を熱可塑性材料の一
例として使用する例を想定して説明したが、熱可
塑性の材料である限り、ガラス等であつても使用
することはいうまでもない。 更に、装置や方法の細部に多くの変更を加える
ことができることもいうまでもない。
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、熱可塑性
材料固有のガラス転位点の近傍の動的剛性率が特
異的に変動する温度領域を、熱可塑性材料の自然
放熱時間よりも十分に長い時間をかけて冷却する
ので、成形品の各部の均一な冷却が可能となる。 従つて、成形品はその各部が概ね均一な動的剛
性率を維持しながら冷却固化されることになり、
その間の加圧力分布の差による分子間密度の差を
極めて少ないものとすることが可能となる。 更に、本発明では上記温度領域において、冷却
に伴う動的剛性率に略反比例する様に加圧力を制
御するので、加圧に伴う塑性変形や分子間密度の
不均一も有効に防止され、しかも、上記の様にこ
の温度領域を十分な時間をかけて冷却しているの
で、加圧力制御様のサーボ系も十分に追従するこ
とができる。 更に、本発明では、熱可塑性材料固有のガラス
転位点の近傍の動的剛性率が特異的に変動する温
度領域の前後の温度領域では、急速冷却が可能で
あるので、全体としての成形時間が長期化するこ
ともない。 従つて、本発明によれば、例えば非球面光学レ
ンズの様に高度な組成的均質性が要求されるとと
もに、研削成形に適合しない成形品を工業的量産
過程で成形することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱可塑性材料温度と動的剛性率の関係
及び熱可塑性材料温度と適切な加圧力の関係を示
す特性図、第2図は本発明の1実施例に係る射出
圧縮成形装置の構成図、第3図は本発明の1実施
例に係る射出圧縮成形装置の制御システムのブロ
ツク図、第4図は本発明の1実施例に係る射出成
形方法のフローチヤート。 1…射出装置、1a…ホツパ、1b…射出シリ
ンダ、2…型締装置、2b…可動ダイプレート、
2d…型締シリンダ、2g…雄型、2h…雌型、
2j…キヤビテイ、31…圧力制御装置、32…
温度制御装置、33…主制御装置、33a…
CPU、33b…メモリ、33c…温度設定器、
33d…温度入力部、33e…圧力設定器、33
f…圧力入力部、33g…カウンタ、4…ヒー
タ、41…圧力制御弁、TS…温度センサ、PS…
圧力センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 キヤビテイ内に溶融されて射出された熱可塑
    性材料が該熱可塑性材料固有のガラス転位点に至
    る以前の溶融した領域において、該熱可塑性材料
    を保圧状態を維持して該熱可塑性材料固有のガラ
    ス転位点の近傍に至る以前の温度まで冷却する第
    1のプロセスと、 前記熱可塑性材料が該熱可塑性材料固有のガラ
    ス転位点の近傍のその動的剛性率が特異的に変動
    する領域において、該熱可塑性材料を、少なくと
    も該熱可塑性材料の自然放熱時間よりも十分に長
    い時間をかけて冷却するとともに、その冷却によ
    る該熱可塑性材料の動的剛性率の増加を相殺して
    該熱可塑性材料が一定の動的剛性率を維持する様
    に減圧する第2のプロセスと、 前記熱可塑性材料が該熱可塑性材料固有のガラ
    ス転位点を通過した領域において、該熱可塑性材
    料を保圧状態を維持して取り出し温度まで冷却す
    る第3のプロセスと、 を有する射出圧縮成形方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の射出圧縮成形方
    法において、 前記第1のプロセス及び前記第3のプロセスを
    前記第2のプロセスよりも時間的に十分に短くし
    たことを特徴とする射出圧縮成形方法。 3 指令温度が設定されると、キヤビテイ内温度
    を前記指令温度に追従させる様に制御する温度制
    御手段と、 指令圧力が設定されると、キヤビテイ内圧力を
    前記指令圧力に追従させる様に制御する圧力制御
    手段と、 前記キヤビテイ内に溶融されて射出された熱可
    塑性材料固有のガラス転位点に至る以前の温度領
    域に属する少なくとも1以上の第1の指令温度列
    を発生する第1の指令温度列発生手段と、 該第1の指令温度列発生手段と連動し、前記キ
    ヤビテイ内に射出された熱可塑性材料の比容積が
    当該熱可塑性材料の常温且つ常圧時における比容
    積と略一致する様な少なくとも1以上の第1の指
    令圧力列を発生する第1の指令圧力列発生手段
    と、 前記熱可塑性材料固有のガラス転位点の近傍の
    その動的剛性率が特異的に変動する温度領域に属
    する第2の指令温度列を、少なくとも該熱可塑性
    材料の自然放熱時間よりも十分に長い時間間隔で
    順次発生する第2の指令温度列発生手段と、 該第2の指令温度列発生手段と連動し、前記熱
    可塑性材料の冷却による該熱可塑性材料の動的剛
    性率の増加を相殺して該熱可塑性材料が一定の動
    的剛性率を維持する前記第2の指令温度列の各々
    と対応する第2の指令圧力列を発生する第2の指
    令圧力列発生手段と、 前記熱可塑性材料固有のガラス転位点を通過し
    た以後の温度領域に属する最終的には当該熱可塑
    性材料の取り出し温度に相当する少なくとも1以
    上の第3の指令温度列を発生する第3の指令温度
    列発生手段と、 該第3の指令温度列発生手段と連動し、最終的
    には当該熱可塑性材料の保圧圧力に相当する少な
    くとも1以上の第3の指令圧力列を発生する第3
    の指令圧力列発生手段と、 を有することを特徴とする射出圧縮成形装置。
JP29900485A 1985-12-28 1985-12-28 射出圧縮成形方法及び射出圧縮成形装置 Granted JPS62156920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29900485A JPS62156920A (ja) 1985-12-28 1985-12-28 射出圧縮成形方法及び射出圧縮成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29900485A JPS62156920A (ja) 1985-12-28 1985-12-28 射出圧縮成形方法及び射出圧縮成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62156920A JPS62156920A (ja) 1987-07-11
JPH0548735B2 true JPH0548735B2 (ja) 1993-07-22

Family

ID=17866990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29900485A Granted JPS62156920A (ja) 1985-12-28 1985-12-28 射出圧縮成形方法及び射出圧縮成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62156920A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106696192B (zh) * 2016-12-23 2018-11-09 河南工程学院 微注塑压缩模具
TWI725300B (zh) * 2018-04-10 2021-04-21 中原大學 射出成型設備及射出成型方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187232A (en) * 1981-05-13 1982-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and device for resin compression molding
JPS5924620A (ja) * 1982-08-03 1984-02-08 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 厚肉樹脂成形方法
JPS60215662A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 光学活性なスルホキシド類の製造方法
JPS6212019A (ja) * 1985-07-09 1987-01-21 カ−リングスイツチ インコ−ポレ−テツド 複合接触レバ−作用を有する押ボタンスイツチ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187232A (en) * 1981-05-13 1982-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method and device for resin compression molding
JPS5924620A (ja) * 1982-08-03 1984-02-08 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 厚肉樹脂成形方法
JPS60215662A (ja) * 1984-04-10 1985-10-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 光学活性なスルホキシド類の製造方法
JPS6212019A (ja) * 1985-07-09 1987-01-21 カ−リングスイツチ インコ−ポレ−テツド 複合接触レバ−作用を有する押ボタンスイツチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62156920A (ja) 1987-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7431871B2 (en) Method for regulating the contraction of molded parts
JPWO2007037137A1 (ja) 射出成形装置
JPH0134132B2 (ja)
WO2000059705A1 (fr) Procede de moulage par injection-compression et dispositif de moulage par injection-compression mettant en oeuvre ledit procede
US20060202370A1 (en) Method for controlling the production of injection molded parts
JPH0548735B2 (ja)
JPH10315292A (ja) プラスチック成形方法及び成形装置
JP3974223B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形機
JPH0664016A (ja) 樹脂成形条件制御装置および制御方法
JPH10286858A (ja) 射出成形装置
JPH0622832B2 (ja) 射出圧縮成形方法及び装置
JPS61125824A (ja) 射出圧縮成形金型
JPH0622831B2 (ja) 射出圧縮成形方法
JP2001277315A (ja) 射出圧縮成形方法及びその方法を実施する射出圧縮成形装置
JP3161579B2 (ja) 射出圧縮成形の制御方法
JP2858182B2 (ja) 射出圧縮成形における圧縮圧力制御方法およびその装置
JPH11240053A (ja) 型締装置
JP2001096584A (ja) プラスチック成形装置
JP6173985B2 (ja) ヒートアンドクール成形方法を実施するトグル式射出成形機の型締力調整方法
JPH08127032A (ja) プラスチック成形品の製造方法
JP2629334B2 (ja) 射出成形方法
JP2001096578A (ja) プラスチック成形装置
JP3348807B2 (ja) 成形装置
JPH11291307A (ja) 薄肉円盤成形品の製造装置および製造方法
JPH09268021A (ja) ガラス成形品の射出成形方法