JPH0548270Y2 - - Google Patents

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JPH0548270Y2
JPH0548270Y2 JP715187U JP715187U JPH0548270Y2 JP H0548270 Y2 JPH0548270 Y2 JP H0548270Y2 JP 715187 U JP715187 U JP 715187U JP 715187 U JP715187 U JP 715187U JP H0548270 Y2 JPH0548270 Y2 JP H0548270Y2
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signal
tape
tape speed
speed
circuit
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビデオテープレコーダ、オーデイオ
テープレコーダ等に装備されるトラツキング制御
回路に関するものである。
(従来の技術) VTR(ビデオテープレコーダ)に於ては、第3
図に示す如く磁気テープ9の各信号トラツクに一
定周波数を有する4種類のパイロツト信号f1〜f4
を映像信号に重畳して順次記録し、再生時にこれ
らのパイロツト信号の再生レベルを検出してトラ
ツキング制御を行なうオートトラツキング方式が
採用される。各パイロツト信号の周波数差は下記
の関係に設定されている。
f2〜f1≒16kHz f3〜f2≒46kHz f3〜f4≒16kHz f4〜f1≒46kHz 再生時にトラツクずれがあると、再生している
トラツクのパイロツト信号とヘツドが近づいた方
の隣接トラツクからのクロストークによるパイロ
ツト信号の2つの信号が得られる。これらのパイ
ロツト信号の周波数差は上記の如く一定値となつ
ているから、46kHzと16kHzの信号成分からトラ
ツクずれを表わすATFエラー信号を生成すれば、
該エラー信号に基づいてトラツキング制御を行な
うことが出来る。
第5図は従来のトラツキング制御回路のブロツ
ク線図を示している。
キヤプスタンモータ6を制御対象とするテープ
速度制御系2には、第6図に示す如くテープ速度
Sを設定する為の基準信号V0が入力される。又、
キヤプスタンモータ6の回転速度ωに応じて変化
する速度信号V3は、前記ATFエラー信号Eと加
算17され、キヤプスタンモータ6への駆動制御
信号V2へフイードバツクされる。
トラツクずれがあるときは、ATFエラー信号
Eがキヤプスタンモータ6に対する駆動制御信号
V2を変化せしめ、トラツクずれを解消する方向
にキヤプスタンモータ6の回転速度を変えるので
ある。
(解決しようとする問題点) 従来のトラツキング制御回路に於ては、記録に
用いたVTRと異なるVTRにて再生を行なつた場
合、記録時のテープ速度が規格値からずれている
と、第5図の制御系の応答特性に基因して、
ATFエラー信号は、再生時のテープ速度を記録
時の値に調節するために作用することとなり、ト
ラツクずれを解消するための位相サーボ動作は行
なわれず、トラツクずれが生じたまま制御系の動
作がロツクしてしまうことがあつた。
(問題点を解決する為の手段) 本考案の目的は、記録時のテープ速度が規格値
からずれている場合に於ても、正常な速度サーボ
及び位相サーボが行なわれるトラツキング制御回
路を提供することである。
本考案に係るトラツキング制御回路に於て、テ
ープ搬送用モータの回転速度を規定する基準信号
V0は、テープ速度補正回路2を経てテープ速度
制御系2へ接続した。該補正回路2は、ATFエ
ラー信号Eを入力信号としてトラツクずれが零の
ときは零となり且つATFエラー信号のレベルに
応じて変化する補正信号V4を作成し、該補正信
号V4は基準信号V0に加算されてテープ速度補正
回路2へ供給される。
(作用及び効果) 記録時のテープ速度が規格値からずれている磁
気テープを再生した場合、テープ速度制御系2の
動作によつてテープ搬送用モータの回転速度が制
御され、テープ速度は記録時のテープ速度に調節
される。
この際、トラツクずれが生じる場合は、該トラ
ツクずれに基づくATFエラー信号Eがテープ速
度補正回路3によつて補正信号V4に変換され、
基準信号V0に加算される。この結果、例えば補
正信号V4が正レベルであるときは基準信号V1
りも大なるレベルの補正基準信号V1が作成され、
テープ搬送用モータの回転速度が加速される。
又、補正信号V4が負レベルであるときはテープ
搬送用モータの回転速度が減速される。
これによつてトラツクずれが解消する方向にテ
ープ速度が変化し、トラツクずれが零となつたと
き補正信号V4は零となり、テープ速度制御系2
への補正基準信号V1は基準信号V0に一致する。
この過程で、テープ速度は再び記録時のテープ速
度に戻ることになる。
従つて、本考案に係るトラツキング制御回路に
よれば、記録時のテープ速度が規格値からずれて
いる磁気テープを再生した場合に於ても、再生時
のテープ速度は記録時のテープ速度に調節される
と共に、トラツクずれは零となり、正常な速度サ
ーボ及び位相サーボが行なわれる。
(実施例) 第1図は本考案に係るトラツキング制御回路の
一実施例を示し、第2図はエラー信号作成回路1
の一例を示している。
エラー信号作成回路1は、磁気テープから再生
された再生パイロツト信号P0をフイルタ10を
通して混合回路11へ供給し、該回路11にて参
照パイロツト信号P1と混合した後、該混合信号
から夫々16kHzと46kHzの信号成分を抽出するべ
く、16kHzのバンドパスフイルタ12及び検波回
路14と、46kHzのバンドパスフイルタ13及び
検波回路15とを通過せしめ、両検波出力のレベ
ル差を差動アンプ16によつて検出し、ATFエ
ラー信号Eを作成するものである。
該ATFエラー信号Eはトラツクずれが零のと
き2.5Vのレベルとなり、第4図に示す如くトラ
ツクずれの方向に応じて正或は負の値をとる。
第1図に示す如く、テープ速度補正回路3は、
上記ATFエラー信号E及び2.5Vの基準電圧を入
力とする非反転アンプ4と位相ロツク信号によつ
て制御されるスイツチ回路5とから構成され、基
準信号V0を補正基準信号V1に変換して第5図と
同一構成のテープ速度制御系2へ供給するもので
ある。
テープ速度補正回路3のゲインは、制御系が不
安定とならない範囲内で、可及的に高く設定され
ている。又、位相ロツク信号Rは、ATFエラー
信号が一定値となつた時点で、VTRに装備した
マイクロコンピユータが該時点を検知し、該検知
信号に基づいて作成するものである。従つて、テ
ープ速度補正回路3は、トラツクずれが変動して
いる期間は動作を停止している。
記録時のテープ速度が規格値に一致している場
合は、従来回路と同様に、ATFエラー信号Eが
テープ速度制御系2へ入力され、該エラー信号に
基づきキヤプスタンモータ6が制御され、トラツ
クずれが解消される。
記録時のテープ速度が規格値よりも大きい場合
は、トラツクずれの変動に伴つてATFエラー信
号Eが変化するからスイツチ回路5は開かれてい
る。従つて第1図の制御系は第5図の制御系と同
一の構成となり、ATFエラー信号Eに基づいて
キヤプスタンモータ6が制御され、再生時のテー
プ速度が記録時のテープ速度に調節される。又、
これによつて、トラツクずれは一定値の(負の
値)に維持されることとなる。
ATFエラー信号Eが一定値となることによつ
て位相ロツク信号Rがスイツチ回路5を短絡せし
め、テープ速度補正回路3が動作を開始する。
トラツクずれが負の値であるとき、ATFエラ
ー信号は第4図に示す如く基準電圧(2.5V)よ
りも大なる正レベルを有している。非反転アンプ
4は、該ATFエラー信号と基準電圧である2.5V
との偏差電圧を一定のゲインで増幅して補正信号
V4を作成し、該補正信号V4は基準信号V0と加算
18される。この結果、V0+V4の電圧を有する
補正基準信号V1がテープ速度制御系2へ送られ、
キヤプスタンモータ6の制御が行なわれる。
キヤプスタンモータ6は、テープ速度補正回路
3の動作前に於ける駆動制御信号よりも大なるレ
ベルの制御信号V2の入力により、回転速度を増
し、テープ速度を上げる。この結果、トラツクず
れが零に近づき、最終的にトラツクずれが零とな
つた時点でATFエラー信号Eは2.5Vに戻ること
になる。
これによつて補正信号V4は零レベルとなり、
補正基準信号V1は基準信号V0と等しくなる。
従つて、スイツチ回路5が短絡してテープ速度
補正回路3が動作を開始した後、トラツクずれが
零に戻るまでの過程で、テープ速度は、記録時の
テープ速度から一旦、増速し、再び記録時のテー
プ速度へ減速することになる。
記録時のテープ速度が規格値よりも小さい場合
に於ても、同様にして、先ずテープ速度制御系2
の動作により再生時のテープ速度が調節され、そ
の後、テープ速度補正回路3が動作して、キヤプ
スタンモータ6はトラツクずれを解消する方向に
速度変化するのである。
上記トラツキング制御回路によれば、従来のテ
ープ速度制御系2に対して簡易な構成のテープ速
度補正回路3を装備するだけで、記録時のテープ
速度が規格値からずれている磁気テープに対して
も、正確な速度サーボ及び位相サーボを行なうこ
とが出来る。
本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々
の変形が可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトラツキング制御回路の
ブロツク図、第2図はエラー信号作成回路のブロ
ツク図、第3図はパイロツト信号の記録状態を説
明する図、第4図はエラー信号の変化を表わすグ
ラフ、第5図は従来回路のブロツク図、第6図は
基準信号とテープ速度の関係を説明するグラフで
ある。 1……エラー信号作成回路、2……テープ速度
制御系、3……テープ速度補正回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープの各トラツクから再生されたパイロ
    ツト信号に基づいてトラツクずれを表わすATF
    エラー信号を作成する回路1と、テープ搬送用モ
    ータの回転速度をフイードバツク制御するテープ
    速度制御系2とを装備し、テープ搬送用モータの
    回転速度を規定する基準信号に対し、該モータの
    回転速度を表わす速度検出信号をフイードバツク
    し、該フイードバツク信号には前記ATFエラー
    信号を加算して、ATFエラー信号のレベルに応
    じてテープ速度を制御するトラツキング制御回路
    に於て、前記基準信号はテープ速度補正回路2を
    経てテープ速度制御系2へ接続し、該補正回路2
    は、ATFエラー信号を入力信号としてトラツク
    ずれが零のときは零となり且つATFエラー信号
    のレベルに応じて変化する補正信号を作成し、該
    補正信号は、テープ速度制御系2へ接続されるべ
    き基準信号に加算されることを特徴とするテープ
    レコーダのトラツキング制御回路。
JP715187U 1987-01-20 1987-01-20 Expired - Lifetime JPH0548270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP715187U JPH0548270Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

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JP715187U JPH0548270Y2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20

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JPS63114427U JPS63114427U (ja) 1988-07-23
JPH0548270Y2 true JPH0548270Y2 (ja) 1993-12-22

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