JPH0548162U - 薄形キーボード装置 - Google Patents

薄形キーボード装置

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JPH0548162U
JPH0548162U JP9835191U JP9835191U JPH0548162U JP H0548162 U JPH0548162 U JP H0548162U JP 9835191 U JP9835191 U JP 9835191U JP 9835191 U JP9835191 U JP 9835191U JP H0548162 U JPH0548162 U JP H0548162U
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sheet
keyboard device
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俊美 千葉
善三 戸塚
靖 長友
卓 西村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄形キーボード装置において、良好な操作性
を得るため十分なストロークを確保しつつ、携帯性を高
めるため、装置の高さを低くするものである。 【構成】 前側摺動部9Bの長さを後側摺動部9Cの長
さより長くしたキートップ9と、コイルスプリング2
と、前側摺動面3Aと後側摺動面3Bとの間の間隔をC
としたハウジング3と、前側摺動部9Bの逃げ穴を設け
たカップゴムシート10と、ハウジング3の前側摺動面
3AよりC/2+P(ただし、Pはずれ量)の位置に設
けた接点および前側摺動部9Bの逃げ穴を設けたメンブ
レンシート11と、前側摺動部9Bの逃げ穴を設けた補
強板12とを有するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は良好な操作性を得るために十分なストロークが確保でき、かつ携帯性 を高めるため、全高を低くした構造の薄形キーボード装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の薄形キーボード装置は、各種情報処理機器、特にノートパソコ ン等の携帯用機器の入力装置に用いられている。
【0003】 図5は従来の薄形キーボード装置を示す断面図であり、図6はその分解した斜 視図である。この薄形キーボード装置はキートップ1、コイルスプリング2、ハ ウジング3、カップゴムシート4、メンブレンシート5、補強板6、およびネジ 7から構成されている。
【0004】 このキートップ1の操作面1Aは通常、キートップ1の外形センタに対し、オ ペレータより見て奥の方向、すなわち、キートップ1では後側にずれている。こ れは文字、記号等の表示を操作面1A以外にもオペレータより見て手前、キート ップでは前側に表示する場合があるためである。このキートップ1の裏面は図7 に示すように、8個の摺動部1Bとハウジング3にクランプするための2個の爪 1Cが設けられている。ハウジング3は通常、複数個のキースイッチ部をつなげ た一体成形のものであるが、説明を簡単にするため、1つのキースイッチ部を示 し、前記キートップ1の摺動部1Bと対応した摺動面3Aおよびキートップ1の 爪1Cに対応したクランプ部3Bが設けられている。カップゴムシート4のカッ プゴム部4Aは上部にコイルスプリング2を保持するための突起4Bとメンブレ ンシート5の接点部を押すための突起4Cが設けられている。このカップゴム部 4Aは上方より荷重を加えられると、ある任意の荷重で座屈をおこし、クリック 感を得ることができる形状になっている。メンブレンシート5は上部パタンシー ト5A、スペーサ5Bおよび下部パタンシート5Cより構成されており、上部パ タンシート5Aの下面には導電性インクにより、パタンと接点印刷がなされてお り、下部パタンシート5Cの上面には同様に、導電性インクによりパタンと接点 印刷がなされており、スペーサ5Bは上部パタンシート5Aと下部パタンシート 5Cの接点印刷部に対応する穴が明けられており、上部パタンシート5Aの接点 印刷部と下部パタンシート5Cの接点印刷部の間に任意のクリアランスを保って いる。補強板6はハウジング3との間にカップゴムシート4とメンブレンシート 5とをはさみ、ネジ7により固定される。
【0005】 次に、上記構成による薄形キーボード装置の動作について、図8−(A)、図 8−(B)、図8−(C)および図9を参照して説明する。まず、図8−(A) に示すように、キートップ1の操作面1Aを押下する前の状態では、キートップ 1はコイルスプリング2とカップゴム4のカップゴム部4Aの力により、上方に 押し上げられ、キートップ1の爪1Cがハウジング3のクランプ部3Bにひっか かることにより支持される。この状態が図9のA点に対応する。
【0006】 そして、図8−(B)に示すように、キートップ1の操作面1Aを押下し、キ ートップ1の下降中では、キートップ1の摺動部1Bとハウジング3の摺動面3 Aは摺動運動する一方、コイルスプリング2とカップゴムシート4のカップゴム 部4Aはたわめられ、そのたわめられた量に相当する反力を生じている。この状 態が図9のB点に対応する。
【0007】 そして、キートップ1の操作面1Aを更に押下し、図8−(C)に示す状態に なると、カップゴムシート4のカップゴム部4Aは座屈を生じており、その突起 4Cがメンブレンシート5の上部パタンシート5Aの接点印刷部を押下する。こ のため、上部パタンシート5Aが下方にたわみ、上部パタンシート5Aの接点印 刷部と下部パタンシート5Cの接点印刷部が接触することにより、スイッチが閉 じられる。
【0008】 この図8−(C)の状態より、キートップ1をさらに押下をつづけると、キー トップ1の摺動部1Bの先端が、カップゴムシート4に当接し、それ以上の押下 ができなくなる。そして、キートップ1に加えていた押下力を除くと、キートッ プ1は上方に押し上げられ、押下したときの逆の状態、すなわち、図−8(C) 、図8−(B)、図8−(A)をたどる。この一連の動作のうち、特に、大切と されるのはキートップ1とハウジング3との摺動部がスムーズであることで、不 押下の状態でのハウジング3の摺動面3Aにはいりこんでいるキートップ1の摺 動部の長さ、つまり、初期の摺動長が重要な要素の1つである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、以上述べた構造のキーボード装置ではキーボードの全高を低くし、ノ ートパソコン等に使用可能な薄形化をはかり、かつ、良好な操作性を得るため、 十分なストローク量を確保しようとした場合、キーボード装置の動きで重要とさ れる初期摺動長を得ることができず、キートップの操作面の端を押下すると、動 きが渋いという問題が生じた。この問題の1つの解決方法としては図10に示す ように、キーボード1の摺動部1Bの先端部が当接する相手部材のカップゴムシ ート4、メンブレンシート5、補強板6に部分的に穴8を明け、キーボード1の 摺動部1Bの先端部を伸ばしても、ストローク量が短くならないようにした構成 が考えられるが、メンブレンシートを用いたキーボード装置の場合、接点間のパ タンは導電性インクで印刷することとなり、導電性インクのパタンでパタン抵抗 を減らすため、ある一定の幅でパタンを印刷する必要があり、また、接点部のス ペーサの穴径もある一定以上の大きさが必要とされるため、摺動部の逃げのため の穴を明けることが、極めて難かしいという問題点があった。
【0010】 本考案は、以上述べたように、良好な操作性のため、十分なストローク量を持 った薄形キーボード装置としたときに、初期摺動長が短くなり、キートップの操 作面の端押下で動きが渋くなるという問題点を除去するため、キートップの操作 に対して力学的に妥当な位置にメンブレンシートの接点を置くことと、パタン引 きまわしを困難としない位置に摺動部の逃げ穴を設けることを可能とした薄形キ ーボード装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る薄形キーボード装置は前側摺動部の長さを後側摺動部の長さより 長くしたキートップと、ハウジングの前側摺動面よりC/2+P(ただし、Cは ハウジングの前側摺動面と後側摺動面との間隔、Pはずれ量)の位置に設けた接 点、前記キートップの前側摺動部を下方への逃げ穴とを有する構造としたもので ある。
【0012】
【作用】
本考案はキーボードを薄形化できるうえ、十分なストローク量が得られ、しか もキートップの良好な操作性を確保することができる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案に係る薄形キーボード装置の一実施例を示す断面図であり、図2 はその分解した斜視図である。この薄形キーボードはキートップ9、コイルスプ リング2、ハウジング3、カップゴムシート10、厚さT1 のメンブレンシート 11、厚さT2 の補強板12、ネジ7から構成されている。
【0014】 このキートップ9の操作面9Aはキートップの外形センタに対し、オペレータ より見て奥の方向、すなわち、キートップ9では後側にずれている。このキート ップ9の裏面は図3に示すように、前側摺動部9Bおよび後側摺動部9C、ハウ ジング3にクランプするための2個の爪9Dが設けられている。この前側摺動部 9Bの長さL1 は後側摺動部9Cの長さL2 とメンブレンシート11の厚さT1 と補強板13の厚さT2 との和(L1 =L2 +T1 +T2 )となっている。カッ プゴムシート10のカップゴム部10Aは上部にコイルスプリング2を保持する ための突起10Bおよびメンブレンシート11の接点部を押すための突起10C 、前側摺動部9Bおよび後側摺動部9Cを逃げて穴10D,10Eが設けられて いる。そして、このカップゴム部10Aは上方より荷重を加えると、ある任意の 荷重で座屈をおこし、クリック感を得ることができる形状になっている。メンブ レンシート11は上部パタンシート11A、スペーサ11Bおよび下部パタンシ ート11Cより構成されており、上部パタンシート11Aの下面には導電性イン クによりパタンと接点が印刷されており、下部パタンシート11Cの上面には同 様に導電性インクによりパタンと接点が印刷されており、スペーサ11Bには上 部パタンシート11Aと下部パタンシート11Cの接点印刷部に対応する位置に 穴が明けられており、さらに、前側摺動部9Bを逃げて穴が明けられている。補 強部12は前側摺動部9Bを逃げて穴12Aが明けられており、ハウジング3と の間に、カップゴムシート10とメンブレンシート11をはさみ、ハウジング3 にネジ7により固定される。
【0015】 なお、ハウジング3の摺動面の幅をC(図4−(A)、図4−(B)参照)と すると、メンブレンシート11の接点のセンタの位置は、ハウジング3の前側摺 動面3AよりC/2+Pとなる。(ただし、Pはずれ量を示す)この場合、メン ブレンシート11の接点のセンタ、コイルスプリング2のセンタおよびカップゴ ム部10Aの突起10Cのセンタは一致している。また、ハウジング3の摺動面 の幅Cの1/2の位置をX(図4−(A)、図4−(B)参照)とし、メンブレ ンシート11の接点のセンタの位置をY(図4−(A)、図4−(B)参照)と する。
【0016】 次に、上記構成により薄形キーボード装置の動作、特に、キートップ9の操作 面9Aを押下したときの基本的な動作は図8および図9を用いて説明したと同様 である。そこで、キートップ9の操作面9Aの端を押下したときの動作について 、図4−(A)および図4−(B)を参照して説明する。
【0017】 まず、図4−(A)に示すように、キートップ9の操作面9Aの後端(矢印R で示す)を押下したとき、キートップ9の摺動部(前側摺動部9Bおよび後側摺 動部9C)とハウジング3の摺動面に若干のクリアランスがあるため、キートッ プ9はハウジング3に対し、後に傾き、前側摺動部9Bの先端と後側摺動部9C の中間部が働くため、初期摺動長はD1 となる。なお、キートップ9の操作面9 Aの後端(矢印Rで示す)と位置X、位置Yの間の長さをそれぞれA1,B1と する。
【0018】 そして、図4−(B)に示すように、キートップ9の操作面9Aの前端(矢印 Sで示す)を押下したとき、キートップ9の摺動部としては前側摺動部9Bの中 間部と後側摺動部9Cの先端が働くため、初期摺動点はD2 となる。なお、キー トップ9の操作面9Aの前端(矢印Sで示す)と位置X、位置Yの間の長さをそ れぞれA2,B2とする。
【0019】 このとき、スイッチの動きがスムーズなためには前記したように、初期摺動が 長いことが必要であるが、その他に、A1,A2,B1,B2が小さく、Cが大 きいほどよい。このことにより、図4−(A)と図4−(B)を比較すると、A 1>A2,B1>B2,D1>D2になる。
【0020】 これによるとD1>D2であっても、A1>A2,B1>B2とすることによ り、同等のスムーズな動きを得ることができる。この実施例ではB1とB2以外 は設計上動かせない値であるが、上側に反力が生じる位置Yは構造上接点位置と 同一であり、前側摺動部9Bを伸ばすのに対応し、メンブレンシート11、補強 板12に穴を明けるため、接点位置を後側に動かす量Pは任意に決定できるため 、このずれ量Pを、B1>B2を満たすよう設定することにより、動きがスムー ズなキースイッチを得ることができる。
【0021】 なお、以上の実施例ではメンブレンシートを用いたキーボード装置について説 明したが、これに限定せず、他のキーボード装置についても同様にできることは もちろんである。
【0022】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、メンブレンシートの接点およ びコイルスプリングの位置をハウジングの前側摺動面よりC/2+Pの位置に置 き、かつキートップの前側摺動部の長さを、後側摺動部の長さより長くし、しか も、前側摺動部の逃げ穴をカップゴムシート、メンブレンシートおよび補強板に 設けたので、キーボードの薄形化ができ、十分なストローク量と動きのスムーズ なキーボード装置を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキーボード装置の一実施例を示す
断面図である。
【図2】図1の装置の分解した斜視図である。
【図3】図1のキートップの裏面を示す斜視図である。
【図4】図1の動作を説明するための断面図である。
【図5】従来のキーボード装置を示す断面図である。
【図6】図5の装置の分解した斜視図である。
【図7】図5のキートップの裏面を示す斜視図である。
【図8】図5の動作を説明するための断面図である。
【図9】キートップのストローク対荷重の関係を示す図
である。
【図10】従来の他のキーボード装置を示す分解した斜
視図である。
【符号の説明】
9 キートップ 10 カップゴムシート 11 メンブレンシート 12 補強板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 卓 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップの摺動部がハウジングの摺動
    面にガイドされ、キートップの操作によりメンブレンシ
    ートなどに設けた接点が閉じる構造の薄形キーボード装
    置において、 前側摺動部の長さを後側摺動部の長さより長くしたキー
    トップと、 前記ハウジングの前側摺動面よりC/2+P(ただし、
    Cはハウジングの前側摺動面と後側摺動面との間隔、P
    はずれ量)の位置に設けた接点と、 前記キートップの前側摺動部の下方への逃げ穴とを設け
    てなる薄形キーボード装置。
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