JPH0547886Y2 - - Google Patents

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JPH0547886Y2
JPH0547886Y2 JP1987185014U JP18501487U JPH0547886Y2 JP H0547886 Y2 JPH0547886 Y2 JP H0547886Y2 JP 1987185014 U JP1987185014 U JP 1987185014U JP 18501487 U JP18501487 U JP 18501487U JP H0547886 Y2 JPH0547886 Y2 JP H0547886Y2
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JP
Japan
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surface portion
screw shaft
nut
support frame
elastic arms
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JP1987185014U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送り機構に関するものである。
〔考案の目的〕
考案の目的は構造の簡単化、摩擦の低減、雑音
の減少にある。
〔考案の構成〕
考案の構成は支持枠の平面の面部に平行になる
ように、支持枠に正逆回転自在に支持されたネジ
軸と、該ネジ軸にネジ嵌合してスライドする樹脂
製のナツトを備え、該ナツトは上記面部に対する
面にはこの面部に平行でネジ軸に対し左右ほぼ均
等の弾性アームを一体に備えることと、該弾性ア
ームの双方の端部には上記面部に向かうほぼ均等
の凸部を一体に備えて構成したことを特徴とする
送り機構である。図面を用いて説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案による送り機構の実施例の斜視
図である。
1は主としてABSで成形し、その他の付属品
で構成した支持枠である。2は支持枠1の壁3,
4によつて正逆回転自在に支持されたネジ軸であ
る。5は支持枠1の平面の面部である。ネジ軸2
は面部5に対して平行に支持されている。6は支
持枠1に支持された正逆回転するモーターであ
る。7はネジ軸2に固定された従プーリー、8は
モーター6の軸に固定された主プーリーである。
9は主プーリー8と従プーリー7を連結するゴム
リングである。モーター6の回転に伴いネジ軸2
は回転する。10はネジ軸2に嵌合してスライド
する樹脂製のナツトである。ナツト10はアセタ
ール樹脂で成形されている。ナツト10は支持枠
1の面部5に対する面には面部5と平行であつ
て、ネジ軸2に対して左右ほぼ均等の弾性アーム
11,11′を一体にそなえている。この弾性ア
ームの双方の端部には面部5に向かうほぼ均等の
凸部12,12′を一体に備えている。凸部12,
12′と面部5との間には若干のアガキがある。
第2図は本考案によるナツトの側面図である。
13はナツト10を貫通するネジ穴である。上述
したアガキは14で示している。15,16,1
7は肉抜き穴であつて貫通または非貫通の穴をナ
ツト10の側面に設けている。
動作とその効果を説明する。
ネジ軸2が矢印18の左回転を行うとネジ軸2
はナツト10に矢印19方向の送りを与える。ネ
ジ軸2が右回転であれば矢印19′方向に送る。
左回転でネジ軸2とネジ穴13との摩擦によりナ
ツト10は第2図で示す矢印20の左回転をしよ
うとするが、ナツト10の凸部12が面部5にあ
たりここで回転を止める。ネジ軸2の右回転では
ナツト10は矢印20′方向に回り凸部12′が面
部5に当たり止まる。
アガキ14はナツト10は20,20′方向の
左右回転余裕を与える。ネジ軸2が左回転の場合
ナツト10は矢印20方向に若干かしいで矢印1
9方向に送られる。右回転では矢印20′方向に
かしいで矢印19′方向に送られるものである。
支持枠1の材質をABSとし、ナツト10の材
質をアセタールとすればその間の摩擦は少なく凸
部12,12′と面部5とはスムースに滑りあう。
また本樹脂材のナツトはネジ軸との滑り摩擦も同
時に小さくできるので極めて都合が良い。
本考案は更に改良し、凸部12,12′を弾性
アーム11,11′の端部に設けた。この弾性ア
ーム11,11′はネジ軸2とネジ穴13との摩
擦変動及び凸部12,12′と面部5との摩擦変
動を吸収する。此等の変動の山が来ると弾性アー
ム11,11′は若干の撓みが加わつてナツト1
0は矢印20,20′方向に更に微回転する。
この微回転は摩擦の山のストレスを柔らかく受
け止める。ナツト10が送り中に摩擦の山に突つ
掛かつてステイツクせず、送り負荷のピークを軽
減する。更に、そのステイツクスリツプに伴う雑
音を消す事ができて、静かな送り機構が得られ
る。同じ目的のために、凸部12,12′にかえ
て、面部5にレールのごとき突条を設けてもよ
い。或いは、支持枠1の平面図に他の金属板等の
スライド部材を張つて構成してもよい。一般的に
はナツト10に懸垂具を支持して使用される。矢
印19′を重力の方向として、懸垂具21をナツ
ト10の上部に掛けて懸垂させれば矢印22方向
の無理な押し込み力があつても懸垂具21はナツ
ト10の上部から離れて支持枠1の内方に入りこ
み、破損の防止が出来て安全である。
〔考案の効果〕
本考案は簡単な構造であるとともに摩擦が少な
くかつ静かな送り機構を実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による送り機構の斜視図、第2
図は本考案によるナツトの側面図である。 1……支持枠、2……ネジ軸、5……面部、1
0……ナツト、11,11′……弾性アーム、1
2,12′……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持枠1の平面部の面部5に平行になるよう
    に、支持枠1に正逆回転自在に支持されたネジ軸
    2と、該ネジ軸2に嵌合してスライドする樹脂製
    のナツト10を備え、該ナツト10は前記面部5
    に対する面に該面部5に平行でかつ前記ネジ軸2
    に対し左右ほぼ対称の弾性アーム11,11′を
    一体に備えたことと、該弾性アーム11,11′
    の双方の端部には前記面部5に向かうほぼ均等形
    状の凸部12,12′が一体に備えられており、
    該凸部12,12′の各々と前記面部5との間に
    は所定の平均値を有するアガキ14が与えられ、
    前記ネジ軸2のいずれかの方向の回転に応じて前
    記ナツト10が対応する方向に傾斜し、双方の凸
    部12,12′のうち前記傾斜に対応した一方の
    凸部と前記面部5とが当接しつつ摺動し、他方の
    凸部と前記面部5との間のアガキが前記平均値よ
    りも増大して非接触状態を維持するように、前記
    ネジ軸2と前記面部5との位置および前記ナツト
    10の形状に関する相互関係を定めたことを特徴
    とする送り機構。
JP1987185014U 1987-12-04 1987-12-04 Expired - Lifetime JPH0547886Y2 (ja)

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JP1987185014U JPH0547886Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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JPH0189656U JPH0189656U (ja) 1989-06-13
JPH0547886Y2 true JPH0547886Y2 (ja) 1993-12-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4818627B1 (ja) * 1969-04-28 1973-06-07

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4712444U (ja) * 1971-03-10 1972-10-14
JPS5229827Y2 (ja) * 1971-07-09 1977-07-07
JPS4831475U (ja) * 1971-08-20 1973-04-17

Patent Citations (1)

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JPS4818627B1 (ja) * 1969-04-28 1973-06-07

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JPH0189656U (ja) 1989-06-13

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