JPH0547698U - 可搬式ガスボンベ - Google Patents

可搬式ガスボンベ

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JPH0547698U
JPH0547698U JP5574891U JP5574891U JPH0547698U JP H0547698 U JPH0547698 U JP H0547698U JP 5574891 U JP5574891 U JP 5574891U JP 5574891 U JP5574891 U JP 5574891U JP H0547698 U JPH0547698 U JP H0547698U
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JP
Japan
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gas cylinder
portable gas
cylinder
bottom plate
extension
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Pending
Application number
JP5574891U
Other languages
English (en)
Inventor
肇 木村
基 後藤
Original Assignee
東邦金属工業株式会社
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Publication date
Application filed by 東邦金属工業株式会社 filed Critical 東邦金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流通段階における体積の縮小と、内容量の増
加並びに使用状態における設置の安定、を図った可搬式
ガスボンベを得る。 【構成】 缶胴の直径を増すと共に、缶胴の高さを縮小
し、缶胴と缶底板の巻き締めによる固定をシーム溶接に
変更し、シーム溶接によって得た自由により、缶胴の下
端に延長部を付設し、延長部を缶胴の下方および側方に
膨出させることにより、可搬式ガスボンベの設置時の安
定を確保する。延長部は缶胴から直接延長し、或は必要
に応じては、缶胴と延長部を接続部を介して一体とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は燃焼器具を装着して使用する可搬式ガスボンベに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から可搬式ガスボンベは、屋外でのキャンプ或は登山の際の熱源、作業現 場での熱源、家庭の食卓等々で広範囲に使用されている。
【0003】 従来品は図5に示すごとく、ドーム状の頂部に、コンロ、バーナ、ストーブ等 の燃焼器具Eにガスを供給する為の弁体Vを備えた筒状の缶胴Bと、缶胴Bの底 部の開口を閉鎖すべき缶底板Pを、両者の周縁部Hを巻き締めることにより相互 に固定し、気密的なガスボンベを形成していた。
【0004】 巻き締めによる缶胴Bと缶底板Pの固定は、可搬式ガスボンベのみでなく、製 缶作業の基本的技術としてあらゆる缶の製造に利用されており、この技術に疑問 が持たれたことはない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
現代の流通経済の立場からは、流通コストを削減することが要求されると共に 、消費者の立場からは、商品価格の低減と商品の品質の向上が要求され、この両 者の要求は相反することが多い。
【0006】 可搬式ガスボンベという商品に関しては、流通経路においては商品の体積を減 少させることが要求され、消費者の立場からはガスの量目の増量とボンベを使用 する際の安定が要求される。
【0007】 商品の体積を小さくして内容量を増加させ且つ使用時のボンベの安定を得るこ とは、同一商品においては達成不可能とさえ考えられる。
【0008】 本考案においては、この問題を解決し、大量輸送、大量保管、大量消費、安全 使用にかなう可搬式ガスボンベを供給することを目的とする。
【0009】 可搬式ガスボンベは、充填された液化ガスの重量が500グラム以下であるこ とという公的規格に従って、例えば液化ブタンのごとき液化ガスを密封維持でき る構造にされている。
【0010】 現在一般的に使用されているボンベは、ドーム状の頂部に弁体Vを有する筒状 の缶胴Bの底面開口部を、ドーム状に彎成した缶底板Pで閉鎖したもので、缶胴 Bと缶底板Pの固定は両者の周縁部Hを巻き締めることによって処理されている 。
【0011】 巻き締めという加工方法によると、缶胴Bおよび缶底板Pの周縁部Hが折り畳 まれて缶胴Bの底部側面から側方へ突出する形になる。
【0012】 突出量は缶胴Bの円周を直径方向に1乃至2mm増加させる程度であるが、こ れを包装する場合には缶胴Bの直径プラス2mmの大きさの箱が必要になり、ま とめて何個かを一箱に納める場合にも、隣接する缶胴と缶胴の間には2mm程度 の空隙が発生することが避けられない。
【0013】 また、通常使用されている450グラムの液化ガスを封入したボンベにおいて は、缶胴の直径が約105mm,全高が約150mmになり、缶胴の底面直径と 高さの比率は約2:3になっている。
【0014】 この缶胴Bの頂部には燃焼装置Eが装着されるが、燃焼装置Eがコンロである 場合には、更にコンロの上に加熱を要する鍋、釜等の調理器具Nが載置されるこ とになり、その際の缶胴Bの底面直径と高さの比率は2:7以上になると共に、 缶胴の底面直径とコンロ上に載置された調理器具Nの直径の比率は1:2以上に なることもまれではない。
【0015】 このような状態で調理を行うと、器具全体はいわゆる頭デッカチな形状となり 、ちょっとした不注意で調理器具Nを転倒させてしまう事故が少なくない。
【0016】 また、缶胴と缶底板の巻き締め部分は、缶胴の断面形状そのままの円形であり 、使用に際してボンベを設置した場合に、設置面が平面である場合にのみ安定し た使用状態が得られる。
【0017】 ボンベの設置面が凹凸を有する場合には、ボンベをその上で水平に設置するこ とは困難で、これを転倒せぬように確実に使用する為には少なからぬ準備が必要 となる。
【0018】 このように、従来の可搬式ガスボンベにおいては、ボンベ自身の体積の問題、 使用に際しての、缶胴の直径と使用の際の高さの問題、そして、設置面の状態に 対する安定度の問題が存在していた。
【0019】
【課題を解決するための手段】
ボンベ自身の体積を少なくする為の手段として、巻き締めによる缶胴と缶底板 の固定をシーム熔接に変更し、缶胴の直径がそのままボンベの直径になるように 改良する。
【0020】 また、缶胴の底面の直径と、実際の使用時の高さの比率は、その比がちいさけ れば小さいほど安定度が増すのが自明であるので、缶胴の直径を大きくし、缶胴 の高さを少なくすることによって解決する。
【0021】 更に、ボンベの設置面が平面でない場合に、より安定した状態を確保できるよ うに、缶胴底部に延長部を付設して、必要に応じて延長部を利用することにより 、設置の際の安定を確保した。
【0022】
【第一の実施例】
図1に、ボンベの使用状態における安定性を確保する為の第一の実施例が示さ れている。
【0022】 図1において、1は頂部2に弁体が付設されるべき開口3を備えた缶胴、4は 缶胴1の底部開口を閉鎖する缶底板で、その周縁部4’が缶胴1にシーム熔接さ れている。
【0023】 図1から明らかなごとく、缶底板4は上に凸のドーム状を呈しており、その周 縁部4’が缶胴1の底部内壁にシーム熔接されている。
【0025】 第一の実施例においては、缶胴1の直径が125mmとなっており、従来の製 品より約20mm大きく設計されており、半径において約10mm大きくなって いる。
【0026】 液化ブタンの比重を約0.5であるとすると、250グラムの内容量を備えた ボンベは、従来であれば高さ5.8cm必要としたが、本発明によって半径が1 0mm増加させることにより、同一の容量を得るために必要なボンベの高さは4 .0cmとなり、ボンベの半径を10mm増加させることによって、ボンベの高 さを18mm縮小することができる。
【0027】 また、缶胴1と缶底板4の間はシーム熔接によって固定されるので、缶胴1の 底部周縁に巻き締めによるような突出縁は生じず、運搬保管等の際には隣接する ボンベ同志の間に無用の空隙ができることはない。
【0028】 缶胴1の直径を増加させたため、ボンベの底面直径と高さの比は、従来品に比 較して甚だしく小さくなり、より安定した使用状態が得られる。
【0029】
【第二の実施例】
図2に示された第二の実施例は、缶胴1の底部に缶胴1に連続した延長部5を 設置し、延長部5を缶胴1の底部の下方において、缶胴1の側方へスカート状に 膨出させ、缶胴1の底部直径を増大させ、使用の際の安定度を更に増加させたも のである。
【0030】 この場合、缶胴1と缶底板4はシーム熔接によって固定されるので、缶胴1と 連続した延長部5を設置することが可能となり、延長部5の形状も、長さ、膨出 の度合い等々を自由に選択できる。
【0031】
【第三の実施例】
図3に示す第三の実施例は、前述第二の実施例における延長部5に、空気流通 孔6を穿設したもので、空気流通孔6を通過した空気が缶底板4に接触し、ボン ベ使用時の気化熱の供給を助長し、気化を促進する作用を果たすものである。
【0032】
【第四の実施例】
図4に示す第四の実施例は、延長部5が接続部7を介して缶胴1から延長され ている。
【0033】 延長部5の形状および接続部7の形式は任意であるが、図示例では延長部5を 缶胴1と一体に整形し、両者の間に部分的に折り曲げ用の空隙8を設置している 。
【0034】 このように設置した延長部5は、流通段階では空隙8を利用して、延長部5を 缶底板4の下方に折り込んでおき、使用に際して、延長部5を缶胴1の下部側方 へ突出設置することができる。
【0035】 図示されてはいないが、必要の場合には接続部7を蝶番形式にして、延長部5 の展開をより容易に行わせることも可能である。
【0036】
【考案の効果】
以上のごとく本考案によると、缶胴の外周に突出する巻き締め加工による突起 を除去して、缶胴の直径を小さくすることができ、缶胴の高さを低めて使用の際 の安定を確保でき、更に延長部を付設することによって使用の際の設置面の状態 に適応することができる可搬式ガスボンベを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第一の実施例の一部断面で示した
正面図である。
【図2】本考案による第二の実施例の一部断面で示した
正面図である。
【図3】本考案による第三の実施例の一部断面で示した
正面図である。
【図4】本考案による第四の実施例の一部断面で示した
正面図である。
【図5】従来例の使用状態の正面図である。
【符号の説明】
1 缶胴 2 頂部 3 開口 4 缶底板 4’缶底板の周縁部 5 延長部 6 空気流通孔 7 接続部 8 空隙

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部に燃焼器具へガスを送給する弁体を有
    する缶胴と、 前記缶胴の底部を閉鎖する為の缶底板と、 からなり、 缶胴と缶底板をシーム溶接により気密的に固定すること
    を特徴とする、 可搬式ガスボンベ。
  2. 【請求項2】缶胴の周縁が缶胴の底部から下方および側
    方へ膨出する延長部を有することを特徴とする請求項1
    の可搬式ガスボンベ。
  3. 【請求項3】延長部に空気流通孔が穿設されていること
    を特徴とする請求項2の可搬式ガスボンベ。
  4. 【請求項4】延長部が接続部を介して缶胴から延長され
    ていることを特徴とする請求項2の可搬式ガスボンベ。
JP5574891U 1991-06-21 1991-06-21 可搬式ガスボンベ Pending JPH0547698U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2626749A1 (fr) * 1988-02-04 1989-08-11 Yasuda Masahiro Pince a cheveux
DE4327617A1 (de) * 1992-08-19 1994-02-24 Yasuda Corp Kk Haarspange

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FR2626749A1 (fr) * 1988-02-04 1989-08-11 Yasuda Masahiro Pince a cheveux
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