JPH0547581Y2 - - Google Patents

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JPH0547581Y2
JPH0547581Y2 JP13872389U JP13872389U JPH0547581Y2 JP H0547581 Y2 JPH0547581 Y2 JP H0547581Y2 JP 13872389 U JP13872389 U JP 13872389U JP 13872389 U JP13872389 U JP 13872389U JP H0547581 Y2 JPH0547581 Y2 JP H0547581Y2
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arm
post
fishing net
jet water
bar
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、海上又は陸上において噴流水を用い
て漁網を自動的に洗浄する装置に関する。
(従来の技術) 漁網の洗浄方法としては、従来、広い洗浄台の
上に汚れた漁網を広げ、この上に作業者がのつて
ポンプで汲み上げた海水をホースで万遍なくかけ
て洗浄するという方法がとられていた。
しかしながら従来の洗浄方法では、作業者が重
いホースを持つて移動させながら漁網の隅々まで
歩いて洗浄しなければならないので、漁網が広い
場合等は、非常に手間がかかり、かつ大変な重労
働であつた。
また、従来の洗浄方法では、洗浄作業中は必ず
人手を必要としていたので、養殖用漁網等のよう
に汚れがひどい漁網を洗浄する場合は、洗浄には
長時間を要することになり、人件費等の経費がか
さむ等の欠点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、シンプルな
構造で製作コストが安く、ポンプからの送水以外
の動力が不要で、洗浄作業中の人手を必要とせ
ず、洗浄能力が良好で作業時間を短縮することが
でき、安全性が高くて経済的な自動漁網洗浄装置
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1 固定台に立設した支柱に水平な長尺のアーム
を回動自在に軸支し、かつ同アームの下方に設
けた同アームと平行な軸を中心として同アーム
が所定角度だけ傾斜自在となるようにし、噴流
水の推力を同アームの旋回手段とすると共に漁
網の洗浄手段とする回転噴流水ノズルを同アー
ムの前方端部に取り付け、同アーム後方の上面
に同アーム長手方向スライド自在なポストを立
設し、さらに同ポストの後方に同アームと直交
する垂直なバー材を同アームの一部を中心とし
て回動自在で同アーム長手方向スライド自在と
なるように取り付け、同バーの上部には鋏刃状
の角度調整ピース及びバランスウエイトを取り
付け、同バー材の下部には所定長さのチエーン
等の一端を係止し、同チエーン等の他端を前出
の固定台の一部に係止した自動漁網洗浄装置。
2 固定台に立設した支柱に軸支した長尺のアー
ムの回動軸に、制動力可変のブレーキ機構を設
けた請求項1記載の自動漁網洗浄装置。
3 長尺のアームが伸縮性を有する請求項1又は
2記載の自動漁網洗浄装置 にある。
(作用) 本考案の自動漁網洗浄装置では、固定台に立設
した支柱を中心として長尺のアームを左右に所定
角度だけ往復旋回させながら同アームの前方端部
の回転噴流水ノズルから斜め下方へ水を噴出させ
て漁網の洗浄を行なうようになつている。
回転噴流水ノズルを取り付けている同アームは
同アームの下方の軸を中心として左右に所定角度
ずつ傾斜することができるので、同アームを傾け
ることにより回転噴流水ノズルを傾斜させた状態
で水を噴出させ、噴流水の推力で同アームを旋回
させるようになつている。同アームの旋回方向の
変換は同アームの傾斜方向を変えて同回転噴流水
ノズルの噴出方向を変えることにより行なうよう
になつている。
同アームの傾斜方向の変換は、同アームの後方
のポスト、鋏刃状の角度調整ピース及びバランス
ウエイトを備えたバー材、及び同バー材と前出の
固定台とを連結したチエーンによつて行なうよう
になつている。
すなわち、同アームがある方向に傾いて噴流水
の推力で同アームが旋回していくと、たるんだ状
態だつたチエーンは徐々に引つぱられていき最終
的にはまつすぐに伸びた状態になるが、同アーム
はさらに旋回しようとするので同アーム後方の同
バー材の下部は同チエーンで引つぱられることに
なる。
同バー材の下部が同チエーンで引つぱられると
同バー材は同アームとの交差部分を中心として回
転し、同バー材上部の鋏刃状の角度調整ピースが
反対に動くので同角度調整ピースの間にあるポス
トは傾いた状態から引き起こされ、さらに反対側
へ傾けられることになる。従つて同ポストの動き
により同アームも反対側へ傾斜し、回転噴流水ノ
ズルの噴出方向も変換されるので噴流水の推力方
向が逆になり、同アームは前述のときと逆方向へ
旋回していくことになる。そして逆方向へ旋回し
て同チエーンが伸びたところで再び同様の動作を
行なつて回転噴流水ノズルの噴出方向を変換する
ようになつており、以下この動作を繰り返すよう
になつている。このように同アームは所定角度の
範囲内を噴流水の推力により左右交互に旋回を繰
り返しながら、同アームの旋回範囲に置いた漁網
の洗浄を行なうようになつている。
本考案の自動漁網洗浄装置では、同アームの回
動軸に、制動力可変のブレーキ機構を設けたもの
もある。これは同ブレーキ機構で同アームの旋回
運動に制動力を加えることにより旋回速度を遅く
することができるようにしたものである。制動力
自体も変えることができるので旋回速度を変更す
ることができ、適切な洗浄条件を設定できるよう
になつている。
本考案の自動漁網洗浄装置では、同アームに伸
縮性を持たせたものもある。これは同アームを縮
めることができるようにすることにより収納スペ
ースを小さくしたものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は実施例を示す斜視図、第2図は第1図
のA−Aにおける一部切欠断面図、第3図は第1
図のB−Bにおける一部切欠断面図、第4図は第
1図のC−Cにおける一部切欠断面図、第5図は
実施例を示す一部切欠斜視図、第6図は同一部省
略した平面説明図、第7図は同動作説明図であ
る。
本実施例の自動漁網洗浄装置1は、固定台2に
立設した支柱3に水平な長尺のアーム4を回動自
在に軸支し、かつアーム4の下方に設けたアーム
4と平行な軸5を中心としてアーム4が所定角度
だけ傾斜自在となるようにし、噴流水6の推力を
アーム4の旋回手段とすると共に漁網7の洗浄手
段とする回転噴流水ノズル8をアーム4の前方端
部9に取り付けている。そしてアーム4後方の上
面にアーム4長手方向スライド自在なポスト10
を立設し、さらにポスト10の後方にアーム4と
直交する垂直なバー材11をアーム4との交差部
分12を中心として回動自在でアーム4長手方向
スライド自在となるように取り付け、バー材11
の上部には鋏刃状の角度調整ピース13及びバラ
ンスウエイト14を取り付け、バー材11の下部
には所定長さのチエーン15の一端16を係止
し、チエーン15の他端17を前出の固定台2の
一部に係止している。
本実施例では、固定台2に立設した支柱3を中
心として長尺のアーム4を左右に所定角度だけ往
復旋回させながらアーム4の前方端部9の回転噴
流水ノズル8から斜め下方へ噴流水6を噴出させ
て下に広げている漁網7の洗浄を行なうようにな
つている。
回転噴流水ノズル8のパイプ16を取り付けて
いるアーム4はアーム4の下方の軸5を中心とし
て左右に所定角度ずつ傾斜することができるの
で、アーム4を傾けることにより回転噴流水ノズ
ル8を傾斜させた状態で噴流水6の推力でアーム
4を旋回させるようになつている。アーム4の旋
回方向の交換はアーム4の傾斜方向を変えて噴流
水ノズル8の噴出方向を変えることにより行なう
ようになつている。
アーム4の傾斜方向の交換は、アーム4の後方
のポスト10、鋏刃状の角度調整ピース13とバ
ランスウエイト14を備えたバー材11、及びチ
エーン15の連係動作で行なうようになつてい
る。
すなわち、アーム4がある方向に傾いて噴流水
6の推力でアーム4が旋回していくと、たるんだ
状態だつたチエーン15は徐々に引つぱられてい
き最終的にはまつすぐに伸びた状態となるが、ア
ーム4はさらに旋回しようとするのでバー材11
の下部はチエーン15で引つぱられることにな
る。
バー材11の下部がチエーン15で引つぱられ
るとバー材11はアーム4との交差部分12を中
心として回転し、バー材11上部の鋏刃状の角度
調整ピース13が反対に動くので角度調整ピース
13の間にあるポスト10は傾いた状態から引き
起こされ、さらに反対側へ傾けられることにな
る。従つてポスト10の動きによりアーム4も反
対側へ傾斜し、回転噴流水ノズル8の噴出方向も
変換されるので噴流水6の推力方向が逆になり、
アーム4は前述のときと逆方向へ旋回していくこ
とになる。そして逆方向へ旋回してチエーン15
が伸びたところで再び同様の動作を行なつて回転
噴流水ノズル8の噴出方向を変換するようになつ
ており、以下この動作を繰り返すようになつてい
る。このようにアーム4は所定角度範囲18内を
噴流水6の推力により左右交互に旋回を繰り返し
ながら、アーム4の旋回範囲に置いた漁網7の洗
浄を行なうようになつている。なお回転噴流水ノ
ズル8はパイプ16を中心として回転させながら
洗浄を行なうようになつている。
本実施例では噴流水6は外部のポンプ19から
ホース20で送水し、支柱3の内部及びアーム4
上部を経由してロータリージヨイント21からパ
イプ16へ供給するようになつている。ホース2
0の途中にはアーム停止用バルブ22を設けてい
るので、作業中にこれを開くと圧力水がこの部分
から逃げてアーム4の旋回を停止できるようにな
つている。
本実施例においてアーム4の旋回範囲の増減は
ポスト10をアーム4長手方向にスライドさせた
り、角度調整ピース13の挟角を変えたり、チエ
ーン15の長さを変えたりすることによつて行な
うことができるようになつている。また、アーム
4の傾斜角度は支柱上部23に設置した上部台2
4のストツパーボルト25で変更することができ
るようになつている。
本実施例では、固定した支柱3と回動する支柱
上部23とをベアリング26を挟持した円板2
7,28で連結し、円板27,28の周囲にはブ
レーキ29を設け、ブレーキ29の締めつけ力を
調節するブレーキハンドル30を設けている。ブ
レーキ29で円板28に制動力を加えることによ
り支柱上部23に取り付けたアーム4の旋回速度
を遅くすることができるようになつている。ブレ
ーキハンドル30により制動力を変えることがで
きるので旋回速度を変更することができ、適切な
洗浄条件を設定できるようになつている。
本実施例では、アーム4を2段式の伸縮スライ
ド構造とし途中にピン31を設けている。ピン3
1を抜けばアーム4を縮めることができるので収
納スペースは小さくてすむようになつている。
以上のように本実施例の自動漁網洗浄装置は、
構造がシンプルなので製作コストも安くおさえる
ことができ、ポンプからの送水以外の動力が不要
である。また洗浄作業は自動的に行なうので人手
を必要とせず、洗浄能力も良好で、短い時間で洗
浄を行なうことができる。またモーターやエンジ
ン等が不要なので安全性が高くて経済的である。
(考案の効果) 本考案により、シンプルな構造で製作コストが
安く、ポンプからの送水以外の動力が不要で、洗
浄作業中の人手を必要とせず、洗浄能力が良好で
作業時間を短縮することができ、安全性が高くて
経済的な自動漁網洗浄装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す斜視図、第2図は第1図
のA−Aにおける一部切欠断面図、第3図は第1
図のB−Bにおける一部切欠断面図、第4図は第
1図のC−Cにおける一部切欠断面図、第5図は
実施例を示す一部切欠斜視図、第6図は同一部省
略した平面説明図、第7図は同動作説明図であ
る。 1……自動漁網洗浄装置、2……固定台、3…
…支柱、4……アーム、5……軸、6……噴流
水、7……漁網、8……回転噴流水ノズル、9…
…前方端部、10……ポスト、11……バー材、
12……交差部分、13……角度調整ピース、1
4……バランスウエイト、15……チエーン、1
6……一端、17……他端、18……所定角度範
囲、19……ポンプ、20……ホース、21……
ロータリージヨイント、22……アーム停止用バ
ルブ、23……支柱上部、24……上部台、25
……ストツパーボルト、26……ベアリング、2
7,28……円板、29……ブレーキ、30……
ブレーキハンドル、31……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 固定台に立設した支柱に水平な長尺のアーム
    を回動自在に軸支し、かつ同アームの下方に設
    けた同アームと平行な軸を中心として同アーム
    が所定角度だけ傾斜自在となるようにし、噴流
    水の推力を同アームの旋回手段とすると共に漁
    網の洗浄手段とする回転噴流水ノズルを同アー
    ムの前方端部に取り付け、同アーム後方の上面
    に同アーム長手方向スライド自在なポストを立
    設し、さらに同ポストの後方に同アームと直交
    する垂直なバー材を同アームの一部を中心とし
    て回動自在で同アーム長手方向スライド自在と
    なるように取り付け、同バーの上部には鋏刃状
    の角度調整ピース及びバランスウエイトを取り
    付け、同バー材の下部には所定長さのチエーン
    等の一端を係止し、同チエーン等の他端を前出
    の固定台の一部に係止した自動漁網洗浄装置。 2 固定台に立設した支柱に軸支した長尺のアー
    ムの回動軸に、制動力可変のブレーキ機構を設
    けた請求項1記載の自動漁網洗浄装置。 3 長尺のアームが伸縮性を有する請求項1又は
    2記載の自動漁網洗浄装置。
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JP2006064227A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 M T Syst Kk 天井埋込型エアコン熱交換器の洗浄装置

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