JPH0547387Y2 - - Google Patents

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JPH0547387Y2
JPH0547387Y2 JP1984183891U JP18389184U JPH0547387Y2 JP H0547387 Y2 JPH0547387 Y2 JP H0547387Y2 JP 1984183891 U JP1984183891 U JP 1984183891U JP 18389184 U JP18389184 U JP 18389184U JP H0547387 Y2 JPH0547387 Y2 JP H0547387Y2
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JP
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drive source
screw shaft
movable body
quantitative transfer
rotational drive
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JP1984183891U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば、臨床検査分野における自
動検査装置などの流体の定量、分注、移送などに
使用される注射筒のピストンの駆動装置のような
定量移送装置に関するものである。
従来の技術 第2図に従来例を示す。第2図は定量移送装置
の側面図である。
この定量移送装置は、血液自動分析装置のシー
ス方式検出部に血液希釈試料を定量移送するため
の装置である。
この場合、微量定量と定速移送とが要求される
ため、パルスモータ1でカツプリング2を介して
ねじ軸3を回転させ、このねじ軸3に螺合してい
る移動体4をねじ軸3に沿つて移動させることに
よつて、ピストン5を上下させ、シリンダ6内の
試料をシース装置(図示せず)に供給するように
構成している。
考案が解決しようとする課題 しかし、この従来例には、つぎのような問題点
があつた。
(1) 定量が微量であるため、注射筒の漏れを防止
する必要があり、そのため、ピストン5とシリ
ンダ6の摩擦抵抗をあまり低くできない。
しかも、計測時間の面で高速が要求されてい
るため、前記摩擦抵抗を低くできないことも相
乗して、使用中におけるねじ軸3、移動体4の
摩耗が激しい。これが移動体4の所定量の移動
の障害の原因となり、定量精度の低下を生じや
すい。
すなわち、ねじ軸3と移動体4との螺合部
に、移動体4、ピストンロツド6a、ピストン
5および定量移送用シリンダ6内の試料などの
総合重量の荷重が集中的にかかり、その螺合部
の摩擦抵抗が著しく大きいためである。
(2) スリツプなどの防止のためにパルスモータ1
に能力の余裕をもたせる必要があり、高電力型
となるため、パルスモータ1自体のコストが高
くつくとともに、電力ロスも大きく、制御系の
コストアツプが著しい。
(3) ねじ軸3と移動体4との摩擦抵抗が著しく大
きいために、ねじ軸3や移動体4を特別硬度の
大きな材料から構成しなければならず、これも
コストアツプの原因となつている。
この考案の目的は、前記従来例の問題点を解消
することである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために、この考案が講じ
た技術的手段(考案の構成)は、つぎのとおりで
ある。
すなわち、この考案の定量移送装置は、第1の
回転駆動源に連動連結し上端および下端が支持枠
に回動自在に支持された回転ねじ軸と、このねじ
軸に螺合した移動体と、前記ねじ軸に平行な姿勢
で前記移動体に連設したピストンロツドを有する
定量移送用シリンダと、前記移動体に連結した無
端回動体と、この無端回動体を巻回する輪体と、
この輪体に連動連結し前記第1の回転駆動源に同
期して動作する正逆回転可能な第2の回転駆動源
とを備えたものである。
作 用 この考案の前記構成によれば、つぎの作用があ
る。
(a) 第2の回転駆動源は、第1の回転駆動源と同
期をとつて動作し移動体を平行移動させること
ができる。つまり、第2の回転駆動源の付与力
は、移動体、ピストンロツド、ピストンおよび
定量移送用シリンダ内の試料などの総合重量の
荷重を支持する作用をする。
これにより、ねじ軸が移動体から受ける摩擦
抵抗その他の荷重は、小さなものとなる。な
お、ねじ軸の上端および下端は支持枠に回動自
在に支持されているので、第2の回転駆動源は
ねじ軸の荷重までも負担する必要はない。
この点については、比較例と同様であるが、
この考案の場合には、第2の回転駆動源とし
て、例えば直流モータなどのモータを利用する
ことができ、また、可撓性線状体として、例え
ばチエーンやロープやワイヤなどを利用するこ
とができる。
したがつて、移動体に上昇力を付与する手段
が、比較例よりも十分に構造の簡単なものとな
り、設備費の点でも配置スペースの点でも比較
例よりも有利となる。
(b) 移動体は、ピストンロツドに連設されている
ことにより、ねじ軸まわりの回転が規制されて
いる。したがつて、第1の回転駆動源が動作し
てねじ軸が回転されると、移動体はねじ軸の軸
方向に沿つて上昇する。
上昇中、ねじ軸が移動体から受ける荷重は小
さなものであるから、移動体はスムーズに上昇
する。
(c) 移動体の上昇によつて、ピストンロツドを介
してピストンが上昇し、定量移送用シリンダ内
の試料を所定どおり安定的に定量供給する。
以上は試料の供給時すなわち移動体の上昇時
の説明であるが、移動体の下降時については、
第2の回転駆動源を逆回転駆動させることによ
り、移動体に下方向の力が付与され、移動体の
下降もきわめてスムーズに行われる。
(d) 以上のように、ねじ軸が移動体から受ける摩
擦抵抗その他の荷重が著しく小さいだけでな
く、その荷重の変動自在も著しく小さいため、
ねじ軸と移動体との間の摩擦抵抗が十分に小さ
く、したがつて、ねじ軸や移動体の摩擦も極端
に少なくなる。また、移動体が所定移動量の上
昇を高精度かつ安定的に行うため、定量精度が
比較例よりも向上する。
(e) パルスモータなどの第1の回転駆動源として
は、従来例(第4図)よりも能力の低いもので
あつてもよく、これによつて、第1の回転駆動
源についてのコストダウンを図ることができ
る。また、電力ロスも少なくなり、この点から
もコストダウンを期すことができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。第1図Aは定量移送装置の正面図、Bはその
側面図である。
第1図に示すように、支持枠7の上面に定量移
送用のシリンダ6およびパルスモータ1を取付け
ている。このパルスモータ1が考案の構成にいう
「第1の回転駆動源」の一例である。
また、支持枠7は、ステー7aを固定してお
り、ねじ軸3の下端と上端部近くとを、それぞれ
軸受9,10を介して回動自在に支持している。
パルスモータ1の出力軸は、カツプリング2を
介してねじ軸3に連動連結されている。
ねじ軸3には、ねじ軸3に直角な姿勢で移動体
4が螺合されている。この移動体4にシリンダ6
のピストンロツド6aがねじ軸3に対して平行な
姿勢で連結固定されている。
支持枠7の外面には、正逆転切換え式の直流モ
ータ15が固定連設されており、その出力軸16
が支持枠7の内面側に突出し、この出力軸16に
スプロケツトなどの輪体17が固着されている。
また、出力軸16の直下において、支持枠7の内
面に遊転軸18が回動自在に支持され、この遊転
軸18にスプロケツトなどの輪体19が固着さ
れ、両輪体17,19間にわたつてチエーン、ベ
ルトなどの無端回動体20が巻回張架されてい
る。
無端回動体20の一部は、移動体4の一端にね
じなどの連結具21により固定連結されている。
無端回動体20の両側直線部分を通る平面は、
ねじ軸3およびピストンロツド6aを通る平面と
ほぼ一致する。
前記の直流モータ15、輪体17,19、無端
回動体20が、移動体4に上昇力を付与する機械
的手段を構成している。そして、直流モータ15
が考案の構成にいう「第2の回転駆動源」の一例
である。
直流モータ15は、モータ正逆転切換え用の連
動スイツチSwを介して直流電源22に接続され
ている。また、この直流モータ15は、移動体4
が上下方向に平行移動するようにパルスモータ1
と同期して動作するように制御されている。
23は、移動体4に貫通された状態で支持枠7
の上板、下板間にわたつて架設されたガイド軸で
あり、このガイド軸23も前記の平面内に位置し
ている。
つぎに、動作を説明する。
() 定量移送用シリンダ6に試料が適量吸入
された段階で、位置センサ(図示せず)が動作
し、その検出信号に基づいて制御装置(図示せ
ず)がれ連動スイツチSwを正転側(ピストン
5の上昇側)に切換える。
() ついで、制御装置(図示せず)からの制
御信号によつてパルスモータ1が駆動され、カ
ツプリング2を介してねじ軸3が回転される。
この回転は、移動体4を上昇する方向の回転で
ある。また、パルスモータ1の駆動と同期して
直流モータ15が駆動し移動体4を上方向に平
行移動させる。つまり、直流モータ15の駆動
力は、移動体4、ピストンロツド6a、ピスト
ンおよび定量移送用シリンダ6内の試料などの
総合荷重を支持する作用する。
() 移動体4の上昇によつて、ピストンロツ
ド6aを介してピストン5が上昇し、定量移送
用シリンダ6内の試料をシース装置(図示せ
ず)に定量供給する。
以上は試料の供給時すなわち移動体4の上昇時
の説明であるが、移動体4の下降時についても、
荷重が著しく小さな状態での移動体4のきわめて
スムーズな移動の作用は、上昇と同様に発揮され
る。
この考案は、上記実施例のほか、つぎのものも
実施例として含む。
第1の回転駆動源として、パルスモータに代
えて、普通のモータを採用したもの。
また、第2の回転駆動源として、直流モータ
に代えてパルスモータや交流モータを採用した
もの。
考案の効果 この考案によれば、つぎの効果がある。
(a) 第2の回転駆動源は、第1の回転駆動源と同
期をとつて動作し移動体を平行移動させること
ができる。このため、第2の回転駆動源の付与
力は、移動体、ピストンロツド、ピストンおよ
び定量移送用シリンダ内の試料などの総合重量
の荷重を支持する作用をする。
これにより、ねじ軸が移動体から受ける摩擦
抵抗その他の荷重は、小さなものとなる。
(b) ねじ軸が移動体から受ける摩擦抵抗その他の
荷重が十分に小さいため、移動体はスムーズに
上昇する。また、移動体の下降時については、
第2の回転駆動源を逆回転駆動させることによ
り、移動体に下方向に力が付与され、移動体の
下降もきわめてスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図のAはこの考案の一実施例の定量移送装
置の正面図、Bはその側面図、第2図は従来例の
定量移送装置の側面図である。 1……パルスモータ(第1の回転駆動源)、3
……ねじ軸、4……移動体、6……定量移送用シ
リンダ、6a……ピストンロツド、7……支持
枠、15……直流モータ(第2の回転駆動源)、
17,19……輪体、20……無端回動体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の回転駆動源を連動連結し上端および下
    端が支持枠に回動自在に支持された回転ねじ軸
    と、このねじ軸に螺合した移動体と、前記ねじ
    軸に平行な姿勢で前記移動体に連設したピスト
    ンロツドを有する定量移送用シリンダと、前記
    移動体に連結した無端回動体と、この無端回動
    体を巻回する輪体と、この輪体に連動連結し前
    記第1の回転駆動源に同期して動作する正逆回
    転可能な第2の回転駆動源とを備えた定量移送
    装置。 (2) 前記第1の回転駆動源がパルスモータである
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の定量移送
    装置。 (3) 前記無端回動体を張架する一対の輪体の一方
    に前記第2の回転駆動源が連動連結されている
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の定量移送
    装置。 (4) 前記第2の回転駆動源が直流モータである実
    用新案登録請求の範囲第(1)記載の定量移送装
    置。
JP1984183891U 1984-12-03 1984-12-03 Expired - Lifetime JPH0547387Y2 (ja)

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JP1984183891U JPH0547387Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03

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JP1984183891U JPH0547387Y2 (ja) 1984-12-03 1984-12-03

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JPS6197725U JPS6197725U (ja) 1986-06-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712902Y2 (ja) * 1988-08-31 1995-03-29 株式会社島津製作所 自動計量シリンジポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034071U (ja) * 1973-07-25 1975-04-12
JPS5111980U (ja) * 1974-07-15 1976-01-28
JPS534569A (en) * 1976-05-25 1978-01-17 Hope Henry F Adjustable measuring pump
JPS591966A (ja) * 1982-06-25 1984-01-07 株式会社日立製作所 吸収式冷凍装置

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