JPH0547226A - 電力ケーブル用遮水テープ - Google Patents

電力ケーブル用遮水テープ

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JPH0547226A
JPH0547226A JP3028637A JP2863791A JPH0547226A JP H0547226 A JPH0547226 A JP H0547226A JP 3028637 A JP3028637 A JP 3028637A JP 2863791 A JP2863791 A JP 2863791A JP H0547226 A JPH0547226 A JP H0547226A
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JP
Japan
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layer
hydroxyl group
water
adhesive
butadiene copolymer
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JP3028637A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Takeda
敏充 武田
Hajime Yamazaki
山崎  肇
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 初期接着力、耐水性、および耐可塑剤性に優
れた電力ケーブル用遮水テープを提供する。 【構成】 金属層の上にプラスチックフィルム層を積層
させ、その上に接着剤層を積層させ、さらに、その上に
熱可塑性変性共重合ポリエステル樹脂のホットメルト層
を積層させてなり、前記接着剤層は、分子量2,000
〜100,000のポリエステルポリオール(A)と水
酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(B)
と多官能イソシアナート(C)と3級アミン化合物
(D)とからなり、ポリエステルポリオール(A)と水
酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(B)
との重量組成比が(A):(B)=70〜97:3〜3
0であり、(−NCO)/総(−OH)が0.5〜1
0.0,(D)中の3級アミノ基( N)と(B)の水
酸基(−OH)の比( N)/(−OH)が0.1
〜3.0である接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下に埋設される電力
ケーブルに使用される遮水テープに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、路上の電柱をなくして都市の美観
を保持する等のために、電力ケーブルの地下埋設化が急
速に行われている。しかし、地下に埋設された電力ケー
ブルには、その外皮 (シース) を透過して水が内部に浸
入して、いわゆる水トリー (水の樹枝状の進行) が発生
し、これにより電力ケーブル内部が破壊されるという問
題がある。
【0003】そこで、従来、電力ケーブルの内部には、
水の進行を阻止するために遮水層が設けられている。こ
の電力ケーブルの断面の一例を図3に示す。図3におい
て、電力ケーブルAは、ケーブル (導体) 1とその外側
の絶縁層2とその外側の半導電層3とその外側の遮水層
4とその外側のシース5から構成される。絶縁層2は、
ケーブル1と半導電層3とを電気的に絶縁する層であ
る。半導電層3は、銅線又は銅箔からなるもので、ケー
ブル1を電気的に保護する層であり、例えば、電気をア
ースする役目をする。遮水層4としては、遮水テープが
用いられる。
【0004】遮水テープは、遮水材としての金属層に、
この金属層に対する補強体としてのプラスチックフィル
ム (例えば、ポリエステルフィルム) を積層させること
により基本的には構成される。この遮水テープの一例を
図2に示す。図2では、遮水テープ10は、金属層である
金属箔11の表面に一般接着剤層12を介してプラスチック
フィルム13が積層され、この表面にシース用接着剤フィ
ルム層14が積層されることにより構成される。シース用
接着剤フィルム層14は、軟質ポリ塩化ビニルからなるシ
ース5との接着を考慮して設けられたものである。シー
ス用接着剤フィルム層14としては、通常、熱可塑性を有
するポリエステル系又はポリオレフィン系などのホット
メルトフィルムが用いられる。このホットメルトフィル
ムは、プラスチックフィルム13に対し熱融着により直接
積層される。
【0005】しかしながら、このようにシース用接着剤
フィルム層14としてホットメルトフィルムを用いた場
合、シース5に含まれる可塑剤が耐水試験後においてシ
ース用接着剤フィルム層14に移行するため、これによっ
てシース5とシース用接着剤フィルム層14との間の接着
力が経時的に著しく低下するという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情にかんがみなされたものであって、初期接着力、耐水
接着性、耐可塑剤性に優れた電力ケーブル用遮水テープ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電力ケーブル用
遮水テープは、金属層の上にプラスチックフィルム層を
積層させ、その上に接着剤層を積層させ、さらに、その
上に熱可塑性変性共重合ポリエステル樹脂のホットメル
ト層を積層させてなり、前記接着剤層は、分子量2,000
〜100,000のポリエステルポリオール(A) と水酸基含有
アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(B) と多官能イ
ソシアナート(C) と3級アミン化合物(D) とからなり、
ポリエステルポリオール(A) と水酸基含有アクリロニト
リル・ブタジエン共重合体(B) との重量組成比が (A):
(B) =70〜97:3〜30で合計重量部が (A)+(B) =100
であり、多官能イソシアナート(C) 中のイソシアナート
基(−NCO)のポリエステルポリオール(A) 中の水酸基
(−OHA ) と水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン
共重合体(B) 中の水酸基 (−OHB ) との総和((−OHA )
+ (−OHB ))に対するモル比 (−NCO)/((−OHA ) +
(−OHB ))が0.5〜10.0であって、3級アミン化合物(D)
中の3級アミノ基 (≡N)の水酸基含有アクリロニトリ
ル・ブタジエン共重合体(B) 中の水酸基 (−OHB ) に対
するモル比((≡N)/(−OHB ))が0.1 〜3.0であること
を特徴とする。
【0008】このように、本発明では、金属層の上にプ
ラスチックフィルム層を積層させ、その上に特定の接着
剤層を積層させ、さらに、その上に特定のホットメルト
層を積層させたために、耐水試験後における可塑剤の移
行を防止でき、これによって接着力の低下を抑えること
ができるから、初期接着力、耐水接着性を高めることが
可能となる。
【0009】以下、図を参照して本発明の構成につき詳
しく説明する。図1は本発明の電力ケーブル用遮水テー
プの一例の断面説明図である。図1において、金属層21
の上には一般接着剤層12を介してプラスチックフィルム
層22が積層され、その上には接着剤層23が、さらにその
上にはホットメルト層24が積層されている。一般接着剤
層12は、必要に応じて設けられる。
【0010】(1) 金属層21。 金属層21は、厚さ10〜100μm程度の金属の箔又は厚さ
0.05μm〜5μm程度の金属の膜である。金属の箔は、
一般の市販品を用いればよい。また、金属の膜は、プラ
スチックフィルム層22の片面に金属を蒸着又はスパッタ
させることによって形成することができる。この蒸着又
はスパッタは常法によって行えばよい。例えば、蒸着
は、真空中で金属を加熱して融解、蒸発させ、その蒸気
をプラスチックフィルム層22の片面に薄膜として凝着さ
せることによって行われる。金属としては、鉛、アルミ
ニウム、銅、ステンレス、又はこれらを主成分とする合
金などを用いることができる。
【0011】(2) プラスチックフィルム層22。 プラスチックフィルム層22は、例えばポリエチレンテレ
フタレートフィルム (PETフィルム) などのポリエス
テルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリイミドフ
ィルム、又はポリカーボネートフィルム等である。その
厚さは、15〜200μm程度が好ましい。このプラスチッ
クフィルム層22は、金属層21の片面だけでなく両面に積
層させてもよい。また、金属層21が金属の箔の場合に
は、図2におけると同様に一般接着剤層12を介して積層
させるとよい。
【0012】(3) 接着剤層23。 分子量2,000〜100,000のポリエステルポリオール(A)
と水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体
(B) と多官能イソシアナート(C) と3級アミン化合物
(D) とからなる。これらの他に、必要に応じて、溶剤等
の他の配合剤を配合することもできる。 (a) ポリエステルポリオール(A)。
【0013】例えば、テレフタル酸、フタル酸、イソフ
タル酸、アジピン酸、セバチン酸等の二塩基酸、これら
のジアルキルエステル、ラクトン類、又はこれらの混合
物と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等のグリコール類、又はこれらの混合物と
を反応させて得られる分子内に水酸基を有する分子量
2,000〜100,000のポリエステルポリオールである。
【0014】分子量が2,000未満では、ポリエステルフ
ィルム、例えば、PET (ポリエチレンテレフタレー
ト) フィルムとの密着力が低下する。一方、100,000を
超えると耐可塑剤性が低下する。 (b) 水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体
(B)。 結合アクリロニトリル量が10重量%〜50重量%のものが
よい。液状、固形を問わない。結合アクリロニトリル量
が10重量%未満の場合はポリエステルポリオールとの相
溶性が悪くなり、50重量%を超えた場合には耐可塑剤性
が悪くなる。
【0015】また、EPHR (水酸基含有アクリロニト
リル・ブタジエン共重合体の100gに含まれる水酸基の
当量数) が0.0045〜0.105 であると良い。EPHRが0.
0045未満の場合には耐可塑剤性が悪く、0.105超の場合
には可使時間が短くなる。 (c) 多官能イソシアナート(C)。 例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、2,4−或い
は2,6−トリレンジイソシアナート、フェニレンジイソ
シアナート、イソホロンジイソシアナート、これらのア
ダクト体、トリフェニルメタントリイソシアナート、チ
オリン酸トリス(p−イソシアナートフェニル) エステ
ル、これらの混合物等のイソシアナート基を分子中に2
個以上含むポリイソシアナートである。
【0016】(d) 3級アミン化合物(D)。 例えば、ジメチルベンジルアミン、DBU (1,8−ジア
ザビシクロ (5,4,0)ウンデカン) 、トリス (ジメチルア
ミノメチル) フェノール、ジメチルアミノメチルフェノ
ール等、又はその他の分子中に3級窒素を持った化合物
である。 (e) ポリエステルポリオール(A) と水酸基含有アクリロ
ニトリル・ブタジエン共重合体(B) との重量組成比、す
なわち配合割合 (重量部) は、 (A):(B) =70〜97:3
〜30であって合計重量部が (A)+(B) =100である。
(A) が70未満の場合((B)が30超の場合) には、初期接着
力があまり出なくなる。また、(A) が97超の場合((B)が
3未満の場合) には、水酸基含有アクリロニトリル・ブ
タジエン共重合体の添加による効果が薄れ、耐水試験後
の接着力が低下する。
【0017】(f) 多官能イソイアナート(C) について
は、ポリエステルポリオール(A) 中の水酸基 (−OHA )
と水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体
(B) 中の水酸基 (−OHB ) との総和((−OHA ) + (−OH
B ))に対する多官能イソシアナート(C) 中のイソシアナ
ート基 (−NCO)のモル比 (−NCO)/((−OHA ) + (−OH
B ))が0.5〜10.0になるように配合する。この範囲外で
は所望の接着力が得られない。
【0018】(g) 3級アミン化合物(D) については、水
酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(B) 中
の水酸基 (−OHB ) に対する3級アミン化合物(D) 中の
アミノ基 (≡N)のモル比 (≡N/−OHB ) が0.1 〜3.0
になるようにする。この範囲外では所望の接着力が得ら
れない。 (4) ホットメルト層24。
【0019】可撓性に優れた熱可塑性共重合ポリエステ
ル樹脂からなる。ホットメルト層24は、この熱可塑性変
性共重合ポリエステル樹脂単独からなっていてもよく、
又はこの樹脂と他の樹脂、例えばポリオレフィン樹脂と
の混合物から構成されていてもよい。このポリエステル
樹脂の原料成分としては、例えば、カルボン酸成分とし
て、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,
6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族カル
ボン酸;コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチ
ン酸、デカメチレンジカルボン酸、ダイマー酸等の脂肪
族カルボン酸;p−2− (ヒドロキシエトキシ)安息香
酸等のオキシ酸等が用いられ、グリコール成分として
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,
3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,
8−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタジオール、
1,6−ヘキサンジオール、N−メチルジエタノールアミ
ン等の1種又は2種以上のグリコールが用いられる。
【0020】
【実施例】
(イ)表1に示すホットメルト層および接着剤層を組み
合わせて下記の〜の手順により遮水テープを作製
し、初期接着力、および耐水接着力を評価した。この結
果を表1に示す。ホットメルト層としては下記のものを
使用した。 1. 共重合飽和ポリエステル樹脂…ボンドファーストVC
-40(住友化学) 、融点92℃。 2. 共重合飽和ポリエステル樹脂…ボンドファーストVC
-100 (住友化学) 、融点85℃。
【0021】また、用いた接着剤層の配合内容 (重量
部) を表2に示す。ここで、ポリエステルポリオールと
して東洋紡績株式会社のバイロン-300、水酸基含有アク
リロニトリル・ブタジエン共重合体として日本ゼオン株
式会社のD-9341、多官能イソシアナートとして日本ポリ
ウレタン株式会社の三官能イソシアナートであるコロネ
ートL、3級アミン化合物としてDMP-10 (ロームハース
社) 又はジメチルベンジルアミン、溶剤として酢酸エチ
ルを用いた。配合については、ポリエステルポリオール
の配合量、水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共
重合体の配合量、および多官能イソシアナートの配合量
はそれぞれ一定とし、3級アミノ化合物の添加量、すな
わちモル比 (≡N/−OHB ) を種々変化させた。 15μmの鉛箔と25μmのPETフィルムとを貼り合
わせた金属ラミネートテープのPETフィルム面に、接
着剤層を設ける場合には接着剤層をコーティングし、溶
剤を乾燥後にホットメルト層をその上からラミネートし
た (接着剤層は30μm厚に塗布) 接着剤層を設けない場
合には、そのままホットメルト層をラミネートした。 上記で得られたサンプルを40℃にて48時間養生し
た。 上記で得られたサンプルのホットメルト層の面と
1mm厚の軟質ポリ塩化ビニルシートとを重ね合わせ、こ
れをプレスにて温度 130℃、圧力5kg/cm2 、予熱時間
5分、圧着時間1分で圧着した。初期接着力、耐水接着性の評価方法 :上記で得られた
サンプルを3cm巾に切り出し、70℃で温水中に一定期間
浸漬した後、サンプルを取り出し、両端1cmを切り落と
し、真中の1cmを 180°剥離試験した。 180°剥離試験
は、試験対象サンプルの片側を両面粘着テープ等で堅い
基板 (アルミ板等) 上に固定し、予め作っておいた剥離
面(軟質ポリ塩化ビニルシートとホットメルト層の間)
を、固定面と 180°になるようにロードセルと直結した
フックにつなぎ測定することによって行われるのであ
る。
【0022】
【0023】 表1、表2、および図4に示すように接着剤層中の3級
アミンの量が0.1〜3.0の間の配合とボンドファースト
VC-40 、ボンドファーストVC-100の組み合わせのとき所
望の性能を得ることができる。また、比較例1のように
接着剤配合中に3級アミン化合物の無いものは長期の温
水試験の結果、剥離状態がホットメルトフィルムと軟質
ポリ塩化ビニルシースの界面剥離となっており、3級ア
ミン化合物の存在がホットメルトフィルムの耐水性向上
に寄与していることがわかる。ここで、図4は、接着剤
中の水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体
の水酸基 (−OHB ) に対する3級アミン化合物のアミノ
基 (≡N)の比と接着強さ (接着力) の関係を表してお
り、aは初期接着強さ、bは4週間浸漬後接着強さ、c
は6週間浸漬後接着強さである。
【0024】(ロ)表3に示すホットメルト層および接
着剤層を組み合わせて前記(イ)におけると同様に遮水
テープを作製し、初期接着力、および耐水接着力を評価
した。この結果を表3に示す。また、用いた接着剤層の
配合内容 (重量部) を表4に示す。 配合については、ポリエステルポリオールの配合量、水
酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン共重合体の配合
量、および3級アミノ化合物の添加量はそれぞれ一定と
し、多官能イソシアナートの添加量すなわちモル比 (−
NCO)/((−OHA ) + (−OHB))を種々変化させた。
【0025】
【0026】 表3、表4、および図5に示すようにモル比 (−NCO)/
((−OHA ) + (−OHB ))が0.5 〜10.0のとき所望の性能
を得ることができる。ここで、図5は、接着剤中の多官
能イソシアナートの添加量すなわちモル比 (−NCO)/
((−OHA ) + (−OHB ))と接着強さ (接着力) の関係を
表しており、aは初期接着強さ、bは4週間浸漬後接着
強さ、cは6週間浸漬後接着強さである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属層の上にプラスチックフィルム層を積層させ、その上
に特定の接着剤層を積層させ、さらに、その上に特定の
ホットメルト層を積層させたために、初期接着力、耐水
接着性、耐可塑剤性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水テープの一例の断面説明図であ
る。
【図2】従来の遮水テープの一例の断面説明図である。
【図3】電力ケーブルの一例の断面説明図である。
【図4】遮水テープにおける3級アミン化合物添加量と
接着力との関係図である。
【図5】遮水テープにおける多官能イソシアナート添加
量と接着力との関係図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 絶縁層 3 半導電層 4 遮水層 5 シース 10 遮水テープ 11 金属箔 12 一般接着剤層 13 プラスチックフィルム 14 シース用接着
剤フィルム層 21 金属層 22 プラスチック
フィルム層 23 接着剤層 24 ホットメルト
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKE 6770−4J JKL 6770−4J JLE 6770−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属層の上にプラスチックフィルム層を
    積層させ、その上に接着剤層を積層させ、さらに、その
    上に熱可塑性変性共重合ポリエステル樹脂のホットメル
    ト層を積層させてなり、前記接着剤層は、分子量2,000
    〜100,000のポリエステルポリオール(A) と水酸基含有
    アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(B) と多官能イ
    ソシアナート(C) と3級アミン化合物(D) とからなり、
    ポリエステルポリオール(A) と水酸基含有アクリロニト
    リル・ブタジエン共重合体(B)との重量組成比が (A):
    (B) =70〜97:3〜30で合計重量部が (A)+(B) =100
    であり、多官能イソシアナート(C) 中のイソシアナート
    基 (−NCO)のポリエステルポリオール(A) 中の水酸基
    (−OHA ) と水酸基含有アクリロニトリル・ブタジエン
    共重合体(B) 中の水酸基 (−OHB ) との総和((−OHA )
    + (−OHB ))に対するモル比 (−NCO)/((−OHA ) +
    (−OHB ))が0.5〜10.0であって、3級アミン化合物(D)
    中の3級アミノ基 (≡N)の水酸基含有アクリロニトリ
    ル・ブタジエン共重合体(B) 中の水酸基 (−OHB ) に対
    するモル比((≡N)/ (−OHB ))が0.1 〜3.0である接着
    剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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