JPH0547067U - 洗場用台 - Google Patents

洗場用台

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JPH0547067U
JPH0547067U JP8425191U JP8425191U JPH0547067U JP H0547067 U JPH0547067 U JP H0547067U JP 8425191 U JP8425191 U JP 8425191U JP 8425191 U JP8425191 U JP 8425191U JP H0547067 U JPH0547067 U JP H0547067U
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JP
Japan
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washroom
skin material
washstand
bathroom
core material
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Application number
JP8425191U
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English (en)
Inventor
正雄 安田
Original Assignee
大進化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗場と浴室の出入口とに生じていた段差をな
くす。 【構成】 金型を使用して、熱可塑性樹脂を材質とする
表皮材24が箱状体に形成される。この表皮材24は、
洗場14の広さ寸法に対応すると共に、洗場14と浴室
10の出入口とに生ずる段差に対応する高さ寸法に設定
される。表皮材24の裏側に画成される空間42に、例
えば独立発泡樹脂を材質とする芯材26が介挿される。 【効果】 洗場用台を洗場に載置することにより、入浴
者が段差部に足を引掛けて転んでしまう等の事故が発生
するのを有効に防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、浴室に設けた洗場に所定高さ寸法の台を載置することによって、 該洗場と浴室の出入口とに生じていた段差をなくし、入浴者が段差部に足を引掛 けて転んでしまう等の事故が発生するのを有効に防止し得る洗場用台に関するも のである。
【0002】
【従来技術】
団地やアパートその他マンション等の家屋建築では、浴槽と洗場とをユニット 化した浴室が、工期の短縮や居住スペースの合理化のため好適に採用されている 。例えば図7に示す浴室10は、浴槽12と洗場14とが一体的に構成され、該 洗場14側には、隣設する脱衣所等に通ずる出入口16が設けられる。この出入 口16の下端縁は、脱衣所等の床面18と略同一水平レベルに設定されると共に 、洗場14の底面からは所定高さだけ立上がるよう一般に構成されている。従っ て、洗場14で使用したお湯や水が、出入口16を介して脱衣所等に流れ込むの が有効に防止される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、先に述べた如く一般に浴室10では、洗場14と脱衣所との間に段 差が存在する。このため殊に高齢者や身障者および幼児が、前記洗場14から脱 衣室に出る際に、前記出入口16の段差部に足を引掛けて転んだり、更にはこれ に起因して怪我をする等の事態を往々にして招いていた。また、脱衣室から洗場 14に入る際には、脱衣室の床面に対し洗場14が低くなっているので、洗場1 4が濡れている場合には滑って転ぶという危険もあった。
【0004】 そこで前記洗場14に、多数の板片を所定間隔で並列配置してなるスノコを敷 設することが行なわれている。このスノコは、基本的には水切りの機能を果すた めのものであるが、該スノコの敷設によって前記段差が小さくなる、という付帯 的な作用も有している。しかるに、従来のスノコはデザインが画一的であり、し かも木を材質とするものでは水を吸収して重くなり、持運びや取扱いに不便があ った。また前記浴室10の広さ寸法は、ユーザーの希望や製造メーカーの仕様に より異なるが、各仕様に合わせた寸法のスノコを製造するのは煩雑で製造コスト が嵩むため、一定規格のものしか製造されていないのが現状であった。
【0005】 また洗場14の底面には排水口20が設けられるが、該底面にはこの排水口2 0に向けて緩い傾斜が付されるのが一般的である。この場合に前記排水口20の 配設位置は、浴室10の設計仕様によって異なることが多く、従ってこれと随伴 的に洗場14の底面形状も異なることとなる。しかるに、前記スノコの底部を洗 場14の底面形状に応じて加工するのは煩雑であるため、何れの形状のものであ っても底部の水平なスノコを使用しているのが現状である。しかしこの場合には 、洗場14の底面形状(排水口20の配設位置)によってはスノコが安定して載置 されず、入浴者が乗る毎に該スノコがガタ付く、という別の難点も指摘される。
【0006】
【考案の目的】
本考案は、前述した浴室に内在する前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべ く提案されたものであって、浴室への出入りに際して出入口に足を引掛けてつま ずいたり転ぶのを防止すると共に、各種のデザインを付与したり形状寸法を変更 したりするのが容易で、かつ軽量で耐久性に富む洗場用台を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案は、浴室の出入口に 対し所要の段差を有する洗場に着脱自在に載置される洗場用台であって、 熱可塑性樹脂を材質とし、所要形状を呈する成形型を使用して、前記段差に相 当する高さ寸法を備える箱状体に形成した表皮材と、 前記表皮材からなる箱状体の裏側に画成される空間に挿入可能な寸法に設定さ れ、該表皮材が被覆される芯材とから構成した ことを特徴とする。
【0008】
【実施例】
次に、本考案に係る洗場用台につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照 しながら以下説明する。
【0009】 図1に示す如く、浴室10の洗場14に、実施例に係る洗場用台22が載置さ れている。この洗場用台22は、真空成形により下方に開放する箱体状に成形さ れた表皮材24と、該表皮材24の裏側に画成した空間42内に着脱自在に介挿 された芯材26とから基本的に構成される。この洗場用台22は、洗場14の底 面から前記出入口16の下縁部までの段差に相当する高さ寸法に設定されている 。従って、脱衣室の床面と洗場用台22の上面とは略同一高さレベルとなり、浴 室10への出入りに際し、入浴者がつまずいたり転ぶのを有効に防止し得るもの である。
【0010】 前記洗場用台22には、図1および図2に示す如く、洗場14に設けた排水口 20と対応する位置に凹部28が形成され、洗場14で使用したお湯や水の排出 に支障を来たすことがないよう構成されている。更に、洗場用台22の上面には 、前記凹部28(排水口20の配設位置)に向かう下方傾斜が付されており、該洗 場用台22の上面にお湯や水が溜ることがないよう構成してある。
【0011】 前記洗場用台22の表皮材24は、例えば真空成形が可能な熱可塑性樹脂を材 質とするものであり、後述する成形型としての金型38に表皮材24を真空吸引 することにより、表皮材24は金型38に形成した形状に成形される。なお、表 皮材24は合成樹脂であるので、各種の文字や図柄を簡単に印刷することができ ると共に、着色も容易であるので、興趣に富んだ洗場用台22を提供することが できる。例えば大理石調の図柄を付与して、浴室内の雰囲気を高級化したり、ま た魚や動物の図を印刷することにより、幼児が喜んで入浴し得る環境の醸成等に 役立てることができる。また前記芯材26は、例えば独立発泡樹脂を材質とし、 表皮材24の裏側に画成される空間42に挿入可能な寸法形状に発泡形成したも のであって、表皮材24とは別体として形成される。そして、該芯材26に表皮 材24を被覆することにより、洗場用台22が構成される。なお表皮材24およ び芯材26は極めて軽量であるので、持運び等の取扱が容易である等の利点を有 している。
【0012】 ここで、独立発泡樹脂は、発泡した各気泡が独立したものであって、液体に対 して不浸透性を有しているが、長期に亘って洗場14に載置しておくと、僅かづ つではあるが水蒸気が気泡間に浸透する。従って、洗場用台22を長期に亘って 使用していると、芯材26に水蒸気が浸透して重くなったり劣化するおそれがあ る。しかるに実施例に係る洗場用台22は、表皮材24に対して芯材26を着脱 自在に構成しているので、仮に芯材26が劣化した場合は、該芯材26を交換す るだけで、洗場用台22全体を交換する必要はなく、ランニングコストを低く抑 えることができる。
【0013】 前記洗場用台22の外径寸法は、洗場14の内部寸法に対して小さく設定され ており、該洗場用台22を洗場14に載置した際には、該洗場用台22の外周縁 に所要の隙間30が画成されることとなる(図1参照)。この隙間30は、お湯や 水の流路として機能させることもできるが、洗場用台22が容易に移動すると不 都合がある場合は、図1に示す如く、前記隙間30に断面がテーパ状をなす楔形 部材32を介挿することにより簡単に固定することができる。なお、前記隙間3 0の寸法は浴室10の設計仕様によって異なるので、これら楔形部材32を各種 寸法毎に用意しておけば、洗場用台22の寸法変更を行なうことなく対応し得る 。
【0014】 図3は、洗場用台22の別実施例を示すものであって、芯材26を格子状に形 成し、これを前記表皮材24の裏側空間42に介挿したものである。この芯材2 6の材質としては、前述した独立発泡樹脂でもよく、また合成樹脂であってもよ い。なお、合成樹脂を材質とした場合は、長期に亘って洗場14に載置しても、 該芯材26に水が浸透することがなく、極めて長持ちする。また図4に示す変形 例では、洗場用台22における表皮材24の表面側に、適宜のパターンで多数の 凸部36が形成されている。この凸部36は、入浴者が洗場用台22に乗った際 のスベリ止めとして機能する。なお、凸部36等のスベリ止めは、表皮材24を 真空成形する際に使用する金型38の形状を変更するだけで、極めて簡単に成形 可能である。
【0015】 図5は、更に別の実施例を示すものであって、洗場14に複数の洗場用台22 を載置するようになっている。すなわち、所要規格寸法の洗場用台22を製造し ておき、洗場14の広さ寸法に応じて複数の洗場用台22を組合わせて使用する ことにより、各種仕様の洗場14毎に専用の洗場用台22を製造する必要がなく なる。
【0016】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る洗場用台の製造工程の一例を図6に示す。先ず、前記洗場 14の広さ寸法および出入口16との段差寸法に応じて、かつ表皮材24に付与 する形状に形成された金型38を用意する。この金型38は、真空吸引による真 空成形をなし得るよう構成されている。なお、金型38の真空吸着面に凹凸を形 成することにより、図4に示す如きスベリ止めを簡単に形成し得る。また成形型 (金型38)としては、その材質が金属に限定されるものでなく、例えば硬質樹脂 等であってもよい。
【0017】 前記表皮材24の成形作業に際しては、表皮材24を所要温度まで加熱した状 態でこれを前記金型38に展延載置し、該金型38の真空吸引を行なう。これに よって、表皮材24は金型38に沿う所要形状に成形される。なお、表皮材24 を所要圧力のエアーにより金型38に押付けるようにしてもよい。この圧空成形 によれば、真空成形では困難であった表皮材24への細かな凹凸その他複雑形状 を付与することができる。
【0018】 次に、成形された表皮材24の裏側に画成した空間42に挿入可能な寸法形成 を有する芯材26を、別工程で製造する。例えば表皮材24の空間42と同一寸 法を有する空間を画成した金型内に、独立発泡樹脂の原液を注入することにより 、芯材26を成形する。そして、該芯材26に表皮材24を被覆することにより 、洗場用台22が得られる。なお、芯材26を成形する際に、予め洗場14の底 面形状に一致する形状をその底面に形成しておけば、製造後の芯材底面を後加工 することなく、洗場用台22を洗場14に常に安定した状態で載置することがで きる。また芯材26は、表皮材24に対して着脱自在に構成されているので、芯 材26が劣化した場合は、これを容易に交換することができる。
【0019】 なお、実施例では芯材26を表皮材24に対して着脱自在に構成した場合につ き説明したが、本願はこれに限定されるものでなく、該芯材26を表皮材24に 接着剤等により固定するようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係る洗場用台は、箱状体に成形した表皮材と、該 表皮材が被覆される芯材とにより構成した洗場用台を洗場に載置することにより 、浴室の出入口に生ずる段差を小さくすることができる。従って浴室への出入に 際して、入浴者が足を引掛けたりつまずいて転ぶのを有効に防止し得る。殊に、 高齢者や身障者および幼児の入浴に際して、本考案は有効に作用するものである 。また、表皮材や芯材は極めて簡単に量産可能であるので、製造コストを低廉に 抑えることができる。しかも形状や寸法変更に簡単に対応し得るので、消費者の ニーズに合った製品を提供し得る利点もある。更に、洗場用台は極めて軽量で、 持運び等の取扱いが容易であると共に、仮に芯材が水を吸収した場合であっても これを容易に交換可能である、等の効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る洗場用台を洗場に載置し
た状態で示す要部縦断側面図である。
【図2】実施例に係る洗場用台の外観斜視図である。
【図3】本考案に係る洗場用台の別実施例を示す縦断側
面図である。
【図4】本考案に係る洗場用台の更に別実施例を示す概
略斜視図である。
【図5】複数の洗場用台を洗場に載置した状態を示す説
明平面図である。
【図6】実施例に係る洗場用台の製造工程を示す説明図
である。
【図7】従来技術に係る浴室を示す概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 浴室 14 洗場 16 出入口 22 洗場用台 24 表皮材 26 芯材 38 成形型 42 空間

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室(10)の出入口(16)に対し所要の段差
    を有する洗場(14)に着脱自在に載置される洗場用台(22)
    であって、 熱可塑性樹脂を材質とし、所要形状を呈する成形型(38)
    を使用して、前記段差に相当する高さ寸法を備える箱状
    体に形成した表皮材(24)と、 前記表皮材(24)からなる箱状体の裏側に画成される空間
    (42)に挿入可能な寸法に設定され、該表皮材(24)が被覆
    される芯材(26)とから構成したことを特徴とする洗場用
    台。
  2. 【請求項2】 前記芯材(26)は、独立発泡樹脂を材質と
    することを特徴とする請求項1記載の洗場用台。
  3. 【請求項3】 前記芯材(26)は、合成樹脂を材質とする
    ことを特徴とする請求項1記載の洗場用台。
JP8425191U 1991-09-18 1991-09-18 洗場用台 Pending JPH0547067U (ja)

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JP8425191U JPH0547067U (ja) 1991-09-18 1991-09-18 洗場用台

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