JPH0547054U - 残土払い装置を備えた油圧式ショベル - Google Patents

残土払い装置を備えた油圧式ショベル

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JPH0547054U
JPH0547054U JP10278991U JP10278991U JPH0547054U JP H0547054 U JPH0547054 U JP H0547054U JP 10278991 U JP10278991 U JP 10278991U JP 10278991 U JP10278991 U JP 10278991U JP H0547054 U JPH0547054 U JP H0547054U
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JP
Japan
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hydraulic excavator
soil
bucket
vehicle body
front structure
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Withdrawn
Application number
JP10278991U
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English (en)
Inventor
勝介 粟野
誠 鮫島
活雄 長尾
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、従来の油圧式ショベルの車輌本
体の構造に殆んど影響を与えず、かつ掘削作業と同時に
残土払い作業が可能な油圧式ショベルを提供しようとす
るものである。 【構成】 フロント構造体3の支持ブーム31の下部に、
車輌本体前後方向に揺動可能なバケット43を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、土木工事などに使用される油圧式ショベルの改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に油圧式ショベルは、図6に示すように、走行装置を備えた下部走行体1 と、該下部走行体1とは別個に旋回する上部旋回体2とから車輌本体が構成され 、そして前記上部旋回体2には先端にバケット33を有するフロント構造体3が備 えられている。
【0003】 特に、フロント構造体3は、ピン37、38、39を介して連結される支持ブーム31 とアーム32とバケット33から構成され、そしてそれらはブームシリンダ34、アー ムシリンダ35、バケットシリンダ36によりそれぞれピン37、38、39を軸として揺 動される(ただし、同図ではバケット33の揺動はロッド301も介して行われる) 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような油圧式ショベルでは、フロント構造体3の駆動、上部旋 回体2の旋回、下部走行体1の走行の各動作が一体的に連動することにより、掘 削作業が行われることになるが、この掘削作業の際、フロント構造体3の動作の 限界から図6に示すように、バケット33で完全に土をすくい取ることができず、 車輌本体の前方に土が堆積してしまう場合、すなわち残土が生じることが多い。
【0005】 このような場合、下部走行体1を後退させてあらためて残土をすくい取る必要 があるが、図6に示すように車輌後部に壁5などがある場合は思うように後退で きず、最終的には人手によらなければならない。また、仮に後退できるとしても 、掘削作業を行った後に、さらに残土をすくう作業が必要なことから、作業の時 間的ロスが生じる。
【0006】 一方、このような問題に対し、ブルドーザのように車輌本体の前面に押出可能 なブレードを取り付け、ブレードの押出による残土払いを行うことも考えられる が、このような構成の車輌は押出機構などの付加により車輌本体自体の構造が大 きくなってしまうことがさけられず、作業現場によっては使用できないことも考 えられ、またコスト的にも問題である。
【0007】 この考案は、以上のような問題に鑑み創案されたもので、従来の油圧式ショベ ルの車輌本体の構造に殆んど影響を与えず、かつ掘削作業と同時に残土払い作業 が可能な油圧式ショベルを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
油圧式ショベルは、上述のように下部走行体および上部旋回体からなる車輌本 体と、実際に土を掘削するバケットなどを有するフロント構造体とから構成され る。
【0009】 車輌本体はそれ自体を走行させる下部走行体の走行装置と、フロント構造体を 含めた上部旋回体を旋回させる旋回装置を備えるため、あらたな作動機構を付加 すると、その構造自体が大きくならざるを得ない。
【0010】 これに対し、フロント構造体は支持ブーム、アーム、バケットなどだけ駆動さ せればよいことから、あらたな作動機構を付加しても、車輌本体自体にはあまり 構造上の影響を与えない。加えて、フロント構造体は支持ブーム、アーム、バケ ットがピンを軸として折り畳む状態(いわゆるチルドバック状態)とすることが できるため、新たな作動機構によってフロント構造体自体の構造が多少大きくな っても、狭小な作業現場に入ることもできるし、作業も十分行えるものとなる。
【0011】 本考案者らは、残土払い装置を油圧式ショベルを取り付けるにあたり、以上の ような油圧式ショベルの構造に着目した結果、本考案を完成するに至った。
【0012】 すなわち、この考案に係る油圧式ショベルは、車輌本体を構成する下部走行体 および上部旋回体と、前記上部旋回体に備えられるフロント構造体とからなる油 圧式ショベルにおいて、前記フロント構造体に残土払い装置を取り付けたことを 特徴とするものである。
【0013】
【作用】
この考案では、残土払い装置がフロント構造体に取り付けられる。
【0014】 したがって、どのような型の油圧式ショベルの場合でも車輌本体には構造上の 影響を与えないことから、小型の油圧式ショベルとして適用すれば狭小な作業現 場でも使用が可能となる。また、製造上の大幅なコストアップがさけられない車 輌本体の構造変更が殆んどないことから、残土払い装置を取り付けることによる コストアップを最小限に抑えることができる。
【0015】 もちろん、残土払い装置が取り付けられていることから、残土払い作業として 車輌を後退させる必要もなく、掘削作業時に残土払いも行える。
【0016】
【実施例】
本考案の具体的実施例を図面に基づき説明する。
【0017】 図1ないし図4は本考案に係る油圧式ショベルの一実施例を示し、図1は全体 側面図、図2は図1中A−A断面図、図3は図1中B部の側面拡大図、図4は図 3の正面図である。また、図中1は下部走行体、2は上部旋回体、3はフロント 構造体、4は残土払い装置を各示す。
【0018】 本実施例では、図示のようにフロント構造体3の支持ブーム31の下部に残土払 い装置4が取り付けられている。したがって、車輌本体は従来構造のままである 。
【0019】 前記残土払い装置4は、従動部材である支持箱41、伸縮シリンダ42、押土用バ ケット43と、原動部材である作動シリンダ44とからなる。支持箱41はピン45を介 して揺動自在に支持ブーム31の下部に取り付けられ、この支持箱41内には、ロッ ド46が上下方向に伸縮自在となるように伸縮シリンダ42が配置される。また、支 持箱41内には図3および図4に示すように、ピン47、ブラケット48を介して前記 ロッド46に取り付けられる支持板49がすべり軸受(図中斜線部)でもって支持さ れ、前記ロッド46の伸縮動作とともに、進退自在な構成となっており、この支持 板49の先端には、フロント構造体3のバケット33と対向するように押土用バケッ ト43が取り付けられている。
【0020】 したがって、本実施例の押土用バケット43は、支持箱41および支持板49ととも に、前記ピン45を軸として車輌本体前後方向に揺動自在となっており、またロッ ド46の伸縮にともなう支持板49の進退によりその高さが調節可能となっている。 一方、前記作動シリンダ44は、一端を支持ブーム31の下部に、他端を前記支持箱 41の中間部に取り付けられ、そのロッドの伸縮動作により前記支持箱41を揺動さ せるものとなっている。したがって、本実施例では、この作動シリンダ44の伸縮 動作によって、前記押土用バケット43が揺動することになり、その揺動動作によ り、残土払いが行われることになる。
【0021】 次に、以上よりなる本実施例の稼動状態を説明する。
【0022】 図1に示すような車輌本体前面に堆積した残土を払う場合、伸縮シリンダ42の ロッド46を伸ばし、支持板49を前進させて、押土用バケット43を残土の位置に合 わせる。この状態で、作動シリンダ44のロッドを伸縮させることにより、押土用 バケット43を車輌本体前後にピン45を軸として円弧状に揺動させれば、押土用バ ケット43が残土を押出すことになる。
【0023】 また、残土払いを行わない場合は、図5に示すように伸縮シリンダ42のロッド 46を縮め、支持板49を後退させるとともに、作動シリンダ44のロッドを伸ばして 、押土用バケット43を車輌本体側に格納させればよい。さらに長期間不必要な場 合は、ピンを外してこの装置自体を取り外せばよい。
【0024】 以上のように、本実施例では車輌本体の構造には何の変更も加えず、しかも車 輌本体の位置を移動させることなく掘削作業と同時に残土を払い除くことができ 、残土を除くための時間をかなり短縮して作業効率をアップさせるものとなって いる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る油圧式ショベルによれば、油圧式ショベル の車輌本体の構造に殆んど変更を加えるものでないため、型の大小にかかわらず どのような型の油圧式ショベルとしても適用でき、またそれゆえ狭小な作業現場 でも適用可能となるとともに製造上のコストも低廉に抑えることが可能となって いる。 また、もちろん残土払い装置がついているので、掘削作業と同時に残土払い作 業が行うことができ、全体の作業効率がアップすることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体側面図である。
【図2】図1中A−A断面図である。
【図3】図1中B部の側面拡大図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】本実施例において、残土払い装置を格納した状
態を示す説明図である。
【図6】従来の油圧式ショベルを示す全体側面図であ
る。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 フロント構造体 4 残土払い装置 31 支持ブーム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌本体を構成する下部走行体および上
    部旋回体と、前記上部旋回体に備えられるフロント構造
    体とからなる油圧式ショベルにおいて、前記フロント構
    造体に残土払い装置を取り付けたことを特徴とする油圧
    式ショベル。
  2. 【請求項2】 前項記載の油圧式ショベルにおいて、前
    記残土払い装置として、前記フロント構造体の支持ブー
    ムの下部に、車輌本体前後方向に揺動可能なバケットを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の油圧式ショベ
    ル。
JP10278991U 1991-11-20 1991-11-20 残土払い装置を備えた油圧式ショベル Withdrawn JPH0547054U (ja)

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JP10278991U JPH0547054U (ja) 1991-11-20 1991-11-20 残土払い装置を備えた油圧式ショベル

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JPH0547054U true JPH0547054U (ja) 1993-06-22

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208