JPH0547030Y2 - - Google Patents

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JPH0547030Y2
JPH0547030Y2 JP1986025798U JP2579886U JPH0547030Y2 JP H0547030 Y2 JPH0547030 Y2 JP H0547030Y2 JP 1986025798 U JP1986025798 U JP 1986025798U JP 2579886 U JP2579886 U JP 2579886U JP H0547030 Y2 JPH0547030 Y2 JP H0547030Y2
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JP
Japan
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pipe
outer ring
inner ring
lug
joint
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JP1986025798U
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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熔接することのできない軽金属および
複合層の構造材料で構成された自転車構成部材の
パイプとラグとの接合部に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来のこの種パイプとラグの接合部は第4図に
示すようにラグをパイプ状体12で形成し、この
パイプ状体12の外周先端部を被接合パイプ11
を挿入するための小径部としている。
そしてこの小径部に接着剤13を塗布した後、
被接合パイプ11を小径部に挿入し、ラグ12に
接合していた。
しかし、このような接合部は接着剤のみによる
被接合パイプ11の固着であり、殊に接着剤の品
質の悪い場合には往々にしてパイプ11が抜け出
ることがあつた。
そのため、実開昭62−16090号に開示されてい
るように、『部品本体、例えば、ラツグ、ホーク
つめ、ホーク肩等から突出したパイプ状または丸
棒状の接合部を、外側接合部と内側接合部との2
重構造とし、この接合部間に接着剤を塗布した筒
状体を挿入し、外側接合部の端部を締付ける構
造』としたものが提案されている。
この考案によれば、接合部における接着力は向
上するが、自転車に加わる上下左右よりの応力を
周りに受けることになり(後述する本考案のテー
パー部t1,t2が存在しないため)外側接合部と内
側接合部の根本部が折曲またはヒビ割れ等の不都
合が生じ、自転車の強度の低下により自転車走行
上、危険な状態となる。
更に、接着剤を用いる代わりに鑞付け溶接では
接合部に熱を加えるため、パイプの接合部に熱変
質が起き、強度の低下を示すことが多かつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来技術の問題点を解決するた
め、パイプ1の先端部を挿入するラグ2の接合部
4は、根本部2cにおいて肉厚が厚く先端部2d
に向かつて徐々に肉厚が薄くなることにより傾斜
する斜面部である内環テーパー部t1および外環テ
ーパー部t2を有する内環2aと外環2bとより形
成し、 他方、上記パイプ1の先端部を、上記内環テー
パー部t1に合致するように外側方向に向かつて拡
開した未広状部1aが形成し、 この未広状部1aが内環2aと外環2bの間の
嵌合部2eに挿入し、 更に、外環2bをスウエージング加工すること
により未広状部1aと圧接させ、該圧接力と接着
剤3によりパイプ1とラグ2とを結合したもので
ある。
〔作用〕
本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
ラグ2を根本部2cにおいて肉厚が厚く先端部
2dに向かつて薄くなるように形成したテーパー
形状の内環2a、外環2bの嵌合部2eに、パイ
プ1の未広状部1aを挿入する。この挿入状態で
は未広状部1aは内環テーパー部t1と同傾斜に形
成されているものであるから、未広状部1aは内
環テーパー部t1に沿つて、根本部2cに当接する
まで挿入される。上記外環2bは、この状態では
未広状部1aとは離間状態であるため、スウエー
ジング加工により外環2bの外周面全域を絞り、
未広状部1aに圧接することにより、該圧接力お
よび接着力により強固に結合されることとなる。
〔実施例の説明〕
以下本考案フレームの実施例について説明す
る。
図面の符号についてまづ説明する。
1:パイプで、アルミニウム合金、マグネシウム
合金または繊維強化樹脂で形成され、その接合
先端は外側方向に向かつて拡開した未広状部1
aを形成している。
2:ラグで内環2aと外環2bとからなり、内環
2a外周に内環テーパー部t1、外環2b外周に
外環テーパー部t2を形成している。
なお、該テーパー部t1,t2は肉厚が根本部2
cで厚く、先端部2dに向かつて徐々に薄くな
つている。
そして、内環テーパー部t1と形状は未広状部
1aの形状と合致する。
3:接着剤 上記各部品によつてパイプとラグと結合するに
は、 まづ第3図のように被接合パイプ1の未広
状部1aをラグ2の内環2aの内環テーパー部
t1に嵌め込む。
この際、未広状部1aとテーパー部t1の形状
は合致するように設定してあるので、両者の密
着に円滑になされる。
さらに、内環2aと外環2bの間に接着剤3
を塗着しておくので、未広状部1aと内環テー
パー部t1とは接着固定される。
かくして第3図の状態になる。
つぎに第3図のように外環2bをスウエー
ジング加工により外径を絞り、未広状部1aに
接することにより、未広状部1aは内環2aと
外環2bとの間に完全に一体化され、この状態
でしばらく放置しておくと接着剤3は硬化し、
接合作業は終了する。
また、スウエージング加工により外環2bの
外周面全域を絞る際に、外環2bの外周が先細
状の外環テーパー部t2となつているので軽い力
で絞ることができる。
〔考案の効果〕 予めパイプ1の未広状部1aと、内環2aの
テーパー部t1とをその形状が合致するように設
定してあるので、接着効果が良く、さらに外環
2bをスウエージング加工により絞ることによ
り、内環2aと外環2bおよびパイプ1は圧接
され、ラグ2に完全に固定されるため振動や衝
撃によつてパイプ1が脱落する危険は防止され
る。
内環2aの外周面に外環テーパー部t2を設け
ているので、外環2bの外周面全域を絞ると
き、軽く絞ることができる。
内・外環2a,2bが、テーパー部を有する
ため応力の分散ができ、肉厚の薄いパイプで構
成できるため自転車の軽量化が可能となる。
内・外環2a,2bの根本部2c近傍におい
て肉厚が厚く設定されているため、振動や衝撃
によつて上記根本部2cにおいて折曲又はヒビ
割れなどの不都合は防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案フレームの接合前の断面図、第
2図:同じく接合後の断面図、第3図,,
:本考案フレームの工程の説明図、第4図:従
来のフレームの断面図、第5図:接合部の断面
図、1……被接合パイプ、1a……未広状部、2
……ラグ、2a……内環、2b……外環、t1……
内環テーパー部、t2……外環テーパー部、3……
接着剤、4……接合部、第4図、11……パイ
プ、12……ラグ、13……接着剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パイプとラグを接合して成る自転車車体におい
    て、 パイプ1の先端部を挿入するラグ2の接合部4
    は、根本部2cにおいて肉厚が厚く、先端部2d
    に向かつて徐々に肉厚が薄くなることにより傾斜
    する斜面部である内環テーパー部t1および外環テ
    ーパー部t2を有する内環2aと外環2bとより形
    成され、 他方、上記パイプ1の先端部には、上記内環テ
    ーパー部t1に合致するように外側方向に向かつて
    拡開した未広状部1aが形成され、 この未広状部1aが内環2aと外環2bの間の
    嵌合部2eに挿入されており、かつ、 外環2bの外周面全域をスウエージング加工に
    よつて外環2bを未広状部1aと圧接させるとと
    もに、接着剤3によりパイプ1とラグ2の内環2
    a,外環2bとが結合されている自転車車体の構
    成パイプの接合部。
JP1986025798U 1986-02-26 1986-02-26 Expired - Lifetime JPH0547030Y2 (ja)

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JP1986025798U JPH0547030Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62137886U JPS62137886U (ja) 1987-08-31
JPH0547030Y2 true JPH0547030Y2 (ja) 1993-12-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216090B2 (ja) * 1981-10-31 1987-04-10 Canon Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6216090U (ja) * 1985-07-15 1987-01-30

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JPS6216090B2 (ja) * 1981-10-31 1987-04-10 Canon Kk

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JPS62137886U (ja) 1987-08-31

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