JPH0546815Y2 - - Google Patents
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- JPH0546815Y2 JPH0546815Y2 JP1216888U JP1216888U JPH0546815Y2 JP H0546815 Y2 JPH0546815 Y2 JP H0546815Y2 JP 1216888 U JP1216888 U JP 1216888U JP 1216888 U JP1216888 U JP 1216888U JP H0546815 Y2 JPH0546815 Y2 JP H0546815Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- printed circuit
- holding mechanism
- holding
- circuit board
- Prior art date
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 119
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 59
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Special Conveying (AREA)
- Reciprocating Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は、プリント基板加熱器に設けられるプ
リント基板搬送装置に関するものである。
リント基板搬送装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術
プリント基板をプレス打抜き加工する場合、プ
リント基板を予熱しておくことにより加工を安定
させることができる。このためにプリント基板加
熱器内に所定時間かけてプリント基板を移動させ
るプリント基板搬送装置が用いられる。従来のプ
リント基板搬送装置としては、回転するコイルを
用いたものがある。すなわち、一定ピツチで巻か
れたコイルのすきまに1枚ずつプリント基板を挿
入し、コイルを一定速度で回転することによりプ
リント基板を所定の速度で移動させていく。
リント基板を予熱しておくことにより加工を安定
させることができる。このためにプリント基板加
熱器内に所定時間かけてプリント基板を移動させ
るプリント基板搬送装置が用いられる。従来のプ
リント基板搬送装置としては、回転するコイルを
用いたものがある。すなわち、一定ピツチで巻か
れたコイルのすきまに1枚ずつプリント基板を挿
入し、コイルを一定速度で回転することによりプ
リント基板を所定の速度で移動させていく。
(ハ) 考案が解決しようとする課題
しかしながら、上記のような従来のプリント基
板搬送装置では、回転するコイルと摩擦接触する
ことによりプリント基板が送られていくため、プ
リント基板の同じ場所にコイルが常に接触するこ
とになりプリント基板を摩耗させる可能性があ
る。また、コイルはプリント基板に傷をつけない
ように高精度の仕上げを必要とし、高価なものと
なる。更にプリント基板の搬入及び搬出のために
コイルを停止させるが、これは回転位置の制御と
なるため、搬出口にプリント基板の位置が正確に
一致した状態で停止させるように制御することが
困難である。本考案はこのような課題を解決する
ことを目的としている。
板搬送装置では、回転するコイルと摩擦接触する
ことによりプリント基板が送られていくため、プ
リント基板の同じ場所にコイルが常に接触するこ
とになりプリント基板を摩耗させる可能性があ
る。また、コイルはプリント基板に傷をつけない
ように高精度の仕上げを必要とし、高価なものと
なる。更にプリント基板の搬入及び搬出のために
コイルを停止させるが、これは回転位置の制御と
なるため、搬出口にプリント基板の位置が正確に
一致した状態で停止させるように制御することが
困難である。本考案はこのような課題を解決する
ことを目的としている。
(ニ) 課題を解決するための手段
本考案は、相対的に上下動及び水平動可能な2
つの基板保持機構の組合わせによつてプリント基
板を順次移送していくことにより上記課題を解決
する。すなわち、本考案による加熱器内のプリン
ト基板搬送装置は、固定基板保持機構20、可動
基板保持機構22、駆動機構36,38、基板供
給機構40、及び基板排出機構50を有してお
り、プリント基板加熱器内に設けられた固定基板
保持機構及び可動基板保持機構はプリント基板を
一定間隔で平行状態に保持する保持ピン28,3
4を有しており、駆動機構は可動基板保持機構を
固定基板保持機構の上部側と下部側との間で上下
動させること及び保持ピン配列方向に保持ピンの
配列ピツチ分だけ水平方向に移動させることが可
能な構造とされており、プリント基板加熱器の基
板供給口側に設けられる基板供給機構は固定基板
保持機構によつて保持される最も基板供給口側の
プリント基板と並列となるようにプリント基板を
供給可能であり、プリント基板加熱器の基板排出
口側に設けられる基板排出機構は可動基板保持機
構が上部位置から下部位置に下降したとき可動基
板保持機構によつて保持されなくなつた最も基板
排出口側のプリント基板を基板排出口から排出す
るように構成されている。なお、かつこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
つの基板保持機構の組合わせによつてプリント基
板を順次移送していくことにより上記課題を解決
する。すなわち、本考案による加熱器内のプリン
ト基板搬送装置は、固定基板保持機構20、可動
基板保持機構22、駆動機構36,38、基板供
給機構40、及び基板排出機構50を有してお
り、プリント基板加熱器内に設けられた固定基板
保持機構及び可動基板保持機構はプリント基板を
一定間隔で平行状態に保持する保持ピン28,3
4を有しており、駆動機構は可動基板保持機構を
固定基板保持機構の上部側と下部側との間で上下
動させること及び保持ピン配列方向に保持ピンの
配列ピツチ分だけ水平方向に移動させることが可
能な構造とされており、プリント基板加熱器の基
板供給口側に設けられる基板供給機構は固定基板
保持機構によつて保持される最も基板供給口側の
プリント基板と並列となるようにプリント基板を
供給可能であり、プリント基板加熱器の基板排出
口側に設けられる基板排出機構は可動基板保持機
構が上部位置から下部位置に下降したとき可動基
板保持機構によつて保持されなくなつた最も基板
排出口側のプリント基板を基板排出口から排出す
るように構成されている。なお、かつこ内の符号
は後述の実施例の対応する部材を示す。
なお、上記考案では可動基板保持機構を上下動
及び水平動するようにしたが、2つの基板保持機
構をそれぞれ上下動及び水平動するようにするこ
ともできる。すなわち、この場合プリント基板搬
送装置は、第1基板保持機構、第2基板保持機
構、上下駆動機構、水平駆動機構、基板供給機
構、及び基板排出機構を有しており、プリント基
板加熱器内に設けられた第1基板保持機構及び第
2基板保持機構はプリント基板を一定間隔で平行
状態に保持する保持ピンを有しており、上下駆動
機構は第1基板保持機構を第2基板保持機構の上
部側と下部側との間で上下動させることが可能な
構造とされており、水平駆動機構は第2基板保持
機構を保持ピン配列方向に保持ピンの配列ピツチ
分だけ水平方向に移動させることが可能な構造と
されており、プリント基板加熱器の基板供給口側
に設けられる基板供給機構は第2基板保持機構の
最も基板供給口側の保持ピン間にプリント基板を
供給可能であり、プリント基板加熱器の基板排出
口側に設けられる基板排出機構は第1基板保持機
構が上部位置から下部位置に下降したとき第1基
板保持機構の最も基板排出口側の保持ピン間のプ
リント基板を基板排出口から排出するように構成
されている。
及び水平動するようにしたが、2つの基板保持機
構をそれぞれ上下動及び水平動するようにするこ
ともできる。すなわち、この場合プリント基板搬
送装置は、第1基板保持機構、第2基板保持機
構、上下駆動機構、水平駆動機構、基板供給機
構、及び基板排出機構を有しており、プリント基
板加熱器内に設けられた第1基板保持機構及び第
2基板保持機構はプリント基板を一定間隔で平行
状態に保持する保持ピンを有しており、上下駆動
機構は第1基板保持機構を第2基板保持機構の上
部側と下部側との間で上下動させることが可能な
構造とされており、水平駆動機構は第2基板保持
機構を保持ピン配列方向に保持ピンの配列ピツチ
分だけ水平方向に移動させることが可能な構造と
されており、プリント基板加熱器の基板供給口側
に設けられる基板供給機構は第2基板保持機構の
最も基板供給口側の保持ピン間にプリント基板を
供給可能であり、プリント基板加熱器の基板排出
口側に設けられる基板排出機構は第1基板保持機
構が上部位置から下部位置に下降したとき第1基
板保持機構の最も基板排出口側の保持ピン間のプ
リント基板を基板排出口から排出するように構成
されている。
(ホ) 作用
可動基板保持機構は、例えば上昇、右移動、下
降及び左移動の動作を繰り返す。可動基板保持機
構の上昇によりそれまで固定基板保持機構上の保
持ピン間に整列状態で保持されていたプリント基
板は可動基板保持機構の保持ピン間に保持される
状態となる。次いで、可動基板保持機構が保持ピ
ンの1ピツチ分だけ右移動し、次いで下降する。
可動基板保持機構が下降することにより、プリン
ト基板は固定基板保持機構の保持ピン間に保持さ
れる状態となる。これにより、各プリント基板は
保持ピンの1ピツチ分だけ右方向に移動されたこ
とになる。次いで、可動基板保持機構が保持ピン
の1ピツチ分だけ左方向へ移動し、上記と同様の
動作を繰り返す。これにより可動基板保持機構の
1サイクルごとにプリント基板は保持ピンの1ピ
ツチ分ずつ移動されていくことになる。プリント
基板が移動されるごとに基板供給機構によつて固
定基板保持機構の基板移動方向最後尾のプリント
基板に相当する位置にプリント基板が供給され
る。一方、可動基板保持機構の基板移動方向最先
端のプリント基板は可動基板保持機構が下降する
際に基板排出機構により基板排出口から排出され
る。これにより、1枚のプリント基板についてみ
ればプリント基板加熱器に供給されてから一定時
間かけてプリント基板加熱器内を移動し、排出さ
れていくことになる。これにより、プリント基板
を所定どおり予熱することができる。
降及び左移動の動作を繰り返す。可動基板保持機
構の上昇によりそれまで固定基板保持機構上の保
持ピン間に整列状態で保持されていたプリント基
板は可動基板保持機構の保持ピン間に保持される
状態となる。次いで、可動基板保持機構が保持ピ
ンの1ピツチ分だけ右移動し、次いで下降する。
可動基板保持機構が下降することにより、プリン
ト基板は固定基板保持機構の保持ピン間に保持さ
れる状態となる。これにより、各プリント基板は
保持ピンの1ピツチ分だけ右方向に移動されたこ
とになる。次いで、可動基板保持機構が保持ピン
の1ピツチ分だけ左方向へ移動し、上記と同様の
動作を繰り返す。これにより可動基板保持機構の
1サイクルごとにプリント基板は保持ピンの1ピ
ツチ分ずつ移動されていくことになる。プリント
基板が移動されるごとに基板供給機構によつて固
定基板保持機構の基板移動方向最後尾のプリント
基板に相当する位置にプリント基板が供給され
る。一方、可動基板保持機構の基板移動方向最先
端のプリント基板は可動基板保持機構が下降する
際に基板排出機構により基板排出口から排出され
る。これにより、1枚のプリント基板についてみ
ればプリント基板加熱器に供給されてから一定時
間かけてプリント基板加熱器内を移動し、排出さ
れていくことになる。これにより、プリント基板
を所定どおり予熱することができる。
2つの基板保持機構をそれぞれ上下動及び水平
動させるようにした場合にも上記と基本的に同様
の作用を得ることができる。
動させるようにした場合にも上記と基本的に同様
の作用を得ることができる。
(ヘ) 実施例
第1及び2図に本考案の実施例を示す。プリン
ト基板加熱器の断熱容器10の上部にヒータ12
及びフアン14が設けられている。また、断熱容
器10の第1図中左側下部には基板供給口16が
設けられており、また第1図中右端側には基板排
出口18が設けられている。断熱容器10の内部
には固定基板保持機構20及び可動基板保持機構
22が設けられている。固定基板保持機構20
は、第2図に示すように、凹字状の柱部24と、
柱部24の上端部に設けられる水平板部26と、
水平板部26上に一定間隔で配列される多数の保
持ピン28と、を有している。また、可動基板保
持機構22は第2図に示すように、T字状の柱部
30と、柱部30の上部に設けられる水平板部3
2と、水平柱部32上に一定間隔で配列される多
数の保持ピン34と、から構成されている。な
お、保持ピン28の配列ピツチと保持ピン34の
配列ピツチとは同一にしてある。柱部30は断熱
容器10の底部に設けた穴から突出しており、こ
の突出部に上下駆動シリンダ36が連結されてい
る。この上下駆動シリンダ36自体は水平駆動シ
リンダ38に連結されている。上下駆動シリンダ
36は、可動基板保持機構22を第1図中実線で
示す上部位置と、仮想線によつて示す下部位置と
の間を移動させることが可能である。可動基板保
持機構22の上部位置は固定基板保持機構20の
位置よりも上側であり、また可動基板保持機構2
2の下部位置は固定基板保持機構20よりも下側
にある。また、水平駆動シリンダ38は可動基板
保持機構22を保持ピン34の1配列ピツチ分だ
け水平方向に移動可能である。基板供給口16の
下方に基板供給機構40が設けられている。基板
供給機構40は、駆動シリンダ42と、これによ
つて上下動する保持部材44と、から構成されて
いる。保持部材44は、第1図に示す外部位置
と、保持部材44が断熱容器10の内部に進入し
た搬入位置との間を移動可能である。搬入位置で
は保持部材44は固定基板保持機構20に隣接す
る状態となり、保持部材44によつて搬入される
プリント基板46が固定基板保持機構20によつ
て保持されているプリント基板46と平行な状態
となり、かつ保持ピン28によつて配列保持され
ているプリント基板46と同一ピツチで配列され
る状態となる。固定基板保持機構20の水平板部
26の第1図中右端部には斜面48が形成してあ
る。この斜面48と連続するようにシユート49
が設けられており、このシユート49は基板排出
口18の外部まで伸びている。この斜面48及び
シユート49により基板排出機構50が構成され
る。
ト基板加熱器の断熱容器10の上部にヒータ12
及びフアン14が設けられている。また、断熱容
器10の第1図中左側下部には基板供給口16が
設けられており、また第1図中右端側には基板排
出口18が設けられている。断熱容器10の内部
には固定基板保持機構20及び可動基板保持機構
22が設けられている。固定基板保持機構20
は、第2図に示すように、凹字状の柱部24と、
柱部24の上端部に設けられる水平板部26と、
水平板部26上に一定間隔で配列される多数の保
持ピン28と、を有している。また、可動基板保
持機構22は第2図に示すように、T字状の柱部
30と、柱部30の上部に設けられる水平板部3
2と、水平柱部32上に一定間隔で配列される多
数の保持ピン34と、から構成されている。な
お、保持ピン28の配列ピツチと保持ピン34の
配列ピツチとは同一にしてある。柱部30は断熱
容器10の底部に設けた穴から突出しており、こ
の突出部に上下駆動シリンダ36が連結されてい
る。この上下駆動シリンダ36自体は水平駆動シ
リンダ38に連結されている。上下駆動シリンダ
36は、可動基板保持機構22を第1図中実線で
示す上部位置と、仮想線によつて示す下部位置と
の間を移動させることが可能である。可動基板保
持機構22の上部位置は固定基板保持機構20の
位置よりも上側であり、また可動基板保持機構2
2の下部位置は固定基板保持機構20よりも下側
にある。また、水平駆動シリンダ38は可動基板
保持機構22を保持ピン34の1配列ピツチ分だ
け水平方向に移動可能である。基板供給口16の
下方に基板供給機構40が設けられている。基板
供給機構40は、駆動シリンダ42と、これによ
つて上下動する保持部材44と、から構成されて
いる。保持部材44は、第1図に示す外部位置
と、保持部材44が断熱容器10の内部に進入し
た搬入位置との間を移動可能である。搬入位置で
は保持部材44は固定基板保持機構20に隣接す
る状態となり、保持部材44によつて搬入される
プリント基板46が固定基板保持機構20によつ
て保持されているプリント基板46と平行な状態
となり、かつ保持ピン28によつて配列保持され
ているプリント基板46と同一ピツチで配列され
る状態となる。固定基板保持機構20の水平板部
26の第1図中右端部には斜面48が形成してあ
る。この斜面48と連続するようにシユート49
が設けられており、このシユート49は基板排出
口18の外部まで伸びている。この斜面48及び
シユート49により基板排出機構50が構成され
る。
次にこの実施例の作用について説明する。保持
部材44上に保持される1枚のプリント基板46
は基板供給機構40の作用により基板供給口16
を通して断熱容器10内部に搬入される。保持部
材44は固定基板保持機構20の保持ピン28に
隣接する位置まで達する。一方、可動基板保持機
構22は上下駆動シリンダ36の作用により上部
位置から下部位置に下降し、次いで水平駆動シリ
ンダ38の作用により第1図中左方向へ移動す
る。次いで上下駆動シリンダ36の作用により可
動基板保持機構22が上昇すると、可動基板保持
機構22の最も左側の保持ピン34とこれに隣接
する保持ピン34との間に、保持部材44によつ
て搬入されていたプリント基板46が保持される
状態となる。これと同時に保持部材44は下降す
る。次いで、可動基板保持機構22は水平駆動シ
リンダ38の作用により第1図中で右方向へ、保
持ピン34の1配列ピツチ分だけ移動し、次いで
下降する。可動基板保持機構22が下降すると、
これに保持されていたプリント基板46は固定基
板保持機構20の保持ピン28間に保持される状
態となる。この一連の動作により保持部材44に
よつて搬入されたプリント基板46は固定基板保
持機構20の一番左側の保持ピン28とこれに隣
接する保持ピン28との間に保持される状態とな
る。次いで、上記と全く同様の動作を繰り返すこ
とにより、固定基板保持機構20の最も左側の保
持ピン28と左から2番目の保持ピン28との間
に保持されていたプリント基板46は、左から2
番目の保持ピン28と左から3番目の保持ピン2
8との間に保持される状態となる。すなわち、上
述の一連の動作ごとにプリント基板46は保持ピ
ン28の1配列ピツチずつ図中左側から右側へ移
動していくことになる。一方、可動基板保持機構
22の最も右側の保持ピン34と右から2番目の
保持ピン34との間に保持されているプリント基
板46は、可動基板保持機構22が下降する際、
このプリント基板46の下端部が斜面48によつ
て支持される状態となるため、プリント基板46
は斜面48及びこれに連続するように配置された
シユート49に沿つて落下し、基板排出口18か
ら外部に排出されることになる。
部材44上に保持される1枚のプリント基板46
は基板供給機構40の作用により基板供給口16
を通して断熱容器10内部に搬入される。保持部
材44は固定基板保持機構20の保持ピン28に
隣接する位置まで達する。一方、可動基板保持機
構22は上下駆動シリンダ36の作用により上部
位置から下部位置に下降し、次いで水平駆動シリ
ンダ38の作用により第1図中左方向へ移動す
る。次いで上下駆動シリンダ36の作用により可
動基板保持機構22が上昇すると、可動基板保持
機構22の最も左側の保持ピン34とこれに隣接
する保持ピン34との間に、保持部材44によつ
て搬入されていたプリント基板46が保持される
状態となる。これと同時に保持部材44は下降す
る。次いで、可動基板保持機構22は水平駆動シ
リンダ38の作用により第1図中で右方向へ、保
持ピン34の1配列ピツチ分だけ移動し、次いで
下降する。可動基板保持機構22が下降すると、
これに保持されていたプリント基板46は固定基
板保持機構20の保持ピン28間に保持される状
態となる。この一連の動作により保持部材44に
よつて搬入されたプリント基板46は固定基板保
持機構20の一番左側の保持ピン28とこれに隣
接する保持ピン28との間に保持される状態とな
る。次いで、上記と全く同様の動作を繰り返すこ
とにより、固定基板保持機構20の最も左側の保
持ピン28と左から2番目の保持ピン28との間
に保持されていたプリント基板46は、左から2
番目の保持ピン28と左から3番目の保持ピン2
8との間に保持される状態となる。すなわち、上
述の一連の動作ごとにプリント基板46は保持ピ
ン28の1配列ピツチずつ図中左側から右側へ移
動していくことになる。一方、可動基板保持機構
22の最も右側の保持ピン34と右から2番目の
保持ピン34との間に保持されているプリント基
板46は、可動基板保持機構22が下降する際、
このプリント基板46の下端部が斜面48によつ
て支持される状態となるため、プリント基板46
は斜面48及びこれに連続するように配置された
シユート49に沿つて落下し、基板排出口18か
ら外部に排出されることになる。
なお、上述の実施例では、静止している固定基
板保持機構20と、上下動及び左右動可能な可動
基板保持機構22とを用いたが、2つの基板保持
部材が相対的に上下動及び左右動すればプリント
基板46を順次移送することができるので、一方
の基板保持部材を上下動だけするものとし、他方
の基板保持部材を左右動だけするものとしても上
述の実施例と同様の作用を得ることができること
は明らかである。
板保持機構20と、上下動及び左右動可能な可動
基板保持機構22とを用いたが、2つの基板保持
部材が相対的に上下動及び左右動すればプリント
基板46を順次移送することができるので、一方
の基板保持部材を上下動だけするものとし、他方
の基板保持部材を左右動だけするものとしても上
述の実施例と同様の作用を得ることができること
は明らかである。
(ト) 考案の効果
以上説明してきたように、本考案によると、2
つの基板保持部材を相対的に上下動及び左右動す
ることにより、保持ピン間に保持されるプリント
基板を順次移送していくようにしたので、プリン
ト基板表面と保持ピンとの接触部は非常に小さ
く、また摩擦力がほとんど作用することがなくな
り、プリント基板表面に摩耗、傷などが発生する
ことがなく、高品質のプリント基板を得ることが
できる。また、保持ピン間にプリント基板が確実
に保持され、安定した送り動作を得ることができ
るのに加えて、保持ピン間のすきまを小さくする
ことにより、プリント基板加熱器内に多数のプリ
ント基板を収容した状態で移送することができる
ようになる。また、基板保持機構は保持ピンの1
配列ピツチずつ確実に移動していくので、動作の
繰り返し精度が高く、確実に1枚ずつプリント基
板を搬入・搬出することができる。
つの基板保持部材を相対的に上下動及び左右動す
ることにより、保持ピン間に保持されるプリント
基板を順次移送していくようにしたので、プリン
ト基板表面と保持ピンとの接触部は非常に小さ
く、また摩擦力がほとんど作用することがなくな
り、プリント基板表面に摩耗、傷などが発生する
ことがなく、高品質のプリント基板を得ることが
できる。また、保持ピン間にプリント基板が確実
に保持され、安定した送り動作を得ることができ
るのに加えて、保持ピン間のすきまを小さくする
ことにより、プリント基板加熱器内に多数のプリ
ント基板を収容した状態で移送することができる
ようになる。また、基板保持機構は保持ピンの1
配列ピツチずつ確実に移動していくので、動作の
繰り返し精度が高く、確実に1枚ずつプリント基
板を搬入・搬出することができる。
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は第
1図の−線に沿う断面図である。 10……断熱容器、16……基板供給口、18
……基板排出口、20……固定基板保持機構、2
2……可動基板保持機構、28……保持ピン、3
4……保持ピン、36……上下駆動シリンダ、3
8……水平駆動シリンダ、40……基板供給機
構、48……斜面、50……基板排出機構。
1図の−線に沿う断面図である。 10……断熱容器、16……基板供給口、18
……基板排出口、20……固定基板保持機構、2
2……可動基板保持機構、28……保持ピン、3
4……保持ピン、36……上下駆動シリンダ、3
8……水平駆動シリンダ、40……基板供給機
構、48……斜面、50……基板排出機構。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 プリント基板加熱器の基板供給口側から基板
排出口側へプリント基板を搬送するプリント基
板搬送装置において、 固定基板保持機構、可動基板保持機構、駆動
機構、基板供給機構、及び基板排出機構を有し
ており、プリント基板加熱器内に設けられた固
定基板保持機構及び可動基板保持機構はプリン
ト基板を一定間隔で平行状態に保持する保持ピ
ンを有しており、駆動機構は可動基板保持機構
を固定基板保持機構の上部側と下部側との間で
上下動させること及び保持ピン配列方向に保持
ピンの配列ピツチ分だけ水平方向に移動させる
ことが可能な構造とされており、プリント基板
加熱器の基板供給口側に設けられる基板供給機
構は固定基板保持機構によつて保持される最も
基板供給口側のプリント基板と並列となるよう
にプリント基板を供給可能であり、プリント基
板加熱器の基板排出口側に設けられる基板排出
機構は可動基板保持機構が上部位置から下部位
置に下降したとき可動基板保持機構によつて保
持されなくなつた最も基板排出口側のプリント
基板を基板排出口から排出するように構成され
ていることを特徴とするプリント基板搬送装
置。 2 プリント基板加熱器の基板供給口側から基板
排出口側へプリント基板を搬送するプリント基
板搬送装置において、 第1基板保持機構、第2基板保持機構、上下
駆動機構、水平駆動機構、基板供給機構、及び
基板排出機構を有しており、プリント基板加熱
器内に設けられた第1基板保持機構及び第2基
板保持機構はプリント基板を一定間隔で平行状
態に保持する保持ピンを有しており、上下駆動
機構は第1基板保持機構を第2基板保持機構の
上部側と下部側との間で上下動させることが可
能な構造とされており、水平駆動機構は第2基
板保持機構を保持ピン配列方向に保持ピンの配
列ピツチ分だけ水平方向に移動させることが可
能な構造とされており、プリント基板加熱器の
基板供給口側に設けられる基板供給機構は第2
基板保持機構の最も基板供給口側の保持ピン間
にプリント基板を供給可能であり、プリント基
板加熱器の基板排出口側に設けられる基板排出
機構は第1基板保持機構が上部位置から下部位
置に下降したとき第1基板保持機構の最も基板
排出口側の保持ピン間のプリント基板を基板排
出口から排出するように構成されていることを
特徴とするプリント基板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216888U JPH0546815Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1216888U JPH0546815Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01117828U JPH01117828U (ja) | 1989-08-09 |
JPH0546815Y2 true JPH0546815Y2 (ja) | 1993-12-08 |
Family
ID=31221371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1216888U Expired - Lifetime JPH0546815Y2 (ja) | 1988-02-02 | 1988-02-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546815Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-02 JP JP1216888U patent/JPH0546815Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01117828U (ja) | 1989-08-09 |
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