JPH0546785U

JPH0546785U - 計量器付き容器

Info

Publication number: JPH0546785U
Application number: JP11145991U
Authority: JP
Inventors: 郁子村上
Original assignee: 郁子村上
Priority date: 1991-11-26
Filing date: 1991-11-26
Publication date: 1993-06-22

Abstract

(57)【要約】【目的】計量を必要とする中味を、容器本体からそれ
に接続した計量器部分に移し、必要量を量ってから取り
出せる計量器付き容器を提供する。【構成】一つの容器に、容器本体（１）とは別に計量
器部分（３）を作り、容器本体（１）から計量器部分
（３）へ中味（７）が移動できるように中味の通り道
（２）を作る。計量器部分（３）には中味の使用目的に
合わせて量が量れるように目盛り（６）をつけ、移され
た中味（７）の量が判断できるようにこの計量器部分
（３）を透明にし、その底には、量った中味（７）を取
り出せる出口（４）と蓋（５）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、計量を必要とする中味を、容器本体に接続して作られた計量器部分に必要量だけ移して量ってから取り出せる容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来容器中の中味を必要量取り出すには、別途にその使用目的に合った計量器（匙、カップ、容器の蓋等）を用意し、容器からいちど外に取り出した中味をその計量器に移して量った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）目的に合った計量器を別に用意しなければならない。従って用意できない時は目分量になりやすい。（ロ）計量器に移す時は外に出すのでこぼしたり、入れ過ぎたりする。（ハ）匙など口が広くて浅い計量器で液体を量ろうとすれば不正確になりやすく、また移し替えて量ることは、非能率的である。（ニ）容器の中に匙を入れて量る場合は、中味が湿気を帯びやすい。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

容器本体（１）とは別に計量器部分（３）を設け、その各々の上部を接続して容器本体（１）から計量器部分（３）に中味が移動できるように中味の通り道（２）を設ける。計量器部分（３）で量られる中味を保留したり、量ったあと取り出したりするための出口（４）と蓋（５）を計量器部分（３）の底に取り付ける。計量器部分（３）は中味の量が判断できるように透明または半透明にする。中味の通り道（２）の位置（高さ）は、容器を普通に立てて置いた場合に中味が自然に移動しない高さにする。計量器部分（３）には、中味の使用目的に合わせて量が量れるように目盛り（６）をつけるが、その最大量を量る目盛り（６）の位置（高さ）は、中味の通り道（２）より低い位置につける。

【０００５】

【作用】

容器本体（１）を計量器部分（３）側に傾けることにより、中味の通り道（２）を通して計量器部分（３）に中味を目盛り（６）に合わせ必要量だけ移動させ、（移し過ぎた場合は逆に傾け容器本体（１）に戻す）量ってから計量器部分（３）の底に設けられた出口（４）より蓋（５）を開いてその中味（７）を取り出す。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施について説明する。本考案は、計量器部分（２）の取り付け方として二通りある。一つは、瓶型（図１〜３参照）のものにふさわしいが、初めから別々の容器として容器本体（１）と計量器部分（３）を作り、各々の上部を接続させてそこに中味が移動できる中味の通り道（２）を作る方法である。これは、中味（７）が液体の場合に適している。もう一つは、箱型（図５〜８参照）のものにふさわしいが、一つの容器に仕切り板（８）を入れて二つに区切り、その一つを容器本体（１）もう一つを計量器部分（３）とし、中味（７）が移動できる中味の通り道（２）をこの仕切り板（８）の上部を開けて作る方法である。これは中味（７）が粉末か顆粒の場合に適している。そしていずれの場合も、計量器部分（３）の底のみに中味（７）の出口（４）と蓋（５）を作る。又、瓶型の場合、従来の瓶の容器を生かし、その蓋の部分のみを改良してこの延長した部分に計量器部分（３）を取り付ける方法もある。（図４参照）

【０００７】

【考案の効果】

蓋を開けて中味を取り出し、別の計量器を使って量る面倒がなく、容器を傾けるだけで必要量が簡単に量れ、その量った分量だけをワンタッチで取り出せる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の瓶型容器の斜視図

【図２】本考案の瓶型容器の中味の移動を示す縦断面図

【図３】本考案の瓶型容器の中味を取り出す様子を示す
縦断面図

【図４】本考案の蓋改良型の縦断面図

【図５】本考案の箱型容器の斜視図

【図６】本考案の箱型容器の縦断面図

【図７】本考案箱型容器の中味の移動を示す縦断面図

【図８】本考案箱型容器の中味を取り出す様子を示す縦
断面図

【符号の説明】

１容器本体２中味の通り道３計量器部分４出口５蓋６目盛り７中味８仕切り板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】容器本体（１）とは別に計量器部分（３）
を設け、各々の上部を接続して中味が移動できる中味の
通り道（２）を作り、計量器部分（３）の底に出口
（４）と蓋（５）を設けた計量器付き容器。
【請求項２】容器本体（１）に仕切り板（８）を入れて
容器本体（１）と計量器部分（３）とに分け、仕切り板
（８）の上部を開けて中味の移動できる中味の通り道
（３）とした請求項１の計量器付き容器。
【請求項３】従来の容器をそのまま用いて、その蓋だけ
を改造し、蓋の延長部分に計量器部分（３）を取り付け
た請求項１の計量器付き容器。