JPH0546783Y2 - - Google Patents

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JPH0546783Y2
JPH0546783Y2 JP1987174680U JP17468087U JPH0546783Y2 JP H0546783 Y2 JPH0546783 Y2 JP H0546783Y2 JP 1987174680 U JP1987174680 U JP 1987174680U JP 17468087 U JP17468087 U JP 17468087U JP H0546783 Y2 JPH0546783 Y2 JP H0546783Y2
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hand
finger
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はグラブ、キヤツチミツト、フアースト
ミツト等の野球用捕球具の改良に関する。
<従来の技術> 野球用捕球具は、捕球時の衝撃吸収の観点から
種々の改良が試みられている。この衝撃吸収の手
法としては、衝撃吸収部材を捕球具の手の平側の
球受部に内臓させる手法が一般的である。この衝
撃吸収部材としては、古くからの綿に加え、近年
ではポリウレタン等の合成樹脂、さらに最近で
は、ゲル状物質(実開昭61−91274号)等の新た
な素材の使用が提案されている。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、衝撃吸収部材を内臓させる場合、下
記の解決困難な問題が生ずる。
第1に、衝撃吸収部材を手の平側の球受部に多
く用いれば用いるほど、捕球時の衝撃緩和の効果
は上がるが、逆に捕球時のボールのつかみが悪く
なるという問題が生ずる。本来、ボールのつかみ
動作は、素手が最も望ましく、俊敏な動きをなし
得るものである。そして、衝撃吸収部材を手の平
側に用いれば用いるほど、手のつかみ動作が行い
にくくなり、ボールに対する握り反応も緩慢にな
る。
第2に、捕球後の動作が緩慢になるという問題
が生ずる。捕球時の“いたみ”は、脳に伝達さ
れ、脳に刺激を与えるが、訓練を積んだ野球選手
にあつては、この“いたみ”の情報が、捕球後の
投球動作の開始信号として作用することが知られ
ている。ところが、衝撃吸収力を高めすぎると、
捕球時の“いたみ”が小さくなり、脳への刺激も
弱くなる結果、捕球後の動作の開始が遅れるとい
う問題が生ずる。
以上、第1、第2の問題により、捕球から投球
への動作が緩慢となり、守備エラーが生じたり、
走者をコンマ何秒の差でセーフにしたりするとい
う事態が生じ、試合での使用には好ましくない。
他方、試合前の練習時において、守備プレー、
特に捕球動作を集中的に行う際には、手・指の保
護の観点からも、衝撃吸収の効果は高いことが望
ましい。
そこで、練習時には衝撃吸収力の高い捕球具を
用い、試合時には俊敏な動作を行い得る捕球具を
用いるというように、練習と試合とで捕球具を使
い分けるということも考えられる。しかし、捕球
具は手に充分に馴染んだものを使用する必要があ
り、一つの捕球具を継続して使用することが好ま
しい。特に、試合開始前の練習では、試合に使用
する捕球具を使用する必要がある。
また、さらに簡易な方法としては、人指し指
を、捕球具の指袋から抜いて、捕球具の手の甲側
に出しておくことにより、捕球時の痛みを緩和す
るという使用方法が従来より採られていた。そし
て、手の甲側に出した人指し指を突き指等から防
ぐことを目的として、捕球具の手の甲側の外側
に、人指し指保護カバーを取り付けるといつた提
案もなされている(実開昭61−185470号)。
ところが、このような使用方法では、捕球具の
手の甲側に出した人指し指だけを、他の指よりも
後ろに折り曲げるようにして後退させなければな
らず、5本の指が均等に正しい状態で各指袋に挿
入することができない。特に、年少時よりこのよ
うな使用方法を習慣づけると、5本の指を使つた
正しい捕球運動が身に付かないおそれがある。
そこで、本考案は、5本の指を各指袋に正しく
挿入した状態で維持しつつ、捕球時の痛みを緩和
し得る装着状態と緩和しない装着状態とを選択で
きるようにした野球用捕球具を提供せんとするも
のである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、手が挿入される基部1と、この基部
1の先に形成された指が挿入される5本の指袋
2,3,4,5,6とからなる手・指挿入空間を
備えた野球用捕球具において、次の構成を有する
ものを提供することにより上記の問題点を解決す
るものである。
本考案に係る野球用捕球具にあつては、上記の
手・指挿入空間1,2,3,4,5,6内の全部
又は一部に、柔軟性を有する衝撃吸収部材7,2
3,33が、少なくとも1枚配設されることによ
り、この手・指挿入空間内の全部又は一部が、手
の甲側と手の平側との少なくとも2室11,12
に区分される。そして、手・指を上記の区分され
た任意の室11,12に選択的に挿入可能とする
ことにより、上記の衝撃吸収部材7,23,33
が手の甲側又は手の平側に選択的に配位され得る
ものであることを特徴とするものである。
<作用> 本考案においては、手・指を上記の区分された
任意の室11,12に選択的に挿入可能とするこ
とにより、捕球具の各指袋に正しく挿入した状態
のまま、衝撃吸収部材を手の甲側又は手の平側に
選択的に配位し得る。従つて、手の平側に配位し
た場合、衝撃吸収部材を捕球時の衝撃緩和作用を
果たし、手の甲側に配位した場合、捕球時の衝撃
緩和作用とは無関係になり、通常の捕球具と同様
に使用できる。さらに、衝撃吸収部材を手の甲側
に配位した場合には、スライデイングしてくる走
者にタツチする際などに生ずるスパイクの危険か
ら、手の甲をより確実に保護し、安全性を高める
ことができるものである。
<実施例> 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第1図乃至第7図に示す実施例は、手が挿入さ
れる基部1と、その先に指が挿入される5本の指
袋2,3,4,5,6とを備えたグラブであり、
基部が実用新案登録請求の範囲にいうところの手
挿入空間を構成し、指袋は指挿入空間を構成す
る。
そして、当該実施例においては、基部1により
構成される手挿入空間の先端寄りの一部と、人差
指の指袋3と中指の指袋4により構成される指挿
入空間に、1枚の皮製の衝撃吸収部材7が配設さ
れている。尚、第2図に示すように、衝撃吸収部
材7を全指袋2,3,4,5,6に配設してもよ
い。この配設は、グラブの他の皮革8,9に衝撃
吸収部材7の端部等の適宜箇所を縫着等の適宜固
定手段で固定することにより行う。その縫着箇所
10を第2図及び第3図に一点鎖線で示す。指袋
4においては、第1図の断面図に示すように、手
の甲側の皮革8と手の平側の皮革9との間にて縫
着されている。尚、衝撃吸収部材7は、2枚の皮
を縫製したもの、或はその隙間に他の衝撃吸収材
を挿入したもの等、種々変更し得る。
かくして、手・指挿入空間は、甲側室11と平
側室12との2室に区分される(第1図、第4
図、第5図)。そして、グラブの着用に際しては、
手・指をこの2室11,12のいずれかに選択し
て挿入し得る。この着用に際し、甲側室11に
手・指aを挿入すれば、衝撃吸収部材7は手の平
側に位置し、捕球時の衝撃を緩和する作用を果た
す(第6図)。逆に、第7図のように平側室12
に手・指aを挿入すれば、衝撃緩和の作用は果た
さず、通常のグラブと同様に使用し得る。
次に、第8図に基づき、他の実施例を説明す
る。この実施例は、手・指挿入空間の内壁を構成
する手の平側内皮21上に、衝撃吸収部材23を
載置し、その指先端部分を糸24にて縫着したも
のである。そして、甲側内皮22を手の平側内皮
21に糸25にて縫着したものである。これによ
り、先の実施例と同様、手・指挿入空間は2室に
区割される。そして、この衝撃吸収部材23が配
設された両内皮21,22は、公知の手段で野球
用捕球具に仕上げられる。
第9図はさらに他の実施例を示すもので、手の
平側内皮31と、これより少し先端の短い甲側内
皮32とを従来法により糸35にて縫着し、縫着
後、衝撃吸収部材33を挿入し、その先端と、手
の平側内皮31の先端とを金属製固定具34によ
るかしめ止め等の方法で固定したものである。こ
の実施例は、縫着箇所が従来の野球用捕球具と同
様であり、衝撃吸収部材33の取付作業が容易で
あるという利点を有する。
尚、上記第8図、第9図の実施例では衝撃吸収
部材23,33を手の平側内皮22,32に固定
してもよく、その固定箇所も、指袋の側部等に変
更し得る。
本考案は上記実施例の他、種々変更して実施し
得るものであり、その変更例を以下の示す。衝撃
吸収部材の材質としては皮革の他、合成樹脂、強
化繊維に変更し得る。皮革、繊維を基材として、
これに合成樹脂を含浸させ強化してもよい。皮革
に繊維を貼着してもよい。さらに袋体内に、ゲル
状物質を内臓させてもよい。
衝撃吸収部材の配設箇所としては、手・指挿入
空間の全部としてもよく、指袋の一部或は基部の
一部(特に手のたなごころ部分)のみに配設して
もよい。各指袋ごとに、異なる衝撃吸収部を配設
してもよく、これにより、一の指は甲側室に、他
の指は平側室に挿入するというように、指毎に挿
入箇所を変えることもできる。又、一指袋に2枚
以上の衝撃吸収部材を配設することにより手・指
挿入空間を3室以上に区分してもよい。
<考案の効果> 以上本考案においては、衝撃吸収部材を手の甲
側又は手の平側に選択的に配位して着用し得るも
のである。従つて、手の平側に配した場合には、
捕球時の衝撃を衝撃吸収部材により緩和すること
ができ、手の甲側に配した場合には、捕球から送
球にかけての俊敏な動きをさまたげることなく使
用し得るものである。よつて、試合前の練習では
衝撃吸収部材を手の平側に、試合では手の甲側に
配して使用することにより、同一の捕球具を練
習、試合を通して使用し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであり、第1
図は、第2図の−線断面図、第2図はグラブ
の手の甲側から見た全体図、第3図はグラブの手
の平側から見た全体図、第4図は第2図の矢印A
方向から見た状態の甲側室の説明図、第5図は同
状態の平側室の説明図、第6図は甲側室に指を挿
入した状態の断面図、第7図は平側室に指を挿入
した状態の断面図、第8図は他の実施例の衝撃吸
収部材を配設したグラブ内皮の平面図、第9図は
さらに他の実施例の衝撃吸収部材を配設したグラ
ブ内皮の平面図である。 1……グラブの基部、2,3,4,5,6……
指袋、7,23,33……衝撃吸収部材、11…
…甲側室、12……平側室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 手が挿入される基部1と、この基部1の先に形
    成された指が挿入される5本の指袋2,3,4,
    5,6とからなる手・指挿入空間を備えた野球用
    捕球具において、 上記の手・指挿入空間1,2,3,4,5,6
    内の全部又は一部に、柔軟性を有する衝撃吸収部
    材7,23,33が、少なくとも1枚配設される
    ことにより、この手・指挿入空間内の全部又は一
    部が、手の甲側と手の平側との少なくとも2室1
    1,12に区分され、 手・指を上記の区分された任意の室11,12
    に選択的に挿入可能とすることにより、上記の衝
    撃吸収部材7,23,33が手の甲側又は手の平
    側に選択的に配位され得るものであることを特徴
    とする野球用捕球具。
JP1987174680U 1987-03-28 1987-11-16 Expired - Lifetime JPH0546783Y2 (ja)

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JP1987174680U JPH0546783Y2 (ja) 1987-03-28 1987-11-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01111302A (ja) * 1987-10-26 1989-04-28 Ngk Insulators Ltd 避雷器素子
JP2545611Y2 (ja) * 1991-03-14 1997-08-25 日本高圧電気株式会社 碍子保護装置
JP2545619Y2 (ja) * 1991-07-05 1997-08-25 日本高圧電気株式会社 碍子保護装置
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