JPH05303920A - 柱上変圧器ブッシングの塩害防止工法 - Google Patents

柱上変圧器ブッシングの塩害防止工法

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JPH05303920A
JPH05303920A JP10995692A JP10995692A JPH05303920A JP H05303920 A JPH05303920 A JP H05303920A JP 10995692 A JP10995692 A JP 10995692A JP 10995692 A JP10995692 A JP 10995692A JP H05303920 A JPH05303920 A JP H05303920A
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JP
Japan
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salt
skirt portion
packing
pole transformer
salt damage
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Pending
Application number
JP10995692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takamichi Fujisawa
孝道 藤澤
Tomoyuki Morinaga
智之 森永
Hisao Ikuta
久夫 生田
Mitsuhiro Tsuji
三光 辻
Katsumi Yamamoto
克己 山本
Hidefumi Tanaka
英文 田中
Kazumasa Eguchi
一正 江口
Isoo Saito
五十雄 斉藤
Katsumi Kishi
克己 岸
Takashi Nakatani
孝 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON ARM KK
Kansai Electric Power Co Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
NIPPON ARM KK
Kansai Electric Power Co Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内陸部などの塩の害がほとんどない一般地域
の柱上変圧器ブッシングの塩害防止化を図る。 【構成】 碍子スカート部5a開口縁と高圧引下げ線1
の締結用ノブ13との間、及び高圧引下げ線1挿入用切
込12に耐候性・弾性電気絶縁詰物A、Bを嵌め込む又
は当てがう。この詰物A、Bによって空隙が閉塞され
て、スカート部5a内の裸充電部への塩分の侵入が阻止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設の柱上変圧器ブ
ッシングを塩害から防止するための工事方法に関するも
のである。
【0002】
【技術的背景】柱上変圧器ブッシングは高圧引下げ線を
変圧器に導入する部分に用いる部材であり、通常、変圧
器外板に固定された碍子スカート部内において、変圧器
内に接続の端子金具と高圧引下げ線を接続する。
【0003】この変圧器ブッシングにおいて、海岸線に
近い塩害地で使用されるものは図12、図13に示すよ
うに塩害防止処理が施されている。すなわち、図12の
ものは、高圧引下げ線(以下PDCという)1の端部に
モールドコーン2を形成し、その導体1aと変圧器内へ
のリード線3とを圧着接続し、モールドコーン2を変圧
器外板4に固定された碍子5に押し込み接着し、接続部
にエポキシ樹脂6を注入して裸充電部を隠蔽している。
【0004】また、図13に示すものは、リード線3端
のくさび型コネクタ7にPDC1の導体1aを挿入し、
押えねじ8を碍子5にねじ込むことによって、前記くさ
びコネクタ7を縮径させてリード線3とPDC1を接続
し、さらに、押えねじ8の上部にパッキング9を挿入し
て、そのめねじに押えねじ10をねじ込み、碍子5、押
えねじ8、パッキング9及び押えねじ10によって裸充
電部への塩分の侵入を阻止し、変圧器外板4と裸充電部
との沿面閃絡(地絡)が生じないようにしている。
【0005】一方、一般の地域では図11に示すものを
使用している。すなわち、変圧器外板4に固定された碍
子スカート部5a内において、リード線3端の接続金具
11を露出状態で設け、この接続金具11の孔11a
に、スカート部5a開口縁の切欠12から導びいたPD
C1を挿通し、接続金具11にその先端からねじ込まれ
たノブ13により圧接リング11bなどを介してPDC
1を接続金具11に圧接接続している(図3、図4参
照)。
【0006】このブッシングは裸充電部Pが露出してい
るため、同図点部分aのごとく塩分が付着し易く、それ
が堆積すると、裸充電部Pと変圧器外板4とが接続し、
すなわち沿面閃絡が生じ易いが、一般の地域では、海岸
線のような塩害はほとんどないため、このブッシングが
問題なく使用されている。
【0007】しかしながら、風台風により、海水の飛沫
が臨界地域(塩害地域)を越えて、これら一般の地域ま
で運び込まれる場合がある。この場合、上述の塩分が堆
積して、沿面閃絡によるトラッキングが生じる恐れがあ
る。
【0008】この防止手段として、図12、図13に示
す塩害防止型ブッシングを採用すればよいが、その費用
は膨大となる。また、何十年に一、二度程度しか発生し
ない塩害のために、高価な上記塩害防止型ブッシングの
ような確実かつ常時の塩害に耐え得る防止構造とする必
要もなく、そうすることは投資効率からも好ましくな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は以上の点に
鑑み、上記一般の地域に既に設置されているブッシング
の塩害の防止を低コストにして簡単にかつ活線状態でな
し得るようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、図11に示した裸充電部Pが
露出した一般地域の柱上変圧器ブッシングのスカート部
開口縁とノブとの間隙及びPDCの挿通用切欠とPDC
との間隙に耐候性の弾性電気絶縁詰物を嵌め込み、又は
当てがって閉塞することとしたのである。
【0011】
【作用】このように構成するこの発明に係る塩害防止工
法によると、詰物の嵌め込み、又は当てがう作業である
ため、柱上においても、その作業は容易であり、またそ
の嵌め込み又は当てがいによる閉塞によって裸充電部へ
の塩分の侵入は阻止される。
【0012】
【実施例】図1、図2に示す実施例は、スカート部5a
開口縁とノブ13の間の詰物を円環状パッキングBで、
PDC挿入用切欠12の詰物をそのパッキングBに一体
成形した舌片状パッキングAで構成したものであり、両
パッキングA、Bは耐候性の電気絶縁性素材から成る。
【0013】このパッキングA、Bで塩害防止処理を行
うには、図2鎖線で示すように、切断面aでもってパッ
キングA、Bに開口を形成し、その開口を介して図1の
ごとく、パッキンBをスカート部5a開口縁とノブ13
の間に嵌め込むとともに、パッキングAをその孔にPD
C1を入れスカート部5aに当てがって空隙を閉塞す
る。切断面aには自己融着性のパテ(接着剤)等を塗布
して接合する。
【0014】図3乃至図5に示す実施例は、PDC挿入
用切欠12の詰物を二ツ割りのパッキングAで、スカー
ト部5a開口縁とノブ13の間の詰物を伸縮可能なパッ
キングBで構成したものである。両パッキングA、Bは
同様に耐候性で電気絶縁性素材からなる。
【0015】このパッキングA、Bで塩害防止処理を行
うには、図3に示すように、パッキングAを切欠12に
PDC1を介在して嵌め込み、パッキングBをノブ13
を通して嵌め込む。
【0016】パッキングAは、図6(a)に示すもの、
同図(b)に示す上下に二分割したものなど、種々のも
のを採用し得る。
【0017】なお、前記両実施例においてパッキングB
と碍子スカート部5a及びノブ13間には耐候性・自己
融着テープを重ね巻きしてシール性を高めるとよい。ま
た、パッキングAとPDC1及び碍子スカート部5aの
間は耐候性のパテでシール効果を高めることができる。
【0018】図7、図8に示す実施例は上記パッキング
Bを二ツ割りのライナー14及び弾性材の締付けOリン
グ15で構成したものである。
【0019】このものは、図7に示すように、切欠12
にパッキングAを嵌めた後、ライナー14を碍子スカー
ト部5aと接続金具11の間に嵌め込み、そのライナー
14の周溝14aにノブ13を通したOリング15を嵌
める。このOリング15は二ツ割りのライナー14を一
体にするものであり、ライナー14が嵌め込みで十分な
接合状態となれば、必らずしも設ける必要はない。
【0020】パッキングAは、ライナー14の嵌め込み
後に嵌めてもよく、また、耐候性のパテに代えることも
できる。ライナー14は図9に示すようにパッキングA
を一体としたものとすることができ、一方、図10に示
すように周溝14a部分を削除したものとすることもで
きる。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上のように構成し、詰物を
嵌め込む又は当てがうだけであるので、柱上活線状態で
その作業を行うことができ、またその作業も容易であ
る。このため、低コストかつ簡単に、既設のブッシング
を耐塩化処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の斜視図
【図2】同実施例のパッキングの斜視図
【図3】他の実施例の斜視図
【図4】同実施例の要部断面図
【図5】同実施例のパッキングの斜視図
【図6】(a)、(b)は同パッキングの他例の斜視図
【図7】他の実施例の断面図
【図8】同実施例のライナー及びパッキングの斜視図
【図9】同ライナーの他例の斜視図
【図10】同ライナーの他例の斜視図
【図11】一般の変圧器ブッシングの断面図
【図12】塩害地の変圧器ブッシングの断面図
【図13】塩害地の変圧器ブッシングの断面図
【符号の説明】
1 高圧引下げ線(PDC) 1a 導体 2 モールドコーン 3 リード線 4 変圧器外板 5 碍子 5a 碍子スカート部 11 接続金具 12 切欠(PDC挿入孔) 13 ノブ 14 ライナー 14a ライナーの周溝 15 Oリング A、B パッキング(詰物) P 裸充電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森永 智之 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 生田 久夫 大阪市北区茶屋町18番21号 日本アーム工 業株式会社内 (72)発明者 辻 三光 大阪市北区茶屋町18番21号 日本アーム工 業株式会社内 (72)発明者 山本 克己 大阪市北区茶屋町18番21号 日本アーム工 業株式会社内 (72)発明者 田中 英文 大阪市北区茶屋町18番21号 日本アーム工 業株式会社内 (72)発明者 江口 一正 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内 (72)発明者 斉藤 五十雄 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内 (72)発明者 岸 克己 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内 (72)発明者 中谷 孝 東大阪市岩田町2丁目3番1号 タツタ電 線株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器外板に固定された碍子基部に筒状
    の碍子スカート部を形成し、このスカート部内に金属製
    接続金具を露出状態で設け、この接続金具に前記スカー
    ト部開口縁の切欠から導びいた高圧引下げ線を挿通し、
    接続金具にその先端からねじ込まれたノブによって前記
    高圧引下げ線を接続金具に圧接接続した柱上変圧器ブッ
    シングの塩害防止工事を施すに際し、前記スカート部開
    口縁とノブとの間隙及び前記切欠と高圧引下げ線との間
    隙に耐候性の弾性電気絶縁詰物を嵌め込み、又は当てが
    って閉塞することを特徴とする柱上変圧器ブッシングの
    塩害防止工法。
JP10995692A 1992-04-28 1992-04-28 柱上変圧器ブッシングの塩害防止工法 Pending JPH05303920A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426076U (ja) * 1987-03-28 1989-02-14
JPH0228561U (ja) * 1988-08-12 1990-02-23
JPH0229695U (ja) * 1988-08-17 1990-02-26
JP4117413B2 (ja) * 1997-02-19 2008-07-16 ペルストルプ スペシヤルテイ ケミカルズ アーベー 2,2’−ビス(ヒドロキシメチル)アルカナールおよび2,2’−ビス(ヒドロキシメチル)アルカン酸の製造方法

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