JPH0546741U - 袋 物 - Google Patents

袋 物

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JPH0546741U
JPH0546741U JP9834991U JP9834991U JPH0546741U JP H0546741 U JPH0546741 U JP H0546741U JP 9834991 U JP9834991 U JP 9834991U JP 9834991 U JP9834991 U JP 9834991U JP H0546741 U JPH0546741 U JP H0546741U
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JP
Japan
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outer skin
synthetic resin
resin sheet
thermoplastic synthetic
woven fabric
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Application number
JP9834991U
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English (en)
Inventor
譲治 丸小野
Original Assignee
譲治 丸小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 織布の風合いをそのまま保ち、しかも水のし
み込みや水漏れのない、袋物を提供すること。 【構成】 外皮材1を、織布2からなる表地と熱可塑性
合成樹脂シート3からなる裏地とによって構成し、外皮
材1の側縁部相互を重ね合わせて裏地の熱可塑性合成樹
脂シート3を加熱溶融することにより接合して形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複数の外皮材を接合した袋物、特に、外皮材の表地が織布によっ て構成され、雨がかかっても内部に水がしみ込まず、また、濡れた品物をそのま ま収容しても水漏れしない、袋物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、袋物は、複数の外皮材を、縫製によって接合して製造されている。
【0003】 ところで、外皮材を織布によって構成した袋物は、織布の風合いによって愛好 者も多い。
【0004】 ところが、織布は、水がしみ透るため、外皮材を織布によって構成した場合、 雨がかかると水が内部にしみ込み、中の収容物を漏らしたり、水着などの濡れた ものをそのまま収容すると、水漏れするという問題がある。
【0005】 このため、従来は、外皮材の織布に樹脂コーティングなどによって防水加工を 施すことも行われているが、防水加工した織布であっても、接合した縫い目から の水のしみ込みを防止することはできない。
【0006】 また、織布に樹脂コーティングを施すと、織布自体の風合いを損ねるという問 題もある。
【0007】 そこで、この考案は、織布の風合いを損なうことなく、雨がかかっても内部に 水がしみ込まず、また、濡れた品物をそのまま収容しても水漏れしない、袋物を 提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案は、外皮材を、織布からなる表地と熱 可塑性合成樹脂シートからなる裏地とによって構成し、外皮材の側縁部相互を重 ね合わせて裏地の熱可塑性合成樹脂シートを加熱溶融することにより接合したの である。
【0009】
【作用】
上記外皮材相互は、接合部分において外皮材の表地と裏地が、裏地の加熱溶融 によって一体化されるため、表地からの水のしみ込みが裏地によって遮断され、 また接合部分からの水のしみ込みや水漏れが防止される。
【0010】 また、外皮材の表地と裏地は、外皮材相互の接合部分、即ち、外皮材の側縁部 において一体に接合されるため、表地である織布の風合いは損なわれない。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】 図1および図4に示す袋物は、それぞれ書類の持ち歩きに使用されるブリーフ ケースである。
【0013】 図1に示すブリーフケースは、図2及び図3に示すように、外皮材1を、織布 2からなる表地と熱可塑性合成樹脂シート3からなる裏地とによって構成し、こ の外皮材1を二組、織布2を内側に織布2が互いに対向し、熱可塑性合成樹脂シ ート3を外側になるように重ね合せ、その底辺と両側辺を、熱板4によって挾ん で熱可塑性合成樹脂シート3を加熱溶融させて接合した後、織布2が表側になる ように裏返すことによって形成されている。また、上辺の開口部には、ファスナ ー5が、取付けられる。このファスナー5の取付けも、熱可塑性合成樹脂シート 3の加熱溶融によって行うことができる。
【0014】 また、図4に示すブリーフケースは、図5及び図6に示すように、外皮材1を 、織布2を外側にして二つ折りにして、三方を熱板4によって挾んで熱可塑性合 成樹脂シート3を加熱溶融させて接合したものである。ファスナー5は、一側面 の上方縁に沿って切り開いた開口部に、取付けられている。
【0015】 上記熱可塑性合成樹脂シート3の材質としては、塩化ビニール、ポリプロピレ ン、ポリエチレン等を用いることができる。
【0016】 また、熱可塑性合成樹脂シート3を加熱溶融させる手段としては、上記熱板4 による方法の他、高周波あるいは熱音波を使用することができる。
【0017】
【考案の効果】
上記のように構成した袋物は、表面地の織布の風合いが損なわれず、雨がかか っても内部に水がしみ込まず、また、濡れた品物をそのまま収容しても水漏れし ない、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の正面図
【図2】第一の実施例の製造過程を示す部分断面図
【図3】外皮材の接合状態を示す部分断面図
【図4】第二の実施例の正面図
【図5】第二の実施例の製造過程を示す部分断面図
【図6】外皮材の接合状態を示す部分断面図
【符号の説明】
1 外皮材 2 織布 3 熱可塑性合成樹脂シート 4 熱板 5 ファスナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外皮材を、織布からなる表地と熱可塑性
    合成樹脂シートからなる裏地とによって構成し、外皮材
    の側縁部相互を重ね合わせて裏地の熱可塑性合成樹脂シ
    ートを加熱溶融することにより接合して形成した袋物。
JP9834991U 1991-11-28 1991-11-28 袋 物 Pending JPH0546741U (ja)

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