JPH0546508A - 画像データの流通方式 - Google Patents

画像データの流通方式

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JPH0546508A
JPH0546508A JP3224579A JP22457991A JPH0546508A JP H0546508 A JPH0546508 A JP H0546508A JP 3224579 A JP3224579 A JP 3224579A JP 22457991 A JP22457991 A JP 22457991A JP H0546508 A JPH0546508 A JP H0546508A
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Masakatsu Fujita
正勝 藤田
Tadahiro Ishida
忠弘 石田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は解像度の異なる端末間で画像データ
を流通させる画像データの流通方式に関し、解像度の異
なる画像表示端末間で画像データを整合性を保ちつつ流
通できるようにすることを目的とするものである。 【構成】 例えば画像表示端末91、92やホストコン
ピュータ93等で構成されるシステムで流通させる画像
データにその画像データの解像度情報を付加し、システ
ム内の各端末91、92やホストコンピュータ93の画
像表示端末は受信した画像データをその解像度情報を判
別して自端末の解像度にスケーリングするスケーリング
機能を備えることで、解像度の異なる画像表示端末間で
画像データを流通させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は解像度の異なる端末間で
画像データを流通させる画像データの流通方式に関する
ものである。
【0002】近年、文字やグラフィック・フルカラー画
像を扱うマルチメディア表示端末の開発が盛んである
が、かかる端末としては種々の解像度、例えば640×
400ドットの中解像度(あるいは通常解像度)や11
20×750ドットの高解像度3のものがある。かかる
通信システムでは、中解像度端末と高解像度端末間など
解像度の異なる端末間で画像データを流通させる場合、
これらの端末間で画像の表示互換性が必要とされる。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば図13の〔A〕に示される
ように、中解像度端末は画面表示が640×400ドッ
ト、高解像度端末は1120×750ドットであり、こ
れらの端末間では画像データの表示互換性がなく、グラ
フィック系のデータを互いに流通させることはできなか
った。
【0004】一方、文字系のデータ(文字コード)は例
えば中解像度端末では16ドットフォント、高解像度端
末では24ドットフォントでそれぞれ表示するようにな
っており、それにより解像度の異なる端末でもその画面
上での表示の整合性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、文字やグラフィ
ックフルカラー画像等を扱うマルチメディア表示端末の
開発が盛んである。このマルチメディア表示端末では、
解像度の異なる端末間ではグラフィック画像の表示互換
性がないため、例えば高解像度端末で中解像度用の自然
画を表示する場合、図13の〔B〕に示されるように、
高解像度用端末の1120×750ドットの画面サイズ
の中の一部を用いて640×400ドットの中解像度用
自然画を表示することになる。一方、文字データについ
ては表示の整合性を有しているため、中解像度用端末の
画面における文字表示位置と高解像度用端末の画面にお
ける文字表示位置は相似的に一致する。
【0006】この結果、中解像度用端末の画面での自然
画と文字表示との組合せを高解像度用端末の画面で表示
しようとすると、図13の〔B〕に示されるように、高
解像度端末の画面においては中解像度用の自然画をその
画面の一部にしか表示できないため文字位置と自然画位
置との関係が合わなくなってしまう。このように従来は
画像データに関し解像度の異なる端末間で表示整合性が
なく、不都合であった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、解像度の異なる画像
表示端末間で画像データを整合性を保ちつつ流通できる
ようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係る画像データの流通方式は、
例えば画像表示端末91、92やホストコンピュータ9
3等で構成されるシステムで流通させる画像データにそ
の画像データの解像度情報を付加し、システム内の各端
末91、92は受信した画像データをその解像度情報を
判別して自端末の解像度にスケーリングするスケーリン
グ機能を備えることで、解像度の異なる画像表示端末間
で画像データを流通させるものである。
【0009】
【作用】各画像表示端末は画像データを受信した時、そ
の画像データに付加されている解像度情報を判別するこ
とでその画像データがどのような解像度の画像データで
あるかを知ることができ、その解像度に応じてその画像
データを自端末の画面の表示サイズに合ったサイズにス
ケーリングすることができる。
【0010】例えば画像表示端末が高解像度端末である
場合には、受信した画像データの解像度を判別し、それ
が高解像度用の画像データであった時にはそのまま原寸
大で画面表示し、一方、中解像度用の画像データであっ
た時にはその画像データを拡大処理して高解像度用デー
タとして画面表示する。また、中解像度画像データを通
常の処理ではその原寸サイズのまま処理し、画面表示す
る時だけ高解像度用画像データに拡大処理して表示して
もよく、これにより取り扱う画像データの容量を通常の
処理では小さくすることができる。
【0011】また画像表示端末が中解像度端末である場
合には、受信した画像データの解像度を判別し、それが
中解像度用の画像データであった時にはそのまま原寸大
で画面表示し、一方、高解像度用の画像データであった
時にはその画像データを縮小処理して中解像度用データ
として画面表示する。
【0012】以上により、種々の解像度の画像データを
解像度種別の異なる何れの画像表示端末でも不都合なく
画像表示することができ、画像データの整合性を保ちつ
つ画像データを流通することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としてのフルカラー画
像データの流通方式を適用した画像検索システムの例が
示される。図中、11はホストコンピュータ、12は高
解像度端末、13は中解像度端末であり、ホストコンピ
ュータ11には640×400ドットの中解像度用画像
データを蓄積するデータベース111と1120×75
0ドットの高解像度用画像データを蓄積するデータベー
ス112とが備えられている。高解像度端末12と中解
像度端末13は共にこのホストコンピュータ11のデー
タベース111、112の何れにもアクセスして画像デ
ータの登録/検索を行えるようになっている。
【0014】図3には上記システムで用いられる画像表
示端末の構成例が示される。図中、1は画像処理装置で
あり、バスインタフェース部2、AV機器インタフェー
ス部3、縮小拡大処理部4、データ圧縮伸長部5、CR
Tインタフェース部6等を含み構成される。また8はパ
ーソナルコンピュータ(またはワークステーションな
ど)であり、回線インタフェース7を介してシステムの
回線にアクセスできるようになっており、回線との間で
送受する画像データをバスを介して画像処理装置1のバ
スインタフェース部2に送受できるよう構成され、また
画像処理装置1のCRTインタフェース部6から受信し
た画像データをCRTディスプレイ9に表示できるよう
構成される。なお、パーソナルコンピュータ8は回線側
から受信した文字コードを画像処理装置1を介してCR
Tディスプレイ9に表示することができるようになって
いる。
【0015】バスインタフェース部2はパーソナルコン
ピュータ8と画像処理装置1との間で画像データのイン
タフェースを行う従来公知の回路であり、その構成の一
例が図4に示される。図示のように、バスインタフェー
ス回路21、22、アドレスデコーダ23、通信部2
4、DMA用制御回路25、26、マイクロプロセッサ
27、メモリ制御回路28、DRAM28、ROM20
等を含み構成される。
【0016】AV機器インタフェース部3は外部のAV
機器と画像処理装置1との間で画像データのインタフェ
ースを行う従来公知の回路であり、その構成の一例が図
5に示される。図示のように、セレクタ31、33、3
4、Y/C分離回路32、RGB変換回路35、A/D
変換回路36、PLL回路37、VH再生回路38、レ
ジスタ39等を含み構成される。
【0017】データ圧縮伸長部5は回線側から受信した
データ圧縮された画像データを伸長して縮小拡大処理部
4に送ったり、あるいは縮小拡大処理部4やAV機器イ
ンタフェース部3から受信した画像データをデータ圧縮
してバスインタフェース部2を介してパーソナルコンピ
ュータ8側に送ったりする回路であり、従来公知の回路
構成のものである。
【0018】縮小拡大処理部4はバスインタフェース部
2からデータ圧縮伸長部5を介して受信した画像データ
あるいはAV機器インタフェース部3を介して受信した
画像データを縮小/拡大し、あるいは原寸のままCRT
インタフェース部6に渡したりする回路であり、その構
成は例えば特開平1−272381号公報等にも開示さ
れているような画像データの縮小拡大を行う回路として
一般的なものである。この縮小拡大処理部4の構成例が
図6に示される。図示のように、AV機器インタフェー
ス部3またはデータ圧縮伸長部5からの受信データの一
方を選択するセレクタ40、編集処理回路41、補間処
理回路42、アドレス制御回路43、マスクメモリ4
4、外部拡大回路45等を含み構成される。
【0019】編集処理回路41はR(赤)、G(緑)、
B(青)の3面用意され、その各々は受信した画像デー
タをフレーム単位に蓄積するNTSCメモリ411、C
RTディスプレイ9に表示するよう処理した画像データ
を蓄積する表示メモリ412、拡大/縮小処理を行う際
に用いる拡縮FIFO413、補間処理を行う際に用い
る補間FIFO414、拡大/縮小処理を行うLSI等
からなる縮小拡大回路415等を含み構成される。この
縮小拡大回路415は画像データの縮小拡大処理の際に
は拡縮FIFO413や外部拡大回路45を、また補間
処理の際には補間FIFO414を使用しつつNTSC
メモリ411から読み出した画像データに処理を行って
表示メモリ412に格納する。
【0020】補間処理回路42はR、G、Bの3面用意
され、その各々は編集処理回路41から受信した画像デ
ータを補間する補間回路421、加算回路422、セレ
クタ423等を含み構成されて画像データの補間処理を
行う従来公知の回路である。この補間処理回路42で処
理された画像データはCRTインタフェース部6を介し
てパーソナルコンピュータ8に送られてCRTディスプ
レイ9に表示される。
【0021】CRTインタフェース部6は画像処理装置
1で処理した画像データをCRTディスプレイ9に表示
するためにパーソナルコンピュータ8に送るためのイン
タフェースを行う従来公知の回路であり、その構成の一
例が図7に示される。図示のように、縮小拡大処理部4
からの画像データを並直列変換するP/S変換回路6
1、P/S変換した画像データをD/A変換するD/A
変換回路62、ミクサ63、文字コード検出回路64で
構成される送信系回路と、ミクサ65、PLL回路6
6、HV再生回路67で構成される受信系回路とからな
る。
【0022】この図2のシステムで端末・ホストコンピ
ュータ間で送受される画像ファイルデータのフォーマッ
トが図8に示される。図示のように画像属性情報共通部
と画像属性情報個別部と画像表現オプション指定部から
なるヘッダと、このヘッダに続く画像データとからな
る。画像属性情報共通部はカテゴリーコード(画素デー
タであることを表示)、属性データ長(自分自身を含む
属性データ部の総バイト長)、圧縮方式、画素密度、領
域サイズ(X方向画素数、Y方向画素数)等の項目から
なる。
【0023】また画像属性情報個別部は圧縮形式がAD
CT符号化圧縮の場合には圧縮属性(基本方式、リザー
ブ等の別を表示)、画像表現オプション指定(画像表現
オプション指定の有無を表示)、リザーブ等の項目から
なる。また圧縮形式が非圧縮の場合はデータ形式がRG
Bであれば、データ形式〔RGB、Y/CrCb、リザ
ーブ(YMCK)の別を表示〕、単位画素ビット長〔リ
ザーブ、1670万色3バイト/画素、リザーブ(32
K色 2バイト/画素)等の別を表示〕、R・G・B諧
調、データ配置(リザーブ)〔フィールド内で右/左詰
めを表示〕、順序(画素、線、面を表示)、リザーブ等
の項目からなり、データ形式がY/CrCbであれば、
データ形式〔RGB、Y/CrCb、リザーブ(YMC
K)の別を表示〕、サンプル数(Y:Cr:Cbの比を
表示)、Y/CrCbのビット長、Y/CrCbの順序
(画素、線、面の別を表示)リザーブ等の項目からな
る。
【0024】画像表現オプション指定部は図9に示され
るようなフォーマットを有する。すなわち、モード、デ
ータ長L、表示指示コマンド1、コマンド長、詳細コマ
ンド、表示指示コマンド2、コマンド長、詳細コマンド
・・・等からなり、これらは図10に示されるような項
目に対応する。すなわち、モード(オプション指定モー
ドやリザーブの別を表示)、データ長、解像度種別、画
像作成時の仮想CRT空間、画像作成時の表示位置、表
示指示コマンド領域等の項目からなる。
【0025】ここで画像作成時の解像度種別、仮想CR
T空間、表示位置はフォーマット中の表示指示コマンド
1、2の部分に格納されている。解像度種別は画像デー
タを作成した時にその画像データがどのような解像度
(例えば高解像度用か中解像度用かなど)に表示するた
めのものであるかをX方向画素数とY方向画素数とで表
すものである。また表示位置は作成した画像がCRT画
面上のどの位置に表示されるかをX座標とY座標とで表
示するものであり、例えば高解像度用CRTの画面上に
中解像度用画像を表示する場合などにその中解像度用画
像をそれよりもサイズの大きな高解像度用CRT画面の
どの位置に表示するかをXY座標で表示する。
【0026】表示指定コマンド領域はコマンド番号によ
って自然画面消去、表示(登録時と同様に表示する)、
移動、複写、拡大/縮小、トリミング、繰返し指定開
始、繰返し指定終了、ウエイト、リザーブ等の各種コマ
ンドを指定する。
【0027】この実施例システムの動作が以下に説明さ
れる。まず、高解像度端末での動作を図11の処理の流
れ図を参照して以下に説明する。高解像度端末は回線か
ら画像データ(データ圧縮処理されている画像データで
ある)を受信すると、これを回線インタフェース7を介
してパーソナルコンピュータ8に取り込み(ステップS
1)、このパーソナルコンピュータ8においてそのヘッ
ダ部を調べてヘッダ部中の画像表現オプション指定部の
仮想CRT空間と表示位置をみてその画像データが高解
像度画像データか中解像度用画像データかを判別する
(ステップS2)。
【0028】その結果、高解像度用画像データであれ
ば、その画像データはバスインタフェース部2を介して
データ圧縮伸長部5に送られてここでデータ伸長された
後(ステップS6)、縮小拡大処理部4に送られ、この
縮小拡大処理部4のフレームメモリ411へ展開され
(ステップS7)、更に編集処理回路41によって縮小
拡大等の処理をされることなく表示メモリ412に展開
され、更に補間処理回路42やCRTインタフェース部
6を介してパーソナルコンピュータ8側に送られてCR
Tディスプレイ9に原寸大(すなわち高解像度サイズ)
のままで画像表示される(ステップS8)。
【0029】一方、中解像度用画像データであれば、そ
の画像データはバスインタフェース部2を介してデータ
圧縮伸長部5に送られてここでデータ伸長された後(ス
テップS3)、縮小拡大処理部4に送られ、この縮小拡
大処理部4のフレームメモリ411へ展開され(ステッ
プ7)、更に編集処理回路41によって拡大処理されて
表示メモリ412に展開される。この拡大処理は640
×400ドットの中解像度画像データを拡大率:横1・
75倍、縦1・875倍にして1120×750ドット
の高解像度画像データに変換する処理であり、前掲の特
開平1−、272381号公報等に開示された方法によ
り処理される。拡大処理された画像データは更に補間処
理回路42やCRTインタフェース部6を介してパーソ
ナルコンピュータ8側に送られてCRTディスプレイ9
に拡大画像(すなわち高解像度サイズ)として画像表示
される(ステップS8)。
【0030】この結果、例えば図13の〔B〕に示され
るように、従来は中解像度画像データを高解像度端末で
画像表示すると、高解像度端末の画面において文字表示
と自然画表示の位置がずれてしまうという問題があった
ところを、この実施例システムによれば中解像度画像デ
ータが高解像度端末の画面に整合するように拡大表示さ
れるので、図13の〔C〕に示されるように、文字表示
と自然画表示の位置関係が合うようになる。
【0031】次に、中解像度端末での動作を図12の処
理の流れ図を参照して以下に説明する。中解像度端末は
回線から画像データ(前述同様にデータ圧縮処理されて
いる画像データである)を受信すると、これを回線イン
タフェース7を介してパーソナルコンピュータ8に取り
込み(ステップS11)、このパーソナルコンピュータ
8においてそのヘッダ部を調べてヘッダ部中の画像表現
オプション指定部の仮想CRT空間と表示位置をみてそ
の画像データが高解像度画像データか中解像度用画像デ
ータかを判別する(ステップS12)。
【0032】その結果、中解像度用画像データであれ
ば、その画像データはバスインタフェース部2を介して
データ圧縮伸長部5に送られてここでデータ伸長された
後(ステップS16)、縮小拡大処理部4に送られ、こ
の縮小拡大処理部4のフレームメモリ411へ展開され
(ステップS17)、更に縮小拡大等の処理をされるこ
となく表示メモリ412に展開され、更に補間処理回路
42やCRTインタフェース部6を介してパーソナルコ
ンピュータ8側に送られてCRTディスプレイ9に原寸
大(すなわち中解像度サイズ)のままで画像表示される
(ステップS18)。
【0033】一方、高解像度用画像データであれば、そ
の画像データはバスインタフェース部2を介してデータ
圧縮伸長部5に送られてここでデータ伸長された後(ス
テップS13)、縮小拡大処理部4に送られ、この縮小
拡大処理部4のフレームメモリ411へ展開され(ステ
ップ17)、更に編集処理回路41によって縮小処理さ
れて表示メモリ412に展開される。この縮小処理は1
120×750ドットの高解像度画像データを縮小のた
めの所定のスケーリング率で640×400ドットの中
解像度画像データに変換する処理であり、前掲の特開平
1−、272381号公報等に開示された方法により処
理される。縮小処理された画像データは更に補間処理回
路42やCRTインタフェース部6を介してパーソナル
コンピュータ8側に送られてCRTディスプレイ9に縮
小画像(すなわち中解像度サイズ)として画像表示され
る(ステップS8)。
【0034】この結果、この実施例システムによれば高
解像度画像データが中解像度端末の画面に整合するよう
に縮小表示されるので、中解像度端末で高解像度画像デ
ータを受信し表示する時にも前述同様に中解像度端末の
画面上において高解像度画像の表示が可能になるばかり
でなく、その表示の際に文字表示と自然画表示の位置関
係が合うようになる。
【0035】なお、この実施例システムでは、例えば高
解像度端末において中解像度用の画像データを作成し、
その作成データを自己で保存したりホストコンピュータ
にデータベースとして蓄積させたりすることもでき、こ
の場合には、その作成した画像データのヘッダに端末種
別(すなわち中解像度端末用)を指定して保存してお
く。そして高解像度端末が自己に保存した中解像度画像
データを自己のディスプレイ(すなわち高解像度用CR
Tディスプレイ)で表示する時には、その画像データを
取り出して端末種別情報を調べ、画像処理装置1でその
画像データを端末機種情報に応じたスケーリング率(こ
の例では横1・75倍、縦1・875倍)で拡大してC
RTディスプレイ9上に画像表示する。
【0036】このように高解像度端末が中解像度用画像
データを作成してその保存などの処理はそれをそのまま
の原寸サイズで行い、画面表示する時にだけ拡大処理し
て表示するようにすれば、保存等の処理を行うにあたり
取り扱う画像データの容量を小さくできるという長所が
ある。
【0037】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば上述の実施例ではフルカラー画像
データを扱ったが、勿論、モノカラー画像データを取り
扱うものであってもよい。また図3の画像処理装置は縮
小/拡大何れの処理も行えるものであったが、例えばシ
ステムで扱う画像データの種別として高解像度用と中解
像度用のみであるような場合には、中解像度端末は原寸
大または縮小処理のみを、また高解像度端末は原寸大ま
たは拡大処理のみを行うものであってもよい。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、解像度の異なる画像表示端末間で画像データをその
整合性を保ちつつ流通できるようになる。よって文字表
示と自然画との組合せの画像を表示する場合、どのよう
な解像度の画像表示端末であってもそれら文字と自然画
の位置関係にずれが生じるようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての画像データの流通方
式による画像検索システムの例を示す図である。
【図3】実施例システムで用いられる画像表示端末の構
成の一例を示す図である。
【図4】実施例の端末におけるバスインタフェース部の
構成例を示す図である。
【図5】実施例の端末におけるAV機器インタフェース
部の構成例を示す図である。
【図6】実施例の端末における縮小拡大処理部の構成例
を示す図である。
【図7】実施例の端末におけるCRTインタフェース部
の構成例を示す図である。
【図8】実施例システムで扱う画像ファイルのデータフ
ォーマットを示す図である。
【図9】画像表現オプション指定部のフォーマットを示
す図である。
【図10】画像表現オプション指定部の項目を説明する
図である。
【図11】高解像度端末における動作処理手順を示す流
れ図である。
【図12】中解像度端末における動作処理手順を示す流
れ図である。
【図13】従来技術等を説明する図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 バスインタフェース部 3 AV機器インタフェース部 4 縮小拡大処理部 5 データ圧縮伸長部 6 CRTインタフェース部 7 回線インタフェース 8 パーソナルコンピュータ 9 CRTディスプレイ 11 ホストコンピュータ 12 高解像度端末 13 中解像度端末 111 中解像度画像データベース 112 高解像度画像データベース 40 セレクタ 41 編集処理部 42 補間処理部 43 アドレス制御回路 44 マスクメモリ 45 外部拡大回路 411 NTSCメモリ 412 表示メモリ 413 拡縮FIFO 414 補間FIFO 415 拡大縮小回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 1/387 101 8839−5C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムで流通させる画像データにその
    画像データの解像度情報を付加し、 システム内の各画像表示端末(91、92、93)は受
    信した画像データをその解像度情報を判別して自端末の
    解像度にスケーリングするスケーリング機能を備えるこ
    とで、解像度の異なる画像表示端末間で画像データを流
    通させる画像データの流通方式。
  2. 【請求項2】 該画像表示端末は高解像度端末であり、
    受信した画像データの解像度を判別し、それが中解像度
    用の画像データであった時にはその画像データを拡大処
    理して高解像度用データとして画面表示するものである
    請求項1記載の画像データの流通方式。
  3. 【請求項3】 該画像表示端末は中解像度端末であり、
    受信した画像データの解像度を判別し、それが高解像度
    用の画像データであった時にはその画像データを縮小処
    理して中解像度用データとして画面表示するものである
    請求項1記載の画像データの流通方式。
  4. 【請求項4】 該高解像度端末はあり、中解像度画像デ
    ータを通常の処理ではその原寸サイズのまま処理し、画
    面表示する時だけ高解像度用画像データに拡大処理して
    表示するものである請求項2記載の画像データの流通方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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