JP2001186366A - 画像処理方法、装置および記録媒体 - Google Patents
画像処理方法、装置および記録媒体Info
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Abstract
イズ低減処理と画像補正処理が効率的に行えるようにす
ること目的とする。 【解決手段】 入力画像の特徴量を算出する算出工程
と、入力画像データに対して色ノイズ低減処理を行う色
ノイズ低減処理工程と、前記色ノイズ低減処理が行われ
た入力画像に対して、前記算出された特徴量に基づき補
正処理を行う画像補正工程とを有することを特徴とす
る。
Description
を行う画像処理方法、装置および記録媒体に関する。
ーのハードコピー技術の発展にともない、インクジェッ
ト記録方式などの印写技術と高画素のデジタルカメラを
用いて高忠実な画像の再現が可能になってきている。
観点から、プリンタドライバ等が、入力画像を解析し、
入力画像自体に対して解析結果に応じた輝度補正や彩度
強調等の処理を行っている。例えば、特開平10-200777
では、画像を解析し、好適な彩度補正を施す処理が記載
されている。
を印字する場合、前述の高画素のデジタルカメラを使用
して撮像した画像を印字した場合に比して見劣りしてし
まうことがある。そこで、バイキュービック法やニアレ
ストネイバー法などのアンチエイリアス手法を用いて、
入力画像を適当なサイズに拡大する方法が知られてい
る。
ラ画像には、例えば、CCD素子の暗電流による色ノイズ
などのノイズが含まれている。ハードコピー機で使用さ
れる減法混色系による色再現において、グレーラインは
非常に不安定であることが多く、グレーライン周辺では
階調が逆転してしまうことがある。よって、色ノイズに
よって、本来グレーであるべき色がグレーライン周辺の
色に置き換わってしまうことで、上記逆転部が印字画像
上で現れやすくなるという問題がある。
TV受像機において映像信号を輝度信号と色差信号に分
け、色差信号の色ノイズ部にあたる周波数帯域で振幅を
クリップする色ノイズ低減処理が知られている。
や彩度強調の画像補正処理、拡大処理とノイズ低減処理
を組み合わせると以下のような問題が生じる。
画像全体の彩度強調にともなって強調された色ノイズ部
については、色ノイズ低減処理の効果が発揮できないこ
とがある。
拡大された色ノイズ部に対しては、色ノイズ低減処理の
効果が発揮できないことがある。
本願請求項1の発明は、色ノイズ低減処理が効果的に行
え、かつ色ノイズ低減処理と画像補正処理が効率的に行
えるようにすること目的とする。
理と画像スケーリング処理を効率的に行うことができる
ようにすることを目的とするものである。
に、本願請求項1の発明は、入力画像の特徴量を算出す
る算出工程と、入力画像データに対して色ノイズ低減処
理を行う色ノイズ低減処理工程と、前記色ノイズ低減処
理が行われた入力画像に対して、前記算出された特徴量
に基づき補正処理を行う画像補正工程とを有することを
特徴とする。
画像データに対して色ノイズ低減処理を行う色ノイズ低
減処理工程と、画像のサイズをスケーリングするスケー
リング工程とを有し、前記スケーリング率または前記ス
ケーリング方法に応じて前記色ノイズ低減処理工程と前
記スケーリング工程の順番を制御することを特徴とす
る。
参照して本実施形態を詳細に説明する。
を図1に示す。
ンクジェットプリンタなどのプリンタ106とモニタ1
05が接続されいてる。ホストコンピュータ100は、
ワープロ、表計算、インターネットブラウザ等のアプリ
ケーションソフトウエア101と、OS(Operating Sy
stem)102、該アプリケーションによってOS102
に発行される出力画像を示す各種描画命令群(イメージ
描画命令、テキスト描画命令、グラフィックス描画命
令)を処理して印刷データを作成するプリンタドライバ
103、およびアプリケーションが発行する各種描画命
令群を処理してモニタ106に表示を行うモニタドライ
バ104をソフトウエアとして持つ。
トウエアが動作可能な各種ハードウエアとして中央演算
処理装置CPU108、ハードディスクドライバHD1
07、ランダムアクセスメモリ109、リードオンリー
メモリROM110等を備える。
般的に普及しているIBM社のAT互換機のパーソナル
コンピュータにMicrosoft社のWindows95をOSとして使
用し、任意の印刷可能なアプリケーションをインストー
ルし、モニタとプリンタを接続した形態が1実施形態と
して考えられる。
表示された表示画像に基づき、アプリケーション101
で、文字などのテキストに分類されるテキストデータ、
図形などのグラフィックスに分類されるグラフィックス
データ、自然画などに分類されるイメージ画像データな
どを用いて出力画像データを作成する。そして、出力画
像データを印刷出力するときには、アプリケーション1
01からOS102に印刷出力要求を行い、グラフィッ
クスデータ部分はグラフィックス描画命令、イメージ画
像データ部分はイメージ描画命令で構成される出力画像
を示す描画命令群をOS102に発行する。OS102
はアプリケーションの出力要求を受け、出力プリンタに
対応するプリンタドライバ103に描画命令群を発行す
る。プリンタドライバ103はOS102から入力した
印刷要求と描画命令群を処理しプリンタ105で印刷可
能な印刷データを作成してプリンタ105に転送する。
プリンタ105がラスタープリンタである場合は、プリ
ンタドライバ103はOS102からの描画命令に対し
て、順次画像補正処理を行い、そして順次RGB24ビ
ットページメモリにラスタライズし、すべての描画命令
をラスタライズした後にRGB24ビットページメモリ
の内容をプリンタ105が印刷可能なデータ形式、例え
ばCMYKデータに変換を行いプリンタに転送する。
図2を用いて説明する。
入力した描画命令群に含まれる色情報に対して、画像補
正処理を行う。この画像補正処理では、RGB色情報を
もとに色ノイズ低減処理、輝度補正、彩度補正、画像拡
大処理を行う。プリンタ用補正処理部121は、まず画
像補正処理された色情報によって描画命令をラスタライ
ズし、RGB24ビットページメモリ上にラスター画像
を生成する。そして、各画素に対してプリンタの色再現
性に依存したCMYKデータを生成し、プリンタ105
に転送する。
量算出、自然画判定、画像補正方法決定、輝度補正、彩
度補正、色ノイズ低減処理、画像拡大処理に関する処理
手順を説明する。
で示される同一の画像に関するイメージ画像データ部分
に対して行う。したがって、例えば出力画像の中にグラ
フィックス画像およびイメージ画像が含まれている場合
は、同一の画像に関するイメージ画像部分を抽出し、図
6に示される画像処理を行う。
判別することにより識別することができる。イメージ画
像はラスターデータコマンドで示され、グラフィックは
ベクターコマンドで示され、テキストデータはテキスト
コマンドで示される。
に得られるように図6に示される順序で各処理を行う。
算出部では、イメージ画像部分の特徴量として、イメー
ジ画像部分の入力画像データに基づき、輝度ヒストグラ
ムを作成しハイライトポイントHL,シャドーポイント
SDおよび色数を算出し、また、色差信号から彩度信号
を作成し彩度平均値Saveを算出する。
号から彩度信号を生成する。
対象画像から参照点を適宜サンプリングして画像特徴量
を求めても良い。本実施形態では、1600×1200
[ pixels ]の入力画像データに対して、例えば
10000点を選択し、前記選択した参照点について、
各種ヒストグラムをとる方法を用いている。ここで、参
照点の選択方法は、例えば、画像ヨコ方向のサンプル間
隔を1600Mod(100)ピクセル、画像タテ方向
のサンプル間隔を1200Mod(100)として、そ
れぞれのサンプル間隔で対象画像を走査し、画像特徴量
を求める。
する各処理で用いる条件に応じた特徴量であれば、例え
ば彩度ヒストグラムなどの他の特徴量を算出するように
しても構わない。
示される画像の中には、CG画像等の人物写真や風景写
真という自然画像と特性が異なるものが含まれる。例え
ば、CG画像はアプリケーションを用いて作成された画
像であるので、そもそも色ノイズが存在しない。また、
後述の色ノイズ低減処理をCG画像等のグラデーション
画像に対して行うと、階調性の劣化が起こる場合があ
る。
も、CG画像等のグラデーション画像に対して行うと、
ハイライト付近やダーク付近、高彩度部などで階調性の
劣化が起こる場合がある。
判定部において、画像特徴量算出部S61で求めた画像
特徴量に基づき、描画命令からイメージ画像であると判
定された処理対象画像の画像種が自然画像であるか否か
を判定し、自然画像に対して後述の色ノイズ低減処理、
明度・彩度補正処理が行われるようにする。なお、自然
画像ではないと判定された場合は、S66の処理へ進
む。
等の人工グラデーション画像では図9のように使用色が
偏りやすいことに着目し、輝度ヒストグラムの分布が離
散的でるか否かに基づき非自然画を選択する。本実施形
態では、画像特徴量算出部S61で算出された使用色数
が、例えばTh_Cols_Photoよりも少ない場
合には、非自然画と判定する。
輝度ヒストグラムから求めた擬似的な使用色数を用いた
が、例えば、輝度・色差信号の組み合わせが異なるもの
をカウントした結果を用いても構わない。
法決定部では、自然画判定部S62で自然画と判定され
た画像について、画像特徴量算出部S61で求めたハイ
ライトポイントHLおよびシャドウポイントSDを指標
として、後述の明度・彩度補正処理部での画像補正方法
を決定する。
を図10を用いて説明する。
図10Bであったとする。輝度ヒストグラム図10Bか
ら、この自然画像は、輝度分布が中間部に偏り、階調の
乏しい画像となっていることがわかる。
ために、画像特徴量算出部S61で求めたハイライトポ
イントHL、シャドーポイントSDが、それぞれ、25
5,0となるように、図10の輝度補正曲線Aのよう
に、輝度補正曲線を設定する。
よりも高彩度側にシフトする傾向にあることから、自然
画の色再現では一般に、彩度を強調する処理を行った方
が見栄えのすることが多い。
平均彩度Saveが、Save<Th_High_Sa
turationである場合には、例えば、彩度を20
%あげるように彩度強調処理条件を設定する。
号から彩度信号を生成する。
い、上式の逆処理を行い色差信号に変換する。
て予め設定できるようにしても構わないし、平均彩度Sa
veに基づき算出されるようにしても構わない。
フローチャートを参照しながら色ノイズ低減処理部S6
4で行われる色ノイズ低減処理に関する手順を説明す
る。
合、輝度・彩度補正処理、あるいは、後述の画像拡大処
理によって、色ノイズ部が強調されてしまうことがあ
る。
ノイズ低減処理をおこなっても、その効果が十分に発揮
できないことが多い。そこで、本実施形態では、色ノイ
ズ低減処理を行い、色ノイズ低減処理後の画像データに
ついて、輝度・彩度補正を行うようにしている。
理を行う色ノイズ低減処理は、輝度についてのエッジ部
や、輝度変化が少ないにも関わらず急激な色度変化の感
じられる色エッジ部の見た目の解像度を劣化させる場合
がある。そこで本実施形態では、エッジ判定部、色エッ
ジ判定部、エッジ強調部等を加え、エッジ、色エッジの
見た目の解像度の劣化を防いでいる。
処理について詳細に説明する。
は、輝度信号Yについて、例えばラプラシアンフィルタ
などを用いてエッジを算出し、算出された値D_Yを保
持する。
るエッジ判定部、及びエッジ強調部の両方で利用され
る。なお、エッジ強調を行わない場合やエッジ強調専用
の高速なユニットが利用可能である場合には、ここで求
めた値D_Yをエッジ判定終了と同時に破棄してもよ
い。
いたが、エッジ算出のために、空間周波数領域でのハイ
パスフィルタの通過成分を用いたり、動画を仮定して、
実時間領域での差分値を用いても構わない。
は、前記エッジ算出部で保持された値D_Yと、エッジ
判定のための閾値TH_Edgeを比較して、エッジを
判定する。
ヒストグラムを分析するなどして処理対象毎に設定して
もよい。例えば、原画像の輝度信号について微分値を保
存するフレームメモリを用意し、上記微分値を保存した
フレームメモリについて再度ヒストグラムを取り、求め
られたヒストグラムを例えば判別分析法等の手法を用い
て分析し、画素値のクラスタリングを行って、その都
度、適切な閾値を求める。
(i,j)がエッジでないと判定された場合は、S41
の色度変化判定部に進む。またエッジであると判定され
た場合には、S45のエッジ強調部に進む。
は、前記保持された値D_Yに、輝度信号値Y(i,
j)を加える等して、エッジ強調を行う。
を用いて、エッジ強調を行うことで処理の高速化、簡略
化を図っている。
理などエッジ強調効果を有する他の処理を利用すること
もできる。
部では、輝度信号Yの変化からは検出できない、色度の
急激な変化部分である「色エッジ」の検出を行う。
(i−2,j−1)+Cr(i−1,j−1)+Cr
(i,j−1)}ー{Cr(i+2,j+1)+Cr
(i+1,j+1)+Cr(i,j+1)}| D_col_CrR(i,j)=|{Cr(i+2,j
+1)+Cr(i+1,j+1)+Cr(i,j+
1)}ー{Cr(iー2,jー1)+Cr(i−1,j
−1)+Cr(i,j−1)}| として、同様にCb成分についても求め、 D_col(i,j)=D_col_CrL(i,j)
+D_col_CrR(i,j)+D_col_CbL
(i,j)+D_col_CbR(i,j) ここで、前記算出された値D_col(i,j)を色度
変化判定のための閾値TH_colと比較して、色度変
化判定を行う。
したが、入力画像のヒストグラム等の特徴量を算出し、
これをもとに判定を行ってもよい。
閾値TH_colの値によっては、色ノイズ部を色エッ
ジとして判定してしまうことがある。色ノイズのサイズ
を考慮し、色ノイズのみを通すよう構成したバンドパス
フィルタを、前記判定に用いる値D_col(i,j)
の代わりに利用しても構わない。
だけから、色度の急激な変化が検出出来るような他の方
式を用いても良い。
図3に概略を示すように、プリンタドライバの画像補正
処理部において輝度信号を保持しつつ、色差信号の急激
な変化をなめらかにすることで色ノイズの低減を図る色
ノイズ低減処理を行う。本実施形態では、明るさを保持
しつつ、色みにおけるノイズを良好に除去するために、
入力されたRGB信号を輝度・色差信号に変換し、色差
信号に対して平滑化処理を行う。
号Y(i,j)を維持したまま、色差信号Cr(i,
j)、Cb(i,j)について、図5および次式で示さ
れるローパスフィルタを用いることで、色差信号の急激
な変化をなめらかにする。なお、ここで図5のように、
注目画素(i,j)を取り囲むようにフィルタを構成す
ることで、入力画像の向きに依らず安定した色ノイズ低
減処理を行うことができる。
号を表している。なお、ここでは、Cr(i,j)、C
b(i,j)信号の代わりにf(・)と記述している。
に色差信号についてのスムージング後の値を、原画像の
信号側にフィードバックする処理を行っても構わない。
ング処理を行わなくても十分な効果が得られる。更に、
フィードバック処理を行う際に、図6のように、処理済
みの信号値については、未処理の信号値に較べて高い重
みを割り当てたフィルタを用いることにより、色差信号
のスムージング効果をさらに高めることが出来る。
向の対象なものに限定されるものではなく、ローパス特
性をもつものであれば同様の効果を得ることが出来る。
勿論メディアンフィルタを使用することも同様の効果を
有する。また、フィルタサイズを画像解像度に応じて適
当に変化させることで、画像解像度に依ることなく安定
した処理結果を得ることが出来る。
いて、輝度信号Yを除く信号について、高周波成分を低
減させるような処理を行っても構わない。
彩度補正処理部について、説明する。
減された画像データについて、S65においてS63で
求められた輝度補正方法および彩度補正方法に基づき輝
度・色差信号に対して補正を行う。
輝度補正曲線に基づき補正する。
て平均彩度SaveがTh_High_Saturat
ionより小さいと判定されている場合には、彩度信号
に対して設定された彩度強調処理条件に応じた処理を色
差信号に対して行う。
で使用したYCrCbの輝度、色差信号をそのまま用い
て輝度・彩度補正処理を行うことが出来る。つまり、効
率的に色ノイズ低減処理および輝度・彩度補正処理を行
うことができる。
テーブル方式で行い、彩度補正は単純な計算で実施する
ことにより処理の高速化を図っている。
存在する場合には、カラーパレットに対して色変換(明
度・彩度補正処理)を行い、一括して明度・彩度補正処
理を行うことで高速に処理を実行することが出来る。
理)次に、S66の画像スケーリング処理(アンチエイ
リアシング処理)について説明する。
ンタでプリント出力する場合、前者がモニタ解像度程度
の画像であるのに対し、インクジェットプリンタ出力時
には、インク吐出装置の1ノズルを最小とする解像度に
変換を行う必要がある。通常1600x1800ピクセ
ルの200万画素クラスのデジタルカメラ画像を600
dpi程度のインクジェットプリンタで出力する場合に
は2〜3倍に拡大処理を行う必要がある。
いるバイキュービック等の補間方法を用いることが出来
る。また、アンチエイリアシングを特に必要としない場
合には単に原画像の1ピクセルを出力画像の4ピクセル
に割り当てるような単純拡大処理を用いることも可能で
ある。
も同様に拡大される。一方、本実施形態で用いている色
ノイズ低減処理用のフィルタサイズは固定サイズである
から、色ノイズ低減効果が弱まってしまう。そこで、本
実施形態では、この画像拡大処理は、色ノイズ低減処理
の後に行うようにしている。このようにすることにより
画像拡大処理により色ノイズが拡大されることを防いで
いる。また、上述したように色ノイズ低減処理で良好に
色ノイズを低減することができるようにしている。
る点が増加することから、画像拡大処理を最後に行うこ
とにより、色ノイズ低減処理および明度・彩度補正処理
を行う回数を少なくし、処理の効率化を図っている。
対して色ノイズ低減処理および輝度・彩度補正を行った
が、輝度・色差信号に限らず、明るさを示す信号と色み
を示す信号で示される画像信号であれば、上述の同様の
色ノイズ低減処理および輝度(明度)・彩度補正を行う
ことができる。例えば、CIE L*a*b*系、また
は、明るさを示す信号として、RGB信号のG信号を用い、
色みを示す信号として、
系を用いても構わない。円筒座標系を用いた場合には、
円筒座標系での座標値を直交座標に変換する処理を行っ
た後、スムージングを行っても良い。また、色の歪みの
みを補正すれば良い場合には色相角の変化についてスム
ージングを行ってもかまわない。
ある場合や、輝度についてのエッジの見た目の解像度の
劣化を問題としない場合には、エッジ判定およびエッジ
強調処理を省略してもよい。
て、「色エッジ」が強調されるような処理を行う場合等
では、この色度変化判定部を省略しても良い。
のマニュアル指示に基づき処理を行うか否か、もしくは
上記判定処理に応じた実行を行うこを制御しても構わな
い。
デジタルカメラ画像をプリント出力する場合を想定し、
入力画像について、拡大処理を行う場合について、述べ
た。しかし、場合によっては、画像縮小処理を行う場合
がある。このような場合には、画像縮小処理により処理
対象画像を小さくすることが出来ることから、本実施形
態に記述したように最後尾で処理をする必要はなく、画
像縮小処理を行った後に、色ノイズ低減処理を行い、そ
して明度・彩度補正を行えばいい。
率がわかっている場合には、スケーリング率に応じて適
応的に画像スケーリング処理と他の画像処理の順序を決
定することで、より効率的な画像処理が可能となる。
像の間引き処理が必要となる。ここで間引き処理を行う
際に、注目画素の周囲画素の信号値をもちいて、補間に
より間引きを行う場合は、画像上の色ノイズによって縮
小処理後の画像の色味が異なることがある。このような
場合には、色ノイズ低減処理を行った後、画像縮小処理
を行い、そして最後に明度・彩度補正を行うこと出力画
像の画質の点から望ましい。
の色ノイズが目立たない。そこで、出力画像サイズが所
定サイズより小さい場合は、色ノイズ低減処理を行わな
くても構わない。
合は、画像スケーリング処理のスケーリング率、出力画
像のサイズおよびスケーリング方法に基づき、画像処理
の順序を決定することが望ましい。なお、3つの条件を
全て考慮せず、1つの条件に基づき画像処理順序を制御
しても効果を得ることができる。
について、図7を参照して説明する。なお、以下は説明
の煩雑を避けるため、上記各実施形態と重複する部分の
説明は省略し、各処理の処理手順についての概略を述べ
るものとする。
を元に、S72の自然画判定を行い、前記自然画と判定
された画像について、S73の色ノイズ低減処理を行っ
ている。
で、再度、色ノイズの低減された画像データについて、
画像特徴量を算出し、前記再算出された画像特徴量を用
いて、S75の画像補正方法決定部で明度・彩度補正方
法を決定している。
って、シャドーポイントSDが、本来のシャドーポイン
トからずれていることが考えられるが、本実施形態の処
理手順によって画像を処理することで、より正確なシャ
ドーポイントSDを使用して画像補正処理を行うことに
なり、好適な処理結果を得ることができる。
について、図8を参照して説明する。なお、以下は説明
の煩雑を避けるため、上記各実施形態と重複する部分の
説明は省略し、各処理の処理手順についての概略を述べ
るものとする。
徴量算出部、およびS72の自然画判定部は、非自然画
について画像補正処理を行わない場合には省略すること
が出来る。
ライバ側で、自然画データと、CG画像などの非自然画
データを予め分別出来る場合などである。
態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させる
ように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステ
ムに実施形態機能を実現するためのプログラムコード自
体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給す
るための手段、例えばかかるプログラムコードを格納し
た記憶媒体は本発明を構成する。
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いる
ことができる。
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフトなど
と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にも
かかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる
ことは言うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後その
プログラムコードの指示の基づいてその機能拡張ボード
や機能格納ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって前述した実施
形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは
言うまでもない。
も構わない。
低減処理が効果的に行え、かつ色ノイズ低減処理と画像
補正処理が効率的に行うことができる。
低減と、画像スケーリング処理を効率的に行うことがで
きる。
ある。
のシステム構成を説明するブロック図である。
ローチャートである。図中の「○」は処理対象となる注
目画素に対する重みを示している。
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
グラムの一例である。
Claims (14)
- 【請求項1】 入力画像の特徴量を算出する算出工程
と、 入力画像データに対して色ノイズ低減処理を行う色ノイ
ズ低減処理工程と、 前記色ノイズ低減処理が行われた入力画像に対して、前
記算出された特徴量に基づき補正処理を行う画像補正工
程とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項2】 前記入力画像データは、明るさを示す成
分と、色みを示す成分を含み、 前記色ノイズ低減処理工程は、前記色みを示す成分に対
して平滑化処理を行うことを特徴とする請求項1記載の
画像処理方法。 - 【請求項3】 さらに、前記画像補正された入力画像に
対して拡大処理を行う拡大処理工程を有することを特徴
とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項4】 さらに、画像サイズをスケーリングする
スケーリング工程を有し、 スケーリング率に応じて、前記スケーリング工程と前記
色ノイズ低減処理工程の順番を制御することを特徴とす
る請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項5】 さらに、画像サイズを縮小する縮小工程
を有し、 前記縮小工程で用いる縮小方法に応じて、前記縮小工程
と前記色ノイズ低減処理工程の順番を制御することを特
徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項6】 前記画像補正工程は、前記入力画像の明
るさを補正することを特徴とする請求項1記載の画像処
理方法。 - 【請求項7】 前記画像補正工程は、前記入力画像の彩
度を補正することを特徴とする請求項1記載の画像処理
方法。 - 【請求項8】 前記画像補正工程は、明るさを示す成分
および前記色みを示す成分に対して補正を行うことを特
徴とする請求項2記載の画像処理方法。 - 【請求項9】 前記算出工程は、前記色ノイズ低減処理
された入力画像に基づき前記特徴量を算出することを特
徴とする請求項1記載の画像処理方法。 - 【請求項10】 前記色ノイズ低減処理はユーザのマニ
ュアル指示に基づき行われることを特徴とする請求項1
記載の画像処理方法。 - 【請求項11】 入力ディジタル画像データに対して色
ノイズ低減処理を行う色ノイズ低減処理工程と、 画像のサイズをスケーリングするスケーリング工程とを
有し、 前記スケーリング率または前記スケーリング方法に応じ
て前記色ノイズ低減処理工程と前記スケーリング工程の
順番を制御することを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項12】 入力画像の特徴量を算出する算出手段
と、 入力画像データに対して色ノイズ低減処理を行う色ノイ
ズ低減処理手段と、 前記色ノイズ低減処理が行われた入力画像に対して、前
記算出された特徴量に基づき補正処理を行う画像補正手
段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項13】 さらに、前記補正処理された画像デー
タに基づき画像を形成する画像形成手段を有することを
特徴とする請求項12記載の画像処理装置。 - 【請求項14】 コンピュータで読みとり可能なプログ
ラムが記録されている記録媒体であって、 入力画像の特徴量を算出する算出工程と、 入力画像データに対して色ノイズ低減処理を行う色ノイ
ズ低減処理工程と、 前記色ノイズ低減処理が行われた入力画像に対して、前
記算出された特徴量に基づき補正処理を行う画像補正工
程とを有する画像処理方法を実現するためのプログラム
が記録されていることを特徴とする記録媒体。
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