JPH0546267Y2 - - Google Patents

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JPH0546267Y2
JPH0546267Y2 JP582488U JP582488U JPH0546267Y2 JP H0546267 Y2 JPH0546267 Y2 JP H0546267Y2 JP 582488 U JP582488 U JP 582488U JP 582488 U JP582488 U JP 582488U JP H0546267 Y2 JPH0546267 Y2 JP H0546267Y2
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JP
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inner tank
filter
air
temperature
heater
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JP582488U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、フオトマスクまたはウエハ製造プ
ロセスなどで使用されるクリーンオーブンに関す
る。
従来の技術 この種のクリーンオーブンとして、送風機、フ
イルタおよびヒータを備え、フイルタを通してヒ
ータで加熱した空気を送風機により内槽に循環さ
せるようにしたものが知られている。
フイルタを使用するのは空気の清浄度を高める
ためであり、とくに高い清浄度が要求されるクリ
ーンオーブンでは、HEPAフイルタ(米国ケン
ブリツジ社の商品名)などの高性能エアフイルタ
が使用される。
考案が解決しようとする課題 現在市販されている高性能エアフイルタは最高
使用温度が制限されており、クリーンオーブンの
最高使用温度はこのフイルタの最高使用温度によ
つて制約されている。たとえば、市販されている
HEPAフイルタの最高使用温度は350℃程度であ
り、したがつて、クリーンオーブンの最高使用温
度も350℃程度に制約されており、これより高い
温度たとえば500〜600℃でクリーンオーブンを使
用することが不可能であつた。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、フイ
ルタの最高使用温度より高い温度で使用できるク
リーンオーブンを提供することにある。
課題を解決するための手段 この考案によるクリーンオーブンは、 送風機、フイルタおよびヒータを備え、フイル
タを通してヒータで加熱した空気を送風機により
内槽に循環させるクリーンオーブンにおいて、 内槽とフイルタの間に、内槽から出た空気を冷
却してフイルタに通すための冷却器が設けられて
いることを特徴とするものである。
作 用 内槽から出た空気は、冷却器により冷却された
のち、フイルタに通され、ヒータにより加熱され
て再び内槽に供給される。このため、フイルタを
通る空気の温度は内槽内の温度より低下してお
り、したがつて、内槽内の温度をフイルタの最高
使用温度より高くしても、フイルタを通る空気の
温度をその最高使用温度より低く抑えることがで
きる。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の1実施例を
説明する。なお、以下の説明において、図面の左
側を前、右側を後とする。
図面は、クリーンオーブンの垂直断面を概略的
に示し、クリーンオーブン内には、前面が開口し
た内槽10が上部前側に設けられ、この内槽10
の下、後および上を取囲むように空気通路11が
設けられている。
内槽10の後壁12には、多数の空気流通穴1
3が形成され、内槽10の前面および後面を除く
面は上壁14、下壁15および側壁16により密
閉されている。内槽10の後壁12の後、上壁1
4の上および下壁15の下に、空気通路11を形
成する隔壁17,18,19が形成されている。
内槽10の下壁15は後部隔壁17まで達してお
り、これにより、隔壁17,18,19に囲まれ
た空間が2つの部分に分割されている。上部隔壁
18とクリーンオーブンの前外壁20との間に
は、所定間隔の隙間すなわち空気流通部分21が
形成されており、内槽10の後壁12および上壁
14と後部隔壁17および上部隔壁18との間の
空間が空気導入空間22となつている。内槽10
の下壁15と下部隔壁19との間は空気導出空間
23となつており、この空間23の前面は開口し
ている。また、下部隔壁19には、空気流通穴2
4が形成されている。
空気通路11の導出空間23の下方に、電動モ
ータなどで駆動される送風機25が設けられてい
る。空気通路11の後側には、下部に冷却器26
が、その上にHEPAフイルタ27が、上部にヒ
ータ28が設けられている。
クリーンオーブンの前面には、内槽10および
導出空間23の前面開口を密閉するためのドア2
9が設けられている。ドア29の後面には、これ
が閉じたときに内槽10と導出空間23を連通す
る連通凹所30が形成され、これ以外の部分には
断熱材31が設けられている。そして、凹所30
を塞ぐドア29の後板32に、多数の空気流通穴
33が形成されている。
上記のクリーンオーブンを使用する場合、内槽
10内に被処理物を入れて、ドア29を閉じ、送
風機25、冷却器26およびヒータ28を駆動す
る。そして、次に説明するように、送風機25に
より、冷却器26およびフイルタ27を通されて
ヒータ28で加熱された空気が内槽10に循環さ
せられる。
まず、内槽10内の空気は、その前面開口から
ドア29の後板32の上部の流通穴33を通つて
凹所30内に入り、この空気は、後板32の下部
の流通穴33を通つて導出空間23内にその前面
開口から入り、下部隔壁19の流通穴24から送
風機25を通つて冷却器26に送られる。冷却器
26に送られた空気は、これにより冷却されたの
ち、フイルタ27を通されて、ヒータ28に送ら
れる。ヒータ28に送られた空気は、これにより
加熱されて、導入空間22内に流通部分21から
入り、後壁12の流通穴13から内槽10内に供
給される。そして、このような移動を繰返すこと
により、内槽10に循環させられる。
このように、内槽10から出た空気は、冷却器
26により冷却されたのち、フイルタ27に通さ
れ、ヒータ28により加熱されて再び内槽10に
供給される。このため、フイルタ27を通る空気
の温度は内槽10内の温度より低下しており、し
たがつて、内槽10内の温度をフイルタ27の最
高使用温度より高くしても、フイルタ27を通る
空気の温度をその最高使用温度より低く抑えるこ
とができる。なお、各部の温度を測定した実験結
果の数例を挙げれば、内槽10内が500℃、冷却
器26を通過した直後が70℃、フイルタ27を通
過した直後が180℃であつた。また、内槽10内
が400℃、冷却器26の直後が65℃、フイルタ2
7の直後が135℃であつた。さらに、内槽10内
が300℃、冷却器26の直後が60℃、フイルタ2
7の直後が100℃であつた。
処理が終了したならば、ヒータ28の駆動のみ
を停止させ、送風機25および冷却器26を駆動
したままにして、内槽10に空気を循環させる。
これにより、空気は、冷却器26により冷却され
ながら循環させられるため、内槽10内の温度降
下が速く、処理の終わつた被処理物を早く取出す
ことができる。これに対し、従来のクリーンオー
ブンでは、処理が終了したのちにヒータの駆動を
停止しても、加熱されたままの空気が循環させら
れるだけであるから、内槽内の温度降下が遅く、
被処理物を早く取出すことができない。実験によ
れば、ヒータの駆動を停止したのちに内槽内の温
度を500℃から100℃まで降下させるのに要した時
間は、上記実施例の場合は約70分、従来例の場合
は約9時間であつた。
考案の効果 この考案のクリーンオーブンによれば、内槽か
ら出た空気が冷却器により冷却されてフイルタに
通されるので、内槽内の温度をフイルタの最高使
用温度より高くしても、フイルタを通る空気の温
度をその最高使用温度より低く抑えることがで
き、したがつて、フイルタの最高使用温度より高
い温度で使用することができる。また、処理が終
了したのちに、ヒータの駆動を停止した状態で空
気を冷却器で冷却しながら循環させることによ
り、内槽内の温度を速く降下させることができ、
被処理物を早く取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の1実施例を示すクリーンオ
ーブンの概略垂直断面図である。 10……内槽、11……空気通路、25……送
風機、26……冷却器、27……フイルタ、28
……ヒータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 送風機、フイルタおよびヒータを備え、フイル
    タを通してヒータで加熱した空気を送風機により
    内槽に循環させるクリーンオーブンにおいて、 内槽とフイルタの間に、内槽から出た空気を冷
    却してフイルタに通すための冷却器が設けられて
    いることを特徴とするクリーンオーブン。
JP582488U 1988-01-19 1988-01-19 Expired - Lifetime JPH0546267Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP582488U JPH0546267Y2 (ja) 1988-01-19 1988-01-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP582488U JPH0546267Y2 (ja) 1988-01-19 1988-01-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01110427U JPH01110427U (ja) 1989-07-26
JPH0546267Y2 true JPH0546267Y2 (ja) 1993-12-03

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ID=31209532

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JPH01110427U (ja) 1989-07-26

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