JPH0546263A - 直流安定化電源回路 - Google Patents

直流安定化電源回路

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JPH0546263A
JPH0546263A JP3208032A JP20803291A JPH0546263A JP H0546263 A JPH0546263 A JP H0546263A JP 3208032 A JP3208032 A JP 3208032A JP 20803291 A JP20803291 A JP 20803291A JP H0546263 A JPH0546263 A JP H0546263A
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JP
Japan
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voltage
load
circuit
power supply
output
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JP3208032A
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English (en)
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Akira Konno
明 今野
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は直流電圧を安定化するための直流安
定化電源回路に関し、出力電圧の雑音特性を良好にし、
高域での出力インピーダンスを低くし、また保護回路を
確実に動作するよう改良した直流安定化電源回路を提供
することを目的とする。 【構成】 負荷に対して直列に接続されたトランジスタ
に、負荷に供給する電圧の変動成分を帰還して安定化を
行なうようにした直流安定化電源回路において、前記変
動成分を増幅する差動増幅器と、前記変動成分を得るた
めの一定の基準電圧を得るためのツェナーダイオード
と、に供給する直流電圧を前記負荷に供給する電源より
の電圧とは別の安定化した電源より得た電圧によって駆
動させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流電圧を高安定化する
ための直流安定化電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器においては高忠実度が要
求され、そのため、各回路に供給する直流電圧に対して
も低雑音および負荷の変動に対しても一定電圧を供給す
ることが要求される。
【0003】このようなオーディオ回路に直流電圧を供
給する電源回路としては、従来は図2に示す回路が使用
されていた。図2(A)において、1および2は平滑用
のコンデンサであり、3および10はトランジスタ、4
は差動増幅器、5,6および7は抵抗、8はツェナーダ
イオードである。
【0004】入力端子よりの直流電圧は、トランジスタ
3で安定化されて出力端子より負荷に一定電圧を供給す
る。負荷に供給する出力電圧の変動は、抵抗5および6
で分圧され、差動増幅器4に入力される。また、差動増
幅器4には、抵抗7およびツェナーダイオード8によっ
て一定の基準電圧が作成されて入力される。差動増幅器
4では前記2入力の差の成分を増幅し、トランジスタ3
のベースに帰還して、出力電圧の安定化を行なう。
【0005】この電源回路では、差動増幅器の電源を非
安定な入力である直流電圧より得ているため、差動増幅
器の出力には入力直流電圧に重畳している交流のリップ
ル電圧成分が生じ、直流出力電圧にもリップル成分が残
留する。また、基準電圧を得るための電源も非安定な入
力直流電圧より得ているため、リップル電圧の変動でツ
ェナーダイオードの電圧が変化し、一定の基準電圧が得
られなくなり、結果として直流出力電圧にリップル成分
が現われ、十分なリップル低減効果が得られなかった。
【0006】これらの欠点を除去するため、図2(B)
で示す回路が使用されている。図2(B)では、差動増
幅器4および基準電圧を得るための供給電源を、トラン
ジスタ3で安定化された直流出力電圧より供給するよう
にしている。
【0007】また、トランジスタ10およびツェナーダ
イオード12は、定電流回路11より駆動され、差動増
幅器4の出力をレベルシフトさせて差動増幅器4の出力
の不十分を補っている。すなわち、トランジスタ3のベ
ースに印加する電圧は出力+VBE(約0.6 V程度)必要
であるが、差動増幅器4は出力直流電圧で駆動されてい
るため、電源電圧より2V程度下がった出力しか出ず、
このため、トランジスタ3を駆動するに十分な電圧が得
られず、レベルシフトによって直流電圧補償を行ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の直流安定化電源回路は、差動増幅器の駆動電圧を直流
出力電圧より供給しているため、レベルシフト回路を必
要とした。
【0009】このため、レベルシフト回路には常に電流
を供給せねばならず、また、ツェナーダイオードで発生
する雑音のために、直流出力電圧の雑音特性が悪化す
る。さらに、レベルシフト回路のトランジスタの高周波
帯での利得低下により、電源回路の出力インピーダンス
が高域で増加し、負荷が高周波数で変動した時の出力電
圧変動が増大する。
【0010】また、電源回路は、例えば、出力端子が接
地してショートサーキットされた場合には、ヒューズな
どの保護回路を確実に動作させる必要がある。しかし、
差動増幅回路は直流出力電圧によって駆動されているた
め、出力端子がショートサーキットになると差動増幅器
の駆動電圧は0となり、定電流回路よりの電流のみでト
ランジスタ3の出力電流が決定されるために、ヒューズ
の切断など保護回路を動作させるに十分な電流が入力端
子より流入されなくなり、電源回路を損傷させることが
あった。
【0011】本発明は、直流出力電圧の雑音特性を良好
にし、高域での出力インピーダンスも低くし、また、保
護回路も確実に動作するよう改良したオーディオ機器に
最適な高性能な直流安定化電源回路を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の直流安定化電源
回路は前記した目的を達成せんとするもので、その手段
は、負荷に対して直列又は並列又は直列及び並列に接続
されたトランジスタに、負荷に供給する電圧の変動成分
を帰還して安定化を行なうようにした直流安定化電源回
路において、前記変動成分を増幅する差動増幅器と、前
記変動成分を得るための一定の基準電圧を得るためのツ
ェナーダイオードとに供給する直流電圧を前記負荷に供
給する電源よりの電圧とは別の安定化した電源より得た
電圧によって駆動させるようにしたものである。
【0013】
【作用】前記した如く構成した本発明の直流安定化電源
回路は、差動増幅器およびツェナーダイオードには、負
荷に供給する電源よりの電圧とは別の安定化電源より得
た電圧で駆動する。
【0014】また、別の安定化電源より供給する電圧
は、負荷電圧を安定化させるための負荷に対して直流に
接続されたトランジスタをレベルシフトすることなく十
分に駆動し得るよう負荷電圧よりも高い電圧を供給す
る。
【0015】以上のように、差動増幅器および基準電圧
を得るためのツェナーダイオードを別の安定化電源によ
り駆動させるようにしたので、レベルシフト回路や定電
流回路を省くことができ、直流安定化電源回路を簡易化
することができる。
【0016】また、レベルシフト回路を必要としないた
め、出力電圧の雑音特性も良好になり、かつ、出力イン
ピーダンスも高域まで小さくすることができ、負荷変動
による出力電圧の安定化が高域まで得ることができる。
【0017】さらに、出力端子がショートサーキットさ
れた場合、差動増幅器は別電源で駆動されるため、入力
端子から大電流が流れ、保護回路を確実に動作させるこ
とができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1において、コンデンサ1および2、トランジス
タ3、差動増幅器4、抵抗5,6および7、ツェナーダ
イオード8は図2で説明したとおりである。
【0019】9は3端子レギュレータIC等の安定化電
源であり、入力端子に供給される電圧を、差動増幅器4
よりの出力される最大電圧+トランジスタ3のベース飽
和電圧以上の電圧で安定化して出力する。差動増幅器4
および基準電圧を得るためのツェナーダイオード8は安
定化電源9よりの出力電圧によって駆動される。
【0020】入力端子より供給される電圧が、安定化さ
れて出力端子に出力される動作は、従来例の図2で説明
したと同様である。実施例においては、差動増幅器4
は、安定化電源9よりの出力電圧によって駆動されるた
めに、その出力はトランジスタ3を駆動するに十分な電
圧と電流が得られ、図2(B)で説明したレベルシフト
回路は必要としない。
【0021】以上、説明したような動作を行うことか
ら、本発明の回路と従来例の図2(B)との実際のアン
プ回路を動作させた時の出力電圧に含まれる信号リップ
ル成分及びノイズレベルとを対比すると、図3に示す如
く本発明の回路の特性であるAの方が、図2(B)の特
性であるBよりもリップル成分及びノイズレベルは格段
と改良されている。
【0022】また、図4に示す如く本発明の回路による
出力インピーダンス特性Cは、一般的な3端子レギュレ
ータICの出力インピーダンス特性Aと、図2(B)の
回路における出力インピーダンス特性Bと比べても格段
に低い数値を高い周波数まで示しており高性能な出力イ
ンピーダンス特性を示している。
【0023】なお実施例ではトランジスタ3をNPN型
とし、+の直流電圧を安定化する場合について説明した
が、トランジスタ3をPNP型にすれば、−の直流電圧
を安定化することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば差
動増幅器および基準電圧が負荷変動とは関係なく動作す
るため、出力電圧が負荷変動に影響されずに安定な一定
電圧を出力することができ、また回路を簡易化すること
ができ、また、レベルシフト回路を必要としないため、
出力電圧の雑音特性を良好にするとともに、高域での出
力インピーダンスを小さくすることができ、急激に負荷
が変動した場合でも安定な一定電圧を出力することがで
き、さらに、出力端子がショートした時でも差動増幅器
の動作や基準電圧を正規に得ることができるため、入力
に大電流が流れて保護回路を確実に動作させることがで
きる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】(A),(B)は従来例の構成図である。
【図3】信号リップル成分及びノイズレベルの特性図で
ある。
【図4】出力インピーダンス特性図である。
【符号の説明】
1,2 コンデンサ 3,10 トランジスタ 4 差動増幅器 5,6,7 抵抗 8,12 ツェナーダイオード 9 安定化電源 11 定電流回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に対して直列又は並列又は直列及び
    並列に接続されたトランジスタに、負荷に供給する電圧
    の変動成分を帰還して安定化を行なうようにした直流安
    定化電源回路において、 前記変動成分を増幅する差動増幅器と、前記変動成分を
    得るための一定の基準電圧を得るためのツェナーダイオ
    ードとに供給する直流電圧を前記負荷に供給する電源よ
    りの電圧とは別の安定化した電源より得た電圧によって
    駆動させるようにしたことを特徴とする直流安定化電源
    回路。
JP3208032A 1991-08-20 1991-08-20 直流安定化電源回路 Withdrawn JPH0546263A (ja)

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Effective date: 19981112