JPH0546262B2 - - Google Patents

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JPH0546262B2
JPH0546262B2 JP8346390A JP8346390A JPH0546262B2 JP H0546262 B2 JPH0546262 B2 JP H0546262B2 JP 8346390 A JP8346390 A JP 8346390A JP 8346390 A JP8346390 A JP 8346390A JP H0546262 B2 JPH0546262 B2 JP H0546262B2
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JP
Japan
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truck
gear
liquid spraying
wheels
vehicle
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Hiroshi Kojima
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビニールハウス等の農業用ハウス内で
植物に消毒液や液体肥料或は水等を自動的に散布
する自動液体散布装置に関するものであり、特に
それらを軽量化、小型化に関するものである。
(従来の技術) 本願発明者は先に農業用ハウス内で使用する自
動液体散布装置を開発した。これは既に実用新案
登録第1799310号として実用新案登録されている。
この自動液体散布装置は第14図、第15図の
ように、隣合う畝Cの間の通路Aを液体散布車D
が自動的に往復走行して液体散布を行ない、その
通路Aでの液体散布が終了すると同散布車Dがそ
の通路Aの長手方向一端に待機している台車Eに
乗り上げ、同散布車Dが乗り上げると台車Eが通
路Aの配列方向に設置されているレールFの上を
走行して、隣の通路Aの位置で停止すると、液体
散布車Dが台車Eから降りてその通路Aを前進し
て液体散布し、これを次々と自動的に繰返して各
畝Cに栽培されている植物に液体が散布されるよ
うにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の自動液体散布装置は以下の
ような問題があつた。
第15図、第16図のように液体散布車Dと
台車Eの夫々にバツテリHが備えられているの
で各車輛D,Eが大型化し、重量も重くなる。
特に台車Eが大型化するその走行に要する占有
面積が大きくなり、その分だけ畝Cの長さが短
くなつて植物等の作付面積が減少し、収穫も減
少する。
従来は台車Eの走行路BにレールFを敷設し
てその上を台車Eが走行するようにしてあるた
め、そのレール分だけコストが高くなる。
(発明の目的) 本発明の目的は、台車を小型化及び軽量化し、
コストの低い自動液体散布装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、前記諸問題に鑑み鋭意研究を重ね
た結果、液体散布車が走行している間は台車が停
止しており、台車が走行している間は同散布車が
停止していることに着目して本件発明を開発し
た。
本発明のうち請求項第1の自動液体散布装置は
第1図のように、適宜間隔毎に設けられた通路A
を往復走行する液体散布車1が台車2に乗り上げ
ると、同台車2が通路Aの長手方向一端に同通路
Aの配列方向に設けられた走行路Bを走行して前
記通路A間を移動し、台車2が所定位置に停止す
ると液体散布車1が同台車2から降りて通路Aを
走行するようにした自動液体散布装置において、
前記液体散布車1と台車2との両方にそれらを駆
動する駆動体3,4が備えられ、液体散布車1に
はバツテリ5が取付けられ、液体散布車1と台車
2とに、液体散布車1が台車2に乗り上げると自
動的に接触して両車輛1,2の電気回路を接続す
るコネクタ6a,6bが設けられてなることを特
徴とするものである。
本発明のうち請求項第2の自動液体散布装置は
第3図のように、前記電気回路の少なくとも一方
に両回路の電気的接続を遅らせる遅延回路7が設
けられてなることを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第3の自動液体散布装置は
第1図のように、前記台車2の車輪8a,8bが
タイヤであることを特徴とするものである。
本発明のうち請求項第4の自動液体散布装置は
第2図のように、前記液体散布車1又は台車2の
前進時には前記車輪のうち前方の車輪(以下前輪
と記す)8aが駆動輪となり、後退時には後方の
車輪(以下後輪と記す)8bが駆動輪となり、且
つ夫々の駆動輪の回転速度が所定速度より遅くな
ると他の車輪が駆動輪として作動する駆動装置9
が、台車2に設けられてなることを特徴とするも
のである。
(作用) 本発明のうち請求項第1の自動液体散布装置で
は第1図、第2図のように液体散布車1に駆動体
3とバツテリ5とが設けられているので、同散布
車1は自走式として通路Aを往復走行する。
一方、台車2は液体散布車1が乗り上げると両
車輛1,2のコネクタ6a,6b同士が自動的に
接触して両車輛1,2の電気回路が接続され、同
散布車1のバツテリ5により台車2のモータ等の
駆動体4が駆動され、それにより駆動装置9が駆
動されて前記走行路Bを走行する。
本発明のうち請求項第2の自動液体散布装置で
は第3図のように、前記電気回路に遅延回路7が
設けられているので、液体散布車1が台車2に乗
り上げて両車輛1,2のコネクタ6a,6bが自
動的に接触し、両車輛1,2の電気回路が接続さ
れてもすぐには電流が流れず、遅延回路7に設定
されている遅延時間経てから電流が流れる。この
ため、両コネクタ6a,6bの接触途中で電流が
流れてスパークが生じることがない。
本発明のうち請求項第3の自動液体散布装置で
は第1図のように台車2の車輪8a,8bがタイ
ヤであるので従来のようにレールを敷設する必要
がない。
本発明のうち請求項第4の自動液体散布装置で
は第2図のように台車2に設けられた駆動装置9
により同台車2の前進時にはその前輪8aが駆動
輪となり、後退時には後輪8bが駆動輪となり、
且つ夫々の駆動輪の回転速度が所定速度より遅く
なると他の車輪が駆動として作動するようにして
あるので、例えば走行路Bがぬかつていて駆動輪
がスリツプすると、他の車輪が駆動して台車2の
移動が助けられ、ぬかるみでも台車2が走行する
ことができる。
(実施例) 第1図〜第13図は本発明の自動液体散布装置
の一実施例である。
これらの図に示すAは農業用ハウス内の隣り合
う畝C間に設けられた通路である。
Bは前記通路Aの長手方向一端の外側に同通路
Aの配列方向に沿つて設けられた走行路である。
1は通路Aを往復走行しながら液体を散布する
液体散布車である。この液体散布車1は第15図
に示すものと同様に、前進用スイツチがONする
と通路Aを前進し、同通路の終端まで前進すると
後退用スイツチがONされて同通路Aを後退し、
同通路の一端からその外側に待機している台車2
に乗り上げて停止するものである。
2は走行路Bを往復走行する台車である。これ
は第15図に示すものと同様に、通路Aの長手方
向一端で待機していて液体散布車1が乗り上げる
と、第1図に示す溝状の走行路Bを隣の通路Aの
位置まで走行し、そこで自動的に停止するように
したものである。
3は液体散布車1を往復走行させる正転・逆転
可能な駆動体、例えばモータである。
4は台車2を往復走行させる正転・逆転可能な
駆動体、例えばモータである。
5は鉛蓄電池等のバツテリである。
6aは液体散布車1の後面に取付けられた一方
のコネクタである。このコネクタ6aは第2図、
第3図のように二つの棒状の電極20a,20b
からなり、これらの電極20a,20bは第3図
に明示するように筒状の支持体21内に差込ま
れ、スプリング22により常に先方に押圧されて
いる。このうち一方の電極20aはスプリング2
2を介して前記バツテリ5の一方の電極に接続さ
れ、他方の電極20bはスプリング22を介して
遅延回路7に接続され、同遅延回路7はバツテリ
5の他方の電極に接続されている。
ちなみに、前記遅延回路7は接続された電気回
路が電気的に閉じてもすぐには電流が流れず、同
回路7内に設定された遅延時間経てから電気回路
に電流が流れるように制御するものである。
6bは他方のコネクタであり、台車2の後部枠
23の下方のうち、同台車2の案内路24に乗り
上げた液体散布車1のコネクタ6aに対向する位
置に取付けられている。このコネクタ6bは二枚
の板状の電極25a,25bからなり、夫々の電
極25a,25bは前記駆動体4に接続されてい
る。
これにより液体散布車1が台車2に乗り上げる
と両コネクタ6a,6bの電極20aと25a、
20bと25bとが夫々自動的に接続され、両車
輛1,2の電気回路が接続される。このとき、両
回路が接続されて台車2側の電気回路が閉回路と
なるが、前記遅延回路7によつてすぐには電流が
流れず、やや時間を経てから電流が通じる。
なお、前記コネクタ6a,6bの構造は前記以
外であつてもよいが、液体散布車1は台車2上で
前後左右に位置ずれして停車するため、その位置
ずれを十分に吸収できる構造にする必要がある。
また、前記遅延回路7は台車2の電気回路に設け
てもよい。
8a,8bは台車2の車輪であり、本発明では
タイヤが使用されている。この実施例では第1
図、第4図のように走行路Bに沿つて移送溝10
が設けられており、この溝10内に台車2の車輪
8a,8bを嵌込んでガイドされるようにしてあ
る。この移送溝10は第1図、第4図のように台
車2の車輪8a,8b間の幅より広い一本の溝と
してもよく、第5図のように夫々の側の車輪がは
まるように両車輪の幅より広い間隔の二本の溝を
設けてもよい。
9は第2図のように台車2に取付けられた駆動
装置である。この駆動装置9は台車2の前進時に
はその前輪8aが駆動輪となり、後退時には後輪
8bが駆動輪となり、且つ夫々の駆動輪の回転速
度が所定速度より遅くなると他の車輪が駆動輪と
して作動するものである。
前記駆動装置9は図示されていない台車フレー
ムに回転自在に取付けられている駆動軸40に、
第6図のように各種ギヤを取付けてなる。第6図
の駆動装置9は駆動軸40のうち長手方向中央に
第6図、第7図のように駆動ギヤ41が回転自在
に取付けられ、同ギヤ41の右側に前進用偏心カ
ム42が固定され、その右側に前進小径ギヤ43
が回転自在に取付けられ、更にその右側に前進大
径ギヤ44が固定されている。
また駆動軸40のうち駆動ギヤ41の左側にも
同様に、後退用偏心カム45が固定され、その左
側に後退小径ギヤ46が回転自在に取付けられ、
その左側に後退大径ギヤ47が固定されている。
前記駆動ギヤ41は第9図のように左右に係止
突子50a,50bが溶接されている。この二つ
の係止突子50a,50bは同じ形状であり、
夫々の側面51a,51bが係止部52a,52
bから周方向に次第に螺旋状のテーパに形成され
ており、しかも、この係止突子50a,50bは
相互に180度位置をずらして駆動ギヤ41の左右
に溶接されている。また、この係止突子50a,
50bは、駆動軸40に回転自在に被せてある円
筒状軸受53の外側に回転自在なるよう被せてあ
り、これにより前記駆動ギヤ41も回転自在とし
てある。
第6図の前進用偏心カム42と後退用偏心カム
45は同じ構造のものであり、第8図、第10図
のように、中心から偏心した位置に軸穴55が貫
通され、その横にピン穴56が形成され、そのピ
ン穴56にコイルスプリング57を被せたピン6
0が挿入されている。
前進小径ギヤ43と後退小径ギヤ46も同じ構
造のものであり、これらは第8図のように共に側
面に取付け筒体43a,46aが取付けられ、そ
れに係止片43b,46bが突設されている。ま
た、両ギヤ43,46は共に一方には空転するが
他方には空転しないラチエツト構造としてあり、
しかも両ギヤ43,46は空転方向が相互に逆に
なるように、即ち、前進小径ギヤ43は第6図の
矢印a方向に、後退小径ギヤ46は同図の矢印b
方向に夫々空転するように駆動軸40に取付けら
れている。
前進大径ギヤ44と後退大径ギヤ47も同じ構
造のものであり、第8図のように共に側面に取付
け筒体44a,47aが取付けられている。また
両ギヤ44,47も共に一方には空転するが他方
には空転しないラチエツト構造としてあり、しか
も両ギヤ44,47は空転方向が相互に逆になる
ように、即ち、前進大径ギヤ44は第6図の矢印
c方向に、後退大径ギヤ47は同図の矢印d方向
に夫々空転するように駆動軸40へ取付けられて
いる。
第11図〜第13図の70は前軸、71は後軸
であり、これらは前記台車フレームに回転自在な
るよう取付けられ、前軸70の両端には前輪8a
が、後軸71の両端には後輪8bが取付けられて
いる。
そして、第11図に明示されているように前軸
70には前小ギヤ75と前大ギヤ76とが取付け
られ、後軸71には後小ギヤ77と後大ギヤ78
とが取付けられている。これらのギヤの大きさ
は、前小ギヤ75は前進大径ギヤ44より外径が
小さく、前大ギヤ76は後退小径ギヤ46より外
径が大きく、後大ギヤ78は前進小径ギヤ43よ
り外径が大きく、後小ギヤ77は後退大径ギヤ4
7より外径が小さくしてある。
これらのギヤ75,76,77,78はいずれ
も一方には空転するが他方には空転しないラチエ
ツト構造としてあり、そのうち前小ギヤ75と前
大ギヤ76は空転方向が相互に逆になるように、
即ち、前小ギヤ75は第11図の矢印e方向に、
前大ギヤ76は同図の矢印f方向に夫々空転する
ように前軸70へ取付けられている。また、後大
ギヤ78と後小ギヤ77も空転方向が相互に逆に
なるように、即ち、後大ギヤ78は第11図の矢
印g方向に、後小ギヤ77は同図の矢印h方向に
夫々空転するように取付けられている。そして前
小ギヤ75と前進大径ギヤ44、前大ギヤ76と
後退小径ギヤ46、後大ギヤ78と前進小径ギヤ
43、後小ギヤ77と後退大径ギヤ47が夫々チ
エン81,82,83,84により連結されてい
る。
第11図〜第13図では台車2における前輪8
aと後輪8bの駆動状態を示す。このうち、第1
1図では後退用偏心カム45のピン60が駆動ギ
ヤ41の左側の係止突子50bの係止部52bに
突出し、駆動ギヤ41の右側の係止突子50aの
係止部52aが後退用偏心カム45のピン60か
ら外れて同ピン60が同係止突子50aの側面5
1aにより押されて前進小径ギヤ43側(右側)
に突出している。第12図では駆動ギヤ41の左
右の係止突子50a,50bにより前進用偏心カ
ム42、後退用偏心カム45のピン60が夫々の
カム42,45内に押し込まれる途中の状態であ
る。第13図では第11図とは逆に前進用偏心カ
ム42のピン60が駆動ギヤ41の右側の係止突
子50aの係止部52aに突出し、後退用偏心カ
ム45のピン60が左側の同係止突子50bの側
面51bに押されて後退小径ギヤ46側(左側)
に突出している。
第11図の状態において駆動体4が同図の矢印
i方向に回転(正転)すると、同駆動体4にチエ
ン80で連結された駆動ギヤ41が同方向に回転
され、駆動ギヤ41の左側の係止突子50bの係
止部52bにピン60が係止されている後退用偏
心カム45が同方向に回転される。この回転と共
に駆動軸40及びそれに固定されている前進用偏
心カム42が同方向に回転され、前記係止片43
bが同前進用偏心カム42のピン60に係止され
ている前進小径ギヤ43が同方向に回転され、同
時に前進大径ギヤ44も同方向に回転される。こ
れにより前進大径ギヤ44にチエン81で連結さ
れている前小ギヤ75及び前軸70が同方向に回
転し、前軸70に取付けられている前輪8aが回
転して台車2が矢印方向に前進する。
このとき、前進大径ギヤ44の外径が前小ギヤ
75よりも大きく、前進小径ギヤ43の外径が後
大ギヤ78より小さいので、前進小径ギヤ43に
よつて回転される後大ギヤ78の回転速度は前小
ギヤ75の回転速度よりも遅い。これに対して前
小ギヤ75及び前輪8aと共に回転する後輪8b
及びその後軸71の回転速度は後大ギヤ78の回
転速度よりも速い。従つて、後軸71は後大ギヤ
78に対して相対的に第11図の矢印gと逆方向
に回転しているので、ラチエツト構造により同図
の矢印g方向に空転するようにしてある後大ギヤ
78は後軸71に対して空転して駆動力が伝達さ
れない。
この状態で前輪8aがスリツプするなどして台
車2の走行速度が遅くなり、後輪8b及び後輪7
1の回転速度が後大ギヤ78の回転速度よりも遅
くなると、後大ギヤ78に負荷がかかり、同ギヤ
78が空転できなくなるので、それまで空転して
いた後大ギヤ78が前進小径ギヤ43により前進
方向に回転される。このため後軸71が同方向に
回転される共に後輪8bも同方向に回転されて後
輪8bが前進駆動輪となり、台車2が後輪8bに
より前方に押される。
前輪8aのスリツプが停止して台車2の走行速
度が正常に戻ると、前輪8aの回転速度が速くな
るので台車2が元の走行速度で前進し、後大ギヤ
78にかかる負荷が解除され、同ギヤ78が再び
空転して前輪8aの駆動だけで前進する。
従つて、例えば、台車2の前進時に前輪8aが
走行路Bのぬかるみなどに入つてスリツプして前
進できなくなつても、後輪8bが前進方向へ回転
して(前進用駆動輪となつて)台車2を前進させ
るので、同台車2はぬかるみから押し出されて前
進することがきる。
第11図において駆動体4が矢印i方向と逆方
向(第12図、第13図のj方向)回転すると、
駆動ギヤ41が第12図のように同方向に回転す
る。この場合、第13図のように駆動ギヤ41の
右側の係止突子50aによる前進用偏心カム42
のピン60の押圧が解除されるので、ピン60が
同カム42内に引つ込み、逆に駆動ギヤ41の左
側の係止突子50bにより後退用偏心カム45の
ピン60が同係止突子50bの側面51bにより
左側に押し出されるので、同ピン60が後退小径
ギヤ46の係止片46bに係止する。
このため、駆動ギヤ41が第13図のj方向に
回転すると、前進用偏心カム42を介して駆動軸
40が同方向に回転され、同駆動軸40と共に回
転される後退用偏心カム45により後退小径ギヤ
46が同方向に回転され、更には駆動軸40に固
定されている後退大径ギヤ47も同方向に回転さ
れ、同ギヤ47にチエン84で連結されている後
小ギヤ77ご同方向に回転する。これにより後軸
71が同方向に回転し、それに取付けられている
後輪8bが同方向に回転して台車2が後退する。
この場合、前進の場合と同様に、後小ギヤ77
の外径が後退大径ギヤ47の外径よりも小さいの
で、後小ギヤ77、後軸71、後輪8bの回転速
度が後退大径ギヤ47の回転速度よりも速くな
る。この場合、前輪8aの回転速度は後輪8bの
回転速度と同じになるが、前大ギヤ76の回転速
度が前軸70の回転速度よりも遅いので、前軸7
0は前大ギヤ76に対して相対的に第13図の矢
印fと逆方向に回転され、従つて前大ギヤ76は
前軸70に対して空転する。
この状態で後輪8bがスリツプするなどして台
車2の走行速度が遅くなると、前輪8a及び前軸
70の回転速度が前大ギヤ76の回転速度よりも
遅くなり、同ギヤ76に負荷がかかり、同ギヤ7
6が空転できなくなるので、それまで空転してい
た前大ギヤ76が後退小径ギヤ46により後退方
向に回転される。これにより前軸70と共に前輪
8aが後退方向に回転されて前輪8aが後退用駆
動輪となり、台車2が前輪8aにより後方に押さ
れる。
後輪8bのスリツプが解除されて台車2の後退
速度が正常に戻ると、前大ギヤ76にかかる負荷
が解除されるので、同ギヤ76は再び空転し、台
車2は後輪8bの駆動だけで後退する。
この実施例では台車2にのみ駆動装置9が取付
けられているが、本発明ではこの駆動装置を液体
散布車1に取付けてもよく、そのようにすれば同
散布車1が通路Aを走行する際にも同様の効果が
得られる。
(発明の効果) 本発明の自動液体散布装置は以下のような効果
がある。
台車2がコネクタ6a,6bを介して接続さ
れている液体散布車1のバツテリ5によつて走
行可能となるので、従来のように台車にバツテ
リを取付ける必要がない。従つて、従来に比し
て台車が軽量化され、且つ小型化されてその走
行に要する専有面積が小さくなるので、その分
だけ台車2を農業用ハウスの周壁に寄せて配置
することができ、そのようにすれば畝の長さが
長くなつて、植物の作付面積が増加し、収穫も
増大する。
液体散布車1又は台車2のいずれかの電気回
路に設けられた遅延回路7により、両車輛1,
2のコネクタ6a,6bが接触してもすぐには
電流が流れないので、両コネクタ6a,6bの
接触途中にスパークが生じる危険がない。また
同遅延回路7により両コネクタ6a,6bの接
触からやや時間を経て電流が流れるため、液体
散布車1が台車2に乗り上げる途中で台車2が
突然動き始めるといつた危険もない。
台車2の車輪8a,8bにタイヤが使用され
ているので、従来のように走行路にレールを敷
設する必要がなく、その分だけコストを低減す
ることができる。また、従来の鉄製の車輪に比
べて台車2を軽量化することができ、台車2の
運動性能が向上する。
台車2のタイヤを走行路Bに設けられた移送
溝10内にはめて同台車2を走行させれば、走
行が安定し、走行路Bから外れて暴走すること
もない。
駆動装置9により台車2の前進時に前輪8a
がスリツプすると後輪8bが前進用駆動輪とな
り、後退時に後輪8bがスリツプすると前輪8
aが後退用駆動輪となるようにしてあるので、
台車2の走行路Bにぬかるみなどがあつても台
車2は前進時も、後退時もスムースに走行し、
途中で停止するようなことがなく、自動液体散
布装置の完全自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動液体散布装置の一実施例
を示す斜視図、第2図は同装置の平面図、第3図
は同装置に設けられたコネクタの詳細説明図、第
4図、第5図は同装置の台車の走行路に設けられ
た移送溝の断面図、第6図は同装置の駆動装置の
説明図、第7図は同駆動装置から左半分のギヤを
取外した状態の説明図、第8図は同駆動装置の偏
心カムと駆動ギヤの分解説明図、第9図は駆動軸
への駆動ギヤの取付け説明図、第10図は駆動軸
への偏心カムの取付け説明図、第11図〜第13
図は台車の前進後退の説明図、第14図は自動液
体散布装置の全体構造の平面図、第15図は従来
の自動液体散布装置の斜視図、第16図は同装置
の平面図である。 1は液体散布車、2は台車、3,4は駆動体、
5はバツテリ、6a,6bはコネクタ、7は遅延
回路、8a,8bは車輪、9は駆動装置、Aは通
路、Bは走行路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 適宜間隔毎に設けられた通路Aを往復走行す
    る液体散布車1が台車2に乗り上げると、同台車
    2が通路Aの長手方向一端に同通路Aの配列方向
    に設けられた走行路Bを走行して前記通路A間を
    移動し、台車2が所定位置に停止すると液体散布
    車1が同台車2から降りて通路Aを走行するよう
    にした自動液体散布装置において、前記液体散布
    車1と台車2との両方にそれらを駆動する駆動体
    3,4が備えられ、液体散布車1にはバツテリ5
    が取付けられ、液体散布車1と台車2とに、液体
    散布車1が台車2に乗り上げると自動的に接触し
    て両車輌1,2の電気回路を接続するコネクタ6
    a,6bが設けられてなることを特徴とする自動
    液体散布装置。 2 前記電気回路の少なくとも一方に両回路の電
    気的接続を遅らせる遅延回路7が設けられてなる
    ことを特徴とする請求項第1の自動液体散布装
    置。 3 前記台車2の車輪8a,8bがタイヤである
    ことを特徴とする請求項第1又は第2の自動液体
    散布装置。 4 前記液体散布車1又は台車2の前進時には前
    記車輪のうち前方の車輪8aが駆動輪となり、後
    退時には車輪8bが駆動輪となり、且つ夫々の駆
    動輪の回転速度が所定速度より遅くなると他の車
    輪が駆動輪として作動する駆動装置9が、台車2
    に設けられてなることを特徴とする請求項第1又
    は第2又は第3の自動液体散布装置。
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