JPH0546194U - 取付台を有する送受波器 - Google Patents

取付台を有する送受波器

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JPH0546194U
JPH0546194U JP9521291U JP9521291U JPH0546194U JP H0546194 U JPH0546194 U JP H0546194U JP 9521291 U JP9521291 U JP 9521291U JP 9521291 U JP9521291 U JP 9521291U JP H0546194 U JPH0546194 U JP H0546194U
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JP
Japan
Prior art keywords
mounting base
flange
cylindrical piezoelectric
wave
rubber
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Pending
Application number
JP9521291U
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English (en)
Inventor
稔 佐藤
仁 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付台を有する送受波器における位相干渉を
なくし、送波感度および受波感度を向上させたものであ
る。 【構成】 円筒形圧電子1と、この円筒形圧電子1にゴ
ムリング5を介在させて固定し、円筒形圧電子1の内部
に音が入射しないように遮音するマス3および4と、前
記円筒形圧電子1およびマス3,4を収納し、内部に絶
縁油8を満たしたゴムブーツ9と、フランジ2Aを有す
る取付台2と、このフランジ2Aの前面に設けたゴムス
ペーサ10とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は送波感度および受波感度の高い、取付台を有する送受波器に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の取付台を有する送受波器を示す断面構成図である。同図において 、1は円筒形圧電子、2は本送受波器を艦体などに取り付けるためのフランジ2 Aを有する取付台、3は前記円筒形圧電子1を取付台2に固定するためのマス、 4は前記円筒形圧電子1の内部に音が入射しないように遮音するためのマス、5 は前記円筒形圧電子1がマス3およびマス4に直に接触しないようにするための ゴムリング、6は前記円筒形圧電子1の内部の絶縁油を抜くための貫通穴、7は マス4を取付台2に固定するための支柱、8は円筒形圧電子1の内と外を満たす 絶縁油、9はゴムブーツである。
【0003】 この構成による送受波器は取付台2のフランジ2Aを図示せぬボルトおよびナ ットにより艦体などに取り付けるために、この取付台2の外径を送受波器の外径 よりも大きく構成するものである。このため、送受波器に直接入ってくる音ある いは出ていく音とフランジ2Aから反射してくる音の合成音場が発生する。
【0004】 そして、この送受波器の周波数特性を測定すると図5に示すことができ、11 .1KHz 、17.6KHz 、24.1KHz 、31.3KHz 、37.8KHz の周波数 で位相干渉が起きている。
【0005】 なお、このフランジ2Aを完全剛体、つまり、反射率が「1」であると仮定し 、円筒形圧電子の音響中心からフランジ2Aまでの距離をLとし、水中の音速を Cとすると、位相干渉はC/4Lの奇数倍ごとに起こる。そこで、例えば、L= 112mm、取付台の音速C=5,950m/sec 、密度d=7,860kg/m3 とす ると、反射合成波周波数特性は図6に示すことができ、その位相干渉は実測値に ほぼ近い10.5KHz 、16.9KHz 、および23.5KHz で発生することを計 算上求めることができる。なお、直接波と取付台からの反射波の音圧の比を反射 合成波と呼ぶ。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の装置ではこの位相干渉によって送受波器の送波感度 と受波感度の低下を引き起こし、実用上充分な性能を保証することができないと いう問題点があった。
【0007】 本考案は以上述べたように、取付台のフランジからの反射波によるC/4Lの 奇数倍ごとに位相干渉が発生するという問題点を除去するため、フランジから反 射してくる音を少なくして、送波感度と受波感度の高い優れた装置を提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る取付台を有する送受波器は取付台のフランジの前面にコムスペー サを設けたものである。
【0009】
【作用】
本考案は取付台のフランジからの反射波による位相干渉を少なくすることがで きる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係る取付台を有する送受波器の一実施例を示す断面構成図であ る。同図において、10は取付け台2のフランジ2Aの前面に設けたゴムスペー サである。
【0011】 この構成による送受波器の周波数特性を測定すると図2に示すことができる。 この図2に示す通り、ゴムスペーサ10からの反射波が少なくなり、位相干渉が 生じなくなる。特に、周波数が11.1KHz 、17.6KHz 、24.1KHz 、3 1.3KHz 、37.8KHz での位相干渉が生じにくくなっている。このうち、1 1KHz 、17KHz の帯域を使う送受波器では送波感度および受波感度を向上する ことができる。
【0012】 なお、例えば、L=112mm、取付け台の音速C=5,950m/sec 、密度d =7,860kg/m3 とし、ゴムスペーサーの複素音響インピーダンスを計算に考 慮したときの反射合成波周波数特性を図3に示すことができ、11.5KHz 、1 6.9KHz 、23.5KHz の位相干渉は起こりにくくなる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案に係る取付台を有する送受波器によれば、 取付台のフランジの前面にゴムスペーサを取り付けたので、フランジからの反射 波による位相干渉が少なくなり、送波感度および受波感度が向上する効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る取付台を有する送受波器の一実施
例を示す断面構成図である。
【図2】図1の周波数特性を示す図である。
【図3】図1の反射合成波周波数特性を示す図である。
【図4】従来の取付け台を有する送受波器を示す断面構
成図である。
【図5】図4の周波数特性を示す図である。
【図6】図4の反射合成波周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
10 ゴムスペーサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形圧電子と、この円筒形圧電子をゴ
    ムリングを介在させて固定するマスと、前記円筒形圧電
    子およびマスを収納し、内部に絶縁油を満たしたゴムブ
    ーツと、フランジを有する取付台とからなる送受波器に
    おいて、 前記取付台のフランジの前面にゴムスペーサを設けてな
    る取付台を有する送受波器。
JP9521291U 1991-11-20 1991-11-20 取付台を有する送受波器 Pending JPH0546194U (ja)

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JPH0546194U true JPH0546194U (ja) 1993-06-18

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